JP3144741U - 刈払機用防護カバー及びそれを備える刈払機 - Google Patents
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Abstract
【課題】刈払作業のときに刈払刃によって跳ね飛ばされて、ハンドルシャフトの中心軸を基準にして、その中心軸よりも地面から離れる側の上側の経路を通って飛来する切断草や砂等の飛来物から作業者を防護することができると共に、刈払刃を目で見ながら綺麗に刈払作業ができる刈払機用防護カバーを提供する。
【解決手段】ハンドルシャフト13の先端部に回転駆動される刈払刃12が回動自在に設けられた刈払機11に取り付けて使用され、刈払刃12によって跳ね飛ばされた砂や小石等の飛来物から作業者を防護するための刈払機用防護カバー14において、ハンドルシャフト13の中心軸を基準にして、中心軸よりも地面から離れる側の上側位置に配置され、網状部20を有する上側カバー18を備える構成。
【選択図】図1
【解決手段】ハンドルシャフト13の先端部に回転駆動される刈払刃12が回動自在に設けられた刈払機11に取り付けて使用され、刈払刃12によって跳ね飛ばされた砂や小石等の飛来物から作業者を防護するための刈払機用防護カバー14において、ハンドルシャフト13の中心軸を基準にして、中心軸よりも地面から離れる側の上側位置に配置され、網状部20を有する上側カバー18を備える構成。
【選択図】図1
Description
本考案は、ハンドルシャフトの先端部に回転駆動される刈払刃が回動自在に設けられた刈払機に取り付けて使用され、その刈払刃によって跳ね飛ばされる飛来物から作業者を防護するための刈払機用防護カバー、及びそれを備える刈払機に関する。
従来の刈払機用カバーの一例として、例えば図9に示すものがある(例えば、特許文献1参照。)。この刈払機用カバー1が取り付けられている刈払機2は、同図に示すように、ハンドルシャフト3の先端部に回転駆動される刈払刃4が回動自在に設けられている。刈払刃4は、ハンドルシャフト3の基端部に取り付けられているエンジン5によって回転駆動される。この刈払刃4としては、例えば金属製の円板状体の周縁部に多数の切刃が形成されているものや、合成樹脂製の可撓線状刃がある。
また、図9に示すように、ハンドルシャフト3の先端部に取り付けられている刈払機用カバー1は、ハンドルシャフト3に固定して取り付けられているカバー本体1aを備え、このカバー本体1aの下縁部に防塵用カバー1bが取り付けられている。このカバー本体1aは、硬質材料で形成され、防塵用カバー1bは、可撓性材料で形成されている。
この従来の刈払機2を使用して草を刈るときは、図9に示すように、防塵用カバー1bがカバー本体1aから垂れ下がり、その下縁部が地面に接触しているために、刈払刃4の回転によって跳ね飛ばされた切断草、砂、小石等が、作業者に向かって飛来しないように防護することができる。これによって、作業者の安全性の向上を図ることができ、効率よく草等の刈払作業を行うことができる。
特開平06−33419号公報
しかし、図9に示す従来の刈払機用カバー1では、高速回転する刈払刃4によって跳ね飛ばされて、地面の近くを通って作業者側に向かって飛来してくる砂や小石等から作業者を防護することができるが、地面から離れる方向に跳ね飛ばされて、刈払機用カバー1の上を乗り越えて作業者側に飛来してくる砂や小石等から作業者を防護することができない。
つまり、図9に示す従来の刈払機用カバー1は、ハンドルシャフト3の中心軸を基準にして、その中心軸よりも地面に近づく側の下側位置に配置されており、これによって、地面の近くを通って作業者側に向かって飛来してくる砂や小石等から作業者を防護することができる。
しかし、例えば刈払刃4として合成樹脂製の可撓線状刃を使用する場合は、この高速回転する可撓線状刃が地面に叩きつけられて、その衝撃によって砂や小石等が、刈払機用カバー1の上を乗り越えて作業者側に飛来することがある。
