JP3148824B2 - 救命用発光装置 - Google Patents

救命用発光装置

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JP3148824B2 JP19303099A JP19303099A JP3148824B2 JP 3148824 B2 JP3148824 B2 JP 3148824B2 JP 19303099 A JP19303099 A JP 19303099A JP 19303099 A JP19303099 A JP 19303099A JP 3148824 B2 JP3148824 B2 JP 3148824B2
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正一 芳賀
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日本船燈株式会社
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、水難用
の救命胴衣や救命ボートなどに備品として備えられ、遭
難時に捜索者に対し遭難者等の位置を確実に知らせるた
めの閃光を発射する救命用発光装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の救命用発光装置は、図5
に示すように、ケーシング本体1の一端側に発光体2を
配置し、該発光体2を覆う蓋体3を水密シールして装着
してあり、ケーシング本体1の周壁を水密的に貫通して
外方へ突出させた操作棒4を備え、該操作棒4の先端に
引き紐5が結び付けられており、ケーシング本体1内に
は電子回路用ボックス6、バッテリ7及びコンデンサ8
等が収容されている。そして、引き紐5を引張ると、図
示しないスイッチがオンとされ、バッテリ7を電源とし
て、コンデンサ8に充電された電流が間欠的に放電さ
れ、昇圧して発光体2に供給され、間欠的に閃光が発せ
られるようになっている。また、操作棒4に代えてケー
シング本体1の側壁を貫通する押し釦を用いた押し釦式
のものも知られている。いずれにしても救命用であるか
ら緊急時に確実に発光するという信頼性が高いことが必
要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の救命用
発光装置は、ケーシング本体1への蓋体3の装着部を水
密シールする以外に、操作棒4や押し釦がケーシング本
体1を貫通する部分も水密シールする必要があるため、
密閉部分が多くなり、緊急時に確実に発光すべき信頼性
が低下するという欠点があり、また、蓋体3とは別にス
イッチ操作用の操作棒4や押し釦を設けており、密閉部
分が多いこともあって必要部品点数が多くなるという問
題もあった。
【0004】上記問題点を解決するために、本発明は、
水密シールする必要がある密閉部分を減らして、信頼性
を向上させ、操作棒や押し釦を省いて、必要部品点数を
減らすことができる救命用発光装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、バッテリ及び電子回路をケーシング本体
内に収容し、該ケーシング本体の一端側に発光体を配置
した救命用発光装置において、前記発光体の発光部を覆
い前記ケーシング本体に螺着される透光性蓋体と、該蓋
体をねじ込むのに伴い前記発光体を前記ケーシング本体
へ押し込むことで前記発光体を前記バッテリに接続させ
るスイッチ機構と、前記蓋体に固着され る係合部材とを
備え、該係合部材には、内周に前記蓋体の外周に設けら
れた外スプライン歯と噛み合う内スプライン歯を設けた
円環状部と、前記ケーシング本体に設けられたストッパ
に係合する突起とを設け、該突起が前記ストッパに対し
反ねじ込み側で係合した位置では前記スイッチ機構の接
点が離され、前記蓋体が前記係合位置からねじ込み方向
に一回転する範囲内で前記スイッチ機構の接点が接続さ
れるように前記係合部材を前記蓋体に固着したことを特
徴とする。また、前記スイッチ機構とは反対側の前記バ
ッテリの端部側に前記スイッチ機構の接触圧を保持する
ための弾性体を設けることが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施の形
態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1
は本発明の実施の形態に係る救命用発光装置の片側半分
