JP3144878B2 - 回転機械の異常音診断方法、その装置及び回転機械の製造ライン - Google Patents
回転機械の異常音診断方法、その装置及び回転機械の製造ラインInfo
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- JP3144878B2 JP3144878B2 JP05222192A JP5222192A JP3144878B2 JP 3144878 B2 JP3144878 B2 JP 3144878B2 JP 05222192 A JP05222192 A JP 05222192A JP 5222192 A JP5222192 A JP 5222192A JP 3144878 B2 JP3144878 B2 JP 3144878B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転機械より発生する
異常音を騒音環境のもとでも検出可能な回転機械の異常
音診断方法とその装置、更に回転機械の製造段階でその
回転機械より異常音が発生しているか否か、診断が可能
とされた回転機械の製造ラインに関するものである。
異常音を騒音環境のもとでも検出可能な回転機械の異常
音診断方法とその装置、更に回転機械の製造段階でその
回転機械より異常音が発生しているか否か、診断が可能
とされた回転機械の製造ラインに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、家電品や自動車に使用されてい
るモータなどの回転機械からは、通常では発生し得ない
異常音(可聴音)が発生する場合がある。例えば、回転
部に金属片などが混入することによって発生する当り
音,ロータスロットのギャツプが不均一であることによ
って発生する電磁音,ベアリングの傷等の原因によって
発生するベアリング音などが挙げられる。これら異常音
はその音響レベルが大きい場合は騒音計によって検出可
能であるが、音響レベルが比較的小さい異常音、即ち、
耳ざわりな音を検出することは困難なものとなってい
る。特に、小型モータなどからは音響レベルが小さい異
常音が発生する場合が多く、その異常音を検出すること
は極めて困難なものとなっている。これまで、工場内で
音響レベルが小さい異常音を検出するためには、防音室
内で熟練検査員が聴覚によって異常音が発生しているか
否かを判定し、異常音が発生していない製品のみ出荷す
る、といった具合に聴覚による検査が主流であった。
るモータなどの回転機械からは、通常では発生し得ない
異常音(可聴音)が発生する場合がある。例えば、回転
部に金属片などが混入することによって発生する当り
音,ロータスロットのギャツプが不均一であることによ
って発生する電磁音,ベアリングの傷等の原因によって
発生するベアリング音などが挙げられる。これら異常音
はその音響レベルが大きい場合は騒音計によって検出可
能であるが、音響レベルが比較的小さい異常音、即ち、
耳ざわりな音を検出することは困難なものとなってい
る。特に、小型モータなどからは音響レベルが小さい異
常音が発生する場合が多く、その異常音を検出すること
は極めて困難なものとなっている。これまで、工場内で
音響レベルが小さい異常音を検出するためには、防音室
内で熟練検査員が聴覚によって異常音が発生しているか
否かを判定し、異常音が発生していない製品のみ出荷す
る、といった具合に聴覚による検査が主流であった。
【0003】しかし、聴覚による異常音の検査では、判
定基準が個人差や体調によってまちまちで曖昧であるば
かりか、何よりも検査を自動化し得ないものとなってい
る。このような事情を考慮し、これまでに、モータの異
常音の自動検査が考慮されたものが特開昭59−97013 号
公報として提案されたものとなっている。
定基準が個人差や体調によってまちまちで曖昧であるば
かりか、何よりも検査を自動化し得ないものとなってい
る。このような事情を考慮し、これまでに、モータの異
常音の自動検査が考慮されたものが特開昭59−97013 号
公報として提案されたものとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭59−90
713 号公報による場合、異常音を検出するためのセンサ
はマイクロフォンなど、音センサとされていることか
ら、防音室など、静音環境下で検査を行う必要がある
か、あるいは、周囲の騒音レベルより異常音の音響レベ
ルが数倍大きい場合に初めて検査が可能となっている。
即ち、周囲の騒音環境がモータの異常音検査に大きく影
響していた。
713 号公報による場合、異常音を検出するためのセンサ
はマイクロフォンなど、音センサとされていることか
ら、防音室など、静音環境下で検査を行う必要がある
か、あるいは、周囲の騒音レベルより異常音の音響レベ
ルが数倍大きい場合に初めて検査が可能となっている。
即ち、周囲の騒音環境がモータの異常音検査に大きく影
響していた。
【0005】本発明の第1の目的は、騒音環境下であっ
ても、回転機械より発生する異常音を検出できる回転機
械の異常音診断方法を提供することにある。
ても、回転機械より発生する異常音を検出できる回転機
械の異常音診断方法を提供することにある。
【0006】本発明の第2の目的は、その異常音診断方
法を実施するのに好適とされた構成の回転機械の異常音
診断装置を提供することにある。
法を実施するのに好適とされた構成の回転機械の異常音
診断装置を提供することにある。
【0007】本発明の第3の目的は、工場の製品製造ラ
インで製造された回転機械に対し、異常音の自動検査が
可能とされた回転機械の製造ラインを提供することにあ
る。
インで製造された回転機械に対し、異常音の自動検査が
可能とされた回転機械の製造ラインを提供することにあ
る。
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】 本発明の目的を達成する
ための第1の 方法は、回転機械に装着された弾性波検出
手段によって検出される弾性波信号を所定回数取り込
