JP3144601U - 荷崩れ防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】取り扱いが容易で使用場所に関する制限が無く、しかも低コストな
荷崩れ防止装置を提供する。
【解決手段】パレットPに積載された物品Wに対してその外周に巻き付け可能とされる帯状のシート2と、このシート2の長手方向一端部に設けられた支柱3と、この支柱3の下端部に設けられてパレットPの外周部に係合可能とされた支持脚部材4と、シート2を物品Wまわりに巻回した状態で長手方向両端部を巻き締め保持可能にする巻き締め手段5とにより構成する。
【選択図】図1

Description

本考案は、パレット上に積載された物品が荷崩れするのを防止できるようにした荷崩れ防止装置に関するものである。
パレット上に積載された物品が荷崩れするのを防止するため、物品をフィルムで包み込むようにする方法が多用されていたが、この方法ではフィルムの再利用ができないことから使い捨てとなり、高コストになるという問題や、フィルムの取り扱い(殊に物品の包装作業)が面倒であるという問題などがあった。
そこでこの問題を解消するため、物品のまわりへ包装材を巻き付けた後、この包装材をエアで膨らませて物品への巻き締め力(固定力)を高める方法及びこの方法に使用する包装材(物品包装固定具)が提案されるに至った(特許文献1参照)。この包装材は、物品の外周に巻き付ける方向を細かなピッチで区切って、同方向で縦長の気密室(エア室)が複数並ぶように形成させてあった。
なお、包装材の下端部には、パレットへ引っ掛けるフック状の係止手段が取り付けられており、この係止手段によってパレット上での位置ズレを防止するようになっていた。
特開2004−99070号公報
前記した従来公知の包装材(特許文献1のもの)は、エアを吹き込む前では腰の無い柔らかな状態(可撓性の豊富な状態)にあって、その意味で、布や樹脂シートと変わりのないものである。そのため、このような柔らかい包装材をパレット上の物品まわりに巻き付ける作業は非常に面倒であると共に、一人での作業では困難を極めるものとなっていた。
また、エアの吹き込みには当然に圧縮エアの供給源となる設備(コンプレッサーなど)が必要であり、使用場所が限定されてしまうという大きな問題があった。このことは、例えばパレット積みの状態のまま物品をトラック輸送する場合などにあって、トラックへの荷積み場所が限定されてしまうということである。
更に、包装材は、気密室を区画形成させるために(エアを貯められるように)表裏二重構造とする必要があり、それ自体がコスト高になっていると共に、重くて分厚くなる構造が取り扱い上の妨げになるという問題もあった。
また、この包装材は、パレット上に積載された物品への巻き始めとなる始端を一人の作業者が手でもって固定支持し、もう一人の作業者が包装材の他端側をもってパレット上の物品の回りを回ることで巻き付けし、締付具によって締付固定する必要があり、少なくとも、2人の作業者が必要となるという問題もあった。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであって、パレット上に積載された物品の荷崩れ防止に用いる荷崩れ防止装置において、1人で作業することができ、取り扱いが容易で使用場所に関する制限が無く、しかも低コストである荷崩れ防止装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本考案は次の手段を講じた。
即ち、本考案に係る荷崩れ防止装置は、パレットに積載された物品に対してその外周に巻き付け可能とされる帯状のシートと、このシートの長手方向一端部に設けられた支柱と、この支柱の下端部に設けられてパレットの外周部に係合可能とされ且つこの係合状態で支柱を起立保持可能にする支持脚部材と、上記シートを物品まわりに巻回した状態で長手方向両端部を巻き締め保持可能にする巻き締め手段とを有したものである。
