JP3149385U - 人形玩具の頭髪構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】髪を梳かしたり、髪を整えたりするときに違和感が生じることがなく、しかも加熱して形状を変えるためのヘアドライやなどの機器を用いることなくヘアアレンジを自由に楽しむことができるとともに、製造コストを抑えることができる人形玩具の頭髪構造を提供すること。【解決手段】塑性変形部材ではない毛髪部材aと、該毛髪部材aよりも太い少なくとも1本の線材状の塑性変形部材bとから構成される人形玩具の頭髪構造であって、上記毛髪部材aの一部をまとめて髪束2を形成し、該髪束2の内部には上記塑性変形部材bを外部から視認できないように編み込んだ。【選択図】図1
Description
本考案は、人形玩具の頭髪構造、詳しくは塑性変形部材ではない毛髪部材と線材状の塑性変形部材とから構成される人形玩具の頭髪構造に関するものである。
従来、人形玩具の頭髪のスタイルを変えて遊ぶ人形遊びが女児に広く受け入れられ、そのための人形玩具が本出願人から提案されている(例えば、特許文献1)。この人形玩具は、毛髪部材を形状記憶部材とナイロンなどの素材で形成された髪部材との2部材で人形玩具の頭髪を構成したもので、上記形状記憶部材は予め高温相でカール状の形状を記憶させたものを低温相下で真っ直ぐに延ばして人形頭部に植設したもので、ヘアドライヤーなどで毛髪部材を加温すると形状記憶部材がカール状になり周囲の髪部材を巻き込んで頭髪全体にカールが掛かった状態にすることができるようにしたものである。
また、頭髪部材全体を形状記憶部材で構成した人形玩具も提案されている(例えば、特許文献2)。この人形玩具は、形状記憶部材(形状記憶型合金)を毛髪状に細長く形成して頭髪を構成したもので、予めカールさせた状態で形状を記憶させておき、櫛などで伸直状態に塑性変形を与えたのちヘアドライヤーで加温するとカールした原型に戻すことができるようにしたものである。
本考案が解決しようとする問題点は、前者の人形玩具の頭髪構造は、形状記憶部材と髪部材との2部材を混在させて頭部に植設したもので、頭髪が素材の異なる2種類で構成されるため、髪を梳かす際に異なる感触になり髪部材だけで構成された頭髪とは違和感が生じる問題があり、後者の人形玩具の頭髪構造は、頭髪全体を形状記憶部材で構成したことにより髪質は均一になるが、頭髪全体が形状記憶部材から構成されているために、髪を梳いてもカール状態から伸直状態に整えにくく、形状記憶部材でできていない毛髪部材に比べて繰り返しの変形によって頭髪全体がぼさぼさになってしまう問題があった。
また、何れの頭髪構造においても形状記憶部材を毛髪に擬態させるためには素材を細く仕上げなければならず、毛髪のさらさら感を維持するためには形状記憶部材としての耐久性も劣らざるを得なかった。さらに、形状を変えるためにはドライヤーなどで加熱する必要があるうえ、変化後の髪形が決められた髪形にしかならない問題や、多くの形状記憶部材を必要とするため製造コストが上昇する問題があった。
本考案は、上記問題点を解決し、髪を梳かしたり、髪を整えたりするときに違和感が生じることがなく、しかも加熱して形状を変えるためのヘアドライヤーなどの機器を用いることなくヘアアレンジを自由に楽しむことができるとともに、製造コストを抑えることができる人形玩具の頭髪構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本考案に係る人形玩具の頭髪構造は、塑性変形部材ではない毛髪部材と、該毛髪部材よりも太い少なくとも1本の線材状の塑性変形部材とから構成される人形玩具の頭髪構造であって、上記毛髪部材の一部をまとめて髪束を形成し、該髪束の内部には上記塑性変形部材が外部から視認できないように編み込まれていることを特徴とする。
請求項1の考案によれば、塑性変形部材は頭部の一部に取り付けた上、他の毛髪部材を纏めた髪束の中に織り込まれているので、頭髪を梳かす時に髪束以外の同一素材の塑性変形部材ではない毛髪部材のみを梳かすことになるので違和感なく自然な整髪ができる。そして、頭髪をヘアアレンジしたときには、ヘアアクセサリーなどを用いることなく塑性変形部材が編み込まれた髪束で毛髪部材のヘアアレンジを維持することができ、低年齢の子供も遊ぶことができる人形玩具の髪型構造を実現することができる。
しかも、塑性変形部材は毛髪部材よりも太くしたために耐久性も向上し、毛髪部材をまとめた髪束の中に編み込んだので、外観状の違和感もなく、頭髪全体に配置する必要がない上に、毛髪部材に擬態させる必要もないため、塑性変形部材を毛髪用に細くしたり、人形の髪の色に合わせて着色したりする処理が不要であるから、製造上のコストも低く抑えられ製造側にとっても有効であるとともに、従来の形状記憶部材を頭髪に用いた頭髪構造の場合は、予め記憶しているウェーブ状の髪型と自然なストレートの髪型とに可逆的に変化するものであるのに対し、本考案では塑性変形可能な素材を用いることによりユーザーの意思を反映させて自由にヘアアレンジができる人形玩具の髪型構造を提供することができる。
図1は、本考案に係る人形玩具の髪型構造を適用した人形玩具Aを示し、この人形玩具Aは髪の毛全体が樹脂性の毛髪部材(例えば、旭化成の商品名「サラン」)aで構成されるとともに、頭部1の両側の毛髪部材aの一部を纏めて髪束2を形成し、この髪束2の中に塑性変形部材bを編み込んで頭髪全体が構成されているものである。