み、取り込んだ信号毎に周波数分析し、各周波数分析結
果を用い、周波数分析結果の平均値を算出し、前記周波
数分析結果の平均値における指定周波数帯域の振幅値の
総和と基準値を比較,照合し、比較,照合結果に基づ
き、正常品,異常音発生品を診断することを特徴とする
回転機械の異常音診断方法を採用した。
ための第1の 方法は、回転機械に装着された弾性波検出
手段によって検出される弾性波信号を所定回数取り込
み、取り込んだ信号毎に周波数分析し、各周波数分析結
果を用い、周波数分析結果の平均値を算出し、前記周波
数分析結果の平均値における指定周波数帯域の振幅値の
総和と基準値を比較,照合し、比較,照合結果に基づ
き、正常品,異常音発生品を診断することを特徴とする
回転機械の異常音診断方法を採用した。
【0010】第2の方法は、回転機械に装着された弾性
波検出手段によって検出される弾性波信号を周波数分析
し、周波数分析結果における指定周波数帯域の振幅値の
総和を算出し、前記振幅値の総和と第1の基準値を比
較,照合し、第1の基準値以下である場合には、正常品
と判定し、第2の基準値以上の場合には、異常音発生品
と判定し、さらに、第1,第2の基準値の範囲内にある
場合には、前記周波数分析結果のトータル振幅値に占め
る1つ以上の指定周波数帯域の振幅値の比率を算出し、
前記振幅値の比率が一つでも第3の基準値以上である場
合には、異常音発生品、第3の基準値以下の場合は、正
常品と診断することを特徴とする回転機械の異常音診断
方法を採用した。
波検出手段によって検出される弾性波信号を周波数分析
し、周波数分析結果における指定周波数帯域の振幅値の
総和を算出し、前記振幅値の総和と第1の基準値を比
較,照合し、第1の基準値以下である場合には、正常品
と判定し、第2の基準値以上の場合には、異常音発生品
と判定し、さらに、第1,第2の基準値の範囲内にある
場合には、前記周波数分析結果のトータル振幅値に占め
る1つ以上の指定周波数帯域の振幅値の比率を算出し、
前記振幅値の比率が一つでも第3の基準値以上である場
合には、異常音発生品、第3の基準値以下の場合は、正
常品と診断することを特徴とする回転機械の異常音診断
方法を採用した。
【0011】第3の方法は、回転機械に装着された弾性
波検出手段によって検出される弾性波信号を所定回数取
り込み、取り込んだ信号毎に周波数分析し、各周波数分
析結果を用い、周波数分析結果の平均値を算出し、前記
周波数分析結果の平均値における指定周波数帯域の振幅
値の総和と第1の基準値を比較,照合し、第1の基準値
以下である場合には、正常品と判定し、第2の基準値以
上の場合には、異常音発生品と判定し、さらに、第1,
第2の基準値の範囲内にある場合には、前記周波数分析
結果の平均値のトータル振幅値に占める一つ以上の指定
周波数帯域の振幅値の比率を算出し、前記振幅値の比率
が一つでも第3の基準値以上である場合には、異常音発
生品、第3の基準値以下の場合は、正常品と診断するこ
とを特徴とする回転機械の異常音診断方法を採用した。
波検出手段によって検出される弾性波信号を所定回数取
り込み、取り込んだ信号毎に周波数分析し、各周波数分
析結果を用い、周波数分析結果の平均値を算出し、前記
周波数分析結果の平均値における指定周波数帯域の振幅
値の総和と第1の基準値を比較,照合し、第1の基準値
以下である場合には、正常品と判定し、第2の基準値以
上の場合には、異常音発生品と判定し、さらに、第1,
第2の基準値の範囲内にある場合には、前記周波数分析
結果の平均値のトータル振幅値に占める一つ以上の指定
周波数帯域の振幅値の比率を算出し、前記振幅値の比率
が一つでも第3の基準値以上である場合には、異常音発
生品、第3の基準値以下の場合は、正常品と診断するこ
とを特徴とする回転機械の異常音診断方法を採用した。
【0012】第1の装置は、回転機械から発生する弾性
波を検出する弾性波検出手段と前記弾性波を周波数分析
する周波数分析処理手段と、周波数分析処理手段におい
て算出された周波数分析結果における指定周波数帯域の
振幅値の総和を算出する振幅値算出手段と、前記振幅値
算出手段で算出された振幅値の総和と基準値を比較,照
合し、正常品,異常音発生品の診断を行う診断処理手段
と診断結果を表示する表示手段とを具備して構成した。
波を検出する弾性波検出手段と前記弾性波を周波数分析
する周波数分析処理手段と、周波数分析処理手段におい
て算出された周波数分析結果における指定周波数帯域の
振幅値の総和を算出する振幅値算出手段と、前記振幅値
算出手段で算出された振幅値の総和と基準値を比較,照
合し、正常品,異常音発生品の診断を行う診断処理手段
と診断結果を表示する表示手段とを具備して構成した。
【0013】第2の装置は、回転機械から発生する弾性
波を検出する弾性波検出手段と前記弾性波を所定回数取
り込み、弾性波を記憶する弾性波記憶手段と、前記弾性
波記憶手段にて記憶された複数個の弾性波をそれぞれ周
波数分析する周波数分析処理手段と、前記周波数分析処
理手段によって算出された複数個の周波数分析結果の平
均値を算出する周波数加算平均処理手段と、前記周波数
加算平均処理手段によって算出された周波数分析結果の
平均値をもとに、指定周波数帯域の振幅値の総和を算出
する振幅値算出手段と、前記振幅値算出手段で算出され
た振幅値の総和と基準値を比較,照合し、正常品,異常
音発生品の診断を行う診断処理手段と診断結果を表示す
る表示手段とを具備して構成した。
波を検出する弾性波検出手段と前記弾性波を所定回数取
り込み、弾性波を記憶する弾性波記憶手段と、前記弾性
波記憶手段にて記憶された複数個の弾性波をそれぞれ周
波数分析する周波数分析処理手段と、前記周波数分析処
理手段によって算出された複数個の周波数分析結果の平
均値を算出する周波数加算平均処理手段と、前記周波数
加算平均処理手段によって算出された周波数分析結果の
平均値をもとに、指定周波数帯域の振幅値の総和を算出
する振幅値算出手段と、前記振幅値算出手段で算出され
た振幅値の総和と基準値を比較,照合し、正常品,異常
音発生品の診断を行う診断処理手段と診断結果を表示す
