JP3149842U - 漬物容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ぬか漬け等の撹拌が必要な漬物に好適な漬物容器を提供すること。【解決手段】漬物容器は、水平に配置された中心軸を中心として回動可能に保持台に保持された多角柱あるいは円柱形である容器本体10と、容器本体の表面に設けられ、密閉可能な蓋20を備えた取り出し口と、容器本体の内部に固着された複数の撹拌棒と、容器本体の外周面に設けられ、中心軸と平行になるように配置された蝶番によって回動可能に容器本体内面に固着された通気弁を備え、外部に網43を備えた開口部である換気口とを備える。容器を回転させることによってぬか床の撹拌を行うと共に、回転と連動して開閉する通気弁を備えた換気口によって静止時には常時換気が行われるので、容器内に酸素が十分に供給されると共に、容器を回転させても換気口からぬか床がこぼれ出ることがない。【選択図】図1

Description

本考案は漬物容器に関するものであり、特にぬか漬け等の撹拌が必要な漬物に好適な漬物容器に関するものである。
従来、家庭等においてぬか漬け等の漬物を製造するための容器が各種提案されている。例えば下記の特許文献1には、ぬか床に手を入れずに攪拌と管理ができるぬか漬け容器が開示されている。このぬか漬け容器においては、容器自体の内壁に攪拌のための突起物を設け、容器自体を回転させることでぬか床の攪拌を行なっている。
特開2008−173098号公報
上記したような従来のぬか漬け容器においては、野菜の投入および取り出し時以外は容器は密封されており、ぬか床に必要な酸素が十分には供給されないという問題点があった。また、内壁に凹凸や突起を設けただけではぬか床の中心部まで十分に撹拌することができないという問題点もあった。更に、投入された野菜を取り出すことが容易にできないという問題点もあった。
本考案の目的は、上記した従来例の問題点を解決し、ぬか漬け等の撹拌が必要な漬物に好適な漬物容器を提供することにある。
本考案の漬物容器は、水平に配置された中心軸を中心として回動可能に保持台に保持された多角柱あるいは円柱形である容器本体と、前記容器本体の表面に設けられ、密閉可能な蓋を備えた開口部である取り出し口と、前記容器本体の内部に固着された複数の撹拌棒と、前記容器本体の外周面に設けられ、内部から密閉する回動可能な通気弁を備え、外部に網を備えた開口部である換気口とを備えたことを最も主要な特徴とする。
また、前記した漬物容器において、前記通気弁は、中心軸と平行になるように配置された蝶番によって回動可能に前記容器本体内面に固着されている点にも特徴がある。また、前記した漬物容器において、前記撹拌棒は、前記中心軸に固着され、前記中心軸と垂直な方向に延びている点にも特徴がある。
また、前記した漬物容器において、前記取り出し口は、前記中心軸と垂直な側面に設けた、スライドする蓋を備えた取り出し口である点にも特徴がある。また、前記した漬物容器において、前記容器本体は正八角柱形状であり、外周面に取っ手が設けられている点にも特徴がある。
本考案の漬物容器は、上記したような構成によって以下のような効果がある。
(1)容器を回転させることによってぬか床の撹拌を行うと共に、回転と連動して開閉する通気弁を備えた換気口によって静止時には常時換気が行われるので、容器内に酸素が十分に供給されると共に、容器を回転させても換気口からぬか床がこぼれ出ることがない。
(2)容器を回転させることによって撹拌棒によってぬか床全体がむらなく撹拌されると共に、投入した野菜が撹拌棒に押されてぬか床の表面に押し出されて来るので、野菜の取り出しが容易となる。
本考案の漬物容器の実施例1の構成を示す平面図および正面図である。 本考案の漬物容器の実施例1の構成を示す側面図である。 本考案の漬物容器の実施例1の構成を示す断面図である。 本考案の漬物容器の実施例1の構成を示すA−A断面図である。 本考案の漬物容器の実施例2の構成を示す平面図および正面図である。
以下に図面を参照して本考案の漬物容器の実施例について説明する。
図1は、本考案の漬物容器の実施例1の構成を示す平面図および正面図である。また、図2は、本考案の漬物容器の実施例1の構成を示す側面図である。本考案の漬物容器は、水平に配置された中心軸を中心として回動可能に支持台16に保持された多角柱である容器本体10を備えている。
実施例においては容器本体10の外周面が8枚の同じ形状の長方形からなる正8角柱である例を開示するが、容器本体10の形状としては角数が4以上の任意数の正多角柱を採用可能である。容器本体10の材質としてはプラスティック、ステンレス等の金属、コーティングされた木材などを使用可能であり、内部に糠が付着し難い塗料等をコーティングしてもよい。
