JP3144960B2 - 窯芯検出装置 - Google Patents

窯芯検出装置

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JP3144960B2
JP3144960B2 JP20751593A JP20751593A JP3144960B2 JP 3144960 B2 JP3144960 B2 JP 3144960B2 JP 20751593 A JP20751593 A JP 20751593A JP 20751593 A JP20751593 A JP 20751593A JP 3144960 B2 JP3144960 B2 JP 3144960B2
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裕朗 羽田野
生司 渡辺
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Nippon Steel Corp
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コークス炉設備に利用
される窯芯検出装置に係わり、特にコークス炉用移動機
械に各窯の窯芯および窯番号を検出する際に、CCDカ
メラの焦点距離変動による分解能変化を補正する機能を
持たせた窯芯検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コークス炉設備は、図5に示す
ように石炭を乾溜してコークスを精製する場合、多数の
窯1,…が並設され、各窯1,…の上部には石炭を挿入
するための石炭挿入口(図示せず)が設けられ、クレー
ン等のコークス押し出し側移動機械2によって各窯1,
…の窯蓋1aを開けるとともに精製された赤熱コークス
を反対側、つまりコークス積込み側へ押出す。この積み
込み側の定位置にはガイド車3が停止しており、移動機
械2によって押出された赤熱コークスはガイド車3の案
内ゲージ3aを通って機関車4に連結するトレーラ(図
示せず)に積載される。この機関車4は赤熱コークスを
積載して所定の消化場所まで運搬し、この消化場所にて
赤熱コークスを消化してコークスを生成する。
【0003】このようなコークス炉設備においては、押
出し側移動機械2と積込み側移動機械3,4を確実に同
一窯の作業可能な定位置に停止させる必要があり、各移
動機械2〜4が定位置からずれた場合には設備の破損、
積み出し作業の能率低下、コークス品質のバラツキ等の
問題が生ずる。
【0004】そこで、従来では各移動機械2〜4の定位
置停止および窯番号を確認する場合、移動機械2とガイ
ド車3の上部にそれぞれオペレータが搭乗し、互いに無
線による交信を行って移動機械2〜4の位置合せと窯番
号の確認を取りながら赤熱コークスの積み込み作業を行
っている。
【0005】しかしながら、上記のような手段では、常
時オペレータが移動機械2,3などに随伴しなければな
らず、高温、粉塵等の悪環境下で作業を進めることか
ら、過酷な労働条件が強いられ、このため無人による移
動機械の作業位置への位置合せと窯番号の確認が望まれ
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、無人化対策
の一環として、各移動機械2〜4にタッチローラ、この
タッチローラの回転数に比例するパルス数を発生するパ
ルス発信器の他、アップダウン・カウンタなどを持つコ
ントローラが搭載され、各移動機械2〜4がある設定ポ
イントを初期位置としてスタートし、移動に伴ってパル
ス発信器から発生するパルス数をカウンタで計数するこ
とにより、移動距離を測定する一方、オペレータがその
移動距離と外部の状況を見ながら各移動機械2〜4の連
続的相対位置を監視し、作業位置への位置合せと窯番号
の確認を行っている。
【0007】このような無人化対策技術は、かなりの部
分で無人化が図られているものの未だ不十分な面が多
く、さらにタッチローラのスリップやバウンドによる位
置ずれ、タッチローラの摩耗による誤差等が発生し、高
精度な絶対位置検出が望めない上、窯番号の確認も乏し
いものである。このため移動機械の完全な無人化を実現
することができず、オペレータがコークス炉付近の悪環
境下の作業から開放されることが難しい状況にある。
【0008】本発明の目的は、常に正確に炉用移動機械
の絶対位置および窯芯の位置を求めることができ、よっ
て炉用移動機械を定位置に確実に停止させることができ