これを防止するために、ハンドルシャフト3の中心軸を基準にして、その中心軸よりも地面から離れる側の上側位置に上側カバーを取り付けることが考えられるが、そのような上側位置に上側カバーを取り付けると、作業者が刈払刃4、及び刈り取ろうとする草等を目で見るときに、その上側カバーが邪魔になるので、刈払作業の作業効率を低下させることとなる。
本考案は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、刈払作業のときに刈払刃によって跳ね飛ばされて、ハンドルシャフトの中心軸を基準にして、その中心軸よりも地面から離れる側の上側の経路を通って飛来する飛来物から作業者を防護することができると共に、刈払刃を目で見ながら刈払作業ができる刈払機用防護カバー及びそれを備える刈払機を提供することを目的としている。
本考案に係る刈払機用防護カバーは、ハンドルシャフトの先端部に回転駆動される刈払刃が回動自在に設けられた刈払機に取り付けて使用され、前記刈払刃によって跳ね飛ばされた飛来物から作業者を防護するための刈払機用防護カバーにおいて、前記ハンドルシャフトの中心軸を基準にして、前記中心軸よりも地面から離れる側の上側位置に配置される透光性を有する上側カバーを備えることを特徴とするものである。
この考案に係る刈払機用防護カバーが取り付けられる刈払機によると、刈払刃を高速回転させて、この高速回転する刈払刃によって草や芝等を刈り取ることができる。そして、刈払機用防護カバーは、ハンドルシャフトの中心軸を基準にして、その中心軸よりも地面から離れる側の上側位置に配置されるので、刈払作業のときに刈払刃によって跳ね飛ばされて、ハンドルシャフトの中心軸を基準にして、その中心軸よりも地面から離れる側の上側の経路を通って飛来する砂や小石等の飛来物から作業者を防護することができる。また、上側カバーは、透光性を有しているので、この上側カバーを通して刈払刃、及び刈り取ろうとする草や芝等を透けて見ることができ、それらを目で見ながら刈払作業ができる。
この考案に係る刈払機用防護カバーにおいて、前記上側カバーは、前記飛来物から作業者を防護するための網状部、又は多数の小孔が形成された板状部を有するものとすることができる。
このように、上側カバーが網状部、又は多数の小孔が形成された板状部を有するものとすると、刈払機用防護カバーを軽量にすることができ、刈払作業の労力を軽減することができる。そして、この網状部又は板状部を通して刈払刃、及び刈り取ろうとする草や芝等を透けて見ることができ、それらを目で見ながら綺麗に刈払作業ができる。また、網状部又は板状部は、表面が凹凸形状となっているので、切断された草等(切断草)が付着しても、比較的簡単に除去することができ、この網状部又は板状部を通して刈払刃等を目で見ながら再び刈払作業ができる。
この考案に係る刈払機用防護カバーにおいて、前記上側カバーを、前記ハンドルシャフトに対して着脱自在に取り付けるための着脱機構を備え、前記着脱機構は、前記上側カバーを補強するための補強部と、前記ハンドルシャフトに取り付けられる取付部と、前記補強部及び前記取付部のうちの一方に設けられた係合孔と、前記補強部及び前記取付部のうちの他方に設けられ前記係合孔に係脱自在に係合される係合突起とを有するものとすることができる。
この着脱機構によると、透光性を有する上側カバーを、ハンドルシャフトに取り付けられる取付部に対して比較的簡単に着脱自在に取り付けることができるし、取り外すことができる。具体的には、上側カバーを取付部に取り付けるときは、上側カバーの補強部に形成された係合孔(又は係合突起)を、ハンドルシャフトの取付部に形成された係合突起(又は係合孔)に係合させる。そして、上側カバーを取付部から取り外すときは、係合孔を係合突起から取り外せばよい。
この考案に係る刈払機用防護カバーにおいて、前記ハンドルシャフトの中心軸を基準にして、前記中心軸よりも地面に近づく側の下側位置に配置される下側カバーを備えるものとすることができる。
このように、下側カバーを備えるようにすると、高速回転する刈払刃によって跳ね飛ばされて、地面の近くを通って作業者側に向かって飛来する砂や小石等から作業者を防護することができる。
