JP3155657U - スパチュラ - Google Patents

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【課題】 金属製のスパチュラによる陶材粉末の練和や築盛において、その操作性を低下させることなく、陶材粉末によって削り取られた摩耗粉を陶材泥中に混入しないようにするとともに、陶材泥中に混入したとしても陶材泥から摩耗粉を除去することができる練和や築盛の操作性に優れた金属製のスパチュラを提供する。【解決手段】 把持部の一端に金属製のへら部を有する陶材練和用のスパチュラであって、前記へら部が磁性を帯びていることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

この考案は、スパチュラに関するものである。さらに詳しくは、この考案は、陶材練和用の金属製のスパチュラに関するものである。
従来、陶材練和用のスパチュラとして、金属製のスパチュラが使用されている(特許文献1参照)。
特開平3−136647号公報(公報第2頁左上欄第6行参照)
陶材を用いた人工歯(以下、特に断らない限り、「人工歯」という。)、例えば、歯科医院や歯科技工所で作製される金属焼付ポーセレン冠、ポーセレンジャケットクラウン等は、パレットに歯科用陶材粉末を適量秤量し、蒸留水または陶材練和液を適量加え、金属製のスパチュラのへら部を使用して練和し、所定の調度の陶材泥とし、金属製のスパチュラで所定の形状に築盛した後、焼成することで得られる。
このような練和や築盛操作において、金属製のスパチュラは陶材粉末との接触を繰り返すことになり、スパチュラの表面は、陶材粉末によって削り取られ摩耗粉となり、陶材泥中に混入することになる。陶材粉末によって削り取られた摩耗粉は、焼成した人工歯の色調等に影響を与え、目的とする陶材本来の色調等が得られず、人工歯としての製品価値を低下させることになる。陶材練和用の金属製スパチュラとしては、通常、ステンレスが用いられており、陶材粉末によって削り取られた摩耗粉には鉄分等が含まれており、焼成した人工歯の色調等に悪影響を与え、目的とする陶材本来の色調等から逸脱した色調等となり、人工歯としての製品価値を大きく低下させることになる。
こういったことから、ガラスやめのう製のスパチュラも使用されてはいるが、練和用の先端部が金属製のスパチュラのへら部と比べ厚くなり、弾力性に劣り、金属製のスパチュラと比べ練和や築盛における操作性が格段に劣る。
この考案は、上記のような実情に鑑み鋭意研究の結果創案されたものであり、金属製のスパチュラによる陶材粉末の練和や築盛において、その操作性を低下させることなく、陶材粉末によって削り取られた摩耗粉を陶材泥中に混入しないようにするとともに、陶材泥中に混入したとしても陶材泥から摩耗粉を除去することができる練和や築盛の操作性に優れた金属製のスパチュラを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、この考案は、(1)把持部の一端に金属製のへら部を有する陶材練和用のスパチュラであって、前記へら部が磁性を帯びていることを特徴とする。
(2)前記(1)において、前記へら部に永久磁石が固定されてなることが好ましい。
(3)前記(2)において、前記へら部が強磁性体からなることが好ましい。
(4)前記(3)において、前記強磁性体が、磁性ステンレス鋼であることが好ましい。
(5)前記(2)〜(4)のいずれかにおいて、前記へら部の凹部に永久磁石が収容され、該永久磁石がへら部に接着材で固定されていてもよい。
(6)前記(2)〜(4)のいずれかにおいて、前記へら部の片面に永久磁石が接着材で固定されていてもよい。
(7)前記(2)〜(4)のいずれかにおいて、前記へら部の穴に永久磁石が挿嵌され、該永久磁石が接着材で固定されていてもよい。
(8)前記(1)〜(7)のいずれかにおいて、前記へら部と把持部とが分離可能とされていてもよい。
