JP3191908U - 靴下の拡張部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】完成あるいは市販されている靴下に取り付けることによって、その靴下の特徴を生かしながら、ギプスを装着したり腫脹がある足用のものとしての靴下とすることができる靴下の拡張部材を提供する。【解決手段】完成されている靴下20を、腫脹があるかギプスを付けた足用のものとするための拡張部材10であって、靴下20の、履き口端縁21から足の甲の上となる部分までを切り開いてできる2つの切断端縁22に、それぞれ連結される2つの連結端縁11と、履き口端縁21の切り開かれた部分を連結する上端縁12と、により構成する。【選択図】図2
Description
本考案は、市販されている靴下に取り付けて使用される拡張部材に関し、主として腫脹があるかギプスを付けていてそのままで履くことができない市販の靴下を拡張するための部材に関するものである。
下肢を骨折した人は、処置後の足を所謂ギプスで保護することが一般的である。このギプスとしては、特許文献1でも説明されている通り、膝蓋腱支持ギプス、いわゆる下腿ギプス等があり、このようなギプスは、下腿骨折の治療において現在広く用いられている。このギプスは、骨折後あるいは手術後早期からの膝関節の運動や荷重歩行を可能とするために、図5(特許文献1中では図9)中の矢印で示した膝関節の周辺部(膝蓋腱部、脛骨顆部)の圧迫部位で体重を支えることで下腿の骨折部に過度の負荷が懸らないように保護すること(免荷)を目的として使用されているものである。
このようなギプスは、あくまでも、下腿の骨折部に過度の負荷が懸からないようにすること(免荷)を目的として使用されているものであり、歩行に重要な働きをする足指先端は、図4にも示すように、ギプスから露出させておかれる。このギプスから露出した足指の先端は、冬季であれば非常に冷えることになり、保温しなければならない。
一方で、ギプスから足指先端が露出していれば、部屋の外での歩行を行うとき、汚れや損傷を招かないようにする必要があるが、このためのものとして、特許文献2等におて提案されている「ギプスシューズ」(キャストシューズとも言われる)が使用される。
図6には、特許文献2において提案されている「ギブス用足カバー」が示してあるが、この「ギブス用足カバー」は、「骨折などで通常の靴が履けない状態の時にそれに代わる」ものであり、図6に示すように、「本体1にマジックテープ(登録商標)をそれぞれ付け着脱を容易にし、2の足首部分に幅広のゴムを入れてずり落ちを防止し、3の足底は足袋と同じ形状とすることでより足にフィットするようになる。さらにギブスの汚れを防止するだけでなく汚れを気にせず地に足をつけることが出来るので肉体的負担を軽減できる」ものである。
また、図7には、近年販売されている「ギプスシューズ」が示してあるが、この図7の「ギプスシューズ」は、足指先端は露出させたままとなるもので、足に装着し易いけれども、足指の保温はできない。
以上のように、ギプスを装着した人の足指の保温を行おうとすると、「ギプスシューズ」ではなくて、ギプスの上から履けるような大き目の靴下が必要になる。そこで、ギプスを付けた人のために、大き目の靴下が市販されていないかを探すことになるが、このようなギプスを付けた人用の靴下は一般的には販売されていないようで、特製の靴下を作ることになる。
ところが、靴下は、通常は左右が揃って初めて役に立つものであるため、ギプスを付けた足用に特製の靴下を作ったとしても、反対側の足用のものも用意しなければならない。下腿骨折では、両方の下肢とも骨折することはまれで、片方の足は健康のままということがよくあるが、その場合に、ギプスを装着した方の足には特製の靴下で、反対側はデザインも異なる別の靴下では見栄えも悪いし、このようにするには費用や手間暇も掛かる。
以上のことは、ギプスは装着してはいないが、足に何らかの原因で「腫脹」があって、市販の靴下が履けない程度に腫れている足の人にも言えることである。
そこで、本考案者等は、片方の足にギプスを装着していたり腫脹があって、大きな靴下が必要な人のために、もう一方の足の靴下と共通して使用できるようにするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、完成あるいは市販されている靴下一対の片方を拡張すればよいことに気づき、本考案を完成したのである。
すなわち、本考案の目的とするところは、完成あるいは市販されている靴下に取り付けることによって、その靴下の特徴を生かしながら、ギプスを装着したり腫脹がある足用のものとしての靴下とすることのできる拡張部材を提供することにある。
以上の課題を解決するために、本考案の採った手段は、後述する最良形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「完成されている靴下20を、腫脹があるかギプス30を付けた足用のものとするための拡張部材10であって、
靴下20の、履き口端縁21から前記足の甲の上となる部分までを切り開いてできる2つの切断端縁22に、それぞれ連結される2つの連結端縁11と、履き口端縁21の切り開かれた部分を連結する上端縁12と、を有するの拡張部材10」
である。
「完成されている靴下20を、腫脹があるかギプス30を付けた足用のものとするための拡張部材10であって、
靴下20の、履き口端縁21から前記足の甲の上となる部分までを切り開いてできる2つの切断端縁22に、それぞれ連結される2つの連結端縁11と、履き口端縁21の切り開かれた部分を連結する上端縁12と、を有するの拡張部材10」
である。
この拡張部材10は、図1に示すように、完成あるいは市販されている靴下20を、腫脹があるかギプス30を付けた足に履かせることができるようにするものである。つまり、この拡張部材10は、図2の(a)に示すように、完成あるいは市販されている靴下20の、履き口端縁21から足の甲の上となる部分までを切り開いてできる2つの切断端縁22に連結されるものである。