この考案に係る刈払機用防護カバーにおいて、前記下側カバーは、透光性を有し前記飛来物から作業者を防護するための網状部、又は多数の小孔が形成された板状部を有するものとすることができる。
このように、下側カバーが網状部、又は多数の小孔が形成された板状部を有するものとすると、前記のように上側カバーが網状部、又は多数の小孔が形成された板状部を有するものとしたときと同様に作用するので、その説明を省略する。
この考案に係る刈払機用防護カバーにおいて、互いに接続する可撓性を有する前記上側カバー及び前記下側カバーと、前記ハンドルシャフトを挿通するための挿通孔と、前記上側カバー及び前記下側カバーのうちのいずれか一方又は両方に形成され、前記ハンドルシャフトを前記上側カバー及び前記下側カバーの外側から前記挿通孔に導くための切込み部とを備えるものとすることができる。
このようにすると、刈払機用防護カバーに形成された挿通孔に、ハンドルシャフトを装着するときは、ハンドルシャフトの側面を、上側カバー及び下側カバーの外側から切込み部内に進入させて挿通孔内に配置することによって行うことができる。これによって、例えばハンドルシャフトの先端部に刈払刃が取り付けられ、基端部にはエンジンが取り付けられている状態でも、これらをハンドルシャフトから取り外さずに、刈払機用防護カバーをハンドルシャフトに簡単に取り付けることができる。
本考案に係る刈払機は、本考案の刈払機用防護カバーを備えることを特徴とするものである。
本考案に係る刈払機によると、刈払刃を高速回転させて、この高速回転する刈払刃によって草や芝等を刈り取ることができる。そして、刈払機用防護カバーは、前記と同様に作用するので、その説明を省略する。
この考案に係る刈払機において、前記刈払刃が、可撓線状刃又はチップソーであるものとすることができる。
このように、刈払刃が可撓線状刃又はチップソーであると、刈払作業のときに、高速回転する刈払刃によって砂や小石等が跳ね飛ばされて作業者側に飛来してくることがあるが、刈払機用防護カバーによって、これら飛来物から作業者を防護することができる。
本考案に係る刈払機用防護カバー、及び刈払機によると、刈払作業のときに刈払刃によって跳ね飛ばされて、ハンドルシャフトの中心軸を基準にして、その中心軸よりも地面から離れる側の上側の経路を通って飛来する砂や小石等の飛来物から作業者を防護することができる。これによって、刈払作業の安全性の向上を図ることができる。
そして、この刈払機用防護カバーが備える上側カバーは、透光性を有しているので、上側カバーを通して刈払刃、及び刈り取ろうとする草や芝等を透けて見ることができ、それらを目で見ながら綺麗に刈払作業ができる。
以下、本考案に係る刈払機用防護カバー、及びそれを備える刈払機の一実施形態を、図1〜図7を参照して説明する。図1は、刈払機11の先端部に取り付けられている刈払機用防護カバーを示す平面図であり、図2は、図1に示す刈払機用防護カバーを示す部分断面正面図である。これら図1及び図2に示す刈払機11は、草刈作業をする作業者が携帯することができて、刈払刃12を例えば図示しないエンジン(回転駆動部)によって所定方向に高速回転させることができ、この高速回転する刈払刃12で草や芝等を刈り取ることができるものである。そして、この刈払機11が備えるハンドルシャフト13の先端部には、刈払機用防護カバー14が取り付けられている。
この刈払機用防護カバー14は、作業者が刈払刃12を高速回転させて、この高速回転する刈払刃12によって草や芝等を刈り取る作業をしているときに、この刈払刃12によって跳ね飛ばされて、作業者側に飛来する砂や小石等の飛来物から作業者を防護することができるものである。
刈払刃12は、図1及び図2に示すように、合成樹脂製の可撓線状刃である。この可撓線状刃とは、例えばナイロン製のコード刃である。この可撓線状刃は、刈刃回転体15の内部に収容されているボビンに巻き付けられており、この可撓線状刃の両端部が所定の長さだけこの刈刃回転体15の刃通孔15a、15aを通って外側に引き出されている。
この刈刃回転体15は、円盤状体であって、ハンドルシャフト13の先端部に配置されている回転軸(図示せず)に取り付けられている。この回転軸は、ハンドルシャフト13の基端部に取り付けられているエンジンによって高速で回転駆動されるようになっている。
