JP3147933U - 陰茎保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで男性のおむつからの尿漏れを防止することが可能な陰茎保持具を提供することを目的とする。
【解決手段】本実施形態に係る陰茎保持具60は、筒型布状部材62と、筒型布状部材62を人体に装着するための接続部材であって、筒型布状部材62の前側に一端が取り付けられた前側接続用部材である前側接続用紐58aと、前側接続用紐58aの先端に取り付けられたクリップ59aと、筒型布状部材62の後側に一端が取り付けられた後側接続用部材である後側接続用紐58bと、後側接続用紐58bの先端に取り付けられたクリップ59bとを備えている。筒型布状部材62は、人体に装着していない状態では、ほぼ長方形状に展開した状態でおり、装着時には、この長方形状の布状部材62を陰茎の亀頭よりも根元側に部分に巻き付けることで、筒型の布状部材62となる。
【選択図】図2

Description

本考案は、男性の陰茎を固定するための陰茎保持具に関する。
従来から、寝たきりの老人等の要介護者や失禁性排尿が生じる頸髄損傷者等の排尿の処理を適切に行うのは困難なため、排尿をサポートするための器具が色々と提供されている。
例えば、テープ型やパンツ型の使い捨ての大人用紙おむつによって排尿された尿を吸収させる方法が行われている。しかし、男性の場合には、装着者が激しい運動をしたり、陰茎が勃起したりすることによって、陰茎の向きが変わってしまい、尿がおむつの外に漏れてしまうといったケースが多く生じてしまっていた。
このような問題を解決するために、下記特許文献1に開示されているような使い捨ての男性用吸収性物品(おむつ)が提供されている。
特開2003−111788号公報
特許文献1には、失禁患者、幼児、寝たきり老人等に使用する男性用吸収性物品であって、着用したときに陰茎が外部に突出する穴部が前面に形成された着用部品と、この穴部の外側に着脱自在に装着され、穴部から外部に突出した陰茎が挿入される袋部品とからなる男性用吸収性物品が開示されている。
上記特許文献1に開示されたおむつでも尿漏れを防止することはできる。しかし、陰茎を挿入するための袋部品がおむつの前側の外部に突出するため、ズボンを穿いたときに前側が膨らんでしまうなど、衣類の上から目立ってしまう。また、おむつの構造が複雑になるため、価格も高くなってしまう。
本考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、低コストで男性のおむつからの尿漏れを防止することが可能な陰茎保持具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案に係る陰茎保持具は、陰茎を股間に押しつけて固定するための陰茎保持具において、人体への装着時に股間の下方に設置され、前側開口から内部空間に挿入された状態の陰茎の先端が後側開口から露出される筒型布状部材であって、非装着時には展開された布状部材が装着時に陰茎に巻き付けられて筒型となる筒型布状部材と、前記筒型布状部材の前側に一端が取り付けられた前側接続用部材と、前記筒型布状部材の後側に一端が取り付けられた後側接続用部材と、を有する、前記筒型布状部材を人体に装着するための接続部材と、を備え、人体への装着時に、前記前側接続用部材及び前記後側接続用部材の他端を人体又は人体に装着された部材に固定することで、股間の下方に設置された前記筒型布状部材の前側部分及び後側部分を上方に引っ張りながら前記筒型布状部材を装着するように構成されていることを特徴とする。
本考案に係る陰茎保持具によれば、低コストで男性のおむつからの尿漏れを防止することができる。
以下、図面を参照しながら、本考案の実施形態について詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る陰茎保持具の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る陰茎保持具53は、保持具本体である筒型布状部材57と、保持具本体を人体に装着するための接続部材であって、筒型布状部材57の前側開口部の下面側に一端が取り付けられた前側接続用部材である前側接続用紐58aと、前側接続用紐58aの先端に取り付けられたクリップ59aと、筒型布状部材57の後側開口部の上面側に一端が取り付けられた後側接続用部材である後側接続用紐58bと、後側接続用紐58bの先端に取り付けられたクリップ59bとを備えている。
本実施形態では、図1に示すように、この陰茎保持具53のクリップ59を、人体の腰の部分に設置された腰紐51の前側中央部分及び後側中央部分にそれぞれ留めることで、筒型布状部材57を人体に装着する。もちろん、筒型布状部材57を装着するための接続部材は任意の場所に固定することができ、接続部材自体も種々の構成のものを採用することができる。例えば、接続用紐58を延長して首周りの肩に固定するようにしても良い。
