JP3155155B2 - シングルエンド型ラジアントチューブ発熱体 - Google Patents
シングルエンド型ラジアントチューブ発熱体Info
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- Combustion Of Fluid Fuel (AREA)
- Gas Burners (AREA)
- Air Supply (AREA)
Description
グルエンドチューブの内部で高温の空気と燃料を反応さ
せたラジアントチューブ発熱体に関し、たとえば溶解
炉、保持炉、雰囲気加熱炉等の加熱装置に利用される。
熱体の熱源は電気ヒータが一般的であるが、ガス燃料も
用いられる(たとえば、実開昭64−5765号公
報)。シングルエンド型ラジアントチューブの具備すべ
き特性の一つに、被加熱物である溶湯への伝熱効率を大
にするために、チューブ底を加熱する、あるいはチュー
ブ底まで均一に加熱することである。従来のガス焚きの
シングルエンド型ラジアントチューブでは、チューブ底
を加熱するために、ガスノズルをチューブ底付近まで延
設し、インナチューブを用いて燃焼流と排気流の流れゾ
ーンをわけていた。しかし、インナチューブは常時高温
にさらされ劣化が激しく、交換等のメンテナンス性が問
題であった。これを解決するために、本出願人の1名に
より、ディスク回転式燃焼バーナ本体と長尺のシングル
エンドチューブとからなるシングルエンド型ラジアント
チューブ発熱体が提案された(出願日:平成5年12月
3日)。そのシングルエンド型ラジアントチューブ発熱
体のバーナタイルは平板からなり、燃料の排気孔へのシ
ョートパスを防止するため、エアノズル(給排に共用さ
れるバーナタイルにあけられた通気孔)とガスノズル
(バーナタイル中央にあけられた燃料噴射孔)との間隔
を大にしていた。その結果、給気の燃料流を随伴する力
が低下するので、燃焼空気の運動量を上げて燃料随伴能
力を向上させることで対応していた。
動量の増加により、次の2つの大きな問題が生じてい
た。ひとつは、燃焼空気の流速向上のためのバーナ内給
気通路内圧力増大に起因するバーナ内リーク(給気の給
気通路から排気通路へのリーク)の増大、その結果の給
気の噴出流速の低下、燃料随伴力低下、燃料の排気への
ショートパス量の増大、空気不足による不完全燃焼と排
気中のCOの増加である。もうひとつは、バーナ内リー
ク分空気量を増大する空気比増加によるチューブの酸
化、チューブ底部の乱流発生、熱交換温度効率の低下
(ふく射係数の減少)、被加熱物への伝熱効率の低下、
その結果生じる燃費の悪化である。本発明の目的は、従
来程、燃焼空気の運動量の増加、それに伴なうバーナ内
リークの増大、空気比増加、を伴なわないで、チューブ
底を加熱できる、ガス焚きのシングルエンド型ラジアン
トチューブ発熱体を提供することにある。
明の蓄熱燃焼用バーナは次の通りである。 (1) 蓄熱燃焼用バーナと一端が閉塞されたシングル
エンドチューブからなり、前記蓄熱燃焼用バーナが、蓄
熱体と、前記蓄熱体の軸方向一側に配置され、給排が切
替えられる複数の通気孔が開口する給排気面と、燃料開
放面を有するバーナタイルと、前記蓄熱体の軸方向他側
に配置され、互いに摺動可能に面接触された回転ディス
クと固定ディスクとを有する給排気の切替機構と、から
なっていることを特徴とするシングルエンド型ラジアン
トチューブ発熱体。 (2) 蓄熱燃焼用バーナと一端が閉塞されたシングル
エンドチューブからなり、前記蓄熱燃焼用バーナが、蓄
熱体と、前記蓄熱体の軸方向一側に配置され、給排が切
替えられる通気孔が複数開口された給排気面と、 該給
排気面から突出された突出部と、該突出部の内側に形成
された燃料開放面とを有するバーナタイルと、前記蓄熱
体の軸方向他側に設けられた給排気の切替機構と、から
なっていることを特徴とするるシングルエンド型ラジア
ントチューブ発熱体。 (3) 前記蓄熱燃焼用バーナの前記バーナタイルと前
記蓄熱体の部分が前記シングルエンドチューブに内蔵さ
れている(1)または(2)記載のシングルエンド型ラ
ジアントチューブ発熱体。 (4) 前記回転ディスクが一方向にのみ回転される構
造となってい(1)記載のシングルエンド型ラジアント
チューブ発熱体。 (5) 前記回転ディスクが往復回動される構造となっ
てい(1)記載のシングルエンド型ラジアントチューブ