この考案は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、この考案のスパチュラは、へら部が金属製であって陶材粉末の練和や築盛における操作性が良好であり、練和や築盛において、陶材粉末によってへら部から削り取られて発生した摩耗粉は、へら部が磁性を帯びていることから、常磁性または強磁性であって、発生した段階でそのままスパチュラのへら部に磁気吸着されることになる。そこで、ある程度摩耗粉がへら部に磁気吸着されたら、例えば、磁気吸着された摩耗粉をへら部からぬぐい取れば陶材泥中に混入しないようにできる。また、摩耗粉の一部が磁気吸着されないで陶材泥中に混入してしまったとしても、練和を続ける中で陶材泥中に混入した摩耗粉を磁気吸着させたり、築盛操作においても陶材泥中に混入した摩耗粉を磁気吸着させ、陶材泥から除去することができる。すなわち、スパチュラによる練和や築盛操作に伴って発生する摩耗粉を、練和や築盛操作をそのまま続けるだけで、特別な操作を行うことなく、容易に陶材泥から除去することができることになる。そのため、焼成した人工歯の色調等に悪影響がなく、目的とする陶材本来の色調等の人工歯を得ることができる。
そして、練和や築盛において発生した摩耗粉を除去するためのへら部からのぬぐい取り等の操作は、熟練を要せず簡便で容易である。
この考案の陶材練和用のスパチュラの一実施の形態を示し、(a)は部分正面図、(b)は一部破断部分平面図である。 この考案の陶材練和用のスパチュラの他の実施の形態を示し、(a)は部分正面図、(b)は部分平面図である。 この考案の陶材練和用のスパチュラのさらに他の実施の形態を示し、(a)は部分正面図、(b)は一部破断部分平面図である。 この考案の陶材練和用のスパチュラのさらに他の実施の形態を示す一部破断部分正面図である。
以下、図面に基づきこの考案の最良の形態を更に詳細に説明する。もちろんこの考案は以下の態様によって限定されるものではない。
図1は、この考案の陶材練和用のスパチュラの一実施の形態を示し、(a)は部分正面図、(b)は一部破断部分平面図である。
図1に示されるスパチュラ1は、磁性ステンレス鋼製であって、把持部2の一端にへら部3を有し、へら部3に永久磁石4を固定し、へら部が磁性を帯びたものとなっている。
へら部3への永久磁石4の固定は、へら部3に形成した凹部3aに永久磁石4を収容させ、接着材(図示せず。)で固定することでなされており、へら部3は面一となっている。永久磁石4としては、磁性ステンレス鋼で被覆されているものが好ましい(以下同様。)。
磁性ステンレス鋼としては、オーステナイト・フェライト系、フェライト系、マルティンサイト系、析出硬化系のもの等が採用できる。このうち、JIS G 4303で規定されているSUS430やSUS410Lのフェライト系ステンレス鋼、SUS420やSUS440のマルティンサイト系ステンレス鋼、または、これらの改良鋼が好ましい。組成としては、Crが11〜18wt%、Cが0.15wt%以下、または、Crが11.5〜18wt%、Cが0.4〜1.2wt%を含有するステンレス鋼が好ましい。必要に応じNi、Mo等を含有するものであってもよい。
永久磁石としては、サマリウム−コバルト系、ネオジム−コバルト系、ネオジム−鉄−ボロン系の希土類磁石が好ましいが、これに限られるものではない。
接着材としては、エポキシ系接着材、金属接着性の接着材等を使用すればよい。
このスパチュラ1は、陶材の練和や築盛における操作性が良好であり、練和や築盛において、陶材粉末によってへら部から削り取られて発生した摩耗粉は、鉄分を含むことから、発生した段階でそのままスパチュラのへら部に磁気吸着されることになる。そこで、ある程度摩耗粉がへら部に磁気吸着されたら、例えば、磁気吸着された摩耗粉をへら部からぬぐい取れば陶材泥中に混入しないようにできる。また、摩耗粉の一部が磁気吸着されないで陶材泥中に混入してしまったとしても、練和を続ける中で陶材泥中に混入した摩耗粉を磁気吸着させたり、築盛操作においても陶材泥中に混入した摩耗粉を磁気吸着させ、陶材泥から除去することができる。すなわち、スパチュラによる練和や築盛操作に伴って発生する摩耗粉を、練和や築盛操作をそのまま続けるだけで、特別な操作を行うことなく、容易に陶材泥から除去することができることになる。そのため、焼成した人工歯の色調等に悪影響がなく、目的とする陶材本来の色調等の人工歯を得ることができることになる。
そして、練和や築盛において発生した摩耗粉の除去は、へら部からのぬぐい取り等の操作を行えばよく、へら部が面一であることから、その操作は、熟練を要せず簡便で容易である。
図1においては、へら部と永久磁石とが面一とされているが、これに限られず、永久磁石がへら部から突出していてもよい。
図2は、この考案の陶材練和用のスパチュラの他の実施の形態を示し、(a)は部分正面図、(b)は一部破断部分平面図である。
