JP3145060U - ペット用摺擦具 - Google Patents

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Abstract

【課題】脱落の心配が少なく、かつ、摺擦作用力を高めたペット用摺擦具を提供する。
【解決手段】後端に指挿入口1が開口し、先端側の正面側に立毛11または弾性突起を持ち、主として歯や歯茎を摺擦する摺擦部13が設けられた筒体2を備え、この筒体2の開口端側から正面側かつ後方に延びたグリップ3を設ける。これにより、筒体2にその後端の開口端から指を挿入して装着することで、筒体2の先端部側正面に設けられている摺擦部13に指先が近づく分だけ、指で筒体2を介し摺擦部13をペットの歯牙や歯茎に押し当てて摺擦するのに、摺擦部13に押し当て力を及ぼしやすい。同時に、押し当ての程度を摺擦部13から筒体2を介し指に伝わってくる反力によって実感できる。従って、過不足ない程度の摺擦力でペットの歯牙や歯茎を摺擦することができる。
【選択図】図1

Description

本考案はペット用摺擦具に関し、詳しくは、筒体に指先を挿入して装着して用い、筒体の先端側正面に設けた摺擦部を主としてペットの口腔内に入れて歯牙や歯茎を摺擦して清掃できるようにしながら、指が噛まれるのを筒体で保護するようにしたペット用摺擦具に関するものである。
このようなペット用摺擦具で、立毛を設けた摺擦部を持つものは既に知られている(例えば、非特許文献1参照。)。このものは、後端に指挿入口が開口し、先端側の正面側に立毛または弾性突起を持ち主として歯や歯茎を摺擦する摺擦部が設けられた合成樹脂製の筒体よりなり、この筒体の周壁に開口端から摺擦部近傍まで切り込んだスリットを周方向3か所に設けている。スリットは筒体に挿入された指の太さ、長さ、挿入量の違いに応じて周壁が径方向外側に弾性的に拡張して柔軟に応じながら指にフィットできるようにする。また、周壁の拡張による弾性復元力は筒体に挿入した指に対する弾性的な掴持力として働き、ユーザは掴持力の強弱感、装着の安定感を確かめながら装着状態を調節し、過激な圧迫や筒体脱落の心配なく使用できる。
意匠登録第840449号公報
しかし、樹脂成形品である筒体は、ペットに噛まれることに対する指の保護のために、適度な硬度を持つ必要から、3か所のスリットによって周壁が拡縮するにしても、千差万別の指には個別な片当たり、エッジ当たりが生じて掴持圧迫が集中し、不快や痛みを受けやすいので、緩めの装着状態で使用される可能性、それによって摺擦操作時に脱落する可能性が考えられる。
本考案の目的は、万が一の脱落の心配がなく、かつ、摺擦作用力を高められるペット用摺擦具を提供することを目的とするものである。
上記のような目的を達成するために、本考案のペット用摺擦具は、後端に指挿入口が開口し、先端側の正面側に立毛または弾性突起を持ち主として歯や歯茎を摺擦する摺擦部が設けられた筒体を備え、この筒体の開口端側から正面側かつ後方に延びたグリップを設けたことを1つの特徴としている。
このような構成では、筒体にその後端の開口端から指を挿入して装着することで、筒体の先端部側正面に設けられている摺擦部に指先が近づく分だけ、指で筒体を介し摺擦部をペットの歯牙や歯茎に押し当てて摺擦するのに摺擦部に押し当て力を及ぼしやすいし、押し当ての程度を摺擦部から筒体を介し指に伝わってくる反力によって実感できるので、過不足ない程度の摺擦力でペットの歯牙や歯茎を摺擦することができる。特に、筒体に挿入する指は人差し指として作業性がよく、かつ、他の指と手のひらで筒体の開口端側から正面側かつ後方に延びているグリップを後方側から握って筒体の位置を人差し指に対して固定し、摺擦作業中に筒体が人差し指から脱落するのを防止することができる。