発熱体。 (6) 前記燃料開放面が、前記突出部先端に向かって
末拡がりに形成されている(2)記載のシングルエンド
型ラジアントチューブ発熱体。 (7) 前記突出部の外周面に軸方向に延びるエアガイ
ドが形成されている(2)記載のシングルエンド型ラジ
アントチューブ発熱体。 (8) 前記給排気面に、前記通気孔の間の位置で前記
突出部の突出方向に突出するエアノズルセパレータが設
けられている(2)記載のシングルエンド型ラジアント
チューブ発熱体。 (9) 前記シングルエンドチューブ内に、前記シング
ルエンドチューブの底部に向って延びる湯洩れ検知機構
が設けられている(1)または(2)記載のシングルエ
ンド型ラジアントチューブ発熱体。 (10) 前記シングルエンドチューブはインナチュー
ブをもたないインナチューブレス構造とされている
(1)または(2)記載のシングルエンド型ラジアント
チューブ発熱体。
ーブ発熱体では、切替機構が回転ディスクと固定ディス
クとの二重ディスクからなるので、摺動接触面積が大と
なり、給気の、ディスク間を通しての排気への洩れが低
減され、給気圧を上げることができる。したがって、燃
焼空気の噴出流速がその分増大され、火炎が遠くまで届
き、シングルエンドチューブをチューブ底部迄加熱でき
る。燃焼空気流速の増大に伴なって、燃焼空気の、燃料
を随伴する力が増し、燃料がそのまま排気にショートパ
スして不完全燃焼状態で排出されることが抑制され、排
ガス中のCOが低減する。また、燃焼空気流速の増大に
より、排気の一部が給気に巻き込まれて再循環し、燃焼
が緩慢になってNOX が低減する他、チューブ全長にわ
たって均一に加熱されるようになる。また、切替機構に
よる給排の切替に応じて火炎がシングルエンドチューブ
内を周方向に位置をかえるので、シングルエンドチュー
ブの加熱が周方向に均一化され、シングルエンドチュー
ブの寿命がのびる。上記(2)のシングルエンド型ラジ
アントチューブ発熱体では、バーナタイルにおいて燃料
開放面が給排気面から突出されているので、燃料が排気
に巻き込まれることが抑制され、燃料開放面と給排が切
替えられる通気孔との、軸方向と直角方向の間隔を近づ
けてもよく、燃焼空気の燃料随伴性が高まり、チューブ
底部まで加熱できるようになる。また、燃料の排気への
巻込み、ショートパスが抑制されて、排ガス中のCO、
HCが低減する。上記(3)では、バーナ本体のうち、
バーナタイルと蓄熱体等高温になる部分がシングルエン
ドチューブに内蔵されているので、放散熱損失が防止さ
れ、チューブへの熱伝達量が増加する。また、バーナタ
イル部分のチューブ底までの距離が縮まり、チューブ底
部の高温化にも効果がある。上記(4)では、回転ディ
スクは一方向に、モータ駆動等により回転され、蓄熱体
は給気部分と排気部分が周方向に順次回転していき、全
域が確実に利用される。上記(5)では、回転ディスク
は往復回動され、シリンダ等によって駆動される。給排
の切替えは一方向回転に比べて早く、瞬時切替シャッタ
を構成している。上記(6)では、燃料開放面が末広が
り形状とされているため、燃料の燃焼空気への随伴性が
良好となり、排気へのショートパスが低減する。そのた
め、CO濃度が低減する。また、平面状保炎面の場合と
異なり、保炎面に沿って生じた微小の渦は燃料開放面に
より排気に引かれるのを阻止されて燃料開放面内でほぼ
完全に燃焼するので、CO濃度がさらに低減する。上記
(7)では、突出部側面にエアガイド溝が形成されてい
るので、ガイドにより燃焼空気の流れが拘束され指向性
のあるエアが吐出する。これによって、チューブ底まで
容易に加熱される。また、指向性と速度の上げられた燃
焼空気への燃料の随伴性が高まり、燃料の排ガスへのシ
ョートパスも抑制されて排ガス中のCOが低減する。ま
た、ガイド内を流れる燃焼空気への、外側からの排ガス
の巻込みにより、酸素リーンな燃焼空気が作られ、それ
によって燃料と燃焼ガスとの混合物の燃焼が緩慢とな
り、NOX が低減する他、シングルエンドチューブがよ
り遠くまで均一に加熱される。したがって、反応領域が
チューブ底の方に移動して、チューブ底を高温にでき
る。上記(8)では、バーナタイルの給排気面に、通気
孔間にエアノズルセパレータを突出させたので、給気孔
として働いている通気孔から排気孔として働いている通