この刈払機11を使用して刈払作業をするときは、エンジンによって刈刃回転体15を高速回転させることによって、可撓線状刃が遠心力で刈刃回転体15から放射状に延びた状態で高速回転して草類を撫で斬り状に切断することができる。
刈払機用防護カバー14は、図1〜図4に示すように、カバー本体16と、このカバー本体16をハンドルシャフト13に着脱自在に取り付けるための着脱機構17とを備えている。
カバー本体16は、図4に示すように、互いに結合する上側カバー18及び下側カバー19を有し、それぞれが屈曲自在なシート状の網状部20を有している。この網状部20は、例えば金属製であるが、これ以外の材質としてもよく合成樹脂製としてもよい。そして、この網状部20の網の目の大きさは、高速回転する刈払刃12によって刈り取られて飛散する切断草や、跳ね飛ばされる砂等の飛来物が作業者側に飛来しないように防護することができる大きさである。そして、この網状部20は、多数の網の目を有しているので透光性を有し、向こう側が透けて見えるように形成されている。
そして、上側カバー18は、図4(a)に示すように、外観形状が横長の半月状に形成され、下側カバー19は、外観形状が横長の矩形状に形成されている。そして、これら上側及び下側カバー18、19は、その略中心にハンドルシャフト13が挿通される挿通孔21が形成されている。
また、図2に示すように、カバー本体16をハンドルシャフト13に取り付けた状態で、上側カバー18は、ハンドルシャフト13の中心軸を基準にして、その中心軸よりも地面から離れる側の上側位置に配置されるように形成されている。これによって、ハンドルシャフト13の中心軸よりも上側の経路22を通って作業者側に飛来してくる砂や小石等から作業者を防護することができる。
そして、下側カバー19は、図2に示すように、ハンドルシャフト13の中心軸を基準にして、その中心軸よりも地面に近づく側の下側位置に配置されるように形成されている。これによって、ハンドルシャフト13の中心軸よりも下側の地面に近い経路23を通って作業者側に飛来してくる砂や小石等から作業者を防護することができる。
また、図4に示すように、上側及び下側カバー18、19には、直線状の補強部24〜28が複数形成されている。これらの補強部24〜28は、合成樹脂製の細長い屈曲自在な板状体であり、上側及び下側カバー18、19の外周縁に沿って形成されている輪郭補強部24を備えている。そして、挿通孔21を通る水平方向に形成された水平補強部25、及び挿通孔21の内周縁部に形成された孔補強部26を備えている。また、上側カバー18に形成され、円形補強部から斜め上方の左右の各方向に延びるように形成された2つの上側補強部27、27、及び下側カバー19に形成され、円形補強部から垂下方向に延びるように形成された下側補強部28を備えている。
更に、下側補強部28には、図4に示すように、切込み部29が直線状に形成されている。この切込み部29は、ハンドルシャフト13をカバー本体16の外側から挿通孔21に導くためのものであり、下側補強部28の下縁から挿通孔21の内側に至るまでの範囲に亘って形成されている。つまり、下側カバー19に形成されている下側補強部28は、切込み部29が形成されている範囲が切断されている。
そして、カバー本体16は、図4に示すように、挿通孔21よりも左側部分は、右側部分よりも左方向に長く形成されており、この長く形成されている部分が延長部分30として設けられている。このように、カバー本体16の左側部分に延長部分30を設けてあるのは、図1に示すように、反時計方向に回転する刈払刃12によって切断されて飛散する切断草や、この高速回転する刈払刃12によって跳ね飛ばされた砂や小石等が、この延長部分30に向かって多く飛来してくるからである。
着脱機構17は、図3に示す拡大部分断面正面図に示すように、カバー本体16を、ハンドルシャフト13に対して着脱自在に取り付けるためのものであり、複数の係合突起31、・・・と、これら各係合突起31、・・・と係脱自在に係合される複数の係合孔32、・・・とを備えている。
