JP3147984B2 - デジタル信号の符号化−復号化方法およびその装置 - Google Patents

デジタル信号の符号化−復号化方法およびその装置

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JP3147984B2 JP10705392A JP10705392A JP3147984B2 JP 3147984 B2 JP3147984 B2 JP 3147984B2 JP 10705392 A JP10705392 A JP 10705392A JP 10705392 A JP10705392 A JP 10705392A JP 3147984 B2 JP3147984 B2 JP 3147984B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、伝送に要求されるデ
ジタル信号のビットレートの減少、または記憶に要求さ
れる容量を減少するための上記デジタル信号の符号化−
復号化方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、知られている最も高効率の符号化
−復号化技術の1つは、周波数変換コーディングであ
る。このタイプの変換器では、デジタル信号は、初期
に、時間−周波数変換が必要であり、符号化され、かつ
伝送される周波数変換の係数である。同一の伝送される
信号の品質に対して、伝送速度における援助は、デコー
ディングにおいて実行される逆変換とともに、コンコー
ディングに用いられる変換の選択に依存する。したがっ
て、時間領域別名キャンセル(time domain aliasingca
ncellation;TDAC,すなわち、時間領域における除
去歪)に基づく修正ディスクリートコサイン変換(MD
CT)は、特に、ディスクリートフーリエ変換(DF
T)またはディスクリートコサイン変換(DCT)のよ
うな従来の変換と比較して効果的である。これらのタイ
プの処理に関係する動作の比較のために、参考文献とし
て、J.P.プリンセン(Princen)およびA.B.ブ
ラッドリ(Bradley)による”時間領域別名キャンセルに
基づく分析/合成フィルタバンク設計(Analysis/synth
esis filter bank design based on time domain alias
ingcancellation)”,IEEE Transacti
ons on ASSP,vol.34,pp.153
−1161,10月,1986年がある。
【0003】フィルタのバンクを用いる符号化技術を比
較すると、この処理および符号化の技術はなおさら強く
みえる。さらに、上述した符号化技術は、比較的、低圧
縮比(すなわち、データ速度が高速度ビットに代り12
8kbit/sに減少させられる高品質のデジタルオー
ディオ信号)にとっては良くないようであるが、その使
用は、さらなる高圧縮比においては避けられないように
みえる。しかしながら、そのような状況の下では、上記
圧縮動作は、複雑になる。リアルタイムで動作すべくM
DCTを用いたコーディングアルゴリズムを実現するこ
と、すなわち、コストおよび信頼性を満足する条件下で
実行することは、前述した変換に対する高速コーディン
グおよび算出方法を確立するための本質であり、準備さ
れたコーディングプロセッサを実現するために、取付け
および実行だけでなく、上述したプロセッサのリアルタ
イム動作を容易にするためである。
【0004】プリンセンおよびブラッドリによって述べ
られた上記方法において、変換係数は、 (1)… y(m,k)=Σxm(n)・h(N-1-n)・cos(2π・(k+1/2)(n+N0)/N) n=0,...,N-1 によって定義される。なお、k=0,.....,N−
1である。この式において、Nは変換ブロックにおける
サンプルx(n)の大きさまたは数である。h(n)は
空間または時間重付けによって得られるブロック重付け
窓である。また、mは変換ブロックの数であり、xm
(n)は考慮中のm番目のブロックにおけるn番目のサ
ンプル信号を示す。位相シフトN0は原信号の完全な再
構成のために必要とされる。
【0005】関係y(k−1)=−y(N−k)のた
め、周波数領域における独立係数y(m,k)の数はN
/2に等しい。原オーディオ信号の再構成または合成に
必要とされる逆変換MDCT-1は、元のシーケンスを提
出できない。周波数領域における不完全なサンプリング
は、「アライジング(aliasing)」として知られる時間領
域における歪を生じさせる。それにもかかわらず、合成
は、連続し重複したブロック変換の助けによって表すこ
とができる。ブロックmoの信号合成のために、再構成
されたオーディオ信号xrmo(n)のn番目のサンプ
ルは、 xrmo(n)=f(n+N/2)・xmo-1(n+N/2)+f(n)・xmo(n) で書かれ、n=0,...,N/2−1となる。
【0006】上記式において、f(n)は合成窓であり、xm
o(n)は変換係数y(mo,k)の逆変換である。すなわち、xmo
(n)=MDCT-1y(mo,k)であり、 (2)… Xm(n)=(1/N)Σy(m,k)・cos(2π・(k+1/2)(n+N0)/N) n=0,...,N-1 となる。原信号は正確に再構成される。すなわち、分解
窓h(n)、合成窓f(n)および位相シフト項N0
基づく条件を負わすことによって、xr mo(n)=xmo(n)と
なる。
【0007】したがって、1つのブロックから他のブロ
ックまでのアライジング項は同一の単位および反対の符
号を有し、ゆえに、取消される。分解、合成窓h(n)およ
びf(n)が、同一長、すなわち同一で、N/2の回りで対
称であるならば、以下の式を満足する。 (3)… f(n+N/2)・h(n)-f(n)・h(N/2+n)=0 (4)… f2(n+N/2)+f(n)=2 なお、n=0,...,N/2−1である。 (5)… no=N/4+1/2 例えば、次式の分解および合成窓は、50%インターブ
ロックを有し、かつ、上記条件を満足する。 (6)… h(n)=f(n)=√2・sin(π・(n+1/2)/N) なお、n=0,...,N−1である。
【0008】MDCTの主な利点は、実際に、符号化さ
れるべき係数当たりの有効ビットレートを減少させるこ
となく、周波数領域において上述した高性能な窓を用い
ることができるということにある。上記窓が組込まれた
MDCTは、信号成分の完全な分離を確実なものとし、
ゆえに、よりよいエネルギ集中を提供する。スペクトラ
ム表現における上記改善点は、広帯域における主要な減
少のため、知覚現象を考慮することを容易にする。この
スペクトラム分割は、例えば、矩形の窓が用いられる場
合ではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した
(1)式に定義されたMDCTは、次式に書かれる上記
MDCTを用いて、同一サイズの高速フーリエ変換(F
FT)によって計算される。
【数7】 ここで、Re[...]は、括弧の間の複雑な表現の実際の部
分を明確に示すと、 (8)… y(m,k)=Re[ej2(k+1/2)no/N・DEF(xm(n)・h(N-1-n)・ej2n/N となる。
【0010】それにもかかわらず、上記(8)式の直接
的な応用は、次の演算操作数を要求するということを認
める。x(n)・ej n/N の演算、すなわち実数と虚数とのN
個の乗算と、長さNのFFTと、長さNの2つの複雑な
ベクトルの項毎の乗算の実数部の演算とが要求される。
「Implementation of split Radix FFT algorithms f
or complex, real andreal symmetric data」,ASSPに基
づくIEEE発行,34巻,285-295頁,1986年4月号,な
どに述べられているN=2pおよびもっとも効率的な演
算アルゴリズムのために、(8)式の算出は、窓処理に
必要とされる空間−時間重付け演算を無視して、2N+N・
(p-3+4)+2N個の乗算および3N(p-1)+4+N個の加算、すな
わち、合計、N(4p−1)+8個の演算を必要とす
る。変換ブロックのサイズが大きいとき、すなわち、デ
ジタルオーディオ信号を符号化−デコーディングするた
め、N=1024であるとき、上記演算の数は、リアル
タイムにおける使用のために、符号化−複号化法のMD
CTの使用を不利な立場に置くことができる。
【0011】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、本願発明のデジタルサンプルx(n)によって
表されるデジタル信号(x)を符号化−複号化するため
の方法および装置の目的は、上述した欠点を解決するこ
とにある。すなわち、本願発明の他の目的は、符号化に
必要とされる演算数を実際上、減少させる、デジタル信
号を符号化−複号化するための方法および装置を提供す
ることにある。また、本願発明の他の目的は、処理手順
を簡易化する理由で、リアルタイム処理に適合したコス
トおよび信頼性の条件の下で、上記処理手順を、提供さ
れたプロセッサ内に設けられることを可能とした、デジ
タル信号の符号化−複号化方法およびその装置を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明では、h(N−1−n)
が決定された重み付け法則を表すときの以下に示す式に
よって表されるブロック内のそれぞれのサンプルの位置
nの関数として、連続するN個のサンプルからなる複数
のブロックにひとまとめにされた複数のディジタルサン
プルx(n)を空間的あるいは、時間的に重み付けする
窓付け操作を行い、 n =x(n)・h(N−1−n) N-k =−Y k-1 としたときのk∈〔0,,N/2−
1〕に対して、位相シフト項が前記変換係数の階数kの
関数として分布された数式の形で表される偶数階数の変
換係数 2k を計算するために、サンプルの複数のブロッ
クについて修正ディスクリートコサイン変換を実行し、
y’ n =x 2n ・h 2n y” n =x N-2n-1 ・h N-2n-1 、W4
N=cos(2π/4N)+jsin(2π/4N)と
したときのk=0,,N/4に対して可逆複素変換の
形として前記計算された偶数階数の変換係数Y2kを表
し、n=0,,N/4−1に対して n =(y 2n −y
N/2-1-2n )+j(y N-1-2n +y N+2+2n であるときの補
助計算方程式に基づいて前記可逆複素変換を計算して、
前記複数のディジタルサンプルx(n)で表されるディ
ジタル信号(x)を符号化することを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
ディジタル信号の符号化方法において、前記可逆複素変
換は、 n=0,,N/4−1に対して前記 n を計算する第
1のステップと、 n=0,,N/4−1に対してz’ n =z n ・WN n
計算する第2のステップと、サイズN/4の逆高速フー
リエ変換FFT-1によって以下に示す式で表される対応
する係数Z’ k を計算する第3のステップと、Z’ k =FFT -1 ・z’(n) k=0,,N/4−1に対して以下に示す方程式を計
算する第4のステップと、 k =((−1) k+1 ・W8 -1 ・W4N 4k+1 )・Z’ k k の虚数部Im〔Z k 〕=Y 2k と、 k の実数部Re
〔Z k 〕=Y 2k+N/4 とからなる偶数階数の変換係数を連
続的に決定する第5のステップと、前記ディジタル信号
(x)を構成する前記複数のディジタルサンプルx
(n)の代わりに、前記偶数階数の変換係数 2k および
2k+N/4 を符号化された信号の形で伝送する第6のステ
ップとからなる連続するステップにより計算されること
を特徴とする。
【0014】請求項3の発明では、請求項2記載のディ
ジタル信号の符号化方法において、前記補助計算方程式
は、Zk=(-1)k+1・W8-1・WNk・Σ(zn・W4N(4n+1)・WN/4nk)で
表され(n=0〜N/4−1)、前記第2のステップ
と、前記第4のステップとが交換され、W4N(4n+1)
よる虚数乗法が前記計算の最初あるいは、最後に設けら