気孔への燃焼空気のショートパスを阻止できる。ショー
トパスが生じると空気不足が生じて不完全燃焼が生じる
が、エアノズルセパレータによりそれを抑制できる。上
記(9)では、湯洩れ検知機構が設けられているので、
シングルエンドチューブが万一損傷して溶湯がシングル
エンドチューブ内に侵入すると湯洩れ検知機構により、
それを即座に検出でき、必要な対策をとることができ
る。上記(10)では、インナチューブレス構造のた
め、インナチューブの熱的損傷がなく、寿命も長くな
る。
照して説明する。図中、図1、図13は本発明の何れの
実施例にも適用可能であり、図2〜図5、図8および図
9は本発明の第1実施例に係わり、図10、図12は本
発明の第2実施例に係わり、図6は本発明の第3実施例
に係わり、図7は本発明の第4実施例に係わり、図12
は本発明の第5実施例に係わる。全実施例にわたって共
通な構成部分には全実施例にわたって同じ符号を付して
ある。
な構成部分とその作用を、たとえば、図1〜図5、図8
および図9を参照して説明する。図13に示すように、
溶解炉、保温炉、雰囲気加熱炉等の炉101には、炉内
の被加熱物(たとえばアルミ溶湯等)102を加熱する
ためにシングルエンド型ラジアントチューブ発熱体10
0が炉壁を挿通するように設けられている。シングルエ
ンド型ラジアントチューブ発熱体100は、図1に示す
ように、蓄熱燃焼用バーナ(バーナ本体)1と、耐酸
性、耐浸食性、耐熱性に優れた材料(たとえば、セラミ
ックス、ただしメタルでもよい)からなる一端が閉塞さ
れたシングルエンドチューブ103とからなる。蓄熱燃
焼用バーナ1から噴射される燃料と燃焼空気との燃焼に
よる火炎によって、シングルエンドチューブ103は副
射、対流によって加熱され、燃焼排ガスは蓄熱燃焼用バ
ーナ1を通して排気される。シングルエンドチューブ1
03は少なくとも底部104が溶湯102中に浸漬され
ていて、溶湯の対流、熱伝導により溶湯102を加熱す
る。シングルエンドチューブ103が溶湯を下部迄効果
的に加熱するには、シングルエンドチューブ103は底
部104迄加熱される必要がある。
ナ1は、隔壁21によって複数に分割された蓄熱体30
と、蓄熱体30の軸方向一側に配置され燃料噴射ノズル
20を挿通させるとともに給排が切り替わる通気孔27
を有するバーナタイル22と、蓄熱体30の軸方向他側
に配置された切替機構40と、燃料噴射ノズル20、蓄
熱体30、および切替機構40を内部に組みつけた枠体
10と、からなる。切替機構40は、互いに摺動可能に
面接触された回転ディスク44と固定ディスク46と、
給排気の仕切壁41を有し、回転ディスク44は回転デ
ィスク44の回転によって連通、遮断される複数の通気
用開口部42、43を有し、固定ディスク46は貫通孔
47を有し、通気用開口部42、43は仕切壁41の一
側に連通する給気通気用開口部42と仕切壁41の他側
に連通する排気通気用開口部43を含んでいる。
て送風手段(たとえば、ブロワ、コンプレッサ等)4に
接続されており、排気通路3を介して大気に解放されて
いる。一方、燃料噴射ノズル20からの燃料およびパイ
ロット空気と、給気通気用開口部42から蓄熱体30を
通って流れてきた給気は、シングルエンドチューブ10
3内に送り込まれる。切替機構40は、給気と排気の蓄
熱体分割部分への流れを、所定時間間隔毎(たとえば、
20秒〜数分毎)に切替える。給気は蓄熱体30の上流
側でたとえば約20℃であったものが、蓄熱体30を通
るときに温められ、空気噴射ノズル26からの燃焼用空
気となって流れ出るときにはたとえば約900℃とな
り、排ガス流となって蓄熱体30に入るときはたとえば
約1000℃となり、蓄熱体30を通るときに蓄熱体の
温度を上げて自身はたとえば約200℃に温度が低下さ
れる。ついで、切替機構40が給排気を切替え、それま
で排気が流れていたところに給気を通し、それまで給気
が流れていたところに排気を通す。かくして排気の熱は
蓄熱体30に蓄熱され、給気に切替えられたときに蓄熱
した熱で給気を温める。
て示している。燃料噴射ノズル20は、バーナ中心部で
軸方向に延び、それと同芯状に一次空気(パイロットエ
ア)パイプ21が延びていて、燃料噴射ノズル20の外
周面と一次空気パイプ21の内周面との間の環状通路を
一次空気が流れるようになっている。燃料噴射ノズル2
0は、先端部を除いて電気絶縁材、たとえば碍子、で覆
