JP3146574U - 底面複合ロック箱 - Google Patents

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喜尊 中川
治紀 鈴木
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Abstract

【課題】封緘金具等の封緘用資材の使用をやめ、箱組立時の作業性と廃棄時の分別作業性や環境問題を解決し、底面に相当の荷重がかかっても箱が開くことが防止できる複合ロックを備えた封緘力の高い野菜類の収納箱を提供する。
【解決手段】先に閉じた前記底板形成用フラップ7の差込孔15a、15aに、切込み16a,16aが噛み合うように押し込むことで、前記短辺側のフラップ7の下に、略三角の係止爪部14a,14bが重なるように係合させてロックする(1次ロック)。続いて、底板形成用フラップ6,8を内側に押し込み、その後該フラップ6,8に設けた切込み17aに台形状のフラップの先端部5aを押し込んで、底板形成用フラップ6,8の下で前記フラップの先端部5aと底板形成用フラップ7の先端が突き合わせとなるようにする(2次ロック)。
【選択図】図2

Description

本考案は、根菜類又は果実などの比較的重いものを収納するに好適な段ボール等の厚紙製包装箱に関するものである。
従来、青果物を箱詰めして出荷する場合、包装箱には工場生産され組み立てた状態で納品されたJIS−Z1507の0201形式(旧A−1形)の箱が多用されている。この0201形式の箱は、長方形状の4側板を一方向に連接し、その4側板の上下に箱の底面及び天面を封鎖するため、それぞれ内フラップ及び外フラップを連接してなるほぼ直方体形状の箱である。この箱に大きさが不揃いであったり、重量のある青果物をほぼ満杯に収納して出荷されるので、商品を収納する際には内外フラップで簡単に閉じロックできるように構成し、また収納物の重みで底面のフラップが落ち込んだり、底面が開くことがないように抜けにくくし、フラップの重なった部分をステッチャとよばれる金具やテープ等の封緘用副資材により接合して出荷していた。
しかし、前述の組立作業は、封緘金具とその打込みマシンを用意する必要があるので工場で組み立てる必要があり、しかも封緘金具やテープ等の封緘用副資材のコストがかかる上、底面に封緘金具を打ち込むことにより、箱内の収納物を傷つけてしまうおそれがある。また使用後の金具は段ボール紙などの可燃物と一緒に焼却することができず、分別の必要がある。
一般に、量販店で青果物の箱は陳列時に開封作業と使用後の解体作業などでの安全性及び簡便性が要求されている。また、封緘用副資材によるゴミの発生が量販店などでは敬遠されている。さらにまた、使用済みの箱を古紙として再利用する場合にあっても不純物として紙片から金属を分別する手間がかかり、また、箱の開梱時や、開梱後の分別において金属針により怪我をすることもあり、取り扱いには特に注意を払わなければならないという不具合がある。
本考案の目的は、封緘金具やテープ等の封緘用副資材の使用を廃止して、箱組立時の作業性と廃棄時の分別作業性や環境問題を解決すると同時に、底面に相当の荷重がかかっても内外フラップが落ち込んで箱が開くことが防止できる複合ロックを備えた封緘力の高い野菜類の収納箱を提供するものである。
上記課題を解決するために本考案は、
長辺側の対向側板(1,3)と、短辺側の対向側板(2,4)と、これらの対向側板の下端にそれぞれ連設された底板形成用フラップ(5,7,6,8)と、同じくこれらの対向側板(1,3,2,4)の上端にそれぞれ連設された上蓋形成用フラップ(9,11,10,12)とを備えて成る平面形状が矩形の厚紙製包装箱であって、
前記長辺側の対向側板(1,3)の下端に連設された底板形成用フラップ(5,7)は短辺側の対向側板(2,4)の幅方向中央部において先端同士が互いに突き合わせ状態となるような大きさに形成し、その一方のフラップは先端部(5a)を台形状に形成し、他方のフラップは中央部で略L形または逆L形の互いに向き合う1組の差込孔(15a、15a)を設けてなり、前記短辺側の対向側板(2,4)の下端に連設された底板形成用フラップ(6,8)は一側辺に、そのフラップの先端角部を挟み1組の切込み(16a,16b)を設けることで係止爪部(14a,14b)を設け、またそのフラップの先端中央位置には差込孔(17a,17b)を設けてなり、
先に閉じた前記底板形成用フラップ(7)の差込孔(15a、15a)に、切込み(16a,16b)を押し込むことで、先に閉じられた前記短辺側のフラップ(7)の下に係止爪部(14a,14b)が重なるように係合させ、底板形成用フラップ(6,8)に設けた差込孔(17a,17b)に台形状フラップの先端部(5a)を押し込んで、底板形成用フラップ(6,8)の下で前記フラップの先端部(5a)と底板形成用フラップ(7)の先端が突き合わせとなるように構成したことを特徴とするものである。
又本考案においては、底板形成用フラップ(7)の略L形または逆L形の差込孔(15a、15a)のそれぞれの外側に、罫線(15c)を介して外れ止め片(15b,15b)を連設したことを特徴としている。さらに又本考案においては、底板形成用フラップ(6,8)はその連設線と平行な罫線(13,13)より折り曲げうるように形成され、且つそのフラップ(6,8)の先端よりに設けた差込孔(17a,17b)には切り込みとの間が短辺側のフラップ6,8の先端に向って広がるように罫線(17c,17c)を形成し、該罫線を介して外れ止め片(17d)を設けたことを特徴としている。
本考案の包装箱は、底板の組立てのために接着剤や封緘金具の固定部は不要であり、先に閉じた長辺側底板形成用フラップの差込孔(15a、15a)に、切込み(16a,16b)を押し込むことで、先に閉じられた前記短辺側のフラップの下に係止爪部(14a,14b)が重なるように係合させてロックし、また、短辺側底板形成用フラップに設けた差込孔(17b,17b)に台形状のフラップの先端部(5a)を押し込んで、底板形成用フラップ(6,8)の下で前記フラップの先端部(5a)と底板形成用フラップ(7)の先端が突き合わせとするという極めて簡単な作業で底板の組立てが行えるものである。