る表示手段とを具備して構成した。
【0014】第3の装置は、回転機械から発生する弾性
波を検出する弾性波検出手段と前記弾性波を周波数分析
する周波数分析処理手段と、前記周波数分析処理手段に
おいて算出された周波数分析結果における指定周波数帯
域の振幅値の総和を算出する振幅値算出手段と、前記振
幅値算出手段にて算出された振幅値の総和と第1の基準
値を比較,照合し、第1の基準値以下である場合には、
正常品と判定する第1判定手段と、前記振幅値の総和と
第2の基準値を比較し、第2の基準値以上の場合には、
異常音発生品と判定する第2判定手段と、前記振幅値の
総和が前記第1,第2の基準値の範囲内にある場合に
は、前記周波数分析結果のトータル振幅値に占める一つ
以上の指定周波数帯域の振幅比率を算出する振幅比率算
出手段と前記振幅比率が一つでも第3の基準値以上であ
る場合には、異常音発生品、第3の基準値以下の場合
は、正常品と判定する第3判定手段と前記第1,第2,
第3判定手段の判定結果を表示する表示手段を具備して
構成した。
波を検出する弾性波検出手段と前記弾性波を周波数分析
する周波数分析処理手段と、前記周波数分析処理手段に
おいて算出された周波数分析結果における指定周波数帯
域の振幅値の総和を算出する振幅値算出手段と、前記振
幅値算出手段にて算出された振幅値の総和と第1の基準
値を比較,照合し、第1の基準値以下である場合には、
正常品と判定する第1判定手段と、前記振幅値の総和と
第2の基準値を比較し、第2の基準値以上の場合には、
異常音発生品と判定する第2判定手段と、前記振幅値の
総和が前記第1,第2の基準値の範囲内にある場合に
は、前記周波数分析結果のトータル振幅値に占める一つ
以上の指定周波数帯域の振幅比率を算出する振幅比率算
出手段と前記振幅比率が一つでも第3の基準値以上であ
る場合には、異常音発生品、第3の基準値以下の場合
は、正常品と判定する第3判定手段と前記第1,第2,
第3判定手段の判定結果を表示する表示手段を具備して
構成した。
【0015】第4の装置は、回転機械から発生する弾性
波を検出する弾性波検出手段と前記弾性波を所定回数取
り込み、弾性波を記憶する弾性波記憶手段と、前記弾性
波記憶手段にて記憶された複数個の弾性波をそれぞれ周
波数分析する周波数分析処理手段と、前記周波数分析処
理手段によって算出された複数個の周波数分析結果の平
均値を算出する周波数加算平均処理手段と、前記周波数
加算平均処理手段によって算出された周波数分析結果の
平均値をもとに、指定周波数帯域の振幅値の総和を算出
する振幅値算出手段と、前記振幅値算出手段で算出され
た振幅値の総和と第1の基準値を比較,照合し、第1の
基準値以下である場合には、正常品と判定する第1判定
手段と、振幅値の総和と第2の基準値を比較し、第2の
基準値以上の場合には、異常音発生品と判定する第2判
定手段と、前記振幅値の総和が前記第1,第2の基準値
の範囲内にある場合には、前記周波数分析結果の平均値
のトータル振幅値に占める一つ以上の指定周波数帯域の
振幅比率を算出する振幅比率算出手段と前記振幅比率が
一つでも第3の基準値以上である場合には、異常音発生
品、第3の基準値以下の場合は、正常品と判定する第3
判定手段と前記第1,第2,第3判定手段の判定結果を
表示する表示手段を具備して構成した。
波を検出する弾性波検出手段と前記弾性波を所定回数取
り込み、弾性波を記憶する弾性波記憶手段と、前記弾性
波記憶手段にて記憶された複数個の弾性波をそれぞれ周
波数分析する周波数分析処理手段と、前記周波数分析処
理手段によって算出された複数個の周波数分析結果の平
均値を算出する周波数加算平均処理手段と、前記周波数
加算平均処理手段によって算出された周波数分析結果の
平均値をもとに、指定周波数帯域の振幅値の総和を算出
する振幅値算出手段と、前記振幅値算出手段で算出され
た振幅値の総和と第1の基準値を比較,照合し、第1の
基準値以下である場合には、正常品と判定する第1判定
手段と、振幅値の総和と第2の基準値を比較し、第2の
基準値以上の場合には、異常音発生品と判定する第2判
定手段と、前記振幅値の総和が前記第1,第2の基準値
の範囲内にある場合には、前記周波数分析結果の平均値
のトータル振幅値に占める一つ以上の指定周波数帯域の
振幅比率を算出する振幅比率算出手段と前記振幅比率が
一つでも第3の基準値以上である場合には、異常音発生
品、第3の基準値以下の場合は、正常品と判定する第3
判定手段と前記第1,第2,第3判定手段の判定結果を
表示する表示手段を具備して構成した。
【0016】回転機械の製造ラインとして第1,第2,
第3,第4の装置を回転機械の製造ラインに具備して構
成した。
第3,第4の装置を回転機械の製造ラインに具備して構
成した。
【0017】
【作用】回転機械のロータに、たとえば突起傷があった
場合、ロータが回転する際、ステータと突起傷が衝突す
ることになる。この時、異常音が発生する。また、同時
に当たる時の衝撃により弾性波も発生する。弾性波信号
は騒音の影響を受けずに検出できるのが特徴である。従
って、回転機械から発生する弾性波信号のみを検出すれ
ば、騒音環境下で異常音の診断が可能となる。
場合、ロータが回転する際、ステータと突起傷が衝突す
ることになる。この時、異常音が発生する。また、同時
に当たる時の衝撃により弾性波も発生する。弾性波信号
は騒音の影響を受けずに検出できるのが特徴である。従
って、回転機械から発生する弾性波信号のみを検出すれ
ば、騒音環境下で異常音の診断が可能となる。
【0018】特に、弾性波信号の周波数スペクトルを調
べると正常品は回転周波数近傍のスペクトル成分が主成
分であるのに対し、異常音発生品の場合、回転周波数近
傍より高い帯域にスペクトル成分が分布することが特徴
である。さらに、挟帯域にスペクトル成分が集中すると
人間にとって耳ざわりな音となることが判明した。
べると正常品は回転周波数近傍のスペクトル成分が主成
分であるのに対し、異常音発生品の場合、回転周波数近
傍より高い帯域にスペクトル成分が分布することが特徴
である。さらに、挟帯域にスペクトル成分が集中すると
