JP3145823B2 - 超電導限流器のクエンチ電流値および抵抗値の整定方法 - Google Patents
超電導限流器のクエンチ電流値および抵抗値の整定方法Info
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- JP3145823B2 JP3145823B2 JP35497392A JP35497392A JP3145823B2 JP 3145823 B2 JP3145823 B2 JP 3145823B2 JP 35497392 A JP35497392 A JP 35497392A JP 35497392 A JP35497392 A JP 35497392A JP 3145823 B2 JP3145823 B2 JP 3145823B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
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- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各発電所から変電所を
経て負荷側系統に電力を供給する複数の基幹系統に接続
された超電導限流器のクエンチ電流値および抵抗値の整
定方法に関するものである。
経て負荷側系統に電力を供給する複数の基幹系統に接続
された超電導限流器のクエンチ電流値および抵抗値の整
定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来例における電力系統で、母線
を併用せずに複数の基幹系統によって負荷側系統に電力
を供給する状態を説明するための図である。図5は従来
例における電力系統で、母線を併用して複数の基幹系統
によって負荷側系統に電力を供給する状態を説明するた
めの図である。図4において、発電所1は、変電所2を
経て負荷側系統6に電力が供給される。発電所1は、た
とえば互いに離れた地域に存在する発電所11ないし1
4からなり、これらの発電所11ないし14によって発
電された電力が変電所2に集められる。変電所2は、基
幹系統21ないし24を経て負荷の大消費地である東京
のような負荷側系統6に送電される。その間に、中小の
電力消費地にも電力が供給される。図4においては、負
荷31ないし34が上記中小の電力消費地に相当するも
ので、通常さらに多くの負荷が接続されている。また、
図4に示す基幹系統22ないし24は、母線3によって
接続されている。
を併用せずに複数の基幹系統によって負荷側系統に電力
を供給する状態を説明するための図である。図5は従来
例における電力系統で、母線を併用して複数の基幹系統
によって負荷側系統に電力を供給する状態を説明するた
めの図である。図4において、発電所1は、変電所2を
経て負荷側系統6に電力が供給される。発電所1は、た
とえば互いに離れた地域に存在する発電所11ないし1
4からなり、これらの発電所11ないし14によって発
電された電力が変電所2に集められる。変電所2は、基
幹系統21ないし24を経て負荷の大消費地である東京
のような負荷側系統6に送電される。その間に、中小の
電力消費地にも電力が供給される。図4においては、負
荷31ないし34が上記中小の電力消費地に相当するも
ので、通常さらに多くの負荷が接続されている。また、
図4に示す基幹系統22ないし24は、母線3によって
接続されている。
【0003】したがって、上記基幹系統21と各基幹系
統22ないし24とは、それぞれ独立して負荷側系統6
に電力を供給し、各基幹系統22ないし24は、相互に
ネットワーク化されている。このような配電方法におい
て、たとえば変電所2の事故点5に短絡事故が発生した
場合、当該基幹系統21の図示されていない遮断器を直
ちに開放する。遮断器の開放で、基幹系統21の安定度
は悪くなり、事故の状況によっては発電所11が系統か
ら分離される。
統22ないし24とは、それぞれ独立して負荷側系統6
に電力を供給し、各基幹系統22ないし24は、相互に
ネットワーク化されている。このような配電方法におい
て、たとえば変電所2の事故点5に短絡事故が発生した
場合、当該基幹系統21の図示されていない遮断器を直
ちに開放する。遮断器の開放で、基幹系統21の安定度
は悪くなり、事故の状況によっては発電所11が系統か
ら分離される。