これら複数の係合突起31は、図3に示す上側取付部33及び下側取付部34に形成された各取付け面35、35にそれぞれ突設されている。これら上側取付部33及び下側取付部34は、それぞれが半割形状に形成された把持部33a、33aを有し、これら一対の把持部33a、33aの間にハンドルシャフト13を挟み込んだ状態に配置して、2本のボルト36、36を締め付けることによって、ハンドルシャフト13に上側及び下側取付部33、34を固定して取り付けることができる。
上側取付部33は、図5(a)〜(d)、及び図6(a)〜(c)に示すように形成されている。これら図5(a)〜(d)は、上側取付部33を取付け面35側から見た正面図、平面図、B−B断面図、及び背面図である。そして、図6(a)〜(c)は、上側取付部33のD−C断面図、C−C断面図、及び側面図である。
上側取付部33は、図5(b)に示すように、略中央部に把持部33aが形成され、この把持部33aの左右の各側面から左右の各水平方向に支持部37、37が延びるように形成されている。そして、これら把持部33a及び各支持部37、37の正面には、カバー本体16の取付け面35が平坦面として形成され、この取付け面35に複数の係合突起31が突設されている。また、把持部33aの背面側部には、ボルト孔38、38が一対形成されている。また、把持部33aから左右の各方向に延びる一対の支持部37、37は、左側の支持部37が右側の支持部37よりも長く形成され、カバー本体16の形状に対応させている。
下側取付部34は、図7(a)〜(f)に示すように形成されている。これら図7(a)〜(f)は、下側取付部34を取付け面35側から見た正面図、平面図、背面図、側面図、E−F断面図、E−E断面図である。
この、図7(a)〜(f)に示す下側取付部34と、図5(a)〜(d)等に示す上側取付部33とが相違するところは、上側取付部33には、図5に示すように、左右の各水平方向に延びる一対の支持部37、37が形成されているのに対して、下側取付部34には、図7に示すように、このような一対の支持部37、37が形成されていないところである。要するに、下側取付部34は、把持部33aを備えており、この把持部33aは、上側取付部33の把持部33aと同等のものである。なお、この把持部33aの同等部分を同一の図面符号で示し、それらの説明を省略する。
次に、上記の複数の各係合突起31と係脱自在に係合される複数の係合孔32を説明する。これらの係合孔32は、図4(a)に示すように、カバー本体16に形成されている水平補強部25、及び孔補強部26に設けられている。これら各係合孔32の孔径は、係合突起31の外径よりも少し小さい寸法に形成されている。
また、各係合突起31は、図3に示すように、互いに隙間を隔てて形成された2つの小突起から成り、この2つの小突起は、弾性変形することによって拡縮自在な構成となっている。つまり、各係合突起31を各係合孔32に挿入するときや取り外すときには、それぞれが弾性変形して縮径し、各係合突起31を各係合孔32に係合させた状態では、弾性変形によって拡径して元の形状に戻ろうとするようになっている。
上記のように構成された着脱機構17によると、図3に示すようにして、透光性を有する(向こうが透けて見える)カバー本体16を、ハンドルシャフト13に取り付けられる上側及び下側取付部33、34に対して比較的簡単に着脱自在に取り付けることができるし、取り外すことができる。
具体的には、カバー本体16を上側及び下側取付部33、34に取り付けるときは、このカバー本体16の補強部25、26に形成された複数の各係合孔32を、ハンドルシャフト13に取り付けられた上側及び下側取付部33、34の取付け面35に形成された各係合突起31に係合させる。これによって、カバー本体16を、上側及び下側取付部33、34の取付け面35に密着させた状態で取り付けることができる。
そして、カバー本体16を上側及び下側取付部33、34から取り外すときは、各係合孔32を対応する各係合突起31から引き離して取り外せばよい。このように、カバー本体16を、ハンドルシャフト13に対して工具なしで極めて簡単に着脱することができて便利である。