人間にとって耳ざわりな音となることが判明した。
【0019】従って、回転機械から検出できる弾性波信
号のスペクトル成分の分布形態を調べることにより正常
品,異常音発生品を診断できる。
号のスペクトル成分の分布形態を調べることにより正常
品,異常音発生品を診断できる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1は本発明の回転機械の異常音診断装置の構成
を示したものである。回転機械1に弾性波検出センサ2
が装着される。弾性波検出センサ2は加速度ピックアッ
プやAEセンサなどが用いられる。弾性波検出センサ2
で受信された弾性波は、増幅部3にて増幅され、次に周
波数分析処理部4に通される。周波数分析処理部4はア
ナログ的あるいはディジタル的に処理されてもよく、特
にディジタル方式によるFFT(Fast FourierTransform:高
速フーリェ変換)処理法を採用した場合、周波数分析処
理は容易に行い得るものとなっている。
する。図1は本発明の回転機械の異常音診断装置の構成
を示したものである。回転機械1に弾性波検出センサ2
が装着される。弾性波検出センサ2は加速度ピックアッ
プやAEセンサなどが用いられる。弾性波検出センサ2
で受信された弾性波は、増幅部3にて増幅され、次に周
波数分析処理部4に通される。周波数分析処理部4はア
ナログ的あるいはディジタル的に処理されてもよく、特
にディジタル方式によるFFT(Fast FourierTransform:高
速フーリェ変換)処理法を採用した場合、周波数分析処
理は容易に行い得るものとなっている。
【0021】次に周波数分析処理部4で演算された結果
は振幅値算出部5に転送される。図2は正常品,異常音
発生品から検出した弾性波信号の周波数分析結果を示し
たものである。正常品,異常音発生品ともに回転周波数
成分fr が認められるが、異常音発生品の場合、回転周
波数成分fr より高い周波数帯域で振幅の大きなスペク
トル成分が検出されることが特徴であることが分かる。
振幅値算出部5では、図2に示す指定周波数帯域fw の
スペクトル成分の振幅値の総和Pw を求める。次にPw
の演算結果は診断処理部6に転送される。図3は正常品
及び異常音発生品から検出した弾性波信号のPw の演算
結果を示したものである。異常音発生品のPw の値が正
常品に比べ、格段に大きいことが分かる。診断処理部6
では、次式に示す演算を実施し基準値kαよりPw が大
きい場合は異常音発生品、基準値kα未満の場合は正常
品と判定する。
は振幅値算出部5に転送される。図2は正常品,異常音
発生品から検出した弾性波信号の周波数分析結果を示し
たものである。正常品,異常音発生品ともに回転周波数
成分fr が認められるが、異常音発生品の場合、回転周
波数成分fr より高い周波数帯域で振幅の大きなスペク
トル成分が検出されることが特徴であることが分かる。
振幅値算出部5では、図2に示す指定周波数帯域fw の
スペクトル成分の振幅値の総和Pw を求める。次にPw
の演算結果は診断処理部6に転送される。図3は正常品
及び異常音発生品から検出した弾性波信号のPw の演算
結果を示したものである。異常音発生品のPw の値が正
常品に比べ、格段に大きいことが分かる。診断処理部6
では、次式に示す演算を実施し基準値kαよりPw が大
きい場合は異常音発生品、基準値kα未満の場合は正常
品と判定する。
【0022】
【数1】
【0023】診断処理部6の判定結果は表示部7に転送
され正常,異常の診断結果が表示部7にて外部に表示さ
れる。
され正常,異常の診断結果が表示部7にて外部に表示さ
れる。
【0024】尚、回転検出部8を設置し、回転機械1の
回転数を振幅値算出部5に入力すれば、回転機械1の昇
速,減速時など、いわゆる回転数が過渡的に変化する際
の異常音の診断も可能となる。なぜならば、回転数の変
化に応じて図2に示した指定周波数帯域fw の帯域を自
動的に変えることが可能となるからである。あらかじめ
回転機械1の回転数が分かっている場合、指定周波数帯
域fw は固定となるため回転検出部8は不必要となる。
回転数を振幅値算出部5に入力すれば、回転機械1の昇
速,減速時など、いわゆる回転数が過渡的に変化する際
の異常音の診断も可能となる。なぜならば、回転数の変
化に応じて図2に示した指定周波数帯域fw の帯域を自
動的に変えることが可能となるからである。あらかじめ
回転機械1の回転数が分かっている場合、指定周波数帯
域fw は固定となるため回転検出部8は不必要となる。
【0025】図4は図1に示した実施例の機能をさらに
向上させた発明例を示したものである。図1に示した実
施例に弾性波記憶部10と周波数加算平均処理部11を
付加した。増幅部3から出力される弾性波信号を時系列
的に弾性波記憶部10にて複数回記憶する。次に弾性波
記憶部10で記憶された複数個の弾性波は、それぞれ周
波数分析処理部4に転送され、それぞれの弾性波信号の
周波数分析を実施する。次にそれぞれの周波数分析結果
は、周波数加算平均処理部11に転送される。周波数加
算平均処理部11では、それぞれの周波数分析結果の平
均値を次式に基づき算出(周波数加算平均処理)する。
向上させた発明例を示したものである。図1に示した実
施例に弾性波記憶部10と周波数加算平均処理部11を
付加した。増幅部3から出力される弾性波信号を時系列
的に弾性波記憶部10にて複数回記憶する。次に弾性波
記憶部10で記憶された複数個の弾性波は、それぞれ周
波数分析処理部4に転送され、それぞれの弾性波信号の
周波数分析を実施する。次にそれぞれの周波数分析結果
は、周波数加算平均処理部11に転送される。周波数加
算平均処理部11では、それぞれの周波数分析結果の平
均値を次式に基づき算出(周波数加算平均処理)する。
【0026】
【数2】
【0027】図5は周波数加算平均処理の効果を示した
ものである。周波数加算平均処理を行うことにより、処
理前に有ったスペクトル成分Pn が除去されていること
が分かる。すなわち、弾性波信号に重畳されている診断
には不必要な高周波の不規則信号が周波数加算平均処理
