JP3143704U - 手提げかばん - Google Patents

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種夫 若松
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Abstract

【課題】縫製工程をなくして、構成が簡単で作業性のよい手提げかばんを提供する。
【解決手段】一枚のかばん素材に設けた背面部の周縁に、マチ部4を介して蓋板部5、前板部6および左右両側の折返部7をそれぞれ一体に連設して形成し、このかばん素材の折返部7をそれぞれ内側に折り曲げ、次いで前板部6を上方へ折り返し、該前板部と前記折返部7とを重合させ、該重合部分を止金具35固着し、上面を開口して形成したかばんCの上面を前記背面部に連設した蓋板部5で覆うと共に、該蓋板部と前記前板部6とに設けた留金具33で開閉可能に留着して形成してある。
【選択図】図1

Description

本考案は、一枚のシート地を縫製することなく折り畳んで形成する手提げかばんの改良に関する。
従来、手提げかばんや肩掛け兼用の手提げかばんの多くは、それぞれ背板、底板、前板、蓋板およびマチ部などの各パーツをそれぞれ所定のサイズに裁断し、前記パーツをそれぞれ縫製工程を分けて縫製することにより手提げかばんを形成している。
そのため、かばんが出来上がるまでの縫製作業は、多数のパーツを繋ぎ合わせるために多くの工程を経て作業を行うため、きわめて手間隙がかかり非能率であると共に、出来上がった手提げかばんの縫製部分が使用に取る経年変化によるほつれや、型崩れを防止するため手提げかばんの角や縁部分に補強片を取付けて形成している。
そのため、手提げかばんは、前記したごとく完成までに多くの縫製工程を必要とし手間隙がかかり非能率的であると共にコストが高く不経済で、且つ、手提げかばんの角や縁部分に補強片を取付けるなど、かばん自体が重くなるなど多くの問題点を有している。
そこで、手提げかばんの製造工程において、かばんを形成するための皮革または合成皮革などからなるシート地をパーツごとに裁断することなく、一枚のシート地に背面部、底板部、蓋板およびマチ部などを連続的に形成して裁断し、各パーツを互いに折り曲げて重ねて縫製することなく結合して形成する手提げかばんが知られている(参考文献1)。
特開平7−322909号
この手提げかばんは、一枚のシート地に背面部、底板部、蓋板およびマチ部などを連続的に配置させて裁断して形成しているが、各パーツの折り目を折り曲げやすくするため折り目部分に浅い切れ目をそれぞれ設け、さらに一方のマチ部には、折り返し片部を設け、該折り返し片部とマチ部の外縁に深い切れ目を設けて折り返し片部をマチ部に重合可能に形成し、前記深い切目部分には、前記折り目部分が切断するのを防止するため当該部分を縫着補強して形成してある。
そのため、手提げかばんを完成させるための最低条件であるシート地に把手部やポケット部を取付けるほか、折り畳みやすくするための切れ目や互いの側マチ部を連結するために設けた多数の孔、更には切れ目の切断を防止するための補強縫合など、多数の作業工程必要として組み立て前のシート地状態で多くの下準備が必要となり面倒であり、極めて作業性が悪かった。
また、組み立て工程においても、一方のマチ部に他方のマチ部を挟んで互いのマチ部に設けた係合孔を合致させ、さらに前記係合孔にそれぞれ止金具を連結して形成するため、手間がかかり非能率的であると共に、多くの止金具を使用するためかばんの重量が重くなるなど多くの問題点を有している。
そこで、本考案は、一枚のシート地からなるかばん素材に、背面部の周囲に底板部と蓋板と左右の折返部をそれぞれマチ部を介して連続して一体に形成し、裁断する点は共通するが、それぞれの折り目部分に切込部を設けたり、マチ部に補強縫合をしたり多数の係合孔を設けることなく、あたかも一枚のふろしきで包むのと同じように折り込んで形成することにより軽量で型崩れを生じない丈夫で経済的な手提げかばんを提供するものである。
上記課題を達成するために本考案は、背面部3の周縁に、マチ部4を介して上方に蓋板部5、下方に前板部6および左右両側に折返部7、7をそれぞれ一体に連設したかばん素材2を形成し、該かばん素材2の折返部7、7をそれぞれ内側に折り曲げ、次いで前板部6を上方へ折り返し、前記折返部7、7と前記前板部6との両側に位置する重合部分を止金具35、35で固着して上面を開口したかばんCを形成し、該かばんCの上面を前記背面部3に連設した蓋板部5で覆うと共に、該蓋板部5及び該前板部6に設けた留金具33で開閉可能に留着してなることを特徴とする。