JP3144880U - 屋根の雨仕舞構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】煙突5等を取付ける孔を設けかつ一辺(下辺)を残して二重に屈折縁2,12を巡らして立ち上げその二重の屈折縁2,12の間に吸水材凸条3を設けた閉塞板1と、前記閉塞板1の内側の屈折縁2に屋根部材6の屈折縁61を係合組み合わせて取付けた雨仕舞構造である。簡易な構造で取付け施工ができ、煙突等の支持強度があり、完全浸水防止を図ることができる。
【選択図】図8
Description
特に、薪ストーブのクリーンバーン煙突等を屋根を貫通して立設してフラッシング(雨仕舞部材、遮雨板或いは遮断スカート)処置をするときの新規構造を提案する。
クリーンバーンを目指す最新の薪ストーブに欠かせない二重煙突のフラッシングで使用する場合では、部材の強度と、防水性で改良の余地が多数あった。
因みに前記文献の接触部分などでは、溶接連結などの補強手段はおこなわれていない記載内容である。
(1)防水点を増やし、雨水、霧状水滴などの家屋内部への浸入を確実に防ぐ構造とすること。
(2)先付施工、後付施工でも、本考案の各部材と屋根部材との連結、係合、圧接の施工を簡易に行える構造とすること。
(3)施工工事をおこなう際に複雑にならないような構造にすることで、施工
をマニュアル化して標準化できる簡易性があるものとすること。
(4)部材数を少なくし、かつ加工が複雑でない構造として、廉価に提供できること。
前記閉塞板の外側の屈折縁は表側に立ち起こして内側に傾斜して折り曲げた略側面∠形状になる。
屈折縁は、曲げ加工で製作できる。
吸水材凸条は、平面視で∩状 左右一列に配置されるが、何らかの事情で内外側の屈折縁の間隔が大きくなった場合には、左右2列などに設けることもできる。
吸水材凸条は、屋根部材と閉塞板の間で圧接されて変形しても、十分吸水性を維持する素材である。
吸水材凸条は、屋根部材と閉塞板の間に圧接されて上面を屋根材に接触し、下面を閉塞板に接触している。
下面に接着層を形成しておいて接着施工するのが好ましい。
形状は、厚いテープ状や角棒状などであり、角棒状先端を薄く先細の形状とした形状も提案する。下位の個所で水滴霧散の効率を高めるためである。
a:屋根部材と内側の屈折縁が略Z状に組み合っているほかに、吸水材やさらに奥での折り返し構造(外側の屈折縁)があるので、屋根防水性を高めている。
b:雨仕舞構造の主要部材を工場生産できるシンプルな構造としているため施工工事を容易におこうことが可能となる。
c:既存の屋根部材との係合圧接(施工、解体)が容易である。
d:屋根部材と閉塞板の屈折縁をZ状に組み合わせて係合可能な形状とし剥がれにくくした。この係合して圧接する作業で同時に吸水材をしっかり配置することになり、作業経済性がある。
e:各部材がシンプルな構成のため、製造工程で複雑な行程を必要とせず廉価に大量生産が可能である。
また吸水材は、傾斜した面に∩状やП状に配置するので、吸収した微量の水の排出と乾燥を効率よくおこなう。
屋根部材屈折縁と∠条部材屈折縁とは、Z状に一旦係合し圧接してしまうとほぼ平坦な面を形成するので、強い風等を受けた場合にも堅固で剥がれることはなく、雨水にも十分な防水性を発揮する。
図に示すように、煙突(5)等の屋内からの貫通物を屋根に取付ける場合の取付け孔防水のための閉塞板(1)を用いた雨仕舞構造であって、一辺(下辺)を残して二重に屈折縁(12)(2)を巡らして立ち上げその二重の屈折縁(12)(2)の間に吸水材凸条(3)を設けた閉塞板(1)と、前記閉塞板(1)の内側の屈折縁(2)に屋根部材(6)の屈折縁(61)を略Z状に組み合わせた雨仕舞構造が、基本的形態である。
屈折縁(2)と屈折縁(61)とは、係合して圧接し、又屈折縁(12)は屋根部材の裏面に押圧当接する構造になる。
その他、ステンレス合金製板等の金属製、硬質合成樹脂製の板でも作成できる。材質等は問わないが、相応の耐久性ある素材が選定される。
本考案の吸水材凸条(3)は、吸水材を高さのあるテープ状に形成したものである。長尺で厚みのある凸条である。施工上は底面に接着層(耐候性)を形成しているものが好ましい。
