JP3176295B2 - 内燃機関の点火装置 - Google Patents
内燃機関の点火装置Info
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- Japan
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- ignition
- coil
- primary coil
- resonance
- current
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P17/00—Testing of ignition installations, e.g. in combination with adjusting; Testing of ignition timing in compression-ignition engines
- F02P17/12—Testing characteristics of the spark, ignition voltage or current
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P9/00—Electric spark ignition control, not otherwise provided for
- F02P9/002—Control of spark intensity, intensifying, lengthening, suppression
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の点火装置
に係わり、特に点火栓の放電エネルギの低下を防止する
とともに、イグニッションコイルの放電終了後のLC共
振に起因するノイズを抑制することのできる内燃機関の
点火装置に関する。
に係わり、特に点火栓の放電エネルギの低下を防止する
とともに、イグニッションコイルの放電終了後のLC共
振に起因するノイズを抑制することのできる内燃機関の
点火装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガソリンを燃料とする内燃機関において
はピストンで圧縮された混合気を点火栓の放電により点
火するが、通常使用されている点火装置はイグニッショ
ンコイルの1次コイル電流を遮断したときに2次コイル
に誘導される20〜30KVの高電圧を点火栓に供給し
ている。
はピストンで圧縮された混合気を点火栓の放電により点
火するが、通常使用されている点火装置はイグニッショ
ンコイルの1次コイル電流を遮断したときに2次コイル
に誘導される20〜30KVの高電圧を点火栓に供給し
ている。
【0003】しかし点火栓の放電によって、1次コイル
あるいは2次コイルに蓄積されたエネルギが完全に消費
される訳ではなく、余剰のエネルギは点火後に主として
ディストリビュータと点火栓とを接続するハイテンショ
ンケーブルが有する浮遊インダクタンスおよび浮遊キャ
パシタンスに起因するLC共振を発生させる。そしてこ
のLC共振はノイズとして種々の装置に影響を与える。
あるいは2次コイルに蓄積されたエネルギが完全に消費
される訳ではなく、余剰のエネルギは点火後に主として
ディストリビュータと点火栓とを接続するハイテンショ
ンケーブルが有する浮遊インダクタンスおよび浮遊キャ
パシタンスに起因するLC共振を発生させる。そしてこ
のLC共振はノイズとして種々の装置に影響を与える。
【0004】図1は内燃機関の点火回路の概略図であっ
て、イグニッションコイル11の1次コイル111の一
端はバッテリ12の正電極に接続されている。そして他
の一端はイグナイタに含まれるスイッチング用のトラン
ジスタ13のコレクタ、エミッタを介して接地される。
なお、トランジスタ13のベースは点火時期制御部14
に接続され、点火時期制御部14からイグニッション信
号IGTが出力されたときに導通する。
て、イグニッションコイル11の1次コイル111の一
端はバッテリ12の正電極に接続されている。そして他
の一端はイグナイタに含まれるスイッチング用のトラン
ジスタ13のコレクタ、エミッタを介して接地される。
なお、トランジスタ13のベースは点火時期制御部14
に接続され、点火時期制御部14からイグニッション信
号IGTが出力されたときに導通する。
【0005】イグニッションコイル11の2次コイル1
12の一端もバッテリ12の正電極に接続されている
が、他端は逆流防止用ダイオード15、ディストビュー
タ16およびハイテンションケーブル17を介して点火
栓18に接続される。即ち、点火時期制御部14から出
力されるイグニッション信号IGTがオンとなったとき
に2次コイル112に発生するパルスは逆流防止用ダイ
オーオ15によって阻止されるが、イグニッション信号
IGTがオフとなったときに2次コイル112に発生す
るパルスは逆流防止用ダイオーオ15を通過して点火栓
18に放電を発生させる。
12の一端もバッテリ12の正電極に接続されている
が、他端は逆流防止用ダイオード15、ディストビュー