このような構成であると、支持脚部材をパレットに係合させることにより、パレットに対して支柱を自立状態で起立させることができる。そして、この支柱を始端としてパレット上に積載された物品のまわりへシートを巻き付けることができる。
すなわち、このようなことから、物品に対するシートの巻き付け作業を一人で行えるようになる。また、シートには1枚ものの通常のシート素材を使用可能であり、表裏二重構造のようなものは不要であるため、低コスト化も図れる。勿論、圧縮エアの供給源とするような設備も不要であるから、使用場所に関する制限もない。
支持脚部材は、パレットの側面に形成されたフォーク差込口へ挿入可能なように横突出状態で設けられており、この横突出状態で上側となる部分にフォーク差込口の内部上面と接触する上部係合面が形成され、この横突出状態で下側となる部分にフォーク差込口の内部下面と接触する下部係合面が形成されたものとすればよい。
このようにパレットのフォーク差込口を利用して支持脚部材を係合させる構成であれば、パレット上の物品との接触干渉に影響されることがなく、パレットに対する支持脚部材の係合が可能になる。
支持脚部材は、前記上部係合面が上面に形成された上部脚片と前記下部係合面が下面に形成された下部脚片とを有していると共に、これら上部脚片と下部脚片との上下間で両片を相対的に上下離反方向へ弾性押圧する弾発部材を有したものとしてもよい。
このようにすることで、パレットのフォーク差込口に対する支持脚部材の係合が確実になる。また、パレットのフォーク差込口において、上下方向の開口寸法に多少のバラツキがあっても、弾発部材の弾性押圧力によって上部脚片と下部脚片との上下方向間隔が自動調整され、結果、パレットに対する支持脚部材の係合が可能になる。
支持脚部材は、前記上部係合面が上面に形成された上部脚片と前記下部係合面が下面に形成された下部脚片とを有しており、これら上下の脚片のうち少なくとも一方は上下移動自在に設けられ、且つ上下移動自在とされた脚片には移動後の高さ位置を固定する脚片固定手段が設けられたものとしてもよい。
このようにすることでも、パレットのフォーク差込口に対する支持脚部材の係合が確実になる。また、パレットのフォーク差込口において、上下方向の開口寸法に多少のバラツキがあっても、上部脚片と下部脚片との上下方向間隔を適宜調整後、脚片固定手段により固定すれば、パレットに対する支持脚部材の係合が可能になる。
シートには、前記支柱が設けられるのとは反対側となる長手方向端部に対してこの支柱と平行する状態で第2支柱が設けられたものとするのが好適である。
このようにすれば、第2支柱によってシートの帯幅(上下方向に広げた形状)が保持されるので、取り扱いが容易となり、また物品に対する巻き付け作業も容易となる。
第2支柱には、当該第2支柱を軸としてシートを巻取回収するときに第2支柱を回転させるためのハンドルが設けられたものとすればよい。
このようにすることで、シートを巻取回収するのが容易となる。
本考案に係る荷崩れ防止装置は、1人で作業することができ、取り扱いが容易で使用場所に関する制限が無く、しかも低コストである。
以下、本考案の実施の形態を、図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
図1乃至図5は、本考案に係る荷崩れ防止装置1の第1実施形態を示している。この荷崩れ防止装置1は、帯状のシート2と、このシート2の長手方向一端部に設けられた支柱3と、この支柱3の下端部に設けられた支持脚部材4と、シート2に設けられた巻き締め手段5とを有している。またこの荷崩れ防止装置1は、シート2の他端部に設けられた第2支柱6を有している。
シート2は、パレットPに積載された物品Wに対してその外周に巻き付け可能とされたもので、ビニールやPP等の樹脂シート、或いは布帛などにより形成することができる。耐久性や高強度性等はもとより、防水性や通気性、防かび性、耐候性、耐火性などに優れた材質を選択することも当然に、必要に応じて配慮すべき事項である。
