JP3143960U - アクシデント発生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車の安全性を確保するため、車側に設けたアクシデント回避装置の完全化を図るために実際上のアクシデントとほぼ同一の動作を構成するアクシデント発生装置を提供する。
【解決手段】車3の進行方向にこれと直交する上下,左右方向に移動するダミー用部材1を設けこのダミー用部材1を車に係合せしめてアクシデント回避装置の完全化のテストを行わせる。アクシデント発生装置は実際に発生するアクシデントとほぼ同一の動作をするように形成されているため、このアクシデント発生装置によって車側に付設されているアクシデント回避装置の完全化のテストが容易に、かつ効率的に行われる。
【選択図】図1
【解決手段】車3の進行方向にこれと直交する上下,左右方向に移動するダミー用部材1を設けこのダミー用部材1を車に係合せしめてアクシデント回避装置の完全化のテストを行わせる。アクシデント発生装置は実際に発生するアクシデントとほぼ同一の動作をするように形成されているため、このアクシデント発生装置によって車側に付設されているアクシデント回避装置の完全化のテストが容易に、かつ効率的に行われる。
【選択図】図1
Description
本考案は、車の安全性を確保するために、車に係合する実際上のアクシデントとほぼ同一の動作をして車側に付設されているアクシデント回避装置の完全化を図るためのアクシデント発生装置に関する。
車は走行中において各種のアクシデントに遭遇する。このアクシデントに対して車の安全性を確保するために車側にはアクシデント回避装置が付設されている。このアクシデント回避装置の完全化を図るために、実際に発生するアクシデントとほぼ同一の動作を車側に与えるアクシデント発生装置が必要となる。このアクシデント発生装置は、車に衝突するものでもよいが、車に係合して車の安全性をテストする形態のものが望ましい。本考案は以下に説明する構造からなるが、従来より採用されているアクシデント発生装置は主として車に衝撃する形式のものが殆どであり、その公知技術として、例えば、「特許文献1」,「特許文献2」,「特許文献3」,「特許文献4」,「特許文献5」等が挙げられる。
特開2001−143173号(図1)
特開2006−208093号(図1)
特開2003−075288号(図1)
特開2004−257734号(図1)
特開2004−132777号(図1)
前記の「特許文献1」,「特許文献2」,「特許文献3」,「特許文献4」,「特許文献5」はいずれも特徴を有し、車の衝撃試験装置としては使用されているものであるが、これ等の装置は本考案のように車に係合してアクシデント回避のテストをするためのものではない。
公知技術ではないが、車のアクシデント発生装置として図18及び図19に示すものがある。
図17は、支柱4に梁7を片持ち支持し、この梁7にダミー用部材1を垂下せしめたものからなる。なお、このダミー用部材1は図示のように左右方向に移動可能に形成されている。この場合、車3は自走してダミー用部材1に係合する。これにより、主に車3のアクシデント回避装置のテストを行うものである。
図17は、支柱4に梁7を片持ち支持し、この梁7にダミー用部材1を垂下せしめたものからなる。なお、このダミー用部材1は図示のように左右方向に移動可能に形成されている。この場合、車3は自走してダミー用部材1に係合する。これにより、主に車3のアクシデント回避装置のテストを行うものである。
一方、図18に示すものは、車3のとほぼ同一の装置用の車3Aに図17に示したような装置を搭載し、車3と車3Aとの速度を変化させて両車を併走させるものであり、図18のものよりも実際に近いテストを可能にするものである。
以上の車のアクシデント発生装置は夫々特徴を有するものであるが、試験条件を色々と変化させることが難しく、かつ図19の併走のものでは両車3,3Aのタイミングをとることが難しく、再現性の悪い試験が行われ易い問題点があった。
以上の車のアクシデント発生装置は夫々特徴を有するものであるが、試験条件を色々と変化させることが難しく、かつ図19の併走のものでは両車3,3Aのタイミングをとることが難しく、再現性の悪い試験が行われ易い問題点があった。
本考案は、以上の事情に鑑みて考案されたものであり、実際上に発生するアクシデントとほぼ同一のアクシデントを車側に係合させて車側に設けたアクシデント回避装置の完全化を図るために使用されるアクシデント発生装置を提供することを目的とする。
本考案は、以上の目的を達成するために、請求項1の考案は、走行中における種々のアクシデントに対応して車の安全性を確保するために車側に付設されるアクシデント回避装置の完全化を図るべく実際に発生するアクシデントとほぼ同一の動作を行わせるためのアクシデント発生装置であって、該発生装置は、車に係合するダミー用部材と、該ダミー用部材を車の進行方向及びこれと直行する上下,左右方向に移行させるダミー用部材移動機構部とからなることを特徴とする。
また、請求項2の考案は、前記ダミー用部材は、人間や車やその他任意の形状の緩衝材から形成される部材や、車との衝突発生時に衝撃力を緩和する方向に移動する部材からなることを特徴とする。
また、請求項3の考案は、前記ダミー用部材移動機構部は、地上に立設する支柱と、支柱に固定されて前記車の進行方向に沿って配設されるレールと、該レールに片持ち支持されて前記ダミー用部材を移動させための梁と、該梁を前記レールに沿って移動させる梁移動部とからなることを特徴とする。
また、請求項4の考案は、前記梁には、前記ダミー用部材によって負荷させる曲げモーメントを緩和するための曲げモーメント緩和機構部が設けられることを特徴とする。
また、請求項5の考案は、前記梁が上方への揚力を生じさせる翼状のものからなることを特徴とする。
また、請求項6の考案は、前記翼状の形状の梁における前記曲げモーメント緩和機構部が下方に力を発生させる翼状のものからなることを特徴とする。
また、請求項7の考案は、前記梁が、内部にHeガスを封入したものからなることを特徴とする。
また、請求項8の考案は、前記梁が、前記請求項5,6,7の組み合わせからなることを特徴とする。
本考案の請求項1のアクシデント発生装置によれば、アクシデント発生装置は実際に発生するアクシデントとほぼ同一の動作をするように形成されているため、このアクシデント発生装置によって車側に付設されているアクシデント回避装置の完全化のテストが容易に、かつ効率的に行われる。
