JP3143480B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3143480B2
JP3143480B2 JP03002252A JP225291A JP3143480B2 JP 3143480 B2 JP3143480 B2 JP 3143480B2 JP 03002252 A JP03002252 A JP 03002252A JP 225291 A JP225291 A JP 225291A JP 3143480 B2 JP3143480 B2 JP 3143480B2
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康博 山田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、ワードプロセッサ、プリンタなど、画像情報をデジ
タル的に処理する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置では、黒文字部の記録
再現性を向上するための方法として、文字原稿専用の動
作モードを設けて対応している。
【0003】この動作モードでは、エッジ強調量を大
きくする。黒信号のレベルを大きくする。といった処
理を適宜選択もしくは組み合わせて画像情報を変換処理
する事で、黒文字部の記録濃度や鮮鋭さを補正してい
る。即ち、では、エッジ強調量を大きくする事によ
り、文字部のエッジ部分での解像度を改善して黒文字部
をより鮮明に再現しようとするものである。また、で
は、記録濃度(黒成分)を濃く再現する事により、文字
部と周辺部とのコントラスト差を大きくする事で黒文字
部をより鮮明に再現しようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では動作モード自体を切り換えて処理を施すた
め入力する画像情報が黒文字部と階調画像部とが混在し
ているような画像であった場合に、次のような弊害が発
生する。では、階調画像部でのエッジ強調量が過剰に
大きくなるために、画像全体がガサついた感じに再現さ
れると言う問題があり、特に、階調画像部が網点画像で
ある場合には、モアレを発生して著しい画質劣化を生じ
るという問題がある。では、記録濃度(黒成分)を濃
く再現する様にしているため、階調画像部中に含まれる
黒成分も強調されて高濃度で再現されてしまうために、
画像全体が濁った感じに再現されると言う問題があり、
特に、階調画像部が網点画像である場合には、高濃度部
で画像つぶれが発生して著しい画質劣化を生じるという
問題がある。
【0005】また、画像が階調画像であるか文字画像で
あるかを識別し、各々に対して異なる処理を行う技術が
知られているが、空間周波数特性の制御という点ではい
まだ改善の余地があった。
【0006】本発明は、かかる従来技術に鑑みてなされ
たものであり、高画質の画像を再生することができる画
像処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、画像に応じた画像情報を入力する入力手段
と、前記入力された画像情報に基づいて前記画像の黒文
字部を検出し、該黒文字部を示す信号を出力する第1の
検出手段と、前記入力された画像情報に基づいて前記画
像の黒文字部に隣接する部分を検出し、該黒文字部に隣
接する部分を示す信号を出力する第2の検出手段と、前
記画像情報に対して空間周波数特性を変換する変換手段
とを有し、前記変換手段は、前記黒文字を示す信号と、
前記黒文字部に隣接する部分を示す信号に従って、空間
周波数を変換することを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下の本発明の実施例によれば、画像情報を
入力する手段と、該手段より入力された画像情報中の黒
文字部を検出して第1の黒文字検出信号を出力する手段
と、黒文字部に隣接する部分を検出して第2の黒文字検
出信号を出力する手段と、前記画像情報に対して鮮鋭度
を変換する鮮鋭度変換手段を有した画像記録装置におい
て、鮮鋭度変換手段を、入力した画像情報をエリア遅延
する手段と、所定エリアのエッジ量を算出する手段と、
入力した画像情報を前記エッジ量で補正する手段と、入
力画像情報から得られる黒文字検出信号に基づいて前記
エッジ量のレベルを制御する手段とで構成した事によ
り、入力する画像情報が黒文字部と階調画像部とが混在
しているような画像であった場合にも、画質劣化がな
く、しかも文字が鮮明な再生画像を記録できる様にした
ものである。
【0009】図1は、本発明の構成を示すものである。
図1において、1は、原稿を読み取り、R,G,Bのカ
ラー信号に分解するインライン方式の画像読み取りセン
サーでCCDにより構成される。
【0010】2は、アナログ増幅器、3は、アナログ信
号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ、4は、
読み取り系の特性、例えば原稿照明用ランプやセンサー
の特性を補正するためのシェーディング補正回路、5
は、センサー1のR,G,Bの配列による影響を補正す
るための色ズレ補正回路、6は、原稿の中より、黒レベ
ルの文字を抽出し、黒文字情報を画像信号に付加するた
めの黒文字検出部、7は、画像データを水増し・間引き
することにより原稿を拡大・縮小するための変倍部、8
は、画像データをモニタのためのディスプレイや、FA
X送信のための送信部、蓄積のための記憶部などの他の
外部機器に送ったり、外部機器より画像データを受ける
ための、多値データインターフェイス(I/F)部、9
は、画像信号の内に含まれている画像処理(制御)信号
を画像信号から分離するための制御信号生成部、10
は、画像信号をR,G,BからC,M,Yに変換するた
めの対数変換部、11は、C,M,Y信号の中で、最も
小さいレベルを抽出するための最小値抽出部、12は、
読み取り系の色分解特性と、インクの発色特性を考慮