【0004】図5における配電方法は、変電所2におい
て、基幹系統21ないし24が母線3によって接続され
ている点で図4に示すものと相違する。図5に示す配電
方法は、各基幹系統21ないし24が母線3によって接
続され、ネットワーク化されているため、発電所11な
いし14における発電機の安定度が良い。しかし、この
配電方法は、たとえば事故点5において短絡事故が発生
すると、母線3によって全ての基幹系統21ないし24
が接続されているため、この事故点5に全基幹系統21
ないし24から電流が流れ込み、各基幹系統に使用され
ている電力機器の定格電流を超えてしまう。このため、
実際の電力系統においては、このような接続はできな
い。なお、図4および図5において、枠の中が点々で表
現されている負荷には、電力が供給されていないことを
表す。
て、基幹系統21ないし24が母線3によって接続され
ている点で図4に示すものと相違する。図5に示す配電
方法は、各基幹系統21ないし24が母線3によって接
続され、ネットワーク化されているため、発電所11な
いし14における発電機の安定度が良い。しかし、この
配電方法は、たとえば事故点5において短絡事故が発生
すると、母線3によって全ての基幹系統21ないし24
が接続されているため、この事故点5に全基幹系統21
ないし24から電流が流れ込み、各基幹系統に使用され
ている電力機器の定格電流を超えてしまう。このため、
実際の電力系統においては、このような接続はできな
い。なお、図4および図5において、枠の中が点々で表
現されている負荷には、電力が供給されていないことを
表す。
【0005】図6は従来例における超電導限流器のクエ
ンチ電流を説明するための図である。本出願人は、特願
平2−76261号として、変電所から少なくとも2系
統の送電線を通して供給される電圧を昇降圧して、それ
ぞれを複数の系統に分ける変電所の系統間に短絡電流抑
制用超電導限流器を接続する方法を提案した。この方法
は、遮断器等の定格電流が63KAであるから、短絡電
流抑制用超電導限流器のクエンチ電流も略同じ電流にす
る必要があると考えられていた。すなわち、図6に示す
ように、短絡電流抑制用超電導限流器のクエンチ電流
は、63KAより少し低い所に整定されていた。なお、
図6において、Is は短絡電流、Iq はクエンチ電流、
Io は図示されていない発電機の定格電流を示す。
ンチ電流を説明するための図である。本出願人は、特願
平2−76261号として、変電所から少なくとも2系
統の送電線を通して供給される電圧を昇降圧して、それ
ぞれを複数の系統に分ける変電所の系統間に短絡電流抑
制用超電導限流器を接続する方法を提案した。この方法
は、遮断器等の定格電流が63KAであるから、短絡電
流抑制用超電導限流器のクエンチ電流も略同じ電流にす
る必要があると考えられていた。すなわち、図6に示す
ように、短絡電流抑制用超電導限流器のクエンチ電流
は、63KAより少し低い所に整定されていた。なお、
図6において、Is は短絡電流、Iq はクエンチ電流、
Io は図示されていない発電機の定格電流を示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、電力需要は、年
々増大の傾向にあり、基幹系統に接続される負荷の数お
よびその負荷側系統に接続される配電用変電所の数が増
大している。しかし、発電所における発電機の安定度を
良くするためには、各基幹系統を母線によって全て接続
することによって達成できるが、事故電流が機器の定格
電流を越えるためできないという問題を有する。
々増大の傾向にあり、基幹系統に接続される負荷の数お
よびその負荷側系統に接続される配電用変電所の数が増
大している。しかし、発電所における発電機の安定度を
良くするためには、各基幹系統を母線によって全て接続
することによって達成できるが、事故電流が機器の定格
電流を越えるためできないという問題を有する。
【0007】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、各発電所における発電機の安定度を向上さ
せると共に、事故電流の抑制を図るために、基幹系統間
に接続された超電導限流器のクエンチ電流値および抵抗
値の整定を最適にする方法を提供することを目的とす
る。
めのもので、各発電所における発電機の安定度を向上さ
せると共に、事故電流の抑制を図るために、基幹系統間
