JP3148028U - 紫外線ライト - Google Patents

紫外線ライト

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育彦 津田
育彦 津田
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【課題】携帯性に優れ、しかも紫外線出力が高い紫外線ライトを提供する。【解決手段】本考案に係る紫外線ライト1は、一端に出射窓8が形成された筒状のケース2と、出射窓8に設けられた透光性を有する窓部材4と、ケース2と窓部材9とで区切られた空間に配置され、窓部材4に対して紫外線を含む光を照射する少なくとも1つのLED7と、窓部材4の少なくとも一方の面に設けられ、LED7から照射された光のうちの、紫外線を含む特定波長の光を透過させるとともに、それ以外の波長の光を遮断するフィルタ膜9とを備えている。【選択図】図2

Description

本考案は、蛍光物質の有無を検査する際に使用される紫外線ライトに関する。
従来から、非破壊探傷試験(蛍光浸透探傷試験、蛍光磁粉探傷試験等)やオイル漏れ試験の分野では、蛍光物質の有無を検出するために様々な種類の紫外線ライトが使用されている。
例えば、特許文献1に記載の紫外線ライトは、紫外線発光管を光源としている。特許文献2に記載の紫外線ライトは、波長が320nm〜400nmの紫外線LED(Light Emitting Diode)を光源としている。また、いずれの紫外線ライトにおいても、検査対象物に紫外線以外の光(特に、可視光)が照射されるのを防ぐために、不必要な波長の光を遮断するためのフィルタが設けられる場合がある。
実登第3052214号公報 特開2004−239749号公報
しかしながら、特許文献1に記載の紫外線ライトは消費電力が大きく、壁等に設けられたコンセントから電力供給する必要があるので、屋外での使用には不向きであった。また、特許文献2に記載の紫外線ライトでは、紫外線LEDから照射される紫外線中に僅かな可視光が含まれることにより、蛍光物質の有無をはっきりと判別できない場合があった。
また、フィルタは、通常、0.5mm〜1.0mm程度の厚みをもたせた別部材として構成される場合が多い。したがって、紫外線LEDとフィルタ部材とを組み合わせて構成した紫外線ライトでは、紫外線LEDから照射された紫外線がフィルタ部材を透過中に減衰し、紫外線出力が低下するという問題があった。また、紫外線LEDを覆う保護ガラスの表面に塗料等を被覆して膜状のフィルタを形成する場合もあるが、従来の塗料等では可視光を十分に遮断しようとすると膜厚が厚くなり、やはり紫外線出力が低下していた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、携帯性に優れ、しかも紫外線出力が高い紫外線ライトを提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案に係る紫外線ライトは、電源としての蓄電池を内蔵した、持ち運び可能な程度に小型な紫外線ライトであって、一端に出射窓が形成された筒状のケースと、前記出射窓に設けられた透光性を有する窓部材と、前記ケースと前記窓部材とで区切られた空間に配置され、前記窓部材に対して紫外線を含む光を照射する少なくとも1つのLEDと、前記窓部材の少なくとも一方の面に設けられ、前記LEDから照射された光のうちの、紫外線を含む特定波長の光を透過させるとともに、それ以外の波長の光を遮断するフィルタ膜とを備え、前記フィルタ膜は、二酸化ケイ素からなる低屈折率膜と二酸化ハフニウムからなる高屈折率膜とを交互に各10層以上積層して形成したものであることを特徴とする。
また、上記紫外線ライトにおいて、前記フィルタ膜は、波長が400nm〜650nmの範囲内にある光を遮断するのが好ましい。
上記構成によれば、光源として消費電力が少ないLEDを使用しているので、乾電池等の蓄電池で電力を供給することができ、携帯性に優れた紫外線ライトを実現することができる。また、上記構成によれば、LEDから照射される不必要な波長の光をフィルタ膜で遮断するようにしたので、フィルタ部材のような別部材を用意する必要がない。また、低屈折率膜と高屈折率膜とからなるフィルタ膜は十分に薄いので、必要な紫外線が減衰して紫外線出力が低下することもない。
本考案によれば、携帯性に優れ、しかも紫外線出力が高い紫外線ライトを提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本考案に係る紫外線ライトの好ましい実施形態について説明する。
図1に、本考案に係る紫外線ライトの分解斜視図を示す。
この図に示すように、紫外線ライト1はケース部材2a及び2bを連結してなる筒状のケースを備え、その筒状内部にOリング3、透光性を有する石英等からなる凸レンズ状の窓部材4、鏡面5aを有する反射部材5、及び複数のLED7を有する基板6が収容されている。また、ケース部材2bの内部には、紫外線照射のON/OFFを切替える不図示のスイッチや、当該スイッチがONされた際にLED7に電力を供給する不図示の蓄電池(例えば、単四型の乾電池)が収容されている。
ケース部材2a側の端部には、検査対象物に紫外線を照射するための出射窓8が設けられている。また、反射部材5の鏡面5aにはLED7に対応した位置にLED7を鏡面5a側に突き出させるための孔5bが形成されている。そして、LED7から照射された紫外線は、鏡面5aで適宜拡散された後に窓部材4を通って出射窓8から出射される。
本実施形態では、LED7として、日亜化学工業製の紫外線LED「NSPU510CS(ピーク波長:375nm)」を25個使用した。
