JP3144749B2 - 太陽熱利用乾燥施設における穀物張込方法 - Google Patents

太陽熱利用乾燥施設における穀物張込方法

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JP3144749B2 JP02382994A JP2382994A JP3144749B2 JP 3144749 B2 JP3144749 B2 JP 3144749B2 JP 02382994 A JP02382994 A JP 02382994A JP 2382994 A JP2382994 A JP 2382994A JP 3144749 B2 JP3144749 B2 JP 3144749B2
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常雄 金子
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乾燥筺の張込側へ運搬
車等により直接張込んだ張込穀物を攪拌ロータの往復移
送作動のみにより所定位置に軽負荷のもとに迅速かつ的
確に移送することができる太陽熱利用乾燥施設における
穀物張込方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、横長状を呈する乾燥筺内に所定量
の穀物を収容し、該穀物を、攪拌ロータの往復攪拌移送
作用と太陽熱の透過吸収作用により得られた乾燥熱風の
流通作用とにより所定水分に乾燥せしめる太陽熱利用の
乾燥施設においては、乾燥の開始に際し、乾燥筺内に所
定量の穀物を張込む作業が行われており、この穀物張込
方法の一手段として、乾燥筺の張込側に配設した流調タ
ンクの直下に、乾燥筺上を往復走行ができる搬送台車を
搭載して、荷受装置を介し流調タンクに投入した穀物を
搬送台車に供給した後、該穀物を搬送台車の往復走行作
動により乾燥筺の所定位置に落下供給するようにした攪
拌通風乾燥機における穀物均平供給装置は、本出願前例
えば特開平4−93586号公報に記載されて公知であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従前のこの
種穀物張込方法においては、数多くの昇降機や荷受ホッ
パ等を備えた荷受設備の外に、流調タンクおよび搬送台
車等が必要になるために装置全体が大型化され、その構
成が甚だ複雑となり、故障発生も多くなる許りか、施設
家屋も必然的に大きくなって施設費も嵩み高価となる等
の問題点があった。
【0004】本発明は、荷受設備、流調タンクおよび搬
送台車等を一切使用しなくても、運搬車等によって乾燥
筺の張込側に直接張込んだ穀物を攪拌ロータの単なる往
復走行作動のみにより予め決定した位置に迅速かつ正確
に移送せしめることができる許りか、消費動力の節減と
施設構成の簡素化および施設費の低廉化を容易に達成さ
せることができる太陽熱利用乾燥施設における穀物張込
方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の太陽熱利用乾燥施設における穀物張込方法
は、乾燥筺の張込側へ運搬車等により直接張込んだ張込
穀物を攪拌ロータの往復移送作動のみにより所定位置に
移送することができる太陽熱利用乾燥施設における穀物
張込方法であって、乾燥筺上の左右両側に横長方向に沿
って敷設されたレール上に、攪拌ロータを往復移動走行
ができるように搭載されており、前記攪拌ロータは、レ
ール上を移動する走行機台の適所に支持軸を軸として上
下方向に偏心擺動できるよう構成された擺動枠体の一側
に回転自在に軸架されていて、攪拌ロータを張込穀物に
対し斜め下向きに突入させ、該張込穀物を張込側より排
出側へ向け順次移送せしめて、張込穀物を攪拌ロータに
より予め決定した位置に移送せしめることを特徴とする
ものである。
【0006】
【作用】ダンプカー等の運搬車により運搬された穀物を
乾燥筺の張込側へ搬入する。そして、張込側に所定量の
穀物が張込まれたら、該穀物を乾燥筺内の何処の位置例
えばA位置またはB位置に移送するかを最初決定した
後、排出側の原点位置(この時にはロータは最上昇位置
に上昇されている)に停止されていた攪拌ロータを矢印
方向に回転させながら張込側に走行せしめるとともに、
攪拌ロータが張込穀物に近づいたらロータを徐々に下降
させて張込穀物に対し斜め下向き状態となるよう突入せ
しめる。
【0007】さすれば、山積み状に堆積されていた穀物
に対し攪拌ロータが斜め下向き状態のもとに突入するこ
とで堆積穀物は徐々に掻き崩されながら排出側へ移送さ
れるので、少ない動力であっても攪拌ロータのみにより
A点位置まで張込穀物を迅速かつ正確に移送することが
できる。
【0008】また、荷受穀物量の関係で張込穀物をA点
位置よりさらに遠いB点位置まで移送させたい時には、
張込側終端位置まで走行してきた攪拌ロータを回転状態
あるいは不回転状態のまま最上昇高さまで上昇させ、次
いで、前記攪拌ロータを、先に移送されていたA点位置
の穀物を過ぎる位置まで排出側に走行させた後、再び攪
拌ロータを徐々に下降させながら張込側に向け走行せし
めてA点位置の穀物に対し斜め下向きとなるよう突入さ
せ、A点位置の穀物を攪拌ロータによりB点位置に移送
せしめるとともに、張込側に搬入された穀物をA点位置
に移送せしめる。
【0009】したがって、上述の如き操作を反復するこ
とにより乾燥筺の張込側に直接搬入された総ての張込穀
物を最初決定したA点またはB点位置の乾燥筺内に移送