タ16およびハイテンションケーブル17を介して点火
栓18に接続される。即ち、点火時期制御部14から出
力されるイグニッション信号IGTがオンとなったとき
に2次コイル112に発生するパルスは逆流防止用ダイ
オーオ15によって阻止されるが、イグニッション信号
IGTがオフとなったときに2次コイル112に発生す
るパルスは逆流防止用ダイオーオ15を通過して点火栓
18に放電を発生させる。
【0006】LC共振によるノイズの影響を受ける装置
として、例えば混合気の燃焼により発生するイオンを介
して流れる電流を検出するイオン電流検出装置がある。
イオン電流検出装置19はディストリビュータ16の出
力側で点火栓18と並列に接続される。イオン電流は、
保護ダイオード191を介して電流−電圧変換抵抗19
2、バイアス電源193の直列回路に導かれる。電流−
電圧変換抵抗192と保護ダイオード191との接続点
に発生する電圧は直流成分カット用のコンデンサ194
を介して、演算増幅器と抵抗とで構成される増幅回路1
95に導かれる。
として、例えば混合気の燃焼により発生するイオンを介
して流れる電流を検出するイオン電流検出装置がある。
イオン電流検出装置19はディストリビュータ16の出
力側で点火栓18と並列に接続される。イオン電流は、
保護ダイオード191を介して電流−電圧変換抵抗19
2、バイアス電源193の直列回路に導かれる。電流−
電圧変換抵抗192と保護ダイオード191との接続点
に発生する電圧は直流成分カット用のコンデンサ194
を介して、演算増幅器と抵抗とで構成される増幅回路1
95に導かれる。
【0007】従ってイオン電流検出部19の出力端子1
96にはイオン電流の交流成分に比例した電圧信号が出
力される。しかし、イオン電流は極く微弱であるため増
幅回路はゲインおよび入力インピーダンスを高くする必
要があり、外来ノイズを拾いやすいものとなることは避
けることができない。この課題を解決するために、LC
共振が発生している間はイオン検出装置19の出力をマ
スクする「イオン電流検出装置」が既に提案されている
(特開平6−299941号公報参照)。
96にはイオン電流の交流成分に比例した電圧信号が出
力される。しかし、イオン電流は極く微弱であるため増
幅回路はゲインおよび入力インピーダンスを高くする必
要があり、外来ノイズを拾いやすいものとなることは避
けることができない。この課題を解決するために、LC
共振が発生している間はイオン検出装置19の出力をマ
スクする「イオン電流検出装置」が既に提案されている
(特開平6−299941号公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内燃機
関回転数が高くなるとLC共振期間とノッキングあるい
は失火検出のためにイオン電流を観測すべき期間とが接
近するためマスクの開閉タイミングの制御が困難になる
という課題を生じる。即ちLC共振期間は内燃機関回転
数によって影響されないにも係わらず、イオン電流を観
測すべき期間は内燃機関回転数が高くなるほどLC共振
期間に接近するからである。
関回転数が高くなるとLC共振期間とノッキングあるい
は失火検出のためにイオン電流を観測すべき期間とが接
近するためマスクの開閉タイミングの制御が困難になる
という課題を生じる。即ちLC共振期間は内燃機関回転
数によって影響されないにも係わらず、イオン電流を観
測すべき期間は内燃機関回転数が高くなるほどLC共振
期間に接近するからである。
【0009】さらにLC共振をマスクしても本質的にL
C共振が除去された訳ではないため、イオン電流検出装
置以外の装置がLC共振に起因するノイズの影響を受け
ることを防止することはできない。そこでイグニッショ
ンコイルの2次コイル放電後のLC共振自体を抑制する
ことが有利であるが、そのためにイグニッションコイル
の1次もしくは2次コイルと並列にLC共振を吸収する
いわゆるスナバを設置することが考えられる。
C共振が除去された訳ではないため、イオン電流検出装
置以外の装置がLC共振に起因するノイズの影響を受け
ることを防止することはできない。そこでイグニッショ
ンコイルの2次コイル放電後のLC共振自体を抑制する
ことが有利であるが、そのためにイグニッションコイル
の1次もしくは2次コイルと並列にLC共振を吸収する
いわゆるスナバを設置することが考えられる。
【0010】図2はスナバを設置する場合の説明図であ
って、1次コイル111にダイオードと抵抗(あるいは
抵抗とコンデンサの直列接続)との直列接続として構成
される第1のスナバ21を設置する方法と、2次コイル
112に抵抗である第2のスナバ22を設置する方法と
が考えられる。しかし、第1のスナバ21にあっては1
次コイル111に蓄積されたエネルギの2次コイルへの
伝達効率を高めるためにダイオードは必須であるが、ダ
イオード両端の電圧がダイオードの順方向電圧降下(約
0.6V)以下に低下した場合にはもはやLC共振を吸
収することはできずスナバとしての効果は失われる。
って、1次コイル111にダイオードと抵抗(あるいは
抵抗とコンデンサの直列接続)との直列接続として構成