また、前記かばん素材2は、中央に位置した背面部3の上方に蓋マチ部4aを介して蓋板部5を連設し、背面部3の下方に底マチ部4bを介して前板部6を連設すると共に、前記底マチ部4bの略両端に一対の平行な切込部11を形成し、前記背面部3の両側にはそれぞれ側マチ部4c、4dを介して折返部7、7を連設し、前記底マチ部4c、4dの下端には前記底マチ部4bの切込部11に挿通させる掛止片12をそれぞれ一体に設け、前記折返部7、7の下端には前記底マチ部4b上に敷設させる内底部15をそれぞれ一体に設けてなることを特徴とする。さらに、前記かばん素材2は、前記蓋マチ部4aの表面側中央に把手部30を取付け、前記背面部3の上部両側には肩ベルト40を着脱可能に連結する吊金具27を取付け、前記背面部3の上方左右方向に形成した窓部20の内側に設けた袋状のポケット部21に形成した表開口部21aに前記窓部20の表側からスライドファスナー22を開閉可能に取付け、前記背面部3の裏側には、かばんCの内側からスライドファスナー26を開閉可能に取付けた内開口部26aを具えた内ポケット25を前記ポケット部21と共に設けたことを特徴とする。さらにまた、前記かばん素材2により形成したかばんCは、前記背面部3に連設した蓋板部5で上面を覆うと共に、前記前板部6の両側に取付けた雄金具33aと、前記蓋板部5に取付けた雌金具33bとからなる雌雄一対の留金具33で着脱可能に留着することを特徴とする。さらにまた、前記かばん素材2の前板部6と折返部7、7とを折り曲げて形成した重合部分の左右位置の上下をそれぞれ止金具35、35で固定してなることを特徴とする。
上記の構成を有するため、一枚の素材を所定形状に裁断して形成したかばん素材2の左右両側の折返部7、7をそれぞれ内側に折り曲げ、次いで前板部6を上方へ折り返して前記折返部7、7と重合させ、該重合部分の任意箇所を止金具30で固着して上面を開口したかばんCを簡単に形成することができ、さらに該かばんCの上面を前記蓋板部5で覆って留金具33で開閉可能に留着することにより、縫製作業をすることなく型崩れしないで丈夫で軽量な手提げかばんを製造することができる。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明すると、図1は本考案にかかる手提げかばんの斜視図、図2はかばん素材の表面側展開図、図3はかばん本体の内面側展開図、図4はかばん素材を組み立てた状態を示す斜視図、図5は底マチ部の切込部に側マチ部の掛止片を挿通した状態を示す要部拡大断面図、図6は底マチ部の切込部に側マチ部の掛止片を挿通した状態を示す平面図、図7は折り返し部に前板部を重合して止金具で固定したかばんを形成した状態の斜視図である。
皮革、合成皮革などからなる一枚のシート状の素材を任意形状に裁断して形成するかばん素材2は、図2に示すごとく、中央に位置した背面部3の上方に蓋マチ部4aを介して蓋板部5を連設し、背面部3の下方に前記蓋マチ部4aと同巾の底マチ部4bを介して前板部6を連設すると共に、この背面部3の両側にはそれぞれ側マチ部4c、4dを介して折返部7、7をそれぞれ連設して一体に形成してある。このかばん素材2の周囲を折り重ねて重合させて止金具35で固定して手提げかばん1を形成する。
前記底マチ部4bの両端には、それぞれ並行に形成した一対の切込部11を設け、同じく前記側マチ部4c、4dの下端にそれぞれ形成した掛止片12、12を一体に形成し、該掛止片が前記切込部11内に差し込んだ後に抜け出るのを防止している。さらに、前記折返部7、7の下端には前記底マチ4bと同巾の内底片15をそれぞれ一体に連設し、前記底マチ部4bの切込部11に差し込んだ掛止片12の上面を覆って該掛止片12が底マチ部4b上に露出しないようにしてある。
かばん素材2を展開した表面側に、図2に示すごとく、背面部3の上方(蓋マチ部側)に窓部20を左右方向に横長に形成し、該窓部の内側には布地など公知の素材からなる袋状のポケット部21の上部を取付けてある。このポケット部21の上部には、前記窓部20の裏面側に設けた表開口部21aにスライドファスナー22をで開閉可能に装着してある。
さらに背面部3の上方であって前記窓部20の上部両側部分に吊金具27、27を取付け、該吊金具に肩ベルト40の端部にフック部42、42を連結可能に形成し、さらに、蓋マチ部4aの中央両側部分に設けた切込口4d、4dに把手部30の両端部分を挿入してピン45、45で固着してある。
前記蓋板部5と前板部6との重合部分の左右位置に一対の留金具33をそれぞれ取付け、前板部6には雄金具33aを、蓋板部5側には雌金具33bをそれぞれ取付けて着脱可能に形成してある。
かばん素材2を展開した裏面側(内面側)には、図3に示すごとく、窓部20の表側から開閉するポケット部21と、かばんCの内側から開閉する内ポケット部25を重ねて取付け、該内ポケット部25の上方位置に該かばんCの内側からスライドファスナー26で開閉可能に形成した内開口部26aを設けてある。
