JP3144933U - クリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】被挟持材Wを挟持した際に、左右方向の揺動だけでなく、左右方向と交差する方向の揺動も抑制できるクリップを提供する。
【解決手段】クリップ1は、左右プレート部を有する第1クリップ片2と、該第1クリップ片2に枢軸4を介して枢着し、かつばね5を介して第1クリップ片2とともに被挟持材Wを挟持する第2クリップ片3とを、備えたクリップにおいて、前記第2クリップ片2には、前記第1クリップ片2と被挟持材Wを挟持するための第1挟持部12から前記枢軸4と平行に左右延長部14が突出され、該左右延長部14から枢軸4に近づく方向に突出して前記第1クリップ片2のプレート部7aとの間で被挟持材Wを挟持するための左右の第2挟持部15が形成されていることである。
【選択図】図1

Description

本考案は、ポケットに装着される又はシート材を挟持するためのクリップに関するものである。
クリップとしては、例えば、特許文献1に示すように、「透明薄板を二重に形成して中間に紙片等を挿入可能にした収納体の裏面にクリツプを固着し、該クリツプによつて衣服等を挟持することによつて取り付け可能にした名札において、該クリツプを開閉する槓杆部の先端をT字形に延長した左右のそれぞれの先端部に収納体に対して圧着する挟持部を設け、該挟持部によつて衣服等を挟持することによつて該名札を縦位置と横位置のいずれでも取り付け可能にしている(特許請求の範囲)」がある。
そして、前記挟持部が収納体に対して圧着する先端を複数に分割してそれぞれ爪部を形成している。
実開平04−130981号
従来技術においては、槓杆部の先端に爪部を有する挟持部が、枢軸部の軸心と平行に長く一体的に延設されている。この延設された左右の挟持部によって、被挟持材を挟持したクリップは、槓杆部の回りで揺動が抑制される。
しかしながら、左右の挟持部は一直線上に位置しており、この直線配置の挟持部回りの揺動、即ち左右方向と交差する方向の揺動に対しては、抑制するものがない。これにより、衣服のポケットに名札を取り付けるためのクリップにおいては、名札が下を向いてしまう等の問題があった。
本考案は、このような従来技術の問題点を解決できるようにしたクリップを提供することを目的とする。
本考案は、被挟持材を挟持した際に、左右方向の揺動だけでなく、左右方向と交差する方向の揺動も抑制できるようにしたクリップを提供することを目的とする。
本考案における課題解決のための具体的手段は次の通りである。
第1に、左右プレート部を有する第1クリップ片と、該第1クリップ片に枢軸を介して枢着し、かつばねを介して第1クリップ片とともに被挟持材を挟持する第2クリップ片とを、備えたクリップにおいて、
前記第2クリップ片には、前記第1クリップ片と被挟持材を挟持するための第1挟持部から前記枢軸と平行に左右延長部が突出され、
該左右延長部から枢軸に近づく方向に突出して前記第1クリップ片のプレート部との間で前記被挟持材を挟持するための左右第2挟持部が形成されていることである。
これにより、第1挟持部で被挟持材を挟持した際(例えばポケット縁に挟着する際)に、左右に離れた第2挟持部によって、被挟持材は左右方向の揺動が抑制される。
また、左右第2挟持部は第1挟持部から枢軸に近づく方向に離れていることによって、被挟持材は左右方向と交差する方向の揺動も抑制される。
第2に、前記左右延長部には、前記第1クリップ片のプレート部との間で前記被挟持材を挟持するための左右第3挟持部が形成されていることである。
これにより、左右方向及び枢軸遠近方向で広い範囲で挟持でき、被挟持材の左右方向及び左右方向と交差する方向の揺動が抑制される。
第3に、前記左右各第2挟持部と第3挟持部との間には、前記被挟持材から離れた逃げ部が形成されていることである。
これにより、第2挟持部と第3挟持部との間は、逃げ部の存在によってプレートとの間で挟持することはない。従って、被挟持材を挟持した際に、枢軸に近い位置に存在する左右第2挟持部と、枢軸から離れた位置に存在する第3挟持部のみによって、被挟持材は確実に挟持される。
第4に、第1クリップ片は、前記第2クリップ片を枢支しかつ第2クリップ片とともに被挟持材を挟持する台座と、この台座を固着してその左右にプレート部を形成するプレートとで構成されていることである。
これにより、プレートに任意の形状又は大きさのものを使用して、挟持する被挟持材に最適なクリップにすることができる。
本考案によれば、被挟持材を挟持した際に、左右方向の揺動だけでなく、左右方向と交差する方向の揺動も抑制できる
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4に示す第1実施形態において、クリップ1Aは、例えば、衣類の胸ポケットに名札を取り付けるためのクリップであり、紙類を挟持するのにも利用できる。。
