JP3148938U - コーキングノズル用カッタ及びコーキングノズル - Google Patents

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Abstract

【課題】入隅部の仕上がりの優れたコーキング施工を可能とするためのコーキングノズルの先端形状を容易に調製することができるコーキングノズル用カッタ及びこれを用いて作製されたコーキングノズルを提供する。【解決手段】本願考案のコーキングノズル用カッタ1は、山形鋼2の長さ方向に複数の研削屑除去部4と、刃31を備えた複数の研削部3とが、設けられ、この複数の研削屑除去部4と複数の研削部3は山形鋼2の2面で形成される角部(5)に沿って、交互に整列配置される。このコーキングノズル用カッタ1を用いて先端を研削されたコーキングノズルを使用して入隅部をコーキング施工すれば、熟練者でなくても、従来から施行されているコーキング方法による仕上げ表面と比較して遜色なく、且つ迅速にコーキング施行ができる。【選択図】図1

Description

本考案は、コーキングノズル用カッタ及びこれを用いて作製したコーキングノズルに関する。詳しくは仕上がりの優れたコーキング施工を可能とするために、コーキングノズルの先端形状を容易に調製することができるコーキングノズル用カッタとこれを用いて作製されたコーキングノズルに関する。
従来は、壁、台所の水周り及び浴槽の水周り等の角(以下「入隅部」という。)をコーキング施行する場合は、コーキング施行部の美観を保つために、図7に示すように、(1)壁の両側にテープを貼着した後にコーキングをして、(2)このコーキングした部分をヘラ等で修正し、次いで(3)テープを剥がして完成としていた。この従来方法では、テープを貼着・剥離するための時間がかかるうえに、コーキング部をヘラ等で修正する作業は熟練を要する。また、必ずしも美観が万全とはいいがたい。
この従来法を改良するためのコーキングノズルの形状を改良したコーキング方法が下記特許文献1に開示されている。この方法によれば、充填容器の先細錐形をなし先端が封止されたノズル部に対し、ノズル部の軸方向と直交する直交切断面と、直交切断面に対して傾斜する傾斜切断面とでノズル部の一部を切り取って吐出口を形成したあと、充填容器の吐出口を施工個所に向けて配置し、可撓性を有しノズル部に連通しコーキング剤が封入された収容部を押圧して吐出口からコーキング剤を吐出させながら充填容器を移動させて、コーキング剤を帯状に配置させている。しかし、特許文献1に開示されたコーキング方法では、壁等の角部のコーキング方法は開示されていない。また、これに開示されたコーキングノズルの形状は壁等の角部のコーキングには、適当とはいえない。
特開2001−214607号公報
本願考案は上記課題を解決するものであり、入隅部の仕上がりの優れたコーキング施工を可能とするために、コーキングノズルの先端形状を容易に調製することができるコーキングノズル用カッタ及びこれを用いて作製されたコーキングノズルを提供する。
本考案は、下記のとおりである。
1.コーキングノズル用カッタ(1)であって、該コーキングノズル用カッタ(1)は断面L形の金属棒(2)の長さ方向に複数の研削屑除去部(4)と、刃(31)を備えた複数の研削部(3)とが、設けられ、
上記複数の研削屑除去部(4)と複数の研削部(3)は上記断面L形の金属棒(2)の2面で形成される角部(5)に沿って、交互に整列配置されたことを特徴とするコーキングノズル用カッタ。
2.上記刃(31)の各々は、上記角部(5)に対して直交する面に設けられているコーキングノズル用カッタ。
3.上記刃(31)の各々は、上記角部(5)に対して傾斜する面に設けられている請求項1記載のコーキングノズル用カッタ。
4.上記角部(5)の横断面の内側(5a)の形状が直角であるコーキングノズル用カッタ。
5.上記角部(5)の横断面の内側(5a)の形状がアールであるコーキングノズル用カッタ。
6.上記断面L形の金属棒(2)の一部は、角部(5)の横断面の内側(5a)の形状が直角であり、上記断面L形の金属棒(2)の他の部は、角部(5)の横断面の内側(5a)の形状がアールであるコーキングノズル用カッタ。