また、底板形成用フラップ(7)の略L形または逆L形をした差込孔(15a、15a)のそれぞれの外側に、罫線を介して外れ止め片(15b,15b)を連設し、また底板形成用フラップ(6,8)はその連設線と平行な罫線(13,13)より折り曲げうるように形成され、且つそのフラップ(6,8)の先端よりに設けた切込み(17a,17a)の外側に切り込みとの間が短辺側のフラップ6,8の先端に向って広がるように罫線(17c,17c)を形成し、該罫線を介して外れ止め片(17d)を設けたので、底板形成用フラップ(7)が差込孔(15a、15a)から抜け難くなり、底板形成用フラップ(6,8)は差込孔(17a,17b)から抜け難くなる。
次に、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明するが、この包装箱は、にんじん、大根、キャベツなどの箱底面に相当な荷重がかかる青果物を出荷する場合に好適である。しかし本考案の箱は青果物に限定されるものではない。
図1は、本考案の第1の実施例を示す段ボール箱のシート(ブランクと称する)を示すものである。このブランクは、一例としてほぼ長方形をした1枚の段ボールシートより形成されている。
本実施の形態に示す箱は、前記シートの中央部に、箱の対向する各側面のうち長い面(長手面)を構成する一組の長辺側の側板1、3と、短い面(幅面)を構成する一組の短辺側の側板2、4が折線を介し一方向に連接されている。また一対の短側板2、4にはその中央上部に手掛け穴が設けられている。そして側板1、3及び2、4の下部には底板形成用フラップ5、7及び6,8が折線を介して連接されている。また各一対の側板1、3および2、4の上部には上蓋形成用フラップ9、11及び10、12が折線を介して連接されている。
底板形成用フラップ5、7及び6,8には、底面封緘時に相当の荷重がかかっても底面が落ち込んで開くことない、つぎのような構成の底面複合ロック機構が形成されている。すなわち長辺側の対向側板1,3の下端に連設された底板形成用フラップ5,7は、短辺側の対向側板2,4の幅方向中央部において先端同士が互いに突き合わせ状態となるような大きさに形成し、一方のフラップ5の先端部は先窄まりの略台形状5aに形成されている。他方のフラップ7は矩形であるが、中央部に略L形または逆L形の、互いに向き合う1組の差込孔15a、15aを設けている。
一方、短辺側の対向側板2,4の下端に連設された底板形成用フラップ6,8は、その一側辺にそのフラップの先端角部を挟んで1組の切込み16a,16bを設けることで、略三角をした係止爪部14a,14bを設ける。また、そのフラップの先端側略中央位置には切込み17a,17bを設けた構成となっている。切込み17a,17bの外側に切込みとの間が短辺側のフラップ6,8の先端に向って広がるように罫線17c,17cを形成し、該罫線を介して外れ止め片17dを設けた構成となっている。
なお符号19、19aは、側板1の端部に連接した糊代と、その端に設けた糊代である。
次にブランクの組み立て方について説明すると、まず4枚の側板1,3,2,4を糊代19、19aを介して角筒状に連繋する(図2)。その後、先に閉じた前記底板形成用フラップ7の差込孔15a、15aに、切込み16a,16aが噛み合うように押し込むことで、先に閉じられた前記短辺側のフラップ7の下に、略三角の係止爪部14a,14bが重なるように係合させて図3、図4に示したようにロックする(1次ロック)。
続いて、底板形成用フラップ6,8を図5のように内側に押し込み、その後該フラップ6,8に設けた切込み17a,17bに台形状のフラップの先端部5aを図6のように押し込んで、底板形成用フラップ6,8の下で前記フラップの先端部5aと底板形成用フラップ7の先端が突き合わせとなるようにする(2次ロック)。
このようにして底面を組み立てた後、上蓋形成用フラップ9,11および10,12を広げ、箱内に青果物を収容する。フラップ9,11,10,12により天面を封緘する場合は、図7〜9に示すように、まず長辺側のフラップ9を内側に90度折り曲げ、続いて短辺側のフラップ12をその上に重ねるように折り曲げる。さらに続いて、短辺側フラップ12の上に重なるように長辺側のフラップ11を折り曲げ、最後に残りのフラップ10を連設線と平行な罫線20より折り曲げる。長辺側のフラップ9は、その一端よりに斜めの罫線21と切除部22を有している。一方、フラップ10は切除部22に対応する切除部23を有している。そして封緘時には、罫線20によりを前記フラップ9と11の上に重ねるように折り曲げると共に、前記フラップ9の一端に設けた切除部22に、これと隣接するフラップ10の他端に設けた切除部23を差し込むことにより天面のフラップ9〜12が互いに係合して封緘されるようになっている。このようにして箱の天面を封緘するときは、天面フラップの重ね合せ部(天面の四隅)を封緘金具で止めて封緘した場合と同様に、内外フラップの開きを防止する作用を奏する。そればかりでなく内部に野菜が一杯に詰まっていても、内部の野菜を傷つけることなく封緘作業が行える。
なお、箱天面を開封するときは、フラップ10の切除部先端を把持して上方向に引き上げると、罫線20を折線としてフラップ20が折り曲がりながら、さらに上方に引き上げられるため、切除部22と23のロックが外れて、箱の天面を容易に開封することができる。
以上詳しく述べたように本考案の箱の構成によれば、封緘金具やテープ等の封緘用資材の使用を廃止して、箱組立時の作業性と廃棄時の分別作業性や環境問題を解決すると同時に、底面に相当の荷重がかかっても内外フラップが落ち込んで箱が開くことが防止できる複合ロックを備えた封緘力の高い野菜類の収納箱を提供することができるものである。
本発明による箱の一実施例を示すブランクの平面図である。 同上実施例の箱の底面を組立てる場合の最初の斜視図である。 同上実施例の箱の1次ロック機構の組立て斜視図である。 同上実施例の箱の1次ロック機構の途中の係合状況を示した部分拡大図である。 同上実施例の箱の2次ロック機構の部分の組立て斜視図である。 同上実施例の箱の2次ロック機構の組立て斜視図である。 同上実施例の箱の上蓋を形成する途中の斜視図である。 同上実施例の箱の上蓋を形成する途中の斜視図である。 同上実施例の箱の上蓋を形成した完成状態の斜視図である。
符号の説明
1、2、3、4 側板
5、6、7、8 底板形成用フラップ
9、10、11,12 上蓋形成用フラップ
13 罫線
14a、14b 係止爪部
15a 差込孔
16a,16b 切込み
17a,17b 差込孔