また、図2に示すように、カバー本体16を、上側及び下側取付部33、34を介してハンドルシャフト13に取り付けた状態で、下側カバー19は、ハンドルシャフト13に対して垂直な面内に配置されるように形成され、上側カバー18は、下側カバー19に対して前方に角度θ(約15°)だけ傾くように形成されている。これによって、高速回転する刈払刃12によって跳ね飛ばされて作業者側に飛来してくる飛来物を、カバー本体16によって確実に防護することができる。
次に、刈払機用防護カバー14が取り付けられる刈払機11の作用を説明する。この刈払機11によると、図1及び図2に示すようにして、刈払刃12を高速回転させて、この高速回転する可撓線状刃である刈払刃12によって、草や芝等を刈り取ることができる。そして、刈払機用防護カバー14が備える上側カバー18は、ハンドルシャフト13の中心軸を基準にして、その中心軸よりも地面から離れる側の上側位置に配置されるので、刈払作業のときに刈払刃12によって跳ね飛ばされて、ハンドルシャフト13の中心軸を基準にして、その中心軸よりも地面から離れる側の上側の経路22を通って飛来する切断草、砂、小石等の飛来物から作業者を防護することができる。これによって、刈払作業の安全性の向上を図ることができる。
特に、刈払刃12として合成樹脂製の可撓線状刃を使用する場合は、この高速回転する可撓線状刃が地面に叩きつけられて、その衝撃によって砂や小石等が、ハンドルシャフト13の中心軸よりも地面から離れる側の上側の経路22を通って作業者側に飛来することがあるが、このような経路22を通って飛来してくる飛来物を確実に防護することができる。
また、図1及び図2に示すように、刈払機用防護カバー14が備える下側カバー19は、高速回転する刈払刃12によって跳ね飛ばされて、地面の近くを通って作業者側に向かって飛来する切断草、砂、小石等から作業者を防護することができる。
更に、カバー本体16は、網状部20で形成され、この網状部20は、向こう側が透けて見えるように透光性を有しているので、このカバー本体16を通して刈払刃12、及び刈り取ろうとする草や芝等を透けて見ることができ、それらを目で見ながら綺麗に刈払作業ができる。
そして、図1に示すように、カバー本体16が網状部20によって形成されているので、刈払機用防護カバー14を軽量にすることができ、刈払作業の労力を軽減することができる。また、網状部20は、表面が凹凸形状となっているので、切断された草(切断草)等が付着しても、比較的簡単に除去することができ、この網状部20を通して刈払刃12等を目で見ながら再び刈払作業ができる。
また、図4(a)に示すように、カバー本体16には、切込み部29が形成されている。この切込み部29によると、カバー本体16をハンドルシャフト13に取り付けるために、カバー本体16の挿通孔21に、ハンドルシャフト13を装着するときは、ハンドルシャフト13の側面を、カバー本体16の外側から切込み部29内に進入させて挿通孔21内に配置することによって行うことができる。そして、カバー本体16をハンドルシャフト13から取り外すときは、上記の逆のことを行えばよい。
これによって、例えばハンドルシャフト13の先端部に刈払刃12が取り付けられ、基端部にはエンジンが取り付けられている状態でも、これらをハンドルシャフトから取り外さずに、カバー本体16をハンドルシャフト13に簡単に取り付けたり、取り外すことができて便利である。
ただし、上記実施形態では、図1に示すように刈払刃12として合成樹脂製の可撓線状刃を使用したが、これに代えて、図8に示すように、チップソー39を使用してもよい。
このチップソー39は、図8に示すように、金属製の円板であり、この円板の外周縁部に沿って多数の超硬チップが設けられているものである。勿論、超硬チップが設けられておらず、多数の切刃が形成された刈払刃を使用することができる。