また、本考案の請求項2のアクシデント発生装置によれば、ダミー用部材が、実際に発生するアクシデントにおいて生ずる形態に近いものからなり、仮りにこのダミー用部材が車に衝突したとしても車の安全化が確保される構造からなり、車側の安全化のアクシデント回避装置のテストの完全化が可能となる。
また、本考案の請求項3のアクシデント発生装置によれば、アクシデント発生装置におけるダミー用部材移動機構部が、車に係合するダミー用部材を実際上に発生するアクシデントとほぼ同一の動作を確保することができテストの完全化が図れる。
また、本考案の請求項4のアクシデント発生装置によれば、ダミー用部材の移動によって生ずる曲げモーメントを緩和する曲げモーメント緩和機構部が設けられているため装置に無理な力が発生せず、円滑にテストを行うことができる。
また、本考案の請求項5,6,7,8のアクシデント発生装置によれば、装置側に無理な力が発生しないように工夫されているため円滑で、かつ迅速なテストを行うことができる。
以下、本考案のアクシデント発生装置の実施の形態を図面を参照して詳述する。なお、アクシデント発生装置はダミー用部材1とダミー用部材移動機構部2とからなり、以下にその詳述構造について説明する。
図1は本考案のアクシデント発生装置100の概要構造を示すものである。なお、車3側にはアクシデント回避装置や本考案のアクシデント発生装置の自動運転を行わせる操作手段等が設けられているが、ここではその説明を省略する。
ダミー用部材1としてはここでは平板状のものが採用されているがこのダミー用部材1は後に説明する各種の形態のものからなる。また、ダミー用部材移動機構部2は図1においては地上から立設する支柱4と、この上方側に車3の進行方向に沿って配設されるレール5と、レール5に沿って移動する梁移動部6と、梁移動部6に片持ち支持されている梁7等とからなる。
以上の構造により、ダミー用部材1を車3に対して任意の位置に係合させることができ、実際上のアクシデントとほぼ同様なテストを行うことができる。
ダミー用部材1としてはここでは平板状のものが採用されているがこのダミー用部材1は後に説明する各種の形態のものからなる。また、ダミー用部材移動機構部2は図1においては地上から立設する支柱4と、この上方側に車3の進行方向に沿って配設されるレール5と、レール5に沿って移動する梁移動部6と、梁移動部6に片持ち支持されている梁7等とからなる。
以上の構造により、ダミー用部材1を車3に対して任意の位置に係合させることができ、実際上のアクシデントとほぼ同様なテストを行うことができる。
図2に示すように「実施例2」のアクシデント発生装置100Aは、主構成要素としてはダミー用部材1Aとダミー用部材移動機構部2Aとからなるが、ダミー用部材移動機構部2Aの構造が図1の「実施例1」とは相異する。即ち、このダミー用部材移動機構部2Aは、地上から立設する支柱4Aと、支柱4Aの上方側の側面に固定されるレール5Aと、レール5Aに移動自在に支持される梁移動部6Aと、これに片持ち支持される梁7A等とからなり、ダミー用部材1Aは梁7Aに沿って移動するように形成されている。
以上により、前記の「実施例1」とほぼ同様のテストをすることができる。
以上により、前記の「実施例1」とほぼ同様のテストをすることができる。
ここでは、ダミー用部材1の各種の形状のものが図3乃至図6により示されている。勿論、ダミー用部材1の形状は以下の説明のものに限定するものではない。
図3は人間の形をしたダミー用部材1aを示す。このものは全体が緩衝材からなる。また、図4は自動車の形をしたダミー用部材1bを示す。このダミー用部材1bは図示のような構造のものからなり、枠やクッション材やキャスタ等から形成されているがこれは1つの実施例であり限定するものではない。
また、図5は衝立状のダミー用部材1cを示し、図6はクッション材のパイプ群からなるダミー用部材1dを示す。
以上の図3乃至図6は車3がダミー用部材1a等に衝突した場合に車3側の損傷を低減するものであるが、本考案のアクシデント発生装置100又は100Aではダミー用部材1a等に車3が衝突しないで係合する状態においてテストすることが望ましい。
図3は人間の形をしたダミー用部材1aを示す。このものは全体が緩衝材からなる。また、図4は自動車の形をしたダミー用部材1bを示す。このダミー用部材1bは図示のような構造のものからなり、枠やクッション材やキャスタ等から形成されているがこれは1つの実施例であり限定するものではない。
また、図5は衝立状のダミー用部材1cを示し、図6はクッション材のパイプ群からなるダミー用部材1dを示す。
以上の図3乃至図6は車3がダミー用部材1a等に衝突した場合に車3側の損傷を低減するものであるが、本考案のアクシデント発生装置100又は100Aではダミー用部材1a等に車3が衝突しないで係合する状態においてテストすることが望ましい。
図7及び図9は梁移動部6の構造の実施例を示すものであり、勿論、この構造に限定するものではない。
図9は支柱4の上部に一体的に形成されているレール5′にローラ8が上下,左右に当接しているものが示されている。このローラ8をモータ9により駆動することにより梁移動部6及び梁7をレール5′に沿って移動させることができる。なお、図9に示すものは支柱4上に形成される特殊なレール5″にローラ8を当接した構造の梁移動部6からなり、梁移動部6の安定移動ができる。
また、図8は梁移動部6の別の構造に示すものであり、ベルト10を梁移動部6に連設し、このベルト10をモータ9により駆動するものからなる。
また、図10(a),(b)は梁7Aと梁移動部6Aとをレール5Aにローラ8Aを介して移動させる実施例を示すものである。このものはレール5Aの構造に特徴があり片持ち支持されている梁7A等の基端側の支持剛性を高める点に特徴を有するものである。
図9は支柱4の上部に一体的に形成されているレール5′にローラ8が上下,左右に当接しているものが示されている。このローラ8をモータ9により駆動することにより梁移動部6及び梁7をレール5′に沿って移動させることができる。なお、図9に示すものは支柱4上に形成される特殊なレール5″にローラ8を当接した構造の梁移動部6からなり、梁移動部6の安定移動ができる。