吸水材凸条(3)は、気泡発泡の孔を多数有する柔軟弾性素材であり、テープ状のいわゆるスポンジなどを使用することができる。
その他吸水素材は、シリカ多孔体や、PVAスポンジ、多孔質木材、セラミックス多孔体、不織布などの素材の利用可能性がある。
ある程度の厚みと幅があり、位置を動かさずに施工できれば、必ずしも接着層を設けなくとも良い。
形状は、後述の屋根部材(6)との係合連結ができればよく、一部楕円形部分を含む形状なども可能である。
さらに、閉塞板(1)の表面に内側の屈折縁(2)となるように側面視で∠条部材(2)を、小間隔をおいて外側の屈折縁(12)と平行に溶着する。
屈折縁(2)となる∠条部材(2)は別部品として作成し、溶着形成しているので、屈折縁(2)と屈折縁(12)との間隙に空間として流路(10)が任意幅で形成できる。
そして二重の屈折縁(12)(2)の間に吸水材凸条(3)を巡らして設けている。吸水材凸条(3)は、通常間隙の中間付近に接合される。
なお、閉塞板(1)の下辺は、それと連接する下方の屋根部材(6)を覆うように設置される。この構成で下辺に雨水が滞留することはない。
閉塞板(1)の周辺は、実際には圧着施工により凹凸を生じることはなく、周りとほぼ同形態であり平坦で傾斜した屋根斜面を形成している。
このように、屈折縁(2)(12)の間隙に吸水材凸条(3)を設けて、流路(10)を形成し万一水滴が浸入しても流れる道を一定に限定することにより雨水を排出しやすくするとともに水の浸入を防ぐ効果を高めている。
そこに煙突(5)固定用の孔を備えた筒部(4)及び屋根部材屈折縁(61)と係合するように位置を調整し水平面(21)傾斜面(22)を調整した屈折縁(2)をスポット溶接し、吸水材凸条(3)を敷設しかつ外側に屈折縁(12)を設けた閉塞板(1)を設置する。
屋根部材(6)は端部を逆∠形に折り曲げて、前記閉塞板(1)に固設した側面∠条部材である内側屈折縁(2)と略Z形に係合して、屋根部材(6)と閉塞板(1)とが形成する空間の内部に吸水材凸条(3)を圧接して内部に傾斜流路(10)を形成する構造となる。
閉塞板(1)の大きさにもよるが、後付施工の場合における通常の工程は、所定大きさの屋根部材を1枚か2枚を外して、その残った屋根部材(6)の屈折縁(61)を利用して閉塞板(1)の屈折縁(2)の傾斜面(22)と係合することになる。
煙突(5)と筒部(4)は、水密に溶着されるが、その作業は現場でも或いは事前に工場でも事情に応じて実施できる。
このように本考案の雨仕舞構造の後付施工工事は、現場で行う穴あけ工事と閉塞板(1)の取付け設置であるので、極めて簡易に迅速にできる。
図1は、本考案に係る屋根の雨仕舞構造の実施例1を示すもので、いわゆる屋根の納まり図で、施工状態の断面図である。薪ストーブの二重煙突を支持している状態で、図2の水平方向であるA−A線断面説明図に該当する。
図2は、同じく本考案に係る屋根の雨仕舞構造の実施例1を示す一部切開の斜視図である。
図3は、同じく本考案に係る屋根の雨仕舞構造の実施例1であって、使用する長方形の閉塞板を示す平面説明図である。
図4は、同じく長方形の閉塞板を示す実施例1の斜視図である。
図5は、同じく図2の傾斜方向であるB−B線断面説明図である。右方向が棟方向で、傾斜して下がった方向が軒先方向になる。
図6は、部分拡大説明図、図7は煙突を施工した屋根の全体図である。
図では、流路(10)を含む空間を広く示しているが、実際の施工では屈折をしっかり行うので、屈折縁(2)(12)(61)は、更に屈折して平坦に近い形態で接続される。
屈折縁(12)は、傾斜角度は30度〜40度程度で、屈折縁の幅は約3cmとした。この傾斜角度は、施工時には更に屈折されて圧着される。
屋根部材(6)の屈折縁(61)も同様の角度。幅に設定している。
水平面から屈折縁にいたる内角の角度及び屈折縁の長さはとくに限定はしないが屋根と係合する個所であるため風などで捲れる(剥がれる)という事態が生じないように角度、長さを相対的に設定することが必要となる。
側面∠条部材(2)はステンレス製で別部品として作成され、傾斜角度30〜40度で幅約3cmである。