る窯芯検出装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため次のような構成とするものである。請求項1
に対応する発明は、コークス炉の各窯に設置された被検
出体と、コークス炉移動機械に取付けられ前記被検出体
の裏側から光を照射する光源と、コークス炉移動機械に
設置され前記被検出体に遮られずに通過した照射光を受
光してその受光位置を検出しこれを電気信号に変換する
受光検出手段と、この受光検出手段の出力信号が取込ま
れ前記受光位置に基づいて窯芯を検出する窯芯検出手段
と、前記被検出体の機械的寸法から前記受光検出手段の
焦点距離の変化による前記窯芯検出手段の分解能の変化
を求めて前記窯芯検出手段で求められる窯芯を補正する
補正手段とを備えたものである。
【0010】また、請求項2に対応する発明は、コーク
ス炉の各窯に設置され且つ各窯の窯番号をコード化した
窯番検出用スリットを形成した被検出体と、コークス炉
移動機械に取付けられ前記被検出体の裏側から光を照射
する光源と、コークス炉移動機械に設置され前記被検出
体の各スリットを通過した照射光を受光してこれを電気
信号に変換する受光検出手段と、この受光検出手段の出
力信号が取込まれ前記各スリットを通過した照射光の受
光の有無や幅に基づいて窯番号を検出する窯番検出手段
と、前記被検出体の機械的寸法から前記受光検出手段の
焦点距離の変化による前記窯番検出手段の分解能の変化
を求めて前記窯番検出手段の受光の有無や幅を補正する
補正手段とを備えたものである。
【0011】さらに、請求項3に対応する発明は、コー
クス炉の各窯に設置され且つ各窯の窯番号をコード化し
た窯番検出用スリットおよび誤り検出用スリットを形成
した被検出体と、コークス炉移動機械に取付けられ前記
被検出体の裏側から光を照射する光源と、コークス炉移
動機械に設置され前記被検出体の窯番検出用スリットお
よび誤り検出用スリットを通過した照射光を受光してこ
れを電気信号に変換する受光検出手段と、この受光検出
手段の出力信号が取込まれ前記窯番検出用スリットを通
過した照射光の受光の有無や幅に基づいて窯番号を検出
する窯番検出手段と、前記受光検出手段の出力信号が取
込まれ前記誤り検出用スリットを通過した照射光の受光
の有無や幅に基づいて窯番号をの誤りを検出する窯番誤
り検出手段と、前記被検出体の機械的寸法から前記受光
検出手段の焦点距離の変化による前記窯番検出手段およ
び窯番誤り検出手段の分解能の変化を求めて前記窯番検
出手段および窯番誤り検出手段の受光の有無や幅を補正
する補正手段とを備えたものである。
【0012】
【作用】したがって、請求項1に対応する発明による窯
芯検出装置にあっては、コークス炉の各窯に設置された
被検出体の裏側からコークス炉移動機械に設置された光
源より光を照射すると、被検出体に遮られずに通過した
照射光はコークス炉移動機械に設置された受光検出手段
により受光されて受光位置が検出され、電気信号に変換
される。この受光検出手段の出力信号が窯芯検出手段お
よび補正手段に入力されると補正手段では予め機械的寸
法の明確になっている部分の幅の測定値と機械的寸法よ
りその時点の受光検出手段の焦点距離での分解能を算出
して、窯芯検出手段により検出される窯芯の位置が補正
されるので、受光検出手段の焦点距離が変化しても誤差
が発生することがなくなる。
【0013】また、請求項2に対応する発明による窯芯
検出装置にあっては、コークス炉の各窯に設置され且つ
各窯の窯番号をコード化した窯番検出用スリットを形成
した被検出体の裏側からコークス炉移動機械に設置され
た光源より光を照射すると、被検出体の各スリットを通
過した照射光はコークス炉移動機械に設置された受光検
出手段により受光されて受光の有無や幅が検出され、電
気信号に変換される。この受光検出手段の出力信号が窯
番検出手段および補正手段に入力されると、補正手段で
は予め機械的寸法の明確になっている部分の幅の測定値
と機械的寸法とスリットの機械的寸法よりその時点の受
光検出手段の焦点距離での分解能を算出して、窯番検出
手段により検出される受光の有無や幅が補正されるの
で、受光検出手段の焦点距離が変化してもその影響を受
けることなく窯番を正確に検出することができる。
【0014】さらに、請求項3に対応する窯芯検出装置
にあっては、コークス炉の各窯に設置され且つ各窯の窯
番号をコード化した窯番検出用スリットおよび誤り検出
用スリットを形成した被検出体の裏側からコークス炉移
動機械に設置された光源より光を照射すると、被検出体