される第1のスナバ21を設置する方法と、2次コイル
112に抵抗である第2のスナバ22を設置する方法と
が考えられる。しかし、第1のスナバ21にあっては1
次コイル111に蓄積されたエネルギの2次コイルへの
伝達効率を高めるためにダイオードは必須であるが、ダ
イオード両端の電圧がダイオードの順方向電圧降下(約
0.6V)以下に低下した場合にはもはやLC共振を吸
収することはできずスナバとしての効果は失われる。
【0011】また、第2のスナバ22にあってはエネル
ギの一部がスナバで消費されて点火エネルギが減少する
ことは避けることができない。さらに、第2のスナバの
両端の電圧は20〜30KVに達するため、素子自体を
高耐圧化する必要もある。本発明は上記課題に鑑みなさ
れたものであって、点火栓の放電エネルギを低下させる
ことなく、イグニッションコイルの放電終了後のLC共
振に起因するノイズを抑制することが可能な内燃機関の
点火装置を提供することを目的とする。
ギの一部がスナバで消費されて点火エネルギが減少する
ことは避けることができない。さらに、第2のスナバの
両端の電圧は20〜30KVに達するため、素子自体を
高耐圧化する必要もある。本発明は上記課題に鑑みなさ
れたものであって、点火栓の放電エネルギを低下させる
ことなく、イグニッションコイルの放電終了後のLC共
振に起因するノイズを抑制することが可能な内燃機関の
点火装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る内燃機
関の点火装置は、点火指令が印加される1次コイルと点
火指令による誘起電圧を発生する2次コイルとから構成
されるイグニッションコイルと、1次コイルを流れる電
流を減衰させる電流減衰手段と電流減衰手段と1次コイ
ルとの接続を接続あるいは切断するスイッチ手段との直
列接続であって1次コイルに並列に接続される直列接続
と、1次コイルの通電期間中はスイッチ手段を切断状態
とし2次コイルの放電期間中にスイッチ手段を接続状態
とする制御手段と、を具備する。
関の点火装置は、点火指令が印加される1次コイルと点
火指令による誘起電圧を発生する2次コイルとから構成
されるイグニッションコイルと、1次コイルを流れる電
流を減衰させる電流減衰手段と電流減衰手段と1次コイ
ルとの接続を接続あるいは切断するスイッチ手段との直
列接続であって1次コイルに並列に接続される直列接続
と、1次コイルの通電期間中はスイッチ手段を切断状態
とし2次コイルの放電期間中にスイッチ手段を接続状態
とする制御手段と、を具備する。
【0013】本点火装置にあっては、1次コイルの通電
中は電流減衰手段が1次コイルから切り離されて1次コ
イルに流れる電流の減少を抑制し、2次コイルの放電中
に電流減衰手段が1次コイルに接続されLC共振を抑制
する。第2の発明に係る内燃機関の点火装置は、内燃機
関の燃焼室内に設置される一対の電極に電圧を印加し燃
焼室内の混合気が燃焼する際に発生するイオンを介して
この一対の電極間を流れるイオン電流を検出するイオン
電流検出手段をさらに具備し、制御手段が2次コイルの
放電期間中に前記スイッチ手段を接続状態とし燃焼室内
での混合気の燃焼終了後にスイッチ手段を切断状態とす
るものである。
中は電流減衰手段が1次コイルから切り離されて1次コ
イルに流れる電流の減少を抑制し、2次コイルの放電中
に電流減衰手段が1次コイルに接続されLC共振を抑制
する。第2の発明に係る内燃機関の点火装置は、内燃機
関の燃焼室内に設置される一対の電極に電圧を印加し燃
焼室内の混合気が燃焼する際に発生するイオンを介して
この一対の電極間を流れるイオン電流を検出するイオン
電流検出手段をさらに具備し、制御手段が2次コイルの
放電期間中に前記スイッチ手段を接続状態とし燃焼室内
での混合気の燃焼終了後にスイッチ手段を切断状態とす
るものである。
【0014】本点火装置にあっては、点火栓に並列に接
続されたイオン電流検出手段のイオン電流検出中は電流
減衰手段が1次コイルに接続され、LC共振を抑制する
とともにイオン電流に微小なノイズが重畳することも抑
制する。
続されたイオン電流検出手段のイオン電流検出中は電流
減衰手段が1次コイルに接続され、LC共振を抑制する
とともにイオン電流に微小なノイズが重畳することも抑
制する。
【0015】
【発明の実施の形態】図3は本発明に係る内燃機関の点
火装置の実施例の構成図であるが、図1と同一の要素に
は同一の参照符号を付している。即ちイグニッションコ
イル11の1次コイル111の一端はバッテリ12に接
続され、他端はイグナイタであるトランジスタ13のコ
レクタ、エミッタを介して接地されている。
火装置の実施例の構成図であるが、図1と同一の要素に
は同一の参照符号を付している。即ちイグニッションコ
イル11の1次コイル111の一端はバッテリ12に接
続され、他端はイグナイタであるトランジスタ13のコ
レクタ、エミッタを介して接地されている。
【0016】そして、電界効果トランジスタ(FET)
31とLC共振吸収用抵抗32の直列接続が1次コイル
111に並列に接続される。FET31はLC共振吸収