Claims (3)

  1. 長辺側の対向側板(1,3)と、短辺側の対向側板(2,4)と、これらの対向側板の下端にそれぞれ連設された底板形成用フラップ(5,7,6,8)と、同じくこれらの対向側板の上端にそれぞれ連設された上蓋形成用フラップ(9,11,10,12)とを備えて成る平面形状が矩形の厚紙製の包装箱であって、
    前記長辺側の対向側板(1,3)の下端に連設された底板形成用フラップ(5,7)は短辺側の対向側板(2,4)の幅方向中央部において先端同士が互いに突き合わせ状態となるような大きさに形成し、その一方のフラップは先端部(5a)を台形状に形成し、他方のフラップは中央部で略L形または逆L形の向き合う1組の差込孔(15a、15a)を設けてなり、前記短辺側の対向側板の下端に連設された底板形成用フラップ(6,8)の一側辺に、そのフラップの先端角部を挟み1組の切込み(16a,16b)を設けることで係止爪部(14a,14a)を設け、またそのフラップの先端中央位置に差込孔(17b,17b)を設けてなり、
    先に閉じた前記底板形成用フラップ(7)の差込孔(15a、15a)に切込み(16a,16b)を押し込むことで、先に閉じられた前記短辺側のフラップ(7)の下に係止爪部(14a,14b)が重なるように係合させてロックし、底板形成用フラップ(6,8)に設けた差込孔(17a,17b)に台形状フラップの先端部(5a)を押し込んで、底板形成用フラップ(6,8)の下で前記フラップの先端部(5a)と底板形成用フラップ(7)の先端が突き合わせとなるように構成したことを特徴とする底面複合ロック箱。
  2. 底板形成用フラップ(7)の略L型または逆L形をした差込孔(15a、15a)のそれぞれの外側に、罫線を介して外れ止め片(15b,15b)を連設したことを特徴とする請求項1に記載の底面複合ロック箱。
  3. 底板形成用フラップ(6,8)はその連設線と平行な罫線(13,13)より折り曲げうるように形成され、且つそのフラップ(6,8)の先端よりに設けた差込孔(17a,17b)には切り込みとの間が短辺側のフラップ6,8の先端に向って広がるように罫線(17c,17c)を形成し、該罫線を介して外れ止め片(17d)を設けたことを特徴とする請求項1記載の底面複合ロック箱。
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JP2023137444A (ja) * 2022-03-18 2023-09-29 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー バッテリーカバー、バッテリーカバーの前駆体、及びバッテリーカバーの組立方法

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