また、図8は梁移動部6の別の構造に示すものであり、ベルト10を梁移動部6に連設し、このベルト10をモータ9により駆動するものからなる。
また、図10(a),(b)は梁7Aと梁移動部6Aとをレール5Aにローラ8Aを介して移動させる実施例を示すものである。このものはレール5Aの構造に特徴があり片持ち支持されている梁7A等の基端側の支持剛性を高める点に特徴を有するものである。
図11及び図13は梁7に作用する曲げモーメントを低減させるためのバランスウエイト11を設けた実施例を示す。図11は支柱4の内側にバランスウエイト11を設けたものであり、図12は支柱4の外側にバランスウエイト11を設けたものである。
また、図13は梁7に沿ってベルト10を配置し、このベルト10上にバランスウエイト11を設けダミー用部材1もベルト10の下方に連結し、両者のバランスをとって曲げモーメントを低減するようにしたものである。
また、図13は梁7に沿ってベルト10を配置し、このベルト10上にバランスウエイト11を設けダミー用部材1もベルト10の下方に連結し、両者のバランスをとって曲げモーメントを低減するようにしたものである。
図14は梁7自体の構造が特徴の構造のものからなり、本実施例では上方側への揚力を発生させる翼状のものから梁7Bが形成される。これによりダミー用部材1の自重をキャンセルしてダミー用部材1の移動の円滑さを図るようにしている。
また、図15は翼状の梁7Bの反対側(支柱4の外側)に下向きの力を発生させる特殊の翼12を設けたものであり梁7Bとのバランスを図るようにしている。
また、図15は翼状の梁7Bの反対側(支柱4の外側)に下向きの力を発生させる特殊の翼12を設けたものであり梁7Bとのバランスを図るようにしている。
図16は梁7の内部にHeガスを密封したもので梁7の軽量化を図るようにしたものである。
実施例8は図示していないが、前記の実施例6,7を合体したものであり、その組み合わせは自由である。
本考案は、以上の説明の如きものであるが、各構成部の形状や構造は以上のものに限定するものではなく、同一の技術的範疇のものが適用されることは勿論である。
本考案のアクシデント発生装置は、すべての車のアクシデント回避装置の完全化のために使用されるものであり、車に限定するものではない。移動体すべてに適用され、利用範囲は極めて広い。
1 ダミー用部材
1a ダミー用部材
1b ダミー用部材
1c ダミー用部材
1d ダミー用部材
1A ダミー用部材
2 ダミー用部材移動機構部
2A ダミー用部材移動機構部
3 車
3A 車
4 支柱
4A 支柱
5 フレーム
5A フレーム
5′ フレーム
5″ フレーム
6 梁移動部
6A 梁移動部
7 梁
7A 梁
7B 梁
8 ローラ
8A ローラ
9 モータ
10 ベルト
11 バランスウエイト
12 翼
100 アクシデント発生装置
100A アクシデント発生装置
1a ダミー用部材
1b ダミー用部材
1c ダミー用部材
1d ダミー用部材
1A ダミー用部材
2 ダミー用部材移動機構部
2A ダミー用部材移動機構部
3 車
3A 車
4 支柱
4A 支柱
5 フレーム
5A フレーム
5′ フレーム
5″ フレーム
6 梁移動部
6A 梁移動部
7 梁
7A 梁
7B 梁
8 ローラ
8A ローラ
9 モータ
10 ベルト
11 バランスウエイト
12 翼
100 アクシデント発生装置
100A アクシデント発生装置
本考案は、車の安全性を確保するために、車に係合する実際上のアクシデントとほぼ同一の動作をして車側に付設されているアクシデント回避装置の完全化を図るためのアクシデント発生装置に関する。
車は走行中において各種のアクシデントに遭遇する。このアクシデントに対して車の安全性を確保するために車側にはアクシデント回避装置が付設されている。このアクシデント回避装置の完全化を図るために、実際に発生するアクシデントとほぼ同一の動作を車側に与えるアクシデント発生装置が必要となる。このアクシデント発生装置は、車に衝突するものでもよいが、車に係合して車の安全性をテストする形態のものが望ましい。本考案は以下に説明する構造からなるが、従来より採用されているアクシデント発生装置は主として車に衝撃する形式のものが殆どであり、その公知技術として、例えば、「特許文献1」,「特許文献2」,「特許文献3」,「特許文献4」,「特許文献5」等が挙げられる。
特開2001−143173号(図1)
特開2006−208093号(図1)
特開2003−075288号(図1)
特開2004−257734号(図1)
特開2004−132777号(図1)
前記の「特許文献1」,「特許文献2」,「特許文献3」,「特許文献4」,「特許文献5」はいずれも特徴を有し、車の衝撃試験装置としては使用されているものであるが、これ等の装置は本考案のように車に係合してアクシデント回避のテストをするためのものではない。
公知技術ではないが、車のアクシデント発生装置として図19及び図20に示すものがある。
図19は、支柱4に梁7を片持ち支持し、この梁7にダミー用部材1を垂下せしめたものからなる。なお、このダミー用部材1は図示のように左右方向に移動可能に形成されている。この場合、車3は自走してダミー用部材1に係合する。これにより、主に車3のアクシデント回避装置のテストを行うものである。
図19は、支柱4に梁7を片持ち支持し、この梁7にダミー用部材1を垂下せしめたものからなる。なお、このダミー用部材1は図示のように左右方向に移動可能に形成されている。この場合、車3は自走してダミー用部材1に係合する。これにより、主に車3のアクシデント回避装置のテストを行うものである。
一方、図20に示すものは、車3のとほぼ同一の装置用の車3Aに図19に示したような装置を搭載し、車3と車3Aとの速度を変化させて両車を併走させるものであり、図19のものよりも実際に近いテストを可能にするものである。
以上の車のアクシデント発生装置は夫々特徴を有するものであるが、試験条件を色々と変化させることが難しく、かつ図20の併走のものでは両車3,3Aのタイミングをとることが難しく、再現性の悪い試験が行われ易い問題点があった。
以上の車のアクシデント発生装置は夫々特徴を有するものであるが、試験条件を色々と変化させることが難しく、かつ図20の併走のものでは両車3,3Aのタイミングをとることが難しく、再現性の悪い試験が行われ易い問題点があった。