本考案のペット用摺擦具は、また、後端に指挿入口が開口し、先端側の一側面に立毛または弾性突起を持ち主として歯や歯茎を摺擦する摺擦部が設けられた筒体を備え、この筒体の開口端側から正面側かつ後方に延びたグリップを一体成形して設けたことを別の特徴としている。
このような構成では、1つの特徴の場合に加え、さらに、筒体との一体成形によりグリップを部品点数の増大なしに設けられるし、不用意に脱落することもない。
本考案のペット用摺擦具は、また、樹脂成形品であって、後端に指挿入口が開口し、先端側の一側面に立毛または弾性突起を持ち主として歯や歯茎を摺擦する摺擦部が設けられた筒体を備え、この筒体の開口端側から正面側かつ後方に延びたグリップを設けたことを他の特徴としている。
このような構成では、別の特徴の場合に加え、さらに、樹脂成形品であることにより、軽量かつ安価になる。
上記各考案において、さらに、筒体は、開口端から先端に向けて先細り形状をなし、かつ、背面側に寄った左右対称位置に開口端から摺擦部近傍まで切り込んだスリットを持っているものとすることができる。
このような構成では、上記各場合に加え、さらに、筒体が先細り形状であることにより小型ペット、細部を摺擦しやすいものとなる。また、筒体の背面側に寄った左右対称位置に開口端から摺擦部近傍まで切り込んだスリットは、挿入した指に対し筒体の正面側の過半周壁が弾性変形しにくく指に沿ったまま、過半未満の背部側の周壁が弾性変形しやすく外側に拡張して指の太さ、長さ、挿入位置の違いにより柔軟に対応しながら、指の押し付け力を摺擦部に伝えやすくする。
上記各考案において、さらに、グリップは、正面の左右方向のほぼ中央に位置し、側面視して後部縁および前部縁が共に後方に凸をなして湾曲し、前部縁の曲率は後部縁の曲率よりも大きく、側面視幅が基部から後端に向け拡張しているものとすることができる。
このような構成では、上記各場合に加え、さらに、グリップが筒体の正面の左右方向のほぼ中央に位置することにより、手のひらは、人差し指の延長線上の右側部分が薬指から小指を伴いグリップの前部に回り込み、人差し指の延長線上の左側部分が親指を伴いグリップの前部に回り込むことで、筒体に差し込んだ人差し指との間で無理なくグリップをごく自然に握れる。しかも、グリップは側面視して後部縁および前部縁が共に後方に凸をなして湾曲し、前部縁の曲率は後部縁の曲率よりも大きく、側面視幅が基部から後端に向け拡張した形状であることによって、手のひらの右側部分と薬指から小指までがグリップを握って作る空間にほぼフィットさせられる。
この場合において、さらに、グリップは、左右方向に薄い扁平片であるものとすることができる。
このような構成では、前記の場合に加え、さらに、グリップは、手のひらの右側部分と薬指から小指までがグリップを握って作る空間にほぼフィットした上で、その空間内でかさ張らないものとなる。
この場合において、さらに、グリップは、後端部に左右に貫通した穴を持っているものとすることができる。
このような構成では、前記の場合に加え、さらに、左右方向に扁平なグリップの後端部に位置する貫通した穴は、房などの飾り具や紛失防止具を繋いだり、ラック類に引っ掛けたりするのに利用できる。
本考案のペット用摺擦具によれば、筒体に指を挿入して装着し使用するのに、摺擦部近くから筒体を介し摺擦部をペットの歯牙や歯茎に押し当てやすく、かつ、そのとき指に伝わってくる反力から押し当て、摺擦の状態を実感でしての過不足ない押し当て力にて、無理なく、しかし効果的に摺擦して首尾よく清掃することができる上、筒体に人差し指を挿入する作業性よい状態で、他の指と手のひらでグリップを後方側から握って筒体の位置を人差し指に対して固定し、摺擦作業中に筒体が人差し指が脱落するのを防止するので、万が一の安全を図ることができる。