用抵抗32の1次コイルへの接続を制御するためのもの
であり、LC共振吸収用抵抗32は2次コイル112の
放電後のLC共振を吸収するためのものである。FET
31のゲートは後段ゲート制御トランジスタ34のコレ
クタに接続される。なお、後段ゲート制御トランジスタ
34のエミッタは昇圧回路33を介してバッテリ12に
接続される。昇圧回路32はDC−DCコンバータであ
り、FET31を駆動するためにソース・ゲート間に約
5Vの電位差を与えるものである。
31とLC共振吸収用抵抗32の直列接続が1次コイル
111に並列に接続される。FET31はLC共振吸収
用抵抗32の1次コイルへの接続を制御するためのもの
であり、LC共振吸収用抵抗32は2次コイル112の
放電後のLC共振を吸収するためのものである。FET
31のゲートは後段ゲート制御トランジスタ34のコレ
クタに接続される。なお、後段ゲート制御トランジスタ
34のエミッタは昇圧回路33を介してバッテリ12に
接続される。昇圧回路32はDC−DCコンバータであ
り、FET31を駆動するためにソース・ゲート間に約
5Vの電位差を与えるものである。
【0017】後段ゲート制御トランジスタ34のベース
は前段ゲート制御トランジスタ35のコレクタに接続さ
れ、前段ゲート制御トランジスタ35のエミッタは接地
され、ベースには点火時期制御部から制御信号が印加さ
れる。なおその他、FET31のゲートにバイアスをか
けるためのFETバイアス抵抗311、後段ゲート制御
トランジスタ34がオンである時のコレクタ電流を制限
する後段ゲート制御トランジスタコレクタ抵抗341、
後段ゲート制御トランジスタ34のベースにバイアスを
かけるための後段ゲート制御トランジスタバイアス抵抗
342および前段ゲート制御トランジスタ35がオンで
ある時のコレクタ電流を制限する前段ゲート制御トラン
ジスタコレクタ抵抗351が配置される。
は前段ゲート制御トランジスタ35のコレクタに接続さ
れ、前段ゲート制御トランジスタ35のエミッタは接地
され、ベースには点火時期制御部から制御信号が印加さ
れる。なおその他、FET31のゲートにバイアスをか
けるためのFETバイアス抵抗311、後段ゲート制御
トランジスタ34がオンである時のコレクタ電流を制限
する後段ゲート制御トランジスタコレクタ抵抗341、
後段ゲート制御トランジスタ34のベースにバイアスを
かけるための後段ゲート制御トランジスタバイアス抵抗
342および前段ゲート制御トランジスタ35がオンで
ある時のコレクタ電流を制限する前段ゲート制御トラン
ジスタコレクタ抵抗351が配置される。
【0018】即ち点火時期制御部14からFETゲート
開指令信号が“H”レベルとなると前段ゲート制御トラ
ンジスタ35がオンとなり、後段ゲート制御トランジス
タ34のベース電位は“H”レベルから“L”レベルに
移行する。すると、後段ゲート制御トランジスタ34が
オンとなり、FET31のゲートは“L”レベルから
“H”レベルに反転し、FET31がオンとなる。そし
てFET31がオンとなればLC共振吸収用抵抗32は
イグニッションコイル11の1次コイルに並列接続され
た状態となる。
開指令信号が“H”レベルとなると前段ゲート制御トラ
ンジスタ35がオンとなり、後段ゲート制御トランジス
タ34のベース電位は“H”レベルから“L”レベルに
移行する。すると、後段ゲート制御トランジスタ34が
オンとなり、FET31のゲートは“L”レベルから
“H”レベルに反転し、FET31がオンとなる。そし
てFET31がオンとなればLC共振吸収用抵抗32は
イグニッションコイル11の1次コイルに並列接続され
た状態となる。
【0019】図4はFETゲートの開閉タイミングの決
定方法の説明図であって、上から順にイグニッション信
号IGT、1次コイル(P点)電圧、イオン電流および
FETゲート制御を表す。なお、横軸は時間である。即
ち、時刻t1 でイグニッション信号IGTがオンとなり
1次コイル111の接地端(P点)の電圧は負側に変動
する。時刻t2 でイグニッション信号IGTがオフとな
ると、P点の電圧は急激に正側に反転し2次コイルの放
電が始まる。
定方法の説明図であって、上から順にイグニッション信
号IGT、1次コイル(P点)電圧、イオン電流および
FETゲート制御を表す。なお、横軸は時間である。即
ち、時刻t1 でイグニッション信号IGTがオンとなり
1次コイル111の接地端(P点)の電圧は負側に変動
する。時刻t2 でイグニッション信号IGTがオフとな
ると、P点の電圧は急激に正側に反転し2次コイルの放
電が始まる。
【0020】そして、2次コイルの放電が終了する時刻
t4 からその後の時刻t5 にかけてイグニッションコイ
ル11に蓄積されている余剰エネルギに起因してLC共
振が発生する。さらに、時刻時刻t5 からその後の時刻
t6 にかけてイオン電流が発生するが、イオン電流検出
装置19の出力は時刻t4 から時刻t5 の間のLC共振
によっても影響を受ける。
t4 からその後の時刻t5 にかけてイグニッションコイ
ル11に蓄積されている余剰エネルギに起因してLC共