そして、上記実施形態では、図4(a)、(b)に示すように、上側カバー18と下側カバー19とを一体にして形成してカバー本体16としたが、これに代えて、図には示さないが、上側カバー18と下側カバー19とを別々に形成すると共に、それぞれを別々にハンドルシャフト13に着脱自在に取り付けるようにしてもよい。また、上側カバー18及び下側カバー19は、ハンドルシャフト13に直接に取り付けずに、例えば刈払刃12を覆うカバー(図示せず)に取り付けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、図1に示すように、カバー本体16を網状部20によって形成したが、これに代えて、多数の小孔が形成された板状体(シート状体を含む)、又は透明のプラスチック板としてもよい。要するに、カバー本体16は、向こう側が透けて見えるものであって、切断草、砂、小石等の飛来物を防護できるものであればよい。
なお、下側カバー19を、多数の小孔が形成された板状体、又は透明のプラスチック板によって形成するときは、この下側カバー19を柔軟な材料で形成することによって、下側カバー19の下端部を地面に接触させた状態で刈払作業を行うことができる。下側カバー19の下端部を地面に接触させることによって、刈払刃12によって跳ね飛ばされてくる切断草、砂、小石等が作業者に向かって飛来することを効果的に防護することができる。
そして、上記実施形態では、刈払刃12をエンジンで回転駆動したが、これに代えて、電気モータで回転駆動してもよい。
また、上記実施形態では、切込み部29を下側カバー19に形成したが、これに代えて、切込み部29を上側カバー18に形成してもよい。
以上のように、本考案に係る刈払機用防護カバー及びそれを備える刈払機は、刈払作業のときに刈払刃によって跳ね飛ばされて、ハンドルシャフトの中心軸を基準にして、その中心軸よりも地面から離れる側の上側の経路を通って飛来する飛来物から作業者を防護することができると共に、刈払刃を目で見ながら刈払作業ができる優れた効果を有し、このような刈払機用防護カバー及びそれを備える刈払機に適用するのに適している。
11 刈払機
12 刈払刃
13 ハンドルシャフト
14 刈払機用防護カバー
15 刈刃回転体
15a 刃通孔
16 カバー本体
17 着脱機構部
18 上側カバー
19 下側カバー
20 網状部
21 挿通孔
22 上側の経路
23 下側の経路
24 輪郭補強部
25 水平補強部
26 孔補強部
27 上側補強部
28 下側補強部
29 切込み部
30 延長部分
31 係合突起
32 係合孔
33 上側取付部
33a 把持部
34 下側取付部
35 取付け面
36 ボルト
37 支持部
38 ボルト孔
39 チップソー
12 刈払刃
13 ハンドルシャフト
14 刈払機用防護カバー
15 刈刃回転体
15a 刃通孔
16 カバー本体
17 着脱機構部
18 上側カバー
19 下側カバー
20 網状部
21 挿通孔
22 上側の経路
23 下側の経路
24 輪郭補強部
25 水平補強部
26 孔補強部
27 上側補強部
28 下側補強部
29 切込み部
30 延長部分
31 係合突起
32 係合孔
33 上側取付部
33a 把持部
34 下側取付部
35 取付け面
36 ボルト
37 支持部
38 ボルト孔
39 チップソー
Claims (9)
- ハンドルシャフトの先端部に回転駆動される刈払刃が回動自在に設けられた刈払機に取り付けて使用され、前記刈払刃によって跳ね飛ばされた飛来物から作業者を防護するための刈払機用防護カバーにおいて、
前記ハンドルシャフトの中心軸を基準にして、前記中心軸よりも地面から離れる側の上側位置に配置される透光性を有する上側カバーを備えることを特徴とする刈払機用防護カバー。 - 前記上側カバーは、前記飛来物から作業者を防護するための網状部を有することを特徴とする請求項1記載の刈払機用防護カバー。
- 前記上側カバーは、前記飛来物から作業者を防護するための多数の小孔が形成された板状部を有することを特徴とする請求項1記載の刈払機用防護カバー。
- 前記上側カバーを、前記ハンドルシャフトに対して着脱自在に取り付けるための着脱機構を備え、
前記着脱機構は、前記上側カバーを補強するための補強部と、
前記ハンドルシャフトに取り付けられる取付部と、
