JP3144775U - 漆芸を施したガラス製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓋物の器その他のガラス製品に対して、ガラスの美しさと漆の美しさを表裏で表現できると共に、夫々で異なる表情を現すことのできるガラス製品を提供する。
【解決手段】少くとも反対側CよりガラスGを通して表面2aを透視可能なガラス器2に漆芸を施してなるガラス製品1であって、少くとも反対側よりガラスを通して表面を透視可能なガラス器2と、予めサンドブラスト処理により凹凸面2a’が形成されたガラス器の表面2aに形成された下地層3と、下地層3の上面3aに形成された第1の漆塗布層11と、第1の漆塗布層の上面11aに順次形成された第n(n≧2)の漆塗布層12と、からなり、ガラス器2を反対側Cより見ると、ガラスGを通して第1の漆塗布層11を透視し得る一方、ガラス器2を表面側2a側より見ると、直接に、第1の漆塗布層11とは異なる色漆からなる第nの漆塗布層12を視認し得る様構成されてなるガラス製品1とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、漆芸を施したガラス製品に関するものである。
これまでにも、ガラスの表面に漆塗装を施す試みについては、漆の利用範囲の拡大やガラス製品等の商品価値を高めることを目的として、数件の報告例が確認されている(参考特許文献1〜3参照)。
[参考特許文献1]特許第2949423号公報
[参考特許文献2]特開昭62−270444号公報
[参考特許文献3]特開平11−226490号公報
上記各特許文献1〜3を参照しても明らかな通り、ガラスの表面に漆塗装を定着させる技術的困難性自体は、現状に於いて既に解消されているものと理解される。
しかしながら、ガラスの美しさと日本の伝統的な漆芸の美を例えばガラスの表裏で、しかも表情を変えて表現することが可能なガラス製品については、これまで得られていなかった。
すなわち、例えば表裏のあるガラスの片面に加工した漆芸をガラス越しに看者に視認させ得る一方、これとは別異なる漆芸を今度はガラスを通さず看者に直接に見せることが可能なガラス製品については、これまで得られていなかった。
従って本考案は、例えば表裏のあるガラスの片面に加工した漆芸をガラス越しに看者に視認させ得る一方、これとは別異なる漆芸を今度はガラスを通さず看者に直接に見せることが可能なガラス製品を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく種々検討を重ねた結果、本願出願人は、予めサンドブラスト処理により凹凸面が形成されたガラス器の表面に形成された下地層の上面に、ガラス越しに看者に見せることを目的とした第1の漆塗布層を形成する一方、さらに上記第1の漆塗布層の上面に順次、第n(n≧2)の漆塗布層を形成し、この第nの漆塗布層を、第1の漆塗布層とは異なる色漆からなるものとするとともに看者に直接視認させ得る様構成することで上記課題を解決可能なことを見い出し、本考案を完成した。
また併せて、本願出願人は、この第nの漆塗布層の上面、或いは下地層と第1の漆塗布層との間に加飾層を加えることにより看者に更なる視覚上の変化を認識させ、眼で楽しませる事が可能でかつ意匠性に富んだガラス製品を提供できることを見い出し、本発明の更なる改良発展を完成した。
上記課題を解決可能な本考案のガラス製品は、(1)少なくとも反対側よりガラスを通して表面を透視可能なガラス器に漆芸を施してなるガラス製品であって、少なくとも反対側よりガラスを通して表面を透視可能なガラス器と、予めサンドブラスト処理により凹凸面が形成された前記ガラス器の前記表面に形成された下地層と、前記下地層の上面に形成された第1の漆塗布層と、前記第1の漆塗布層の上面に順次形成された第n(n≧2)の漆塗布層と、からなり、
前記ガラス器を前記反対側より見ると、ガラスを通して前記第1の漆塗布層を透視し得る一方、前記ガラス器を前記表面側より見ると、直接に、前記第1の漆塗布層とは異なる色漆からなる前記第nの漆塗布層を視認し得る様構成されてなることを特徴とするものである。