の各スリットを通過した照射光はコークス炉移動機械に
設置された受光検出手段により受光されて受光の有無や
幅が検出され、電気信号に変換される。この受光検出手
段の出力信号が窯番検出手段、窯番誤り検出手段および
補正手段に入力されると、補正手段では予め機械的寸法
の明確になっている部分の幅の測定値と機械的寸法と窯
番検出用スリットおよび誤り検出用スリットの機械的寸
法よりその時点の受光検出手段の焦点距離での分解能を
算出して、窯番検出手段および窯番誤り検出手段により
検出される受光の有無や幅が補正されるので、受光検出
手段の焦点距離が変化してもその影響を受けることなく
窯番および窯番誤りを検出することができる。
【0015】
【実施例】以下本発明による一実施例を図面を参照して
説明する。図1(a),(b)は本発明による窯芯検出
装置の構成例を示すものである。図1(a),(b)に
示すようにコークス炉設備においては、コークスを精製
するための多数の窯11,…が並設されている。これら
の窯11,…のコークス押し出し側およびコークス積み
込み側には多数の窯11,…と平行に走行用レール12
が敷設され、押し出し側移動機械や積み込み側移動機械
13が走行可能になっている。
【0016】21は各窯11,…における窯芯(作業中
心位置)付近に取り付けられる支柱であって、この支柱
21には耐環境性に優れた例えばステンレスなどの板体
に反射防止用塗装を施してなる被検出体としてのターゲ
ット22が取り付けられている。なお、支柱21の取り
付けは、設置箇所その他の理由から窯芯の位置に取り付
け可能な場合があるが、このときには各窯ごとに予め窯
芯との取り付け誤差を記憶し、後述する絶対位置検出時
に得られた絶対位置に取り付け誤差分を補正するものと
する。
【0017】各ターゲット22は、窯番号を2進符号1
/0(明/暗)で表す窯番検出用スリット(7ビット)
と窯番号の誤り検出用として2進符号化した窯番の奇数
パリティの1/0(明/暗)で表す誤り検出用スリット
(1ビット)が設けられ、窯番号の確認だけでなく、移
動機械13の絶対位置、窯芯位置を求めるために用いら
れる。
【0018】一方、前記移動機械13側には当該移動機
械13から前記ターゲット22を越えて延在する例えば
伸縮自在な架台が23が設けられ、この架台23上には
ターゲット22裏側からターゲット22側に向けて光を
照射する蛍光灯等の光源24、この光源24からターゲ
ット22を介して送られてくる照射光を受光し、その受
光信号レベルを電気信号に変換するCCDなどのカメラ
25、このカメラ25への外乱光や粉塵を防止するフー
ド26などが載置されている。
【0019】さらに、移動機械13側にはカメラ25か
らの電気信号を2値化し、測定視野内の必要な部分の明
暗の幅の測定や各ビットエリア内の明暗の判定等を行う
幅測定部27と、この幅測定部27の処理結果から移動
機械13の位置を算出したり、窯番号を判断する窯芯処
理部28が設けられている。
【0020】次に以上のように構成された装置の動作を
説明する。まず、窯芯の検出について図2を参照しなが
ら述べる。移動機械13の移動時またはほぼ定位置停止
後、光源24からターゲット越しに照射されてくる光を
カメラ25により受光し、この受光信号レベルを幅測定
部27で2値化信号に変換する。図2はターゲット22
とその2値化変換状態を示す図である。
【0021】ところで、窯芯を検出する前に、受光信号
から自身のターゲット22であるか否か、つまりカメラ
25の検出性能A(bit)内に自身の被測定体となるター
ゲット22が存在しているか否かを判断する必要があ
る。この判断は、検出性能A内の最右端の明暗変化点か
ら最左端の明暗変化点までの距離、つまりターゲット2
2の両端エッジ幅B(bit)を測定し、その両端エッジ幅
Bが予め定めたターゲット22の機械的寸法と一致する
か否かによって行う。
【0022】ここで、両端エッジ幅Bが予め定めたター
ゲット22の機械的寸法と一致するとき、引続き検出性
能Aの最左端の明部分の幅である第1明幅Cを測定し、 D=A−(C+B) ……(1) なる演算式に基づいて検出性能A内の最右端の明部分の
幅である最終明幅Dを算出する。そして、これらのデー
タA〜Dを窯芯処理部28に送出する。
【0023】この窯芯処理部28では、第1明幅Cと最
終明幅Dとを用いて下記する(2)式に基づいてカメラ
25の測定視野中心31とターゲット中心32とのずれ
量Eを算出する。