れていることを特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明では、伝送された変換
係数の実数部 N/4+2k および虚数部 2k を交換し、Re
〔Z k およびIm〔Z k の形式のフォワードMDCT
の複素数部を計算することによって前記交換された変換
係数を符号化処理し、前記複素数部の実数部および虚数
部を交換し、前記複数のディジタルサンプルx(n)の
再構成をするためにオーバーラップ計算を実行して、請
求項1記載のディジタル信号の符号化方法によって符号
化された前記複数のディジタルサンプルx(n)で表さ
れるディジタル信号(x)を復号化することを特徴とす
る。
【0016】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
ディジタル信号の復号化方法において、前記フォワード
MDCTの複素数部を計算することによる符号化処理と
同一の前記符号化処理は、n=0,,N/4−1に対
してz’ n =z n ・WN n を計算する第2のステップと、
サイズN/4の逆高速フーリエ変換FFT-1によって以
下に示す式で表される係数Z’ k を計算する第3のステ
ップと、Z’ k =FFT -1 ・z’ n k=0,,N/4−1に対して以下に示す方程式を計
算する第4のステップと k =((−1) k+1 ・W8 -1 ・W4N 4k+1 )・Z’ k からなることを特徴とする。
【0017】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
ディジタル信号の復号化方法において、可逆複素変換を
形成する一連の前記第2ないし第4のステップととも
に、前記第2ないし第4のステップによって構成された
逆変換は、逆MDCTのコアを構成し、前記逆MDCT
は、逆入力信号を生成するために、以下に示す式により
入力信号の実数部と虚数部とを交換する第7のステップ
と、 z=a+jb→z* =b+ja 出力信号 * k を生成するために、逆入力信号のフォーワ
ードMDCTを計算する第8のステップと、逆出力信号
k を生成するために、出力信号 * k の実数部と虚数部
とを交換する第9のステップとからなる対応するフォー
ワードMDCTによって計算されることを特徴とする。
【0018】請求項7記載の発明では、連続するN個の
サンプルからなる複数のブロックにひとまとめにされた
複数のディジタルサンプルx(n)の連続するN/2個
のサンプルを記憶する第1の記憶手段と、前記複数のデ
ィジタルサンプルx(n)の連続するN/2個のサンプ
ルをN/2遅延して記憶する第2の記憶手段と、h(N
−1−n)が決定された重み付け法則を表すときの以下
に示す式によって表される複数のサンプルynの空間的
重み付けを実行することからなる前記複数のディジタル
サンプルx(n)の窓付け操作を行い、 yn=x(n)・h(N−1−n) N-k =−Y k-1 としたときのk∈〔0,,N/2−
1〕に対して、位相シフト項が前記変換係数の階数kの
関数として分布された偶数階数の変換係数 2k を計算す
るために、サンプルの複数のブロックについて修正ディ
スクリートコサイン変換を実行し、n=0,,N/4
−1に対して n =(y 2n −y N/2-1-2n )+j(y
N-1-2n +y N/2+2n であるときの補助計算方程式を用い
た可逆複素変換( 2k+N/4 +jY 2k )から偶数階数の変
換係数 2k を得る第1の計算手段とを具備し、前記複数
のディジタルサンプルx(n)で表されるディジタル信
号(x)を符号化することを特徴とする。
【0019】請求項8記載の発明では、請求項7記載の
ディジタル信号の符号化装置において、前記第1の計算
手段は、前記 n を計算する第1の複素数計算手段と、
n=0,,N/4−1に対してz’ n =z n ・WN n
計算する第2の複素数計算手段と、FFT -1 ・z’ n
計算する第1の逆高速フーリエ変換計算手段と、k=
0,,N/4−1に対して以下に示す方程式を計算
し、 k =((−1) k+1 ・W8 -1 ・W4N 4k+1 )・Z’ k k の虚数部Im〔Z k 〕=Y 2k と、 k の実数部Re
〔Z k 〕=Y 2k+N/4 とからなる偶数階数の変換係数を連
続的に決定する第3の複素数計算手段とが縦続接続され
ていることを特徴とする。
【0020】請求項9記載の発明では、請求項8記載の
ディジタル信号の符号化装置において、前記第1の複素
数計算手段は、前記第1および第2の記憶手段に接続さ
れ、重み付けされたサンプル値 2n が前記第1の記憶手
段から第1の入力端に直接供給され、重み付けされたサ
ンプル値 N/2-1-2n が(−1)を乗算する乗算器を介し
て第2の入力端に供給される第1の加算手段と、重み付
けされたサンプル値 N/2+2n が前記第1の記憶手段から
第1の入力端に供給され、重み付けされたサンプル値
N-1-2n が前記第2の記憶手段から第2の入力端に供給さ
れる第2の加算手段と、それぞれ記憶容量N/4を有
し、前記第1および第2の加算手段のそれぞれの出力端
にそれぞれ接続され、 n =(y 2n −y N/2-1-2n )+j
(y N-1-2n +y N/2+2n の実数部および虚数部をそれぞ
れ記憶する第1および第2の補助記憶手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0021】請求項10記載の発明では、請求項8記載
のディジタル信号の符号化装置において、前記第2の複
素数計算手段は、定数(WNn=cos(2πn/N)
+jsin(2πn/N))を記憶する第1の定数記憶
手段と、( n =a+jb)の実数部aが第1の入力端
に供給され、前記定数WNnの実数部(cos(2πn
/N))が第2の入力端に供給され、積(a・cos
(2πn/N)を出力する第1の乗算手段と、( n
a+jb)の実数部aが第1の入力端に供給され、前記
定数WNnの虚数部(sin(2πn/N))が第2の
入力端に供給され、積(a・sin(2πn/N))を
出力する第2の乗算手段と、( n =a+jb)の虚数
部bが第1の入力端に供給され、前記WNnの実数部
(cos(2πn/N))が第2の入力端に供給され、
積(b・cos(2πn/N))を出力する第3の乗算
手段と、( n =a+jb)の虚数部bが第1の入力端
に供給され、前記WNnの虚数部(sin(2πn/
N))が第2の入力端に供給され、積(b・sin(2
πn/N))を出力する第4の乗算手段と、前記積(a
・cos(2πn/N))が前記第1の乗算手段から第
1の入力端に供給され、前記積(b・sin(2πn/
N))が前記第4の乗算手段から(−1)を乗算する乗
算器を介して第2の入力端に供給され、a’=a・co
s(2πn/N)−b・sin(2πn/N)、b’=
a・sin(2πn/N)+b・cos(2πn/
N))としたときのa’を出力する第3の加算手段と、
前記積(a・sin(2πn/N))が前記第2の乗算
手段から第1の入力端に供給され、前記積(b・cos
(2πn/N))が前記第3の乗算手段から第2の入力
端に供給され、前記(z’ n =a’+jb’)の虚数部
b’を出力する第4の加算手段と、前記z’ n の実数部
a’および虚数部b’をそれぞれ記憶する第3および第
4の補助記憶手段とを具備することを特徴とする。
【0022】請求項11記載の発明では、請求項8記載
のディジタル信号の符号化装置において、前記第3の複
素数計算手段は、定数W8-1およびW4N4k+1の実数部
および虚数部を記憶する第2の定数記憶手段と、式Z’
k の実数部が第1の入力端に供給され、前記定数WNn
よびW4N4k+1の実数部が前記第2の定数記憶手段から
第2の入力端に供給され、対応する第1の積を出力する
第5の乗算手段と、式Z’ k の実数部が第1の入力端に
供給され、前記定数WNnおよびW4N4k+1の虚数部が
前記第2の定数記憶手段から第2の入力端に供給され、
対応する第2の積を出力する第6の乗算手段と、式Z’
k の虚数部が第1の入力端に供給され、前記定数WNn
よびW4N4k+1の実数部が前記第2の定数記憶手段から
第2の入力端に供給され、対応する第3の積を出力する
第7の乗算手段と、式Z’ k の虚数部が第1の入力端に
供給され、前記定数WNnおよびW4N4k+1の虚数部が
前記第2の定数記憶手段から第2の入力端に供給され、
対応する第4の積を出力する第8の乗算手段と、前記第
1の積が前記第5の乗算手段から第1の入力端に供給さ
れ、前記第4の積が前記第8の乗算手段から(−1)を
乗算する乗算器を介して第2の入力端に供給され、式
k の実数部Re〔Z k 〕=Y N/4+2k を出力する第5の加算
手段と、前記第2の積が前記第2の乗算手段から第1の
入力端に供給され、前記第3の積が前記第7の乗算手段
から第2の入力端に供給され、前記式 k の虚数部Im
〔Z k 〕=Y 2k を出力する第6の加算手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0023】請求項12記載の発明では、伝送された変
換係数の実数部Re〔Z k 〕=Y N/4+2k および虚数部
m〔Z k 〕=Y 2k を記憶する変換係数記憶手段と、該変
換係数記憶手段に記憶された前記伝送された変換係数を
交換して読み出す読出手段と、前記z’ n を計算する第
4の複素数計算手段と、逆高速フーリエ変換(FFT -1
・z’ n )を計算する第2の逆高速フーリエ変換計算手
段と、以下に示す方程式を計算する方程式計算手段とが
縦続接続され、フォワードMDCTの複素数部を計算す
る第2の計算手段と k =((−1) k+1 ・W8 -1 ・W4N 4k+1 )・Z’ k を具備し、連続するN個のサンプルからなる複数のブロ
ックにひとまとめにされ、請求項7記載のディジタル信
号の符号化装置によって符号化された複数のディジタル
サンプルx(n)で表されるディジタル信号(x)を復
号化することを特徴とする。
【0024】請求項13記載の発明では、請求項12記
載のディジタル信号の復号化装置において、前記第2の
計算手段は、請求項7ないし請求項11のいずれかに記
載の符号化装置の複数のモジュールにそれぞれ等しい複
数のモジュールから構成されていることを特徴とする。
【0025】請求項14記載の発明では、 c=cos
((2π・(4n+1))/4N)、s=sin((2
π・(4n+1)/N)としたときの偶数のサンプル
2n および奇数のサンプル N/2-1-2n に基づいて、以下に
示す方程式を虚数乗法によって計算する第3の計算手段
と、z’ n =((x 2n ・c−x N/2-1-2n ・s)+j・zo
-N/2 ・(x 2n ・s+x N/2-2n-1 ・c))・(c+js) 式Z’(N/8−k)=FFT-1z’ n を計算するた
めに、前記式z’ n に対して逆高速フーリエ変換FFT
-1を実行する逆高速フーリエ変換計算手段と、変換の奇
数係数 2k および偶数係数 N/2-2K-1 を計算するため
に、虚数乗法を実行する第4の計算手段とを具備し、連
続するN個のサンプルからなる複数のブロックにひとま
とめにされた複数のディジタルサンプルx(n)で表さ
れるディジタル信号(x)を符号化および復号化するこ
とを特徴とする。
【0026】請求項15記載の発明では、請求項14記
載のディジタル信号の符号化および復号化装置におい
て、前記第3の計算手段は、偶数サンプル N/2-1/2n
よび奇数サンプル 2N をそれぞれ記憶する第3および第
4の記憶手段と、前記値cおよび前記値sをそれぞれ記
憶する第5および第6の記憶手段と、前記偶数サンプル
2N が第1の入力端に供給され、前記値cが(−1)を
乗算する乗算器を介して第2の入力端に供給される第9
の乗算手段と、前記奇数サンプル N/2-1/2n が第1の入
力端に供給され、前記値cが直接第2の入力端に供給さ
れる第10の乗算手段と、前記偶数サンプル 2N が第1
の入力端に供給され、前記値sが前記第6の記憶手段か
ら直接第2の入力端に供給される第11の乗算手段と、
前記奇数サンプル N/2-1/2n が第1の入力端に供給さ