又上記課題を解決可能な本考案のガラス製品は、(2)さらに、前記第nの漆塗布層の上面に一部形成され、前記第nの漆塗布層よりも総塗布又は形成面積の小さい、前記第nの漆塗布層とは異なる色漆の漆加飾又は蒔絵を少なくとも一部に含む第1の加飾層を備え、前記ガラス器を前記表面側より見ると、直接に、前記第nの漆塗布層に加えて前記第1の加飾層をも視認し得る様構成されてなることを特徴とするものである。
又上記課題を解決可能な本考案のガラス製品は、(3)さらに、前記下地層と前記第1の漆塗布層との間に一部形成され、前記第1の漆塗布層よりも総塗布面積の小さい、前記第1の漆塗布層とは異なる色漆の漆加飾を少なくとも一部に含む第2の加飾層を備え、前記ガラス器を前記反対側より見ると、ガラスを通して、前記第1の漆塗布層に加えて前記第2の加飾層をも透視し得る様構成されてなることを特徴とするものである。
(4)好ましくは、前記下地層は、透明性のプライマーからなる。
なお、本明細書において「下地層」とは、完全に硬化或いは乾燥する以前の状態のもの、および/または、それらの状態では少なくとも一部に透明性を保ったもののことをも包含するものとする。また、プライマーなる用語は、顔料、塗料メーカー等々においても日常的に用いられている。
本考案によれば、例えば表裏のあるガラスの片面に加工した漆芸をガラス越しに看者に視認させ得る一方、これとは別異なる漆芸を今度はガラスを通さず看者に直接に見せることが可能なガラス製品を提供することができる。
例えば蓋物の器などに本願に係る考案を適用すると、外側はガラスのままであるがガラスを透かせて漆の図柄や色を見せることができる一方で、蓋を開けた内側からは、色や加飾が外側から見えるものとは全く異なる漆芸が現れ、しかも内側から現れたそれらについては、ガラスを通さず看者に直接に見せることが可能である。
このように、本考案によれば、ガラスの美しさと日本の伝統的な漆芸の美を例えばガラスの表裏で、しかも表情を変えて表現することが可能となる。
以下、本考案を実施するに際しての一態様を、添付図面に基づき順に説明する。図1は本考案に係るガラス製品の断面構造を例示した模式図、図2は本考案に係るガラス製品の製造に係るフローチャートを示す一例、図3は同じく製造フローチャートを示す別の例である。
まず、本考案に係る漆芸を施したガラス製品の構成につき説明する。図1は本考案に係るガラス製品の断面構造を例示した模式図である。
図1に示す通り、本考案に係るガラス製品1は、少なくとも反対側CよりガラスGを通して表面2aを透視可能なガラス器2に漆芸を施してなるものである。図1に示す通り、本考案においては、ガラスGからなるガラス器2の表面2aが、以下にその詳細を説明する漆芸を施す加工面に相当する。
尚以下の説明では、便宜上、ガラス器2の表面2a側に対し、ガラスGを通じて反対側にある外界を、反対側Cとあらわすものとする。図1からも理解される通り、看者の加工面側からの視点Wと反対面側からの視点Nとは、ガラスG及びガラス器2の表面2aを挟んで互いに対向している。
はじめに、本考案に係るガラス製品1の基本構造について、図1に模式図を参考に説明すると、少なくとも反対側CよりガラスGを通して表面2aを透視可能なガラス器2をベースに、予めサンドブラスト処理により凹凸面2a’が形成されたガラス器2の表面2aに形成された下地層3と、下地層3の上面3aに形成された第1の漆塗布層11と、第1の漆塗布層11の上面11aに順次形成された第n(n≧2)の漆塗布層12と、からなっている。第1の加飾層21或いは第2の加飾層22をさらに備えた例については次に説明する。
下地層3は、透明性の下地処理剤からなる。好適なものの一例としては、透明性のプライマーが挙げられる。その他、透明性のシランカップリング剤も適用可能である。
したがって、上記の構成を採った場合、ガラス器2を反対側Cより見ると、ガラスGを通して第1の漆塗布層11を透視し得る一方、ガラス器2を表面2a側より見ると、直接に、第1の漆塗布層11とは異なる色漆からなる第nの漆塗布層12を視認し得る様になっている。