【0024】 E={(C−D)/2}×分解能 ……(2) CCDカメラの分解能=視野幅F/検出性能A ……(3) この場合、(2)式のCCDカメラの分解能(mm/bit
)は(3)式のように設計値の焦点距離Rにおける視
野幅F(mm) とCCDカメラ25の検出性能A(bit) に
て固定される。
【0025】その結果、 E<0:視野中心31がターゲ中心32より左側にずれ
ていること E=0:視野中心31がターゲ中心32に一致している
こと E>0:視野中心31がターゲ中心32より右側にずれ
ていること つまり、移動機械13の絶対位置を検出することができ
る。
【0026】従って、この何ずれの方向にどの程度のず
れ量Eを有するかにより移動機械13と窯芯までの残距
離を検出することができるので、移動機械13をずれ方
向と反対側に移動させれば、移動機械13を定位置であ
る窯芯位置に停止させることができる。
【0027】次に、窯番検出およびその窯番誤り検出に
ついて図3を参照しながら述べる。前述同様に光源24
からターゲット越しに照射されてくる光をカメラ25に
より受光し、この受光信号レベルを幅測定部27で2値
化信号に変換する。図3はターゲット22とその2値化
変換状態を示す図である。
【0028】この場合も、窯芯検出と同様に検出性能A
内に自身のターゲット22が存在するか否かを判断し、
存在する場合には第1明幅Cが検出性能A内のどの位置
にあるかを検出し、ターゲット22の機械的寸法である
スリットピッチPと窯芯検出の場合と同様に(3)式の
分解能(mm/bit)より、ターゲット22に設けられた窯
番検出用の各窯の番号を2進数表現した窯番検出用スリ
ット22a(7エリア)と、その窯番の誤り検出用の2
進数表現した窯番の奇数パリティを表現した窯番誤り検
出用スリット22b(1エリア)を指定する。
【0029】そして、各エリア内に機械的寸法であるス
リット幅Sと窯芯検出の場合と同様の(3)式の分解能
(mm/bit)による幅の明部分があるか否かを判定し、さ
らにスリット22aを含めて明部分の奇数ビット化から
窯番号をチェックして誤りがなければ、読み込んだ窯番
が正しいと判断し、窯番検出用スリット22a(7エリ
ア)の2値化データを窯芯処理部28に送出する。
【0030】従って、この窯芯処理部28では、幅測定
部27から送られてくる7ビットの2値化データから作
業窯番を確認する。このような構成の窯芯検出装置によ
れば、各窯11,…の各部にターゲット22を設置し、
光源24からターゲット22を通ってくる光を受光し、
ターゲット幅およびターゲット両側の明幅から所定の演
算によって移動機械13の絶対位置および窯芯を検出す
るので、移動機械13を自動的に窯芯位置に設定でき
る。しかも、窯側にターゲット22を設置するだけであ
り、かつ当該ターゲット22に耐環境性に優れたものを
用いることにより、悪環境に十分に対処でき、長期間に
わたって安定に窯芯の検出に寄与できる。
【0031】上記では移動機械13の絶対位置および窯
芯を検出する場合、両端エッジ幅測定値と第1明幅測定
値を取込んでズレ量(bit)を求め、このズレ量(bit) を
分解能固定値K(mm/bit)をもとにmmに変換してズレ量
(mm) を得ている。また、窯番および窯番の誤りを検出
する場合、両端エッジ幅測定値と第1明幅測定値を取込
んで分解能固定値K(mm/bit)とスリットエリア幅固定
値(mm) をもとにスリットのピッチ、スリットの幅(m
m) からbit に変換している。
【0032】従って、移動機械と窯との相対的な位置関
係に変化がなければ、移動機械を窯芯位置に正確に設定
することができる。しかし、現実には移動機械がレール
上を走行する際、レールの曲りや軌条の高低差、車体の
捩じれ、車輪とレールの当り、車輪のフランジの磨耗、
車体の揺れ、振動等により車体と窯との相対位置は常に
変化している。このため、移動機械と窯の位置関係が変
化すると焦点距離が変化し、CCDカメラの分解能が変
化した場合に大きな誤差が発生してしまう。
【0033】また、窯芯を検出する場合、ズレ量(bit)
をmm単位に変化する際に誤差が発生し、正しいズレ量を
求めることができない。さらに、窯番および窯番誤りを
検出する場合においても、スリットのピッチ、スリット
の幅をmm単位からbit に変換する際に誤差が発生し、正
確なエリアの指定や明暗の判定ができなくなり、窯番の
誤り検出信号の入力ができなくなる。
【0034】そこで、本発明では移動機械と窯の位置関
係の変化により焦点距離が変化しても、その時点の焦点
距離における分解能を補正して検出誤差の発生や誤検
