JP3146610U - 植物種子保持シート - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的薄く、取扱い性が良好で、基材から植物種子を取り出すことなく、そのままの状態で基材を土壌に突き刺して、基材ごと植物種子を埋めることができ、しかも経時的に分解して良好な土壌成分となり植物の育成を助けることも可能となる新規な植物種子保持シートを提供する。
【解決手段】植物種子保持シート1は、長方形の段ボール小片(一辺3〜10cm程度)を基材2とし、この基材2の下部における間隙に、複数の植物種子3と共に土壌等のその他の成分4を充填・保持して構成する。
【選択図】図1
【解決手段】植物種子保持シート1は、長方形の段ボール小片(一辺3〜10cm程度)を基材2とし、この基材2の下部における間隙に、複数の植物種子3と共に土壌等のその他の成分4を充填・保持して構成する。
【選択図】図1
Description
本考案は、植物種子を保持してなる植物種子保持シートに関する。
園芸店などで販売されている植物種子は、通常、適当なサイズの袋材に複数個の植物種子を封入した商品形態で取引されている。そして、当該商品の購入者は、前記袋材を開封して中から植物種子を取り出し、畑や鉢植えなどの土壌に適度な深さの穴を開け、前記植物種子を当該穴に設置した後、土壌を埋め戻し、適宜、水や肥料を施用しながら発芽を待つといった作業を行う。
又、最近では、保水性のマットに植物種子や肥料を保持してなる植物育成マットが開発されており(例えば、下記特許文献1参照。)、この種植物育成マットは、主に道路や山腹方面、河川の川原、川岸などに敷設することにより当該地を緑化するものである。
しかしながら、園芸店などで販売されている植物種子にあっては、袋材から植物種子を取り出す際に、当該植物種子がこぼれたり散乱したりする場合があり、又、土壌に穴を開けたり、埋め戻したりする際に、手や衣服を土壌によって汚損してしまう場合もある。
一方、前記特許文献1に記載の如き植物育成マットは、敷設するだけで緑化を行えるといった利点があるが、想定されている規模が比較的大きく、非常に嵩高いため、一般家庭における畑や鉢植えなどの比較的小規模な園芸には不向きである。
そこで、本考案者が、このような問題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、中空構造を有するシート状の積層体からなる基材における間隙に、植物種子を保持したことを特徴とする本発明の植物種子保持シートを開発するに至ったのである。
即ち、本考案者は、基材として中空構造を有するシート状の積層体を用い、この基材の間隙に植物種子を保持すれば、基材から植物種子を取り出すことなく、そのままの状態で基材を土壌に突き刺して、基材ごと植物種子を埋めることができ、これより、植え付け時において、植物種子がこぼれたり、手や衣服を土壌によって汚損したりすることを防止することができるとの知見を得たのである。
又、植物種子を保持するための基材としての中空構造を有するシート状の積層体は、比較的薄く設計することができ、これより持ち運び性や保管性などの流通上の取り扱い性が向上するとの知見も得たのである。
特に、基材として段ボールなどのパルプ製品を用いれば、植え付け後、植物の生育に応じて、当該基材が経時的に分解して、植物の育成を助ける良好な土壌成分や栄養分になるとの知見も得たのである。
本考案は、上記知見に基づき完成されたものであり、比較的薄く、取扱い性が良好で、簡単に植えつけることができ、しかも経時的に分解して良好な土壌成分となり植物の育成を助けることも可能となる新規な植物種子保持シートを提供することを目的とする。
本考案の植物種子保持シートは、中空構造を有するシート状の積層体からなる基材における間隙に、植物種子を保持したことを特徴とする。
以下、本考案の植物種子保持シートについて詳細に説明する。
以下、本考案の植物種子保持シートについて詳細に説明する。
本考案の植物種子保持シートにおいては、植物種子を保持するための基材として、中空構造を有するシート状の積層体が用いられる。
ここで、本考案の植物種子保持シートにおいて基材として用いられる中空構造を有するシート状の積層体としては、特に限定されるものではなく、通常、1ないし複数のフィルム状ないしシート状のライナー部材を、例えば、波状、柱状或いはパイプ状などの各種立体構造を有する中芯部材を介在して積層することにより中空構造としたものが用いられる。
又、用いられるライナー部材及び中芯部材の素材についても特に限定されるものではなく、紙、プラスチック性のフィルムないしシート、金属製のフィルムないしシートを適宜選択して用いることができるが、本考案においては、経時的に分解して良好な土壌成分等になる紙などのパルプ製のものを基材として用いることが特に好ましい。
中でも、本考案においては、このようなパルプ製の基材として、段ボールが好適に用いられる。
この理由としては、まず、段ボールが安価で入手し易い点を挙げることができ、その他の大きな理由としては、以下に述べる利点があるからである。
