JP3155472U - ベッドを備えた車体 - Google Patents

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佐久間 均
均 佐久間
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Abstract

【課題】キャンピングカーなど車内に設けたベッドの有効長さを大きくできる車体を提供する。【解決手段】車体1の側面の窓穴7に対向するようにベッドを設ける。窓穴7を開閉自在に設けると共に、この窓穴7に、車内である客室と空洞部8が連通して車体1の外側に突設可能な囲い部材9を設ける。囲い部材9は、合成樹脂製や金属製の覆い板26と可撓性の囲い部材本体27からなる。就寝の際には、囲い部材9を窓穴7の外側に突設して、その空洞部8に足などを挿入して、客室の幅に規制されずにベッドの有効長さを大きくすることができ、この結果体を伸ばして就寝することができる。【選択図】図1

Description

本考案は、キャンピングカーなどのベッドを備えた車体に関するものである。
従来、この種のものとして支持部材を車輌の両側の窓枠に接続して、ベッド下部を構成する支持部材を使用して、車室内に簡易ベッドを設置する自動車車室内簡易ベッドが知られている(例えば、特許文献1)。
特開平9−323582号公報
しかし、従来技術のベッド長さは、両側の窓間の長さに規制されることとなり、ミニバンやキャブワゴンなどと称するワンボックスタイプの車であって、ナンバープレートが5ナンバーであれば、車幅が1.7m以下程度であるので、ベッド長さはそれぞれその車幅よりも短くなってしまい、ベッドの長さは1.5m程度になってしまい、脚を伸ばしてベッドで寝るようなことはできない。ナンバープレートが3ナンバーであれば多少車幅は広くなるものの脚を伸ばしてベッドで寝るようなことはできにくい。
解決しようとする問題点は、ベッドの長手方向を車体の幅方向に設けたベッドを備えた車体において、ベッドの有効長さを大きくできるようにする点である。
請求項1の考案は、車体内の幅方向にベッドの長手方向を配置し、その長手方向の一方を前記車体の側面の窓に対向するように設け、前記窓穴を開閉自在に設けると共に、この窓穴に、車内と空洞部が連通して車体の外側に突設可能な囲い部材を設けたことを特徴とするベッドを備えた車体である。
請求項2の考案は、前記囲い部材は、前記窓の上側縁側に上縁を回動可能に接続して該窓を開閉可能に設ける覆い板と、この覆い板の縁と前記窓の縁間に介在する可撓性の囲い部材本体により形成されることを特徴とする請求項1記載のベッドを備えた車体である。
請求項3の考案は、前記囲い部材本体は、可撓性の耐水シート材料によって形成されていることを特徴とする請求項2記載のベッドを備えた車体である。
請求項4の考案は、前記覆い板に開閉状態保持手段を設けたことを特徴とする請求項3記載のベッドを備えた車体である。
請求項1の考案によれば、窓穴を閉じていた囲い部材を外側に突設して、空洞部に就寝時に足などを挿入することで、ベッドの有効長さを大きくすることができる。
請求項2の考案によれば、外側に突出した囲い部材にあっては、その上部に覆い板が配置されることにより、屋根のようになり、空洞部を風雨より保護することができる。
請求項3の考案によれば、防水性により、空洞部、さらには車内への雨の侵入のおそれをなくすことができる。
請求項4の考案によれば、覆い板を開状態に保持したり、また閉状態に保持したりすることができる。
本考案における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本考案の必須要件であるとは限らない。
図1〜8は実施例1を示しており、ワンボックス型の自動車は、周知のように車体1の前部左右に運転席2、助手席3が設けられ、さらに車体1の左側中央、後側に側面扉4、後扉5が開閉できるようになっている。そして、車体1の客室6における一方である右側の後部に通常は設けられる右側後部ガラスの矩形状をなした窓穴7に、その外側に該窓穴7を開閉自在に設けると共に、この窓穴7に、車内である客室6内に空洞部8が連通して車体1の外側に突設可能な囲い部材9を設ける。