れ、前記値sが前記第6の記憶手段から(−1)を乗算
する乗算器を介して第2の入力端に供給される第12の
乗算手段と、前記第9の乗算手段から出力される積と前
記第11の乗算手段から出力される積とが供給される第
7の加算手段と、前記第10の乗算手段から出力される
積と前記第12の乗算手段から出力される積とが供給さ
れる第8の加算手段と、前記第7の加算手段から出力さ
れる加算結果が直接第1の入力端に供給され、前記加算
結果がディレイラインおよびインバータを経て第2の入
力端に供給される第9の加算手段と、前記第8の加算手
段から出力される加算結果が直接第1の入力端に供給さ
れ、前記加算結果がディレイラインを経て第2の入力端
に供給される第10の加算手段と、前記奇数サンプル
N/2-1/2n )がインバータを経て第1の入力端に供給
され、前記第9の加算手段から出力される加算結果が直
接第2の入力端に供給され、前記式z’ n の実数部を出
力する第11の加算手段と、前記偶数サンプル 2N がイ
ンバータを経て第1の入力端に供給され、前記第10の
加算手段から出力される加算結果が直接第2の入力端に
供給され、前記式z’ n の虚数部を出力する第12の加
算手段と、前記式z’ n の実数部および虚数部をそれぞ
れ記憶するRAMタイプの第7および第8の記憶手段と
を具備することを特徴とする。
【0027】請求項16記載の発明では、請求項14記
載のディジタル信号の符号化および復号化装置におい
て、前記第3の計算手段は、前記値cおよび前記値sを
それぞれ記憶する第9および第10の記憶手段と、前記
z’ n に対する前記逆高速フーリエ変換FFT -1
z’ n の演算結果の実数部Re〔Z’ N/8-k が第1の入
力端に供給され、前記値cが第2の入力端に供給される
第13の乗算手段と、前記式z’ n に対する前記逆高速
フーリエ変換FFT -1 ・z’ n の演算結果の虚数部Im
〔Z’ N/8-k が第1の入力端に供給され、前記値cが
第2の入力端に供給される第14の乗算手段と、前記式
z’ n に対する前記逆高速フーリエ変換FFT -1 ・z’ n
の演算結果の実数部Re〔Z’ N/8+k が第1の入力端
に供給され、前記値cが第2の入力端に供給される第1
5の乗算手段と、前記式z’ n に対する前記逆高速フー
リエ変換FFT -1 ・z’ n の演算結果の虚数部Im
〔Z’ N/8+k が第1の入力端に供給され、前記値cが
第2の入力端に供給される第16の乗算手段と、前記式
z’ n に対する前記逆高速フーリエ変換FFT -1 ・z’ n
の演算結果の実数部Re〔Z’ N/8-k が第1の入力端
に供給され、前記値sが第2の入力端に供給される第1
7の乗算手段と、前記式z’ n に対する前記逆高速フー
リエ変換FFT -1 ・z’ n の演算結果の虚数部Im
〔Z’ N/8-k が第1の入力端に供給され、前記値sが
第2の入力端に供給される第18の乗算手段と、前記式
z’ n に対する前記逆高速フーリエ変換FFT -1 ・z’ n
の演算結果の実数部Re〔Z’ N/8+k が第1の入力端
に供給され、前記値sが第2の入力端に供給される第1
9の乗算手段と、前記式z’ n に対する前記逆高速フー
リエ変換FFT -1 ・z’ n の演算結果の虚数部Im
〔Z’ N/8+k が第1の入力端に供給され、前記値sが
第2の入力端に供給される第20の乗算手段と、前記第
13の乗算手段の乗算結果が第1の入力端に供給され、
前記第14の乗算手段の乗算結果が第2の入力端に供給
される第13の加算手段と、前記第17の乗算手段の乗
算結果がインバータを経て第1の入力端に供給され、前
記第14の乗算手段の乗算結果が第2の入力端に供給さ
れる第14の加算手段と、前記第15の乗算手段の乗算
結果が第1の入力端に供給され、前記第20の乗算手段
の乗算結果がインバータを経て第2の入力端に供給され
る第15の加算手段と、前記第19の乗算手段の乗算結
果が第1の入力端に供給され、前記第16の乗算手段の
乗算結果が第2の入力端に供給される第16の加算手段
と、前記第13および第14の加算手段のそれぞれの加
算結果が変換の奇数係数 N/2-2k-1 として記憶される第
9の記憶手段と、前記第15および第16の加算手段の
それぞれの加算結果が変換の偶数係数 2k として記憶さ
れる第10の記憶手段とを具備することを特徴とする。
【0028】
【作用】請求項1,2,3記載の発明では、h(N−1
−n)が決定された重み付け法則を表すときの以下に示
す式によって表されるブロック内のそれぞれのサンプル
の位置nの関数として、連続するN個のサンプルからな
る複数のブロックにひとまとめにされた複数のディジタ
ルサンプルx(n)を空間的あるいは、時間的に重み付
けする窓付け操作を行い、 n =x(n)・h(N−1−n) N-k =−Y k-1 としたときのk∈〔0,,N/2−
1〕に対して、位相シフト項が前記変換係数の階数kの
関数として分布された偶数階数の変換係数 2k を計算す
るために、サンプルの複数のブロックについて修正ディ
スクリートコサイン変換を実行し、y’ n =x 2n
2n y” n =x N-2n-1 ・h N-2n-1 、W4N=cos
(2π/4N)+jsin(2π/4N)としたときの
k=0,,N/4に対して可逆複素変換の形として前
記計算された偶数階数の変換係数Y2kを表し、n=
0,,N/4−1に対して n =(y 2n
N/2-1-2n )+j(y N-1-2n +y N+2+2n であるときの
補助計算方程式に基づいて前記可逆複素変換を計算し
て、前記複数のディジタルサンプルx(n)で表される
ディジタル信号(x)を符号化する。
【0029】また、請求項4,5,6記載の発明によれ
ば、伝送された変換係数の実数部 N/4+2k および虚数部
2k を交換し、Re〔Z k およびIm〔Z k の形式の
フォワードMDCTの複素数部を計算することによって
前記交換された変換係数を符号化処理し、前記複素数部
の実数部および虚数部を交換し、前記複数のディジタル
サンプルx(n)の再構成をするためにオーバーラップ
計算を実行して、複数のブロックにひとまとめにされた
複数のディジタルサンプルx(n)で表されるディジタ
ル信号(x)を復号化する。
【0030】請求項7,8,910,11記載の発明
によれば、連続するN個のサンプルからなる複数のブロ
ックにひとまとめにされた複数のディジタルサンプルx
(n)の連続するN/2個のサンプルを記憶し、前記複
数のディジタルサンプルx(n)の連続するN/2個の
サンプルをN/2遅延して第2の記憶手段に記憶する。
また、第1の計算手段により、h(N−1−n)が決定
された重み付け法則を表すときの以下に示す式によって
表される複数のサンプルynの空間的重み付けを実行す
ることからなる前記複数のディジタルサンプルx(n)
の窓付け操作を行い、 yn=x(n)・h(N−1−n) N-k =−Y k-1 としたときのk∈〔0,,N/2−
1〕に対して、位相シフト項が前記変換係数の階数kの
関数として分布された偶数階数の変換係数 2k を計算す
るために、サンプルの複数のブロックについて修正ディ
スクリートコサイン変換を実行し、n=0,,N/4
−1に対して n =(y 2n −y N/2-1-2n )+j(y
N-1-2n +y N/2+2n であるときの補助計算方程式を用い
た可逆複素変換( 2k+N/4 +jY 2k )から偶数階数の変
換係数 2k を得て、前記複数のディジタルサンプルx
(n)で表されるディジタル信号(x)を符号化する。
【0031】請求項12,13記載の発明によれば、伝
送された変換係数の実数部Re〔Z k 〕=Y N/4+2k およ
び虚数部Im〔Z k 〕=Y 2k を変換係数記憶手段に記憶
し、該変換係数記憶手段に記憶された前記伝送された変
換係数を交換して読出手段により読み出す。また、前記
z’ n を第4の複素数計算手段によって計算し、逆高速
フーリエ変換(FFT -1 ・z’ n )を第2の逆高速フー
リエ変換計算手段によって計算し、以下に示す方程式を
方程式計算手段によって計算するとともに、フォワード
MDCTの複素数部を第2の計算手段によって計算し
て、 k =((−1) k+1 ・W8 -1 ・W4N 4k+1 )・Z’ k 連続するN個のサンプルからなる複数のブロックにひと
まとめにされ、請求項7記載のディジタル信号の符号化
装置によって符号化された複数のディジタルサンプルx
(n)で表されるディジタル信号(x)を復号化する。
【0032】請求項14,15,16記載の発明によれ
ば、c=cos((2π・(4n+1))/4N)、s
=sin((2π・(4n+1)/N)としたときの偶
数のサンプル 2n および奇数のサンプル N/2-1-2n に基
づいて、以下に示す方程式を虚数乗法によって第3の計
算手段により計算する。z’ n =((x 2n ・c−x N/2-1-2n ・s)+j・zo
-N/2 ・(x 2n ・s+x N/2-2n-1 ・c))・(c+js) 式Z’(N/8−k)=FFT-1z’ n を計算するた
めに、前記式z’ n に対して逆高速フーリエ変換FFT
-1を逆高速フーリエ変換計算手段によって実行し、変換
の奇数係数 2k および偶数係数 N/2-2K-1 を計算するた
めに、虚数乗法を第4の計算手段によって実行して、連
続するN個のサンプルからなる複数のブロックにひとま
とめにされた複数のディジタルサンプルx(n)で表さ
れるディジタル信号(x)を符号化および復号化する。
【0033】
【実施例】次に、デジタルサンプルx(n)によって表
されるデジタル信号(s)を符号化するための本願発明
の方法を説明する。本願発明の方法は、N個の連続した
サンプルの複数のブロックに一体に集められた複数のサ
ンプルに適用される。上記方法は、ブロック内の各サン
プルの位置nの関数のようなサンプルの空間または時間
重み付けよりなる窓処理において顕著なものである。上
記ブロックは、y(n)=x(n)・h(N-1-n)であり、h(N-1-n)は
確定された重み付け法を表し、修正ディスクリートコサ
イン変換(MDCT)は、次式の変換の偶数階数係数を
計算するために、サンプルブロックレベルで実行され
る。
【0034】
【数8】 なお、k∈〔0,…,N/2−1〕であり、 N-k =−Y k-1 である。 位相シフト項は、上記係数の階
数kの関数として分配される。計算された偶数階数変換
係数Y 2K は逆複素数変換の形式で表される。
【数9】 なお、k=0,…,N/4−1であり、N=2に対し
て、 y’ n =x 2n ・h 2n y” n =x N-2n-1 ・h N-2N-1 W4N=cos(2π/4N)+j・sin(2π/4
N) W8=W4Nである。
【0035】上記逆複素数変換は、
【数10】 なる補助の計算を使い計算される。ここで、(12)… z n =(y 2n −y N/2-1-2n )+j(y
N-1-2n +y N/2+2n であり、WN=cos(2π/N)+j・sin(2π/N)である。
【0036】N個の連続したサンプル内に一体に集めら
れたデジタルサンプルx(n)によって表されるデジタ
ルサンプル(x)を符号化するための装置は、N/2個
の連続したサンプルを記憶する第1および第2の入力メ
モリを備えることにおいて顕著な特徴を有する。第2の
入力メモリは、N/2分、遅延されるサンプルを格納す
るために用いられる。上記サンプルに関する窓操作を下
記に示す。この法則は、h(n-1-n)が確定された重み付け
法を表すところのサンプル n =x(n)・h(N−1−
n)をサンプリングする空間を有する。演算回路は、下
記の形式の偶数階数変換係数を計算するために、修正デ
ィスクリートコサイン変換MDCTを実行可能としてい
る。
【0037】
【数11】 なお、k∈〔0,…,N/2−1〕であり、 N-k =−Y k-1 である。 位相シフト項は、補助計算式
【数12】 に基づく逆複素数変換Y 2k+N/4 +jY 2k を使用して、考
慮中の係数の階数kの関数として分配される。ここで、
n=0,...,N/4−1に対して(12)… z n =(y 2n −y N/2-1-2n )+j(y
N-1-2n +y N/2+2n である。