し、画像信号を補正するためのマスキング処理部、13
は、画像信号の変化点を強調したり、なめらかにするエ
ッジ強調・スムージング部、14は、画像信号をヘッド
のインク吐出量の特性に合わせて補正する、ヘッドシェ
ーディング補正部、15は、画像信号を、使用者の希望
する濃さに合わせる為のγ変換部、16は、多値の画像
信号を、2値の画像信号に変換するための2値化部、1
7は、2値の画像データーを黒文字の情報に基づいて変
換する黒文字処理部、18は、印字ヘッドの幅に合わせ
て、2値の画像データーを必要なだけ遅延する為のヘッ
ド間調整処理部、19は、2値の画像データーをヘッド
駆動信号に変換する回路、20は、バブルジェット方式
を用いた、カラー記録ヘッドである。
【0011】この記録ヘッドは、熱エネルギーによって
インクに膜沸騰などの状態変化を生起させて、気泡(バ
ブル)を発生させ、このバブルを使用してインクを吐出
口(ノズル)から被記録材に向けて吐出して文字、画像
等の記録を行うバブルジェット式の記録ヘッドである。
この記録ヘッドは各ノズル内に設けられた発熱抵抗体
(ヒータ)のサイズが従来のインクジェット記録に使わ
れている圧電素子と比べて格段に小さく、ノズルの高密
度のマルチ化が可能であって、高品位の記録画像が得ら
れ、高速、低騒音等の特色を有する。
【0012】前記構成において、原稿をセンサー1でス
キャンすることにより、原稿情報をR,G,Bの画像信
号に変換する。R,G,Bに変換された画像信号は、増
幅器2により目的のレベルに増幅され、A/D変換器3
によりアナログ信号からデジタル信号(本発明において
は、8bitの多値データー)に変換される。デジタル
信号に変換された画像信号は、シェーディング補正4を
行い、読み取りや変換などの特性に関係する補正を実施
し、最も薄い画像の時0FFH、最も濃い画像の時0O
Hになる。シェーディング補正をうけた画像信号は、色
ズレ補正5を行い、センサー1のRGBRGB…RGB
の並びによる物理的なズレによって発生する色ズレがな
くなるように、例えば同色系の隣の信号間において補正
を行う。
【0013】色ズレ補正をうけた画像信号は、黒文字検
出6を行い、画像の中より黒レベルの文字の部分を抽出
し、画像信号に黒文字の情報を付加する。
【0014】図2(A)に示す黒文字(数字)1をセン
サー1で読みとった例(センサー1は、2点又線の位置
にあったとする)を示す。
【0015】図2(B)は、(A)の黒文字を拡大した
ものである。図2(C)は、原稿の黒文字信号が、黒文
字検出部6の入力における画像データを示す。画像デー
タの中にXの記号があるが、X記号は他の処理(黒文字
検出部6以降)で生じるデータ書き込みのためのスペー
スとして確保されていることを示す。図2(D)は、後
述の黒文字検出部6で得られる信号KB*、KW*につ
いて示したものである。KB*は、黒文字と判断された
画素(R,G,Bの組)でアクティブ(KB*は負論理
である為、Low)となる。KW*は、黒文字と判断さ
れた周囲の画素(R,G,Bの組)でアクティブ(KW
*は、負論理である為、Low)となる。図2(E)
は、黒文字検出部6の出力における画像データーを示
す。画像データーのX信号の位置にKB*、KW*が入
り、以後R,G,B,Xのセットで1画素に関するデー
タとなる。
【0016】黒文字検出を受けた画像は、変倍7を行
い、画像が目的の大きさになるように、画像データを画
素ごとに水増し・間引きを実施する。このとき黒文字信
号KB*、KW*もR,G,Bデータと同様に変倍され
る。また、センサー1から変倍7までの処理を実行され
た画像信号は、多値I/F8を用いて、他の外部機器に
送ることも可能である。
【0017】さらに、外部機器でセンサー1から変倍部
7までの処理が実行された画像信号や、多値I/F8よ
り出力した信号に、必要な処理を加え、得られた画像信
号を多値I/F8より入力することも可能である。
【0018】変倍を受けた画像信号、または、多値I/
F8より入力された画像信号は、制御記号生成9におい
て、画像信号がXのタイミングでX内の必要なビットを
図3に示す様にD−FF(フリップフロップ)30で記
憶し、パク化された画像信号より、X(制御信号のPO
HTO*、MASK*、KW*、KB*)信号を分離す
るとともに、必要な時間ディレーをして出力する。例え
ば、エッジ強調・スムージングのいずれを行うかを示す
信号であるPHOTO*信号は、画像信号よりX信号が
分離されてから、画像信号がエッジ強調・スムージング
部13までの間に遅れる時間(画素数)と同じだけ、P
HOTO*のディレー回路30で前もって遅らせること
により、エッジ強調・スムージング部13の位置で画像
信号と、それに対するPHOTO*を一致させる。図3
(b)は、制御信号生成部9におけるX信号の内容を示
す。KB*/KW*は、前記のとおりである。ここで、
PHOTO*は、画像信号をエッジ強調するか、或いは
スムージングをするかを決める信号であり、MASK*
は、画像を印字するか、または印字しない(マスクす
る)かを決める信号となっている。
【0019】制御信号を分離された画像信号は、LOG
変換部10により、C,M,Yの信号に変換される。L
OG変換された画像信号は、最小値抽出部11において
C,M,Yの画素信号の中から最も小さい値min
(C,M,Y)が選択され、選択された最小値min
(C,M,Y)を下色信号としてXの信号のタイミング
の位置に入れ、C,M,Y,最小値min(C,M,
Y)の画素構成に変更し、次段の処理に送られる。
【0020】最小値信号がついた画像信号は、マスキン
グ部12において、マスキング処理が加えられ、C,
M,Y,K(黒レベル信号で、Xの位置に入る)の4色
の画像信号に変換される。マスキング処理をされた信号
は、エッジ強調・スムージング部13において画像信号
の変化点を強調したり、なめらかにする処理が施され
る。
【0021】エッジ強調・スムージング処理された信号
は、ヘッドシェーディング補正4において記録ヘッドの