また図1に示す通り、第nの漆塗布層12の上面12aに一部、第1の加飾層21を追加すると、ガラス器2を表面2a側より見ると直接に、第nの漆塗布層12に加えて、第nの漆塗布層12をバックとして例えばワンポイント的に第1の加飾層21をも視認し得る様になる。
この第1の加飾層21は、第nの漆塗布層12の上面12aに一部形成され、第nの漆塗布層12よりも総塗布又は形成面積の小さい、第nの漆塗布層12とは異なる色漆の漆加飾又は蒔絵を少なくとも一部に含むものである。
同じ要領で、図1に示す通り、下地層3と第1の漆塗布層11との間に一部、第2の加飾層22を追加すると、本考案のガラス製品1は、ガラス器2を反対側Cより見ると、ガラスGを通して、第1の漆塗布層11に加え、今度は第1の漆塗布層11をバックとしてやはりワンポイント的に第2の加飾層22をも透視し得る様になる。
この第2の加飾層22は、下地層3と第1の漆塗布層11との間に一部形成され、第1の漆塗布層11よりも総塗布面積の小さい、第1の漆塗布層11とは異なる色漆の漆加飾を少なくとも一部に含むものである。
[第1例]
構成に引き続き、ガラス器に本考案による漆芸を施すことによって所望のガラス製品を得る際のフローチャートの一例につき説明する。
図2は、本考案に係るガラス製品の製造に係るフローチャートを示す一例である。以下、図2に示すフローチャートを、順を追って説明する。
最初に、第1例として、ガラス器2の表面2a上に第1の漆塗布層11及び第nの漆塗布層12を順次形成するシンプルな例を説明し、次に、第2例として、さらに第nの漆塗布層の上面12aに第1の加飾層21を形成すると共に、下地層3と第1の漆塗布層11との間に第2の加飾層22を形成する例について説明する。
ステップ1:下地剤吹付け
はじめに、サンドブラストにより形成されたガラス器2の表面2aの凹凸面2a’上に下地剤を吹き付ける。下地剤は、上記の通り少なくとも乾燥後には透明性の下地層3となるものであり、吹付塗装の要領で凹凸面2a’上に吹き付けられる。
なお、下地剤により処理されるガラス器2の表面2aの凹凸面2a’は予め、イソプロピルアルコール(IPA)で拭き取っておく等して清潔にされていることが好ましい。
ステップ2:下地剤の乾燥、そして下地層の形成
ステップ1の後、下地剤を乾燥させる。乾燥は、下地剤の性質にもよるが、できるだけ自然乾燥により行うことが好ましい。乾燥時間は、30分から24時間程度の間が好ましい。乾燥後は、透明性の下地層3が形成される。
下地層3が形成されることで、ガラス器2の表面2aの凹凸面2a’に下地剤が完全に喰い付いて凹凸面2a’を精細に消失させ、サンドブラスト処理によってすりガラス状となっていたガラス器2の表面2aにクリアな透明度を回復させることができる。下地層3は、ガラス表面と第1の漆塗布層11との間の耐剥離性、並びにガラス表面の透視性能を確保する上で有用なものである。
ここで、ステップ1及びステップ2、そしてこれに引き続いて必要に応じて行う下地層の水研ぎステップからなる一連の工程ユニットは、1回行えば十分であるが、複数回繰り返し行うことで、予めサンドブラストにより形成されたガラス器2の表面2aの凹凸面2a’をより精細に消失させ、ガラス器2の表面2aにより高い透明度或いは鮮明度をもたらすことができる。
ステップ3:第1の漆塗布層の形成
ステップ2の後、下地層3の上面3aに第1の漆塗布層11を形成する。塗布される漆には、第1の漆塗布層11の色となる顔料が適量混入される。なお、黒色の場合、顔料を混入しない場合もある。以下においても同様である。
漆の塗布は、1回行えば十分であるが、複数回繰り返し行うことで、後にガラスGを通して第1の漆塗布層11を透視した際における漆の美しさや色合いが引き立つこととなる。他の漆塗布層や加飾層の場合でも事情は異なるが理屈は同じである。
ステップ4:第1の漆塗布層の乾燥