外側の屈折縁(12)と内側の屈折縁(2)は、小間隔をおいて平行に設けられることになる。
吸水材凸条(3)は、前記閉塞板(1)の外側屈折縁(12)と内側屈折縁(2)との小間隔の中間に敷設され、好ましくは少なくとも左右位置に縦方向に設ける。
吸水材凸条(3)は、実施例1では平面視略П状に敷設されている。
実施例としては図示していないが、屋根部材(6)と側面∠条部材(2)で囲繞された空間内の左右側に直線的に単列或いは2列に敷設することなどができる。
吸水材凸条(3)は、屋根部材(6)と閉塞板(1)とが形成する空間の内部を縦に分断し、傾斜流路(10)を形成する。
屋根部材(6)は端部を逆∠形に折り曲げて屈折縁(61)を形成しており、閉塞板(1)に固設した側面∠条部材(2)の傾斜面(22)と略Z形に係合して押圧し、圧接し、屋根を葺く。
相互に対称構造で組合わされた係合が3辺でなされ連結圧接するので閉塞板(1)は強固に維持されることになる。3辺の圧接で閉塞板(1)は、煙突(5)等を十分な耐久強度で保持する。
筒部(4)は、傾斜平坦面(11)から上方に向けて設けられて、煙突(5)等を支持固定するもので、実施例1では、円錐台形の筒部(4)としている。
傾斜平坦面(11)は屋根の勾配と同じ傾斜であり、筒部(4)は通常垂直方向に設けられる。
筒部(4)は、煙突等の形状に合わせて、角形の場合もあり、その高さも高低様々に設計できる。
筒部(4)開口部には、水切りフランジのセットなど、所定の対策ができる。
閉塞板(1)の孔を大きくした形態で、透明ガラス等の入った天窓に転用する場合もあり、その場合では筒部(4)は、低い縁形状になる。
筒部(4)の形態も、実施例に限定されるものではない。
もとより、実際には流れるほど水滴は浸水してこないので、濃霧状や湿気、微細な水滴などは、吸水材凸条(3)に吸水保持され、自然と蒸発霧散する。
各部材変更の事態が生じた場合を想定すると、接着剤や溶着などを使用しない閉塞板(1)との組み合わせ連結が好ましい。
この場合は取り外し(解体など)も綺麗にできる。
閉塞板(1)と、側面∠条部材(2)である屈折縁(2)との接着は、スポット溶接で堅固に溶接している。
スポット溶接することにより、接着剤などと異なり、位置のズレ、滑落、破損などを防ぐことができる。
また、施工段階で側面∠条部材(2)を溶着して閉塞板(1)に設ける工程でも、スポット溶接で連結するという手段であると溶接する段階(実際の施行工事)で位置を微調整できる。
特殊な屋根などに具体的に現場で対応することも本考案に含まれる。
実際に取付けられた状態を図7より確認できる。
屋根部材(6)と屈折縁(2)との係合部分は図面においては理解しやすく記載しているため、印象として段差の違いを感じとることもあるかもしれないが、実際に設置し視認した場合は図7に示すとおり段差の違いはほとんど感じない。
吸水材凸条(3)の一部端の形状を幅広にして流路(10)を狭めて、水滴や湿度を下流に移動しにくくしてその空間で処理してしまう構成である。
幅広に形成することにより吸収した水を集中させ溜めることを可能とし、効率よく吸水材(3)より水や湿気を排出することを可能とできる。
吸水材凸条(3)の数は1列であるが、複数とすることも可能である。
吸水材凸条(3)の配設で左右に流路(10)を形成するとともに、吸水材凸条(3)が、その弾性を維持して変形して、上下に当接して防水性を高めることを示している。
しかも、表面積を拡大するので、湿気水滴の吸収効率が良く、安定して屋根部材(6)を支承する。
又、実施例1の閉塞板(1)は、屈折縁を曲げ加工した状態で、横幅750mm、縦950mmである。筒部(4)の高さは375mmである。
薪ストーブの二重煙突をしっかりフラッシングできる強度、防水性および大きさである。
以上の実施例1はあくまで一例であり、寸法、素材、形状、吸水材の数などはこれに限定されるものではない。
又、屋根に天窓や明かり取りを作成する場合の雨仕舞にも応用できる構造である。
11 閉塞板の傾斜平坦面
12 閉塞板の外側の屈折縁
2 屈折縁(側面∠条部材)
21 屈折縁水平面
22 屈折縁傾斜面
