JP3146668U - 展示用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】シート状展示物をガラス等の透明材に対向させて貼り付け展示する場合に、貼り付け時や剥離時の作業性が良好で、画像の褪色による変色も防止することができる展示用シートを提供する。
【解決手段】シート状展示物の画像面をガラス等の透明材に対向させて貼り付けるための展示用シートにおいて、透明な樹脂フィルムの片面(A面)に連続した透明粘着剤層を有し、反対面(B面)に、点状あるいはブロック状にパターン化して離散的に設けた透明粘着剤層を有し、各々の粘着剤層上に保護シートが剥離可能に貼付されてなることを特徴とする展示用シート。
【選択図】 図1
【解決手段】シート状展示物の画像面をガラス等の透明材に対向させて貼り付けるための展示用シートにおいて、透明な樹脂フィルムの片面(A面)に連続した透明粘着剤層を有し、反対面(B面)に、点状あるいはブロック状にパターン化して離散的に設けた透明粘着剤層を有し、各々の粘着剤層上に保護シートが剥離可能に貼付されてなることを特徴とする展示用シート。
【選択図】 図1
Description
本考案は、シート状展示物をガラス等の透明材に対向させて貼り付け展示することで、透明材を通してシート状展示物の画像面を観察することができる展示用シートに関するものである。
店舗等のガラス面に内側からシート状展示物を貼り付けることにより、外部からガラスを通してシート状展示物の画像面を観察することができるようにして、ガラス面を展示スペースとして活用することが行われている。このようなシート状展示物の貼り付けには、従来から両面接着シートや接着剤などが使用されている。しかし、両面接着シートや接着剤でシート状展示物を貼り付けた場合は、ガラス等の透明材との密着が完全でなく気泡等が残ることにより画像が見苦しくなることや、それを剥がすときに透明材面に粘着剤や接着剤が残り、問題となることがあった。
これらの問題点を解決するために、透明シートの両面に点状あるいはブロック状に粘着剤を設けた展示用シートが提案されている(特許文献1参照)。しかしながら、この展示用シートにより透明材との密着に関しては改良されるものの、透明材がプラスチックである場合など、透明材の材質によっては依然として、剥離時に粘着剤が透明材側に残ることがあった。
一方シート状展示物として、インクジェット記録シートと称されるシート状支持体上に非晶質シリカやアルミナ等の顔料とポリビニルアルコール等の水溶性バインダーからなる多孔質のインク吸収層を設けてなる記録材料に、インクジェット記録方式を用いたプリンターにより画像記録を行ったものがよく用いられている。このような多孔質のインク吸収層を有するインクジェット記録シートは、インク吸収性は非常に優れているが、大気中の微量ガス等の影響により印字後の印字画像に褪色が生じやすく変色しやすいという問題を有している。インクジェット記録シートを用いたシート状展示物をガラス等の透明材に対向させて貼り付け展示する場合においても、褪色による印字画像の変色は問題であり、改善が望まれていた。
実開平5−51936号公報
従って本考案の目的は、シート状展示物をガラス等の透明材に対向させて貼り付け展示する場合に、貼り付け時や剥離時の作業性が良好で、画像の褪色による変色も防止することができる展示用シートを提供することにある。
本考案に係るシート状展示物の画像面をガラス等の透明材に対向させて貼り付けるための展示用シートは、透明な樹脂フィルムの片面(A面)に連続した透明粘着剤層を有し、反対面(B面)に、点状あるいはブロック状にパターン化して離散的に設けた透明粘着剤層を有し、各々の粘着剤層上に保護シートが剥離可能に貼付されてなることを特徴とする展示用シートである。
本考案に係る展示用シートにより、シート状展示物をガラス等の透明材に対向させて貼り付け展示する場合に、貼り付け時や剥離時の作業性が良好で、画像の褪色による変色も防止することができる。
以下に本考案の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明するが、本考案は図示される実施形態に限定されるわけではない。
図1は、本考案に係る展示用シートの一実施形態の断面模式図である。本考案に係る展示用シートは、透明な樹脂フィルム1の片面(A面)に連続した透明粘着剤層2を有し、反対面(B面)に、点状あるいはブロック状にパターン化して離散的に設けた透明粘着剤層3を有し、さらに、各々の粘着剤層上に保護シート4が剥離可能に貼付され、粘着剤層への埃等の付着による粘着性低下が防止される。