筒型布状部材57は、同じ大きさの二枚の長方形布状部材を重ね合わせて長辺となる両側縁部を縫い合わせて筒体を構成している。また、両短辺は縫い合わされておらず、筒型布状部材57の前後両端は開放されている。
ここで、筒型布状部材57の素材は、肌触りを考慮して、絹(シルク)製の織物である。また、腰紐51は、腰に確実に固着させるためにゴム製である。もちろん、筒型布状部材57の材料としては、肌に直接触れても支障のない材料であれば、適宜他の素材を用いることができ、織物の他、編み物、レース、フェルト、不織布等であっても良い。
筒型布状部材57の素材として、パンティストッキングに用いられるストッキング素材であるポリウレタンやナイロン等の合成繊維から形成された縦横に伸縮性の高い布状部材を用いることができる。伸縮性の高い素材を用いた場合には、筒型布状部材57による保持性能を高めるために、そのサイズを小さくするのが望ましい。
続いて、このような構成の陰茎保持具53を人体に装着する際には、陰茎を二枚の長方形布状部材に挟まれた筒状空間に筒型布状部材57の前側から挿入する。このとき、包皮を剥いて露出させた亀頭のカリ首部分が下側の長方形布状部材の後側端部を超える位置まで、すなわち、筒型布状部材57の後側開口から亀頭全体が露出するまで陰茎を挿入する必要がある。
このようにして、陰茎を筒型布状部材57内に挿入した後に、クリップ59a,59bをそれぞれ腰紐51の前後に取り付ければ、装着が完了する。なお、クリップ59bを腰紐51の後部に取り付ける際には、陰茎を後方に引っ張りながら行う必要がある。装着時されると、接続用紐58を介して、筒型布状部材57の前側端部が前側上方に、後側端部が後側上方に引っ張られる。
そうすると、陰茎自体は、股間の下方で前後に延在する筒型布状部材57の内側下面によって、股間に押しつけられ、しっかりと固定される。また、陰茎は、後側に引っ張られた状態で筒型布状部材57に保持されているため、前側に戻ろうとするが、陰茎が前側に戻ろうとすると、亀頭の表側カリ首が筒型布状部材57の後側の下側側縁部に引っ掛かるので、戻ることができない。
このように、本実施形態によれば、陰茎の根元から亀頭のカリ首までの表側を筒型布状部材57の内側下面によって面で押さえつけると共に、カリ首に筒型布状部材57の後側の下側側縁部を引っ掛けて固定しているので、着用者に痛みや不快感を与えることなく、安定して陰茎を固定することができる。
そして、このように陰茎保持具53を装着した状態で、使い捨て大人用紙おむつを装着しておけば、陰茎の先端である亀頭部分は筒型布状部材57の後側開口から露出しており、装着者が排尿した場合には、尿道口からおむつへと排出・吸収される。そして、陰茎保持具53を装着しておけば、陰茎を下方後方に向けてしっかりと固定した状態とすることができるので、陰茎の向きが変わってしまい、おむつから尿が漏れるといったことを防止することができる。
また、本実施形態に係る陰茎保持具53は、おむつを交換してもそのまま引き続き使用することが可能であるから、コストを抑えることができる。例えば、陰茎保持具53は、一日に一回交換するようにすれば良い。もちろん、陰茎保持具53の交換頻度は任意であり、おむつを交換する毎に陰茎保持具53を交換しても良いし、一週間に一回交換するようにしても良い。
以上、本実施形態について詳細に説明したが、本実施形態においても、本考案の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、筒型布状部材57の形状やサイズは適宜変更可能であり、人体への装着時に、前側開口から挿入された陰茎の尿道口の部分が後側開口から露出された状態となるような構造であれば良い。
(変形例1)
次に、本実施形態の変形例1について、図面を参照しながら説明する。図2は、本変形例1に係る陰茎保持具の平面図である。図3は、本変形例1に係る陰茎保持具を装着した状態を示す斜視図である。
本変形例1では、筒型布状部材62の構成が上記実施形態とは異なるが、その他の構成は同じであるので、同じ構成については同じ番号を付し、説明を省略する。
図2に示すように、本変形例1に係る陰茎保持具60を構成する筒型布状部材62は、人体に装着していない状態では、ほぼ長方形状に開いた状態の布状部材62となっており、装着時には、この長方形状の布状部材62を陰茎の亀頭よりも根元側の部分に巻き付けることで、筒型の布状部材62となる。なお、図2中、下側部分は、装着時に人体の前側に位置し、上側部分は、装着時に人体の後側に位置することになる。
布状部材62を展開した状態で、片側の長辺の後側(図中上側)の部分には、布状部材62を筒状に巻き付けるための3つの固定用片63が形成されており、各固定用片63の先端部の図中裏側には、粘着テープ64が設けられている。非装着時には長方形状に展開された布状部材62を、装着時に陰茎に巻き付けたうえで、粘着テープ64を重畳した布状部材62の表面に接着すれば、筒型の布状部材62を構成することができる。
布状部材62を構成する素材は、短辺方向である横方向(筒の延在方向に直交する方向)に伸縮する素材であり、筒型布状部材62として陰茎に巻き付けられた際には、陰茎に密着する状態となる。