このシート2の長手方向両端部には、支柱3や第2支柱6を保持させるため、上下に貫通する袋部10を縫製や接着などにより形成しておくと便利である。
なお、シート2の帯幅(使用時の高さ寸法:以下「高さ」と言う)や長さは、使用するパレットPや物品Wの大きさに応じて適宜決めればよい。例えば汎用的なパレットPは一辺が1000〜1100mm程度であるため、シート2の長さは4000〜4400mmなどとすればよい。また高さは1200〜1500mmなどとすればよい。
勿論、パレットPや物品Wの大きさに合わせなければならないというものでもないので、多少の大小は許容されるものであるし、場合によっては幾つかのサイズに共通使用させるようなものとしてもよい。
支柱3は、パレットPの外周部に沿わせてシート2を起立させるときの芯(保形材)となる部分であって、シート2の高さに略相当する長さで形成されている。
本第1実施形態では、2本の丸棒素材11を平行させて、それらの長手方向適所を連結板12で連結させることによって製作してある。丸棒素材11は金属製としたり樹脂製としたりすればよい。場合によっては丸棒素材11を木製とすることも可能である。
図4に示すように、支持脚部材4は、パレットPの外周部に係合可能とされたもので、支柱3の下端部から、パレットPの側面に形成されたフォーク差込口hへ向けて挿入可能なように横突出状態で設けられている。
支持脚部材4において、この横突出状態で上側となる部分は、フォーク差込口hの内部上面と接触する上部係合面15として形成されている。また、この横突出状態で下側となる部分は、フォーク差込口hの内部下面と接触する下部係合面16として形成されている。
これら上部係合面15と下部係合面16とは、支持脚部材4をパレットPのフォーク差込口hに差し込んだとき、フォーク差込口hの内部上面と内部下面とに対して同時に接触し、且つ上下相反する方向へ押圧する状態となっている(上部係合面15は内部上面を上向きに押圧し下部係合面16は内部下面を下向きに押圧する)。
そのため、フォーク差込口h内で支持脚部材4はガタツキなく係合した状態が得られ、この支持脚部材4の上部で支柱3が起立した状態が保持されるようになっている。なお、意欲をもって支持脚部材4をフォーク差込口hから引き出すようにすれば、比較的容易に支持脚部材4を引き出せる程度の係合力となっている。
本第1実施形態において支持脚部材4は、支柱3を形成している丸棒素材11の下端部をコ字状に折曲させることで、支柱3と支持脚部材4とが一体形成されるようにしてある。また、パレットPのフォーク差込口hに対して挿入し易さを考慮して、横突出する先方ほど当該支持脚部材4の高さ寸法が若干小さくなるように、上部係合面15には下り傾斜を、また下部係合面16には上り傾斜を、それぞれ付してある。
第2支柱6は、シート2において、支柱3が設けられるのとは反対側となる長手方向端部に対してこの支柱3と平行する状態で設けられている。この第2支柱6によってもシート2の高さが保形されるようになるので、シート2の取り扱いが容易となり、またシート2を物品Wに対して巻き付けたり、その後、物品Wからシート2を取り除いたりする作業も容易に行えるようになる。
なお、この第2支柱6には上端部にハンドル20が設けられている。このハンドル20は上方へ突出する握り部20aを有したもので、この握り部20aは、第2支柱6に対してクランク状に折れ曲がった状態で配置されている(第2支柱6の軸心からズレた位置で上方突出している)。
そのため、第2支柱6の軸心を支点にして握り部20aを旋回させるようにすると、第2支柱6を軸としてそのまわりにシート2を巻き取らせることができる。すなわち、物品Wへ巻き付けたシート2をその後に取り除く際、ハンドル20を旋回操作しつつシート2を物品Wから剥がしてゆくようにすれば、シート2を第2支柱6まわりに巻取回収することができる。
そのため、物品Wから取り外したシート2をコンパクトにまとめることができ、その後の取り扱いが容易であると共に、シート2の再利用(物品Wへの巻き付け)も簡単に行えるようになる。勿論、これらの作業を一人で行える利点もある。