7.上記コーキングノズル用カッタを用いて作製されたことを特徴とするコーキングノズル。
本願考案のコーキングノズル用カッタは、安価且つ容易に作製でき、このコーキングノズル用カッタを用いれば入隅部のコーキング施行を容易に、且つ迅速に行うためのコーキングノズルの先端を研削することができる。このコーキングノズル用カッタを用いて作製されたコーキングノズルを使用すれば熟練者でなくても、入隅部のコーキング施行を容易に、且つ迅速に行うことができる。
また、刃の取付け角度を傾斜させることにより、弾力性のある樹脂等によりつくられたコーキングノズルも容易に研削できる。
さらに、複数の研削部のうちの一部は備える刃の断面が直角であり、複数の研削部のうちの他部は備える刃の断面がアール形状である場合は、一のコーキングノズル用カッタを使用して、コーキングノズルの先端を異なった形状に研削できる。
本願のコーキングノズル用カッタを用いて作製されたコーキングノズルは、熟練者でなくても、迅速且つ仕上がりが美しく施行できる。
本願考案のコーキングノズル用カッタを実施するための最良の形態を図によって下記に説明する。図1は本願考案のコーキングノズル用カッタの斜視図である。このコーキングノズル用カッタ1は、断面L形の金属棒2を使用する。この金属棒2は市販の山形鋼を使用することができる(以下断面L形の金属棒を「山形鋼」という。)。この材質はステンレス、鉄、アルミ等を使用できる。これらのうちでステンレスが好ましい。刃が硬くて磨耗が少なく、且つ錆びないためである。この山形鋼2は等辺山形鋼であってもよく、不等辺山形鋼であってもよい。
このコーキングノズル用カッタ1は山形鋼2の長さ方向に複数の研削屑除去部4と、複数の研削部3とが設けられる。この研削部3の両端は刃31を備え、コーキングノズル用カッタの先端はこの刃31で研削され、研削された屑は研削屑除去部4で除かれる。これらの複数の研削屑除去部4と、複数の研削部3は山形鋼の2面で形成される角部5に沿って、交互に整列配置される。
この山形鋼2の1辺の長さは特に限定はない。研削・調整が対象とされるノズルの大きさにより適宜選択できる。通常は1辺の長さは10mm〜30mmである。この範囲のものであれば、一般のコーキングノズルに対応できるからである。10mm未満であると研削屑除去部4及び研削部3の整列配置が困難な場合が生じるとともにコーキングノズルの研削が困難なことがあり、30mmを超えると持ち運び及び取扱いが困難になる場合がある。また、この山形鋼2の厚さも特に限定はないが、好ましくは0.5mm〜3mmである。0.5mm以下では、刃31の形成が困難な場合があり、3mmを超えると重くなって、持ち運び及び取扱いが困難な場合がある。また、この山形鋼2の長さ(コーキング用カッターの長さ)も特に限定はないが、好ましくは100mm〜250mである。この範囲であると研削屑除去部4及び研削部3の配置が容易であり、且つ持ち運び及び取扱いも容易なためである。
図2は本願コーキングノズル用カッタの平面図である。この図2に示すように研削部3を設け、これらの研削部3と研削部3の間に研削屑除去部4を設ける。図5はコーキングノズルを研削する際の状態を示す図であるが、この研削時に発生する研削屑はこの研削屑除去部4を通って下に落ちる。この研削屑除去部4の幅W1に限定はないが、通常1mm〜4mm、好ましくは2mm〜3mmである。この研削屑除去部4の幅W1が1mm未満であると研削屑が落下しない場合があり、4mmを超えるとコーキングノズルの研削がスムーズにできない場合がある。また、研削部3の幅W2に限定はないが通常5mm〜15mm、好ましくは7mm〜13mmである。研削部3幅W2が5mm未満である場合及び15mmを超える場合は研削がスムーズにできない場合がある。
図3は図2に係るA−A断面図であって、刃31を正面方向から見た図である。図3(1)に示すように、山形鋼2の角部5の内側5aの形状は直角であっても良いし、又は図3(2)に示すようにアールでも良い。ここでアールとはなめらかなヘコミの形状をいう。このヘコミは入隅部の形状により種々のものが採用できる。ヘコミが非常に少なく直線に近いものを採用した場合は厚肉のコーキングが可能となる。この山形鋼2の角部5の内側5aの形状がそのまま刃31の断面形状となる。