【0038】本願発明の方法は、まず、デジタルサンプ
ルx(n)によって表されるデジタル信号xを符号化す
ることに関して述べられている。サンプルは、N個の連
続したサンプルのブロックに一体に集められている。従
来の方法では、この発明のエンコディング方法は、図1
に示すように、まず、注目しているブロック内のサンプ
ル位置nの関数として、サンプルの空間または時間重み
付けによる窓処理の実行から成る。図1において、符号
Aが付けられた第1のステップは、注目しているN個の
サンプルのブロックのサンプルの入力の処理から成り、
実際上、特別な条件下の注目しているサンプルを格納す
ることに一致する入力処理が以下に述べられている。
【0039】上記ステップAは、各サンプルx(n)
を、 n =x(n)・h(N-1-n)で書かれる重み付けが行なわれ
たサンプルへ変換するための上述した窓処理から成るス
テップBによって続けられる。上記式において、h(N-1-
n)は確定された重み付け法を表す。当然、上記重み付け
法は、上記条件を満足し、かつ、上記重み付け法は上述
した(6)式において満足される形式を有する。図1の
処理Cによって表されるように、この発明の符号化法
は、
【数13】 なる式の変換の偶数階数係数を計算するための、サンプ
ルのブロック、特に、ステップBから得られた重み付け
されたサンプルに基づく、修正ディスクリートコサイン
変換MDCTの実行から成る。
【0040】この発明の方法の利点において、上記偶数
階数変換は、k∈[0,...,N/2-1]に対して算出される。な
お、非対象なため N-k =−Y k-1 を満足する偶数項のみ
を計算する必要がある。k∈[0,...,N/2-1]位相シフト項
が、注目している変換係数の位置kの関数として分散さ
れていることが上記(2)式に観測されるであろう。本
願発明の符号化方法の格段の利点において、上述した偶
数階数変換係数は、図1のステップDに逆複素数変換の
形式で表される。
【0041】この逆複素数変換は次式を満足する。
【数14】 上記式は、k=0,...,N/4−1に対して計算さ
れる。この式において、次の表現は以下に与えられる値
を有する。y’ n =x 2n ・h 2n y” n =x N-2n-1 ・h N-2n-1 W4N=cos(2π/4n)+j・sin(2π/4
N)
【0042】特に、W4Nは同一の第4N番目の根を示
すことに気づくべきである。また、図1に示されるよう
に、上記逆複素数変換は、下記の補助計算式を用いて計
算される。
【数15】 上記式において、 n 項は、n=0,...,N/4−
1に対して同じく算出される上記式とともに、 n
(y 2n −y N/2-1-2n )+j(y N-1-2n +y N/2+2n を示
す。一般に、特に、本願発明の符号化方法の利点は、図
1のステップDにおいて実証された逆複素数変換は、上
記式を用いて次に示すステップEで、非常に能率よく算
出され得る。
【0043】図1を参照して述べられたように、算出ス
テップEおよびDに対しての特に利点となる計算手順
は、以下に、図2を参照してさらに詳細に述べられる。
図2において、上述した逆複素数変換は、以下に示す連
続したステップによって計算される。ステップa:n=
0,...,N/4−1に対して(12)式を用いて、
すなわち、N/2個の現実の加算の有効な消費で、zn
を算出する。ステップb:n=0,...,N/4−1
に対して、(13)… z’ n =z n ・WN n を算出する。
【0044】上記ステップは、WNnが次式を満足する
ため、N/4−1個の複素数乗算を必要とする。 WNn =cos(2π・(n/N))+j・sin(2π・(n/N)) ステップc:次式(14)を得るため、ステップbにお
いて得られた変数z' n に基づく逆高速フーリエ変換を行
なう。(14)… Z' k =FFT -1 z' n 高速フーリエ変換は、周知の処理技術を用いた、大きさ
N/4のフーリエ変換である。
【0045】ステップcは、図2に示すように、ステッ
プdによって続けられる。図2は(15)式を計算する
ことから成る。(15)… Z k =((-1) k+1 W8 -1 W4N 4k+1 Z' k ) 上記式において、W8は8乗根を示し、かつ、W4N
4k+1は4k+1乗された4N乗根である。上記式は、k
=0,...,N/4−1に対して算出される。ステッ
プe:次式によって与えられた偶数階数変換係数を連続
して決定する。(16)… Y 2k ∈ Im[Z k ] Z k の虚数部 (17)… Y 2k+N/4 ∈ Re[Z k ] Z k の実数部 したがって、偶数階数係数は上述した式の k の虚数部
および実数部によって得られるであろう。
【0046】ステップf:デジタル信号を構成するデジ
タルサンプルx(n)の代わりに上記ステップeで得ら
れた変換係数を転送する。この転送は符号化された信号
の形の転送によって行なわれる。偶数階数係数が決定さ
れた後の、奇数階数変換係数を決定するための同一のス
テップは、上記奇数係数が偶数階数係数である(18)… Y 2K+1 =-Y 2k (19)… Y 2k+1+N/4 =-Y 2K+N/4 に基づいて、非対称の関係によって与えられているた
め、必要でないことに気がつくかもしれない。
【0047】高速フーリエ変換演算のステップcを実行
するために、序文に詳細に記載されている「Implementa
tion of Split-Radix FFT algorithms for complex rea
l and real symmetric data」と名付けられている刊行
物にPierre duhamelによって述べられる演算方法を用い
るのが好ましい。このような状況の下、本願発明の符号
化方法を実行するために要求される演算処理の数は下記
のように評価され得る。乗算の全数は、N=2qである
ので、N/4(q+1)個の実際の乗算、および加算の
全数は、N/4(3q−1)個の実際の加算となる。
【0048】実際の作業の全数を合せると、本願発明の
符号化方法を実施するために要求される作業の最小全数
がN・qに厳密に等しいと見ることができる。作業の上
記数を評価するにおいて、従来の方法では、難しい演算
に換算して、複素数乗算は3つの実際の乗算に3つの実
際の加算を加えることに相当する、と推定される。ま
た、それは、さらに複雑な式を生じさせるが、4つの実
際の乗算と2つの実際の加算とを用いることと等価であ
ると評価することが可能である。なお、いかなる場合で
も、作業の全数N・qは変わることがない。
【0049】したがって、本願発明の符号化方法は、本
明細書の記載の序文で述べた従来の符号化方法に関し
て、4つの要因によって改善点を提供する。特に、難し
い演算に対して上記定義された項は、最良のFFTコー
ディング方法と両立できる。このタイプのFFTコーデ
ィング処理と、本願発明のコーディング方法のステップ
Eにおいて与えられたZkを定義する(11)式と(1
2)式との間の関係は、両面性があり、かつ、1対1で
ある。ASSPへ移行されたjounal IEEE発行、38
巻、1504−1511頁、1990年9月号、「Algo
rithms meeting the lower bound on the multiplicati
ve complexity of length2n DFT's and their connecti
on with practical algorithms」と名付けられた論文に
おいて、同一の著者、Pierre Duhamel は、大きさNと
一致するスプリット根型の高速フーリエ変換の活性部
が、大きさN/16の上述した式によって実際に与えら
れること、および、上記活性部が、例えば、W8-1およ
び(−1)k+1のような定数がなければ、おそらく、上
述した主要部を用いて連続して算出され得ることを示し
ている。
【0050】したがって、用語「適合性」は、スプリッ
ト根型高速フーリエ変換による処理の改善がより良い修
正ディスクリートコサイン変換(MDCT)過程を得る
という事実として理解されなければならない。しかし、
本願発明のコーディング方法に提供されるような、修正
ディスクリートコサイン変換(MDCT)過程の改善
は、現在知られている方法よりも、高速フーリエ変換
(FFT)を用いる処理のより良い方法も提供する。そ
の結果として、本願発明の方法は、このタイプの処理に
関する技術の現在の状態に提供された方法よりも、作業
の数の点から、すなわち実際の乗算および加算の数の点
からより良いものである。
【0051】図2に示すコーディング過程の改善におい
て、ステップdからW8-1による乗算を取ること、およ
びステップbにそれを含めることによって、上述したス
テップbおよびdを変更することが可能である。
【0052】このように、ある操作はサインおよびコサ
インテーブル、すなわち本願発明のコーディング方法を
向上するために要求される値のテーブルにおける対称性
を変更する。ステップbにW8-1による乗算を含めるこ
とは、対応するメモリテーブルの対称性を変更する。そ
れでも、上記テーブルの利用は容易にし得る。加えて、
次式で表されるZkの補助計算のための式を用いて、図
2に示すステップbおよびdは交換され得る。
【数16】 W4N(4n+1)による複素数乗算は、演算の初期または最
終に位置する。最終は選択され、この最終は最小演算時
間の関数として決定される。
【0053】ブロック内に一体に組込まれ、かつ、上述
した符号化方法を用いられる符号化されたデジタルサン
プルx(n)によって表されるデジタル信号xを復号化
する方法は、図3を参照して説明する。図3において、
ステップA’では、予め転送された実数部 N/4+2k およ
び虚数部 2k がこの発明の方法によって符号化された後
に授受される。復号化方法は、転送された変換係数の実
数部 N/4+2k および虚数部 2k を置換するステップB’
からなる。本願発明の符号化およびデコーディング方法
の顕著な利点には、該方法が図3に示すようにステップ
C’において復号化している間に存在する。ステップ
C’では、上述した置換された係数は、形式Re
[Z k Im[Z k の先のMDCTの複素数部を計算
することによって符号化処理へ服従させられる。
【0054】先のMDCTの複素数部を計算することに
より、置換した係数を符号化処理へ服従させることから
成る作業は、図2を参照して説明したステップb,cお
よびdの組み合わせが可逆複素変換を形成することによ
って正当化される。したがって、上記ステップによって
構成された変換の逆変換は、入力信号の実数部および虚
数部が置き換えられた後に、修正ディスクリートコサイ
ン変換または逆MDCTの核を構成する。該MDCTは
対応する前のMDCTによって計算される。上記置き換
えは、形式z*=b+jaの転換された複素信号を発生
するところの複素形式z=a+jbのいかなる入力信号
に対しても効果を有し、これによって、転換された入力
信号が発生する。その後、前のMDCTが、Y*kで書
かれる出力信号を出力すべく、転換された入力信号に関
して実行される。出力信号Y*kの実数部および虚数部
を置き換えることは、逆出力信号Ykを発生することを
可能にするということに容易に気が付くであろう。これ
は、上述したMDCTの複素数部の実数部と虚数部を置
き換えることに相当する。
【0055】本願発明の復号化方法は、ブロックオーバ
ーラップがサンプルx(n)を再構成するために算出さ
れるステップG’によって引き続き行なわれる。本願発
明の復号化方法では、先のMDCTの複素数部が処理さ
れる図3のステップC’、D’およびE’によって構成
される処理は、符号化方法と同様な符号化する間に実行
される処理と同一である。また、上記処理は、下記の演
算からなるが、転送後に授受されると、置き換えられた
実数部および虚数部に基づき実行される。ステップC’
では、n=0,...,N/4−1に対してz’ n =z n
WN n を計算し、ステップD’では、大きさN/4の逆
高速フーリエ変換FFT-1を用いて計算し、すなわち、
Z’ k =FFT -1 z’ n を計算する。そして、ステップ
E’では、k=0,...,N/4−1に対して次式に