透明な樹脂フィルム1の材料としては、透明で両面に粘着剤層を塗工できるものであればどのようなものでもよく、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリエチレンナフタレートのようなポリエステル樹脂、ジアセテート樹脂、トリアセテート樹脂、ニトロセルロース、セルロースアセテートのようなセルロースエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリイミド樹脂、ポリスルホン、ポリフェニレンオキサイド、セロハン、セルロイド等のプラスチック樹脂フィルムが挙げられる。特にポリエステル樹脂のフィルムが好ましく用いられる。樹脂フィルムの厚みは、50〜500μm程度のものが好ましい。また、樹脂フィルムの表面には、粘着剤層との接着性を向上するためにコロナ放電処理や樹脂層を設けることによる易接着処理等の表面処理が施されていてもよい。
透明な樹脂フィルム1の片面(A面)に設ける連続した透明粘着剤層2は、A面の全面に亘って連続した層であり、粘着剤を塗工していない部分を有さない全面塗工層であることが好ましいが、粘着剤塗工部分の中に独立した非塗工部分が存在していてもよい。
透明な樹脂フィルム1の透明粘着剤層2塗設面とは反対面(B面)に設ける透明粘着剤層3は、B面の全面に亘って独立した点状あるいはブロック状の粘着剤塗工部分を離散して設けたものであり、粘着剤を塗工していない部分がB面の全面に亘って連続している。点状あるいはブロック状の粘着剤塗工部分は、1個あたりの面積が1〜20mm2で、B面における塗工部分の面積比率は5〜80%であることが好ましく、均一に分布していることが好ましい。
透明粘着剤層2または3に用いる粘着剤は透明であればよく、ロジンや天然ゴム、多糖類等の天然の粘着剤の他に、アクリル系、ウレタン系、合成ゴム系、オレフィン系等の合成樹脂系の粘着剤を用いることができる。粘着剤の粘着性は、被着物との対応から適宜調整すればよい。特に、透明粘着剤層3に用いる粘着剤として、感光性樹脂と感光性モノマー及び光重合開始剤等から構成される紫外線硬化性の粘着性インクを用いることで、透明材に貼り付けた場合に、透明材の材質によらず剥離時に透明粘着剤層3が透明材側に残ることを防止でき、貼付剥離を繰り返した場合でも粘着性の低下が少なくなるなど、作業性が良好になるため好ましい。紫外線硬化性の粘着性インクとしては、JELCON USLシリーズ(十条ケミカル社製)などが挙げられる。
粘着剤を塗工する装置には、エアーナイフコーター、ブレードコーター、バーコーター、ロールコーター、スロットノズル、スロットダイ、スクリーン印刷機、フレキソ印刷機、グラビアコーター、オフセットグラビアコーター、ホットメルトホイール、スパイラルスプレー等が挙げられ、粘着剤の種類及び塗工量、塗工する粘着剤にパターンを付与する必要性等、用途に合った選択を適宜行えばよい。特に、透明粘着剤層3に用いる粘着剤として紫外線硬化性の粘着性インクを用いる場合は、スクリーン印刷によりパターン化して設けることが好ましく、塗工後は紫外線を照射し硬化させることが好ましい。透明粘着剤層2または3の乾燥膜厚は1〜30μmが好ましい。
保護シート4は、透明であっても不透明であってもよく、紙やフィルム等に離型剤を塗布し剥離しやすい処理を施したものを使用するのが好ましいが、透明粘着剤層3は再剥離性が良好であるため、透明粘着剤層3側に貼付する保護シートは、剥離しやすい処理が施されていなくてもよい。
次に、本考案に係る展示用シートを用いたシート状展示物の展示方法を説明する。図2は、本考案に係る展示用シートの一実施形態を用いてシート状展示物を透明材に貼り付け展示した場合の断面模式図である。5はガラス等の透明材であり、6は画像記録面に画像7を記録したシート状展示物である。
保護シート4を剥離した透明粘着剤層2にシート状展示物の画像記録面側を貼り付ける。透明粘着剤層2は連続しているため、シート状展示物を一旦貼り付けると、画像7は大気と接することがなくなる。シート状展示物としては、手書きのイラストやポスターなどの各種印刷物、銀塩写真、昇華熱転写画像、感熱記録画像など、各種画像記録方法によりシート状画像記録材料に展示画像を記録したものを用いることができるが、特にインクジェット記録シートにインクジェットプリンターにより画像記録を行ったものを用いる場合は、褪色による印字画像の変色が防止できるため好ましい。シート状展示物として用いるインクジェット記録シートは、シート状支持体上に非晶質シリカやアルミナ等の顔料とポリビニルアルコール等の水溶性バインダーからなる多孔質のインク吸収層を設けてなる記録材料であると、本考案の効果がより顕著である。本考案に係る展示用シートの大きさは、シート状展示物の大きさと同じか、より大きい方が好ましい。
続いて、透明粘着剤層3側の保護シート4を剥離して透明材に貼り付け、シート状展示物の画像面を透明材に対向させて展示する。こうすることにより、透明材を通して画像を観賞することができる。
透明粘着剤層3は点状あるいはブロック状にパターン化して離散的に設けられているため、貼り付け時に透明材との間に気泡等が残ることがなく、画像が見苦しくなることがない。また、点状あるいはブロック状にパターン化して離散的に設けられていることにより再剥離性が良好であるので、必要に応じて剥がしたり貼付位置を変更したりすることが、容易に行える。特に、粘着剤として紫外線硬化性の粘着性インクを用いた場合は、透明粘着剤層3と樹脂フィルム1との接着性が良好となり、粘着性の持続性も良好となるため、プラスチック製の透明材に貼り付けた場合でも、剥離時に透明粘着剤層3が透明材側に残ることを防止でき、貼付剥離を繰り返した場合でも粘着性の低下が少なく、作業性が良好である。