を破断して示した側面図、図2は図1の片側半分を破断
して示した平面図、図3は図1の片側半分を破断して示
した底面図である。
【0007】この救命用発光装置は、ケーシング本体1
1内にバッテリ12及び電子回路用プレート13を収容
し、該ケーシング本体11の上端側に発光体14を配置
してあり、発光体14の発光部48を覆いケーシング本
体11に螺着される透光性蓋体15を設け、該蓋体15
をねじ込むのに伴い発光体14をケーシング本体11へ
押し込むことで発光体14をバッテリ12と接続させる
スイッチ機構16の接点をオンとするようになってい
る。そして、スイッチ機構16とは反対側のバッテリ1
2の下端側にはスイッチ機構16の接触圧を保持するた
めの弾性体であるスポンジ19が設けられている。
【0008】また、救命用発光装置は、ケーシング本体
11に蓋体15のねじ込みが弛む方向へ回るのを規制す
るストッパ17を突設し、そのストッパに係合する突起
を有する係合部材18を備え、係合部材18の突起65
がストッパ17に対して反ねじ込み側で係合して蓋体1
5が抜け止めされた抜け止め位置ではスイッチ機構16
の接点が離れ、該抜け止め位置から蓋体15をねじ込み
方向へ1回転させる間にスイッチ機構16の接点が接続
されるように係合部材18を蓋体15に位置決め固着し
て構成される。
【0009】図4はケーシング本体内にバッテリ及び電
子回路用プレートを収容していない状態の救命用発光装
置を示す正面から見た断面図である。ケーシング本体1
1は、円筒形をなしており、上端中央に発光体14を挿
入するための挿入孔があり、上端近傍の外周に環状のシ
ール溝22が形成され、このシール溝22に環状シール
部材23が嵌着されている。上端にある挿入孔の内面に
は、周方向の複数箇所に上下方向に沿って続く案内凸条
24が設けられている。
【0010】また、ケーシング本体11は、上端寄りの
箇所のフランジ25と、フランジ25よりも下方に上下
方向に沿って途中まで続く外面両側の突片26,27と
を一体に有し、シール溝22の下方からフランジ25ま
での間に続く雄ねじ部28を備え、バッテリ12及び電
子回路用プレート13を下方から挿入した後に円形底板
29を固着して下端が閉じられる。ストッパ17は、フ
ランジ25の外周の1箇所から半径方向に沿い外向きに
突出させて(図1及び図2参照)設けられている。
【0011】さらに、ケーシング本体11の内面には、
周方向の2箇所に上下方向の一直線に沿って続く一様断
面の上方凸条31及び下方凸条32が対称位置に配設さ
れ、ケーシング本体11の周方向反対側には、円周方向
の3箇所に上下方向に続くリブ33が配設されており、
上方凸条31及び下方凸条32と各リブ33はいずれも
ケーシング本体11に一体成形されている。上方凸条3
1及び下方凸条32には上下方向に沿った真直溝35が
形成され、この真直溝35に電子回路用プレート13の
側端縁が挿入される。
【0012】バッテリ12と電子回路用プレート13と
は、互いに組み合わされ、バッテリ12の下端側にスポ
ンジ19を配置してユニット化され、バッテリ12は2
個が同一直線上に近接して配置されている。電子回路用
プレート13は、板面に基部が固着されたバネ板40
と、上端寄りの位置で横向き突出した上部端子板41
と、中間位置で横向きに突出した中間端子板42と、下
端で横向きに突出した下部端子板43とを有し、上部端
子板41に対して発光体14の後述する端子52が接離
し、中間端子板42が2個のバッテリ12の電極の間に
挟まれ、下部端子板43がバッテリ12の下端の電極に
接続されている。
【0013】発光体14は、発光球46と、該発光球4
6に装着される金属製のリテーナ47とを備え、リテー
ナ47には上端の受けフランジ51が形成され、リテー
ナ47の下端より下方に半球状の端子52が突出してい
る。そして、発光体14は、発光球46が押圧中継部材
20の中心孔に挿通され、リテーナ47がケーシング本
体11の上端にある挿入孔内の案内凸条24で半径方向
の動きが規制されつつ軸線方向に移動自在に該挿入孔に
挿入されている。
【0014】蓋体15は、透光性の材料によって成形さ
れ、頂部にある中空の半球状部55と、中間のテーパ部
56と、下端にある円筒部57とが一体形成され、円筒
部57の下端内周には雌ねじ58が、外周には歯筋が上
下に沿って真直に続く三角形断面の外スプライン歯59
がそれぞれ刻設され、テーパ部56の内面が押圧中継部
材20に当接している。そして、蓋体15は、雌ねじ5
8をケーシング本体11の雄ねじ部28に螺合させて、
