JP3146560B2 - 自動二輪車のフートレスト装置 - Google Patents

自動二輪車のフートレスト装置

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JP3146560B2
JP3146560B2 JP26214191A JP26214191A JP3146560B2 JP 3146560 B2 JP3146560 B2 JP 3146560B2 JP 26214191 A JP26214191 A JP 26214191A JP 26214191 A JP26214191 A JP 26214191A JP 3146560 B2 JP3146560 B2 JP 3146560B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、後部乗員が足を載せる
自動二輪車のフートレスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2名乗車可能な自動二輪車は、後部乗員
用のフートレスト装置が車体に備えられている。一般
に、後部乗員用のフートレスト装置は、足を載せるフー
トレバーが後方または上方などに回動可能とされ、未使
用時にはフートレバーを車体側に収納させることができ
る。
【0003】スクータ型の自動二輪車では、車体フレー
ムを覆うフレームカバーの下縁部に上記フートレスト装
置が設けられるため、フレームカバーのデザインを損う
ことのないよう、フートレバーがフレームカバー下縁部
のラインに沿って後方に回動する後方収納式のフートレ
スト装置が採用される場合が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
後方収納式のフートレスト装置は、フートレバーが左右
に突出した状態で確実にロックされるものではなく、使
用中に前方から力が加えられるとフートレバーが簡単に
後方へ回動してしまい、後部乗員の足場が失われるおそ
れがあった。
【0005】本発明は、この問題を解決するためになさ
れたもので、フートレバーが左右に突出した状態で確実
にロックされる自動二輪車のフートレスト装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る自動二輪車のフートレスト装置は、後
部乗員の足を載せるフートレバーが車体側に設けられた
レバーブラケットに枢着され、後方に向って倒れた収納
位置と、車体の左右に突出した使用位置との間を回動可
能とされた自動二輪車のフートレスト装置において、フ
ートレバーの回動軸を軸方向にスライド可能としてレバ
ーブラケットに軸支するとともに、フートレバーを収納
位置から使用位置に回動させた時に回動軸のスライドに
伴ってレバーブラケットに係合し、フートレバーの後方
への回動を制限するストッパをフートレバーに設け、さ
らに上記ストッパを軸方向に付勢することによりフート
レバーが収納位置から使用位置に回動する際における回
動軸のスライドおよびストッパのレバーブラケットへの
係合を補助し、かつ上記係合の自然解除を防止するコイ
ルスプリングと、フートレバーを収納位置および使用位
置にて節度良くロックするリターンスプリングを設けた
ものである。
【0007】
【作用】自動二輪車のフートレスト装置をこのように構
成することにより、フートレバーが使用位置にて確実に
ロックされ、前方から力が加わっても後方へ回動するこ
とがないため、後部乗員の足場が損なわれることがな
い。また、コイルスプリングを設けたことにより、フー
トレバーを収納位置から使用位置へ回動させるだけで回
動軸がスライドしてフートレバーが使用位置にロックさ
れるので、フートレスト装置の使い勝手が向上するとも
に、フートレバーが使用位置から収納位置に戻ることが
確実に防止される。さらに、リターンスプリングを設け
たことにより、フートレバーが収納位置および使用位置
にて確実にロックされてフートレバーのガタつきがなく
なり、フートレスト装置の機能性が向上する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0009】図1は、本発明に係る自動二輪車のフート
レスト装置を備えたスクータ型自動二輪車の左側面図で
ある。この自動二輪車1は、車体フレーム2の前半部を
構成するダウンチューブ3と、車体フレーム2の後半部
を構成する左右一対のリヤチューブ4との間に設置され
たエンジンマウント5に、ブラケット6を介して一般的
なパワーユニット7を連結しており、パワーユニット7
の後部に後輪8が軸支されている。