巻き締め手段5は、シート2を物品Wまわりに巻回したときに(図2参照)、このシート2の長手方向両端部を巻き締め保持させるためのものである。具体的な構造は特に限定されるものではないが、繰り返しの使用が可能であることが必要である。
本第1実施形態では、シート2の長手方向一端側に可撓性の紐状部材21を設け、シート2の長手方向他端側には、紐状部材21を通すリング部材22を設けて、これら紐状部材21とリング部材22とで連結離反可能にしてある。なお、図例ではこれら紐状部材21とリング部材22との組み合わせを、上下3箇所に設けてあるが、設置数や配置などは何ら限定されるものではない。
紐状部材21はナイロン等の樹脂製ベルト等によって形成することができる。その他、布製や皮製、金属製(チェーン等)などとしてもよい。またリング部材22も、好ましくは樹脂ベルト23等を介してシート2に取り付けておくのがよい。
紐状部材21とリング部材22との連結は、図5に示すように、紐状部材21を2個のリング部材22へ挿し通して折り返した後、その折り返し端部を2個のリング部材のうちの一方を通して引き出すことにより緊締状態で係止保持させる構造などを採用可能である。
なお、図示は省略するが、衣類(ズボン等)で多用されるようなベルトとベルト通しによる連結構造等を採用することも可能である。
以上、詳説したところから明かなように、上記構成を具備した本考案の荷崩れ防止装置1では、図3に示すように、シート2の長手方向一端部(広口の袋部10)へ支柱3を差し込むと共に、シート2の長手方向他端部(狭口の袋部10)へ第2支柱6を差し込んでおく。これら支柱3や第2支柱6は、各袋部10に差し込んだ状態で固定しておいてもよい。
そして、図1に示すように、物品Wを積載状態にあるパレットPに対し、そのフォーク差込口hのうちいずれかへ支持脚部材4を差し込み、係合させる。これにより、パレットPの外周部で支柱3を起立状態に保持させる。
次に、図2に示すように、支柱3を始点としてパレットP上の物品Wまわりへシート2を巻き付けてゆく。このとき、第2支柱6を把持するようにするとシート2を広げたまま巻き付け作業を進行できるため、作業が容易である。
支柱3の起立位置までシート2を巻き付けた状態で、巻き締め手段5を連結状態にする(図5参照)。このように、物品Wに対するシート2の巻き付け作業は一人で行える。
以上のように、物品Wのまわりはシート2によって巻回され、固定されるので、搬送振動などで物品Wが荷崩れを起こすおそれはなくなる。
[第2実施形態]
図6及び図7は、本考案に係る荷崩れ防止装置1の第2実施形態を示している。本第2実施形態の荷崩れ防止装置1が第1実施形態と最も異なるところは、支柱3の下端部に設けられた支持脚部材4が上部脚片30と下部脚片31とを有し、且つこれら上部脚片30と下部脚片31との上下間に弾発部材32が設けられている点にある。
なお、支柱3は1本の角棒素材33により形成されたものとしている点も第1実施形態と異なるところである。
支持脚部材4において、上部脚片30及び下部脚片31は板材により形成されている。そのため、上部脚片30の上面に、フォーク差込口hの内部上面と接触する上部係合面15が形成され、下部脚片31の下面に、フォーク差込口hの内部下面と接触する下部係合面16が形成されることになる。
上部脚片30には支柱3をガタツキ無く挿通可能にする柱孔36が形成されており、この柱孔36内に支柱3が串刺し状に挿通されている。支柱3が角棒素材33により形成されているため、柱孔36は角穴になっている。すなわち、上部脚片30は支柱3とは固定されておらず、支柱3に沿って上下に移動自在となっている。
また、上部脚片30にはこの柱孔36に近接する位置に背部鍔37が設けられている。この背部鍔37は、上部脚片30の上方又は下方へ折曲状に設けられたもので(図例では上方とした)、上部脚片30の剛性を高める作用もある。この背部鍔37には脚片固定手段38が設けられている。