本考案は、以上の事情に鑑みて考案されたものであり、実際上に発生するアクシデントとほぼ同一のアクシデントを車側に係合させて車側に設けたアクシデント回避装置の完全化を図るために使用されるアクシデント発生装置を提供することを目的とする。
本考案は、以上の目的を達成するために、請求項1の考案は、走行中における種々のアクシデントに対応して車の安全性を確保するために車側に付設されるアクシデント回避装置の完全化を図るべく実際に発生するアクシデントとほぼ同一の動作を行わせるためのアクシデント発生装置であって、該発生装置は、車に係合するダミー用部材と、該ダミー用部材を車の進行方向及びこれと直行する上下,左右方向に移行させるダミー用部材移動機構部とからなることを特徴とする。
また、請求項2の考案は、前記ダミー用部材は、人間や車やその他任意の形状の緩衝材から形成される部材や、車との衝突発生時に衝撃力を緩和する方向に移動する部材からなることを特徴とする。
また、請求項3の考案は、前記ダミー用部材移動機構部は、地上に立設する支柱と、支柱に固定されて前記車の進行方向に沿って配設されるレールと、該レールに片持ち支持されて前記ダミー用部材を移動させための梁と、該梁を前記レールに沿って移動させる梁移動部とからなることを特徴とする。
また、請求項4の考案は、前記ダミー用部材移動機構部は、地面上に敷設されるレールと、該レールに移動自在に支持される梁移動部と、該梁移動部に片持ち支持されると共に前記ダミー用部材を移動させるための梁とからなることを特徴とする。
また、請求項5の考案は、前記梁には、前記ダミー用部材によって負荷させる曲げモーメントを緩和するための曲げモーメント緩和機構部が設けられることを特徴とする。
また、請求項6の考案は、前記梁が上方への揚力を生じさせる翼状のものからなることを特徴とする。
また、請求項7の考案は、前記翼状の形状の梁における前記曲げモーメント緩和機構部が下方に力を発生させる翼状のものからなることを特徴とする。
また、請求項8の考案は、前記梁が、内部にHeガスを封入したものからなることを特徴とする。
また、請求項9の考案は、前記梁が、前記請求項6,7,8の組み合わせからなることを特徴とする。
本考案の請求項1のアクシデント発生装置によれば、アクシデント発生装置は実際に発生するアクシデントとほぼ同一の動作をするように形成されているため、このアクシデント発生装置によって車側に付設されているアクシデント回避装置の完全化のテストが容易に、かつ効率的に行われる。
また、本考案の請求項2のアクシデント発生装置によれば、ダミー用部材が、実際に発生するアクシデントにおいて生ずる形態に近いものからなり、仮りにこのダミー用部材が車に衝突したとしても車の安全化が確保される構造からなり、車側の安全化のアクシデント回避装置のテストの完全化が可能となる。
また、本考案の請求項3又は請求項4のアクシデント発生装置によれば、アクシデント発生装置におけるダミー用部材移動機構部が、車に係合するダミー用部材を実際上に発生するアクシデントとほぼ同一の動作を確保することができテストの完全化が図れる。なお、請求項4のものは請求項3に較べて低コストのものとなり、強度や外観性に対しても優れた効果を有する。
また、本考案の請求項5のアクシデント発生装置によれば、ダミー用部材の移動によって生ずる曲げモーメントを緩和する曲げモーメント緩和機構部が設けられているため装置に無理な力が発生せず、円滑にテストを行うことができる。
また、本考案の請求項6,7,8,9のアクシデント発生装置によれば、装置側に無理な力が発生しないように工夫されているため円滑で、かつ迅速なテストを行うことができる。
以下、本考案のアクシデント発生装置の実施の形態を図面を参照して詳述する。なお、アクシデント発生装置はダミー用部材1とダミー用部材移動機構部2とからなり、以下にその詳述構造について説明する。
図1は本考案のアクシデント発生装置100の概要構造を示すものである。なお、車3側にはアクシデント回避装置や本考案のアクシデント発生装置の自動運転を行わせる操作手段等が設けられているが、ここではその説明を省略する。
ダミー用部材1としてはここでは平板状のものが採用されているがこのダミー用部材1は後に説明する各種の形態のものからなる。また、ダミー用部材移動機構部2は図1においては地上から立設する支柱4と、この上方側に車3の進行方向に沿って配設されるレール5と、レール5に沿って移動する梁移動部6と、梁移動部6に片持ち支持されている梁7等とからなる。
以上の構造により、ダミー用部材1を車3に対して任意の位置に係合させることができ、実際上のアクシデントとほぼ同様なテストを行うことができる。
ダミー用部材1としてはここでは平板状のものが採用されているがこのダミー用部材1は後に説明する各種の形態のものからなる。また、ダミー用部材移動機構部2は図1においては地上から立設する支柱4と、この上方側に車3の進行方向に沿って配設されるレール5と、レール5に沿って移動する梁移動部6と、梁移動部6に片持ち支持されている梁7等とからなる。
以上の構造により、ダミー用部材1を車3に対して任意の位置に係合させることができ、実際上のアクシデントとほぼ同様なテストを行うことができる。
図2に示すように「実施例2」のアクシデント発生装置100Aは、主構成要素としてはダミー用部材1Aとダミー用部材移動機構部2Aとからなるが、ダミー用部材移動機構部2Aの構造が図1の「実施例1」とは相異する。即ち、このダミー用部材移動機構部2Aは、地上から立設する支柱4Aと、支柱4Aの上方側の側面に固定されるレール5Aと、レール5Aに移動自在に支持される梁移動部6Aと、これに片持ち支持される梁7A等とからなり、ダミー用部材1Aは梁7Aに沿って移動するように形成されている。
以上により、前記の「実施例1」とほぼ同様のテストをすることができる。
以上により、前記の「実施例1」とほぼ同様のテストをすることができる。
ここでは、ダミー用部材1の各種の形状のものが図3乃至図6により示されている。勿論、ダミー用部材1の形状は以下の説明のものに限定するものではない。
図3は人間の形をしたダミー用部材1aを示す。このものは全体が緩衝材からなる。また、図4は自動車の形をしたダミー用部材1bを示す。このダミー用部材1bは図示のような構造のものからなり、枠やクッション材やキャスタ等から形成されているがこれは1つの実施例であり限定するものではない。