われており、電気絶縁材で覆われていない先端部に燃料
の一部をパイロット燃料として吐出するパイロット燃料
吐出口20aを設け、そこから吐出されるパイロット燃
料に、電気絶縁材で覆われていない燃料噴射ノズル先端
部と一次空気パイプ21との間に電気的に火花をとばし
て、着火させるようになっている。
詳細構造を示している。バーナタイル22は、給排が切
替えられる通気孔26が複数開口された給排気面23
と、給排気面23から突出された突出部24と、突出部
24の内側から先端にわたって形成された、燃料/1次
空気混合物を開放する燃料開放面25を有している。通
気孔26はある時は給気孔として働き、ある時は排気孔
として働き、給排が切替えられる。給排の切替は後述の
切替機構40による。バーナタイル22の給排気面23
には、通気孔26間に、エアノズルセパレータ29が突
出させて設けられており、給気孔から噴出された燃焼空
気が排気孔に流れることを防止し、燃焼空気が全て燃焼
に寄与できるようにしてある。燃料開放面25は突出部
24の先端に向かって末拡がりに形成されている。末拡
がり構造は、テーパであってもよいし、Rであってもよ
いし、またテーパ面、R面はなめらかな面であってもよ
いし、ぎざぎざを付された(接触面積を大とするため)
面であってもよい。
芯状に、軸方向に延びるガイド溝27が形成されてい
る。通気孔26のうち給気孔として働いている通気孔2
6を通って流出される給気(2次空気、メインエア)
は、少なくとも一部がガイド溝27を通って指向性の強
い、流速の速い流れ28Aとなる。通気孔26は給排気
面23に近づく程なめらかに絞られており、蓄熱体30
を通過した給気が通気孔26を通る時に、流速が増加さ
れるようになっている。また、通気孔26は給排気面2
3に近づく程通路中心が突出部24の軸芯側に近づけら
れている。通気孔26は給排気面23において通気孔2
6の断面の少なくとも一部が突出部24と重なることが
望ましく、この重なった部分の突出部側面にガイド溝2
7が形成されている。したがって、通気孔26は突出部
24によって閉塞されない。ただし、通気孔26を、給
排気面23において通気孔26の断面が突出部24の外
周に接するように配設してもよい。
なり、ハニカム状とすることによってガスとの接触面積
が大とされている。蓄熱体30は、隔壁31によって周
方向に複数に分割されている。
している。切替機構40のうち一部の部材は可動部材で
ある。たとえば図8の例では仕切壁41、回転ディスク
44は可動部材である。切替機構40のうち可動部材
は、駆動手段(たとえば、モータ、シリンダ等)45に
よって一方向または往復回転駆動される。切替機構40
のうち残りの部材は静止部材である。たとえば固定ディ
スク46は静止部材である。回転ディスク44と固定デ
ィスク46は互いに、面接触されているので、従来の仕
切壁と回転ディスクとの接触に比べて、接触面積は大で
あり、シール性が大とされている。切替機構40の仕切
壁41は周方向に延びていて、内外周の一方に給気通路
2、他方に排気通路3を形成する。回転ディスク44の
うち、仕切壁41の内外周の一方に給気通気用開口部4
2があけられており、他方に排気通気用開口部43があ
けられている。給気通気用開口部42は給気通路2側に
設けられ、排気通気用開口部43は排気通路3側に設け
られる。回転ディスク44はばね51で固定ディスク4
6に押しつけられている(図10参照)。回転ディスク
44が回転されることにより、蓄熱体30の分割された
部分の給、排気の流れが切替わる。
気用開口部43でカバーされる部分の容積は給気通気用
開口部42でカバーされる部分の容積以上となるように
給、排気通気用開口部42、43の個数、形状が設定さ
れている。たとえば、蓄熱体30が4個に隔壁31によ
って分割された場合、排気通気用開口部43でカバーさ
れるのは3個または2個で、給気通気用開口部42でカ
バーされるのは1個または2個である。排気容積を大き
くすることによって排気流速が低減するため、蓄熱体3
0が蓄熱しやすくなる。また、駆動手段45がモータか
らなる場合、モータが排気の熱の影響を受けないように
するために、仕切壁41より給気通路2側に設置されて
いる。さらに、蓄熱燃焼用バーナ1のうち、バーナタイ
ル22と蓄熱体30の部分はシングルエンドチューブ1
03に内蔵されている。