振が発生する。さらに、時刻時刻t5 からその後の時刻
t6 にかけてイオン電流が発生するが、イオン電流検出
装置19の出力は時刻t4 から時刻t5 の間のLC共振
によっても影響を受ける。
【0021】従ってFETゲートの開閉タイミングは以
下のように決定することが可能である。 1.FETゲートの開タイミング (1)イグニッション信号IGTがオンとなっている期
間、即ち時刻t1 〜t2の間は、LC共振吸収用抵抗3
2に電流が流れ1次コイル111に流れる電流が減少す
ることを防止するためにFET31をオフとする必要が
ある。 (2)イグニッション信号IGTがオフとなった時刻t
2 の直後は2次コイル112の放電による混合気の着火
が行われるので、放電エネルギの減少を防止するために
FET31をオフとする必要がある。 (3)2次コイル112の放電が終了する時刻t4 以後
はLC共振が発生するので、時刻t4 以前に1次コイル
111とLC共振吸収用抵抗32とを接続することが必
要である。
下のように決定することが可能である。 1.FETゲートの開タイミング (1)イグニッション信号IGTがオンとなっている期
間、即ち時刻t1 〜t2の間は、LC共振吸収用抵抗3
2に電流が流れ1次コイル111に流れる電流が減少す
ることを防止するためにFET31をオフとする必要が
ある。 (2)イグニッション信号IGTがオフとなった時刻t
2 の直後は2次コイル112の放電による混合気の着火
が行われるので、放電エネルギの減少を防止するために
FET31をオフとする必要がある。 (3)2次コイル112の放電が終了する時刻t4 以後
はLC共振が発生するので、時刻t4 以前に1次コイル
111とLC共振吸収用抵抗32とを接続することが必
要である。
【0022】(1)〜(3)からFETゲートは時刻t
2 と時刻t4 の間の時刻t3 に開とすることが必要とな
るが、実際には時刻t3 は時刻t2 から200〜300
マイクロ秒後の時刻に設定される。 2.FETゲートの閉タイミング 理論的にはFETゲートの閉タイミングはLC共振が終
了する時刻t5 以後の適当な時刻であればよいが、実際
には以下を考慮する必要がある。 (1)LC共振が終了する時刻t5 は運転状態によって
大きくばらつく。 (2)FETゲートの閉によりイオン電流にノイズが重
畳するおそれがある。 (3)イオン電流が流れている時刻t5 から時刻t6 の
間に1次コイルにLC共振吸収用抵抗32を接続するこ
とによりイオン電流に重畳する微小ノイズを低減するこ
とが可能である。
2 と時刻t4 の間の時刻t3 に開とすることが必要とな
るが、実際には時刻t3 は時刻t2 から200〜300
マイクロ秒後の時刻に設定される。 2.FETゲートの閉タイミング 理論的にはFETゲートの閉タイミングはLC共振が終
了する時刻t5 以後の適当な時刻であればよいが、実際
には以下を考慮する必要がある。 (1)LC共振が終了する時刻t5 は運転状態によって
大きくばらつく。 (2)FETゲートの閉によりイオン電流にノイズが重
畳するおそれがある。 (3)イオン電流が流れている時刻t5 から時刻t6 の
間に1次コイルにLC共振吸収用抵抗32を接続するこ
とによりイオン電流に重畳する微小ノイズを低減するこ
とが可能である。
【0023】従って、FETゲートはイオン電流が "
0" となる時刻t6 (即ちFETゲート開後8ミリ秒
後、90°ATDCもしくは60°ATDC)、または
同一気筒において次にイグニッション信号IGTがオン
となる直前に閉とすることが実際的である。図5はマイ
クロコンピュータシステムである点火時期制御部14で
実行されるFETゲート制御ルーチンのフローチャート
であって、点火指令信号がオフとなるたびに割り込み処
理として実行される。
0" となる時刻t6 (即ちFETゲート開後8ミリ秒
後、90°ATDCもしくは60°ATDC)、または
同一気筒において次にイグニッション信号IGTがオン
となる直前に閉とすることが実際的である。図5はマイ
クロコンピュータシステムである点火時期制御部14で
実行されるFETゲート制御ルーチンのフローチャート
であって、点火指令信号がオフとなるたびに割り込み処
理として実行される。
【0024】ステップ50でルーチン開始後200マイ
クロ秒経過したかが判定され、200マイクロ秒が経過
するまでステップ50の実行を繰り返す。200マイク
ロ秒が経過するとステップ50で肯定判定され、ステッ
プ51でFETゲート開指令を出力する。そしてステッ
プ52でFETゲート開後8ミリ秒が経過したかが判定
され、8ミリ秒が経過するまでステップ52の実行を繰
り返す。
クロ秒経過したかが判定され、200マイクロ秒が経過
するまでステップ50の実行を繰り返す。200マイク
ロ秒が経過するとステップ50で肯定判定され、ステッ
プ51でFETゲート開指令を出力する。そしてステッ
プ52でFETゲート開後8ミリ秒が経過したかが判定
され、8ミリ秒が経過するまでステップ52の実行を繰
り返す。
【0025】8ミリ秒が経過すると所定の52で肯定判