35は、かばん素材2の前板部6と折返し部7、7との重合部分を固定してかばんCを形成するための止金具で、該止金具には、はとめや鋲やその他公知の止金具を使用することができる。40は長さ調節可能に形成した肩ベルトで、帯部41の両端にそれぞれなす環42を取付け、該なす環を前記バッグ本体2の吊金具27に着脱可能に連結することにより、手提げかばん1をショルダーかばんとして使用することもできる。なお、図3のかばん素材2の展開図に示す破線は、かばん素材2に一体に形成した各部を判り易くするために設けて境界線(折目)を示すものである。
以下、本考案の実施形態の作用について説明すると、皮革または合成皮革からなる一枚の素材を裁断して形成するかばん素材2は、図2に示すごとく、表面側にあらかじめ蓋マチ部4aの上面に把手部30を取付け、背面部3の上方に設けた窓部20の上方両側(蓋マチ部側)に吊金具27を取付けることができる。前記窓部20の内面側には、該窓部の表側からスライドファスナー22を操作して表開口部21aを開閉するポケット部21と、かばんの内側からスライドファスナー26を操作して開閉する内開口部26aを具えた内ポケット25をそれぞれ取付けてある。
次いで、図4に示すごとく、背面部3と底マチ4bとの間を内側に折り曲げてから側マチ部4c、4dの下端に設けた掛止片12を内側に折り曲げると共に、該掛止片の先端掛止部13を、図5、6に示すごとく、底マチ部4bの切込部11に内底側から差し込んで一度底面外側に出し、再度内側に差し込んで幅広に形成した先端掛止部13を切込部11に掛止させる。したがって、幅広の先端掛止部13が切込部11に掛止して側マチ部4c、4dが外方向に広がることがなく、背面部3の両側部分において直角方向に折り曲げた形状に固定させることができる。
また、折返部7、7の下端に連設した内底部15を内側に折り曲げ、さらに、折返部7、7と前記側マチ部4c、4dとの間を内側にそれぞれ折り曲げ、前記内底部15を前記掛止片12の上面に位置させて差込み部分を上方から覆うことにより掛止片12の露出を防止することができる。
前記折返部7、7を内側にそれぞれ折り曲げた後、図7に示すごとく、前板部6を底マチ部4bの端部から上方に折り曲げて立ち上げて前記左右折返部7、7の外面に重ね、前記前板部6と折返部7、7の重合部分の左右両側を少なくとも一箇所以上、好ましくは上下2箇所を、はとめや鋲などの止金具35で固定することにより、上方が開口したかばんCを形成することができる。前記かばんCには、携帯電話や身の回りの小物などの他、ノートパソコンや書類などを収容することが可能である。
前記かばんCの上面には、背面部3の上方に位置した蓋板部5を蓋マチ部4aとの間を折り曲げて先端部分を前記前板部6の上面に重ねると共に、前記前板部6に取付けた雄金具33aと、蓋板部6に取付けた雌金具33bとからなる留金具33で開閉可能に着脱させることにより前記かばんCを開閉可能に形成することができる。
以上のごとく、所定形状に裁断した一枚のかばん素材2を使用して、恰もふろしき包と同じように背面部3の両側と上下両側を順番に折り曲げ、最後に前板部6と前記折返部7、7との重合部分の左右2箇所づつ、はとめや鋲などの止金具35で固定するだけの簡単な作業でかばんCを形成することができる。さらに、部品数を少なくすることにより構成が簡単であるから、作業性を一段と向上させることができるにもかかわらず丈夫で型崩れせず、軽量で取り使いの容易な手提げかばんを提供することができる。
さらに、図8に示すごとく、前記かばん素材2の背面部3に設けた吊金具27に、肩ベルト40の両端に設けたなす環42を着脱可能に連結することにより、前記手提げかばん1を肩掛けかばんとして使用することもできる。
本考案にかかる手提げかばんの斜視図である。 かばん素材の表面側展開図である。 かばん素材の内面側展開図である。 かばん素材を組み立てた状態を示す斜視図である。 底マチ部の切込部に側マチ部の掛止片を挿通した状態を示す要部拡大断面図である。 底マチ部の切込部に側マチ部の掛止片を挿通した状態を示す平面図である。 折り返し部に前板部を重合して止金具で固定してかばんを形成した状態の斜視図である。 本考案の手提げかばんに肩ベルトを連結した状態の背面図である。
符号の説明
2 かばん素材
3 背面部
4 マチ部
4a 蓋マチ部
4b 底マチ部
4c 側マチ部
4d 側マチ部
5 蓋板部
6 底板部
7 折返部
11 切込部
12 掛止片
15 内底部
20 窓部
21 ポケット部
21a 表開口部
22 スライドファスナー
25 内ポケット部
26 スライドファスナー
26a 内開口部
27 吊金具
30 把手部
33 留金具
33a 雄金具
33b 雌金具
35 止金具
40 肩ベルト
C かばん