よって与えられる式を計算する。(15)… Z k =((-1) k+1 W8 -1 W4N 4k+1 ) Z' k
【0056】次に、本願発明に従ってデジタル信号を符
号化するための装置の詳細は図4を参照して説明する。
図4において、N個の連続したサンプルのブロックに一
体に集められた上述したようなサンプルを用いて、装置
は、各々、N/2個の連続したサンプルを記憶すること
ができる第1入力メモリ111および第2入力メモリ1
12を備える。限界のない例では、第2入力メモリ11
2は、N/2だけ遅延された(分割された?)サンプル
を記憶すべく動作する。他の異なる例においては、第1
入力メモリ111は、N/2個の偶数番目の箇所または
アドレッシングされるサンプルを記憶すべく動作する。
一方、第2入力メモリ112はN/2個の奇数番目のサ
ンプルまたは箇所を記憶すべく動作する。
【0057】図4において、符号1,2,3および4が
付けられた演算回路は、各々、以下に示すことを処理す
べく動作する。 (12)式に従って n を算出し、 (13)式を満足すべくz' n を算出し、 (14)式を用いてN/4の逆高速フーリエ変換FFT
-1を計算し、かつ、 (15)式を用いて k を算出する。 当然、限界のない例では、サンプルの空間または時間重
み付けから成る上述した窓処理操作が続き、演算回路
1,2,3および4は、特に、補助の計算式を用いて、
(16)式および(17)式を満足する可逆複素数変換
2k+N/4 +jY 2k を連続して確定すべく、修正ディスク
リートコサイン変換MDCTを実行する。
【0058】したがって、可逆複素数変換を計算するた
めの上述した演算回路1,2,3および4は、連続して
カスケードに接続された本願発明の符号化装置であると
ころの、 n を算出するための複素数演算回路1、n=
0,...,N/4−1に対してz' n =z n WN n を計
算するための複素数乗算回路2、FFT-1 ・z’ n 、す
なわち、(14)式を満足するZ' k を算出するための逆
高速フーリエ変換演算回路3およびk=0,...,N
/4−1に対して(15)式を満足する k を算出する
ための第3回路4から成る。この第3回路4は、上述し
たように、変換の偶数番目および奇数番目の係数を連続
して決定すべく動作する。図4に示すように、 n を算
出する複素数演算回路1は、第1および第2入力メモリ
回路111および112に接続された第1および第2の
加算回路121および122を備える。
【0059】第1の加算回路121は、まず、重み付け
られたサンプル値 2n を、直接、第1入力メモリ111
から授受し、次に、乗算器123を通して、「−1」が
乗算された第2入力メモリ112から供給される重み付
けられたサンプル値 N/2-1-2n を授受する。第2加算回
路122iは、まず、第1入力メモリ111からの重み
付けサンプル値 N/2+2n を授受し、次に、第2入力メモ
リからの重み付けサンプル値 N-1-2n を授受する。当
然、第1および第2加算回路121,122は、複素数
n の組を築き上げるために、実際に、上述した重み
付けサンプル値を授受する基本的な加算回路とともに、
基本的な加算回路121i,122iによって構成され
てもよい。当然、各第1加算回路121iは、「−1」
を乗算するための乗算回路123iを通して第2入力メ
モリ112へ接続されている。したがって、第1加算回
路121は、N/2個の基本加算回路121iによって
構成されてもよい。同様に、第2加算回路122に適用
し、基本加算回路122iで構成してもよい。
【0060】基本的な構成要素、例えば、基本加算回路
121iおよび122iの数は、処理速度と記憶容量と
の間の妥協点に決定される。さらに、第1複素数演算回
路1は、N/4個の値を記憶するための第1および第2
の補助メモリ131,132を備える。これら第1およ
び第2の補助メモリ131,132は、第1および第2
の加算回路121,122の出力に、特に、それらを構
成している基本加算回路へ接続されている。補助メモリ
131および132は、znの実数部および虚数部の各
々を記憶可能にする。同様に、かつ、図4に示すよう
に、z' n を算出する複素数乗算のための第2の回路2
は、定数WNn と名付けられる一定値を記憶するための
メモリ回路20aおよび20bを備える。これらのメモ
リ回路は、高速読み込みアクセスに適したRAM(リー
ド・オンリ・メモリ)タイプのメモリ回路によって構成
され、かつ、それ自身に上記一定値を記憶している読み
込み専用メモリ(ROM)からロードされてもよい。
【0061】加えて、第1の乗算回路21aおよび22
aは、まず、 n =a+jbの実数部aを授受すべく用
意され、かつ、次に、WNnの実数部cos〔2π(n
/N)〕または虚数部sin〔2π(n/N)〕のいず
れか一方を授受すべく用意される。これら第1の乗算回
路21aおよび22aは、 cos〔2π(n/
N)〕および sin〔2π(n/N)〕なる積を送
出する。同様にして、第2の乗算回路21bおよび22
bは、第1に、 n の虚数部bを授受し、かつ、第2
に、WNnの実数部cos〔2π(n/N)〕または虚
数部sin〔2π(n/N)〕を授受する。これら第2
の乗算回路21bおよび22bは、積 cos〔2π
(n/N)〕および sin〔2π(n/N)〕を送
出する。図4に示すように、第1の加算回路23は、第
1の乗算回路からの cos〔2π(n/N)〕なる
積を授受するともに、第2の乗算器22bから「−1」
を乗算する乗算器23aを介して積 sin〔2π
(n/N)〕を授受する。したがって、第1の加算回路
23は、z' n =a'+jb’の実数部であるa’=a
os〔2π(n/N)〕−b sin〔2π(n/
N)〕を送出する。
【0062】同様にして、第2の加算回路24は、第1
に、第1の乗算器22aからの積 sin〔2π(n
/N)〕を授受し、かつ、第2に、乗算器21bからの
cos〔2π(n/N)〕を授受する。この第2
の加算回路24は、 n の虚数部であるb’=a sin
〔2π(n/N)〕+b cos〔2π(n/N)〕
送出する。乗算器および加算器内の符号iは、上記条件
の下で、考え得る最大数N/4に達するまでの多数のそ
れらがあることを示す。加えて、第1および第2の補助
メモリ25,26は、各々、z' n の実数部a'と虚数部
b'の値を記憶する。上記補助メモリ25,26は、各
々、N/4個の値を記憶することが可能なRAMタイプ
のメモリである。
【0063】演算回路3は数式Z' k =FFT -1 z' n
逆高速フーリエ変換FFT-1を実行する。これは、上述
した文献のPierre Duhamel によって述べられた計算方
法を実行する備えられた回路によって実行されてもよ
い。最後に、同じく図4に示すように、式 k の第3の
複素数乗算回路4は、定数W8-1およびW4N4k+1の実
数部および虚数部を記憶するための回路40a,40b
を備える。一般に、定数に対する永久的なメモリ、例え
ば、符号20a,20bまたは40a,40bで示され
るようなメモリは、図を押込め過ぎることを避けるため
に、対応する演算回路の図から省略されている。また、
図4に見ることができるように、第3の複素数乗算器4
は、第2の複素数乗算器2のそれらに相似する構成部分
を備えている。特に、それは、第1に、Z' k の実数部を
授受し、第2に、メモリ回路40aおよび40bからの
定数W8-1およびW4N4k+1の各々の実数部および虚数
部を授受する第1の乗算器41aおよび42aを備え
る。第1の乗算器41a,42aは、対応する積を送出
する。
【0064】加えて、第2の乗算器41bおよび42b
は、第1に、Z'kの虚数部を授受し、第2に、同じメ
モリ回路40aおよび40bからの定数W8-1およびW
4N4k+1の各々の実数部および虚数部を授受する。第2
の乗算器41bおよび42bは、対応する積を送出す
る。さらに、第1および第2の加算回路43,44が備
えられている。第1の加算回路43は、第1の乗算器4
1aによって送出される積および「−1」を乗算する乗
算器43aを介して第2の乗算回路42bによって送出
される積を授受する。上記第1の加算回路43は次式で
示すような k の実数部を送出する。Re[Z k ]=Y
N/4+2k
【0065】第2の加算回路44は、第1に、第1の乗
算回路42aによって送出される積、および、第2に、
第2の乗算回路41bによって送出される積を授受し、
次式におけるZkの虚数部を送出する。Im[Z k ]=Y 2k サンプルx(n)によって表されるデジタル信号xを復
号化するための装置のさらに詳細な説明は、図5を参照
して与えられる。なお、上記サンプルは上述した符号化
方法を用いて符号化されている。図5に示すように、復
号化装置は、図4の符号化回路によって実証されたよう
に、転送された変換係数を記憶したり、読み出したりす
るための記憶読出し回路5を備える。上記係数は、
N/4+2k =Re[Z k および 2k =Im[Z k と書
かれる。記憶したり、読み出したりするための回路5
は、読み出しに関し適切なアドレッシングによって記憶
されると、転送された変換係数を置き換えることを可能
とする。上記置き換えは、記憶された実数部および虚数
部をクロスさせることによって、図5に示めされる。
【0066】加えて、復号化装置は、先のMDCTの複
素数部を算出するための複素数部算出回路6を備えてい
る。上記回路6はカスケード接続された、Z' k を算出す
るための複素数乗算回路62および対応する逆フーリエ
変換FFT-1を実行するための回路63を備える。回路
64は次式で示される k を算出する。 k =(−1) k+1 W8 -1 W4N 4k+1 Z' k 先のMDCTの複素数部を算出するための回路6は、符
号化装置のモジュール2,3および4と、各々、同一の
モジュール62,63および64を備える。したがっ
て、上記モジュール62,63および64の詳細な説明
は省略する。加えて、図5に示すように、復号化装置
は、上述した入力モジュール5により実行される置換に
相似する、読み出しのためのアドレッシングによって
(k)の実数部および虚数部を交換または置換した後に
以下に述べるオーバーラップを算出するためのモジュー
ル7を備える。
【0067】上述したモジュール62,63および64
によって先のMDCTの複素数部を算出するためのモジ
ュール6は、内部で、データを逆の手順で処理し、最終
的に、次式で示される複素数変数 n を送出することが
理解されるであろう。 n =(x 2n 2n −x N/2-2n-1 N/2-2n-1 )+j(x
N-2n+1 N-2n+1 −x N/2+2n N/2+2n 上記式において、実数部は、虚数部に関するブロックの
半分の、すなわちN/2個のサンプル分遅延される。上
述した数式において、符号化処理の重み付け窓および復
号化処理に用いられる窓は同一であると仮定される。上
述した遅延に対する補償後、上記式は、下記のように書
き換えることができる。 n =(x 2n +jx N/2-2n+1 )(h 2n +jh N/2+2n ) 上述した条件は、原信号を完全に再構成し、数式: 2n
−jh N/2+2n によるznに対する上述した式の複素数乗
算によって、サンプルx(n)のシーケンス(順列)を
再構成可能とする。
【0068】図6に示すように、オーバーラップを算出
するためのモジュール7は、上述した式内の対応する虚
数部に関係する実数部のN/2サンプル分の遅延に対し
て補償するために、各々、ブロックmおよびm−1に一
致するサンプルを記憶可能にするN/2個のサンプルを
記憶するための第1および第2のメモリ71aおよび7
1bを備える。
【0069】さらに、図4に示した複素数乗算回路2,
4や、図5に示した複素数乗算回路62,64は、例え
ば、図6に示すモジュール7に示すように、乗算器73
ai,73bi,74ai,74biと、インバータ7
5aiと、2つの加算器75i,76iとから構成され
る。ここで、モジュール7は、オーバラップを計算する
回路部である。
【0070】乗算係数 2n ,h N/2+2 は、図6に示すよ
うに、それぞれメモリ70a,70bに記憶される。各
乗算器および各加算器の指数iは、単に、図番の記載が