を行うことにより除去できるため、診断の精度が向上す
ることになる。
ものである。周波数加算平均処理を行うことにより、処
理前に有ったスペクトル成分Pn が除去されていること
が分かる。すなわち、弾性波信号に重畳されている診断
には不必要な高周波の不規則信号が周波数加算平均処理
を行うことにより除去できるため、診断の精度が向上す
ることになる。
【0028】さらに、周波数加算平均処理の効果は上述
した以外にも有る。たとえば、回転機械の製造ラインな
どで突発的にノイズが検出された場合、図1にて示した
実施例では誤診断を起こす可能性がある。しかし、本手
法を用いれば、ノイズ成分は平均化されることにより、
著しく減少するためノイズの影響を除去することが可能
となる。
した以外にも有る。たとえば、回転機械の製造ラインな
どで突発的にノイズが検出された場合、図1にて示した
実施例では誤診断を起こす可能性がある。しかし、本手
法を用いれば、ノイズ成分は平均化されることにより、
著しく減少するためノイズの影響を除去することが可能
となる。
【0029】加算平均処理回数は、不規則成分の度合や
製造ラインのノイズの状況などによって決定されるもの
である。次に周波数加算平均処理部11の演算結果は振
幅値算出部5に転送される。以降、図1に示す実施例と
同様な処理が実行され、正常,異常の診断が行われる。
製造ラインのノイズの状況などによって決定されるもの
である。次に周波数加算平均処理部11の演算結果は振
幅値算出部5に転送される。以降、図1に示す実施例と
同様な処理が実行され、正常,異常の診断が行われる。
【0030】尚、図4に示した実施例では、弾性波信号
を複数回記憶し、それぞれ周波数分析する実施例を示し
たが、弾性波信号を一度に記憶し、たとえば5周期毎に
信号を分割し、それぞれ周波数分析を実施後、周波数加
算平均処理を行っても同様な効果が得られる。
を複数回記憶し、それぞれ周波数分析する実施例を示し
たが、弾性波信号を一度に記憶し、たとえば5周期毎に
信号を分割し、それぞれ周波数分析を実施後、周波数加
算平均処理を行っても同様な効果が得られる。
【0031】図6は図1,図4に示した実施例よりさら
に高精度な回転機械の異常音診断装置に関する。図1,
図4に示した実施例は異常音の音響レベルを判定の基準
とした発明例である。
に高精度な回転機械の異常音診断装置に関する。図1,
図4に示した実施例は異常音の音響レベルを判定の基準
とした発明例である。
【0032】人間にとって、耳ざわり音はもちろん音響
レベルの大きいものが主体であるが、それに加えて気に
なるのは音色である。本発明は音響レベルと音色を総合
的に調べ、異常音の診断を実施するものである。
レベルの大きいものが主体であるが、それに加えて気に
なるのは音色である。本発明は音響レベルと音色を総合
的に調べ、異常音の診断を実施するものである。
【0033】図1に示した実施例と同様、振幅値算出部
5で指定周波数帯域の振幅値の総和Pw が算出される。
次に、正常,異常判定部20において、図7に示した診
断アルゴリズムのもと正常,異常音発生品の判定が実施
される。最初に第1判定手段100で振幅値の総和Pw
と第1基準値k1 とを比較し、Pw がk1 未満の場合は
正常品と判定する。次に第2判定手段101でPw と第
2基準値k2 を比較し、Pw がk2以上の場合は異常音
発生品と判定する。さらに、Pw が基準値k1,k2 の
範囲内にある場合、振幅比率算出手段102にて次の演
算を実施する。
5で指定周波数帯域の振幅値の総和Pw が算出される。
次に、正常,異常判定部20において、図7に示した診
断アルゴリズムのもと正常,異常音発生品の判定が実施
される。最初に第1判定手段100で振幅値の総和Pw
と第1基準値k1 とを比較し、Pw がk1 未満の場合は
正常品と判定する。次に第2判定手段101でPw と第
2基準値k2 を比較し、Pw がk2以上の場合は異常音
発生品と判定する。さらに、Pw が基準値k1,k2 の
範囲内にある場合、振幅比率算出手段102にて次の演
算を実施する。
【0034】
【数3】
【0035】図8はk1≦Pw≦k2 なる関係のサンプル
から検出した弾性波信号の周波数分析結果例を示したも
のである。振幅値の総和Pw がほとんど同じ値を示した
例である。図8(b)に示すサンプル2のような場合の
み熟練検査員は異常音発生品と判定することが特徴であ
る。すなわち、k1≦Pw≦k2 なるあいまいな範囲内で
は、スペクトル成分が有る特定な帯域に集中する(図8
Ps )と人間にとって耳ざわりな音になるともいえる。
いわゆる特定の帯域に集中したスペクトル成分が音色で
ある。
から検出した弾性波信号の周波数分析結果例を示したも
のである。振幅値の総和Pw がほとんど同じ値を示した
例である。図8(b)に示すサンプル2のような場合の
み熟練検査員は異常音発生品と判定することが特徴であ
る。すなわち、k1≦Pw≦k2 なるあいまいな範囲内で
は、スペクトル成分が有る特定な帯域に集中する(図8
Ps )と人間にとって耳ざわりな音になるともいえる。
いわゆる特定の帯域に集中したスペクトル成分が音色で
ある。
【0036】そこで、異常音の発生しやすい周波数帯域
のスペクトル成分の大きさを調べる指標として、数3に
示す計算式を用いて周波数分析結果における振幅比率R
f を算出する。
のスペクトル成分の大きさを調べる指標として、数3に
示す計算式を用いて周波数分析結果における振幅比率R
f を算出する。
【0037】図9は振幅比率Rf を求めた結果例を示し
た例である。図7に示す第3判定手段103でRf と第
3基準値k3 を比較し、Rf 値がk3 を越えていれば異
常音発生品、越えていなければ正常品と判定する。Rf
を算出する指定周波数帯域は1個でもよいが必要に応じ
て複数個算出し、それぞれ基準値と比較してもよい。な
お、周波数スペクトルが特定の帯域に集中するのを検出
する実施例として、Rf を算出する手法について述べた
が、たとえば、前述した指定周波数帯域fw内での最大
ピーク周波数の振幅値と基準値を比較するなど、他の手