吐出ノズルごとの記録特性に合わせて補正し、ヘッドの
吐出特性が異なっていても、同じ画像データなら、同じ
印字濃度になるように、画像データを補正する。
【0022】ヘッドシェーディング補正処理のされた信
号は、γ変換部15において、使用者が前もって設定し
ておいた濃さの濃度や、C,M,Y,Kのカラーバラン
スになるようにγ変換をする。
【0023】γ変換された信号は、2値化部16によ
り、8bitの多値画像信号から、1bitの2値画像
信号に変換される。
【0024】2値化された画像信号は、黒文字処理部1
7において、前記黒文字検出部6で得たKB*,KW*
信号をもとに、変換する処理を受ける。例えば、KB*
がアクティブ(0の時)だったら、C,M,Yの信号の
0,Kを1に変換し、黒インクだけで印字したり、KB
*がアクティブで且つ、C,M,Yのいずれかの信号が
1であった場合は、C,M,Yの信号の0,Kを1に変
換し、黒インクだけで印字するように画像信号を変換す
る。また、KW*がアクティブ(0)のときはC,M,
Y,Kの信号を0に変換し、黒文字の周辺を白抜きする
ことによって黒文字のメリハリをつけることもできる。
【0025】黒文字処理のされた画像信号は、ヘッド間
調整処理部18において、ヘッド20のヘッド間の長さ
に対応する時間がディレーされる。
【0026】ヘッド間調整処理をされた信号は、ヘッド
駆動部19においてヘッド20をドライブするのに必要
な信号に変換され、ヘッド20を駆動し、インクを吐
出、画像を形成する。
【0027】次に黒文字検出部6の詳細について以下に
述べる。
【0028】<黒文字検出部>黒文字検出部6は図12
に示すごとく黒信号生成部61、該信号の2値化部6
2、2値化データより文字の1部である事を示す信号K
Bとそれに隣接する画素を意味するKW両1bit判定
信号を生成する文字判定部63から構成される。
【0029】図13(a)に黒信号生成部31を示す。
図中最大値検出部61及び最小値検出部62はそれぞれ
8bitで表わされるRGB信号を画素毎にそのレベル
を比較し、レベルの最も大きい値と最も小さい値をそれ
ぞれmax(RGB)min(RGB)として得る。加
算器63は同信号の差max(RGB)−min(RG
B)を演算し、その結果を乗算器66で所定定数α倍し
て加算器64でmax(RBG)に加算する。加算結果
は制限器(リミッタ)65にて8bit幅を越えた場合
255に制限して黒信号dを得る。
【0030】図13(b)に本処理の説明図を示す。本
実施例では各色信号R,G,Bとも値が大きい程、白
色、つまりR=G=B=0の時、黒色であるとする。従
って図13(b)でAの部分は色味を有する細線Bの部
分は黒い線を示している。
【0031】d=max(RGB)+α〔max(RG
B)−min(RGB)〕…(max(RGB)はグ
レイ成分信号、max(RGB)−min(RGB)は
色味を示す信号、αは色抑圧定数)本処理の物理的意味
はmax(RGB)−min(RGB)を色味ととらえ
かつmax(RGB)をグレイ成分(明るさ)とするな
らばmax(RGB)−min(RGB)が大の時つま
り色味を有する点ではこの値を定数α倍してmax(R
GB)に加える事でより明るい(白い)方向に変換出来
る。従って定数αの値が大である程色味を持つ点をより
白い点とする為に色味を抑圧する程度を表わす値とし
て、αを色抑圧定数と呼ぶ。即ち、不図示のCPUによ
り乗算器66にセットされるαの値を変化させることに
よりdが示す黒成分検出の度合いを変化させることがで
きる。図13(b)ではα=1として表わしたがmax
(RGB)が大きくかつmax(RGB)−min(R
GB)が大きい場合は図13(a)の制限器65により
完全な白い点を表わす最大値255となる。従って生成
される信号dの変化はほぼ黒成分の変化を意味すると考
えられる。
【0032】さて黒信号dは図3に示す2値化部32に
入力される。
【0033】<2値化部>図15において黒信号dはそ
れぞれ1ライン分づつデータをメモリ71を用いて遅延
保持され順次ライン遅延された5画素分のデータが加算
器72で加算される。さらに該加算値をF/F73で1
画素に遅延保持した5個の加算値をさらに加算器75で
加算する。同加算器出力は入力データより2ラインとし
て画素遅延したつまりメモリ71−2出力をF/F73
−5、73−6で遅延したF/F73−6出力位置を注
目画素位置とするならば、その周辺25画素分の積算値
であり従って除乗器76で1/25倍すれば注目画素近
傍の黒信号の平均値mが得られる。
【0034】比較器79において注目画素位置のデータ
dを上記平均値mをしきい値として比較してより精細な
2値信号Bが得られる。
【0035】即ち d<mの時B=1(黒) d≧mの時B=0(白) とする。
【0036】さらに加算器77で平均値mとdとの差を
求め絶対値回路78が絶対値に変換した後比較器74で
定数δと比較して2値信号Cが得られる。
【0037】即ち |d−m|>δの時C=1 |d−m|≦δの時C=0 とする。
【0038】両信号の物理的意味は前者Bが黒信号を高
精細に2値化した信号であり、後者Cが注目画素でのレ
ベル変化量を2値化した信号である。つまりB=1でか
つC=1は注目画素での濃度変化が定数δより大きく、
かつ黒方向に変化していると判断出来る。つまりこの点
が文字細線の一部である確率が高いと言える。
【0039】しかしながら注目画素が網点で表現された
中間調画像部分である可能性もあるので、この網点を除
去する為に同2bit信号を黒文字識別部33に入力し
文字部の識別を行う。
【0040】<黒文字識別部>図16に黒文字識別部を
示す。まず入力される2値信号Bはラインメモリ80−
1、80−2、80−3、80−4を用いて順次1ライ
ンづつ遅延保持すると共にフリップフロップ81−0〜
81−9で1画素毎に遅延保持する。従って今、注目す
る画素位置をF/F81−4出力位置とするならば注目
画素い隣接する8画素の2値データBはF/F81−