即ち、段ボールシートが箱などの任意の形状に切断加工される際には、不要部分として切り落とされた小片が生じる。そして、この小片は、利用価値がなく、廃物としてほぼそのまま処分されているのが現状である。
ところが、この廃物として扱われている段ボールの小片は、本考案の植物種子保持シートにおける基材として充分に利用することができる。そこで、本考案においては、このような段ボールの小片を基材として用いることが、資源の無駄をなくす観点からも非常に好ましいのである。
なお、本考案において用いられる基材の厚みについては特に限定されるものではないが、3〜15mm程度の厚みとすることが持ち運びや取扱い性の観点から一般的に好ましい。
又、本考案において用いられる基材の形状についても特に限定されるものではないが、当該基材は最終的な商品としての主たる外観となるため、何らかの意匠、例えば、犬や猫、及び花や草木などの動植物、自動車や電車などの乗り物、家や橋梁などの建築物等を模したデザイン・形状を付与することが好ましい。
そして、本考案の植物種子保持シートにおいては、前記基材の間隙に植物種子を保持する。
即ち、中空構造を有する基材の間隙に、1ないし複数個の植物種子を充填することにより、基材内に植物種子を保持するのである。
これより、本考案の植物種子保持シートは、基材から植物種子を取り出すことなく、そのまま基材を土壌に突き刺して、基材ごと植物種子を埋めることができるのであり、その結果、植物種子がこぼれたり、手や衣服を土壌によって汚損したりすることを防止することができるのである。
ここで、本考案の植物種子保持シートにおける基材に保持される植物種子としては、特に限定されるものではなく、花、草、木、果樹及び野菜等の任意の植物種子を適宜選択して用いることができる。
又、基材に植物種子を充填する手段についても特に限定されるものではない。具体的に例えば、基材の端部から植物種子を間隙に詰め込んだり、ライナー部材を剥離して中芯部が露出した状態の基材に植物種子を配置した後にライナー部材を積層したりしても良い。又、この際、接着剤や粘着剤を用いて、植物種子を基材の間隙中に固定しても良いのである。
更に、本発明の植物種子保持シートにおいては、必ずしも植物種子のみを保持する場合に限られるものではなく、必要に応じて、種子の成長を助ける他の成分、例えば、土壌、肥料、保水材及び土壌改良材等から選ばれた少なくとも1種以上を植物種子と共に保持しても良いのである。
ところで、本発明の植物種子保持シートにおいては、植物種子を保持してなる基材を、更に、袋材で封止することが好ましい。
これは、植え付ける前の流通等の過程において、基材から植物種子その他の成分が露出して、周辺を汚損することを防止するための意味もあるが、最も大きな理由として、植え付け前の発芽が生じることを防止するためである。
即ち、植物種子を保持してなる基材を袋材で封止しておくと、湿度や水分等の周辺環境の影響を受け難くなり、使用前に予期せぬ発芽が生じることを抑制することができるのである。
従って、本考案において用いられる袋剤としては、紙製や布製などのある程度の通気性や通水性、及び透湿性を有するものよりも、プラスチック性の袋材や樹脂コートを施した気密度或いは水密度の高い袋材を用いることが好ましい。更に、袋材内の空気を窒素置換したり、袋材内を真空状態としたりすることがより一層好ましい態様となる。
本考案は、前記構成を有するものであり、比較的薄く、取扱い性が良好で、簡単に植えつけることができ、しかも経時的に分解して良好な土壌成分となり植物の育成を助けることも可能となる新規な植物種子保持シートである。
即ち、本考案の植物種子保持シートは、基材として中空構造を有するシート状の積層体を用い、この基材の間隙に植物種子を保持しているから、基材から植物種子を取り出すことなく、そのままの状態で基材を土壌に突き刺して、基材ごと植物種子を埋めることができるのであり、これより、植え付け時において、植物種子がこぼれたり、手や衣服を土壌によって汚損したりすることを防止することができるのである。
又、植物種子を保持するための基材は、比較的薄く設計することができることから、持ち運び性や保管性などの流通上の取り扱い性を向上する効果も有するのである。
特に、基材として段ボールなどのパルプ製品を用いれば、植え付け後、植物の生育に応じて、当該基材が経時的に分解して良好な土壌成分や栄養分になるため、植物の育成を助ける効果を奏することもできるのである。
以下、本考案の実施例を説明するが、本考案はこの実施例に限定されるものではない。
図1は、実施例1に係る本考案の植物種子保持シート1を示す模式図であり、この植物種子保持シート1は、長方形の段ボール小片(一辺3〜10cm程度)を基材2とし、この基材2の下部における間隙に、複数の植物種子3と共に土壌等のその他の成分4を充填・保持したものである。なお、図1(b)は、この植物種子保持1シートにおける基材2のライナー部材21を剥離して、中芯部材22等を露出した状態を示す模式図である。
又、図1(c)は、この本実施例に係る本考案の植物種子保持シート1を、更に、透明なプラスチックフィルムからなる袋材5に封止した状態を示す模式図であり、即ち、本実施例に係る本考案の植物種子保持シート1は、この袋材5に封止された状態で流通に供されるのである。