定され、ステップ53でFETゲート閉指令を出力して
このルーチンを終了する。即ち上記実施例によれば、イ
グニッションコイル11の1次コイル111の通電中お
よび2次コイルの放電開始直後はFET31は開であり
LC共振吸収用抵抗32と1次コイル111は遮断され
るため1次コイルを流れる電流および点火栓18のスパ
ークエネルギの減少が防止される。
定され、ステップ53でFETゲート閉指令を出力して
このルーチンを終了する。即ち上記実施例によれば、イ
グニッションコイル11の1次コイル111の通電中お
よび2次コイルの放電開始直後はFET31は開であり
LC共振吸収用抵抗32と1次コイル111は遮断され
るため1次コイルを流れる電流および点火栓18のスパ
ークエネルギの減少が防止される。
【0026】そして、LC共振発生前にFET31は閉
となりLC共振吸収用抵抗32と1次コイル111とが
並列接続され、LC共振吸収用抵抗32によってLC共
振が抑制される。なおFET31を8ミリ秒間閉状態と
することによりイオン電流検出装置19で検出されるイ
オン電流信号に微小なノイズが重畳することを抑制する
ことも可能となる。
となりLC共振吸収用抵抗32と1次コイル111とが
並列接続され、LC共振吸収用抵抗32によってLC共
振が抑制される。なおFET31を8ミリ秒間閉状態と
することによりイオン電流検出装置19で検出されるイ
オン電流信号に微小なノイズが重畳することを抑制する
ことも可能となる。
【0027】なお、上記実施例においてはFETゲート
閉タイミングをFETゲート開後8ミリ秒経過後として
いるが、90°ATDCまたは60°ATDCタイミン
グとしてもよい。上記実施例においてFET31の開閉
は点火時期制御部14で実行されるソフトウエアによっ
て制御されることとしているが、いわゆるディスクリー
ト素子を使用したハードウエアによってもFET31の
開閉を制御することも可能である。
閉タイミングをFETゲート開後8ミリ秒経過後として
いるが、90°ATDCまたは60°ATDCタイミン
グとしてもよい。上記実施例においてFET31の開閉
は点火時期制御部14で実行されるソフトウエアによっ
て制御されることとしているが、いわゆるディスクリー
ト素子を使用したハードウエアによってもFET31の
開閉を制御することも可能である。
【0028】
【発明の効果】第1の発明に係る内燃機関の点火装置に
よれば、イグニッションコイルの1次コイルの通電中は
1次コイルから電流減衰手段を切り離すことにより1次
コイルを流れる電流の減少を防止することができ点火栓
の放電エネルギの低下を抑制することが可能となるだけ
でなく、イグニッションコイルの2次コイルの放電中に
1次コイルと電流減衰手段とを接続することによりLC
共振自体を抑制することも可能となる。
よれば、イグニッションコイルの1次コイルの通電中は
1次コイルから電流減衰手段を切り離すことにより1次
コイルを流れる電流の減少を防止することができ点火栓
の放電エネルギの低下を抑制することが可能となるだけ
でなく、イグニッションコイルの2次コイルの放電中に
1次コイルと電流減衰手段とを接続することによりLC
共振自体を抑制することも可能となる。
【0029】第2の発明に係る内燃機関の点火装置によ
れば、点火栓に並列にイオン電流検出手段が接続された
場合に2次コイルの放電中に1次コイルと電流減衰手段
とを接続し、燃焼室内での燃焼完了後に1次コイルから
電流減衰手段を切り離すことによりイオン電流信号に微
小なノイズが重畳することを抑制することが可能とな
る。
れば、点火栓に並列にイオン電流検出手段が接続された
場合に2次コイルの放電中に1次コイルと電流減衰手段
とを接続し、燃焼室内での燃焼完了後に1次コイルから
電流減衰手段を切り離すことによりイオン電流信号に微
小なノイズが重畳することを抑制することが可能とな
る。
【図1】内燃機関の点火回路の概念図である。
【図2】スナバを設置する場合の説明図である。
【図3】本発明に係る内燃機関の点火装置の実施例の構
成図である。
成図である。
【図4】FETゲートの開閉タイミングの決定方法の説
明図である。
明図である。
【図5】FETゲート制御ルーチンのフローチャートで
ある。
ある。
11…イグニッションコイル 111…1次コイル 112…2次コイル 12…バッテリ 13…イグナイタ 14…点火時期制御部 31…FET 32…LC共振吸収用抵抗 33…昇圧回路 34…後段ゲート制御トランジスタ 35…前段ゲート制御トランジスタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−134181(JP,A) 特開 昭55−29071(JP,A) 特開 平4−308360(JP,A) 実開 昭59−28671(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02P 3/04 301 F02P 3/04 304 F02P 17/12
Claims (2)
- 【請求項1】 点火指令が印加される1次コイルと、点
火指令による誘起電圧を発生する2次コイルと、から構