以下、本考案の実施の形態に係るペット用摺擦具について図1〜図8を参照しながら説明し、本考案の理解に供する。以下の説明は本考案の具体例であって、実用新案登録請求の範囲を限定するものではない。
本実施の形態のペット用摺擦具は、犬や猫を対象にした場合の1つの例であって、図1、図2に示すように、後端に指挿入口1が開口し、先端側の正面側に図1〜図7に示すような立毛11または図8に示すような弾性突起12を持ち主として歯や歯茎を摺擦する摺擦部13が設けられた筒体2を備え、この筒体2の開口端側から正面側かつ後方に延びたグリップ3を設けている。これにより、筒体2にその後端の開口端から指を挿入して装着することで、筒体2の先端部側正面に設けられている摺擦部13に指先が近づく分だけ、指で筒体2を介し摺擦部13をペットの歯牙や歯茎に押し当てて摺擦するのに、摺擦部13に押し当て力を及ぼしやすい。同時に、押し当ての程度を摺擦部13から筒体2を介し指に伝わってくる反力によって実感できる。従って、過不足ない程度の摺擦力でペットの歯牙や歯茎を摺擦することができる。特に、筒体2に挿入する指は人差し指として作業性がよく、かつ、他の指と手のひらで筒体2の開口端側から正面側かつ後方に延びているグリップ3を後方側から握って筒体2の位置を人差し指に対して固定し、摺擦作業中に筒体2が人差し指から脱落するのを防止することができる。この結果、筒体2に指を挿入して装着し使用するのに、摺擦部近くから筒体を介し摺擦部13をペットの歯牙や歯茎に押し当てやすく、かつ、そのとき指に伝わってくる反力から押し当て、摺擦の状態を実感でしての過不足ない押し当て力にて、無理なく、しかし効果的に摺擦して首尾よく清掃することができるのに併せ、筒体2に人差し指を挿入する作業性よい状態で、他の指と手のひらでグリップを後方側から握って筒体2の位置を人差し指に対して固定し、摺擦作業中に筒体2が人差し指から脱落するのを防止するので、万が一の安全を図ることができる。
ここで、筒体2は、グリップ3を一体成形して設けたものとすることにより、グリップ3は筒体2との一体成形により部品点数を増大せず、成形型のキャビティが大きくなり樹脂材料が少し増量する程度で極端なコスト上昇の原因にはならない。この場合、特に、ペット用摺擦具は樹脂成形品として軽量かつ安価なものになる。また、図2に示すように摺擦部13に凹部13aを形成して立毛を束にして多数植毛し接着剤で固定するのにも、図8に示す弾性突起12を多数持ったマット12aを接着して固定するにも、接着剤との馴染みがよく有利である。なお、立毛11は歯磨きに向き、突起12は歯茎のマッサージに向く。
筒体2は図1〜図8に示すように、開口端から先端に向けてペンシルキャップのような先細り形状をなし、かつ、背面側に寄った左右対称位置に開口端から摺擦部近傍まで切り込んだスリット21を持ったものとしている。このように、筒体2が先細り形状であることにより小型ペット、細部を摺擦しやすいものとなる。これに併せ、摺擦部13は筒体2の細くなった先端部で筒体2の軸線方向に細長い面域をなしたものとし設けてあり、狭い部分でも無理なく前後に摺擦して清掃し、またマッサージできる。また、筒体2の背面側に寄った左右対称位置に開口端から摺擦部近傍まで切り込んだスリット21は、挿入した指に対し筒体2の正面側の過半周壁2aが弾性変形しにくく指に沿ったまま、過半未満の背部側の周壁2bが弾性変形しやすく外側に拡張して指の太さ、長さ、挿入位置の違いにより柔軟に対応しながら、指の押し付け力を摺擦部に伝えやすくする。