窓部材4の内面、すなわち反射部材5側の面には、二酸化ケイ素(SiO)等からなる低屈折率膜と二酸化ハフニウム(HfO)等からなる高屈折率膜とを交互に各10層以上積層し、波長が400nm〜650nmの範囲の光を遮断するよう構成したフィルタ膜9が、真空蒸着により形成されている。フィルタ膜9全体の厚さは約2〜3μmである。
このフィルタ膜9によれば、LED7から照射された紫外線に僅かに含まれる可視光が遮断されるので、結局、紫外線ライト1の出射窓8からは波長が400nm以下の紫外線のみが出射されることになる。なお、LED7から照射される光には、波長が650nm以上の可視光は含まれていないので、フィルタ膜9で650nm以上の波長の光を遮断する必要はない。
フィルタ膜9の形成において、低屈折率膜と高屈折率膜とを交互に各10層以上積層したのは、不必要な可視光を十分に遮断するためであり、遮断が不十分な場合は積層数をさらに増加すればよい。しかしながら、積層数を増加し過ぎてフィルタ膜9全体の膜厚が増加すると、十分な紫外線出力が得られなくなる。したがって、低屈折率膜及び高屈折率膜の積層数は、可視光の遮断の程度と、紫外線出力との兼ね合いで決定すればよい。
図2は、図1に示す各構成部材を組み合わせた紫外線ライト1の部分断面図である。なお、図2は各構成部材同士の関係を模式的に表したものであり、各構成部材の寸法及び各構成部材同士の寸法の比率等を正確に表したものではない。
図2を参照して、ケース部材2bの上(出射窓8側)には中心軸を合わせるように基板6が配置され、さらにその上に反射部材5、窓部材4及びOリング3が配置されている。
また、ケース部材2aは、その内周壁に形成されたネジ山(または、ネジ溝)とケース部材2bの外周壁に形成されたネジ溝(または、ネジ山)とによってケース部材2bに螺合し、ケース部材2a及び2bで筒状のケース2が構成されている。ケース部材2aをケース部材2bに螺合させる際、窓部材4、反射部材5及び基板6はOリング3を介してケース部材2bに押し付けられる。これにより、ケース2の内部、すなわちケース2と窓部材4とで区切られた空間内に水等が浸入しないようになっている。
図2に示すように、LED7からは検査対象物に照射したい紫外線(図2の黒矢印)とともに僅かな可視光(図2の白矢印)も照射される。しかしながら、可視光は低屈折率膜と高屈折率膜とからなるフィルタ膜9で遮断されるので、結局、出射窓8からは紫外線(黒矢印)のみが出射される。また、フィルタ膜9は約2〜3μmと十分に薄いので、当該膜を透過する際に紫外線が減衰し、出射窓8から出射する紫外線の出力が低下することもない。
このことを分かり易く示したのが図3のグラフである。図3(A)に示すように、フィルタ膜9の透過後においても、波長375nmにおける光出力はほとんど低下していない。一方、図3(B)に示すように、400nm以上の可視光領域(特に、410nm近傍)においては、フィルタ膜9を透過することによって光出力が大きく低下している。
すなわち、本考案によれば、LED7から照射された光から不必要な可視光を有効に取り除き、検査に必要な紫外線をほとんど減衰させることなく検査対象物に照射することができる。そして、これにより、蛍光物質の有無をはっきりと判別することができる紫外線ライトを提供することができる。また、本考案によれば、光源として消費電力が少ないLED7を使用しているので、乾電池等の蓄電池で電力を供給することができ、携帯性に優れた紫外線ライトを提供することができる。
以上、本考案の好ましい実施形態について説明してきたが、本考案は上記構成に限定されるものではない。
例えば、窓部材4は凸レンズ状である必要はなく、紫外線を照射すべき検査領域の広さ等に応じて、平板状や凹レンズ状にしてもよい。また、フィルタ膜9を形成するのは窓部材4の内面に限らず、外面(出射窓8側の面)にのみ形成しても、外面と内面の両面に形成してもよい。ただし、両面に形成する場合は、必要な紫外線が減衰しないよう注意が必要である。
また、上記実施形態では、LED7の光を拡散させるための反射部材5を設けたが、LED7自体から照射される光が十分拡散するようになっている場合は、反射部材5を省略することができる。
本考案に係る紫外線ライトの分解斜視図である。 本考案に係る紫外線ライトの部分断面図である。 本考案に係る紫外線ライトから照射される紫外線のスペクトル波形であって、(A)は波長350〜450nmの範囲の全体図、(B)は(A)の部分拡大図である。
符号の説明
1 紫外線ライト
2 ケース
3 Oリング
4 窓部材
5 反射部材
6 基板
7 LED
8 出射窓
9 フィルタ膜

Claims (2)

  1. 電源としての蓄電池を内蔵した、持ち運び可能な程度に小型な紫外線ライトであって、
    一端に出射窓が形成された筒状のケースと、
    前記出射窓に設けられた透光性を有する窓部材と、
    前記ケースと前記窓部材とで区切られた空間に配置され、前記窓部材に対して紫外線を含む光を照射する少なくとも1つのLEDと、
    前記窓部材の少なくとも一方の面に設けられ、前記LEDから照射された光のうちの、紫外線を含む特定波長の光を透過させるとともに、それ以外の波長の光を遮断するフィルタ膜とを備え、
    前記フィルタ膜は、二酸化ケイ素からなる低屈折率膜と二酸化ハフニウムからなる高屈折率膜とを交互に各10層以上積層して形成したものであることを特徴とする紫外線ライト。
  2. 前記フィルタ膜は、波長が400nm〜650nmの範囲内にある光を遮断することを特徴とする請求項1に記載の紫外線ライト。
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JP2018535453A (ja) * 2015-10-28 2018-11-29 アセラ・エルエルシー 高出力led用の埋め込み可能モジュール
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