に接続された超電導限流器のクエンチ電流値および抵抗
値の整定を最適にする方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、各発電所(図1の11ないし14)から
負荷側系統(図1の6)へ電力を供給する複数の基幹系
統(図1の21ないし24)間の少なくとも一つが超電
導限流器(図1の4)を介した母線(図1の3)によっ
て接続されていると共に、当該超電導限流器(4)のク
エンチ電流値(図2のIq )が基幹系統(21ないし2
4)の定格電流(図2のIO )以上で、前記各基幹系統
(21ないし24)に接続されている電力機器の許容す
る最大電流と、前記超電導限流器(4)を流れる短絡電
流および地絡電流との積を、前記各基幹系統(21ない
し24)をモデルにとり、当該基幹系統(21ないし2
4)の線路、変圧器、あるいはその他の電力系統に接続
されている電力機器等を含めた各インピーダンスを考慮
して、短絡・地絡事故における全事故電流で割った値の
内、一番低い電流値以下になるように整定することを特
徴とする。
に、本発明は、各発電所(図1の11ないし14)から
負荷側系統(図1の6)へ電力を供給する複数の基幹系
統(図1の21ないし24)間の少なくとも一つが超電
導限流器(図1の4)を介した母線(図1の3)によっ
て接続されていると共に、当該超電導限流器(4)のク
エンチ電流値(図2のIq )が基幹系統(21ないし2
4)の定格電流(図2のIO )以上で、前記各基幹系統
(21ないし24)に接続されている電力機器の許容す
る最大電流と、前記超電導限流器(4)を流れる短絡電
流および地絡電流との積を、前記各基幹系統(21ない
し24)をモデルにとり、当該基幹系統(21ないし2
4)の線路、変圧器、あるいはその他の電力系統に接続
されている電力機器等を含めた各インピーダンスを考慮
して、短絡・地絡事故における全事故電流で割った値の
内、一番低い電流値以下になるように整定することを特
徴とする。
【0009】
【作 用】複数の基幹系統から複数の負荷および負荷
側系統に電力を供給する電力系統において、基幹系統間
の少なくとも一つは、超電導限流器を介して母線によっ
て接続されている。たとえば、事故電流は、基幹系統に
使用されている遮断器の定格電流である63KA以下に
抑える必要がある。そこで、ある基幹系統をモデルにし
て、短絡および地絡事故が起こった場合の基幹系統にお
ける線路、変圧器、その他の電力機器を含めた各インピ
ーダンスを考慮して、短絡および地絡事故における超電
導限流器に流れる電流を計算する。次に、上記全体の事
故電流が63KAに達した時の超電導限流器に流れる電
流をそれぞれの事故の場合について比例計算する。この
ようにして計算された超電導限流器を流れる全体の事故
電流の内、最小の電流値が実際に超電導限流器の限流動
作を行なう限流電流値とする。
側系統に電力を供給する電力系統において、基幹系統間
の少なくとも一つは、超電導限流器を介して母線によっ
て接続されている。たとえば、事故電流は、基幹系統に
使用されている遮断器の定格電流である63KA以下に
抑える必要がある。そこで、ある基幹系統をモデルにし
て、短絡および地絡事故が起こった場合の基幹系統にお
ける線路、変圧器、その他の電力機器を含めた各インピ
ーダンスを考慮して、短絡および地絡事故における超電
導限流器に流れる電流を計算する。次に、上記全体の事
故電流が63KAに達した時の超電導限流器に流れる電
流をそれぞれの事故の場合について比例計算する。この
ようにして計算された超電導限流器を流れる全体の事故
電流の内、最小の電流値が実際に超電導限流器の限流動
作を行なう限流電流値とする。
【0010】上記計算によって得られた超電導限流器の
クエンチ電流値は、実際に考えられていたより低い値に
することができた。すなわち、超電導限流器のクエンチ
電流値および抵抗値の整定は、各基幹系統に接続されて
いる電力機器の許容する最大電流と、前記超電導限流器
を流れる短絡電流および地絡電流との積を、前記各基幹
系統をモデルにとり、当該基幹系統の線路、変圧器、あ
るいはその他の電力系統に接続されている電力機器等を
含めた各インピーダンスを考慮して、短絡・地絡事故に
おける全事故電流で割った値の内、一番低い電流値以下
になるようにする。以上のように、基幹系統に接続され
た複数の負荷および負荷側系統の電力供給をバランスさ