発光体14の発光部48を覆ってケーシング本体11に
螺着される。
【0015】スイッチ機構16は、バネ板40及び上部
端子板41を備えて構成されている。バネ板40は、電
子回路用プレート13の上端の上方を通って横向きに突
出した可撓片61を有し、この可撓片61に開けた保持
孔に発光体14の端子52が通されて下方に突出されて
いて、該発光体14を上下動自在に保持する。そして、
スイッチ機構16は、バネ板40の可撓片61で保持さ
れた発光体14の端子52を接点とし、これが発光体1
4の押し込み量の大小により上部端子板41に対し接離
して、該発光体14への電源のオン・オフがなされるよ
うになっている。
【0016】係合部材18は、円環状部64と、この円
環状部64の下端の1箇所から下向きに突出した突起6
5と、上下方向位置決め用の上端の内フランジ67とを
一体に有し、円環状部64の内周には蓋体15の外スプ
ライン歯59と噛み合う内スプライン歯66が刻設さ
れ、蓋体15の円筒部57の下端に嵌合させた状態で、
ケーシング本体11に対し蓋体15と一体的にねじ込み
方向及びねじ込みを弛める方向のいずれの方向へも、ス
トッパ17に突起65が当たるところまで回すことが可
能である。そして、係合部材18は、ストッパ17に突
起65が当接して蓋体15が抜け止めされた抜け止め位
置ではスイッチ機構16の接点を離し、該抜け止め位置
から蓋体15をねじ込み方向へ1回転させる間にスイッ
チ機構16の接点を接続するように蓋体15に位置決め
固着される。
【0017】スポンジ19は、直方体形をしており、電
子回路用プレート13から横向きに突出した下部端子板
43に固着され、ケーシング本体11内で該下部端子板
43と底板29との間に挟まれた状態にて配置され、バ
ッテリ12と電子回路用プレート13とを含むユニット
を発光体14の方向へ付勢し、スイッチ機構16の接触
圧を保持するためのものである。
【0018】押圧中継部材20は、テーパ部56の内面
に当接する大きさの外径を有する丸笠形の弾性材料から
なり、中心孔を備えていて該中心孔に発光体14の発光
部48を挿通し、中心孔の周辺下面がリテーナ47の受
けフランジ51の上面に当接しており、蓋体15のねじ
込みを進めると、テーパ部56から押圧力を受け、その
押圧力を発光体14に伝達し、発光体14をケーシング
本体11へ押し込む。
【0019】上記救命用発光装置の組立て順序の一例に
ついて説明すると、底板29を取り外した状態でケーシ
ング本体11内へバッテリ12と電子回路用プレート1
3とを含むユニットをケーシング本体11内に挿入す
る。このとき、電子回路用プレート13の両側縁を対応
する真直溝35に入れ、リブ33に沿ってバッテリ12
が案内される状態で真っ直ぐにユニットを押し込んで、
スポンジ19までケーシング本体11内へ収める。次い
で、底板29をケーシング本体11の下端に固着する。
【0020】一方、発光体14を押圧中継部材20とと
もにケーシング本体11の上端側に配置した後、蓋体1
5をねじ込んでスイッチ機構16の接点がり発光体14
が発光する適当なところまで、蓋体15を1回転を越え
て回しケーシング本体11に螺着する。その後、係合部
材18を円筒部57の外周に嵌合させ、ねじ込みを弛め
る方向に蓋体15を回して突起65がストッパ17に当
たって止まった位置で発光体14が発光しないことを確
かめ、さらに今度はねじ込む方向へ蓋体15を回してみ
て、突起65がストッパ17に当たる前に発光体14が
発光するのを確認(この確認は省略可能である。)す
る。このようにして、蓋体15に対する係合部材18の
周方向における位置決めをした後に、接着剤等の手段に
よって係合部材18を蓋体15の円筒部57に固定す
る。
【0021】本発明の上記実施の形態に係る救命用発光
装置では、係合部材18を蓋体15の円筒部57の外周
に嵌合させ又は取り外す際に、円筒部57側の外スプラ
イン歯59及び円環状部64の内スプライン歯66を噛
み合わせながら歯筋に沿って軸線方向に相対位置を移動
させて嵌合と嵌合解除とを容易に行うことができ、外ス
プライン歯59と内スプライン歯66とを噛み合わせた
状態で、蓋体15と係合部材18とを周方向に一体化し
て回し易く、蓋体15に対する係合部材18の周方向に
おける位置決めを容易に行うことができるという効果を
奏する。また、シール部材23は一つだけでよいという
利点がある。
【0022】なお、本発明は、上記実施の形態によって