容器本体10は補強板15およびネジ25によって容器本体10の中心軸である回転軸11と固着されている。回転軸11は支持板14に回動可能に固着されており、支持板14は支持台16に固着されている。回転軸11の支持にボールベアリングを使用してもよい。回転軸11にはつまみ13を備えたハンドル12が固着されており、つまみ13を握ってハンドル12を回転させることによって容器本体10が回転する。
容器本体10の外周表面には、開口部である取り出し口45を密閉するための蓋20を備え、容器本体10に固着された押さえ金具21を回動して外すことによって蓋20が開閉可能となる。蓋20には蓋20の開閉および容器本体の回転に利用可能な取っ手22が装着されている。回転に利用可能な取っ手22は蓋20以外の外周面にも複数個装着されている。
容器本体10の外周面に設けられた開口部である換気口49の外部には、側面にハエ等の虫除けの網24を備えたドーム23が着脱可能に装着されている。網24のみを着脱可能に装着してもよい。このドーム23は、内部の換気弁47の隙間からこぼれたぬか床を受け止める機能も有している。
換気口49に直接網を装着すると、ぬか床がこぼれた場合に後述する通気弁47が閉まらなくなり、更にぬか床や水分が漏れる恐れがあるが、ドーム23を備えることによって通気弁47の密閉不良を防止できる。容器本体10の外周面には、水抜き用の栓30も設けられている。栓30のキャップ31はチェーン32によって容器本体10と連結している。
図3は、本考案の漬物容器の実施例1の構成を示す断面図である。また、図4は、本考案の漬物容器の実施例1の構成を示すA−A断面図である。容器本体10の外周面に設けられた開口部である換気口49の内部には容器本体10を回転させた時にぬか床が換気口49からこぼれ出さないようにするための通気弁47が装着されている。
通気弁47は例えばステンレス製の長方形の板であり、回転軸11と平行に配置された蝶番48によって回動可能に容器本体10の内面に固着されている。容器本体10の内面の換気口49の縁の部分は通気弁47と密着するように周囲よりも隆起している。またこの隆起した部分、あるいは通気弁47の隆起部分と対向する位置にパッキンを装着してもよい。
図3において、容器10を右回りに回転させると、換気口49が右側に来たときには通気弁47の自重によって換気口49を塞ぎ、換気口49が密閉される。その後、容器本体10が右回転を続けてぬか床が通気弁47を覆っても、換気口49から水分やぬか床は漏れない。そして、換気口49が図3に示す位置まで来ると、ぬか床は下方へ落下し、通気弁47が自重によって回動して換気口49が開放される。
従って、この位置で容器10の回動を止めた場合には、換気口49は開放されており、換気が行われる。図3に示す構成で容器10を左回転させると通気弁47の開閉がうまく行かないので、通気弁47の取り付け方によって回転方向が決定される。回転方向は例えば容器本体10の表面に矢印を描くことによって表示する。
図4(a)は容器10の内部構造の第1実施例である。左右に分かれた回転軸11はそれぞれ容器10の両側面に固着された補強板15と固着されており、容器内部には回転軸は存在しない。軸と平行に配置された2本の支持棒42が両側面に固着されており、半径方向に配置された3個の撹拌棒41が支持棒42に固着されている。
撹拌棒41は例えばステンレス製であり、容器10の半径方向の再短部よりも若干短い。この撹拌棒41は容器10と共に回転し、ぬか床全体を撹拌すると共に、投入された野菜に当たって野菜を徐々に移動させる機能も有している。撹拌棒41の間隔は例えば投入する野菜と同程度あるいは若干広くなっている。
図4(b)は容器10の内部構造の第2実施例である。回転軸40は容器10の内部を貫通しており、回転軸40に固着された3個の支持リング43によって3個の撹拌棒41が回転軸40に固着されている。軸を貫通させた方が容器全体の強度が増す。
次に、本考案の漬物容器の利用方法について説明する。投入する糠は容器10の容量の3分の1程度とし、回転軸11が糠で埋まらない程度とする。野菜を取り出し口45から投入し、ハンドル12あるいは取っ手22を用いて本体10を回転させる。
容器10の断面は8角形であり、内周面に角度135度の屈折部(凹部)が8箇所あるので、ぬか床は滑らずに内面に沿って持ち上げられ、所定の傾斜角度を超えると図3の右下方向へ崩れ落ち、野菜がぬか床に埋まる。屈折部の角度が大きいので、糠は屈折部に付着して残留することなく、全て落下する。容器を数回転させることによって野菜がぬか床に埋まる。