この脚片固定手段38は、柱孔36内へ支柱3が挿通されたときに、この支柱3と合致する配置で設けられた雌ねじ孔39と、この雌ねじ孔39に螺合されたセットボルト40とを有している。
セットボルト40には蝶ボルトが用いられており、手で緩めたり締め込んだりの操作が可能となっている。すなわち、このセットボルト40を締め付けるとそのボルト先端が支柱3に当接してブレーキ力を発生し、支柱3に対する上部脚片30の位置決めが可能になる。またセットボルト40を緩めた状態では、支柱3に沿って上部脚片30の上下移動が自在となる。
背部鍔37には、その左右両側に側部鍔41が設けられている。これら左右の側部鍔41は、支持脚部材4をパレットPのフォーク差込口hへ差し込んだとき、支柱3と一緒にパレットPの側面に当接するようになっている(図7参照)。そのため、パレットPの側面に対して、支柱3を中心にしてその左右両側に左右の側部鍔41が当接した3点支持状態が得られることになる。従って、パレットPに対する支持脚部材4の係合状態の安定、ひいては支柱3の起立状態の安定が得られるという利点に繋がる。
下部脚片31は、支柱3に対して溶接などにより固定された状態にある。
弾発部材32は、上部脚片30と下部脚片31を相対的に上下離反方向へ弾性押圧するためのものである。本第2実施形態では、上下のバネ板部32a,32bが側面視「く」字状に折曲形成された板バネを採用して弾発部材32を形成してある。この弾発部材32には上下のバネ板部32a,32bから後方へ突き出すようにして係合突起42が突設されている。
一方、支柱3には、上のバネ板部32aに設けられた係合突起42と係合可能な上部係合孔43が設けられていると共に、下のバネ板部32bに設けられた係合突起42と係合可能な下部係合孔44が設けられている。
このうち、上部係合孔43は上下に長い長孔とされ、下部係合孔44は上下に短い丸孔又は角穴とされている。
このような構成を具備して成る第2実施形態の荷崩れ防止装置1では、パレットPのフォーク差込口hにおいて、その上下方向の開口寸法に種々のサイズが存在するとき(例えば80mm〜100mmのものが一般に多く流通している)、或いは多少の寸法バラツキがあったときにも対応できる。
すなわち、予め、支持脚部材4に設けられたセットボルト40を緩めから上部脚片30と下部脚片31との上下間隔を弾発部材32の弾発力に抗しつつ、狭めるようにし、必要に応じてこの状態でセットボルト40を一旦、仮締めする。そして支持脚部材4をフォーク差込口hへ差し込んでからセットボルト40をもう一度、緩めるようにする。
このようにすることで、上部脚片30と下部脚片31との上下間隔が弾発部材32の作用で広げられ、フォーク差込口hにおける上下方向の開口寸法に応じて自動的に調整されることになる。即ち、パレットPのフォーク差込口hに対する支持脚部材4の係合が確実に行えるようになる。その後、セットボルト40を締め込むようにすればよい。
[第3実施形態]
図8及び図9は、本考案に係る荷崩れ防止装置1の第3実施形態を示している。本第3実施形態の荷崩れ防止装置1は、上記した第2実施形態(図6及び図7参照)とほぼ同じで、支柱3の下端部に設けられた支持脚部材4が上部脚片30と下部脚片31とを有し、且つこれら上部脚片30と下部脚片31との上下間に弾発部材32が設けられている。
第2実施形態との違いは、弾発部材32としてコイルスプリングを採用している点にある。
弾発部材32がコイルスプリングであることから、上部脚片30の下面及び下部脚片31の上面には、コイルスプリングのリング内に嵌合可能な位置決めボス45,46が設けられている。
この他の構成、及び作用効果については第2実施形態と略同様であるため、ここでの詳説は省略する。
[第4実施形態]