混雑するのを避けるために付与したものに過ぎない。ま
た、各乗算器および各加算器の数は、N/2に等しくな
る。これは、N/2値が記憶される操作に対応させた数
に合致させるためである。加算器75i,76iは、そ
れぞれ再構成(復元)されたサンプル 2n ,x N/2-2n-1
に対応した信号を出力する。
【0071】この発明による符号化/復号化方法および
装置の実施例をさらに改良したものでは、「窓」処理や
「オーバラップ」処理を考慮に入れた直接的な計算プロ
セスが可能となっており、好都合である。こうしたこと
は、「窓」が完全に再構成(復元)される計算プロセス
であることを表わす。「窓」を完全に再構成(復元)す
るには、まず、第1に入力されるサンプルx(n)の内
から偶数階数と奇数階数とからなる2つのサンプル成分
を回転させることで達成される。さらに、オーバラップ
計算に関しては次のようになる。つまり、復号化により
サンプルを再構成(復元)する場合には、サンプルブロ
ック間がN/2サンプルづつ適正に重なり合うという性
質が要求される。このような性質を備えさせるべく、N
/2サンプル分の遅延を補償する。すなわち、 2n −j
N/2+2n で表現される式に基づき複素数乗算されたサン
プル 2n を再構成する順序を得るためにN/2サンプル
分の遅延を補償している。
【0072】前述した(6)式によって定義された
「窓」を用いて復号化プロセスあるいは符号化プロセス
の簡略化を図る場合、(6)式で定義される演算子は4
N次根の4n+1累乗、すなわち、W4N4n+1に他なら
ない。なお、この(6)式は、出力サンプルx(2n)
を再構成(復元)する操作、あるいは入力サンプルx
(n)の重み付け操作の期間中に任意サンプルに適用さ
れる重み付け窓として定義される。
【0073】符号化プロセスと復号化プロセスとの両者
において、前述した(15)式は回転に相似した処理操
作によって求められる。この処理操作は、逆高速フーリ
エ変換により係数z’kを算出するモジュール3(図4
参照)に適用される。このように、窓処理部1と、c=
cos〔2π(4n+1/4N)〕,s=sin〔2π
(4n+1/4N)〕で表わされる処理技術によりz’
n を算出する複素数乗算部2(図4参照)とは、下記
(18)〜(20)式によって表現される。
【0074】(18)… z’ n =((x 2n ・c−x
N/2-1-2n ・s)+j・zo -N/2 ・(x 2n ・s+x
N/2-2n-1 ・c))・(c+j・s)) すなわち、(19)… z’ n =zo -N/2 ・(x 2n ・s 2 +x
N/2-1-2n ・cs)+j(x 2n ・cs−x N/2-2n ・c 2 ここで、c2=1−s2の関係から上記(19)式を展開
すると、(20)… z’ n =(x 2n −j・x N/2-1-2n )+(−
(x 2n ・s 2 +x N/2-2n-1 ・cs)+j(x 2n ・cs+
N/2-1-2n ・c 2 ))+zo -N/2 ・((x 2n ・s 2 +x
N/2-2n-1 ・cs)+j(x 2n ・cs+x N/2-2n-1
2 ))
【0075】上記の関係式において、現在階数がnとな
るサンプル値に適用されるN/2サンプル遅延演算子
は、zo-N/2により表現される。このように、前述した
プロセスは、サンプルNの各ブロックに含まれる2つの
量子、すなわち、(x 2n ・s 2 +x N/2-2n-1 ・cs)
(x 2n ・cs+x N/2-2n-1 ・c 2 とで定義される量子
に基づく特殊な窓処理が考慮されている。
【0076】z’ n を算出する複素数乗算部2(図4参
照)と、z(n)を算出する窓処理部1とにおいてなさ
れる回転処理の回数を減少させるための処理が、図7に
示す加算値N/4の記憶により可能となる。ここで、上
記2つの回転処理は、一般に、3N回の操作で行われて
おり、これをN乗算とN加算とからなる2N回の操作を
行うことで処理回数を減少させている。
【0077】このような処理回数の低減を図った符号化
プロセスを図7を参照して説明する。図示される装置
は、窓処理とz’ n を算出する処理とにおける処理回数
を低減するモジュール8を含む。なお、窓処理を行うモ
ジュール1とz’ n を複素数乗算して算出するモジュー
ル2とは図4に開示されている。このモジュール8の動
作は、N/4のサイズで逆高速フーリエ変換を行うモジ
ュール3に従う。また、該モジュール3の動作は、偶数
の変換係数 2k と奇数の変換係数 N/2-2k-1 とを算出す
るモジュール9に従う。
【0078】図7は上記各モジュール8,3,9の構成
を示す図である。このような構成において、乗算や加算
などの演算子が指数iを伴って数値的な基準として与え
られる場合、これに対応する複数の要素演算子が生成さ
れる。すなわち、この図に示すモジュール8,9におい
ては、指数iの全てがN/4に対応する複数の要素演算
子として表示される。これにより、メモリ容量を最適化
し、リアルタイム処理が可能となる符号化/復号化装置
が実現される訳である。
【0079】図7に示すように、窓処理およびz’n算
出処理を行うモジュール8は、サンプルx(n)の内、
奇数サンブルを記憶する第1入力メモリ81aと偶数サ
ンプルを記憶する第2入力メモリ81bとを備える。第
1乗算器82a,82bは、それぞれメモリ81aに記
憶される奇数サンプル N/2-1-2n 、メモリ81bに記憶
される偶数サンプル 2n が供給される。この第1乗算器
82aには、外部メモリ80aから出力される定数Cが
インバータ821iを介して供給される。一方、第1乗
算器82b側には、外部メモリ80aから定数Cが直接
供給される。ここで、インバータ821iは、入力する
信号に「−1」を乗じて出力する。
【0080】さらに、奇数サンプル N/2-1-2n が供給さ
れる第2乗算器83bには、外部メモリ80bから出力
される定数Sが乗算器89を介して供給される。偶数サ
ンプルx2nが供給される第2乗算器83aには、外部
メモリ80bから定数Sが直接供給される。なお、上記
乗算器89は、入力される定数Sに「−1」を乗算して
出力する。
【0081】第1加算回路84aは、第1乗算器82a
の出力と第2乗算器83aの出力とを加算して出力す
る。一方、第1加算回路84bは、第1乗算器82bの
出力と第2乗算器83bの出力とを加算して出力する。
第2加算回路86aは、第1加算器84aの出力信号
と、この出力信号を遅延回路85aでN/2値分遅延さ
せると共に、インバータ861iを介した信号とを加算
する。同様に、第2加算回路86bは、第1加算器84
bの出力信号と、この出力信号を遅延回路85bでN/
2値分遅延させた信号とを加算する。
【0082】第3加算回路87aは、第2加算回路86
aの出力信号と、インバータ871iを介して反転され
た奇数サンプル N/2-1-2n とを加算して出力する。第3
加算回路87bは、第2加算回路86bの出力信号と、
偶数サンプル 2n とを加算して出力する。この第3加算
回路87a,87bの各出力は、z’ n (複素数)に対
応するものである。すなわち、第3加算回路87aの出
力は、複素数z’ n の実数部に相当し、一方、第3加算
回路87bの出力は、複素数z’ n の虚数部に相当す
る。そして、このz’ n の実数部と虚数部とは、それぞ
れRAM型の一時記憶メモリ88a,88bに記憶され
る。ここで、メモリ88a,88bには、z’ n の実数
部と虚数部とがそれぞれN/4値として記憶される。
【0083】逆高速フーリエ変換を演算するモジュール
3は、図4に示したモジュール3と同一の構成である。
モジュール9は、このモジュール3から出力される逆フ
ーリア変換結果に基づいて偶数の変換係数 2k と奇数の
変換係数 N/2-2k-1 とを算出する。図7に示すように、
モジュール9は第1乗算器91a,91b,91c,9
1dを備える。第1乗算器91aには、逆フーリエ変換
結果の実数部Re{Z’ N/8-k が供給される。第1乗
算器91bには、逆フーリエ変換結果の虚数部Im
{Z’ N/8-k が供給される。さらに、第1乗算器91
c,91dには、それぞれ逆フーリエ変換結果の実数部
Re{Z’ N/8+k 、虚数部Im{Z’ N/8+k が供給さ
れる。また、これら第1乗算器91a,91b,91
c,91dには、外部メモリ90aから読み出される定
数Cが供給される。
【0084】第2乗算器92a,92b,92c,92
dには、外部メモリ90bから読み出される定数Sが供
給される。そして、第2乗算器92aは、上記実数部
e{Z’ N/8-k にこの定数Sを乗じて出力する。第2
乗算器92bは、上記虚数部Im{Z’ N/8-k に定数
Sを乗じて出力する。さらに、第2乗算器92cは、上
記実数部Re{Z’ N/8+k に定数Sを乗じて出力す
る。第2乗算器92dは、上記虚数部Im
{Z’ N/8+k に定数Sを乗じて出力する。
【0085】第1加算回路93aは、第1乗算器91a
の出力と第2乗算器92bの出力とを加算する。第2加
算回路92bは、第2乗算器92aの出力をインバータ
94bで反転した信号と、第1乗算器91bの出力とを
加算する。第3加算回路93cは、第1乗算器91cの
出力と、第2乗算器92dの出力をインバータ94cで
反転した信号とを加算する。さらに、第4加算回路93
dは、第1乗算器91dの出力と第2乗算器92cの出
力とを加算する。
【0086】第1加算回路93aの出力と第2加算回路
93bの出力とは、奇数の変換係数 N/2-2k-1 として一
時記憶メモリ95aに記憶される。一方、第3加算回路
93cの出力と第4加算回路93dの出力とは、偶数の
変換係数Y(2k)として一時記憶メモリ95bに記憶
される。
【0087】以上のように、この図に示す符号化モジュ
ールは、特に、計算時間を短縮する点で有利となる。す
なわち、図4に示した実施例では、窓処理に対応する操
作が3N回要求されるのに対し、図7に示す構成によれ
ば、同様の窓処理が2N回の操作で実現される。
【0088】なお、復号化モジュールは、図4および図
5に基づいて説明した逆変換原理を図7に適用すれば、
同様の構成として実現できる。この場合、復号化モジュ
ールは、単に、図7に示す入出力関係を対応する入力と
出力とに置き換えると共に、前述した回転操作の定数
C,Sによって乗算されるデータ列の出力手順を与える
だけであるから、その詳細に関する説明を省略する。
【0089】また、図8は、サンプルx(n)を符号化
あるいは復号化する処理プログラムの一例を示すソース
コードリストである。この処理プログラムは、図7に示
す装置によって達成される処理に対応するものであり、
英語のコメントが付与されたC言語によって記述されて
いる。
【0090】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、符号化に必要とされる演算数を実際上、減少させ、
演算の負担を軽減できるという利点が得られる。また、
この発明によれば、処理手順を簡易化でき、リアルタイ
ム処理に適合したコストおよび信頼性を得ることができ
るという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法において、符号化がどのように
実行されるかを示す一般のフローチャートである。
【図2】 図1の実行における主要なステップの無限実
行であるところの特に有用なフローチャートである。
【図3】 デコーディングレベルにおける本発明の方法
の実行のフローチャートである。
【図4】 本願発明におけるデジタル信号を符号化する
ための装置の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図5】 図4に示す符号化装置を用いて符号化された
デジタル信号を復号化するための装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】 図5の実施例の詳細な構成を示すブロック図
である。
【図7】 サンプルの窓または空間−時間重複に関する
演算処理が複素数積の演算に統合され、これによって、
窓処理またはオーバーラッピングの(処理の数に特有
の)コストを削減する、符号化または復号化するための