成されるイグニッションコイルと、 前記1次コイルを流れる電流を減衰させる電流減衰手段
と該電流減衰手段と前記1次コイルとの接続を接続ある
いは切断するスイッチ手段との直列接続であって、前記
1次コイルに並列に接続される直列接続と、 前記1次コイルの通電期間中は前記スイッチ手段を切断
状態とし、前記2次コイルの放電期間中に前記スイッチ
手段を接続状態とする制御手段と、を具備する内燃機関
の点火装置。 - 【請求項2】 内燃機関の燃焼室内に設置される一対の
電極に電圧を印加し、燃焼室内の混合気が燃焼する際に
発生するイオンを介してこの一対の電極間を流れるイオ
ン電流を検出するイオン電流検出手段をさらに具備し、 前記制御手段が、前記2次コイルの放電期間中に前記ス
イッチ手段を接続状態とし、燃焼室内での混合気の燃焼
終了後に前記スイッチ手段を切断状態とするものである
請求項1に記載の内燃機関の点火装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23288596A JP3176295B2 (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | 内燃機関の点火装置 |
| US08/918,384 US6049176A (en) | 1996-09-03 | 1997-08-26 | Ignition device for an internal combustion engine |
| DE69721668T DE69721668T2 (de) | 1996-09-03 | 1997-08-29 | Zündvorrichtung für eine Brennkraftmaschine |
| ES97402021T ES2200136T3 (es) | 1996-09-03 | 1997-08-29 | Un dispositivo de ignicion para un motor de combustion interna. |
| EP97402021A EP0826881B1 (en) | 1996-09-03 | 1997-08-29 | Ignition device for an internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23288596A JP3176295B2 (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | 内燃機関の点火装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1077938A JPH1077938A (ja) | 1998-03-24 |
| JP3176295B2 true JP3176295B2 (ja) | 2001-06-11 |
Family
ID=16946374
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23288596A Expired - Fee Related JP3176295B2 (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | 内燃機関の点火装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6049176A (ja) |
| EP (1) | EP0826881B1 (ja) |
| JP (1) | JP3176295B2 (ja) |
| DE (1) | DE69721668T2 (ja) |
| ES (1) | ES2200136T3 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2525848C1 (ru) * | 2013-02-07 | 2014-08-20 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Национальный исследовательский Томский политехнический университет" | Система зажигания |
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| DE102005009981A1 (de) * | 2005-03-04 | 2006-09-28 | Bayerische Motoren Werke Ag | Vorrichtung zur Zündsteuerung |
| RU2312248C2 (ru) * | 2005-08-30 | 2007-12-10 | Виктор Федорович Бойченко | Способ формирования искрового разряда конденсаторной системы зажигания |
| JP5247993B2 (ja) * | 2006-07-06 | 2013-07-24 | 株式会社デンソー | 点火コイル |