上述の図3(1)で示す山形鋼2の角部5の内側5aの形状が直角であるコーキングノズル用カッタ1を用いて、コーキングノズルを研削した場合は、図8(1)に示すように研削前のコーキングノズルは、図8(2)に示すような形状に研削される。この形状のものを用いて入隅部のコーキング施行する場合は、コーキング面は図9(1)に示される形状になる傾向がある。図9(1)に示されるコーキングの仕上がり状態はコーキングの肉厚がやや少ない。
また、この図8(2)の形状に研削されたコーキングノズルの凸部の辺T1及びT2をナイフ等で削り取って図8(3)のように形状にして、使用することもできる。これを使用して入隅部のコーキング施行をした場合は、図9(2)に示した厚肉状態に仕上げることができる。また、図3(2)で示す山形鋼2の角部5の内側(5a)の形状がアールであるコーキングノズル用カッタ1を用いて、コーキングノズルを研削した場合は、図8(1)に示すように研削前のコーキングノズルは、図8(3)に示すような形状に研削される。これを使用して入隅部のコーキング施行をした場合は、図9(2)に示した厚肉状態に仕上げることができる。
本考案のコーキングノズル用カッタに用いる山形鋼2のうちの一部は、角部5の横断面の内側5aの形状を直角とし(図3(1)を参照)、山形鋼2の他の部は、角部5の横断面の内側5aの形状がアール(図3(2)を参照)とすることもできる。この山形鋼2を用いて研削部3及び研削屑除去部4を交互に整列配置した場合には、山形鋼2の角部5の横断面の内側5aの形状が直角である箇所には、刃31の正面視形状が図3(1)になり、山形鋼2の角部5の横断面の内側5aの形状がアールである箇所には、刃31の正面視形状が図3(2)になる。
必要により、コーキングノズルの先端の形状が図8(2)に示されるものが好ましいときもあり、場合によっては、図8(3)の形状が好ましいときがある。この山形鋼2を用いて作成されたコーキング用ノズルカッター1を使用すればいずれの先端形状を得ることができる。更に、断面形状が図3(2)のアール形状を種々の異なったものとして、断面形状を複数のものとすることもできる。
図4は本願コーキングノズル用カッタ1の側面図である。この図4(1)に示すようにこの刃31は山形鋼2の角部5に対して直角(角度θ=90度)の面上に設けることもできるし、図4(2)に示すように山形鋼2の角部5対して傾斜(角度θ<90度)した面上に設けることもできる。一般には研削対象のコーキングノズルは樹脂製であるため本願コーキングノズル用カッタで容易に研削できる。また、研削対象のコーキングノズルの材質がエラストマ等の弾力性に富む場合は、この刃31の角度を図4(2)に示すように鋭角にすることが好ましい。切削したコーキングノズルにバリが発生することを防止できるためである。
図5は本願コーキングノズル用カッタ1の使用状態を斜め上方から見た図である。研削対象のコーキングノズルの先端は、本願コーキングノズル用カッタ1に対して約45度傾斜させて矢印F方向に移動させて研削する。この角度は施行場所、コーキングの材料等により適宜変化させることができる。研削屑は研削屑除去部4から下に落ちる。図6は 本願コーキングノズル用カッタ1の使用状態を上方から見た図である。
図7は従来のコーキング施行方法を示した模式図である。図7(1)に示すように壁102に必要分の粘着テープ101を貼着して、コーキング材100をうつ。その後図7(2)に示すようにヘラ等でコーキング表面を修正する。次いで、後図7(3)に示すように粘着テープを剥がす。この従来のコーキング施行方法では、粘着テープを壁等に貼着する作業があり、この粘着テープを正確に貼着する作業は熟練者でないと困難である。また、コーキング後にヘラ等で表面を修正する作業も熟練者でないと容易にはできない。そしてテープを剥がして完成したコーキング施行も必ずしも完全であるといえない。
図10は、従来のコーキングノズルを使用した場合と、本願コーキングノズルを使用した場合のコーキング表面の比較模式図である。図10(1)は従来のコーキングノズルを使用して上述の粘着テープを用いることなく、そしてヘラ等でコーキング表面を修正しない場合である。これに対して、図10(2)は、本願コーキングノズル用カッタ1を用いて研削した本願コーキングノズル10によりコーキング施行をした場合のコーキング表面の状態を示す。本願コーキングノズル10を使用すれば、熟練者でなくても容易に美しい仕上がりのコーキング施行が可能である。