また、図5は衝立状のダミー用部材1cを示し、図6はクッション材のパイプ群からなるダミー用部材1dを示す。
以上の図3乃至図6は車3がダミー用部材1a等に衝突した場合に車3側の損傷を低減するものであるが、本考案のアクシデント発生装置100又は100Aではダミー用部材1a等に車3が衝突しないで係合する状態においてテストすることが望ましい。
図3は人間の形をしたダミー用部材1aを示す。このものは全体が緩衝材からなる。また、図4は自動車の形をしたダミー用部材1bを示す。このダミー用部材1bは図示のような構造のものからなり、枠やクッション材やキャスタ等から形成されているがこれは1つの実施例であり限定するものではない。
また、図5は衝立状のダミー用部材1cを示し、図6はクッション材のパイプ群からなるダミー用部材1dを示す。
以上の図3乃至図6は車3がダミー用部材1a等に衝突した場合に車3側の損傷を低減するものであるが、本考案のアクシデント発生装置100又は100Aではダミー用部材1a等に車3が衝突しないで係合する状態においてテストすることが望ましい。
図7及び図9は梁移動部6の構造の実施例を示すものであり、勿論、この構造に限定するものではない。
図9は支柱4の上部に一体的に形成されているレール5′にローラ8が上下,左右に当接しているものが示されている。このローラ8をモータ9により駆動することにより梁移動部6及び梁7をレール5′に沿って移動させることができる。なお、図9に示すものは支柱4上に形成される特殊なレール5″にローラ8を当接した構造の梁移動部6からなり、梁移動部6の安定移動ができる。
また、図8は梁移動部6の別の構造に示すものであり、ベルト10を梁移動部6に連設し、このベルト10をモータ9により駆動するものからなる。
また、図10(a),(b)は梁7Aと梁移動部6Aとをレール5Aにローラ8Aを介して移動させる実施例を示すものである。このものはレール5Aの構造に特徴があり片持ち支持されている梁7A等の基端側の支持剛性を高める点に特徴を有するものである。
図9は支柱4の上部に一体的に形成されているレール5′にローラ8が上下,左右に当接しているものが示されている。このローラ8をモータ9により駆動することにより梁移動部6及び梁7をレール5′に沿って移動させることができる。なお、図9に示すものは支柱4上に形成される特殊なレール5″にローラ8を当接した構造の梁移動部6からなり、梁移動部6の安定移動ができる。
また、図8は梁移動部6の別の構造に示すものであり、ベルト10を梁移動部6に連設し、このベルト10をモータ9により駆動するものからなる。
また、図10(a),(b)は梁7Aと梁移動部6Aとをレール5Aにローラ8Aを介して移動させる実施例を示すものである。このものはレール5Aの構造に特徴があり片持ち支持されている梁7A等の基端側の支持剛性を高める点に特徴を有するものである。
図11及び図13は梁7に作用する曲げモーメントを低減させるためのバランスウエイト11を設けた実施例を示す。図11は支柱4の内側にバランスウエイト11を設けたものであり、図12は支柱4の外側にバランスウエイト11を設けたものである。
また、図13は梁7に沿ってベルト10を配置し、このベルト10上にバランスウエイト11を設けダミー用部材1もベルト10の下方に連結し、両者のバランスをとって曲げモーメントを低減するようにしたものである。
また、図13は梁7に沿ってベルト10を配置し、このベルト10上にバランスウエイト11を設けダミー用部材1もベルト10の下方に連結し、両者のバランスをとって曲げモーメントを低減するようにしたものである。
図14は梁7自体の構造が特徴の構造のものからなり、本実施例では上方側への揚力を発生させる翼状のものから梁7Bが形成される。これによりダミー用部材1の自重をキャンセルしてダミー用部材1の移動の円滑さを図るようにしている。
また、図15は翼状の梁7Bの反対側(支柱4の外側)に下向きの力を発生させる特殊の翼12を設けたものであり梁7Bとのバランスを図るようにしている。
また、図15は翼状の梁7Bの反対側(支柱4の外側)に下向きの力を発生させる特殊の翼12を設けたものであり梁7Bとのバランスを図るようにしている。
図16は梁7の内部にHeガスを密封したもので梁7の軽量化を図るようにしたものである。
実施例8は図示していないが、前記の実施例6,7を合体したものであり、その組み合わせは自由である。
図17は請求項4に対応するダミー用部材移動機構部2Bを有するアクシデント発生装置100Bの概要構造を示すものである。レール5は地面13上において車3の進行方向に沿って敷設される。ダミー用部材移動機構部2Bはレール5に沿って移動する梁移動部6Bと、梁移動部6Bに片持ち支持されている梁7とからなり、梁7にはダミー用部材1が垂下され図略の移動機構部により梁7に沿って移動し得るように構成されている。
また、梁移動部6Bはレール5上に立設するコラム14と図18に示すようにコラム14をレール5に沿って移動させる駆動部15を有するものからなる。なお、本実施例では梁7は梁移動部6Bのコラム14に沿って上下に移動可能に形成されていないが、移動機構を設けるものでもよい。
また、梁移動部6Bはレール5上に立設するコラム14と図18に示すようにコラム14をレール5に沿って移動させる駆動部15を有するものからなる。なお、本実施例では梁7は梁移動部6Bのコラム14に沿って上下に移動可能に形成されていないが、移動機構を設けるものでもよい。
以上により、前記したアクシデント発生装置100,100Aとほぼ同様の効果を上げることができるかこのアクシデント発生装置100Bはレール5を地上に敷設するものであり、全体構造が簡便なものからなり、施工も容易であり比較的安価に実施できる。また、強度も外観美の向上を図ることができる。
本考案は、以上の説明の如きものであるが、各構成部の形状や構造は以上のものに限定するものではなく、同一の技術的範疇のものが適用されることは勿論である。
本考案のアクシデント発生装置は、すべての車のアクシデント回避装置の完全化のために使用されるものであり、車に限定するものではない。移動体すべてに適用され、利用範囲は極めて広い。
1 ダミー用部材
1a ダミー用部材
1b ダミー用部材
1c ダミー用部材
1d ダミー用部材
1A ダミー用部材
2 ダミー用部材移動機構部
2A ダミー用部材移動機構部