なお、本考案の植物種子保持シート1においては、植物種子3を保持するための基材2について比較的薄く設計することができることから、持ち運び性や保管性などの流通上の取り扱い性を向上することができるのである。
そして、この本実施例に係る本考案の植物種子保持シート1は、作業者が、袋材5を開封して取り出した後、図2(a)に示すように、基材2から植物種子3を取り出すことなく、そのままの状態で基材2の下端部を土壌に突き刺して、基材2ごと植物種子3を埋め、適時じょうろ等の給水手段6を用いて水を与える。なお、本実施例に係る本考案の植物種子保持シート1においては、基材2の表面に、標準の植え付け深さを示す基準線23が描かれており、作業者はこの基準線23を目安に基材3を土壌に突き刺せばよい。
これより、本実施例に係る本考案の植物種子保持シート1は、植え付け時において、植物種子3がこぼれたり、作業者の手や衣服を土壌によって汚損したりすることを防止することができるのである。
又、基材2として用いられる段ボールは、当該基材2の長さ方向に沿って連続した空隙を有することから、給水手段6から供給された水は、基材の上端から下端に向かって速やかに浸透し、段ボールの保水力と相成って、比較的良好な保水状態を維持することができるのである。
特に、本実施例においては、基材2としてパルプ製の段ボールを用いているため、図2(b)に示すように、植え付け後、植物7の生育に応じて、当該基材2が経時的に分解して良好な土壌成分や栄養分になり、植物の育成が促進されるのである。
図3は、実施例2に係る本考案の植物種子保持シート1を示す模式図である。
本実施例に係る植物種子保持シート1は、比較的横長の長方形の基材2における下部の間隙に植物種子3及びその他の成分4を充填・保持したものであり、特に、基材2の表面にはミシン目24が設けられている。
即ち、本実施例に係る植物種子保持シート1は、図3(b)に示すように、ミシン目24に沿って必要な大きさの植物種子保持シート1(1a)が切り離せるように構成したものである。
その余は、前記実施例1において説明したこととほぼ同一であることから、繰り返しを避けるためここでは説明を省略する。
図4は、実施例3に係る本考案の植物種子保持シート1を示す模式図である。
本実施例に係る植物種子保持シート1は、比較的小片(一辺1〜3cm程度)の基材2における間隙全体に植物種子3及びその他の成分4を充填・保持したものである。
そして、本実施例に係る植物種子保持シート1は、前記実施例1のものとは異なり、基材の表面に基準線が描かれてはいないが、基材3の高さが標準の植え付け深さを示すものであり、図4(b)に示すように、作業者は基材3がほぼ埋没するまで当該基材3を土壌に突き刺せばよい。
その余は、前記実施例1等において説明したこととほぼ同一であることから、繰り返しを避けるためここでは説明を省略する。
図5は、実施例4に係る本考案の植物種子保持シート1を示す模式図である。
本実施例に係る植物種子保持シート1は、花形にデザインされた基材2における下部の間隙に植物種子3及びその他の成分4を充填・保持したものである。
そして、この本実施例に係る本考案の植物種子保持シート1は、図5(b)に示すように、基準線23を目安に、そのままの状態で基材2を土壌に突き刺して、基材ごと植物種子を埋める。
即ち、本実施例に係る本考案の植物種子保持シート1は、基材に花形のデザインを施すことにより、流通時や植え付け時における意匠的な効果を付与したものである。
その余は、前記実施例1等において説明したこととほぼ同一であることから、繰り返しを避けるためここでは説明を省略する。
1 植物種子保持シート
2 基材
3 植物種子
4 その他の成分
5 袋材
6 給水手段
7 植物
2 基材
3 植物種子
4 その他の成分
5 袋材
6 給水手段
7 植物
Claims (4)
- 中空構造を有するシート状の積層体からなる基材における間隙に、植物種子を保持したことを特徴とする植物種子保持シート。
- 基材がパルプ製の素材からなる請求項1に記載の植物種子保持シート。
- 植物種子と共に、土壌、肥料、保水材及び土壌改良材から選ばれた少なくとも1種以上を保持してなる請求項1又は2に記載の植物種子保持シート。
- 更に、袋材で封止してなる請求項1ないし3のいずれか1項に記載の植物種子保持シート。
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|---|---|---|---|---|
| CN103039221A (zh) * | 2012-09-05 | 2013-04-17 | 苏州天宝工贸有限公司 | 复合土壤板及其制备方法 |
| CN109618601A (zh) * | 2018-12-27 | 2019-04-16 | 敖伟 | 植物种植毯及荒漠治理方法 |
| JP2020099310A (ja) * | 2018-12-22 | 2020-07-02 | 理子 長坂 | 地球温暖化防止簡易緑化システム |
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2008
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