2、81−4、81−6の入力位置及びF/F81−
2、81−6、81−3、81−5、81−7出力端子
に位置し、注目画素を含む9個の隣接画素データは共に
ゲート回路83−2に入力される。
【0041】同様に考えればゲート回路83−1には前
記注目画素より1ライン後の画素データつまりF/F8
1−2出力位置に隣接する9点、ゲート回路83−4へ
は注目画素より1ライン前のつまりF/F81−6出力
位置に隣接する9点のデータが入力される。同ゲート回
路83内部では(後に詳説するが)それぞれ中央の点が
隣接する8点の2値レベル(0又は1)から反転してい
るか否かつまり中央の点が周辺から孤立して“0”又は
“1”のレベルを有しているか否かによって画素毎に0
〜4の値Sを割り付ける。該値Sはその値が大きい程網
点画素の可能性が大きく逆に0ならば文字等の1部であ
る可能性が高いと言える。なぜならば文字、線は1次元
的に連続したドットの集合であるからである。しかしな
がら文字か否かは必ずしも1点では判断出来ない為に上
記各画素毎に割り付けられた孤立性を示す値Sを2次元
的に積算して判定する。即ち、孤立性の度合いを示す多
値データを判定に用いるものである。まず加算器85−
1でライン方向の3画素分を加算し、その結果をF/F
84−1〜84−6で6画素分遅延保持して加算器85
−2で加算すれば入力画像データBに対して2ラインと
4画素遅れた画素を注目画素位置とするなら注目画素を
中心とする3×7画素分のデータSの加算値Pfが求ま
る。該特徴量Pfは二次元的空間周波数を意味する。つ
まりPf値が大である程注目画素近傍は2値データBの
値が“0”←→“1”の反転が多く、即ち、空間周波数
が高く、従って二次元的にドットが孤立した点が多い事
を意味する。
【0042】Pf>KかつC=1かつB=1の時E=1 その他の時 E=0
【0043】従って該Pf値を所定定数K(4〜5程
度)と比較器86で比較し、かつ、注目画素位置つまり
メモリ80−5、80−6で2ラインとF/F82−1
〜82−4でさらに4画素遅延させた2値信号C及び同
位置の2値信号Bとのアンドをとった87出力値E=1
は、黒文字の一部の点である。
【0044】同信号Eと注目画素位置より1ラインとF
/F89−1〜2で2画素遅延させた信号Bを黒文字信
号発生部88に入力し最終出力である黒文字信号KBと
KWを生成する。
【0045】さて、前述のゲート回路83の内部につい
て詳説しておく。図17はゲート回路83を示す図であ
り、中央の画素iに隣接するa,b,c,d,e,f,
g,hは前述したF/F81の各入出力信号Bである。
EX−ORゲート831−1、831−2はa,i,i
方向に注目画素iが反転しているか否かを検出する。つ
まり両EX−ORゲート出力が共に“1”であればアン
ドゲート832−1出力が1となり注目画素iはaih
方向に孤立している。同様にEX−ORゲート831−
3、831−4、ANDゲート832−2はcif方
向、EX−ORゲート831−5、831−6、AND
ゲート832−3はbig方向、EX−ORゲート83
1−7、831−8、ANDゲート832−4はdie
方向の孤立性を検出する。ここでANDゲート833−
1、833−2、ORゲート834は注目画素iがbi
g方向か又はdie方向に連続して同レベル“0”又は
“1”の場合を検出し、該当する場合はORゲート83
4出力が“0”となる。該信号はANDゲート835−
1〜835−4で先述のアンドゲート832−1〜83
2−4出力とアンドし、その出力結果を加算器836で
加算すれば0〜4の値を示すSが求まる。
【0046】アンドゲート833とORゲート834に
よる条件の物理的意味はその連続性が紙面(原稿又は記
録紙面)上で直交する線分である為文字の一部である可
能性が高い。従ってこの場合は一意的にS=0として結
果として特徴量Pfを下げる。尚、Pf値として積算す
る領域は望ましくは7×7程度に方形で本実施例より広
い方が高精細に文字を識別出来る。但し、そのブロック
サイズブロック形状は上述の例に限らず、検出精度等に
応じて適宜設定することができる。
【0047】次に黒文字信号発生部88の内部を図18
を用いて詳説する。同処理部分は黒文字の一部を示すK
B=1(1bit)信号と該信号に隣接しB=0である
黒文字に隣接する画素位置信号KW=1(1bit)信
号を生成する事を目的とする。前述の1bit信号Eと
Bを入力し、E信号をライン遅延しF/F880−1〜
880−5で1画素毎にさらに遅延する事で注目画素位
置をF/F880−3出力位置とすればORゲート88
1は注目画素に隣接する8画素のうちいずれかがE=1
の時その出力に“1”を得る。従って、B信号をF/F
880−7で遅延し注目画素位置に合わせた後反転して
ANDゲート882に入力すればKW信号が得られる。
【0048】<黒信号生成部の別の実施例(1)>図1
4(a)に黒信号生成の別の実施例を示す。前実施例中
色味抑圧定数はグレイ成分max(RGB)にかかわら
ず一定値αであるが一般にグレイ成分が大、つまり明る
い程、色味を持つ事が多い為に色味抑圧の程度を明るい
程大きくする。そうする事でよりコントラストの高い黒
信号dを生成できる。
【0049】
【外1】
【0050】加算器63で得られるmax(RGB)−
min(RGB)の値に乗算器661で最大値検出部6
1出力max(RGB)を乗算しその結果を除算器66
2で定数βで割るβの値は例えば128程度が良好であ
る。さらにその結果を加算器64でmax(RGB)に
加えて制限器65で255にクランプする。
【0051】<黒信号生成部の別の実施例(2)>前実
施例は色味をmax(RGB)とmin(RGB)の差
で定義し、その抑圧を加算演算で実施したが色味をma
x(RGB)とmin(RGB)の比で定義し抑圧をm
ax(RGB)への乗算演算で定義しても良い。つまり
【0052】
【外2】 ここで定数γは63程度が良好である。上式によればグ