2B ダミー用部材移動機構部
3 車
3A 車
4 支柱
4A 支柱
5 レール
5A レール
5′ レール
5″ レール
6 梁移動部
6A 梁移動部
6B 梁移動部
7 梁
7A 梁
7B 梁
8 ローラ
8A ローラ
9 モータ
10 ベルト
11 バランスウエイト
12 翼
13 地面
14 コラム
15 駆動部
100 アクシデント発生装置
100A アクシデント発生装置
100B アクシデント発生装置
1a ダミー用部材
1b ダミー用部材
1c ダミー用部材
1d ダミー用部材
1A ダミー用部材
2 ダミー用部材移動機構部
2A ダミー用部材移動機構部
2B ダミー用部材移動機構部
3 車
3A 車
4 支柱
4A 支柱
5 レール
5A レール
5′ レール
5″ レール
6 梁移動部
6A 梁移動部
6B 梁移動部
7 梁
7A 梁
7B 梁
8 ローラ
8A ローラ
9 モータ
10 ベルト
11 バランスウエイト
12 翼
13 地面
14 コラム
15 駆動部
100 アクシデント発生装置
100A アクシデント発生装置
100B アクシデント発生装置
本考案は、車の安全性を確保するために、車に係合する実際上のアクシデントとほぼ同一の動作をして車側に付設されているアクシデント回避装置の完全化を図るためのアクシデント発生装置に関する。
車は走行中において各種のアクシデントに遭遇する。このアクシデントに対して車の安全性を確保するために車側にはアクシデント回避装置が付設されている。このアクシデント回避装置の完全化を図るために、実際に発生するアクシデントとほぼ同一の動作を車側に与えるアクシデント発生装置が必要となる。このアクシデント発生装置は、車に衝突するものでもよいが、車に係合して車の安全性をテストする形態のものが望ましい。本考案は以下に説明する構造からなるが、従来より採用されているアクシデント発生装置は主として車に衝撃する形式のものが殆どであり、その公知技術として、例えば、「特許文献1」,「特許文献2」,「特許文献3」,「特許文献4」,「特許文献5」等が挙げられる。
特開2001−143173号(図1)
特開2006−208093号(図1)
特開2003−075288号(図1)
特開2004−257734号(図1)
特開2004−132777号(図1)
前記の「特許文献1」,「特許文献2」,「特許文献3」,「特許文献4」,「特許文献5」はいずれも特徴を有し、車の衝撃試験装置としては使用されているものであるが、これ等の装置は本考案のように車に係合してアクシデント回避のテストをするためのものではない。
公知技術ではないが、車のアクシデント発生装置として図18及び図19に示すものがある。
図17は、支柱4に梁7を片持ち支持し、この梁7にダミー用部材1を垂下せしめたものからなる。なお、このダミー用部材1は図示のように左右方向に移動可能に形成されている。この場合、車3は自走してダミー用部材1に係合する。これにより、主に車3のアクシデント回避装置のテストを行うものである。
図17は、支柱4に梁7を片持ち支持し、この梁7にダミー用部材1を垂下せしめたものからなる。なお、このダミー用部材1は図示のように左右方向に移動可能に形成されている。この場合、車3は自走してダミー用部材1に係合する。これにより、主に車3のアクシデント回避装置のテストを行うものである。
一方、図18に示すものは、車3のとほぼ同一の装置用の車3Aに図17に示したような装置を搭載し、車3と車3Aとの速度を変化させて両車を併走させるものであり、図18のものよりも実際に近いテストを可能にするものである。
以上の車のアクシデント発生装置は夫々特徴を有するものであるが、試験条件を色々と変化させることが難しく、かつ図19の併走のものでは両車3,3Aのタイミングをとることが難しく、再現性の悪い試験が行われ易い問題点があった。
以上の車のアクシデント発生装置は夫々特徴を有するものであるが、試験条件を色々と変化させることが難しく、かつ図19の併走のものでは両車3,3Aのタイミングをとることが難しく、再現性の悪い試験が行われ易い問題点があった。
本考案は、以上の事情に鑑みて考案されたものであり、実際上に発生するアクシデントとほぼ同一のアクシデントを車側に係合させて車側に設けたアクシデント回避装置の完全化を図るために使用されるアクシデント発生装置を提供することを目的とする。
本考案は、以上の目的を達成するために、請求項1の考案は、走行中における種々のアクシデントに対応して車の安全性を確保するために車側に付設されるアクシデント回避装置の完全化を図るべく実際に発生するアクシデントとほぼ同一の動作を行わせるためのアクシデント発生装置であって、該発生装置は、車に係合するダミー用部材と、該ダミー用部材を車の進行方向及びこれと直行する上下,左右方向に移行させるダミー用部材移動機構部とからなることを特徴とする。
また、請求項2の考案は、前記ダミー用部材は、人間や車やその他任意の形状の緩衝材から形成される部材や、車との衝突発生時に衝撃力を緩和する方向に移動する部材からなることを特徴とする。
また、請求項3の考案は、前記ダミー用部材移動機構部は、地上に立設する支柱と、支柱に固定されて前記車の進行方向に沿って配設されるレールと、該レールに片持ち支持されて前記ダミー用部材を移動させための梁と、該梁を前記レールに沿って移動させる梁移動部とからなることを特徴とする。
また、請求項4の考案は、前記梁には、前記ダミー用部材によって負荷させる曲げモーメントを緩和するための曲げモーメント緩和機構部が設けられることを特徴とする。
また、請求項5の考案は、前記梁が上方への揚力を生じさせる翼状のものからなることを特徴とする。
また、請求項6の考案は、前記翼状の形状の梁における前記曲げモーメント緩和機構部が下方に力を発生させる翼状のものからなることを特徴とする。
また、請求項7の考案は、前記梁が、内部にHeガスを封入したものからなることを特徴とする。
本考案の請求項1のアクシデント発生装置によれば、アクシデント発生装置は実際に発生するアクシデントとほぼ同一の動作をするように形成されているため、このアクシデント発生装置によって車側に付設されているアクシデント回避装置の完全化のテストが容易に、かつ効率的に行われる。