| US9657659B2 (en) | 2015-02-20 | 2017-05-23 | Ford Global Technologies, Llc | Method for reducing air flow in an engine at idle |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3945362A (en) * | 1973-09-17 | 1976-03-23 | General Motors Corporation | Internal combustion engine ignition system |
| DE2612695C3 (de) * | 1976-03-25 | 1982-07-22 | Licentia Patent-Verwaltungs-Gmbh, 6000 Frankfurt | Schaltungsanordnung, bei der ein Schalttransistor den Auf- und Entladevorgang einer Spule steuert |
| US4201926A (en) * | 1976-12-20 | 1980-05-06 | Chrysler Corporation | Electronic circuit for use in a variety of engine control systems |
| JPS5575569A (en) * | 1978-11-25 | 1980-06-06 | Bosch Gmbh Robert | Ignitor |
| DE4038440C2 (de) * | 1990-12-01 | 1994-09-22 | Telefunken Microelectron | Elektronisches Zündsystem für Brennkraftmaschinen |
| JP2962952B2 (ja) * | 1992-11-25 | 1999-10-12 | ダイハツ工業株式会社 | イオン電流によるノック検出方法 |
| JPH06299941A (ja) * | 1993-04-12 | 1994-10-25 | Nippondenso Co Ltd | イオン電流検出装置 |
| DE19524541C1 (de) * | 1995-07-05 | 1996-12-05 | Telefunken Microelectron | Schaltungsanordnung zur Ionenstrommessung im Verbrennungsraum einer Brennkraftmaschine |
-
1996
- 1996-09-03 JP JP23288596A patent/JP3176295B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-08-26 US US08/918,384 patent/US6049176A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-08-29 EP EP97402021A patent/EP0826881B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-08-29 DE DE69721668T patent/DE69721668T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1997-08-29 ES ES97402021T patent/ES2200136T3/es not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2525848C1 (ru) * | 2013-02-07 | 2014-08-20 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Национальный исследовательский Томский политехнический университет" | Система зажигания |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0826881A2 (en) | 1998-03-04 |
| DE69721668D1 (de) | 2003-06-12 |
| JPH1077938A (ja) | 1998-03-24 |
| US6049176A (en) | 2000-04-11 |
| DE69721668T2 (de) | 2004-04-01 |
| ES2200136T3 (es) | 2004-03-01 |
| EP0826881B1 (en) | 2003-05-07 |
| EP0826881A3 (en) | 1999-10-13 |
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