本考案に係る展示用シートは、上記した展示方法に用いることにより秀逸なる効果を奏するが、上記した展示方法に限定されるものではなく、種々の展示方法に用いることが可能である。
例えば、透明材における展示位置を変更することなくシート状展示物を必要に応じ交換して展示する場合には、透明粘着剤層2を透明材に貼り付け、透明粘着剤層3にシート状展示物の画像記録面側を貼り付けてもよい。この場合には、透明粘着剤層2の貼り付け時に透明材との間に気泡等が残らないよう貼り付ける必要があり、シート状展示物としてインクジェット記録シートにインクジェットプリンターにより画像記録を行ったものを用いた場合は大気の影響が及びやすくなるが、透明粘着剤層3の再剥離性が良好であることから、塗層強度が弱い多孔質のインク吸収層を有するインクジェット記録シートであっても貼り替えが容易にでき、短期間で貼り替える展示などに好適である。
また、壁などにシート状展示物を展示する場合は、シート状展示物の画像を記録していない面を粘着剤層に貼り付けることで、本考案に係る展示用シートを通常の両面接着シートと同様に用いることができる。この場合でも、壁などの被着物に貼り付ける側を透明粘着剤層3とすると、再剥離性が良好であるので、必要に応じて剥がしたり貼付位置を変更したりすることが容易に行え、剥離時に透明粘着剤層3が被着物側に残ることを防止でき、貼付剥離を繰り返した場合でも粘着性の低下が少なく、作業性が良好である。さらに、被着物に貼り付ける側を透明粘着剤層2とすると、展示位置を変更することなくシート状展示物を必要に応じ交換して展示することが容易に行えるなど、本考案に係る展示用シートは通常の両面接着シートでは得られない秀逸なる効果を奏する。
1 透明樹脂フィルム
2 透明樹脂フィルムの片面(A面)に連続して設けた透明粘着剤層
3 透明樹脂フィルムの片面(B面)に離散的に設けた透明粘着剤層
4 保護シート
5 透明材
6 シート状展示物
7 画像
2 透明樹脂フィルムの片面(A面)に連続して設けた透明粘着剤層
3 透明樹脂フィルムの片面(B面)に離散的に設けた透明粘着剤層
4 保護シート
5 透明材
6 シート状展示物
7 画像
Claims (3)
- シート状展示物の画像面をガラス等の透明材に対向させて貼り付けるための展示用シートにおいて、透明な樹脂フィルムの片面(A面)に連続して設けた透明粘着剤層を有し、反対面(B面)に、点状あるいはブロック状にパターン化して離散的に設けた透明粘着剤層を有し、各々の粘着剤層上に保護シートが剥離可能に貼付されてなることを特徴とする展示用シート。
- 該B面の透明粘着剤層が、紫外線硬化性の粘着性インクをスクリーン印刷によりパターン化して設けたものである請求項1に記載の展示用シート。
- 該シート状展示物が、インクジェット記録シートにインクジェットプリンターにより画像記録を行ったものである請求項1または2に記載の展示用シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008005545U JP3146668U (ja) | 2008-08-08 | 2008-08-08 | 展示用シート |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008005545U JP3146668U (ja) | 2008-08-08 | 2008-08-08 | 展示用シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3146668U true JP3146668U (ja) | 2008-11-27 |
Family
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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| JP (1) | JP3146668U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017052889A (ja) * | 2015-09-10 | 2017-03-16 | カシオ計算機株式会社 | 粘着テープ、頁めくり装置及び粘着テープの製造方法 |
-
2008
- 2008-08-08 JP JP2008005545U patent/JP3146668U/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2017052889A (ja) * | 2015-09-10 | 2017-03-16 | カシオ計算機株式会社 | 粘着テープ、頁めくり装置及び粘着テープの製造方法 |
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