客室6は、通常使用時においては、図7、8に示すように、客室6の前部に後ろ向きの第一の席10が設けられると共に、客室6の前後方向の中央に前向きの第二の席11が設けられ、さらに後部には内向きに設けられる左右一対の第三の席12、第四の席13が設けられている。そして、この第三の席12、第四の席13にはそれぞれ左右一対に設けられた面状の第一のクッション部材14、第二のクッション部材15とを、側面がL字形状になるようにソファー状に形成し、この第三の席12、第四の席13のそれぞれの第一のクッション部材14、第二のクッション部材15は、夜などには図5,6に示すように、それぞれ平面状に伸ばすと共に、対向する端面を突き合わせて、長手方向Aを車体1(客室6)の幅方向に向けたベッド16を形成している。尚、クッション部材はマット部材などとも称せられる。ベッド16を形成したときは、図4に示すように、第三の席12、第四の席13などは、室内壁に装着した支持金具17によってガイドレール12A,13Aを介して支持されており、このベッド16の上面16Aは前記窓穴7の下縁7Aとほぼ同じ高さに高さ調節されている。この結果、ベッド16の下方には床面18との間に荷物の収容用の空間19が形成されるようになっている。
そして、第一の席10と第二の席11との間に、前部テーブル20が設けられると共に、ベッド16がないときには、第三の席12と第四の席13との間には、後部テーブル21が設けられている。さらに、第一の席10の側面扉4側にはシューズクローゼット等とも称する靴収納部22が設けられると共に、第三の席12の側面扉4側には上面にシンク23を設け冷蔵庫24を内蔵した厨房25が設けられている。尚、図中25Aは傘掛けである。
さらに、前記囲い部材9は、FRP、合成樹脂製や金属製の覆い板26と、この覆い板26と一体的に設けられる可撓性の囲い部材本体27から形成される。覆い板26は、その基端縁26D側を窓穴7の上縁7D側にヒンジなどの回動接続金具28を介して外側に開くように回動自在に接続されおり、さらに、覆い板26の前縁26B側、後縁26C側と、窓穴7の前縁7B側、後縁7C側との間には、それぞれガスダンパー、スプリングダンパーなどの開状態保持手段たるダンパー29の両端が接続して介在している。そして、窓穴7の開口縁、すなわち下縁7A、前縁7B、後縁7C、上縁7Dに、内側開口部30を接続して囲い部材本体27を設ける。この囲い部材本体27は内部に空洞部8を形成したものであって、耐水性、耐久性などを有する可撓性材料、例えば、テント用生地でもよく、また例えばウエットスーツに使用されるクロロプレンゴム製の生地によって形成されており、この生地においては、気泡を含むことによって断熱性を高めるようなものでもよい。そして、囲い部材本体27の空洞部8は室外に突設することができるようになっている。この囲い部材本体27は外側に突設状態においては外面部31、前面部32、後面部33及び底面部34を有するほぼ矩形箱形状であって、外面部31はその上縁31Dを覆い板26の先端縁26Aに接続し、前面部32と後面部33はその内縁32C,33C側をそれぞれ前縁7B、後縁7C側に接続し、底面部34はその内縁34Cを下縁7A側に接続している。そして、前面部32、後面部33のそれぞれの下縁32A,33Aは、底面部34の前縁34B、後縁34Cにそれぞれ接続している。また、外面部31の下縁31Aは底面部34の外縁34Bに接続している。尚、これらの接続は耐を高めるように密に形成されている。
さらに、外面部31のほぼ中央には内外を連通する通気穴35が形成されていると共に、この通気穴35には防虫用の網36が設けられている。尚、通気穴35にカーテン(図示せず)を設けてもよい。