させることができる。
【0010】
【実施例】本発明方法を実施させるための太陽熱利用乾
燥施設の構成について図面を参照して説明する。図1な
いし図3において、1は、周囲を太陽熱透過吸熱材3
(例えばファイロン板)で囲んで構成した乾燥家屋2内
に、横長状(本実施例においては例えば20m〜30
m)を呈する乾燥筺4を設置して構成した太陽熱利用乾
燥施設であって、上面を開放した横長状の乾燥筺4は、
次のように構成されている。すなわち、乾燥筺4の張込
側aは、ダンプカー等の運搬車5により運搬した穀物を
直接搬入できるよう開放状に形成するとともに、張込側
aの地盤はコンクリート等により通行路6が設けられて
おり、排出側bには、乾燥穀物を排出するための開閉自
在の排出シャッタ7が設けられている。そして、乾燥筺
4内の適当高さ位置には多数の通風孔9を穿孔した水平
通風盤8が敷設され、この水平通風盤8を境として、上
部に乾燥室10を、また、下部に仕切壁11により仕切
られた複数の吸引室12を区画して構成せしめるととも
に、区画された複数の吸引室12の一側には排風機13
の吸気側を開口接続せしめ、吐出側は太陽熱透過吸熱材
3を通して大気中に開口せしめてある。前記乾燥筺4上
の左右両側には横長方向に沿ってレール14,14が敷
設されており、該レール14,14上には乾燥筺4の張
込側aに直接搬入された穀物を予め決定されたA点位
置、またはB点位置に移送せしめたり、あるいは乾燥室
10内に略均平状態のもとに収容した穀物を排出側bに
向け順次攪拌しながら移送する間に、吸引流通された乾
燥熱風により乾燥することができる攪拌ロータ15が往
復移動走行ができるように搭載されている。前記の攪拌
ロータ15は、左右下端にレール14,14上を転動す
るコロを軸架した左右直立状の側枠17,17を複数の
連結材により一体に組成した走行機台16と、該走行機
台16の適所に支持軸18を軸として上下方向に偏心擺
動できるよう走行機台16内に収納軸架された多角形状
を呈する擺動枠体19とにより構成されており、前記擺
動枠体19の一側には、多数の攪拌杆22を放射状に回
転軸21に植着して構成したロータ20が回転自在に軸
架されている。そして、基端側を走行機台16に枢着さ
れた擺動装置23に設けられたピストン杆24の先端側
は擺動枠体19に枢着して、ピストン杆24の伸縮作動
で支持軸18を軸としてロータ20を昇降動作せしめ
る。なお、前述した自走式の攪拌ロータ15は、排出側
6の原点位置より張込側aに向け移動されるようにする
とともに、原点位置にあった時にはロータ20は最上昇
位置に停止されているものである。25は、攪拌ロータ
15を排出側bと張込側aとの間を往復移動走行せしめ
たり、あるいは攪拌ロータ15を任意の位置に停止せし
めたり、さらには、ロータ20を正逆回転させたり、ま
たはロータ20を昇降動作させるための制御盤であっ
て、前記制御盤25は、走行機台16の適所に配設され
ている。
【0011】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような方法を有
するので、以下に記載されるような効果を奏する。被乾
燥穀物をダンプカー等の運搬車を利用して乾燥筺の張込
側に直接搬入することができるので、従来の如く、荷受
装置、流調タンク、搬送台車による張込方法に比較し
て、その構成を著しく簡単に、しかも故障発生もなく迅
速かつ能率的に張込むことがことができるとともに、張
込穀物は排出側より張込側へ向け走行する攪拌ロータの
移動のみにより予め決定された位置の乾燥筺内へ正確に
移送させることができる許りか、張込穀物の移送時に
は、攪拌ロータを張込穀物に対し斜め下向きに突入させ
ながら排出側に移送したので、少ない負荷状態のもとで
張込穀物を能率よく移送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を切欠した太陽熱利用乾燥施設の縦断側面
図である。
【図2】攪拌ロータの拡大縦断正面図である。
【図3】一部を切欠した図2の側面図である。
【符号の説明】
1 太陽熱利用乾燥施設 4 乾燥筺 5 運搬車 15 攪拌ロータ a 張込側 b 排出側 A,B 移送位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F26B 25/00,23/00 F26B 3/28,11/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥筺の張込側へ運搬車等により直接張
    込んだ張込穀物を攪拌ロータの往復移送作動のみにより
    所定位置に移送することができる太陽熱利用乾燥施設に
    おける穀物張込方法であって、乾燥筺上の左右両側に横
    長方向に沿って敷設されたレール上に、攪拌ロータを往
    復移動走行ができるように搭載されており、前記攪拌ロ
    ータは、レール上を移動する走行機台の適所に支持軸を
    軸として上下方向に偏心擺動できるよう構成された擺動
    枠体の一側に回転自在に軸架されていて、攪拌ロータを
    張込穀物に対し斜め下向きに突入させ、該張込穀物を張
    込側より排出側へ向け順次移送せしめて、張込穀物を攪
    拌ロータにより予め決定した位置に移送せしめることを
    特徴とする太陽熱利用乾燥施設における穀物張込方法。
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