せ、事故による停電の範囲を最小限に止めることができ
る。また、母線に接続された超電導限流器のクエンチ電
流値は、通常考えられていた値より低い値にすることが
できた。
クエンチ電流値は、実際に考えられていたより低い値に
することができた。すなわち、超電導限流器のクエンチ
電流値および抵抗値の整定は、各基幹系統に接続されて
いる電力機器の許容する最大電流と、前記超電導限流器
を流れる短絡電流および地絡電流との積を、前記各基幹
系統をモデルにとり、当該基幹系統の線路、変圧器、あ
るいはその他の電力系統に接続されている電力機器等を
含めた各インピーダンスを考慮して、短絡・地絡事故に
おける全事故電流で割った値の内、一番低い電流値以下
になるようにする。以上のように、基幹系統に接続され
た複数の負荷および負荷側系統の電力供給をバランスさ
せ、事故による停電の範囲を最小限に止めることができ
る。また、母線に接続された超電導限流器のクエンチ電
流値は、通常考えられていた値より低い値にすることが
できた。
【0011】
【実 施 例】図1は本発明における一実施例で、基幹
系統から母線を併用して複数の系統に電力を供給する状
態を説明するための図である。図1において、発電所1
は、変電所2を経て負荷側系統6に電力が供給される。
発電所1は、たとえば互いに離れた地域に存在する発電
所11、12、13、14からなり、これらの各発電所
11ないし14によって発電された電力が変電所2に集
められる。変電所2は、基幹系統21ないし24を経て
負荷の大消費地である東京のような負荷側系統6に送電
される。その間に、中小の電力消費地にも電力が供給さ
れる。図1においては、負荷31、32、33、34が
上記中小の電力消費地に相当するもので、通常さらに多
くの負荷が接続されている。また、変電所2は、母線3
によって各基幹系統21ないし24が接続されている。
さらに、たとえば基幹系統21と基幹系統22との間
は、超電導限流器4によって接続されている。この超電
導限流器4は、たとえばマイナス269度C、クエンチ
電流以下で電気抵抗がゼロになるニオブ・チタン合金か
らなる超伝導線が使用されている。
系統から母線を併用して複数の系統に電力を供給する状
態を説明するための図である。図1において、発電所1
は、変電所2を経て負荷側系統6に電力が供給される。
発電所1は、たとえば互いに離れた地域に存在する発電
所11、12、13、14からなり、これらの各発電所
11ないし14によって発電された電力が変電所2に集
められる。変電所2は、基幹系統21ないし24を経て
負荷の大消費地である東京のような負荷側系統6に送電
される。その間に、中小の電力消費地にも電力が供給さ
れる。図1においては、負荷31、32、33、34が
上記中小の電力消費地に相当するもので、通常さらに多
くの負荷が接続されている。また、変電所2は、母線3
によって各基幹系統21ないし24が接続されている。
さらに、たとえば基幹系統21と基幹系統22との間
は、超電導限流器4によって接続されている。この超電
導限流器4は、たとえばマイナス269度C、クエンチ
電流以下で電気抵抗がゼロになるニオブ・チタン合金か
らなる超伝導線が使用されている。
【0012】このような配電方法の正常時において、基
幹系統21と基幹系統22との間に接続されている超電
導限流器4を介して電流が流れ、負荷31、32、およ
び負荷側系統6へ電力供給は、アンバランスとなること
が少ない。このため、非常に安定度の良い系統構成とす
ることができる。そして、短絡事故5が発生した場合、
図示されていない遮断器を直ちに開放すると共に、超電
導限流器4は、クエンチ電流より大きい電流の流入によ
り、超電導状態から高抵抗状態に変わる。このため、事
故電流は、抑制され、機器の定格電流を越えることがな
い。
幹系統21と基幹系統22との間に接続されている超電
導限流器4を介して電流が流れ、負荷31、32、およ
び負荷側系統6へ電力供給は、アンバランスとなること
が少ない。このため、非常に安定度の良い系統構成とす
ることができる。そして、短絡事故5が発生した場合、
図示されていない遮断器を直ちに開放すると共に、超電
導限流器4は、クエンチ電流より大きい電流の流入によ
り、超電導状態から高抵抗状態に変わる。このため、事
故電流は、抑制され、機器の定格電流を越えることがな
い。
【0013】次に、上記配電方法における超電導限流器