レイ成分が大程、つまり明るい程色味の抑圧が効果的で
あり又定数γによりその抑圧の程度がある領域つまりm
ax(RGB)、min(RGB)が共に小さい場合緩
和される為、黒成分から多少の色味をおびている場合で
あってもdの値が大きくならずにコントラストの高い黒
信号dを生成出来る。図14(b)の実施例においてま
ず最小値検出部62出力に加算器663で定数γを加え
除算器664で最大値検出部61出力を割る。その後乗
算器665でmax(RGB)を乗算する。
【0053】以上述べた様にR,G,Bの各データより
色味を抑圧した多値データを生成するアルゴリズムは本
発明に限定される事なく特に1次色RGBに限定される
記録色である例えばYMCなど他の色成分信号を用いて
も同様の効果が得られる事は述べるまでもない。
【0054】次に、本発明の実施例における特徴的な部
分の1つの処理について、図面を用いて詳細に説明す
る。
【0055】本実施例において、エッジ強調・スムージ
ングブロック13は、図5に示すように注目画素Eおよ
び該注目画素Eに隣接する8画素(A,B,C,D,
F,G,H,I)の画素データからエッジ変化量を演算
し、該変化量に応じた補正値により前記注目画素Eのデ
ータを補正する事で入力画像の鮮鋭度を変換する。
【0056】図4は、エッジ強調・スムージングブロッ
ク13の回路構成を示したブロック図である。
【0057】同図において、マスキングブロック12よ
り出力された画像データを、エリア遅延回路1310に
入力して所定期間のデータ遅延をする。図8は該エリア
遅延回路1310の構成を示した図であり、入力した画
素データは、Dフリップフロップ1317、1318を
用いて不図示の画素同期クロックにより画素遅延し図5
に示した位置G,H,Iに相当する画素データとして出
力する。他方、入力した画素データはライン遅延器13
12にも入力しており、該遅延器出力すなわち1ライン
前に入力した画素データは、Dフリップフロップ131
5、1316を用いて不図示の画素同期クロックにより
画素遅延をして図5に示した位置D,E,Fに相当する
画素データとして出力する。
【0058】同様にしてライン遅延器1311の出力す
なわち2ライン前に入力した画素データは、Dフリップ
フロップ1313、1314を用いて不図示の画素同期
クロックにより画素遅延をして図5に示した位置A,
B,Cに相当する画素データとして出力する。これら9
画素位置のデータは、同一のタイミングで出力され、エ
ッジ量演算回路1320に出力される。
【0059】エッジ量演算回路1320では、予め設定
してあるパラメータ(m,n,s,w)に基づいてエッ
ジ量を演算する。図7は該エッジ量演算回路1320の
構成を示した図であり、注目画素Eのデータは乗算器1
321においてレジスタにセットされた所定の乗算係数
mによって整数倍された後減算器1322の入力Aとな
る。他方、注目画素に隣接する8画素のデータは加算回
路1323において、加算位置選択信号sに基づいて所
定の位置の画素データのみが加算されて、減算器132
2の入力Bとなる。減算器1322は前記2つの入力
A,Bの差(A−B)を演算し出力する。なお、乗算係
数mの設定値は、加算位置選択信号sに基づいて加算処
理される画素数と同一になるように設定してあり、従っ
て注目画素Eおよび加算位置選択信号sに基づいて選択
した画素が全て同一の値である場合に、減算器1322
の出力値が0となる。1/n回路1324は、減算器1
322の出力データをレジスタにセットされた所定の除
算係数nによって1/n倍した後オフセット回路132
5に出力する。オフセット回路1325は、1/n回路
1324の出力データの絶対値がレジスタにセットされ
た所定のオフセットデータw以上の場合には、そのまま
1/n回路1324の出力データをエッジ量演算回路1
320の出力Qとして出力する。他方、オフセットデー
タwよりも小さい場合には0をエッジ量演算回路132
0の出力Qとして出力する。該出力は乗算器1301の
入力Aに接続してある。なお、加算位置選択信号sでの
選択例として、加算対象画素を8画素とした場合におけ
る各画素位置に割り付けられる実際の演算係数値を図6
に示す。
【0060】他方、乗算器1301の入力Bにはセレク
タ1300によって選択した所定乗数値が入力されてお
り、乗算器1301において前記出力Qを所定倍してエ
ッジ量データを生成する。該エッジ量データは加減算器
1302の入力Bに入力する。
【0061】セレクタ1300には、2つの異なる乗数
値(乗数1および乗数2)を入力してあり、乗算器13
01に出力する乗数値を黒文字検出信号に基づいて選択
する。
【0062】加減算器1302では、入力Aに入力して
ある注目画素Eのデータに対して前記乗算器1301よ
り出力されるエッジ量データを加算処理もしくは減算処
理をして鮮鋭度変換を行い変換後の画像データを出力す
る。なお、加減算器1302においては変換切換信号
(PHOTO*)を“1”とした場合に加算処理、
“0”とした場合に減算処理が行われるように構成して
ある。
【0063】ここで、エッジ強調・スムージングブロッ
ク13の基本動作を明確にするために図9の各部の信号
の様子を示す。
【0064】図9(A)は、エッジ強調・スムージング
ブロックに入力した画像データを時系列的に示したもの
であり、(a)部は黒細線部を示し、(b)部は白細線
部を示している。
【0065】図9(B)は、前記エッジ量のデータの変
化の様子を時系列的に示したものである。
【0066】図9(C)は、変換切換信号(PHOTO
*)を“1”とした場合のエッジ強調・スムージングブ
ロックの出力を示したものであり、細線エッジ部で鮮鋭
度が強調(エッジ強調)されている様子を示したもので
ある。
【0067】図9(D)は、変換切換信号(PHOTO
*)を“0”とした場合のエッジ強調・スムージングブ
ロックの出力を示したものであり、細線エッジ部で鮮鋭
度が低減(スムージング)されている様子を示したもの
である。