装置の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図8】 サンプルx(n)を符号化あるいは復号化す
る処理プログラムの一例を示すソースコードリストであ
る。
【符号の説明】
1 複素数演算回路 2 第2の複素数演算回路 3 逆高速フーリエ変換演算回路 4 第3の複素数演算回路 5 記憶読出し回路 6 複素数部算出回路 7 モジュール 20a,20b メモリ回路 21a,21b 乗算回路 22a,22b 乗算回路 23 第1の加算回路 23a 乗算器 24 加算回路 25,26 補助メモリ 40a,40b メモリ回路 41a,41b 乗算器 42a,42b 乗算器 43 加算回路 43a 乗算器 44 加算回路 62 複素数乗算回路 63 モジュール 64 複素数乗算回路 70a,70b,71a,71b メモリ 73ai,73bi,74bi,74ai 乗算器 75i,76i 加算器 75ai インバータ 80a 乗算器 81b,81a メモリ 821i インバータ 82a,82b 乗算器 83a,83b 乗算器 84a,84b 加算回路 85a,85b 遅延回路 86a,86b 第2加算回路 861i インバータ 87a,87b 第3加算回路 88a,88b 一時記憶メモリ 89 乗算器 90a,90b 外部メモリ 91a,91b,91c,91d 第1乗算器 92a,92b,92c,92d 第2乗算器 93a,93b,93c,93d 第4加算回路 94b,94c インバータ 95a,95b 一時記憶メモリ 112 第2入力メモリ回路 111 第1入力メモリ回路 121 第1の加算回路 122 第2の加算回路 123 乗算回路 131,132 補助メモリ
フロントページの続き (56)参考文献 「Adaptive transfo rm coding with an adaptive block siz e(ATC−ABS)」,Sugiya ma,A.et.al.1990 Inte rnational Conferen ce on Acoustics,Sp eech,and Signal Pr ocessing,ICASSP−90 vol.2 pp1093−1096 「A fast algorithm for the implement ation of filter ba nks based on ’time domain aliasing c ancellation’」,P.Du hamel et.al.1991 Int ernational Confere nce on Acoustics,S peech,and Signal P rocessing,ICASSP−91 vol.3 pp2209−2212 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 7/30

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 h(N−1−n)が決定された重み付け
    法則を表すときの以下に示す式によって表されるブロッ
    ク内のそれぞれのサンプルの位置nの関数として、連続
    するN個のサンプルからなる複数のブロックにひとまと
    めにされた複数のディジタルサンプルx(n)を空間的
    あるいは、時間的に重み付けする窓付け操作を行い、 n =x(n)・h(N−1−n) N-k =−Y k-1 としたときのk∈〔0,,N/2−
    1〕に対して、位相シフト項が前記変換係数の階数kの
    関数として分布された数式1の形で表される偶数階数の
    変換係数 2k を計算するために、サンプルの複数のブロ
    ックについて修正ディスクリートコサイン変換を実行
    し、 【数1】 y’ n =x 2n ・h 2n y” n =x N-2n-1 ・h N-2n-1 、W4
    N=cos(2π/4N)+jsin(2π/4N)と
    したときのk=0,,N/4に対して数式2に示す可
    逆複素変換の形として前記計算された偶数階数の変換係
    数Y2kを表し、 【数2】 n=0,,N/4−1に対して n =(y 2n −y
    N/2-1-2n )+j(y N-1-2n +y N+2+2n であるときの数
    式3に示す補助計算方程式に基づいて前記可逆複素変換
    を計算して、 【数3】 前記複数のディジタルサンプルx(n)で表されるディ
    ジタル信号(x)を符号化することを特徴とするディジ
    タル信号の符号化方法。
  2. 【請求項2】 前記可逆複素変換は、n=0,,N/
    4−1に対して前記 n を計算する第1のステップと、 n=0,,N/4−1に対してz’ n =z n ・WN n
    計算する第2のステップと、 サイズN/4の逆高速フーリエ変換FFT-1によって以
    下に示す式で表される対応する係数Z’ k を計算する第
    3のステップと、Z’ k =FFT -1 ・z’(n) k=0,,N/4−1に対して以下に示す方程式を計
    算する第4のステップと、 k =((−1) k+1 ・W8 -1 ・W4N 4k+1 )・Z’ k k の虚数部Im〔Z k 〕=Y 2k と、 k の実数部Re
    〔Z k 〕=Y 2k+N/4 とからなる偶数階数の変換係数を連
    続的に決定する第5のステップと、 前記ディジタル信号(x)を構成する前記複数のディジ
    タルサンプルx(n)の代わりに、前記偶数階数の変換
    係数 2k および 2k+N/4 を符号化された信号の形で伝送
    する第6のステップとからなる連続するステップにより
    計算されることを特徴とする請求項1記載のディジタル
    信号の符号化方法。
  3. 【請求項3】 前記補助計算方程式は、数式4の形で表
    され、 【数4】 前記第2のステップと、前記第4のステップとが交換さ
    れ、 W4N(4n+1)による虚数乗法が前記計算の最初あるい
    は、最後に設けられていることを特徴とする請求項2記
    載のディジタル信号の符号化方法。
  4. 【請求項4】 伝送された変換係数の実数部 N/4+2k
    よび虚数部 2k を交換し、Re〔Z k およびIm〔Z k の形式のフォワードMD
    CTの複素数部を計算することによって前記交換された
    変換係数を符号化処理し、 前記複素数部の実数部および虚数部を交換し、 前記複数のディジタルサンプルx(n)の再構成をする
    ためにオーバーラップ計算を実行して、 請求項1記載のディジタル信号の符号化方法によって符
    号化された前記複数のディジタルサンプルx(n)で表
    されるディジタル信号(x)を復号化することを特徴と
    するディジタル信号の復号化方法。
  5. 【請求項5】 前記フォワードMDCTの複素数部を計
    算することによる符号化処理と同一の前記符号化処理
    は、 n=0,,N/4−1に対してz’ n =z n ・WN n
    計算する第2のステップと、 サイズN/4の逆高速フーリエ変換FFT-1によって以
    下に示す式で表される係数Z’ k を計算する第3のステ
    ップと、Z’ k =FFT -1 ・z’ n k=0,,N/4−1に対して以下に示す方程式を計
    算する第4のステップと k =((−1) k+1 ・W8 -1 ・W4N 4k+1 )・Z’ k からなることを特徴とする請求項4記載のディジタル信
    号の復号化方法。
  6. 【請求項6】 可逆複素変換を形成する一連の前記第2
    ないし第4のステップとともに、前記第2ないし第4の
    ステップによって構成された逆変換は、逆MDCTのコ
    アを構成し、 前記逆MDCTは、 逆入力信号を生成するために、以下に示す式により入力
    信号の実数部と虚数部とを交換する第7のステップと、 z=a+jb→z* =b+ja 出力信号 * k を生成するために、逆入力信号のフォーワ
    ードMDCTを計算する第8のステップと、 逆出力信号 k を生成するために、出力信号 * k の実数
    部と虚数部とを交換する第9のステップとからなる対応
    するフォーワードMDCTによって計算されることを特
    徴とする請求項5記載のディジタル信号の復号化方法。
  7. 【請求項7】 連続するN個のサンプルからなる複数の
    ブロックにひとまとめにされた複数のディジタルサンプ
    ルx(n)の連続するN/2個のサンプルを記憶する第
    1の記憶手段と、 前記複数のディジタルサンプルx(n)の連続するN/
    2個のサンプルをN/2遅延して記憶する第2の記憶手
    段と、 h(N−1−n)が決定された重み付け法則を表すとき
    の以下に示す式によって表される複数のサンプルynの
    空間的重み付けを実行することからなる前記複数のディ
    ジタルサンプルx(n)の窓付け操作を行い、 yn=x(n)・h(N−1−n) N-k =−Y k-1 としたときのk∈〔0,,N/2−
    1〕に対して、位相シフト項が前記変換係数の階数kの
    関数として分布された数式5の形で表される偶数階数の
    変換係数 2k を計算するために、サンプルの複数のブロ
    ックについて修正ディスクリートコサイン変換を実行
    し、 【数5】 n=0,,N/4−1に対して n =(y 2n −y
    N/2-1-2n )+j(y N-1-2n +y N/2+2n であるときの数
    式6に示す補助計算方程式を用いた可逆複素変換(
    2k+N/4 +jY 2k )から偶数階数の変換係数 2k を得る第
    1の計算手段と 【数6】 を具備し、前記複数のディジタルサンプルx(n)で表
    されるディジタル信号(x)を符号化することを特徴と
    するディジタル信号の符号化装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の計算手段は、 前記 n を計算する第1の複素数計算手段と、 n=0,,N/4−1に対してz’ n =z n ・WN n
    計算する第2の複素数計算手段と、FFT -1 ・z’ n を計算する第1の逆高速フーリエ変換
    計算手段と、 k=0,,N/4−1に対して以下に示す方程式を計
    算し、 k =((−1) k+1 ・W8 -1 ・W4N 4k+1 )・Z’ k k の虚数部Im〔Z k 〕=Y 2k と、 k の実数部Re
    〔Z k 〕=Y 2k+N/4 とからなる偶数階数の変換係数を連
    続的に決定する第3の複素数計算手段とが縦続接続され
    ていることを特徴とする請求項7記載のディジタル信号
    の符号化装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の複素数計算手段は、 前記第1および第2の記憶手段に接続され、 重み付けされたサンプル値 2n が前記第1の記憶手段か
    ら第1の入力端に直接供給され、重み付けされたサンプ
    ル値 N/2-1-2n が(−1)を乗算する乗算器を介して第
    2の入力端に供給される第1の加算手段と、 重み付けされたサンプル値 N/2+2n が前記第1の記憶手
    段から第1の入力端に供給され、重み付けされたサンプ
    ル値 N-1-2n が前記第2の記憶手段から第2の入力端に
    供給される第2の加算手段と、 それぞれ記憶容量N/4を有し、前記第1および第2の
    加算手段のそれぞれの出力端にそれぞれ接続され、 n
    =(y 2n −y N/2-1-2n )+j(y N-1-2n +y N/2+2n
    実数部および虚数部をそれぞれ記憶する第1および第2
    の補助記憶手段とを具備することを特徴とする請求項8
    記載のディジタル信号の符号化装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の複素数計算手段は、 定数(WNn=cos(2πn/N)+jsin(2π
    n/N))を記憶する第1の定数記憶手段と、 ( n =a+jb)の実数部aが第1の入力端に供給さ