上記塑性変形部材bは、金属針金のように容易に変形させることができ、その変形を持続できるようにした塑性変形可能な素材を線材状にしたもの(例えば、三井化学の商品名「テクノロート」)を用いればよい。なお、本考案の場合、後述するように塑性変形部材bは外部から視認できなくなるため、必ずしも塑性変形部材bを毛髪に擬態(色や太さや硬さ)させる必要はないし、塑性変形可能であれば金属針金を素材として用いてもよい。
上記塑性変形部材bは、図2に示すように、頭部1の両側に形成した孔3から2本の塑性変形部材bの先端をそれぞれ差し込み、差し込んだ部分に抜け止め処理(例えば、塑性変形部材bの先端を貫通孔が形成された抜け止め部材4を貫通させて結ぶ)を施して頭部1から抜けないように取り付け、上記毛髪部材aは上記塑性変形部材bを頭部1に取り付けた後、公知の植毛ミシンなどを用いて頭部1に植毛して頭髪全体を形成すれはよい。
そして、塑性変形部材bの近傍の毛髪部材aを8本程度ずつ束ねて、3つの髪束2a、2b、2cを作成し、作成した3つの髪束2a、2b、2cを束ねて髪束(例えば、三つ編み)2を作成するが、この際、髪束2a、2b、2cの中の一つの髪束(例えば髪束2a)の中に塑性変形部材bが外部から視認できないように周りから包むように一緒にして編み込んで髪束2を形成すればよい(図3参照)。
上記髪形構造を適用した人形玩具Aでヘアアレンジをして遊ぶ場合は、図示しない櫛やヘアブラシを模して形成された整髪玩具で毛髪部材aを梳かした後、図4に示すように、右頭部にある約半分の量の毛髪部材aを纏めて髪束3にして片方の手で摘み、もう一方の手で塑性変形部材bが織り込まれている髪束2を摘んで、図5に示すように、髪束3の根元近傍に髪束2をくるくると巻きつけ、最後まで巻きつけると、図6示すように、髪束2で髪束3を纏めたヘアアレンジができる。同様に左頭部の毛髪部材aを髪束2で巻けば、所謂ツインテールと呼ばれるヘアスタイルにすることができる。
そして、髪束2の中には金属針金と同様に折り曲げればその状態を維持することができる塑性変形部材bが織り込まれているので、一旦巻きつけた髪束2はその形状を維持でき、リボンなどのヘアアクセサリーを使用することなくヘアアレンジができる。しかも、髪束を巻きつけた形状を記憶させるためにヘアドライヤなどで熱を加える必要がなく簡単にヘアアレンジを楽しむことができる。
また、図7に示すように、髪束2で毛髪部材aを束ねることなく髪束2だけをアレンジしてヘアスタイルを作ることができるので、毛髪部材aを束ねてヘアアレンジをしたり、髪束2だけで自由な形を作ってヘアアレンジをしたり、様々なヘアアレンジを楽しむことができる。
上述したように、毛髪部材aの一部と塑性変形部材bとで髪束2を形成し、この髪束2を自由に変形させることにより様々なヘアアレンジを楽しむことができ、従来の形状記憶部材を毛髪部材として使用した髪型構造とは異なり、少ない塑性変形部材で済むので製造上のコスト低減を図ることができる。
しかも、塑性変形部材は髪梳きに関係のない髪束に組み込まれているだけで、他の毛髪部材には異なる性質の塑性変形部材を混在させていないので、髪を梳くときに塑性変形部材の手触りの悪さを感じることがなく、自然な髪の感触が得られる。
また、髪束2が髪を束ねるゴムやリボン、ヘアクリップなどのヘアアクセサリーの機能を備えているので、別途ヘアアクセサリーを用意する必要がなく低年齢の子供でもヘアアレンジを楽しむことができる。
1 頭部
2 髪束
a 毛髪部材
b 塑性変形部材
2 髪束
a 毛髪部材
b 塑性変形部材
Claims (1)
- 塑性変形部材ではない毛髪部材と、該毛髪部材よりも太い少なくとも1本の線材状の塑性変形部材とから構成される人形玩具の頭髪構造であって、上記毛髪部材の一部をまとめて髪束を形成し、該髪束の内部には上記塑性変形部材が外部から視認できないように編み込まれていることを特徴とする人形玩具の頭髪構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009000083U JP3149385U (ja) | 2009-01-09 | 2009-01-09 | 人形玩具の頭髪構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009000083U JP3149385U (ja) | 2009-01-09 | 2009-01-09 | 人形玩具の頭髪構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3149385U true JP3149385U (ja) | 2009-03-26 |
Family
ID=54853969
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009000083U Expired - Lifetime JP3149385U (ja) | 2009-01-09 | 2009-01-09 | 人形玩具の頭髪構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3149385U (ja) |
-
2009
- 2009-01-09 JP JP2009000083U patent/JP3149385U/ja not_active Expired - Lifetime
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