JP3146877U - 列車緊急警報装置。 - Google Patents

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Abstract

【課題】異常事態により運転士が急ブレーキをかけることを、乗客らに対して事前に、音または光で知らせることにより、電車、列車等が急激に減速した際の乗客の転倒を未然に防止する列車緊急警報装置を提供する。
【解決手段】踏切、プラットホーム、土砂崩れ危険個所等に設けられた異常を検出する異常検出手段51,61,71と、前記異常検出手段からの異常検出信号を送出する送信装置53,63,73と、前記送信装置からの異常検出信号を受信する、列車に設けられた受信装置31と、前記受信装置によって受信した異常検出信号に基づいて、車内の乗客らに対して異常事態を音あるいは光で知らせる、乗客車内に設けられた警報装置33cとを備えている。
【選択図】図1

Description

この考案は列車緊急警報装置に関し、特に、異常事態が発生した際、電車、列車等の車内の乗客に対して知らせるための列車緊急警報装置に関する。
今日、電車、列車等の車内、例えば出入口付近の上部に表示装置を設け、ニュース、天気予報等の情報を乗客に対して提供している。また、特許文献1に示されるように「次停車駅までの所要時間」のように、予め定められた情報が提供されているに過ぎない。
一方、電車、列車等の走行中に、自動車等による踏切事故、崖崩れ、倒木及び線路妨害等の異常事態が発生した場合、緊急停車した後、事後的に車掌からの車内アナウンスによって、乗客に対して異常事態が知らされていた。
特開平5−319267号公報
前記したように、緊急停車した後、事後的に車掌からの車内アナウンスによって、乗客に対して異常事態が知らされていた。
そのため、異常事態により運転士が急ブレーキをかけた際、乗客に対して、突然かつ不用意に、急激な減速力が作用するため、乗客が転倒し、負傷する虞れがあった。
この考案は、上記技術的課題を解決するためになされたものであり、異常事態により運転士が急ブレーキをかけることを、乗客らに対して事前に、音または光、あるいは画像(文字)で知らせることにより、電車、列車等が急激に減速した際の乗客の転倒を未然に防止する列車緊急警報装置を提供することを目的とするものである。
前記した課題を解決するためになされたこの考案にかかる列車緊急警報装置は、踏切、プラットホーム、土砂崩れ危険個所等に設けられた異常を検出する異常検出手段と、前記異常検出手段からの異常検出信号を送出する送信装置と、前記送信装置からの異常検出信号を受信する、列車に設けられた受信装置と、前記受信装置によって受信した異常検出信号に基づいて、車内の乗客らに対して異常事態を音あるいは光で知らせる、乗客車内に設けられた警報装置と、を備えたことを特徴としている。
このように、踏切、プラットホーム、土砂崩れ危険個所等に設けられた異常を検出する異常検出手段からの異常検出信号に基づいて、乗客車内に設けられた音あるいは光を発する警報装置によって、車内の乗客らに対して異常事態を知らせるように構成されている。
したがって、異常事態により運転士が急ブレーキをかけることを、乗客らに対して事前に、音または光で知らせることができ、電車、列車等が急激に減速した際の乗客の転倒を未然に防止することができる。
ここで、前記異常検出手段が、異常を検出する異常検出センサ、あるいは異常事態を発見した人によって押される異常ボタンであることが望ましい。
また、前記警報装置に、異常事態であることを画像または文字を表示して、車内の乗客らに対して知らせる表示装置が設けられていることが望ましい。
また、列車の前部に設けられ、車両進行方向前方を撮像するカメラと、前記カメラによって撮像された映像と予め記憶された車両進行方向前方の画像とを比較し、異常事態が発生したか否かを判定する異常事態判定回路と、前記異常事態判定回路によって異常事態と判定した際に、異常検出信号を送出する送信装置と、を備えていることが望ましい。
このように、列車の前部(例えば、運転士席)に、車両進行方向前方を撮像するカメラが設けられ、異常事態判定回路においてこのカメラによって撮像された映像と、予め撮像された、記憶されている以前の車両進行方向前方の画像とを比較し、異常事態が発生したか否かを判定する。そして、前記異常事態判定回路によって異常事態と判定した際に、異常検出信号を送出し、異常検出信号に基づいて、乗客車内に設けられた音あるいは光を発する警報装置によって、車内の乗客らに対して異常事態を知らせる。
したがって、崖崩れ、倒木及び線路妨害等の異常事態が発生した場合、運転士が急ブレーキをかける直前、あるいは同時に、乗客に対して異常事態の発生を知らせることができる。