ステップ3の後、塗布した第1の漆塗布層を乾燥させる。乾燥は、できるだけ自然乾燥により行うことが好ましい。乾燥時間は、36時間から3週間程度の間が好ましい。他の漆塗布層や加飾層の場合でも概ね同程度とされることが好ましい。乾燥後は、顔料により所望の色の発色が得られた第1の漆塗布層11が形成される。
ステップ5:第nの漆塗布層の形成
引き続き、第1の漆塗布層11の上面に順次、第nの漆塗布層12を形成する。
第nの漆塗布層12は、第1の漆塗布層11の上面に形成した1層の漆塗布層、すなわち第2(n=2)の漆塗布層からなるものであっても良い。
この場合、第nの漆塗布層12として塗布される漆には、第1の漆塗布層11の色とは異なる色の顔料が適量混入される。
あるいは、第nの漆塗布層12は、第1の漆塗布層11の上面に漆の塗布を複数回層状に繰り返し行うことで、漆塗布層を第2、第3、・・・第nと順次形成してゆくことによって得られたものであっても良い。
この場合であっても、最終的に看者に視認されない第2、第3、・・・第n−1と順次形成される漆塗布層とは異なって、最上位層として形成され、図1に示すガラス器2の表面2a側から看者に直接視認され得る第nの漆塗布層12の色は、第1の漆塗布層11の色とは異なる色とされる。
ステップ6:第nの漆塗布層の乾燥
ステップ5の後、塗布した第nの漆塗布層12を乾燥させる。乾燥は、できるだけ自然乾燥により行うことが好ましい。乾燥後は、顔料により所望の色の発色が得られた第nの漆塗布層12が形成される。
得られた第nの漆塗布層12は、図1に示すガラス器2の表面2a側から、ガラスを通すことなく、看者に直接視認され得る。
同時に、看者は、第nの漆塗布層12については、第1の漆塗布層11とは違って、漆独特の自然な色合いや風合い、或いは触感を、直接眼や掌で楽しむことが可能となる。
[第2例]
次に、第2例として、第nの漆塗布層の上面12aに第1の加飾層21を形成すると共に、下地層3と第1の漆塗布層11との間に第2の加飾層22を形成することによってさらなる別のガラス製品を得る際のフローチャートの一例につき説明する。
図3は、本考案に係るガラス製品の製造に係るフローチャートを示す別の一例である。以下では、図3に示すフローチャートを、順を追って説明する。
ステップ1:下地剤吹付け
ステップ2:下地剤の乾燥、そして下地層の形成
これらに関しては、上記第1例と同じ要領にて実施される。
ステップ2−2:第2の加飾層の形成
下地層3を形成した後、第1の漆塗布層11を形成する前に、両者の間に一部、第2の加飾層22を形成する。
第2の加飾層22は、第1の漆塗布層11よりも総塗布面積の小さく、しかも第1の漆塗布層11とは異なる色漆の漆加飾を少なくとも一部に含むものである。
一例として、第2の加飾層22には、第1の漆塗布層11をバックとして描かれる魚や星その他のワンポイント描画などが挙げられる。このとき、複雑な図柄を描画する場合等は又別として、第2の加飾層22として下地層3の上面に塗布される漆には、第1の漆塗布層11の色とは異なる顔料が適量混入される。
ステップ2−3:第2の加飾層の乾燥
ステップ2−2の後、塗布した第2の加飾層22を乾燥させる。乾燥は、できるだけ自然乾燥により行うことが好ましい。乾燥後は、顔料により所望の色の発色が得られた第2の加飾層22が形成される。
これにより、最終的に完成したガラス製品1を図1に示す通り反対側Cより見ると、ガラスGを通して、第1の漆塗布層11に加えて、第2の加飾層22をも透視することか可能となる。
ステップ3:第1の漆塗布層の形成
ステップ4:第1の漆塗布層の乾燥
ステップ5:第nの漆塗布層の形成
ステップ6:第nの漆塗布層の乾燥
これらに関しても、上記第1例と同じ要領にて実施される。
ステップ7:第1の加飾層の形成
ステップ6の後、第nの漆塗布層12の上面12aに一部、必要に応じて第1の加飾層21を形成する。
第1の加飾層21は、第nの漆塗布層12よりも総塗布面積の小さい、第nの漆塗布層12とは異なる色漆の漆加飾又は蒔絵を少なくとも一部に含むものである。