る。まず、切替機構40では、回転ディスク44と固定
ディスク46とが摺動可能に面接触されているので、回
転ディスク44と固定ディスク46との接触面積が増大
し、給気が回転ディスク44と固定ディスク46との間
を通って排気にリークするのを抑制できる。このシール
性の増大によって、給気の圧力を高めることができる。
給気圧の増大によって、燃焼用空気の流出速度が増し
て、火炎はシングルエンドチューブ103内を底部10
4の方向に延び、底部104を効果的に加熱する。ま
た、給気圧の増大によって、燃料噴射側において、燃焼
用空気流への燃料流の随伴性を高めて、燃料の排気孔へ
のショートパスを抑制することができ、COを低減す
る。また、燃焼用空気の流出速度が増すことによって、
燃焼排ガスの燃焼用空気への巻き込みが増え、それによ
って、燃焼が緩慢になって、NOxが低減する。また、
固定ディスクを設けたため、回転ディスク44が仕切壁
を通過する場合に比べて、給気のカバーエリアの自由度
が向上しており、切替時の給気量の減少が発生しない設
定が可能となるし、隔壁31の厚さも自由に設定できる
ので、蓄熱室の設計が自由になる。
替機構40が枠体10の内部に組みつけられているの
で、蓄熱体30と切替機構40とを接続する配管類が不
要となり、配管の施工が不要で、装置が小型化される。
また、配管があるときには配管内の排気のパージが切替
時に必要になるが、配管がないためパージが必要でなく
なり、切替時間も短い。蓄熱体30は隔壁31によって
周方向に分割されているが、回転ディスク44を回転さ
せることによって容易に蓄熱体30の各部分の給排気を
切替える切替構造が得られる。また、切替機構40の仕
切壁41を周方向に延ばしたので、回転ディスク44を
回転させても、常に可動の給気通路用開口部42と静止
の吸気通路2を対応させ、可動の排気通気用開口部43
と静止の排気通路3を対応させることが可能になる。ま
た、給気通路2の方に駆動モータ45を設置したので、
駆動モータ45に排気の熱が影響することが抑制され
る。さらに、排気容積を給気容積以上としたので、排気
流速が低減して蓄熱体30が熱を蓄熱しやすくなる。
出され、その内側に燃料開放面25が形成されているた
め、燃料開放面25と、通気孔26のうち排気孔として
働いている通気孔とが離れ、燃料開放面25から出た燃
料と1次空気との混合物の流れ28Bが排気孔に流れる
排気の流れ28Cに巻き込まれにくくなる。このため、
燃料開放面25と通気孔26との、軸方向と直角方向の
間隔を近づけてもよく、そうすることによって、燃焼用
空気の燃料随伴性が高まり、チューブ底部104まで加
熱できるようになる。また、燃焼用空気の燃料随伴性が
大になることによって、燃料の排気へのショートパスが
抑制される。燃料が排気に巻き込まれると、排気中の酸
素量が少ないため燃料は不完全燃焼し、COを生成する
が、本発明実施例では燃料の排気への巻き込みが抑えら
れるので、COは大幅に少なくなる。また、燃料開放面
25が突出部先端に向かって末拡がり状とされているた
め、燃料と一次空気とが燃料開放面25の内側を流れて
いる間は、排気流れ28Cから排気孔側に誘引されても
燃料開放面25が邪魔になって排気流れ28Cへの巻き
込みが抑えられる。また、燃料開放面25が末拡がり状
となっているため、燃料の給気流れ28Aへの随伴性が
高まり、給気と混合されて完全燃焼されやすくなる。こ
れによって、さらにCOの生成が少なくなる。突出部2
4と、燃料開放面25の末拡がり構造によって、従来構
造では排気中に約3000ppmあったCOが、約20
0ppm以下に低減される。
7が形成されているため、通気孔26から流れ出た給気
は、少なくとも一部がエアガイド溝27に入る。エアガ
イド溝27に入った給気は、エアガイド溝27内を直線
状に流れて突出部先端から前方に向かって指向性をもっ
て流出する。この流れはエアガイド溝27を流れている
間はほとんど拡散がないので流速のおとろえない、流速
大の流れである。これによって、シングルエンドチュー
ブ103の底部104まで加熱される。また、この流れ
の、燃料を誘引して随伴させる力は大きい。この随伴力
は燃料が排気に巻き込まれるのをさらに抑制し、上記の
COの約200ppm以下を、さらに約100ppm以
下に低減する。燃料が、指向性大かつ流速大の給気と混
合しても、燃料と給気との混合は瞬時には促進されず、