本考案によれば、異常事態により運転士が急ブレーキをかけることを、乗客らに対して事前に、音あるいは光で知らせることにより、電車、列車等が急激に減速した際の乗客の転倒を未然に防止することができる。
以下、本考案にかかる列車緊急警報装置の一実施形態について、図1乃至図3に基づいて説明する。尚、図1は緊急警報装置の全体の概略構成図であり、図2は車内警報装置を示す図であり、図3は図2に示された車内警報装置の表示態様を示す図である。
図1に示すように、列車緊急警報装置Aは、踏切50、ホーム60、土砂崩れ危険個所70に設けられた異常検出センサ51,61,71からの異常検出信号を、列車指令室10、駅事務室20、列車30の運転士席、車掌席、車内で受信できるように構成されている。
特に、本発明にかかる列車緊急警報装置Aにあっては、車内に警報装置が設けられ、乗客に対して、異常事態により運転士が急ブレーキをかけることを、乗客らに対して、音あるいは光で知らせる点に特徴を有する。
更に具体的に説明すると、事故等の発生が予め予想される場所、例えば、踏切50、ホーム60、土砂崩れ危険個所70等に予め異常を検出する異常検出センサ51、61,71が設けられている。これら異常検出センサ51,61,71によって検出された異常検出信号は、制御装置52,62,72を介して送信装置53,63,73から、信号線Lに対して送信されるように構成されている。
尚、異常検出センサ51,61,71の代わりに、あるいは前記異常検出センサ51,61,71と共に、異常事態を発見した人が押す異常ボタン(図示せず)を設け、前記異常ボタンを押すことによって異常検出信号を制御装置52,62,72を介して送信装置53,63,73から、信号線Lに対して送信しても良い。
この信号線Lには、前記異常検出信号を受ける列車指令室10の受信装置11、駅事務室20の受信装置21、列車30の受信装置31が接続されている。
これら受信装置11,21,31には、制御装置12,22,32を介して表示装置・警報装置13,23,33a,33b,33cが接続されている。
この表示装置・警報装置13,23,33a,33b,33cは、液晶画面等で異常事態が発生したことを画像あるいは文字で表示する表示装置であっても良いし、あるいはスピーカあるいはランプを設け、異常事態が発生したことを音あるいは光で知らせる警報装置であっても良い。特に、前記表示装置と警報装置の両方を設けることが好ましい。
この表示装置・警報装置13,23,33a,33b,33cは、異常事態が発生したことを知る必要がある人、具体的には、列車の運行管理者、駅員、走行中に運転士、車掌、乗客がいる場所に設置されている。即ち、少なくとも列車指令室10、駅事務室20、列車30には、前記表示装置・警報装置13,23,33a,33b,33cが設けられている。
特に、図2に示すように、列車の車内に前記表示装置・警報装置33cが設けられ、車内の乗客に対して、異常事態が発生したことを音あるいは光、また画像、文字等で知らせることができるように構成されている。
この表示装置・警報装置33cは、列車の出入口E付近の上部に表示装置33c1と、
ランプ33c2と、スピーカ装置33c3が併設されており、乗客に対して音、光、画像、文字で、異常事態を知らせることができる。
したがって、図3に示すように、表示装置33c1に緊急停車する旨の表示を行うとともに、ランプ33c2からの光により警報を発し、更にスピーカ装置33c2からの音により警報を発することにより、その後に運転士が急ブレーキをかけることを、事前に乗客らに対して知らせることができる。
これにより、電車、列車等が急激に減速した際に乗客が転倒するのを防止することができる。
また、列車指令室10、駅事務室20、列車30には、異常ボタン16,26,36が設けられ、列車指令室10、駅事務室20、列車30において異常が認められた場合には、異常ボタン16,26,36を押すことによって、異常検出信号が制御装置15,25,35を介して、送信装置14,24,34から信号線Lに送信される。
これら異常検出信号に対しても、前記受信装置11,21,31は受信でき、列車指令室10、駅事務室20、列車30の表示装置・警報装置13,23,33a,33b,33cに異常事態の表示がなされ、また警報が発せられる。
また、列車の前部、例えば運転士席には、カメラ37aが設けられ、前記カメラ37aから現在の走行中の画像が取り込まれる。一方、異常判定回路37bには、過去の走行中の画像が記憶されており、過去の走行中の画像と現在の走行中の画像とが比較される。
そして、過去の走行中の画像と現在の走行中の画像とが比較した際、現在の走行中の画像における線路上(列車通過領域内)に、過去の走行中の画像と異なる映像が存在する場合(過去の走行中の画像にない物が認められた場合)には、異常判定回路37bは、例えば崖崩れ、倒木、線路妨害等の異常事態が発生したと判断し、異常検出信号を制御装置35、送信装置34を介して、信号線Lに送信する。