第2の加飾層22同様、第1の加飾層21の例としては、第nの漆塗布層12をバックとして描かれる魚や星その他のワンポイント描画などが挙げられる。このとき、第1の加飾層21として漆加飾が用いられる場合、複雑な図柄を描画する場合等は又別として、第nの漆塗布層12の上面12aに塗布される漆には、第nの漆塗布層12の色とは異なる顔料が適量混入される。
ステップ8:第1の加飾層の乾燥
第1の加飾層21として漆加飾が用いられる場合、ステップ7の後、塗布した漆加飾を乾燥させる。乾燥は、できるだけ自然乾燥により行うことが好ましい。乾燥後は、顔料により所望の色の発色が得られた第1の加飾層21が形成される。
第1の加飾層21を蒔絵により第nの漆塗布層12の上面12aに施す場合には、わが国古来の蒔絵技法によって行えば良い。蒔絵技法自体は、既に公知のものであり、説明は省略する。
最終的に完成したガラス製品1を、図1に示すガラス器2の表面2a側から見ると、得られた第1の加飾層21は、第nの漆塗布層12とともに、ガラスを通すことなく看者に直接視認され得る。
同時に、看者は、第1の漆塗布層21については、第nの漆塗布層12と同様に、漆独特の自然な色合いや風合い、或いは触感を、直接眼や掌で楽しむことが可能となる。
なお、第1の加飾層21又は第2の加飾層22を省略し、片側に加飾層が現れるガラス製品1を得たい場合には、ステップ8及び9からなる工程ユニット、又はステップ2−2及び2−3からなる工程ユニットのいずれかを省略すればよい。
以下、上掲した本考案の基本概要に基づき、実際にガラス器に本考案による漆芸を施すことによってガラス製品を得た一実施例につき説明する。
なお、i)ガラス及び下地層は透明性を有すること、ii)下地層はガラス器の表面に形成される極薄い層であること、そしてiii)ガラス器表面の凹凸面は最終的に下地層が形成されることによって消失し、透明性が回復する、という各実施例及び本考案の性質上、図4AからDあるいは図5AからCにおいては、図1で示した符号が付与できない場合があり、それらに関しては適宜、上で説明した図1を参照しながら、以下の説明を行うものとする。
はじめに、本考案の第一実施例として、図2で示したフローチャートに基づいて、図4AからDに示す蓋物の器1を得た。図4Aは本考案に係るガラス製品の第一実施例を示す図であって開蓋状態を示した斜視図、図4Bは本考案に係るガラス製品の第一実施例を示す別の図であって上面側から見た斜視図、図4Cは本考案に係るガラス製品の第一実施例を示す別の図であって蓋の外面を示す図、図4Dは本考案に係るガラス製品の第一実施例を示す別の図であって蓋の内面を示す図である。
図4AからDに示す通り、本実施例に係る蓋物の器1は、全体的に見て棗(なつめ)状の外形形状をなしている。
棗とは、一般的に茶器の一種で、抹茶を入れるのに用いる木製漆塗りの蓋物容器である。
蓋物の器1は、内部に適宜内容物を収容し得る空間が備え設けられたガラス器2からなる本体と、上記本体の開口部分に嵌合可能な形状に形成された、同じくガラス器2からなる蓋体とから構成される。本実施例では、漆芸を施す対象となる本体及び蓋体の内面が、本考案を適用する表面2aに該当する。以下、感覚上、本実施例に限って表面2aのことを内面2aと表現することがある。
本実施例では、本体或いは蓋体の内面側からの視点が加工面側からのWに該当し、本体或いは蓋体の外面側からの視点が反対面側からの視点Nに該当する。
図4AからDに示す通り、本実施例に係る蓋物の器1は最終的に、ガラス器2からなる本体或いは蓋体の外面側からは第1の漆塗布層11として緑色の漆塗布層が見える様構成されている一方、内面側からは第nの漆塗布層12である黒色の漆塗布層が見える様構成されている。
ここで、第1の漆塗布層11は本体或いは蓋体を構成するガラスGを通して看者に透視される一方、第nの漆塗布層12は看者からガラスを介さず直接に視認され得る。
以上の概略構成をもつ本実施例に係る蓋物の器1の加工を、加飾層の加工工程を包含しない前掲の第1例に係るフローチャートに沿って実施し、最終的に図4AからDに示す蓋物の器1を得た。
なお、本実施例では、サンドブラスト条件は、
i)番手:120番、加工時間:5から7秒、表面粗さ:粗、すりガラス程度:濃、