【0010】車体フレーム2は、例えば合成樹脂製のフ
レームカバー9で全面的に覆われ、フレームカバー9の
後半上方には2名の乗員が着座可能な着座シート11が
載置され、フレームカバー9両側面の下縁部には後部乗
員用のフートレスト装置12が備えられる。
【0011】図2および図3は、フートレスト装置12
の拡大図、図4はフートレスト装置12の分解斜視図で
ある。このフートレスト装置12は、例えば左右のリヤ
チューブ4に垂設されたフートレストマウント13に、
レバーブラケット14をボルト15などで固定してこの
レバーブラケット14にフートレバー16を枢着し、フ
ートレバー16を後方に向って倒れた収納位置A(図2
および図5(a))と、車体の側方に突出した使用位置
B(図3および図5(b))との間で回動可能としてい
る。
【0012】レバーブラケット14は、例えば板金プレ
ス製のブラケットプレート17の外側面に、略S字形に
曲げたレバーホルダ18を溶接等で固定し、このレバー
ホルダ18を縦に貫通するスリーブ19を固着したもの
である。
【0013】一方、フートレバー16は、略L字形のフ
ートロッド21の縦軸を回動軸22としており、この回
動軸22は、その基部に鍔状のストッパ23が固着さ
れ、上部に雄ねじ24が形成されている。ストッパ23
は、フートレバー16が上記使用位置Bに置かれた際に
後方に面するストライカ23aと、車体側に面するスト
ライカ23bとを有する。また、フートロッド21の横
軸にはフートラバー25が装着されている。
【0014】上記回動軸22は、レバーホルダ18のス
リーブ19に下方から挿入され、スリーブ19の上方に
突出する雄ねじ24に、ワッシャ26を介してナット2
7が締結される。ここで、回動軸22は、図2に示すよ
うに軸方向にCだけスライド可能とされる。また、回動
軸22のストッパ23上にはコイルスプリング28が環
装され、ストッパ23はレバーホルダ18に対し下方に
ばね付勢される。
【0015】フートレバー16が収納位置Aにあると
き、ストッパ23はレバーホルダ18の下辺18a上に
乗り上げており、ストッパ23のストライカ23aがブ
ラケットプレート17に当接する。このため、フートレ
バー16は収納位置Aよりも車体中心側へ回動すること
ができない。
【0016】そしてフートレバー16を使用位置Bに引
き出すと、ストッパ23が回転してストライカ23aが
レバーホルダ18の下辺18a上から外れるため、コイ
ルスプリング28の付勢力によって回動軸22が軸方向
下方にスライドし、これに伴ってストライカ23aがレ
バーホルダ18の下辺18aの前縁に係合する。このた
め、フートレバー16が前方からの力によって後方へ回
動するのが阻止される。このとき、ストライカ23bは
ブラケットプレート17に当接しており、フートレバー
16は上記位置Bよりも前方へ回動できず、使用位置B
にて確実にロックされる。
【0017】フートレバー16を使用位置Bから収納位
置Aに戻すときは、フートレバー16を上方に持ち上げ
てストッパ23とレバーホルダ18の下辺18aとの係
合を解除し、フートレバー16を後方に回動させる。
【0018】また、図2および図3に示すように、ブラ
ケットプレート17に設けられたスプリングフック29
と、フートロッド21に設けられたスプリングフック3
1との間にはリターンスプリング32が掛止されてい
る。このリターンスプリング32は、フートレバー16
が収納位置Aもしくは使用位置Bにあるときに縮まり、
上記両位置A,B間にあるときに伸ばされる設定となっ
ている。
【0019】以上のように構成されたフートレスト装置
12は、使用位置Bに置かれたフートレバー16が、ス
トッパ23のストライカ23aとレバーホルダ18の下
辺18aとの係合により確実にロックされるため、前方
から力が加わってもフートレバー16が使用位置Bより
も後方へ回動することがなく、後部乗員の足場が失われ
ることはない。
【0020】また、コイルスプリング28の付勢力によ
り、フートレバー16を収納位置Aから使用位置Bへ回
動させるだけで自動的に回動軸22が下方にスライド
し、フートレバー16が使用位置Bにロックされるの
で、フートレバー16を手で下方に引き下げる必要がな
く、フートレスト装置12の使い勝手が非常に良い。
【0021】しかも、コイルスプリング28の付勢力に
より、フートレバー16が使用位置Bに置かれた時にお
ける回動軸22およびストッパ23の浮き上がりが防止
され、ストッパ23のストライカ23aとレバーホルダ
18の下辺18aとの係合が自然に解除されることがな
いため、この点でもフートレバー16の使用位置Bでの