前記補強部及び前記取付部のうちの一方に設けられた係合孔と、
前記補強部及び前記取付部のうちの他方に設けられ前記係合孔に係脱自在に係合される係合突起とを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の刈払機用防護カバー。 - 前記ハンドルシャフトの中心軸を基準にして、前記中心軸よりも地面に近づく側の下側位置に配置される下側カバーを備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の刈払機用防護カバー。
- 前記下側カバーは、透光性を有し前記飛来物から作業者を防護するための網状部、又は多数の小孔が形成された板状部を有することを特徴とする請求項5記載の刈払機用防護カバー。
- 互いに接続する可撓性を有する前記上側カバー及び前記下側カバーと、
前記ハンドルシャフトを挿通するための挿通孔と、
前記上側カバー及び前記下側カバーのうちのいずれか一方又は両方に形成され、前記ハンドルシャフトを前記上側カバー及び前記下側カバーの外側から前記挿通孔に導くための切込み部とを備えることを特徴とする請求項5又は6記載の刈払機用防護カバー。 - 請求項1乃至7のいずれかに記載の刈払機用防護カバーを備えることを特徴とする刈払機。
- 前記刈払刃が、可撓線状刃又はチップソーであることを特徴とする請求項8記載の刈払機。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2008004408U JP3144741U (ja) | 2008-06-30 | 2008-06-30 | 刈払機用防護カバー及びそれを備える刈払機 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP2008004408U JP3144741U (ja) | 2008-06-30 | 2008-06-30 | 刈払機用防護カバー及びそれを備える刈払機 |
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|---|---|
| JP3144741U true JP3144741U (ja) | 2008-09-11 |
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|---|---|---|---|
| JP2008004408U Expired - Fee Related JP3144741U (ja) | 2008-06-30 | 2008-06-30 | 刈払機用防護カバー及びそれを備える刈払機 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3144741U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019170163A (ja) * | 2018-03-26 | 2019-10-10 | 匡則 佐藤 | 草刈機用安全カバー及び草刈機 |
| JP2023043107A (ja) * | 2021-09-15 | 2023-03-28 | 株式会社北村製作所 | 飛散防護カバー及び刈払機 |
-
2008
- 2008-06-30 JP JP2008004408U patent/JP3144741U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019170163A (ja) * | 2018-03-26 | 2019-10-10 | 匡則 佐藤 | 草刈機用安全カバー及び草刈機 |
| JP2023043107A (ja) * | 2021-09-15 | 2023-03-28 | 株式会社北村製作所 | 飛散防護カバー及び刈払機 |
| JP7744671B2 (ja) | 2021-09-15 | 2025-09-26 | 株式会社北村製作所 | 飛散防護カバー及び刈払機 |
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