ii)番手:400番、加工時間:5から7秒、表面粗さ:細、すりガラス程度:薄、
の2つを試した。
また、予めサンドブラスト処理により凹凸面2a’が形成された本体或いは蓋体の内面2aに形成された下地層3を構成する透明性のプライマーについては、一例として、次に掲げるものを試用した。
・商品名:シリコマックスS クリヤー(070−2150/2110)、ロックペイント株式会社製、系統:アクリルシリコン樹脂をベースとする超耐候性塗料、品種:クリヤー、
第1の漆塗布層11の緑色の漆塗布層については、緑色系の漆芸用顔料の一例として、日華化成有限会社製の製品名新八宝(主成分としてジスアゾ5〜15重量%、フタコシアニン5〜20重量%、酸化チタン10〜50重量%、硫酸バリウム15〜30重量%を含有する)を適量混入させたものからなっている。
重ね塗りした回数は2回、そして乾燥時間は1回当たり48時間である。
第2の漆塗布層12の黒色の漆塗布層については、特に顔料は混入させないものとした。
重ね塗りした回数及び乾燥時間はそれぞれ、1回、72時間である。
得られた結果物について見ると、プライマーからなる下地層3は透明性が保たれて看者には視認されないと共に、プライマーの働きによって、内面2aに形成された凹凸面2a’は看者には視認されない程度にまで消失している。
その結果、図4AからCに示す通り、ガラス器2を通じて第1の漆塗布層11がクリアに透視可能になっている。
本実施例では、予めサンドブラスト処理により凹凸面2a’が形成されたガラス器2からなる本体或いは蓋体の内面2aが、プライマーにより当該凹凸面2a’が消失することによりその透明度が回復する効果は、いずれのサンドブラスト条件i)、ii)を採っても略同等で、ガラスの透明度は目視レベルにおいて100%近くにまで回復した。
その結果、看者は、ガラスを通して光の屈折等から来る独特の視覚感を、本体或いは蓋体の外面側から第1の漆塗布層11を観る際に得ることが出来る。
一方、看者は、蓋物の器1を開蓋状態として本体或いは蓋体をそれぞれ内面側から観ると、第nの漆塗布層12を、今度はガラスを通さず直接に視認することが出来ると同時に、漆独特の自然な色合いや風合い、或いは触感を、直接眼や掌で楽しむことが出来る。
次に、本考案の第二実施例として、図3で示したフローチャートに基づいて、図5AからCに示すペーパーウェイトを得た。図5Aは本考案に係るガラス製品の第二実施例を示す図であって略側面視したもの、図5Bは本考案に係るガラス製品の第二実施例を示す別の図であって上面側から見た斜視図、図5Cは本考案に係るガラス製品の第二実施例を示す別の図であって底面側から見た斜視図である。
図5AからCに示す通り、本実施例に係るペーパーウェイト1は、全体的に見て略円錐状をなしており、載置面となる底面側から先端側にかけて、その円形の断面の断面積が縮小して行き、最終的には先端側でなだらかに集束している形状となっている。
ペーパーウェイト1は、中実のガラス器2からなり、載置面となる底面が本考案を適用する表面2aに該当する。
本実施例では、底面側からの視点が加工面側からのWに該当し、ガラス器2の先端側からの視点が反対面側からの視点Nに該当する。
図5AからCに示す通り、本実施例に係るペーパーウェイト1は、最終的にガラス器2の先端側からは第2の加飾層22として黄色の加飾層が見えると共に、第1の漆塗布層11として黒色の漆塗布層が見える様構成されている一方、底面側からは第nの漆塗布層12である朱色の漆塗布層の上面にさらに施された蒔絵からなる第1の加飾層21が見える様構成されている。
ここで、第2の加飾層22及び第1の漆塗布層11はいずれもガラス器2を通して看者に透視される一方、第nの漆塗布層12及び第1の加飾層21はともに、看者からは直接に視認され得る。
以上の概略構成をもつ本実施例に係るペーパーウェイトの加工を、加飾層の加工工程をも包含する前掲の第2例に係るフローチャートに沿って実施し、最終的に図5AからCに示すペーパーウェイト1を得た。
なお、本実施例では、サンドブラスト条件は、実施例1とは番手を変え、