さらに、第三の席12と第四の席13はガイドレール12A,13Aに沿って昇降できるようになっており、これらは所定高さ、すなわちベッド16の高さ、図4の一点鎖線で示すような椅子の高さなどに任意の高さに固定できるようになっている。また、覆い板26には、この覆い板26を窓穴7に閉状態保持手段たるロック装置37を設ける。このロック装置37は、覆い板26の内面に設けたレバー状の操作部37Aと、この操作部37Aに応じて左右方向に覆い板26より突設可能な連動部材37Bと、窓穴7近傍の車体1の外側に設けられる連動部材37Bの端部の受け部37Cが設けられている。したがって、覆い板26を窓穴7に閉じた状態で操作部37Aを操作して連動部材37Bの端部を受け部37Cに係止することで、覆い板26を窓穴7に閉状態に保持できるようになっている。一方、操作部37Aを逆操作して連動部材37Bの端部を受け部37Cより脱すると、ロック状態を解除できる。
尚、図中16Bは空洞部8内において第三の席12の外側に配置されるクッション材(マット材)を示しており、このクッション材16Bなどは、その下部にある左右方向へのローラなど案内手段によって簡単に移動できるようにしてもよい。また、16Cはベッド作る際に第三の席12、第四の席13間に着脱自在に固定されるパイプ状の支持部材であり、第一のクッション部材14、第二のクッション部材15が載置されて支持されるものである。
次に前記構成についてその作用を説明する。走行中や駐車して食事する際には、図7,8に示すように第一のクッション部材14とこれに対向する端面が接続する第二のクッション部材15とを、側面がL字形状になるように折ってソファー状に形成して第三の席12、第四の席13を使用する。そして、窓穴7の外側は覆い板26によって塞がれている。
一方、夜など駐車して就寝する場合には、図5,6に示すように第三の席12と第四の席13を窓穴7高さに設定し、さらに第三の席12と第四の席13の間に第一のクッション部材14、第二のクッション部材15を介在させて、それぞれ平面状に伸ばすと共に、対向する端面を突き合わせてベッド16を形成する。このベッド16の長手方向Aは、車体1(客室6)の幅方向に向けられており、さらにその上面16Aは、窓穴7の下縁7Aとほぼ同じ高さに配置されている。そして、ベッド16の長手方向Aの一方を窓穴7に対向するように設けている。尚、空洞部8内において第三の席12の外側に別途クッション材16Bを置いて脚を乗せられるようにする。このようなクッション材(マット材)の配置は実施例に限定されず各種の変更が可能である。
さらに、図1,2に示すように覆い板26を、回動接続金具28を回転中心として外側に回動すると、ダンパー29が伸長して覆い板26を横向きに保持する。このような覆い板26の外側への回動に伴って客室6側に折り畳まれていた囲い部材本体27が外側に引き出されて、その内部に空洞部8が形成されると共に、この空洞部8は内側開口部30を介して客室6と連通しており、さらに底面部34は窓穴7の下縁7D、ひいてはベッド16と同じ高さに配置されるようになっている。したがって、ベッド16に人が乗って横になったときに、空洞部8に足を挿入することにより、体を伸ばせる長さは、ベッド16自体の長さBの他に、空洞部8の奥行きCを加えたもの(B+C)となり、ベッド16の有効長さを大きくすることができる。尚、この際には通気穴35の網36より外気を空洞部8に導入することができる。
そして、就寝後にベッド16を片付けるときは、囲い部材本体27を内側に折り畳むようにして覆い板26を、回動接続金具28を回転中心として内側に回動すると、ダンパー29が縮小して覆い板26を車体1に沿うように縦向きになり、ロック装置37を介して閉じて保持するようになる。