3 吸水材(吸水材凸条)
4 筒部
5 煙突
6 屋根部材
61 屋根部材の屈折縁
62 野地板
10 流路
Claims (6)
- 屋根に取付ける防水のための閉塞板を用いた雨仕舞構造であって、一辺を残して二重に屈折縁を巡らして立ち上げその二重の屈折縁の間に吸水材凸条を設けた閉塞板と、前記閉塞板の内側の屈折縁に屋根部材の屈折縁を係合組み合わせたことを特徴とする屋根の雨仕舞構造。
- 前記閉塞板は、平面視略矩形で煙突等を取付ける孔を有する筒部を傾斜平坦面設けたことを特徴とする請求項1記載の屋根の雨仕舞構造。
- 前記内側の屈折縁は、閉塞板に溶接した側面∠条部材であることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の屋根の雨仕舞構造。
- 前記閉塞板の外側の屈折縁は表側に立ち起こして内側に傾斜して折り曲げた側面∠形の形状であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の屋根の雨仕舞構造。
- 前記吸水材凸条は、前記閉塞板の外側屈折縁と内側の屈折縁の小間隔に敷設されるもので、屋根部材で囲繞された空間内に接着敷設したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の屋根の雨仕舞構造。
- 次の閉塞板の内側屈折縁と屋根部材の屈折縁を係合して浸水を幾重に防止する屋根の雨仕舞構造。
A:閉塞板は、ステンレス製で、平面視略四角形の三辺の端を表側に立ち起こして内側に傾斜して折り曲げた側面∠形に屈折した外側屈折縁を設け、かつ煙突等を取付ける孔を備えた円錐台型の筒部を水平面の略中央に設け、その表面に前記屈折形成した三辺の端の外側屈折縁に添って小間隔をもって固設され内側に傾斜して折り曲げた側面∠条部材である内側屈折縁を設け、さらに前記閉塞板の外周屈折縁と側面∠条部材との小間隔に吸水材凸条を設けた構造。
B:屋根部材は端部を逆∠形に折り曲げて、前記閉塞板に固設した側面∠条部材である内側屈折縁と略Z形に係合して、屋根部材と閉塞板とが形成する空間の内部に吸水材凸条を圧接して内部に傾斜流路を形成する構造。
Priority Applications (1)
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| JP2008004578U JP3144880U (ja) | 2008-07-04 | 2008-07-04 | 屋根の雨仕舞構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2008004578U JP3144880U (ja) | 2008-07-04 | 2008-07-04 | 屋根の雨仕舞構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
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| JP3144880U true JP3144880U (ja) | 2008-09-18 |
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| JP2008004578U Expired - Lifetime JP3144880U (ja) | 2008-07-04 | 2008-07-04 | 屋根の雨仕舞構造 |
Country Status (1)
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| JP (1) | JP3144880U (ja) |
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2008
- 2008-07-04 JP JP2008004578U patent/JP3144880U/ja not_active Expired - Lifetime
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