4のクエンチ電流は、基幹系統で使用されている電力機
器の定格電流である63KAより少し低い電流であると
考えられていた。本発明は、事故時に流れる各基幹系統
21ないし24の電流を計算することで、実際に考えら
れていた超電導限流器4に流れる事故電流を63KA以
下に抑えることができた。たとえば、基幹系統21に接
続されている母線3で短絡・地絡事故が起こった場合、
この母線3に流れる全事故電流および超電導限流器に流
れる事故電流を計算する。この事故電流の計算は、ある
基幹系統をモデルにとり、当該基幹系統の線路、変圧
器、あるいはその他の電力系統に接続されている電力機
器を含めた各インピーダンスを考慮して、短絡・地絡事
故における全事故電流を計算する。
4のクエンチ電流は、基幹系統で使用されている電力機
器の定格電流である63KAより少し低い電流であると
考えられていた。本発明は、事故時に流れる各基幹系統
21ないし24の電流を計算することで、実際に考えら
れていた超電導限流器4に流れる事故電流を63KA以
下に抑えることができた。たとえば、基幹系統21に接
続されている母線3で短絡・地絡事故が起こった場合、
この母線3に流れる全事故電流および超電導限流器に流
れる事故電流を計算する。この事故電流の計算は、ある
基幹系統をモデルにとり、当該基幹系統の線路、変圧
器、あるいはその他の電力系統に接続されている電力機
器を含めた各インピーダンスを考慮して、短絡・地絡事
故における全事故電流を計算する。
【0014】すなわち、下記のような結果が得られた。 (1) 基幹系統21の母線3が短絡した場合、超電導限
流器4を流れる事故電流IsfA=30KA、この時の全
事故電流IstA=75KA (2) 基幹系統22の母線3が短絡した場合、超電導限
流器4を流れる事故電流IsfB=16KA、この時の全
事故電流IstB=76KA (3) 基幹系統21の母線3が地絡した場合、超電導限
流器4を流れる事故電流IgfA=26KA、この時の全
事故電流IgtA=68KA (4) 基幹系統22の母線3が地絡した場合、超電導限
流器4を流れる事故電流IgfB=16KA、この時の全
事故電流IgtB=69KA
流器4を流れる事故電流IsfA=30KA、この時の全
事故電流IstA=75KA (2) 基幹系統22の母線3が短絡した場合、超電導限
流器4を流れる事故電流IsfB=16KA、この時の全
事故電流IstB=76KA (3) 基幹系統21の母線3が地絡した場合、超電導限
流器4を流れる事故電流IgfA=26KA、この時の全
事故電流IgtA=68KA (4) 基幹系統22の母線3が地絡した場合、超電導限
流器4を流れる事故電流IgfB=16KA、この時の全
事故電流IgtB=69KA
【0015】全体の事故電流が63KAに達した時の超
電導限流器4を流れる電流をそれぞれ上記事故電流から
比例計算する。 (1) ′ 30×63/75=25.2KA (2) ′ 16×63/76=13.2KA (3) ′ 26×63/68=24.0KA (4) ′ 16×63/69=14.6KA 全体の事故電流を63KA以下にするためには、事故発
生後事故電流が63KAに達する前に、超電導限流器4
の限流動作を行なわせる必要がある。そこで、(1) ′な
いし(4) ′で求められた電流値の内、最低値である1
3.2KA以下で超電導限流器4の限流動作を完了させ
れば良い。したがって、超電導限流器4のクエンチ電流
値および抵抗値は、系統のインピーダンス、クエンチ発
生抵抗の時定数を考慮して超電導限流器4を流れる事故
電流が13.2KAを越えないように整定すれば良い。
電導限流器4を流れる電流をそれぞれ上記事故電流から
比例計算する。 (1) ′ 30×63/75=25.2KA (2) ′ 16×63/76=13.2KA (3) ′ 26×63/68=24.0KA (4) ′ 16×63/69=14.6KA 全体の事故電流を63KA以下にするためには、事故発
生後事故電流が63KAに達する前に、超電導限流器4
の限流動作を行なわせる必要がある。そこで、(1) ′な
いし(4) ′で求められた電流値の内、最低値である1
3.2KA以下で超電導限流器4の限流動作を完了させ
れば良い。したがって、超電導限流器4のクエンチ電流
値および抵抗値は、系統のインピーダンス、クエンチ発
生抵抗の時定数を考慮して超電導限流器4を流れる事故
電流が13.2KAを越えないように整定すれば良い。