また、本考案の請求項2のアクシデント発生装置によれば、ダミー用部材が、実際に発生するアクシデントにおいて生ずる形態に近いものからなり、仮りにこのダミー用部材が車に衝突したとしても車の安全化が確保される構造からなり、車側の安全化のアクシデント回避装置のテストの完全化が可能となる。
また、本考案の請求項3のアクシデント発生装置によれば、アクシデント発生装置におけるダミー用部材移動機構部が、車に係合するダミー用部材を実際上に発生するアクシデントとほぼ同一の動作を確保することができテストの完全化が図れる。
また、本考案の請求項4のアクシデント発生装置によれば、ダミー用部材の移動によって生ずる曲げモーメントを緩和する曲げモーメント緩和機構部が設けられているため装置に無理な力が発生せず、円滑にテストを行うことができる。
また、本考案の請求項5,6,7のアクシデント発生装置によれば、装置側に無理な力が発生しないように工夫されているため円滑で、かつ迅速なテストを行うことができる。
以下、本考案のアクシデント発生装置の実施の形態を図面を参照して詳述する。なお、アクシデント発生装置はダミー用部材1とダミー用部材移動機構部2とからなり、以下にその詳述構造について説明する。
図1は本考案のアクシデント発生装置100の概要構造を示すものである。なお、車3側にはアクシデント回避装置や本考案のアクシデント発生装置の自動運転を行わせる操作手段等が設けられているが、ここではその説明を省略する。
ダミー用部材1としてはここでは平板状のものが採用されているがこのダミー用部材1は後に説明する各種の形態のものからなる。また、ダミー用部材移動機構部2は図1においては地上から立設する支柱4と、この上方側に車3の進行方向に沿って配設されるレール5と、レール5に沿って移動する梁移動部6と、梁移動部6に片持ち支持されている梁7等とからなる。
以上の構造により、ダミー用部材1を車3に対して任意の位置に係合させることができ、実際上のアクシデントとほぼ同様なテストを行うことができる。
ダミー用部材1としてはここでは平板状のものが採用されているがこのダミー用部材1は後に説明する各種の形態のものからなる。また、ダミー用部材移動機構部2は図1においては地上から立設する支柱4と、この上方側に車3の進行方向に沿って配設されるレール5と、レール5に沿って移動する梁移動部6と、梁移動部6に片持ち支持されている梁7等とからなる。
以上の構造により、ダミー用部材1を車3に対して任意の位置に係合させることができ、実際上のアクシデントとほぼ同様なテストを行うことができる。
図2に示すように「実施例2」のアクシデント発生装置100Aは、主構成要素としてはダミー用部材1Aとダミー用部材移動機構部2Aとからなるが、ダミー用部材移動機構部2Aの構造が図1の「実施例1」とは相異する。即ち、このダミー用部材移動機構部2Aは、地上から立設する支柱4Aと、支柱4Aの上方側の側面に固定されるレール5Aと、レール5Aに移動自在に支持される梁移動部6Aと、これに片持ち支持される梁7A等とからなり、ダミー用部材1Aは梁7Aに沿って移動するように形成されている。
以上により、前記の「実施例1」とほぼ同様のテストをすることができる。
以上により、前記の「実施例1」とほぼ同様のテストをすることができる。
ここでは、ダミー用部材1の各種の形状のものが図3乃至図6により示されている。勿論、ダミー用部材1の形状は以下の説明のものに限定するものではない。
図3は人間の形をしたダミー用部材1aを示す。このものは全体が緩衝材からなる。また、図4は自動車の形をしたダミー用部材1bを示す。このダミー用部材1bは図示のような構造のものからなり、枠やクッション材やキャスタ等から形成されているがこれは1つの実施例であり限定するものではない。
また、図5は衝立状のダミー用部材1cを示し、図6はクッション材のパイプ群からなるダミー用部材1dを示す。
以上の図3乃至図6は車3がダミー用部材1a等に衝突した場合に車3側の損傷を低減するものであるが、本考案のアクシデント発生装置100又は100Aではダミー用部材1a等に車3が衝突しないで係合する状態においてテストすることが望ましい。
図3は人間の形をしたダミー用部材1aを示す。このものは全体が緩衝材からなる。また、図4は自動車の形をしたダミー用部材1bを示す。このダミー用部材1bは図示のような構造のものからなり、枠やクッション材やキャスタ等から形成されているがこれは1つの実施例であり限定するものではない。
また、図5は衝立状のダミー用部材1cを示し、図6はクッション材のパイプ群からなるダミー用部材1dを示す。
以上の図3乃至図6は車3がダミー用部材1a等に衝突した場合に車3側の損傷を低減するものであるが、本考案のアクシデント発生装置100又は100Aではダミー用部材1a等に車3が衝突しないで係合する状態においてテストすることが望ましい。
図7及び図9は梁移動部6の構造の実施例を示すものであり、勿論、この構造に限定するものではない。
図9は支柱4の上部に一体的に形成されているレール5′にローラ8が上下,左右に当接しているものが示されている。このローラ8をモータ9により駆動することにより梁移動部6及び梁7をレール5′に沿って移動させることができる。なお、図9に示すものは支柱4上に形成される特殊なレール5″にローラ8を当接した構造の梁移動部6からなり、梁移動部6の安定移動ができる。
また、図8は梁移動部6の別の構造に示すものであり、ベルト10を梁移動部6に連設し、このベルト10をモータ9により駆動するものからなる。
また、図10(a),(b)は梁7Aと梁移動部6Aとをレール5Aにローラ8Aを介して移動させる実施例を示すものである。このものはレール5Aの構造に特徴があり片持ち支持されている梁7A等の基端側の支持剛性を高める点に特徴を有するものである。
図9は支柱4の上部に一体的に形成されているレール5′にローラ8が上下,左右に当接しているものが示されている。このローラ8をモータ9により駆動することにより梁移動部6及び梁7をレール5′に沿って移動させることができる。なお、図9に示すものは支柱4上に形成される特殊なレール5″にローラ8を当接した構造の梁移動部6からなり、梁移動部6の安定移動ができる。
また、図8は梁移動部6の別の構造に示すものであり、ベルト10を梁移動部6に連設し、このベルト10をモータ9により駆動するものからなる。
また、図10(a),(b)は梁7Aと梁移動部6Aとをレール5Aにローラ8Aを介して移動させる実施例を示すものである。このものはレール5Aの構造に特徴があり片持ち支持されている梁7A等の基端側の支持剛性を高める点に特徴を有するものである。