このように、列車の運転士席にカメラ37aを搭載し、このカメラ37aの映像に基づいて異常事態が発生したと判断し、異常検出信号を制御装置35、送信装置34を介して、信号線Lに送信する。この異常検出信号に対しても、前記受信装置11,21,31は受信し、列車指令室10、駅事務室20、列車30の表示装置・警報装置13,23,33a,33b,33cにおいて異常事態の表示がなされ、また警報が発せられる。
したがって、列車の車内に前記表示装置・警報装置33cによって、車内の乗客に対して、異常事態が発生したことが知らされるため、運転士が急ブレーキをかけ、電車、列車等が急激に減速した際にも、乗客の転倒を未然に防止することができる。
また、列車にはブレーキ38aの動作を検出し、異常事態が発生したかを判定する異常判定回路38bが設けられている。これはブレーキの動作状態から緊急ブレーキか否かを判断し、緊急ブレーキと判断された場合には、異常事態が発生したと判断して、異常信号を制御装置35、送信装置34を介して信号線Lに異常信号を送出する。
この異常信号に対しても、前記受信装置11,21,31は受信でき、列車指令室10、駅事務室20、列車30の表示装置・警報装置13,23,33a,33b,33cに緊急事態の表示がなされ、また警報が発せられる。
このとき、列車の車内に前記表示装置・警報装置33cによって、運転士が急ブレーキをかけた直後に、乗客に緊急事態が発生したことが知らされる。事前に知らされる場合に比べて乗客の転倒する確率は高くなるが、乗客が身構える等対策をとることもでき、乗客の怪我等を軽減することができる。
以上の説明したように、走行中の列車が異常検出信号を受信し、車内の表示装置・警報装置によって、車内の乗客に対して異常事態が発生したことを知らせることができる。
そのため、運転士が急ブレーキをかけることを、事前に乗客らに対して知らせることができ、電車、列車等が急激に減速した際にも、乗客の転倒するのを防止することができる。
また、運転士が急ブレーキをかけた直後あるいは同時に、乗客に緊急事態が発生したことが知らされた場合であっても、事前に知らされる場合に比べて乗客の転倒する確率は高くなるが、乗客が身構える等対策をとることもでき、乗客の怪我等を軽減することができる。
尚、上記実施形態においては、異常検出信号を信号線Lを介して送受信を行ったが、いわゆる無線によって異常検出信号の送受信を行っても良い。
図1は、本考案にかかる列車緊急警報装置の一実施形態を示す概略ブロック図である 図2は、車内に設けられた表示装置・警報装置を示す図である。 図3は、図2に示された表示装置の表示態様を示す図である。
符号の説明
A 列車緊急警報装置
L 信号線
10 列車指令室
20 駅事務室
30 列車
31 受信装置
33c 車内表示装置・警報装置
33c1 表示装置
33c2 ランプ
33c3 スピーカ装置
51,61,71 異常検出センサ
53,63,73 送信装置

Claims (4)

  1. 踏切、プラットホーム、土砂崩れ危険個所等に設けられた異常を検出する異常検出手段と、
    前記異常検出手段からの異常検出信号を送出する送信装置と、
    前記送信装置からの異常検出信号を受信する、列車に設けられた受信装置と、
    前記受信装置によって受信した異常検出信号に基づいて、車内の乗客らに対して異常事態を音あるいは光で知らせる、乗客車内に設けられた警報装置と、
    を備えたことを特徴とする列車緊急警報装置。
  2. 前記異常検出手段が、異常を検出する異常検出センサ、あるいは異常事態を発見した人によって押される異常ボタンであることを特徴とする請求項1記載の列車緊急警報装置。
  3. 前記警報装置に、異常事態であることを画像または文字を表示して、車内の乗客らに対して知らせる表示装置が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の列車緊急警報装置。
  4. 列車の前部に設けられ、車両進行方向前方を撮像するカメラと、
    前記カメラによって撮像された映像と予め記憶された車両進行方向前方の画像とを比較し、異常事態が発生したか否かを判定する異常事態判定回路と、
    前記異常事態判定回路によって異常事態と判定した際に、異常検出信号を送出する送信装置と、
    を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の列車緊急警報装置。
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