給気の流れが下流に移るとともに徐々に混合していっ
て、緩慢に燃焼し、その過程で完全燃焼していく。ま
た、ガイド溝27を流れる流れは外側から排ガスを巻き
込むため酸素不足によっても燃焼が緩慢となる。この緩
慢燃焼によってN2 とO2 との結合も緩慢になり、NO
X の生成も大幅に低減される。さらに、流速大、緩慢燃
焼によって、火炎がチューブ底部104まで延び、シン
グルエンドチューブ103が全体にわたって加熱される
ようになり、より均一加熱が可能になる。
につれて絞られているので、給気が通気孔26を通ると
きに給気の流速が増大される。これによって、上記の給
気流速大による作用がさらに強められる。また、通気孔
26の中心が突出部軸芯側に寄せられているので、給気
が通気孔26から出るときには、かなりの部分がガイド
溝27の中に入っていく。そして、上記の指向性のある
給気流れがより強く生成される。また、反応性をさらに
高めるために、必要に応じて、通気孔26の軸芯をやや
(10〜20度)内向き(給気が突出部軸芯に近づく方
向)にしてもよい。
30およびバーナタイル22の部分(高温になる部分)
が、セラミックスのシングルエンドチューブ103内に
納められるので、熱放散が抑えられ、シングルエンドチ
ューブ103を底部104まで加熱することに役立つ。
さらに、上記の指向性のある燃焼用空気の流れによっ
て、インナチューブが無くても燃焼用空気と排ガスとの
シングルエンドチューブ103でのすみわけが可能とな
り、インナチューブレス構造を採用できる。
作用について説明する。本発明の第1実施例では、図2
〜図5、図8、図9に示すように、回転ディスク44は
一方向にのみ回転され、モータ45によって駆動され
る。この回転によって、蓄熱体30の分割部分は順次、
排気、給気が切替えられ、全部分が確実に蓄熱燃焼に寄
与する。
に示すように、回転ディスク44は第1の位置51と第
2の位置52との間に往復回動され、シリンダ45によ
って駆動される。この回動によって蓄熱体30の給排が
瞬時に切替えられる。貫通孔47は仕切壁31A、31
Bに対応する部位にはあけられていないので、給気通気
用開口部42が固定ディスクの貫通孔47間部位を通過
する時には給気は絞られるが、その時には燃料供給も弁
6によって絞られるので、一次空気と燃料の比は、所定
の比に保たれ、パイロット火炎を消火することなく、連
続運転が可能である。
に、バーナタイル22に設けられた通気孔26が、突出
部24に形成されたエアガイド溝27と一部のみ重なっ
ている。したがって、通気孔26から噴出された燃焼空
気は一部のみがエアガイド溝27に入る。そのため、指
向性は第1実施例(図5)程には強くはないが、本発明
に含まれる。
に、バーナタイル22に設けられた通気孔26は突出部
24と重ならず、突出部24の側面にはエアガイド溝2
7は設けられていない。そのため、指向性は、第1、第
2実施例程には強くはないが、本発明に含まれる。
うに、シングルエンドチューブ103内に、耐熱性のあ
る導電性材料からなる棒(たとえば、カンタル棒)を先
端を除いて電気絶縁材(たとえば、碍子)で被覆したも
のからなる湯洩れ検知機構105を底部104直近位置
まで延ばして配設しておき、それに電圧(たとえば、1
0V程度)をかけておく。シングルエンドチューブ10
3に損傷が生じて溶湯がシングルエンドチューブ103
内に侵入すると、2本の導電棒間に電流が流れ、それを
検知することによって、チューブ103の損傷を検知で
きる。図示例は、チューブ103内に2本の導電棒を配
置してその間に電圧を付与した場合を示したが、チュー
ブ内容積が小の場合は、チューブ103内に配設する棒
は1本のみとし、他の1本を炉体(101)に設置して
も、同様の作用効果が得られる。2本の棒の設置場所も
図12のように互いに離してもよいし、あるいは熱電対
のように保護棒で覆ってもよく、先端が互いに絶縁され
溶湯が侵入したときに導電すればよい。
チューブ発熱体によれば、切替機構を回転ディスクと固
定ディスクの摺動接触構造としたので、摺動面を大きく
とれ、シール性が大になって、給気圧を増大でき、燃焼
空気の噴出速度を増大できて、火炎をチューブ底部に向
って伸ばすことができ、チューブ底部を加熱できる。ま
た、燃焼空気流速増大により燃料随伴性が向上し、燃料
の排気へのショートパスが減って、排気中のCO濃度が