法により実施することも可能である。
た例である。図7に示す第3判定手段103でRf と第
3基準値k3 を比較し、Rf 値がk3 を越えていれば異
常音発生品、越えていなければ正常品と判定する。Rf
を算出する指定周波数帯域は1個でもよいが必要に応じ
て複数個算出し、それぞれ基準値と比較してもよい。な
お、周波数スペクトルが特定の帯域に集中するのを検出
する実施例として、Rf を算出する手法について述べた
が、たとえば、前述した指定周波数帯域fw内での最大
ピーク周波数の振幅値と基準値を比較するなど、他の手
法により実施することも可能である。
【0038】図10は図6に示した実施例の診断精度を
さらに向上させた発明例である。図6に示した実施例に
弾性波記憶部10と周波数加算平均処理部11とを付加
したものである。図6に示した実施例と同様の処理が実
施され、正常品,異常音発生品の判定が実行される。図
4に示した実施例と同様、ノイズ除去に効力を発揮す
る。
さらに向上させた発明例である。図6に示した実施例に
弾性波記憶部10と周波数加算平均処理部11とを付加
したものである。図6に示した実施例と同様の処理が実
施され、正常品,異常音発生品の判定が実行される。図
4に示した実施例と同様、ノイズ除去に効力を発揮す
る。
【0039】最後に回転機械の異常音診断が可能とされ
た回転機械の製造ラインについて説明する。図11に示
すように、工場内における回転機械の製造ライン50
に、上述したいずれかの回転機械の異常音診断装置30
を設け、製造された回転機械40の異常音発生有無の検
査を実施する。従って、異常音発生に係る回転機械の出
荷防止に貢献することが出来る。ひいては、製品の信頼
性が向上する。図12は回転機械の異常音診断装置30
によって異常音の有無が判定された場合に、判定結果に
基づいて採られる対策を示したものである。図示のよう
に、何らの異常音が発生していない場合には、その回転
機械はそのまま製品として工場から出荷されるが、何ら
かの異常音の発生が認められた場合には、部品の交換や
異常個所の除去など異常音発生原因を排除する措置が採
られる。異常音の発生原因が排除されたならば、再度異
常音の有無の検査が実施され、何ら異常音が発生してい
ない場合に初めて製品として出荷される。
た回転機械の製造ラインについて説明する。図11に示
すように、工場内における回転機械の製造ライン50
に、上述したいずれかの回転機械の異常音診断装置30
を設け、製造された回転機械40の異常音発生有無の検
査を実施する。従って、異常音発生に係る回転機械の出
荷防止に貢献することが出来る。ひいては、製品の信頼
性が向上する。図12は回転機械の異常音診断装置30
によって異常音の有無が判定された場合に、判定結果に
基づいて採られる対策を示したものである。図示のよう
に、何らの異常音が発生していない場合には、その回転
機械はそのまま製品として工場から出荷されるが、何ら
かの異常音の発生が認められた場合には、部品の交換や
異常個所の除去など異常音発生原因を排除する措置が採
られる。異常音の発生原因が排除されたならば、再度異
常音の有無の検査が実施され、何ら異常音が発生してい
ない場合に初めて製品として出荷される。
【0040】
【発明の効果】本発明例によれば、工場の生産ラインな
ど騒音環境下でも異常音の検査が可能となる。更に、回
転機械の製造ラインで、製造された回転機械の異常音の
自動検査が可能となる。さらに従来の聴覚検査に対して
定量的判定が可能となる。
ど騒音環境下でも異常音の検査が可能となる。更に、回
転機械の製造ラインで、製造された回転機械の異常音の
自動検査が可能となる。さらに従来の聴覚検査に対して
定量的判定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は異常音の有無の自動判定が可とされた回
転機械の異常音診断装置の構成例を示したブロック図。
転機械の異常音診断装置の構成例を示したブロック図。
【図2】図2は正常品,異常音発生品から検出した弾性
波信号の周波数分析特性図。
波信号の周波数分析特性図。
【図3】図3は図1の実施例の説明図。
【図4】図4は本発明の第2の実施例のブロック図。
【図5】図5は周波数加算平均処理の効果を示した説明
図。
図。
【図6】図6は本発明の第3の実施例のブロック図。
【図7】図7は図6の実施例にて異常音診断を実施する
際の診断アルゴリズムのフローチャート。
際の診断アルゴリズムのフローチャート。
【図8】図8は図6の実施例の説明図。
【図9】図9は図6の実施例の説明図。
【図10】図10は本発明の第4の実施例のブロック
図。
図。
【図11】図11は回転機械の製造段階で異常音診断が
考慮された、本発明による回転機械の製造ラインを示す
説明図。
考慮された、本発明による回転機械の製造ラインを示す
説明図。
【図12】図12は回転機械の製造ラインにて異常音の
有無が判定された場合に、判定結果に基づき採られる対
策のフローチャート。
有無が判定された場合に、判定結果に基づき採られる対
策のフローチャート。
1…回転機械、2…弾性波検出用センサ、3…増幅部、
4…周波数分析処理部、5…振幅値算出部、6…診断処
理部、7…表示部、8…回転検出部。
4…周波数分析処理部、5…振幅値算出部、6…診断処
理部、7…表示部、8…回転検出部。
フロントページの続き (72)発明者 菊池 和雄 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株式会社 日立製作所 多賀工場内 (72)発明者 大川 友弘 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株式会社 日立製作所 多賀工場内 (72)発明者 田口 勇二 茨城県日立市幸町三丁目2番2号 株式 会社 日立エンジニアリングサービス内 (56)参考文献 特開 平2−16420(JP,A) 特開 平2−36320(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01H 17/00