前記クリップ1Aは、第1クリップ片2と、第1クリップ片2とともに被挟持材Wを挟持するための第2クリップ片3と、前記第1クリップ片2と前記第2クリップ片3とを開閉自在に連結するための枢軸4と、前記第1クリップ片2と前記第2クリップ片3とを挟持するためのばね5と、から構成されている。
前記第1クリップ片2は、枢軸4を枢着させるための台座6をプレート7に固着して形成されている。前記台座6とプレート7とはそれぞれ合成樹脂によって製作されているが、金属等で製作されてもよい。
台座6は先端側の板厚が、基部側の板厚より薄く形成されており、その先端側が第2クリップ片3とともに被挟持材Wを挟持するための挟持受部8となっている。基部側の左右方向両端には、台座6から上方向すなわちプレート7から離れる方向に向かって斜めに突出した軸受部9が形成され、この軸受部9は左右対称で二股状に突設している。左右の軸受部9には、枢軸4を枢支するための軸孔10が穿設されている。
図2に示すように、左右の軸受部9の間の台座6の基端上面には凸部11が形成され、V字形状のばね5の一辺(下辺)を係止している。
プレート7は平板で形成され、クリップ1Aを名札用に使用する場合、前記プレート7は名札プレートとなり、その表面に名前を記入するか、名刺を挟めるように構成される。前記プレート7の左右幅は、前記台座6の左右幅より幅広に形成され、前記台座6よりも左方に突設している左プレート部7aと、右方に突設している右プレート部7aとを有する。前記第1クリップ片2は、左右プレート部7aを有するプレート7が、ベースとなる台座6と別個に形成されて互いに固着されているが、台座6と一体成形してもよい。
前記第2クリップ片3は、第1クリップ片2の挟持受部8とともに被挟持材Wを挟持するための第1挟持部12を先端に有する中央部13と、第1挟持部12から左右方向にそれぞれ延設された左右延長部14と、左右延長部14から枢軸4に近づく方向に突出して前記第1クリップ片2の左右プレート部7aとの間で被挟持材Wを挟持するための左右の第2挟持部15とを有している。第2クリップ片3は、第1クリップ片2と同様に、合成樹脂によって製作されるが、金属等で製作してもよい。
第2クリップ片3の中央部13は、左右の軸受部9間に嵌入されており、左右の軸受部9の軸孔10に嵌り込むための左右対称な枢軸4が一体成形されている。
前記枢軸4は台座6及び中央部13の端部より中央側に位置し、中央部13の端部を指で押すことにより、第1挟持部12を挟持受部8から離すように中央部13を揺動できるようにしている。なお、中央部13に台座6の枢軸4と対向する軸受部を形成し、それらに別途形成した枢軸4を貫通するようにしてもよい。
中央部13には、収納凹部16が台座6の凸部11と対向する面に形成され、前記V字形状のばね5の他辺(上辺)を係止している。
前記左右各延長部14の外端から枢軸4に近づきかつプレート7に近づくように傾斜した第2挟持部15が形成されている。前記第2挟持部15はばね5の作用によって、また延長部14からプレート7に近づく形状によってプレート7に弾圧されており、中央部13を揺動して第1挟持部12が挟持受部8から離れた状態でもプレート7に当接していても良い。左右の第2挟持部15の先端は被挟持材Wの挿脱を容易にするためにそり形状の屈曲部17が形成されている。
左右延長部14のプレート7側の端縁には、第1クリップ片2の左右プレート部7aとの間で被挟持材Wを挟持するために、プレート7と対向する面に左右の第3挟持部18が形成されている。図1に示すように、左右の第3挟持部18は、被挟持材Wを挟持するために、第1挟持部12より左右プレート部7aに近づく方向に向かって、台座6の先端側の板厚と略同じ寸法だけ突出している。
前記左右それぞれの第2挟持部15と第3挟持部18との間には、プレート7との間に
逃げ部19が形成されている。
図1に示すように、ばね5は、板ばねによって構成され、板ばねの中央でV字状に屈曲され、凸部11に向かって付勢しようとする一辺5a(下辺)と、収納凹部16に向かって付勢しようとする他辺5b(上辺)とから構成されている。
ばね5の一辺5aには、台座6の凸部11が嵌め込まれるための凹部20が形成されている。
ばね5の一辺5aと他辺5bとが遠ざかる方向に付勢することで、枢軸4を介して枢着された第1クリップ片2の挟持受部8側と第2クリップ片3の第1挟持部12側とは、近づく方向すなわち挟持する方向に付勢することになる。
図3の2点鎖線で示すように、クリップ1Aが挟持解除方向に回動(第2クリップ片3が矢印X方向に回動)した状態で、被挟持材Wは台座6の挟持受部8と第2クリップ片3の第1挟持部12との間から左右の第2挟持部15に向かって挿入される。挿入された被挟持材Wは、枢軸4から遠い第1挟持部12と、第1クリップ片2の第1挟持部12よりも枢軸4に近い左右第2挟持部15と、前記第1挟持部12の左右延長線上に位置する左右第3挟持部18とによって、第1挟持部12を中心にして左右それぞれに2点計5点で挟持され、被挟持材Wに対して左右方向及び左右方向と交差する枢軸4遠近方向の揺動が抑制される。