iii)番手:220番、加工時間:10秒、表面粗さ:粗、すりガラス程度:濃、
iv)番手:600番、加工時間:10秒、表面粗さ:細、すりガラス程度:薄、
の2つを試した。
第1の漆塗布層11の黒色の漆塗布層については、実施例1同様、特に顔料は混入させないものとした。
重ね塗りした回数及び乾燥時間はそれぞれ、1回、72時間である。
第nの漆塗布層12の朱色の漆塗布層については、朱色系の漆芸用顔料の一例として、日華化成有限会社製の製品名王冠朱(主成分としてモノアゾ20〜50重量%、酸化チタン5〜15重量%、硫酸バリウム30〜50重量%を含有する)を適量混入させたものからなっている。
重ね塗りした回数及び乾燥時間はそれぞれ、1回、72時間である。
第2の加飾層22の黄色の漆塗布層については、黄色系の漆芸用顔料の一例として、日華化成株式会社製の製品名 新八宝 レモン、黄(主成分としてジスアゾ25〜40重量%、酸化チタン10〜50重量%、硫化バリウム15〜30重量%を含有する)を適量混入させたものからなっている。
重ね塗りした回数及び乾燥時間はそれぞれ、1回、72時間である。
第1の加飾層21は金蒔絵からなるものであり、わが国古来の金蒔絵の技法によって第nの漆塗布層12の上面に施した。この金蒔絵の技法については、既に公知のものであるので詳細説明は省略する。
最後に、予めサンドブラスト処理により凹凸面2a’が形成されたガラス器2の表面2aに形成された下地層3を構成する透明性のプライマーについては、実施例1のものも使用し得るほか、次に掲げるようなものも試用し得る。
i)商品名:カシューグラスライト#300(ガラス用塗料)、カシュー株式会社製、系統:アクリル樹脂を主成分としたガラス用塗料、品種:クリヤー、
ii)商品名:ストロンTXL2800クリヤー、カシュー株式会社製、系統:ポリウレタン塗料、品種:クリヤー、
本実施例では、i)を試用した。
得られた結果物について見ると、プライマーからなる下地層3は透明性が保たれて看者には視認されないと共に、プライマーの働きによって、表面2aに形成された凹凸面2a’は看者には視認されない程度にまで消失している。
その結果、図5A及びBに示す通り、ガラス器2を通じて第1の漆塗布層11及び第2の加飾層22がクリアに透視可能になっている。
本実施例では、予めサンドブラスト処理により凹凸面2a’が形成されたガラス器2の表面2aが、プライマーにより当該凹凸面2a’が消失することによりその透明度が回復する効果は、いずれのサンドブラスト条件iii)、iv)を採っても略同等で、ガラスの透明度は目視レベルにおいて100%近くにまで回復した。
その結果、看者は、ガラスを通して光の屈折等から来る独特の視覚感を、ガラス器2の先端側から第1の漆塗布層11或いは第2の加飾層22を観る際に得ることが出来る。
一方、看者は、ガラス器2を底面側から観ると、第nの漆塗布層12或いは第1の加飾層21を、今度はガラスを通さず直接に視認することが出来ると同時に、漆独特の自然な色合いや風合い、或いは触感を、直接眼や掌で楽しむことが出来る。
なお、水に浸けたときにおけるガラス面に対する漆の耐剥離性(=密着性能)その他得られた結果物の耐久性に関しては、予めサンドブラスト処理により凹凸面が形成されたガラス面と下地層との喰付きも良好なほか、第1の漆塗布層と第nの漆塗布層との間においても強力な密着性能が保たれ、木質製品のような吸水性素材に対する漆の耐剥離性と同等程度の強力な耐久性を維持することが出来た。これは実施例1及び実施例2に共通して言えることである。
[変形例]
以上、本考案の内容を、実施例を用いて説明したが、本考案は上記実施例の構成に何ら限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、図1に示す第1の漆塗布層11或いは第nの漆塗布層12について、図1の水平方向において部位を変えて異なる色漆で塗り分ける等して形成しても良い。その場合、例えばガラス器2を反対側Cから見た場合或いはガラス2を表面2a側から見た場合に第1の漆塗布層11或いは第nの漆塗布層12がベタ一色ではなく、図柄等をなして見える場合もある。