Claims (10)
- 【請求項1】 回転機械に装着された弾性波検出手段によ
って検出される弾性波信号を所定回数取り込み、取り込
んだ信号毎に周波数分析し、各周波数分析結果を用い、
周波数分析結果の平均値を算出し、前記周波数分析結果
の平均値における指定周波数帯域の振幅値の総和と基準
値とを比較,照合し、比較,照合結果に基づき、正常
品,異常音発生品を診断することを特徴とする回転機械
の異常音診断方法。 - 【請求項2】 回転機械に装着された弾性波検出手段によ
って検出される弾性波信号を周波数分析し、周波数分析
結果における指定周波数帯域の振幅値の総和を算出し、
前記振幅値の総和と第1の基準値を比較,照合し、前記
第1の基準値以下である場合には、正常品と判定し、第
2の基準値以上の場合には、異常音発生品と判定し、前
記第1,前記第2の基準値の範囲内にある場合には、前
記周波数分析結果のトータル振幅値に占める一つ以上の
指定周波数帯域の振幅値の比率を算出し、前記振幅値の
比率が一つでも第3の基準値以上である場合には、異常
音発生品、第3の基準値以下の場合は、正常品と診断す
ることを特徴とする回転機械の異常音診断方法。 - 【請求項3】 回転機械に装着された弾性波検出手段によ
って検出される弾性波信号を所定回数取り込み、取り込
んだ信号毎に周波数分析し、各周波数分析結果を用い、
周波数分析結果の平均値を算出し、前記周波数分析結果
の平均値における指定周波数帯域の振幅値の総和と第1
の基準値を比較,照合し、前記第1の基準値以下である
場合には、正常品と判定し、第2の基準値以上の場合に
は、異常音発生品と判定し、前記第1,前記第2の基準
値の範囲内にある場合には、前記周波数分析結果の平均
値のトータル振幅値に占める一つ以上の指定周波数帯域
の振幅値の比率を算出し、前記振幅値の比率が一つでも
第3の基準値以上である場合には、異常音発生品、第3
の基準値以下の場合は、正常品と診断することを特徴と
する回転機械の異常音診断方法。 - 【請求項4】 回転機械から発生する弾性波を検出する弾
性波検出手段と前記弾性波を所定回数取り込み、弾性波
を記憶する弾性波記憶手段と、前記弾性波記憶手段にて
記憶された複数個の弾性波をそれぞれ周波数分析する周
波数分析処理手段と、前記周波数分析処理手段によって
算出された複数個の周波数分析結果の平均値を算出する
周波数加算平均処理手段と、前記周波数加算平均処理手
段によって算出された周波数分析結果の平均値をもと
に、指定周波数帯域の振幅値の総和を算出する振幅値算
出手段と、前記振幅値算出手段で算出された振幅値の総
和と基準値を比較,照合し、正常品,異常音発生品の診
断を行う診断処理手段と診断結果を表示する表示手段と
を具備してなることを特徴とする回転機械の異常音診断
装置。 - 【請求項5】 回転機械から発生する弾性波を検出する弾
性波検出手段と前記弾性波を周波数分析する周波数分析
処理手段と、前記周波数分析処理手段において算出され
た周波数分析結果における指定周波数帯域の振幅値の総
和を算出する振幅値算出手段と、前記振幅値算出手段に
て算出された振幅値の総和と第1の基準値を比較,照合
し、前記第1の基準値以下である場合には、正常品と判
定する第1判定手段と、前記振幅値の総和と第2の基準
値を比較し、前記第2の基準値以上の場合には、異常音
発生品と判定する第2判定手段と、前記振幅値の総和が
前記第1,前記第2の基準値の範囲内にある場合には、
前記周波数分析結果のトータル振幅値に占める一つ以上
の指定周波数帯域の振幅比率を算出する振幅比率算出手
段と前記振幅比率が一つでも第3の基準値以上である場
合には、異常音発生品、第3の基準値以下の場合は、正
常品と判定する第3判定手段と前記第1,第2,第3判
定手段の判定結果を表示する表示手段を具備してなるこ
とを特徴とする回転機械の異常音診断装置。 - 【請求項6】 回転機械から発生する弾性波を検出する弾
性波検出手段と前記弾性波を所定回数取り込み、弾性波
を記憶する弾性波記憶手段と、前記弾性波記憶手段にて
記憶された複数個の弾性波をそれぞれ周波数分析する周
波数分析処理手段と、前記周波数分析処理手段によって
算出された複数個の周波数分析結果の平均値を算出する
周波数加算平均処理手段と、前記周波数加算平均処理手
段によって算出された周波数分析結果の平均値をもと
に、指定周波数帯域の振幅値の総和を算出する振幅値算
出手段と、前記振幅値算出手段にて算出された振幅値の
総和と第1の基準値を比較,照合し、前記第1の基準値
以下である場合には、正常品と判定する第1判定手段
と、前記振幅値の総和と第2の基準値を比較し、前記第
2の基準値以上の場合には、異常音発生品と判定する第
2判定手段と、前記振幅値の総和が前記第1,前記第2
の基準値の範囲内にある場合には、前記周波数分析結果
の平均値のトータル振幅値に占める一つ以上の指定周波
数帯域の振幅比率を算出する振幅比率算出手段と前記振
幅比率が一つでも第3の基準値以上である場合には、異
常音発生品、前記第3の基準値以下の場合は、正常品と
判定する第3判定手段と前記第1,前記第2,前記第3
の判定手段の判定結果を表示する表示手段を具備してな
ることを特徴とする回転機械の異常音診断装置。 - 【請求項7】 回転機械から発生する弾性波を検出する弾
性波検出手段と前記弾性波を周波数分析する周波数分析
処理手段と、周波数分析処理手段における指定周波数帯
域の振幅値の総和を算出する振幅値算出手段と、前記振
幅値算出手段で算出された振幅値の総和と基準値を比
較,照合し、正常品,異常音発生品の診断を行う診断処
理手段と診断結果を表示する表示手段とからなる回転機
械の異常音診断装置を回転機械の製造ラインに具備して
なることを特徴とする回転機械の製造ライン。 - 【請求項8】 回転機械から発生する弾性波を検出する弾
性波検出手段と前記弾性波を所定回数取り込み、弾性波
を記憶する弾性波記憶手段と、前記弾性波記憶手段にて
記憶された複数個の弾性波をそれぞれ周波数分析する周
波数分析処理手段と、前記周波数分析処理手段によって
算出された複数個の周波数分析結果の平均値を算出する