第2挟持部15と第3挟持部18との間は、逃げ部19の存在によってプレート7との間で挟持することはない。この逃げ部19によって第2挟持部15はプレート7に対して弾圧するための弾性変形可能な形状に形成できる。また、被挟持材Wを挟持した際に、枢軸4に近い位置に存在する左右の第2挟持部15と、枢軸4から離れた位置に存在する第3挟持部18によって、被挟持材Wは確実に挟持される。
図5に示す第2実施形態において、クリップ1Bの左右延長部14は左右外端側が先細り形状になっており、延長部14に形成された第3挟持部18は第1挟持部12近傍から左右外方へ且つ枢軸4に近づく方向に傾斜している。
図6に示す第3実施形態において、クリップ1Cは第3挟持部18が形成されてなく、左右延長部14のプレート7側の面は第1挟持部12と直線状に形成されている。中央部13には窪み13bが形成されていて、この窪み13bに安全ピン13aが装着されており、ばね5の他辺5bによって抜止めされている。
図7に示す第4実施形態において、クリップ1Dは、第3挟持部18が形成されてなく、左右延長部14から第2挟持部15にわたる外周が円弧形状になっている。
図8に示す第5実施形態において、クリップ1Eは左右プレート部7aと台座6とが一体に形成されている。挟持受部8はプレート7の表面に形成され、中央部13の第1挟持部12は延長部14よりもプレート7側に突出した突起部21で形成されている。
このクリップ1C,1D,1Eは、クリップ1Cに挿入された被挟持材Wが第1挟持部12と左右それぞれの第2挟持部15とによって、すなわち3点で挟持される。
なお、ばね5は、板ばねに代えて、コイルばね等を使用してもよい。
さらに、プレート7は、四角形状に形成されているが、三角形状,五角形状をはじめとする多角形状にしてもよく、また円形状,楕円形状をはじめとするR形状にしてもよい。
本考案の第1実施形態を示すクリップの全体斜視図である。 図1におけるA−A線断面図である。 同クリップの左側面図である。 同クリップの平面図である。 第2実施形態を示すクリップの全体斜視図である。 第3実施形態を示すクリップの全体斜視図である。 第4実施形態を示すクリップの全体斜視図である。 第5実施形態を示すクリップの全体斜視図である。 同クリップの左側面図である。
符号の説明
1 クリップ
2 第1クリップ片
3 第2クリップ片
4 枢軸
5 ばね
5a 一辺
5b 他辺
6 台座
7 プレート
7a プレート部
8 挟持受部
9 軸受部
10 軸孔
11 凸部
12 第1挟持部
13 中央部
13a安全ピン
13b窪み
14 延長部
15 第2挟持部
16 収納凹部
17 屈曲部
18 第3挟持部
19 逃げ部
20 凹部
21 突起部
W 被挟持材

Claims (4)

  1. 左右プレート部(7a)を有する第1クリップ片(2)と、該第1クリップ片(2)に枢軸(4)を介して枢着しかつばね(5)を介して第1クリップ片(2)とともに被挟持材(W)を挟持する第2クリップ片(3)とを、備えたクリップにおいて、
    前記第2クリップ片(3)には、前記第1クリップ片(2)と被挟持材(W)を挟持するための第1挟持部(12)から前記枢軸(4)と平行に左右延長部(14)が突出され、
    該左右延長部(14)から枢軸(4)に近づく方向に突出して前記第1クリップ片(2)のプレート部(7a)との間で前記被挟持材(W)を挟持するための左右第2挟持部(15)が形成されていることを特徴とするクリップ。
  2. 前記左右延長部(14)には、前記第1クリップ片(2)のプレート部(7a)との間で前記被挟持材(W)を挟持するための左右第3挟持部(18)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のクリップ。
  3. 前記左右各第2挟持部(15)と第3挟持部(18)との間には、前記被挟持材(W)から離れた逃げ部(19)が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のクリップ。
  4. 第1クリップ片(2)は、前記第2クリップ片(3)を枢支しかつ第2クリップ片(3)とともに被挟持材(W)を挟持する台座(6)と、この台座(6)を固着してその左右にプレート部(7a)を形成するプレート(7)とで構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のクリップ。
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