知、検出確率の低下を理論的になくすようにしたもので
ある。
【0035】図4は窯芯処理部28の機能ブロック図を
示すものである。図4(a)はズレ量検出手段の構成例
を示すもので、幅測定部27にて測定された両端エッジ
幅測定値および第1明幅測定値が入力され、これらをも
とにズレ量(bit)を求めるズレ量演算処理部28−1、
幅測定部27にて測定された両端エッジ幅測定値が入力
され、ターゲット22の機械的寸法のターゲット幅W
(bit)よりその測定時点の焦点距離(mm) における分解
能を(4)式にて求める分解能演算処理部28−2、ズ
レ量演算処理部28−1で求められたズレ量(bit)を分
解能演算処理部28−2で処理された分解能をもとにbi
t からmmに変化するズレ量変換処理部28−3から構成
される。
【0036】 分解能(mm/bit)=ターゲット幅W/両端エッジ幅B……(4) このようなズレ検出手段において、まず分解能演算処理
部28−2にて上記(4)式にて分解能を求めた上で、
視野内の最右端の明部分の幅である第1明幅を測定し、
この第1明幅の測定値と両端エッジ幅測定値とをズレ量
演算処理部28−1に入力して(5)式により最終明幅
を算出すると共に、(6)式によりCCDカメラの視野
中心とターゲット中心のズレ量を算出する。
【0037】 最終明幅D=検出性能A−(第1明幅C+両端エッジ幅B)……(5) ズレ量E={(第1明幅C−最終明幅D/2}×分解能 ……(6) この場合、ズレ量演算処理部28−1で求められたズレ
量(bit)は、ズレ量変換処理部28−3に入力される
と、このズレ量(bit)は先に分解能演算処理部28−2
で求められた分解能によりズレ量(mm) に変換されて出
力される。
【0038】従って、移動機械と窯との位置関係が変化
してもその時点の焦点距離での分解能に補正された状態
で移動機械と窯芯までの残距離を検出できるので、検出
誤差の発生や誤検知、検出確率の低下を理論的になくす
ことができる。
【0039】また、図4(b)は窯番および窯番誤りを
検出する窯番および窯番誤り検出手段の構成例を示すも
ので、幅測定部27にて測定された両端エッジ幅測定値
および第1明幅測定値が入力され、これらをもとにスリ
ット、エリア幅を算出するスリットエリア幅算出処理部
28−4、両端エッジ幅測定値が入力され、焦点距離が
変化するとその時点での分解能を演算処理する分解能演
算処理部28−5およびスリット、エリア幅固定値が格
納されたメモリ28−6から構成される。
【0040】このような窯番および窯番誤り検出手段に
おいて、スリットエリア幅算出処理部28−4によりス
リットエリア幅を求めるに際しては、分解能演算処理部
28−5で求められた分解能とメモリ28−7に格納さ
れたスリット、エリア幅固定値をもとにスリットエリア
幅値(bit)を求めて出力する。つまり、スリットエリア
幅算出処理部28−4では、ターゲット幅とスリットピ
ッチ幅の機械的寸法の比率計算にて測定した両端エッジ
幅を基にターゲット22に設けられた窯番検出用の各窯
の番号を2進数表現したスリット22a(7か所)と、
その窯番の誤り検出用の2進数表現した窯番の奇数パリ
ティを表現したスリット22b(1か所)の視野内での
位置(エリア)を算出して指定する。
【0041】そして、その各エリア内にターゲット幅W
とスリット幅Pの機械的寸法の比率計算にて測定した両
端エッジ幅Bを基にスリットの有無判定の基準明部幅値
を算出し、そのエリアのスリットの有無判定を行う。
【0042】従って、この判定結果より、パリティにて
窯番をチェックし、誤りがなければ読み込んだ窯番を正
として採用することにより、CCDカメラの分解能の変
化を受けることなく誤検知や検出確率の低下を起こすこ
とがなく、高い信頼性で作業窯番の確認をすることがで
きる。
【0043】なお、上記実施例では、スリットを有する
ターゲットを用いたが、窯芯だけを検出する場合には、
スリットを設けなくてもよい。また、本発明は上記し、
且つ図面に示す実施例にのみ限定されず、その要旨を変
更しない範囲内で種々変形して実施できることは言うま
でもない。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、炉用
移動機械と炉の位置関係の変化に伴う分解能の変化によ
る検出誤差の発生や誤検知、検出確率の低下を理論的に
なくして、常に正確に移動機械の絶対位置および窯芯の
位置を求めることができ、もって炉用移動機械を定位置