図10及び図11は、本考案に係る荷崩れ防止装置1の第4実施形態を示している。本第4実施形態の荷崩れ防止装置1についても、上記した第2実施形態(図6及び図7参照)とほぼ同じで、支柱3の下端部に設けられた支持脚部材4が上部脚片30と下部脚片31とを有し、且つこれら上部脚片30と下部脚片31との上下間に弾発部材32が設けられている。
第2実施形態との違いは、弾発部材32としてコイルスプリングを採用し、更にこのコイルスプリングを上部脚片30と下部脚片31との上下間において支柱3に挿通させている点にある。
このため、上記第3実施形態(図8及び図9参照)とは異なり、上部脚片30の下面や下部脚片31の上面に位置決めボス45,46を設ける必要がなく、構造の簡潔化、低コスト化、軽量化などが図れる利点がある。
なお、本第4実施形態では、上部脚片30の背部鍔37に対し、後方へ張り出すような状態で後部鍔47が設けられている。この後部鍔47は、上部脚片30を下方へ押し下げる操作が容易に行えるようにするためのもので、作業者の足を掛けたり、又は手を掛けたりできるようになっている。
この他の構成、及び作用効果については第2、第3実施形態と略同様であるため、ここでの詳説は省略する。
[第5実施形態]
図12及び図13は、本考案に係る荷崩れ防止装置1の第5実施形態を示している。本第5実施形態の荷崩れ防止装置1は、上記した第2実施形態(図6及び図7参照)、第3実施形態(図8及び図9参照)、第4実施形態(図10及び図11参照)から弾発部材32を省略したのと略同じ構成である。
すなわち、支柱3の下端部に設けられた支持脚部材4が上部脚片30と下部脚片31とを有したものである。また上部脚片30には脚片固定手段38が設けられている。
この他の構成、及び作用効果については、弾発部材32によるものを除いて第2〜第4実施形態と略同様であるため、ここでの詳説は省略する。
[第6実施形態]
図14は、本考案に係る荷崩れ防止装置1の第6実施形態を示している。本第6実施形態の荷崩れ防止装置1は、上記した第5実施形態(図12及び図13参照)とほぼ同じで、支持脚部材4が上部脚片30と下部脚片31とを有し、また上部脚片30に脚片固定手段38が設けられたものである。
第5実施形態との違いは、支柱3を形成する角棒素材33をL型に折曲することにより、この折曲部分で支持脚部材4の下部脚片31を形成させている点にある。すなわち、支柱3と下部脚片31とが一体形成されているため、部品点数が減少しており、構造の簡潔化、低コスト化、軽量化などが図れる利点がある。
この他の構成、及び作用効果については第5実施形態と略同様であるため、ここでの詳説は省略する。
[第7実施形態]
図15は、本考案に係る荷崩れ防止装置1の第7実施形態を示している。本第7実施形態の荷崩れ防止装置1が具備する支柱3は、上記した第1実施形態(図1乃至図5参照)で説明した支柱3と同様に、2本の丸棒素材11によって形成されたものである。
ただ第1実施形態と異なり、丸棒素材11の下端部をL型に折曲することで支持脚部材4の下部脚片31だけを形成させている。
そして、支持脚部材4の上部脚片30については別部材により形成させている。この上部脚片30には支柱3へ突き当てる方の端部に雌ねじ部50が形成されており、支柱3にはこの雌ねじ部50へ螺合するストッパボルト51を貫通させるためのボルト通孔52が形成されている。このボルト通孔52は、上下方向に長い長孔として形成されている。
このようなことから明かなように、本第7実施形態においては、支持脚部材4の上部脚片30の方が上下移動自在となっており、雌ねじ部50、ストッパボルト51、ボルト通孔52によって脚片固定手段38が構成されているものである。
この他の構成、及び作用効果については、支持脚部材4の上部脚片30を上下移動させる点を除いては第1実施形態と略同様であり、またこの上部脚片30を上下移動させる点に関しては第6実施形態と略同様であるため、ここでの詳説は省略する。
[その他]