以上のように、前記実施例では請求項1に対応して、車体1内の幅方向にベッド16の長手方向Aを配置し、その長手方向Aの一方を車体1の側面の窓穴7に対向するように設けたベッド16を備えた自動車において、窓穴7を開閉自在に設けると共に、この窓穴7に、車内である客室6と空洞部8が連通して車体1の外側に突設可能な囲い部材9を設けたことによって、就寝の際には、囲い部材9を窓穴7の外側に突設して、その空洞部8に足などを挿入して、客室6の幅に規制されずにベッドの有効長さ(B+C)を大きくすることができ、この結果体を伸ばして就寝などすることができる。
前記実施例では請求項2に対応して、前記囲い部材9は、窓穴7の上縁7D側に基端縁26Dを回動可能に接続して該窓穴7を開閉可能に設ける覆い板26と、この覆い板26と、前記窓穴7間に介在する可撓性の囲い部材本体27により形成されることによって、覆い板26が屋根板状となって囲い部材本体27、ひいては空洞部8を保護でき、風雨などにより可撓性の囲い部材本体27が変形しにくくなり、空洞部8に足を挿入するなど安心して使用することができる。
前記実施例では請求項3に対応して、前記囲い部材本体27は、可撓性の耐水シート材料によって形成されていることで、雨が空洞部8、ひいては客室6に入り込むようなことはなく、安心して就寝することができる。
さらに、前記実施例では請求項4に対応して、覆い板26に開状態保持手段たるダンパー29と、閉状態保持手段たるロック装置37とを設けたことで、覆い板26を開状態に保持したり、また閉状態に保持したりすることができる。
図9〜12は実施例2を示しており、前記実施例1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。実施例2においては、図11,12に示すように運転席2の後方に設けられる客室6においては、客室6の前部に内向きの第五の席41が設けられると共に、そして第五の席41は、面状の第三のクッション部材42がL字形状になるように折られソファー状に形成されており、この第五の席41のそれぞれの第三のクッション部材42は、夜などには図9,10に示すように、それぞれ平面状に伸ばすと共に、対向する端面を突き合わせてベッド16とは別に他のベッド43を形成できるようになっている。
以上のように本考案にかかるベッドを備えた自動車は、実施例のように自走式車体ではなく、牽引式車体でもよいなど各種の用途に適用できる。
本考案の第1実施例を示す囲い部材の外側の斜視図である。 同囲い部材の内側の斜視図である。 同車体の斜視図である。 同車体の後面図である。 同ベッドを使用状態の平面図である。 同ベッドを使用状態の斜視図である。 同ベッドを不使用状態の平面図である。 同ベッドを不使用状態の斜視図である。 本考案の第2実施例を示すベッドを使用状態の平面図である。 同ベッドを使用状態の斜視図である。 同ベッドを不使用状態の平面図である。 同ベッドを不使用状態の斜視図である。
1 車体
6 客室(車内)
7 窓穴
7D 上縁
8 空洞部
9 囲い部材
16 ベッド
16B 一方
26 覆い板
26A 先端縁(縁)
26B 前縁(縁)
26C 後縁(縁)
26D 基端縁
27 囲い部材本体
29 ダンパー(開状態保持手段)
37 ロック装置(閉状態保持手段)
A 長手方向

Claims (4)

  1. 車体内の幅方向にベッドの長手方向を配置し、その長手方向の一方を前記車体の側面の窓に対向するように設け、前記窓穴を開閉自在に設けると共に、この窓穴に、車内と空洞部が連通して車体の外側に突設可能な囲い部材を設けたことを特徴とするベッドを備えた車体。
  2. 前記囲い部材は、前記窓の上側縁側に上縁を回動可能に接続して該窓を開閉可能に設ける覆い板と、この覆い板の縁と前記窓の縁間に介在する可撓性の囲い部材本体により形成されることを特徴とする請求項1記載のベッドを備えた車体。
  3. 前記囲い部材本体は、可撓性の耐水シート材料によって形成されていることを特徴とする請求項2記載のベッドを備えた車体。
  4. 前記覆い板に開閉状態保持手段を設けたことを特徴とする請求項3記載のベッドを備えた車体。
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