【0068】次に、図10を用いて黒文字検出信号(K
B*,KW*)によるエッジ強調・スムージングブロッ
クの制御の様子を示す。
【0069】図10(A)は、エッジ強調・スムージン
グブロックに入力した画像データを時系列的に示したも
のであり、(c)部は黒文字検出ブロックにより黒文字
と判定された黒細線部を示し、(d)は黒文字検出ブロ
ックにより黒文字と判定されなかった黒細線部を示して
いる。
【0070】図10(B)は、黒文字検出信号(BK
*,KW*)の変化の様子を時系列的に示したものであ
る。(BK*,KW*は負論理)図10(C)は、2つ
の黒文字検出信号のうちのKB*のみでセレクタ130
0を制御した場合における、エッジ量データの変化の様
子を時系列的に示したものであり、KB*がHighの
場合に乗数1、KB*がLowの場合に乗数2が選択さ
れるようにしたものである(乗数1<乗数2)。従っ
て、エッジ量データは、黒細線部(c)に対応する位置
でプラス(濃度が濃くなる)方向についてのみ変化量が
増加する事になる。
【0071】図10(D)は、変換切換信号(PHOT
O*)を“1”とした場合のエッジ強調・スムージング
ブロックの出力を示したものであり、黒細線部(c)で
特に鮮鋭度が強調(エッジ強調)されている様子を示し
ている。
【0072】図10(E)は、2つの黒文字検出信号K
B*,KW*の両方でセレクタ1300を制御した場合
における、エッジ量データの変化の様子を時系列的に示
したものであり、KB*,KW*の両方が“H”の場合
に乗数1、KB*,KW*の一方でも“L”の場合に乗
数2が選択されるようにしたものである(乗数1<乗数
2)。従って、エッジ量データは、黒細線部(c)に対
応する位置でのみプラス・マイナス両方向に変化量が増
加する事になる。
【0073】図10(F)は、変換切換信号(PHOT
O*)を“1”とした場合のエッジ強調・スムージング
ブロックの出力を示したものであり、黒細線部(c)で
特に鮮鋭度が強調(エッジ強調)されている様子を示し
ている。
【0074】なお、以上の説明から明白なように、エッ
ジ強調・スムージングブロック13の回路を図4のよう
に構成する事により、黒文字検出信号(KB*,KW
*)によってエッジ量データの制御を行う事で、鮮鋭度
変化に伴なう弊害(モアレの発生)、ガサツキ感の増加
など)を低減しつつ、黒文字部を鮮明に再現できる様に
したものである。
【0075】図11は、エッジ強調・スムージングブロ
ック13の別回路構成を示したブロック図である。
【0076】同図に示した構成例が図4に示した構成例
と相違する点は、図4に示した構成例が注目画素に対し
て補正するエッジ量データを求めるのに際して、エッジ
量演算回路1320の出力値に乗数する乗数値を黒文字
検出信号(KB*,KW*)によって切り換える事で、
エッジ量データの大きさを制御しているのに対して、図
11に示した構成例では、予め設定してある2つの異な
る出力を持つエッジ量演算回路1330および1340
の出力値を黒文字検出信号(KB*,KW*)によって
切り換える事で、エッジ量データの大きさを制御してい
る点にある。
【0077】ここで、図11中のエッジ量演算回路13
30および1340は、図7に示した回路構成と同等で
あり、予め設定するパラメータ(m,n,s,w)の相
違によって、同一の入力に対して異なる出力値を得るよ
うにしたものである。これにより、前記構成例と同様に
弊害を低減しつつ黒文字部を鮮明に再現できる様にした
ものである。
【0078】なお、前記各実施例の説明で使用したエッ
ジ量演算回路中のパラメータ(m,n,s,w)の設定
可能範囲を以下に示しておく。(エッジ変化量の演算エ
リアを9画素とした場合) 乗算係数m:0〜8 位置選択信号s:8bit(各bitが画素位置に対
応) 除算係数n:0〜255 オフセットデータw:0〜255
【0079】また、図4、図11に示した構成例では、
エッジ変化量の演算エリアを図5に示した注目画素を中
心とする9画素とした場合に付いて説明を行ったが、エ
ッジ変化量の演算エリアはこれに限定されるものではな
く、注目画素を含む任意の画素数からなるエリアで構成
しても良い。
【0080】次に本発明の実施例において、特に主要素
の1つとなっているγ変換部15の詳細を図19に示
し、以下にその動作を述べる。
【0081】図19において、150は、画像信号に相
当するデーターを入力するための固定値であり、C,
M,Y,Kが独立に設定されている。
【0082】151は、8bitの信号を選択するとき
のセレクタ、152は、γ変換用のテーブルが書き込ま
れているROMである。
【0083】153は、入力信号A,Bを乗算し、出力
する回路であり、出力が8bitを越えたとき(オーバ
ーフロー時)は、出力を0FFHに固定する機能を有す
る乗算器、154は、入力信号AからBを減算し、出力
する減演回路であり、出力がアンダーフロー時(Aより
Bが大の時)は、出力を0Hに固定する機能を有する乗
算器。155は、乗算器152をスルーにするデータ
(データ“1”の固定値)が設定されている。
【0084】156は、乗算器154の係数(即ち1H
〜0FFHであり、C,M,Y,Kについて独立して最
適値をセットする。)が不図示のCPUにより設定され
ているレジスタ、157は、減算器154をスルーにす
るデータ(データ“0”の固定値)が設定されているレ
ジスタ、158は、減算器154の係数(即ち0H〜0
FFHであり、C,M,Y,Kにつて独立して最適値を
セットする。)が設定されているレジスタ、159は、
8bitの信号を選択するセレクタ、160は、8bi
tの信号を選択するセレクタ、170は、γ変換用のテ
ーブルが書き込まれているROMである。
【0085】上記構成において、まず、セレクタ151
により画像信号か、又は、前もって決められている固定
値150のいずれか片方が選択される。画像信号か固定
値の選択は、KB*の信号によって行われる。例えば、
画像が黒文字の時は、KB*=0となり固定値150が