低減する。請求項2のシングルエンド型ラジアントチュ
ーブ発熱体によれば、燃料開放面を給排気面から突出さ
せたので、燃料の排気への巻き込みが少なくなり、その
分通気孔と燃料開放面との軸直角方向間隔を縮小でき、
その結果、指向性をもつ燃焼空気の燃料随伴性が高ま
り、シングルエンドチューブ底部方向に火炎を伸ばすこ
とができ、チューブ底部を効果的に加熱できるようにな
る。また、燃料の排気へのショートパスが減る分、排ガ
ス中のCO、HCを低減できる。請求項3のシングルエ
ンド型ラジアントチューブ発熱体によれば、バーナタイ
ル、蓄熱体がシングルエンドチューブ内に納められてい
るので、放散熱損失を防止でき、その分チューブへの熱
伝達量を増大できる。また、バーナタイルのチューブ底
部までの距離も縮まるので、チューブ底部の加熱が容易
になる。請求項4のシングルエンド型ラジアントチュー
ブ発熱体によれば、回転ディスクを一方向に回転させ
て、蓄熱体を順次利用できる。請求項5のシングルエン
ド型ラジアントチューブ発熱体によれば、回転ディスク
を往復回動させ、給排の瞬時切替えが可能である。請求
項6のシングルエンド型ラジアントチューブ発熱体によ
れば、燃料開放面を末広がりとしたので、燃料が燃焼空
気に随伴されやすくなり、燃料の排気への巻き込みが少
なくなる。請求項7のシングルエンド型ラジアントチュ
ーブ発熱体によれば、突出部にエアガイド溝を形成した
ので、燃焼空気の指向性が強まり、チューブ底部をより
効果的に加熱できる。請求項8のシングルエンド型ラジ
アントチューブ発熱体によれば、給気孔間にエアノズル
セパレータを設けたので、燃焼空気の排気へのショート
パスが抑制され、空気不足によるCO生成が抑制され
る。請求項9のシングルエンド型ラジアントチューブ発
熱体によれば、湯洩れ検知機構を設けたので、シングル
エンドチューブ損傷を速やかに確実に検知できる。請求
項10のシングルエンド型ラジアントチューブ発熱体に
よれば、インナチューブがないので、インナチューブと
りかえが不要となり、寿命も長くなる。
発熱体の全体概略断面図である。
バーナの部分の拡大断面図である。
ントチューブ発熱体のバーナタイル部分の概略平面図で
ある。
ントチューブ発熱体のバーナタイル部分の概略平面図で
ある。
ヂアントチューブ発熱体の蓄熱燃焼用バーナ部分の切替
機構部分とその近傍の断面図である。
ラヂアントチューブ発熱体の蓄熱燃焼用バーナ部分の切
替機構部分とその近傍の断面図である。
ラヂアントチューブ発熱体の断面図である。
ブ発熱体を装着した炉の概略断面図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 蓄熱燃焼用バーナと一端が閉塞されたシ
ングルエンドチューブからなり、前記蓄熱燃焼用バーナ
が、 蓄熱体と、 前記蓄熱体の軸方向一側に配置され、給排が切替えられ
る複数の通気孔が開口する給排気面と、燃料開放面を有
するバーナタイルと、 前記蓄熱体の軸方向他側に配置され、互いに摺動可能に
面接触された回転ディスクと固定ディスクとを有する給
排気の切替機構と、からなっていることを特徴とするシ
ングルエンド型ラジアントチューブ発熱体。 - 【請求項2】 蓄熱燃焼用バーナと一端が閉塞されたシ
ングルエンドチューブからなり、前記蓄熱燃焼用バーナ
が、 蓄熱体と、 前記蓄熱体の軸方向一側に配置され、給排が切替えられ
る通気孔が複数開口された給排気面と、 該給排気面か
ら突出された突出部と、該突出部の内側に形成された燃
料開放面とを有するバーナタイルと、 前記蓄熱体の軸方向他側に設けられた給排気の切替機構
と、からなっていることを特徴とするるシングルエンド
型ラジアントチューブ発熱体。 - 【請求項3】 前記蓄熱燃焼用バーナの前記バーナタイ
ルと前記蓄熱体の部分が前記シングルエンドチューブに
内蔵されている請求項1または請求項2記載のシングル
エンド型ラジアントチューブ発熱体。 - 【請求項4】 前記回転ディスクが一方向にのみ回転さ
れる構造となってい請求項1記載のシングルエンド型ラ
ジアントチューブ発熱体。 - 【請求項5】 前記回転ディスクが往復回動される構造
となってい請求項1記載のシングルエンド型ラジアント
チューブ発熱体。 - 【請求項6】 前記燃料開放面が前記突出部先端に向か
って末拡がりに形成されている請求項2記載のシングル