さらに、グリップ3は、筒体2正面の左右方向のほぼ中央に位置し、側面視して後部縁3aおよび前部縁3bが共に後方に凸をなして湾曲し、前部縁3bの曲率は後部縁3aの曲率よりも大きく、側面視幅が基部から後端に向け拡張したものとしている。このように、グリップ3が筒体2の正面の左右方向のほぼ中央に位置することにより、手のひらは、人差し指の延長線上の右側部分が薬指から小指を伴いグリップ3の前部に回り込み、人差し指の延長線上の左側部分が親指を伴いグリップ3の前部に回り込むことで、筒体2に差し込んだ人差し指との間で無理なくグリップ3をごく自然に握れる。しかも、グリップ3は側面視して後部縁3aおよび前部縁3bが共に後方に凸をなして湾曲し、前部縁3bの曲率は後部縁3aの曲率よりも大きく、側面視幅が基部から後端に向け拡張した形状であることによって、手のひらの右側部分と薬指から小指までがグリップを握って作る空間にほぼフィットさせられる。従って、遊びや局部的な圧迫なく握り安定操作ができる。また、グリップ3は、左右方向に薄い扁平片であることにより、手のひらの右側部分と薬指から小指までがグリップ3を握って作る空間にほぼフィットした上で、その空間内でかさ張らないものとなり、より違和感なく小さく握りより安定操作ができる。
しかも、グリップ3は、後端部に左右に貫通した穴22を持っており、左右方向に扁平なグリップ3の後端部に位置する貫通した穴22は、房などの飾り具や紛失防止具を繋いだり、ラック類に引っ掛けたりするのに利用できる。
本考案のペット用摺擦具は、筒体に指を差し込み先端正面の摺擦部をペットの歯牙や歯茎に押し当て摺擦し清掃するのに、筒体から張り出したグリップを握ることで筒体が指から脱落するのを防止できる。
本考案に係るペット用摺擦具の1つの例を示す斜視図である。 同摺擦具の断面図である。 同摺擦具の側面図である。 同摺擦具の背面図である。 同摺擦具の正面図である。 同摺擦具の前面図である。 同摺擦具の後面図である。 本考案に係るペット用摺擦具の別の例を示す斜視図である。
符号の説明
1 指挿入口
2 筒体
3 グリップ
3a 前部縁
3b 後部縁
11 立毛
12 弾性突起
13 摺擦部
21 スリット
22 穴

Claims (7)

  1. 後端に指挿入口が開口し、先端側の正面側に立毛または弾性突起を持ち主として歯や歯茎を摺擦する摺擦部が設けられた筒体を備え、この筒体の開口端側から正面側かつ後方に延びたグリップを設けたことを特徴とするペット用摺擦具。
  2. 後端に指挿入口が開口し、先端側の一側面に立毛または弾性突起を持ち主として歯や歯茎を摺擦する摺擦部が設けられた筒体を備え、この筒体の開口端側から正面側かつ後方に延びたグリップを一体成形して設けたことを特徴とするペット用摺擦具。
  3. 樹脂成形品であって、後端に指挿入口が開口し、先端側の一側面に立毛または弾性突起を持ち主として歯や歯茎を摺擦する摺擦部が設けられた筒体を備え、この筒体の開口端側から正面側かつ後方に延びたグリップを設けたことを特徴とするペット用摺擦具。
  4. 筒体は、開口端から先端に向けて先細り形状をなし、かつ、背面側に寄った左右対称位置に開口端から摺擦部近傍まで切り込んだスリットを持っている請求項1〜3のいずれか1項に記載のペット用摺擦具。
  5. グリップは、正面の左右方向のほぼ中央に位置し、側面視して後部縁および前部縁が共に後方に凸をなして湾曲し、前部縁の曲率は後部縁の曲率よりも大きく、側面視幅が基部から後端に向け拡張している請求項1〜4のいずれか1項に記載のペット用摺擦具。
  6. グリップは、左右方向に薄い扁平片である請求項1〜5のいずれか1項に記載のペット用摺擦具。
  7. グリップは、後端部に左右に貫通した穴を持っている請求項6に記載のペット用摺擦具。
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