図16は、支持脚部材4の別実施形態を示している。この図16に示した支持脚部材4は、例えば樹脂やゴムなどで一体的に形成された中空又は中実の塊状に形成されている。従って、その塊状の上面が上部係合面15として形成され、下面が下部係合面16として形成されたものであり、他実施形態で説明した「上部脚片30」や「下部脚片31」に該当するような独立部材は存在しない。
図17は、支持脚部材4の更に別の実施形態を示している。この図17に示した支持脚部材4は、側面視形状が横倒した「V」字状を呈するように、上部バネ板部48aと下部バネ板部48bとを有した板バネで形成したものである。
当然に、上部バネ板部48aの上面が上部係合面15を形成し、下部バネ板部48bの下面が下部係合面16を形成するものとなる。このような支持脚部材4では、上部係合面15や下部係合面16自体が上下方向の弾発力を生ずるようになるので、これらが上記した第2実施形態(図6及び図7参照)、第3実施形態(図8及び図9参照)、第4実施形態(図10及び図11参照)の弾発部材32の代用としての作用することになる。
すなわち、弾発部材32の省略が可能であり、部品点数を減少させられるので、構造の簡潔化、低コスト化、軽量化などが図れる利点がある。
図18は、第2支柱6に関する別実施形態を示している。この図18に示した第2支柱6は、ハンドル20を回転不能に支持するハンドル支え54に対し、その両側に2枚の細幅板材55を平行に設けたもので、細幅板材55の相互間には隙間56が形成されている。
このような第2支柱6であれば、シート2に対してわざわざ取付用の袋部10(図1や図3等参照)を設けておかなくても、2枚の細幅板材55でシート2を挟持させるようにすることで(隙間56へシート2を差し込むことで)、シート2への取り付けが可能になる。そのため、シート2として低コスト化が可能になるという利点がある。
また図19は、第2支柱6における更に別の実施形態を示している。この図19に示した第2支柱6は、1枚の細幅板材55によって形成されたもので、その上端部にはハンドル20の連結に用いる係合突起58が設けられている。この係合突起58は、平面視形状が円形以外(図例では正方形)を呈するように形成されている。
これに対してハンドル20には、下端部に上記係合突起58とガタツキ無く嵌合可能となる連結孔59が形成されている。この連結孔59の開口形状は、係合突起58と同様に円形以外(図例では正方形)を呈するように形成されている。
このようなことから、ハンドル20と細幅板材55とを着脱自在とできるものであり、互いの連結時には第2支柱6を全体として(即ち、ハンドル20と細幅板材55)一体回転可能となっている。
本考案は、上記各実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
例えば、第2支柱6において、ハンドル20はクランク形状の一部又は全体を伸長させたり折り曲げたりできるような構造にすることも可能である。また、ハンドル20は、ダイヤル形状(丸ハンドル)等をしたものに変更することも可能である。
シート2には網素材を採用することも可能である。
その他、支柱3や第2支柱6など、材質や細部形状などは何ら限定されるものではない。
本考案に係る荷崩れ防止装置の第1実施形態を示した斜視図である。 第1実施形態の荷崩れ防止装置において物品へ巻き付ける様子を示した斜視図である。 第1実施形態の荷崩れ防止装置を示した分解斜視図である。 第1実施形態の荷崩れ防止装置について支持脚部材をパレットのフォーク差込口へ差し込んだ状況を示した側断面図である。 第1実施形態の荷崩れ防止装置が具備する巻き締め手段を示した斜視図である。 本考案に係る荷崩れ防止装置の第2実施形態が具備する支柱及び支持脚部材を示した斜視図である。 第2実施形態の荷崩れ防止装置について支持脚部材をパレットのフォーク差込口へ差し込んだ状況を示した側断面図である。 本考案に係る荷崩れ防止装置の第3実施形態が具備する支柱及び支持脚部材を示した斜視図である。 第3実施形態の荷崩れ防止装置について支持脚部材をパレットのフォーク差込口へ差し込んだ状況を示した側断面図である。 