【0016】図2は本発明における一実施例のクエンチ
電流値を整定する場合の説明図である。図2において、
Is は短絡した場合の事故電流、Iq はクエンチ電流、
Ioは母線を流れる定格電流である。そして、図2は前
記計算によって得られた13.2KAと定格電流Io と
の間にクエンチ電流Iq を整定できることを表してい
る。
電流値を整定する場合の説明図である。図2において、
Is は短絡した場合の事故電流、Iq はクエンチ電流、
Ioは母線を流れる定格電流である。そして、図2は前
記計算によって得られた13.2KAと定格電流Io と
の間にクエンチ電流Iq を整定できることを表してい
る。
【0017】次に、本発明の一実施例について効果を確
認した。図3(イ)は母線を併用しない場合のルート断
事故に対する各発電機の脱調周波数を示す図である。
(ロ)は超電導限流器を使用して母線併用した場合のル
ート断事故に対する各発電機の脱調周波数を示す図であ
る。短絡電流の問題から母線併用していない変電所につ
いて超電導限流器4を使用して、母線併用を行なった場
合と母線併用を行なわない場合とで、送電線ルート断を
起こし、発電機の脱調判定を行なった。図3(イ)に示
すように、母線併用を行なわない場合、発電機番号33
が脱調していることが判る。また、図3(ロ)に示すよ
うに、超電導限流器4を使用して母線併用を行なった場
合、全ての発電機が脱調しなかった。
認した。図3(イ)は母線を併用しない場合のルート断
事故に対する各発電機の脱調周波数を示す図である。
(ロ)は超電導限流器を使用して母線併用した場合のル
ート断事故に対する各発電機の脱調周波数を示す図であ
る。短絡電流の問題から母線併用していない変電所につ
いて超電導限流器4を使用して、母線併用を行なった場
合と母線併用を行なわない場合とで、送電線ルート断を
起こし、発電機の脱調判定を行なった。図3(イ)に示
すように、母線併用を行なわない場合、発電機番号33
が脱調していることが判る。また、図3(ロ)に示すよ
うに、超電導限流器4を使用して母線併用を行なった場
合、全ての発電機が脱調しなかった。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、発電所から複数の基幹
系統を経て各負荷および負荷側系統に電力を供給する電
力系統において、基幹系統間に超電導限流器を介して母
線によって接続されるので、発電所における発電機の安
定度が良く、しかも事故電流を機器の定格電流以下に抑
えることができる。本発明によれば、基幹系統に接続さ
れた複数の負荷および負荷側系統の電力供給をバランス
させ、事故による停電の範囲を最小限に止めることがで
きる。また、母線に接続された超電導限流器のクエンチ
電流値は、通常考えられていた値より低い値にすること
ができる。
系統を経て各負荷および負荷側系統に電力を供給する電
力系統において、基幹系統間に超電導限流器を介して母
線によって接続されるので、発電所における発電機の安
定度が良く、しかも事故電流を機器の定格電流以下に抑
えることができる。本発明によれば、基幹系統に接続さ
れた複数の負荷および負荷側系統の電力供給をバランス
させ、事故による停電の範囲を最小限に止めることがで
きる。また、母線に接続された超電導限流器のクエンチ
電流値は、通常考えられていた値より低い値にすること
ができる。
【図1】本発明における一実施例で、基幹系統から母線
を併用して複数の系統に電力を供給する状態を説明する
ための図である。
を併用して複数の系統に電力を供給する状態を説明する
ための図である。
【図2】本発明における一実施例のクエンチ電流値を整
定する場合の説明図である。
定する場合の説明図である。
【図3】(イ)は母線を併用しない場合のルート断事故
に対する各発電機の脱調周波数を示す図である。(ロ)
は超電導限流器を使用して母線併用した場合のルート断
事故に対する各発電機の脱調周波数を示す図である。
に対する各発電機の脱調周波数を示す図である。(ロ)
は超電導限流器を使用して母線併用した場合のルート断
事故に対する各発電機の脱調周波数を示す図である。
【図4】従来例における電力系統で、母線を併用せずに
複数の基幹系統によって負荷側系統に電力を供給する状
態を説明するための図である。
複数の基幹系統によって負荷側系統に電力を供給する状
態を説明するための図である。
【図5】従来例における電力系統で、母線を併用して複