図11及び図13は梁7に作用する曲げモーメントを低減させるためのバランスウエイト11を設けた実施例を示す。図11は支柱4の内側にバランスウエイト11を設けたものであり、図12は支柱4の外側にバランスウエイト11を設けたものである。
また、図13は梁7に沿ってベルト10を配置し、このベルト10上にバランスウエイト11を設けダミー用部材1もベルト10の下方に連結し、両者のバランスをとって曲げモーメントを低減するようにしたものである。
また、図13は梁7に沿ってベルト10を配置し、このベルト10上にバランスウエイト11を設けダミー用部材1もベルト10の下方に連結し、両者のバランスをとって曲げモーメントを低減するようにしたものである。
図14は梁7自体の構造が特徴の構造のものからなり、本実施例では上方側への揚力を発生させる翼状のものから梁7Bが形成される。これによりダミー用部材1の自重をキャンセルしてダミー用部材1の移動の円滑さを図るようにしている。
また、図15は翼状の梁7Bの反対側(支柱4の外側)に下向きの力を発生させる特殊の翼12を設けたものであり梁7Bとのバランスを図るようにしている。
また、図15は翼状の梁7Bの反対側(支柱4の外側)に下向きの力を発生させる特殊の翼12を設けたものであり梁7Bとのバランスを図るようにしている。
図16は梁7の内部にHeガスを密封したもので梁7の軽量化を図るようにしたものである。
本考案は、以上の説明の如きものであるが、各構成部の形状や構造は以上のものに限定するものではなく、同一の技術的範疇のものが適用されることは勿論である。
本考案のアクシデント発生装置は、すべての車のアクシデント回避装置の完全化のために使用されるものであり、車に限定するものではない。移動体すべてに適用され、利用範囲は極めて広い。
1 ダミー用部材
1a ダミー用部材
1b ダミー用部材
1c ダミー用部材
1d ダミー用部材
1A ダミー用部材
2 ダミー用部材移動機構部
2A ダミー用部材移動機構部
3 車
3A 車
4 支柱
4A 支柱
5 フレーム
5A フレーム
5′ フレーム
5″ フレーム
6 梁移動部
6A 梁移動部
7 梁
7A 梁
7B 梁
8 ローラ
8A ローラ
9 モータ
10 ベルト
11 バランスウエイト
12 翼
100 アクシデント発生装置
100A アクシデント発生装置
1a ダミー用部材
1b ダミー用部材
1c ダミー用部材
1d ダミー用部材
1A ダミー用部材
2 ダミー用部材移動機構部
2A ダミー用部材移動機構部
3 車
3A 車
4 支柱
4A 支柱
5 フレーム
5A フレーム
5′ フレーム
5″ フレーム
6 梁移動部
6A 梁移動部
7 梁
7A 梁
7B 梁
8 ローラ
8A ローラ
9 モータ
10 ベルト
11 バランスウエイト
12 翼
100 アクシデント発生装置
100A アクシデント発生装置
Claims (8)
- 走行中における種々のアクシデントに対応して車の安全性を確保するために車側に付設されるアクシデント回避装置の完全化を図るべく実際に発生するアクシデントとほぼ同一の動作を行わせるためのアクシデント発生装置であって、該発生装置は、車に係合するダミー用部材と、該ダミー用部材を車の進行方向及びこれと直行する上下,左右方向に移行させるダミー用部材移動機構部とからなることを特徴とするアクシデント発生装置。
- 前記ダミー用部材は、人間や車やその他任意の形状の緩衝材から形成される部材や、車との衝突発生時に衝撃力を緩和する方向に移動する部材からなることを特徴とする請求項1に記載のアクシデント発生装置。
- 前記ダミー用部材移動機構部は、地上に立設する支柱と、支柱に固定されて前記車の進行方向に沿って配設されるレールと、該レールに片持ち支持されて前記ダミー用部材を移動させための梁と、該梁を前記レールに沿って移動させる梁移動部とからなることを特徴とする請求項1に記載のアクシデント発生装置。
- 前記梁には、前記ダミー用部材によって負荷させる曲げモーメントを緩和するための曲げモーメント緩和機構部が設けられることを特徴とする請求項1又は3に記載のアクシデント発生装置。
- 前記梁が上方への揚力を生じさせる翼状のものからなることを特徴とする請求項1,3,4のいずれかに記載のアクシデント発生装置。
- 前記翼状の形状の梁における前記曲げモーメント緩和機構部が下方に力を発生させる翼状のものからなることを特徴とする請求項5に記載のアクシデント発生装置。
- 前記梁が、内部にHeガスを封入したものからなることを特徴とする請求項1,4,5,6のいずれかに記載のアクシデント発生装置。
- 前記梁が、前記請求項5,6,7の組み合わせからなることを特徴とする請求項1,5,6,7のいずれかに記載のアクシデント発生装置。
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012107950A (ja) * | 2010-11-16 | 2012-06-07 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 自動車衝突模擬試験装置 |
| JP2014515115A (ja) * | 2011-05-18 | 2014-06-26 | 4アー エンジニアリング ゲーエムベーハー | 自動車両における運転者支援システムの機能試験のためのダミー物体 |
-
2007
- 2007-11-23 JP JP2007009067U patent/JP3143960U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012107950A (ja) * | 2010-11-16 | 2012-06-07 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 自動車衝突模擬試験装置 |
| JP2014515115A (ja) * | 2011-05-18 | 2014-06-26 | 4アー エンジニアリング ゲーエムベーハー | 自動車両における運転者支援システムの機能試験のためのダミー物体 |
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