図2に示されるスパチュラ11は、へら部12の片面に永久磁石13を接着材(図示せず。)で固定したもので、へら部12から永久磁石13が突出している。その他は、図1に示したスパチュラ1と同様であることから、説明は省略する。
このスパチュラ11は、へら部の片面から永久磁石が外側に突出していることから、永久磁石のサイズ等の自由度が大きく、より強力な磁力で摩耗粉を磁気吸着することができる利点がある。
図2においては、へら部の片面に永久磁石を接着しているが、これに限られず、永久磁石をへら部の両側に接着してもよい。
図3は、この考案の陶材練和用のスパチュラのさらに他の実施の形態を示し、(a)は部分正面図、(b)は一部破断部分平面図である。
図3に示されるスパチュラ21は、へら部22に設けた穴22aに永久磁石23を挿嵌させ、接着材(図示せず。)で固定したもので、へら部22から永久磁石23が突出している。その他は、図1に示したスパチュラ1と同様であることから、説明は省略する。
このスパチュラ21は、へら部の両面から永久磁石が外側に突出していることから、永久磁石のサイズ等の自由度が大きく、より強力な磁力で摩耗粉を磁気吸着することができる利点がある。
図3においては、永久磁石がへら部から突出しているが、これに限られず、へら部と永久磁石とが面一とされていてもよい。
図4は、この考案の陶材練和用のスパチュラのさらに他の実施の形態を示す一部破断部分正面図である。
図4に示されるスパチュラ31は、へら部32と把持部33とがネジ33aで分離可能に連結されたものである。その他は、図1に示したスパチュラ1と同様であることから、説明は省略する。
このスパチュラ31は、へら部が消耗した場合、交換することができる利点がある。
図4においては、へら部と把持部とをネジで分離可能としているが、これに限られず、例えば、バヨネット結合、ピンによる結合等適宜の連結構造が採用可能である。
また、へら部は磁性ステンレス鋼製であることが必要であるが、把持部は磁性ステンレス鋼製でなくてもよく、非磁性ステンレス鋼、その他の耐腐食性金属であっても、セラミックス、または、合成樹脂であってもよい。
へら部は、磁性を帯びていればよく、永久磁石によって磁性を帯びた磁性ステンレス鋼に限られるものではない。
へら部への永久磁石の固定位置は、図1〜4に示された位置に限定されるものではなく、また、へら部への永久磁石の固定構造も前記した固定構造に限定されるものではない。
そして、永久磁石の形状としては、各種の形状が採用できるものであって、図1〜4に示した矩形に限られるものではない。
以上のスパチュラにおいて、把持部の後端に、例えば、陶材粉末のスプーン状計量部を備えていてもよい。
1 スパチュラ
2 把持部
3 へら部
3a 凹部
4 永久磁石

Claims (8)

  1. 把持部の一端に金属製のへら部を有する陶材練和用のスパチュラであって、前記へら部が磁性を帯びていることを特徴とするスパチュラ。
  2. 前記へら部に永久磁石が固定されてなることを特徴とする請求項1記載のスパチュラ。
  3. 前記へら部が強磁性体からなることを特徴とする請求項2記載のスパチュラ。
  4. 前記強磁性体が、磁性ステンレス鋼であることを特徴とする請求項3記載のスパチュラ。
  5. 前記へら部の凹部に永久磁石が収容され、該永久磁石がへら部に接着材で固定されてなることを特徴とする請求項2、3または4記載のスパチュラ。
  6. 前記へら部の片面に永久磁石が接着材で固定されてなることを特徴とする請求項2、3または4記載のスパチュラ。
  7. 前記へら部の穴に永久磁石が挿嵌され、該永久磁石が接着材で固定されてなることを特徴とする請求項2、3または4記載のスパチュラ。
  8. 前記へら部と把持部とが分離可能とされていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7記載のスパチュラ。
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JP2012106953A (ja) * 2010-11-18 2012-06-07 Dariya:Kk 毛髪用化粧料セットおよび毛髪用化粧料の生成方法

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