本考案に係る荷崩れ防止装置の第4実施形態が具備する支柱及び支持脚部材を示した斜視図である。 第4実施形態の荷崩れ防止装置について支持脚部材をパレットのフォーク差込口へ差し込んだ状況を示した側断面図である。 本考案に係る荷崩れ防止装置の第5実施形態が具備する支柱及び支持脚部材を示した斜視図である。 第5実施形態の荷崩れ防止装置について支持脚部材をパレットのフォーク差込口へ差し込んだ状況を示した側断面図である。 本考案に係る荷崩れ防止装置の第6実施形態が具備する支柱及び支持脚部材を示した斜視図である。 本考案に係る荷崩れ防止装置の第7実施形態が具備する支柱及び支持脚部材を示した斜視図である。 支持脚部材の別実施形態を示した側断面図である。 支持脚部材の更に別の実施形態を示した側断面図である。 第2支柱の別実施形態を示した斜視図である。 第2支柱における更に別の実施形態についてその一部(上端部)を示した分解斜視図である。
符号の説明
1 荷崩れ防止装置
2 シート
3 支柱
4 支持脚部材
5 巻き締め手段
6 第2支柱
15 上部係合面
16 下部係合面
20 ハンドル
30 上部脚片
31 下部脚片
32 弾発部材
38 脚片固定手段
P パレット
W 物品
h フォーク差込口

Claims (6)

  1. パレット(P)に積載された物品(W)に対してその外周に巻き付け可能とされる帯状のシート(2)と、このシート(2)の長手方向一端部に設けられた支柱(3)と、この支柱(3)の下端部に設けられてパレット(P)の外周部に係合可能とされ且つこの係合状態で支柱(3)を起立保持可能にする支持脚部材(4)と、上記シート(2)を物品(W)まわりに巻回した状態で長手方向両端部を巻き締め保持可能にする巻き締め手段(5)とを有していることを特徴とする荷崩れ防止装置。
  2. 前記支持脚部材(4)は、パレット(P)の側面に形成されたフォーク差込口(h)へ挿入可能なように横突出状態で設けられており、この横突出状態で上側となる部分にフォーク差込口(h)の内部上面と接触する上部係合面(15)が形成され、この横突出状態で下側となる部分にフォーク差込口(h)の内部下面と接触する下部係合面(16)が形成されていることを特徴とする請求項1記載の荷崩れ防止装置。
  3. 前記支持脚部材(4)は、前記上部係合面(15)が上面に形成された上部脚片(30)と前記下部係合面(16)が下面に形成された下部脚片(31)とを有していると共に、これら上部脚片(30)と下部脚片(31)との上下間で両片を相対的に上下離反方向へ弾性押圧する弾発部材(32)を有していることを特徴とする請求項2記載の荷崩れ防止装置。
  4. 前記支持脚部材(4)は、前記上部係合面(15)が上面に形成された上部脚片(30)と前記下部係合面(16)が下面に形成された下部脚片(31)とを有しており、これら上下の脚片のうち少なくとも一方は上下移動自在に設けられ、且つ上下移動自在とされた脚片には移動後の高さ位置を固定する脚片固定手段(38)が設けられていることを特徴とする請求項2記載の荷崩れ防止装置。
  5. 前記シート(2)には、前記支柱(3)が設けられるのとは反対側となる長手方向端部に対してこの支柱(3)と平行する状態で第2支柱(6)が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の荷崩れ防止装置。
  6. 前記第2支柱(6)には、当該第2支柱(6)を軸としてシート(2)を巻取回収するときに第2支柱(6)を回転させるためのハンドル(20)が設けられていることを特徴とする請求項5記載の荷崩れ防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110388854A (zh) * 2019-08-20 2019-10-29 长沙市晨来新材料科技有限公司 一种模压烟花防潮堆码装置

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