は限定されず、種々の変形及び変更が可能である。例え
ば、弾性体としてのスポンジ19に代えてコイルバネ又
は板バネ等を用いてもよい。また、発光体14には発光
球46に代えて発光管を用いることもできる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、次のような効果を奏する。発
光体の発光部を覆いケーシング本体に螺着される透光性
蓋体と、該蓋体をねじ込むのに伴い発光体をケーシング
本体へ押し込むことで発光体をバッテリと接続させるス
イッチ機構とを備えることにより、蓋体が発光体の発光
部を覆うのとスイッチ機構の接点の接離操作機能とを兼
ねることになり、水密シールする必要がある密閉部分を
減らして、信頼性を向上させるとともに、必要部品点数
を減らすことができる。また、蓋体に固着される係合部
材に前記ケーシング本体に設けられたストッパに係合す
る突起を設け、該突起が前記ストッパに対し反ねじ込み
側で係合した位置では前記スイッチ機構の接点が離さ
れ、前記蓋体が前記係合位置からねじ込み方向に一回転
する範囲内で前記スイッチ機構の接点が接続されるよう
に前記係合部材を前記蓋体に固着したことにより、蓋体
の抜け止めをするとともに、信頼性の確実な向上を図る
ことができる。また、係合部材が円環状部を備え、その
円環状部の内周には蓋体の外周に設けられた外スプライ
ン歯と噛み合う内スプライン歯が設けられたことによ
り、蓋体と係合部材とを周方向に一体化して回しやす
く、更に、蓋体に対する係合部材の周方向における位置
決めを容易に行うことができる。さらに、スイッチ機構
とは反対側のバッテリの端部側にスイッチ機構の接触圧
を保持するための弾性体を設けることにより、信頼性を
一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る救命用発光装置の片
側半分を破断して示した側面図である。
【図2】図1の片側半分を破断して示した平面図であ
る。
【図3】図1の片側半分を破断して示した底面図であ
る。
【図4】ケーシング本体内にバッテリ及び電子回路用プ
レートを収容していない状態の救命用発光装置を示す正
面から見た断面図である。
【図5】従来の救命用発光装置の一例を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】
11 ケーシング本体 12 バッテリ 13 電子回路用プレート 14 発光体 15 蓋体 16 スイッチ機構 17 ストッパ 18 係合部材 19 スポンジ(弾性体) 20 押圧中継部材 22 シール溝 23 シール部材 24 案内凸条 25 フランジ 28 雄ねじ部 29 底板 31 上方凸条 32 下方凸条 33 リブ 35 真直溝 40 バネ板 41 上部端子板 46 発光球 47 リテーナ 51 受けフランジ 52 端子 55 半球状部 56 テーパ部 57 円筒部 58 雌ねじ 59 外スプライン歯 61 可撓片 64 円環状部 65 突起 66 内スプライン歯

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッテリ及び電子回路をケーシング本体内
    に収容し、該ケーシング本体の一端側に発光体を配置し
    た救命用発光装置において、 前記発光体の発光部を覆い前記ケーシング本体に螺着さ
    れる透光性蓋体と、該蓋体をねじ込むのに伴い前記発光
    体を前記ケーシング本体へ押し込むことで前記発光体を
    前記バッテリに接続させるスイッチ機構と、前記蓋体に
    固着される係合部材とを備え、該係合部材には、内周に
    前記蓋体の外周に設けられた外スプライン歯と噛み合う
    内スプライン歯を設けた円環状部と、前記ケーシング本
    体に設けられたストッパに係合する突起とを設け、該突
    起が前記ストッパに対し反ねじ込み側で係合した位置で
    は前記スイッチ機構の接点が離され、前記蓋体が前記係
    合位置からねじ込み方向に一回転する範囲内で前記スイ
    ッチ機構の接点が接続されるように前記係合部材を前記
    蓋体に固着したことを特徴としてなる救命用発光装置。
  2. 【請求項2】前記スイッチ機構とは反対側の前記バッテ
    リの端部側に前記スイッチ機構の接触圧を保持するため
    の弾性体を設けたことを特徴とする請求項1に記載の救
    命用発光装置。
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