内部の状態は取り出し口の蓋20を開けて見るか、のぞき窓66から確認できる。野菜を取り出す場合には容器10を回転させることにより、撹拌棒41が野菜を徐々に押し出し、野菜が表面に出てくるので、出てきた野菜を取り出し口45から取り出す。
なお、野菜の投入や取り出しのない場合でも1日に1回、容器10を数回転させることにより、ぬか床を撹拌して酸素を供給する。また、野菜から水分が出て底部に水が溜まっている場合には水抜き栓30のキャップ31を外して水を抜く。
図5は、本考案の漬物容器の実施例2の構成を示す平面図および正面図である。実施例1においては取り出し口を容器10の外周面に設けた例を開示したが、実施例2は取り出し口を回転軸11と垂直な容器10の側面に設けた例である。実施例1との相違点は、取り出し口を容器10の外周面から側面に移した点、および側面に透明なのぞき窓を設けた点である。
容器本体10の回転軸11と垂直な側面には長方形の取り出し口63が設けられ、上下のガイドレール61、62に嵌合してスライドする蓋60が備えている。取り出し口63の縁64には蓋60を閉めた状態で蓋60と密着するパッキンが設けられている。蓋60は手動で移動させないかぎり、容器10を回転させても移動しない程度の摩擦力でパッキンと接触している。蓋60は例えば透明なプラスティック板であってもよい。蓋60の角の1つは開閉を容易にするために容器の側面からはみ出しており、かつ孔が明けられている。
のぞき窓66は側面に設けられた開口部であり、透明なプラスティック板65によって開口部を液密に覆い、内部のぬか床70の状態が見えるようになっている。なお、このようなのぞき窓を外周面に設けてもよい。また、内部構造は図4(a)、(b)のどちらも採用可能である。なお、のぞき窓は図1に示す実施例1にも装備可能である。
以上、実施例について開示したが、本考案には以下のような変形例も考えられる。実施例においては、容器本体の形状が正八角柱である例を開示したが、容器本体を円筒形としてもよい。この場合には内部でぬか床が内周面を滑り落ちないように、内周面に板状、棒状、半球状等の突起を設けてもよい。
実施例において開示したように、通気弁の構造上、容器の回転方向が決まっているので、軸の支持部に逆転防止機構を設けてもよい。また、実施例においては、手動で回動させる例を開示したが、例えばタイマー機構および減速ギア付きモーター等を組み合わせて1日に1回所定の回数だけ容器が自動的に回転するようにしてもよい。
実施例においては、のぞき窓を設ける構成を開示したが、実施例1において蓋20や外周面を構成する平板を透明なプラスティックとしてもい。更に、容器全体あるいはほとんどの部分に透明なプラスティックを採用してもよい。
実施例においては水抜き栓を備える例を開示したが、換気口49が下方にくるように容器を回転させ、ドーム23を取り外して通気弁47を外部から押すことにより、水抜きが可能である。従って、水抜き栓を省略してもよい。
本考案はぬか漬け、粕漬け、みそ漬けなど任意の漬物を製造するための容器として適用可能である。
10…容器本体
11…回転軸
12…ハンドル
13…つまみ
14…支持板
15…補強板
16…支持台
20…取り出し口の蓋
21…押さえ金具
22…取っ手
23…網
30…水抜き栓

Claims (5)

  1. 水平に配置された中心軸を中心として回動可能に保持台に保持された多角柱あるいは円柱形である容器本体と、
    前記容器本体の表面に設けられ、密閉可能な蓋を備えた開口部である取り出し口と、
    前記容器本体の内部に固着された複数の撹拌棒と、
    前記容器本体の外周面に設けられ、内部から密閉する回動可能な通気弁を備え、外部に網を備えた開口部である換気口と、
    を備えたことを特徴とする漬物容器。
  2. 前記通気弁は、中心軸と平行になるように配置された蝶番によって回動可能に前記容器本体内面に固着されていることを特徴とする請求項1に記載の漬物容器。
  3. 前記撹拌棒は、前記中心軸に固着され、前記中心軸と垂直な方向に延びていることを特徴とする請求項1に記載の漬物容器。
  4. 前記取り出し口は、前記中心軸と垂直な側面に設けた、スライドする蓋を備えた取り出し口であることを特徴とする請求項1に記載の漬物容器。
  5. 前記容器本体は正八角柱形状であり、外周面に取っ手が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の漬物容器。
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