周波数加算平均処理手段と、前記周波数加算平均処理手
段によって算出された周波数分析結果の平均値をもと
に、指定周波数帯域の振幅値の総和を算出する振幅値算
出手段と、前記振幅値算出手段で算出された振幅値の総
和と基準値を比較,照合し、正常品,異常音発生品の診
断を行う診断処理手段と診断結果を表示する表示手段と
からなる回転機械の異常音診断装置を回転機械の製造ラ
インに具備してなることを特徴とする回転機械の製造ラ
イン。 - 【請求項9】 回転機械から発生する弾性波を検出する弾
性波検出手段と前記弾性波を周波数分析する周波数分析
処理手段と、前記周波数分析処理手段において算出され
た周波数分析結果における指定周波数帯域の振幅値の総
和を算出する振幅値算出手段と、前記振幅値算出手段に
て算出された振幅値の総和と第1の基準値を比較,照合
し、前記第1の基準値以下である場合には、正常品と判
定する第1判定手段と、前記振幅値の総和と第2の基準
値を比較し、前記第2の基準値以上の場合には、異常音
発生品と判定する第2判定手段と、前記振幅値の総和が
前記第1,前記第2の基準値の範囲内にある場合には、
前記周波数分析結果のトータル振幅値に占める一つ以上
の指定周波数帯域の振幅比率を算出する振幅比率算出手
段と前記振幅比率が一つでも第3の基準値以上である場
合には、異常音発生品、前記第3の基準値以下の場合
は、正常品と判定する第3判定手段と前記第1,前記第
2,前記第3判定手段の判定結果を表示する表示手段と
からなる回転機械の異常音診断装置を回転機械の製造ラ
インに具備してなることを特徴とする回転機械の製造ラ
イン。 - 【請求項10】 回転機械から発生する弾性波を検出する
弾性波検出手段と前記弾性波を所定回数取り込み、弾性
波を記憶する弾性波記憶手段と、前記弾性波記憶手段に
て記憶された複数個の弾性波をそれぞれ周波数分析する
周波数分析処理手段と、前記周波数分析処理手段によっ
て算出された複数個の周波数分析結果の平均値を算出す
る周波数加算平均処理手段と、前記周波数加算平均処理
手段によって算出された周波数分析結果の平均値をもと
に、指定周波数帯域の振幅値の総和を算出する振幅値算
出手段と、前記振幅値算出手段にて算出された振幅値の
総和と第1の基準値を比較,照合し、前記第1の基準値
以下である場合には、正常品と判定する第1判定手段
と、前記振幅値の総和と第2の基準値を比較し、前記第
2の基準値以上の場合には、異常音発生品と判定する第
2判定手段と、前記振幅値の総和が前記第1,前記第2
の基準値の範囲内にある場合には、前記周波数分析結果
の平均値のトータル振幅値に占める一つ以上の指定周波
数帯域の振幅比率を算出する振幅比率算出手段と前記振
幅比率が一つでも第3の基準値以上である場合には、異
常音発生品、前記第3の基準値以下の場合は、正常品と
判定する第3判定手段と前記第1,前記第2,前記第3
判定手段の判定結果を表示する表示手段とからなる回転
機械の異常音診断装置を回転機械の製造ラインに具備し
てなることを特徴とする回転機械の製造ライン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05222192A JP3144878B2 (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 回転機械の異常音診断方法、その装置及び回転機械の製造ライン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05222192A JP3144878B2 (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 回転機械の異常音診断方法、その装置及び回転機械の製造ライン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05256690A JPH05256690A (ja) | 1993-10-05 |
| JP3144878B2 true JP3144878B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=12908698
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05222192A Expired - Fee Related JP3144878B2 (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 回転機械の異常音診断方法、その装置及び回転機械の製造ライン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3144878B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5293300B2 (ja) * | 2009-03-16 | 2013-09-18 | 富士電機株式会社 | 回転機の振動監視装置および振動監視方法 |
| JP5271771B2 (ja) * | 2009-03-30 | 2013-08-21 | 日本電産サンキョー株式会社 | 異音検査装置および異音検査方法 |
| JP7261325B2 (ja) * | 2020-02-05 | 2023-04-19 | Primetals Technologies Japan株式会社 | 監視装置、異常診断装置、監視方法及び異常診断方法 |
-
1992
- 1992-03-11 JP JP05222192A patent/JP3144878B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05256690A (ja) | 1993-10-05 |
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|---|---|---|---|
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