選択され、画像信号が、固定値(例えばC=0H,M=
0H,Y=0H,K=0FFH等)に変更される。画像
が黒文字以外の時は、KB*=1となり画像信号が選択
される。また、操作部よりマニュアルでKB*の信号を
常にKB*=1にする機能を持たせ、セレクタ151を
画像信号のみを選択すべく固定することもできる。
【0086】セレクタ151により選択された画像信号
は、ROM152のアドレスA7〜A0に加わる。同時
に、ROM152のアドレスA11〜A8に、使用者が
選択した濃度、又はカラーバランスに対応する信号、ア
ドレスA13〜A12には、C,M,Y,K信号のどの
色が処理されているかを示すカラー切り換え信号が加わ
り、γ変換が実行される。γ変換用ROM152の内部
には、画像信号、濃度選択信号、カラー切り換え信号を
基に画像信号を変換するためのテーブルがまえもって記
憶されており、ROM152のデーター出力端子D7〜
D0より出力される。
【0087】γ変換された画像信号は、乗算ブロック1
53の入力端子Aに加わる。また、乗算ブロック153
の入力端子Bには、セレクタ159によって選択された
係数が加わり、画像信号と係数が乗算され出力される。
乗算係数は、KB*によって選択される。例えば、画像
が黒文字の時は、KB*=0となり倍率ブロック156
の中に、まえもって記憶されているデーター(2から2
55)が選択され画像信号のデータを大きく(画像を濃
く)するように働く。画像が黒文字以外の時は、KB*
=1となりセレクタ159により倍率ブロック155の
中に、まえもって記憶されているデーター(1)が選択
され画像信号のデーターをそのまま出力するように働
く。また、本発明において記載していないが、KB*の
信号を常にKB*=1にする機能を有し、セレクタ15
9を倍率ブロック155に固定し画像信号のデーターを
そのまま出力するように設定することもできる。
【0088】乗算ブロック153より出力された画像信
号は、減算器154の入力端子Aに加わる。また、減算
器154の入力端子Bには、セレクタ160によって選
択されたオフセット値が加わり、画像信号よりオフセッ
ト値が減算され出力される。オフセット値は、KW*に
よって選択される。例えば、画像が黒文字の周辺画素の
時は、KE*=0となりオフセットブロック158の中
に、前もって記憶されているデータ(1から255)が
選択され画像信号のデータを小さく(画像をうすく)す
るように働く。画像が黒文字の周辺画素以外の時は、K
W*=1となりセレクタ160によりオフセットブロッ
ク1157の中に、まえもって記憶されているデータ
(値が0)が選択され画像信号のデータをそのまま出力
するように働く。また、本発明において記載していない
が、KW*の信号を常にKW*=1にする機能を有し、
セレクタ160をオフセットブロック157に固定する
こともできる。
【0089】すなわち、γ変換処理において、KB*=
0(黒文字の画素)の時、画像信号を濃い方向に処理
し、KW*=0(黒文字の周辺の画素)の時、画像信号
を淡い方向に処理することにより、画像の印字品位の向
上をはかるものである。
【0090】本発明の他の実施例を図20を用いて以下
に説明する。
【0091】まず、セレクタ151により画像信号か、
又は、前もって決められている固定値150の片方が選
択される。画像信号か固定値の選択は、KB*の信号に
よって行われる。例えば、画像が黒文字の時は、KB*
=0となり固定値150が選択され、画像信号が、固定
値(例えばC=0H,M=0H,Y=0H,K=0FF
H等)に変更される。画像が黒文字以外の時は、KB*
=1となり画像信号が選択される。また、上述と同様に
KB*の信号を常にKB*=1にする機能を有し、セレ
クタ151を画像信号選択だけに固定することもでき
る。
【0092】セレクタ151により選択された画像信号
は、ROM170のアドレスA7〜A0に加わる。同時
に、ROM170のアドレスA11〜A8に、使用者が
選択した濃度、又は、カラーバランスに対応する信号、
アドレスA13〜A12には、C,M,Y,K信号のど
の色が処理されているかを示すカラー切り換え信号、ア
ドレスA14には、KB*信号、アドレスA15には、
KW*信号が加わり、γ変換が実行される。γ変換用R
OM170の内部には、画像信号、濃度選択信号、カラ
ー切り換え信号を基に画像信号を変換するためのテーブ
ルが前もって記憶されており、ROM170のデータ出
力端子D7〜D0より出力される。以下に、KB*,K
W*の組み合わせにより、どのような内容のデータが記
憶されているかを示す。
【0093】KB*=1,KW*=1の時は、上で述べ
た、γ変換用ROM152と同様な変換が行われるよう
にγ変換用ROM170の内部にデータが記憶されてい
る。
【0094】KB*=0,KW*=1の時は、γ変換用
ROM152のデータにある係数を乗じたデータが出力
されるようにγ変換用ROM170の内部にデータが記
憶されている。
【0095】KB*=1,KW*=0の時は、γ変変換
用ROM152のデータからあるオフセット値を引いた
データが出力されるようにγ変換用ROM170の内部
にデータが記憶されている。
【0096】KB*=0,KW*=0の時は、γ変換用
ROM152のデータにある係数を乗じたデータからあ
るオフセット値を引いたデータが出力されるようにγ変
換用ROM170の内部にデータが記憶されている。
【0097】なお、上述の様に、共通の黒文字信号K
B,KWに基づいてエッジ強調・スムージングといった
空間周波数特性の変換と、γ変換の双方を制御可能であ
り、効率良く、しかも高画質となるような画像処理が実
現できる。
【0098】しかも、処理対象画素のみでなく、その周
辺画素の検出信号も用いているので、より高画質の画像
再生を行うことができる。
【0099】なお、出力するデータの形態は2値に限ら
ず、3値、4値など多値データであってもよい。
【0100】また、黒文字の検出方法は、上述のものに