1.コーキングノズル用カッタの作製
下記の諸元によりコーキングノズル用カッタを作製した。
(1)断面L形の金属棒:ステンレス製等辺山形鋼
(2)断面L形の金属棒の寸法:1辺20mm、長さ150mm、肉厚1mm
(3)研削屑除去部の幅W1:3mm
(4)研削部の幅W2:10mm
(5)断面L形金属棒の角部の内側形状は直角
2.コーキングノズルの研削
上記のコーキングノズル用カッタを用いてポリエチレン製コーキングノズルを研削して、図8(2)に示す形状のコーキングノズルを得た後、ナイフを用いて図8(3)の形状に調製した。このコーキングノズルを用いて直角の壁の両壁面にノズルの表面S1及びS2が接するようにしてコーキングを施した。
3.結果
従来のコーキング方法で行ったもの(粘着テープを使用して、且つヘラで修正したもの)と比較して、表面仕上げはなんら遜色はなく、施行時間は約10分の1に短縮された。
本願考案のコーキングノズル用カッタの斜視図である。 本願考案のコーキングノズル用カッタの平面図である。 図2に係るA−A断面図である。 本願考案のコーキングノズル用カッタの側面図である。 斜め上方から見たコーキングノズルの研削を示す説明図である。 上方から見たコーキングノズルの研削を示す説明図である。 従来のコーキング施行方法を示した説明図である。 本願考案のコーキングノズル用カッタを用いて、研削して得た本願考案のコーキングノズルを示した説明図である。 本願考案のコーキングノズルを用いてコーキング施行したコーキングの仕上がり状態を示した説明図である。 従来のコーキングノズルを使用した場合と、本願コーキングノズルを使用した場合のコーキング表面の比較模式図である。
符号の説明
1 本願コーキングノズル用カッタ
2 断面L形の金属棒(山形鋼)
3 切削部
4 研削屑除去部
5 角部
5a 角部内側
31 刃
10 本願コーキングノズル
100 コーキング材
101 粘着テープ
102 壁
WI 研削屑除去部の幅
W2 研削部の幅
F 力の方向
T1 研削面で形成される凸部の辺
T2 研削面で形成される凸部の辺
S1 ノズルの研削面
S2 ノズルの研削面

Claims (7)

  1. コーキングノズル用カッタ(1)であって、該コーキングノズル用カッタ(1)は断面L形の金属棒(2)の長さ方向に複数の研削屑除去部(4)と、刃(31)を備えた複数の研削部(3)とが、設けられ、
    上記複数の研削屑除去部(4)と複数の研削部(3)は上記断面L形の金属棒(2)の2面で形成される角部(5)に沿って、交互に整列配置されたことを特徴とするコーキングノズル用カッタ。
  2. 上記刃(31)の各々は、上記角部(5)に対して直交する面に設けられている請求項1記載のコーキングノズル用カッタ。
  3. 上記刃(31)の各々は、上記角部(5)に対して傾斜する面に設けられている請求項1記載のコーキングノズル用カッタ。
  4. 上記角部(5)の横断面の内側(5a)の形状が直角である請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコーキングノズル用カッタ。
  5. 上記角部(5)の横断面の内側(5a)の形状がアールである請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコーキングノズル用カッタ。
  6. 上記断面L形の金属棒(2)の一部は、角部(5)の横断面の内側(5a)の形状が直角であり、上記断面L形の金属棒(2)の他の部は、角部(5)の横断面の内側(5a)の形状がアールである請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコーキングノズル用カッタ。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のコーキングノズル用カッタを用いて作製されたことを特徴とするコーキングノズル。
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