ロック性を高めて後部乗員の足場を確保することができ
る。
【0022】さらに、リターンスプリング32を設けた
ことにより、フートレバー16が収納位置Aおよび使用
位置Bにて節度良くロックされ、特に収納位置Aでは、
フートレバー16が自然に外方へ回動するのが防止され
る。したがって、フートレバー16を収納位置Aおよび
使用位置Bにて確実にロックし、フートレスト装置12
の機能性を高めることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る自動二
輪車のフートレスト装置は、後部乗員の足を載せるフー
トレバーが車体側に設けられたレバーブラケットに枢着
され、後方に向って倒れた収納位置と、車体の左右に突
出した使用位置との間を回動可能とされた自動二輪車の
フートレスト装置において、フートレバーの回動軸を軸
方向にスライド可能としてレバーブラケットに軸支する
とともに、フートレバーを収納位置から使用位置に回動
させた時に回動軸のスライドに伴ってレバーブラケット
に係合し、フートレバーの後方への回動を制限するスト
ッパをフートレバーに設け、さらに上記ストッパを軸方
向に付勢することによりフートレバーが収納位置から使
用位置に回動する際における回動軸のスライドおよびス
トッパのレバーブラケットへの係合を補助し、かつ上記
係合の自然解除を防止するコイルスプリングと、フート
レバーを収納位置および使用位置にて節度良くロックす
るリターンスプリングを設けたものである。
【0024】したがって、フートレバーを使用位置に回
動させると、ストッパがレバーブラケットに係合し、フ
ートレバーが使用位置にてロックされる。このためフー
トレバーが前方からの力によって後方へ回動することが
なく、後部乗員は確実な足場を得ることができる。ま
た、コイルスプリングを設けたことにより、フートレバ
ーを収納位置から使用位置へ回動させるだけで自動的に
フートレバーを使用位置にロックさせることができ、使
い勝手が良い。さらにリターンスプリングを設けたこと
により、フートレバーを収納位置および使用位置にて確
実にロックして機能性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車のフートレスト装置を
備えたスクータ型自動二輪車の左側面図。
【図2】フートレバーが収納位置に置かれたフートレス
ト装置の左側面図。
【図3】フートレバーが使用位置に置かれたフートレス
ト装置の左側面図。
【図4】フートレスト装置の分解斜視図。
【図5】(a)はフートレバーが収納位置に置かれたフ
ートレスト装置の斜視図、(b)はフートレバーが使用
位置に置かれたフートレスト装置の斜視図。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2 車体フレーム 12 フートレスト装置 14 レバーブラケット 16 フートレバー 22 回動軸 23 ストッパ 23a,23b ストライカ 25 フートラバー 28 コイルスプリング A 収納位置 B 使用位置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後部乗員の足を載せるフートレバーが車
    体側に設けられたレバーブラケットに枢着され、後方に
    向って倒れた収納位置と、車体の左右に突出した使用位
    置との間を回動可能とされた自動二輪車のフートレスト
    装置において、フートレバー(16)の回動軸(22)
    を軸方向にスライド可能としてレバーブラケット(1
    4)に軸支するとともに、フートレバー(16)を収納
    位置(A)から使用位置(B)に回動させた時に回動軸
    (22)のスライドに伴ってレバーブラケット(14)
    に係合し、フートレバー(16)の後方への回動を制限
    するストッパ(23)をフートレバー(16)に設け、
    さらに上記ストッパ(23)を軸方向に付勢することに
    よりフートレバー(16)が収納位置(A)から使用位
    置(B)に回動する際における回動軸(22)のスライ
    ドおよびストッパ(23)のレバーブラケット(14)
    への係合を補助し、かつ上記係合の自然解除を防止する
    コイルスプリング(28)と、フートレバー(16)を
    収納位置(A)および使用位置(B)にて節度良くロッ
    クするリターンスプリング(32)を設けたことを特徴
    とする自動二輪車のフートレスト装置。
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