Claims (5)

  1. 背面部(3)の周縁に、マチ部(4)を介して上方に蓋板部(5)、下方に前板部(6)および左右両側に折返部(7、7)をそれぞれ一体に連設したかばん素材(2)を形成し、該かばん素材(2)の折返部(7、7)をそれぞれ内側に折り曲げ、次いで前板部(6)を上方へ折り返し、前記折返部(7、7)と前記前板部(6)との両側に位置する重合部分を止金具(35、35)固着して上面を開口したかばん(C)を形成し、該かばん(C)の上面を前記背面部(3)に連設した蓋板部(5)で覆うと共に、該蓋板部(5)及び該前板部(6)に設けた留金具(33)で開閉可能に留着してなることを特徴とする手提げかばん。
  2. 前記かばん素材(2)は、中央に位置した背面部(3)の上方に蓋マチ部(4a)を介して蓋板部(5)を連設し、背面部(3)の下方に底マチ部(4b)を介して前板部(6)を連設すると共に、前記底マチ部(4b)の略両端に一対の平行な切込部(11)を形成し、前記背面部(3)の両側にはそれぞれ側マチ部(4c、4d)を介して折返部(7、7)を連設し、前記底マチ部(4c、4d)の下端には前記底マチ部(4b)の切込部(11)に挿通させる掛止片(12)をそれぞれ一体に設け、前記折返部(7、7)の下端には前記底マチ部(4b)上に敷設させる内底部(15)をそれぞれ一体に設けてなることを特徴とする請求項1記載の手提げかばん。
  3. 前記かばん素材(2)は、前記蓋マチ部(4a)の表面側中央に把手部(30)を取付け、前記背面部(3)の上部両側に肩ベルト(40)を着脱可能に連結する吊金具(27)を取付け、前記背面部(3)の上方左右方向に形成した窓部(20)の内側に設けた袋状のポケット部(21)に形成した表開口部(21a)に前記窓部(20)の表側からスライドファスナー(22)を開閉可能に取付け、前記背面部(3)の裏側には、かばん(C)の内側からスライドファスナー(26)を開閉可能に取付けた内開口部26aを具えた内ポケット(25)を前記ポケット部(21)と共に前記かばん(C)内に設けたことを特徴とする請求項1または2記載の手提げかばん。
  4. 前記かばん素材(2)により形成したかばん(C)は、前記背面部(3)に連設した蓋板部(5)で上面を覆うようにすると共に、前記前板部(6)の両側に取付けた雄金具(33a)と、前記蓋板部(5)に取付けた雌金具(33b)とからなる雌雄一対の留金具(33)で着脱可能に留着することを特徴とする請求項1に記載の手提げかばん。
  5. 前記かばん素材(2)の前板部(6)と折返部(7、7)とを折り曲げて形成した重合部分の左右位置の上下をそれぞれ止金具(35、35)で固定してなることを特徴とする請求項1に記載の手提げかばん。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101437810B1 (ko) * 2014-01-27 2014-09-03 (주)아코플레닝 체인저블 핸드백
KR200476317Y1 (ko) * 2013-06-10 2015-02-17 조윤경 지퍼형 멀티케이스

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