数の基幹系統によって負荷側系統に電力を供給する状態
を説明するための図である。
数の基幹系統によって負荷側系統に電力を供給する状態
を説明するための図である。
【図6】従来例における超電導限流器のクエンチ電流を
説明するための図である。
説明するための図である。
1、11、12、13、14・・・発電所 2・・・変電所 3・・・母線 4・・・超電導限流器 5・・・事故点 6・・・負荷側系統 21、22、23、24・・・基幹系統 31、32、33、34・・・負荷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−46521(JP,A) 特開 平4−215(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02H 9/02
Claims (1)
- 【請求項1】 各発電所から負荷側系統へ電力を供給す
る複数の基幹系統において、 各基幹系統間の少なくとも一つが超電導限流器を介した
母線によって接続されていると共に、当該超電導限流器
のクエンチ電流値が基幹系統の定格電流以上で、前記各
基幹系統に接続されている電力機器の許容する最大電流
と、前記超電導限流器を流れる短絡電流および地絡電流
との積を、前記各基幹系統をモデルにとり、当該基幹系
統の線路、変圧器、あるいはその他の電力系統に接続さ
れている電力機器等を含めた各インピーダンスを考慮し
て、短絡・地絡事故における全事故電流で割った値の
内、一番低い電流値以下になるように整定することを特
徴とする超電導限流器のクエンチ電流値および抵抗値の
整定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35497392A JP3145823B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 超電導限流器のクエンチ電流値および抵抗値の整定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35497392A JP3145823B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 超電導限流器のクエンチ電流値および抵抗値の整定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06189448A JPH06189448A (ja) | 1994-07-08 |
| JP3145823B2 true JP3145823B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=18441123
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35497392A Expired - Fee Related JP3145823B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 超電導限流器のクエンチ電流値および抵抗値の整定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3145823B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4621619B2 (ja) * | 2006-03-29 | 2011-01-26 | 株式会社東芝 | 超電導限流装置 |
| CN109446608B (zh) * | 2018-10-16 | 2023-04-28 | 广东电网有限责任公司 | 一种含高温超导限流器的电网短路电流计算方法 |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP35497392A patent/JP3145823B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06189448A (ja) | 1994-07-08 |
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| JPH0150175B2 (ja) |
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