本変形例1に係る陰茎保持具60を人体に装着する際には、展開された布状部材62の長辺方向を陰茎の延伸方向と一致させた状態で、布状部材62の裏面を亀頭の根元側の陰茎部分に巻き付ける。このとき、固定用片63が設けられた長辺部が上側(表側)となるように、布状部材62の両長辺部を重畳させる。
布状部材62の裏側が陰茎に密着するように、固定用片63を引っ張りながら粘着テープ64を重畳した布状部材62の表面に貼り付けて固定すれば、筒型布状部材62が形成され、陰茎は、筒型布状部材62の前側開口から内部空間に挿入されて先端が後側開口から露出した状態となる。
本変形例1によれば、上記実施形態と同様の作用効果を奏すると共に、陰茎保持具の人体へ装着する際の手間を大幅に軽減させることができる。筒型布状部材が常時筒型に固定されている場合には、陰茎保持具を装着する際には、常に、筒型布状部材の前側開口から陰茎を挿入して後側開口から陰茎の先端を露出させる必要があるため、筒型布状部材の材質等によっては、装着に手間取ることも想定される。
一方、本変形例1によれば、展開された布状部材を陰茎に巻き付けることで筒型布状部材を構成するので、陰茎を前側開口から後側開口まで挿通させる必要がなく、簡単に装着することができる。
なお、固定用片63を重畳した布状部材62の部分に固定する部材は、上記粘着テープに限定されるものではなく、適宜同様の機能を奏する部材を採用することができ、例えば、面ファスナー、ボタン、メカニカルファスナー等の固定部材を使用しても良い。但し、筒型布状部材を陰茎から取り外す場合を考慮して、着脱可能な固定部材を用いることが望ましい。
(変形例2)
続いて、本実施形態に変形例2について図面を参照しながら説明する。図4は、本変形例2に係る陰茎保持具の平面図である。
本変形例2に係る陰茎保持具67は、筒型となる布状部材を人体に装着するための前側接続用部材と後側接続用部材からなる接続部材の構成が、上記変形例1に係る陰茎保持具60の構成と異なるが、布状部材68の構成は、上記変形例1に係る布状部材62と同じである。
陰茎保持具67の前側接続用部材は、前側接続片69と前側接続用紐70とから構成され、後側接続用部材は、後側接続用紐71a,71bとから構成されている。前側接続片69は、長辺方向(図中上下方向)に伸縮自在な素材から構成されており、その一端が筒型となる布状部材68の前側(図中下側)に取り付けられ、他端には、前側接続片69の短辺方向に伸びる前側接続用紐70が取り付けられている。
二本の後側接続用紐71a,72bは、それぞれの一端が所定の間隔をあけて布状部材68の後側(図中上側)に取り付けられている。
陰茎保持具67を人体に装着する際には、前側接続用紐70を腰に巻いて両端部を結ぶと共に、後側接続用紐71aを人体の後側から前側に右側から回し、後側接続用紐71bを人体の後側から前側へ左側から回して、人体の前側で後側接続用紐71a及び71bの他端同士を結ぶ。
これにより、装着時に筒型となった布状部材68は、股間の下方で前後に延在すると共に、筒型布状部材68の前側端部が前側上方に、後側端部が後側上方に引っ張られる。本変形例2によれば、上記変形例1と同様の作用効果を奏することができる。
なお、本変形例2においては、後側接続用紐71a,71bの他端を腰に巻いた前側接続用紐70の前側部分に結びつけても良い。また、紐同士を結ぶのではなく、紐の先端に粘着テープやメカニカルファスナー等を設けて紐同士を固定するようにしても良い。
図1は、本実施形態に係る陰茎保持具の斜視図である。 図2は、本実施形態の変形例1に係る陰茎保持具の平面図である。 図3は、本実施形態の変形例1に係る陰茎保持具を装着した状態を示す斜視図である。 図4は、本実施形態の変形例2に係る陰茎保持具の斜視図である。
符号の説明
50,60,67 陰茎保持具
51 腰紐
57,62,68 筒型布状部材
58,70,71 接続紐
59 クリップ

Claims (1)

  1. 陰茎を股間に押しつけて固定するための陰茎保持具において、
    人体への装着時に股間の下方に設置され、前側開口から内部空間に挿入された状態の陰茎の先端が後側開口から露出される筒型布状部材であって、非装着時には展開された布状部材が装着時に陰茎に巻き付けられて筒型となる筒型布状部材と、
    前記筒型布状部材の前側に一端が取り付けられた前側接続用部材と、前記筒型布状部材の後側に一端が取り付けられた後側接続用部材と、を有する、前記筒型布状部材を人体に装着するための接続部材と、を備え、
    人体への装着時に、前記前側接続用部材及び前記後側接続用部材の他端を人体又は人体に装着された部材に固定することで、股間の下方に設置された前記筒型布状部材の前側部分及び後側部分を上方に引っ張りながら前記筒型布状部材を装着するように構成されていることを特徴とする陰茎保持具。
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