に確実に停止させることができる窯芯検出装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による窯芯検出装置の一実施例の構成を
示すもので、(a)平面図、(b)正面図。
【図2】同実施例において、窯芯を検出するための説明
図。
【図3】同実施例において、窯番および窯番誤りを検出
するための説明図。
【図4】本発明の要部となる窯芯処理部の機能ブロック
を示すもので、(a)はズレ量検出手段の構成例を示す
図、(b)は窯番および窯番誤り検出手段の構成例を示
す図。
【図5】従来の一般的なコークス炉設備の概略構成図。
【符号の説明】
11……窯、13……移動機械、22……ターゲット、
23……架台、24……光源、25……CCDカメラ、
26……フード、27……幅測定部、28……窯芯処理
部、28−1……ズレ量演算処理部、28−2……分解
能演算処理部、28−3……ズレ量変換処理部、28−
4……スリットエリア幅算出処理部、28−5……分解
能演算処理部、28−6……メモリ。
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 康志 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝府中工場内 (56)参考文献 特開 平3−43491(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 C10B 41/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コークス炉の各窯に設置された被検出体
    と、コークス炉移動機械に取付けられ前記被検出体の裏
    側から光を照射する光源と、コークス炉移動機械に設置
    され前記被検出体に遮られずに通過した照射光を受光し
    てその受光位置を検出しこれを電気信号に変換する受光
    検出手段と、この受光検出手段の出力信号が取込まれ前
    記受光位置に基づいて窯芯を検出する窯芯検出手段と、
    前記被検出体の機械的寸法から前記受光検出手段の焦点
    距離の変化による前記窯芯検出手段の分解能の変化を求
    めて前記窯芯検出手段で求められる窯芯を補正する補正
    手段とを備えたことを特徴とする窯芯検出装置。
  2. 【請求項2】 コークス炉の各窯に設置され且つ各窯の
    窯番号をコード化した窯番検出用スリットを形成した被
    検出体と、コークス炉移動機械に取付けられ前記被検出
    体の裏側から光を照射する光源と、コークス炉移動機械
    に設置され前記被検出体の各スリットを通過した照射光
    を受光してこれを電気信号に変換する受光検出手段と、
    この受光検出手段の出力信号が取込まれ前記各スリット
    を通過した照射光の受光の有無や幅に基づいて窯番号を
    検出する窯番検出手段と、前記被検出体の機械的寸法か
    ら前記受光検出手段の焦点距離の変化による前記窯番検
    出手段の分解能の変化を求めて前記窯番検出手段の受光
    の有無や幅を補正する補正手段とを備えたことを特徴と
    する窯芯検出装置。
  3. 【請求項3】 コークス炉の各窯に設置され且つ各窯の
    窯番号をコード化した窯番検出用スリットおよび誤り検
    出用スリットを形成した被検出体と、コークス炉移動機
    械に取付けられ前記被検出体の裏側から光を照射する光
    源と、コークス炉移動機械に設置され前記被検出体の窯
    番検出用スリットおよび誤り検出用スリットを通過した
    照射光を受光してこれを電気信号に変換する受光検出手
    段と、この受光検出手段の出力信号が取込まれ前記窯番
    検出用スリットを通過した照射光の受光の有無や幅に基
    づいて窯番号を検出する窯番検出手段と、前記受光検出
    手段の出力信号が取込まれ前記誤り検出用スリットを通
    過した照射光の受光の有無や幅に基づいて窯番号の誤り
    を検出する窯番誤り検出手段と、前記被検出体の機械的
    寸法から前記受光検出手段の焦点距離の変化による前記
    窯番検出手段および窯番誤り検出手段の分解能の変化を
    求めて前記窯番検出手段および窯番誤り検出手段の受光
    の有無や幅を補正する補正手段とを備えたことを特徴と
    する窯芯検出装置。
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