このように、本考案は、ガラスの美しさと日本の伝統的な漆芸の美を例えばガラスの表裏で、しかも表情を変えて表現することが可能であるほか、看者に視覚上の変化を認識させ、眼で楽しませる事が可能でかつ意匠性に富んだガラス製品を提供する、新規かつ有用なるものであることが明らかである。
本考案に係るガラス製品の断面構造を例示した模式図である。 本考案に係るガラス製品の製造に係るフローチャートを示す一例である。 本考案に係るガラス製品の製造に係るフローチャートを示す別の例である。 本考案に係るガラス製品の第一実施例を示す図である。 本考案に係るガラス製品の第一実施例を示す別の図である。 本考案に係るガラス製品の第一実施例を示す別の図である。 本考案に係るガラス製品の第一実施例を示す別の図である。 本考案に係るガラス製品の第二実施例を示す図である。 本考案に係るガラス製品の第二実施例を示す別の図である。 本考案に係るガラス製品の第二実施例を示す別の図である。
符号の説明
1 ガラス製品
2、2a、2a’ ガラス器、ガラス器の表面、凹凸面
3、3a 下地層、下地層の上面
11、11a 第1の漆塗布層、第1の漆塗布層の上面
12、12a 第2の漆塗布層、第2の漆塗布層の上面
21 第1の加飾層
22 第2の加飾層
C 反対側
G ガラス
N 反対面側からの視点
W 加工面側からの視点

Claims (4)

  1. 少なくとも反対側よりガラスを通して表面を透視可能なガラス器に漆芸を施してなるガラス製品であって、
    少なくとも反対側よりガラスを通して表面を透視可能なガラス器と、
    予めサンドブラスト処理により凹凸面が形成された前記ガラス器の前記表面に形成された下地層と、
    前記下地層の上面に形成された第1の漆塗布層と、
    前記第1の漆塗布層の上面に順次形成された第n(n≧2)の漆塗布層と、
    からなり、
    前記ガラス器を前記反対側より見ると、ガラスを通して前記第1の漆塗布層を透視し得る一方、
    前記ガラス器を前記表面側より見ると、直接に、前記第1の漆塗布層とは異なる色漆からなる前記第nの漆塗布層を視認し得る様構成されてなることを特徴とするガラス製品。
  2. さらに、前記第nの漆塗布層の上面に一部形成され、前記第nの漆塗布層よりも総塗布又は形成面積の小さい、前記第nの漆塗布層とは異なる色漆の漆加飾又は蒔絵を少なくとも一部に含む第1の加飾層を備え、
    前記ガラス器を前記表面側より見ると、直接に、前記第nの漆塗布層に加えて前記第1の加飾層をも視認し得る様構成されてなることを特徴とする請求項1に記載のガラス製品。
  3. さらに、前記下地層と前記第1の漆塗布層との間に一部形成され、前記第1の漆塗布層よりも総塗布面積の小さい、前記第1の漆塗布層とは異なる色漆の漆加飾を少なくとも一部に含む第2の加飾層を備え、
    前記ガラス器を前記反対側より見ると、ガラスを通して、前記第1の漆塗布層に加えて前記第2の加飾層をも透視し得る様構成されてなることを特徴とする請求項1及び2に記載のガラス製品。
  4. 前記下地層が透明性のプライマーからなることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のガラス製品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010269957A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Canon Inc 光学素子およびそれを有する光学系
CN112142339A (zh) * 2020-10-20 2020-12-29 涡阳县高炉创新包装有限责任公司 玻璃瓶表面喷涂工艺
JP2025127729A (ja) * 2024-02-21 2025-09-02 有限会社橋本漆芸 ガラス瓶の漆調塗装及び加飾

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