    れ、前記定数WNnの実数部(cos(2πn/N))
    が第2の入力端に供給され、積(a・cos(2πn/
    N)を出力する第1の乗算手段と、 ( n =a+jb)の実数部aが第1の入力端に供給さ
    れ、前記定数WNnの虚数部(sin(2πn/N))
    が第2の入力端に供給され、積(a・sin(2πn/
    N))を出力する第2の乗算手段と、 ( n =a+jb)の虚数部bが第1の入力端に供給さ
    れ、前記WNnの実数部(cos(2πn/N))が第
    2の入力端に供給され、積(b・cos(2πn/
    N))を出力する第3の乗算手段と、 ( n =a+jb)の虚数部bが第1の入力端に供給さ
    れ、前記WNnの虚数部(sin(2πn/N))が第
    2の入力端に供給され、積(b・sin(2πn/
    N))を出力する第4の乗算手段と、 前記積(a・cos(2πn/N))が前記第1の乗算
    手段から第1の入力端に供給され、前記積(b・sin
    (2πn/N))が前記第4の乗算手段から(−1)を
    乗算する乗算器を介して第2の入力端に供給され、a’
    =a・cos(2πn/N)−b・sin(2πn/
    N)、b’=a・sin(2πn/N)+b・cos
    (2πn/N))としたときのa’を出力する第3の加
    算手段と、 前記積(a・sin(2πn/N))が前記第2の乗算
    手段から第1の入力端に供給され、前記積(b・cos
    (2πn/N))が前記第3の乗算手段から第2の入力
    端に供給され、前記(z’ n =a’+jb’)の虚数部
    b’を出力する第4の加算手段と、 前記z’ n の実数部a’および虚数部b’をそれぞれ記
    憶する第3および第4の補助記憶手段とを具備すること
    を特徴とする請求項8記載のディジタル信号の符号化装
    置。
  11. 【請求項11】 前記第3の複素数計算手段は、 定数W8-1およびW4N4k+1の実数部および虚数部を記
    憶する第2の定数記憶手段と、 式Z’ k の実数部が第1の入力端に供給され、前記定数
    WNnおよびW4N4k+1の実数部が前記第2の定数記憶
    手段から第2の入力端に供給され、対応する第1の積を
    出力する第5の乗算手段と、 式Z’ k の実数部が第1の入力端に供給され、前記定数
    WNnおよびW4N4k+1の虚数部が前記第2の定数記憶
    手段から第2の入力端に供給され、対応する第2の積を
    出力する第6の乗算手段と、 式Z’ k の虚数部が第1の入力端に供給され、前記定数
    WNnおよびW4N4k+1の実数部が前記第2の定数記憶
    手段から第2の入力端に供給され、対応する第3の積を
    出力する第7の乗算手段と、 式Z’ k の虚数部が第1の入力端に供給され、前記定数
    WNnおよびW4N4k+1の虚数部が前記第2の定数記憶
    手段から第2の入力端に供給され、対応する第4の積を
    出力する第8の乗算手段と、 前記第1の積が前記第5の乗算手段から第1の入力端に
    供給され、前記第4の積が前記第8の乗算手段から(−
    1)を乗算する乗算器を介して第2の入力端に供給さ
    れ、式 k の実数部Re〔Z k 〕=Y N/4+2k を出力する第
    5の加算手段と、 前記第2の積が前記第2の乗算手段から第1の入力端に
    供給され、前記第3の積が前記第7の乗算手段から第2
    の入力端に供給され、前記式 k の虚数部Im〔Z k 〕=
    2k を出力する第6の加算手段とを具備することを特徴
    とする請求項8記載のディジタル信号の符号化装置。
  12. 【請求項12】 伝送された変換係数の実数部Re〔Z
    k 〕=Y N/4+2k および虚数部Im〔Z k 〕=Y 2k を記憶す
    る変換係数記憶手段と、 該変換係数記憶手段に記憶された前記伝送された変換係
    数を交換して読み出す読出手段と、 前記z’ n を計算する第4の複素数計算手段と、逆高速
    フーリエ変換(FFT -1 ・z’ n )を計算する第2の逆
    高速フーリエ変換計算手段と、以下に示す方程式を計算
    する方程式計算手段とが縦続接続され、フォワードMD
    CTの複素数部を計算する第2の計算手段と k =((−1) k+1 ・W8 -1 ・W4N 4k+1 )・Z’ k を具備し、連続するN個のサンプルからなる複数のブロ
    ックにひとまとめにされ、請求項7記載のディジタル信
    号の符号化装置によって符号化された複数のディジタル
    サンプルx(n)で表されるディジタル信号(x)を復
    号化することを特徴とするディジタル信号の復号化装
    置。
  13. 【請求項13】 前記第2の計算手段は、 請求項7ないし請求項11のいずれかに記載の符号化装
    置の複数のモジュールにそれぞれ等しい複数のモジュー
    ルから構成されていることを特徴とする請求項12記載
    のディジタル信号の復号化装置。
  14. 【請求項14】 c=cos((2π・(4n+1))
    /4N)、s=sin((2π・(4n+1)/N)と
    したときの偶数のサンプル 2n および奇数のサンプル
    N/2-1-2n に基づいて、以下に示す方程式を虚数乗法によ
    って計算する第3の計算手段と、z’ n =((x 2n ・c−x N/2-1-2n ・s)+j・zo
    -N/2 ・(x 2n ・s+x N/2-2n-1 ・c))・(c+js) 式Z’(N/8−k)=FFT-1z’ n を計算するた
    めに、前記式z’ n に対して逆高速フーリエ変換FFT
    -1を実行する逆高速フーリエ変換計算手段と、 変換の奇数係数 2k および偶数係数 N/2-2K-1 を計算す
    るために、虚数乗法を実行する第4の計算手段とを具備
    し、連続するN個のサンプルからなる複数のブロックに
    ひとまとめにされた複数のディジタルサンプルx(n)
    で表されるディジタル信号(x)を符号化および復号化
    することを特徴とするディジタル信号の符号化および復
    号化装置。
  15. 【請求項15】 前記第3の計算手段は、 偶数サンプル N/2-1/2n および奇数サンプル 2N をそれ
    ぞれ記憶する第3および第4の記憶手段と、 前記値cおよび前記値sをそれぞれ記憶する第5および
    第6の記憶手段と、 前記偶数サンプル 2N が第1の入力端に供給され、前記
    値cが(−1)を乗算する乗算器を介して第2の入力端
    に供給される第9の乗算手段と、 前記奇数サンプル N/2-1/2n が第1の入力端に供給さ
    れ、前記値cが直接第2の入力端に供給される第10の
    乗算手段と、 前記偶数サンプル 2N が第1の入力端に供給され、前記
    値sが前記第6の記憶手段から直接第2の入力端に供給
    される第11の乗算手段と、 前記奇数サンプル N/2-1/2n が第1の入力端に供給さ
    れ、前記値sが前記第6の記憶手段から(−1)を乗算
    する乗算器を介して第2の入力端に供給される第12の
    乗算手段と、 前記第9の乗算手段から出力される積と前記第11の乗
    算手段から出力される積とが供給される第7の加算手段
    と、 前記第10の乗算手段から出力される積と前記第12の
    乗算手段から出力される積とが供給される第8の加算手
    段と、 前記第7の加算手段から出力される加算結果が直接第1
    の入力端に供給され、前記加算結果がディレイラインお
    よびインバータを経て第2の入力端に供給される第9の
    加算手段と、 前記第8の加算手段から出力される加算結果が直接第1
    の入力端に供給され、前記加算結果がディレイラインを
    経て第2の入力端に供給される第10の加算手段と、 前記奇数サンプル( N/2-1/2n )がインバータを経て第
    1の入力端に供給され、前記第9の加算手段から出力さ
    れる加算結果が直接第2の入力端に供給され、前記式
    z’ n の実数部を出力する第11の加算手段と、 前記偶数サンプル 2N がインバータを経て第1の入力端
    に供給され、前記第10の加算手段から出力される加算
    結果が直接第2の入力端に供給され、前記式z’ n の虚
    数部を出力する第12の加算手段と、 前記式z’ n の実数部および虚数部をそれぞれ記憶する
    RAMタイプの第7および第8の記憶手段とを具備する
    ことを特徴とする請求項14記載のディジタル信号の符
    号化および復号化装置。
  16. 【請求項16】 前記第3の計算手段は、 前記値cおよび前記値sをそれぞれ記憶する第9および
    第10の記憶手段と、 前記式z’ n に対する前記逆高速フーリエ変換FFT -1
    ・z’ n の演算結果の実数部Re〔Z’ N/8-k が第1の
    入力端に供給され、前記値cが第2の入力端に供給され
    る第13の乗算手段と、 前記式z’ n に対する前記逆高速フーリエ変換FFT -1
    ・z’ n の演算結果の虚数部Im〔Z’ N/8-k が第1の
    入力端に供給され、前記値cが第2の入力端に供給され
    る第14の乗算手段と、 前記式z’ n に対する前記逆高速フーリエ変換FFT -1
    ・z’ n の演算結果の実数部Re〔Z’ N/8+k が第1の
    入力端に供給され、前記値cが第2の入力端に供給され
    る第15の乗算手段と、 前記式z’ n に対する前記逆高速フーリエ変換FFT -1
    ・z’ n の演算結果の虚数部Im〔Z’ N/8+k が第1の
    入力端に供給され、前記値cが第2の入力端に供給され
    る第16の乗算手段と、 前記式z’ n に対する前記逆高速フーリエ変換FFT -1
    ・z’ n の演算結果の実数部Re〔Z’ N/8-k が第1の
    入力端に供給され、前記値sが第2の入力端に供給され
    る第17の乗算手段と、 前記式z’ n に対する前記逆高速フーリエ変換FFT -1
    ・z’ n の演算結果の虚数部Im〔Z’ N/8-k が第1の
    入力端に供給され、前記値sが第2の入力端に供給され
    る第18の乗算手段と、 前記式z’ n に対する前記逆高速フーリエ変換FFT -1
    ・z’ n の演算結果の実数部Re〔Z’ N/8+k が第1の
    入力端に供給され、前記値sが第2の入力端に供給され
    る第19の乗算手段と、 前記式z’ n に対する前記逆高速フーリエ変換FFT -1
    ・z’ n の演算結果の虚数部Im〔Z’ N/8+k が第1の
    入力端に供給され、前記値sが第2の入力端に供給され
    る第20の乗算手段と、 前記第13の乗算手段の乗算結果が第1の入力端に供給
    され、前記第14の乗算手段の乗算結果が第2の入力端
    に供給される第13の加算手段と、 前記第17の乗算手段の乗算結果がインバータを経て第
    1の入力端に供給され、前記第14の乗算手段の乗算結
    果が第2の入力端に供給される第14の加算手段と、 前記第15の乗算手段の乗算結果が第1の入力端に供給
    され、前記第20の乗算手段の乗算結果がインバータを
    経て第2の入力端に供給される第15の加算手段と、 前記第19の乗算手段の乗算結果が第1の入力端に供給
    され、前記第16の乗算手段の乗算結果が第2の入力端
    に供給される第16の加算手段と、 前記第13および第14の加算手段のそれぞれの加算結
    果が変換の奇数係数 N/2-2k-1 として記憶される第9の
    記憶手段と、 前記第15および第16の加算手段のそれぞれの加算結
    果が変換の偶数係数 2k として記憶される第10の記憶
    手段とを具備することを特徴とする請求項14記載のデ
    ィジタル信号の符号化および復号化装置。
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