限らない。
【0101】また、空間周波数特性を変換するためのマ
トリクスも任意に設定することができる。
【0102】以上説明したように、黒文字検出信号に基
づいて選択的に黒文字部分で発生するエッジ量のレベル
を切り換えられるように構成した事により、入力する画
像情報が黒文字部と階調画像部とが混在しているような
画像であった場合にも、画像全体がガサついた感じに再
現されたり、濁った感じに再現されると言う問題がな
く、特に、階調画像部が網点画像である場合でも、モア
レを発生したり、高濃度部で画像つぶれが発生して著し
い画質劣化を生じるという問題がなくなり、しかも文字
が鮮明な再生画像を記録できると言う効果がある。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像に応じた画像情報を入力する入力手段と、前記入力さ
れた画像情報に基づいて前記画像の黒文字部を検出し、
該黒文字部を示す信号を出力する第1の検出手段と、前
記入力された画像情報に基づいて前記画像の黒文字部に
隣接する部分を検出し、該黒文字部に隣接する部分を示
す信号を出力する第2の検出手段と、前記画像情報に対
して空間周波数特性を変換する変換手段とを有し、前記
変換手段は、前記黒文字を示す信号と、前記黒文字部に
隣接する部分を示す信号に従って、空間周波数を変換す
るようにしたので、処理対象である黒文字部の検出結果
だけでなく黒文字部に隣接した部分の検出結果も考慮し
た処理が可能となり、空間周波数を変換する際に伴う問
題、例えばモアレの発生や、ガサツキ感の増加などの問
題を低減しつつ、黒文字を鮮明に再現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した画像記録装置の構成を示す
図。
【図2】黒文字部と黒文字検出信号の関係を示す図。
【図3】制御信号の構成を示す図。
【図4】エッジ強調・スムージングブロックの回路構成
を示す図。
【図5】エッジ変化量の演算エリアの一例を示す図。
【図6】エッジ変化量の演算エリア内の各画素位置に割
り付けられる演算係数値の一例を示す図。
【図7】エッジ量演算回路の構成を示す図。
【図8】エリア遅延回路の構成を示す図。
【図9】エッジ強調・スムージングブロックの各部の信
号の様子を示す図。
【図10】黒文字検出信号(KB*,KW*)で制御し
た場合のエッジ強調・スムージングブロックの各部の信
号の様子を示す図。
【図11】エッジ強調・スムージングブロックの別回路
構成を表す図。
【図12】黒文字検出部を示す図。
【図13】黒信号生成を示す図。
【図14】黒信号生成のための別の回路構成を示す図。
【図15】2値化部を示す図。
【図16】黒文字識別部を示す図。
【図17】網点判定の回路を示す図。
【図18】黒文字発生部を示す図。
【図19】γ変換部の回路構成を示す図。
【図20】γ変換部の別の回路構成を示す図。
【符号の説明】
1 インライン方式の画像読み取りセンサー 2 アナログ増幅器 3 A/Dコンバータ 4 シェーディング補正ブロック 5 色ズレ補正ブロック 6 黒文字検出ブロック 7 変倍ブロック 8 多値インターフェイス(I/F)ブロック 9 制御信号生成ブロック 10 対数変換ブロック 11 最小値抽出ブロック 12 マスキングブロック 13 エッジ強調・スムージングブロック 14 ヘッドシェーディング補正ブロック 15 γ変換ブロック 16 2値化ブロック 17 黒文字処理ブロック 18 ヘッド間調整処理ブロック 19 ヘッド駆動信号に変換するブロック 20 バブルジェット方式を用いた、カラー印字ヘッド 30 遅延器 150 黒文字のとき、画像信号を置き換えるデーター
が格納されているブロック 151、159、160 セレクタ 152 γ変換用のROM 153 乗算器 154 引き算器 155、156 倍率データーが格納されているブロッ
ク 157、158 オフセットデーターが格納されている
ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−186876(JP,A) 特開 平2−253380(JP,A) 特開 平2−84879(JP,A) 特開 昭63−205238(JP,A) 特開 昭63−180273(JP,A) 特開 平3−72778(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/46 H04N 1/60

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像に応じた画像情報を入力する入力手
    段と、 前記入力された画像情報に基づいて前記画像の黒文字部
    を検出し、該黒文字部を示す信号を出力する第1の検出
    手段と、 前記入力された画像情報に基づいて前記画像の黒文字部
    に隣接する部分を検出し、該黒文字部に隣接する部分を
    示す信号を出力する第2の検出手段と、 前記画像情報に対して空間周波数特性を変換する変換手
    段とを有し、 前記変換手段は、前記黒文字を示す信号と、前記黒文字
    部に隣接する部分を示す信号に従って、空間周波数を変
    換することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 更に、前記変換手段によって空間周波数
    特性を変換された画像情報に応じた画像を可視画像形成
    するための画像形成手段を有することを特徴とする請求
    項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成手段は、熱エネルギーによ
    る膜沸騰を起こして液滴を吐出するタイプのヘッドを備
    えることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
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