エンド型ラジアントチューブ発熱体。 - 【請求項7】 前記突出部の外周面に軸方向に延びるエ
アガイドが形成されている請求項2記載のシングルエン
ド型ラジアントチューブ発熱体。 - 【請求項8】 前記給排気面に、前記通気孔の間の位置
で前記突出部の突出方向に突出するエアノズルセパレー
タが設けられている請求項2記載のシングルエンド型ラ
ジアントチューブ発熱体。 - 【請求項9】 前記シングルエンドチューブ内に、前記
シングルエンドチューブの底部に向って延びる湯洩れ検
知機構が設けられている請求項1または請求項2記載の
シングルエンド型ラジアントチューブ発熱体。 - 【請求項10】 前記シングルエンドチューブはインナ
チューブをもたないインナチューブレス構造とされてい
る請求項1または請求項2記載のシングルエンド型ラジ
アントチューブ発熱体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24935894A JP3155155B2 (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | シングルエンド型ラジアントチューブ発熱体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24935894A JP3155155B2 (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | シングルエンド型ラジアントチューブ発熱体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08114309A JPH08114309A (ja) | 1996-05-07 |
| JP3155155B2 true JP3155155B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=17191844
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24935894A Expired - Fee Related JP3155155B2 (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | シングルエンド型ラジアントチューブ発熱体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3155155B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015123370A (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-06 | 俊▲チェン▼ 林 | 携帯型折り畳み便座椅子 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001116210A (ja) * | 1999-10-15 | 2001-04-27 | Tokyo Gas Co Ltd | 低NOxラジアントチューブバーナ |
| JP2005121329A (ja) * | 2003-10-20 | 2005-05-12 | Chugai Ro Co Ltd | シングルエンド型蓄熱式ラジアントチューブバーナ |
| CN112128794B (zh) * | 2020-09-21 | 2024-12-20 | 博克力节能环保设备(大连)有限公司 | 一种齿轮联动型暖风器受热面旋转传动结构 |
-
1994
- 1994-10-14 JP JP24935894A patent/JP3155155B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| JP2015123370A (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-06 | 俊▲チェン▼ 林 | 携帯型折り畳み便座椅子 |
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| JPH08114309A (ja) | 1996-05-07 |
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