そして、この拡張部材10は、靴下20側の2つの切断端縁22に、それぞれ連結される2つの連結端縁11と、履き口端縁21の切り開かれた部分を連結する上端縁12と、を有するものである。
この拡張部材10の材質は、「靴下」としての機能を果たすのであれば何であってもよく、布製であってもニット製であってもよい。また、この拡張部材10を、靴下20の、履き口端縁21から足の甲の上となる部分までを切り開いてできる2つの切断端縁22に連結するためには、一般的な縫製や編み込みは勿論、後述する実施形態で説明する両面接着テープ15や接着剤が採用される。
そして、この拡張部材10は、図2の(a)、あるいは図3の(a)や(d)に示すような一枚ものとして実施してもよいし、図3の(b)または(c)に示すような分割部14と、この分割部14を閉じる分割とじひも14aを有したものとして実施してもよいものである。なお、図3の(d)に示す拡張部材10は、正五角形のもので、上側2辺を履き口端縁12としているが、1辺のみを履き口端縁12として使用することもあり得る、自由な使用のものである。
以上のようにした拡張部材10が連結されるべき靴下20としては、完成あるいは市販されているものをそのまま利用するとよい。何故なら、完成あるいは市販されている靴下20は、左右一対のものとしてデザイン上でも大きさの点でも揃えてあるから、図2の(b)に示すような拡張部材10を連結したものと、そのような加工をしない市販されたままの靴下20とは、機能もデザインも統一されたものとなるからである。換言すれば、本考案に係る拡張部材10を連結した靴下20は、そのほとんどの部分が元の靴下20のままであり、そうでない靴下20と、デザイン、大きさ、肌触り、履き口端縁21における伸縮ゴムの強さ等のあらゆる点で、殆ど共通することになる。
以上のような拡張部材10を使用して、完成あるいは市販されている靴下20を図1に示すような状態にすれば、靴下20が本来的に有していた履き口端縁21が拡張部材10の履き口端縁12によって広がることになるから、ギプス30を装着していない人用のものであった靴下20が、図1に示すように、ギプス30を装着した人でもこのギプス30の上から履くことによって、十分使用できるものとなるのである。
換言すれば、本考案に係る拡張部材10は、安価に提供されている靴下20をそのまま利用して、ギプス30を装着した人用のものとすることができるのであり、一対の靴下20が有していたデザイン上の統一性を維持しながら、かつ靴下20自体が有していた機能も統一した状態で、ギプス30を装着した側の足指の保温を簡単かつ安価に行えるのである。
勿論、靴下20側の履き口端縁21に組み込んであるゴムの伸縮機能は、この履き口端縁21に拡張部材10側の履き口端縁12が連続しているから、全く損なわれることはないのであり、当該靴下20をギプス30の上にしっかりと留めることができることは言うまでもない。
従って、本考案に係る拡張部材10は、完成あるいは市販されている靴下20に取り付けることによって、その靴下20の特徴を生かしながら、ギプス30を装着したり腫脹がある足用のものとしての靴下とすることができるものとなっているのである。
以上説明した通り、本考案は、
「完成されている靴下20を、腫脹があるかギプス30を付けた足用のものとするための拡張部材10であって、
靴下20の、履き口端縁21から前記足の甲の上となる部分までを切り開いてできる2つの切断端縁22に、それぞれ連結される2つの連結端縁11と、履き口端縁21の切り開かれた部分を連結する上端縁12と、を有するの拡張部材10」
であるため、完成あるいは市販されている靴下20に取り付けることによって、その靴下20の特徴を生かしながら、ギプス30を装着したり腫脹がある足用のものとしての靴下とすることができるのである。
「完成されている靴下20を、腫脹があるかギプス30を付けた足用のものとするための拡張部材10であって、
靴下20の、履き口端縁21から前記足の甲の上となる部分までを切り開いてできる2つの切断端縁22に、それぞれ連結される2つの連結端縁11と、履き口端縁21の切り開かれた部分を連結する上端縁12と、を有するの拡張部材10」
であるため、完成あるいは市販されている靴下20に取り付けることによって、その靴下20の特徴を生かしながら、ギプス30を装着したり腫脹がある足用のものとしての靴下とすることができるのである。
以上のように構成した本考案を、図面に示した実施の形態である拡張部材10について説明すると、図1には、本実施形態に係る拡張部材10によって、ギプス30を装着した人の足に履けるようにした靴下20の側面図が示してある。
この靴下20に拡張部材10を取り付けるには、図2の(a)に示したように、まず、靴下20の、履き口端縁21から足の甲の上となる部分までを切り開いて2つの切断端縁22を形成するのである。これらの切断端縁22は、通常の靴下20を履く方向に一致させた方向に切れ込みを入れることによって形成するのが、後に、拡張部材10を取り付ける方向を安定させる意味で有効である。また、この切れ込みの先端部分に位置する靴下20に、図2に示したような切れ込み23を、切断端縁22のための切れ込み方向に直交する状態で入れておくことは、切れ込みの先端になる靴下20がさらに裂けてしまうのを防止できることから有効である。
そして、拡張部材10は、上記靴下20に形成した切断端縁22にそれぞれ連結される2つの連結端縁11と、靴下20側の履き口端縁21の切り開かれた部分を連結する上端縁12と、を有するものである。この拡張部材10の材質としては、殆ど伸縮性のない単なる布地であってもよいし、ある程度の伸縮性を持たせた「ニット」であってもよい。
この拡張部材10の平面形状としては、靴下20を切り開いてできる2つの切断端縁22と、靴下20の上端にある履き口端縁21とに合わせるために、図3の(a)に示したような略三角形状にするのが最も自然であるが、図3の(d)に示したような、正多角形状のものとして実施すると、使い方の自由度が増してもよいものとなる。
勿論、この拡張部材10は、靴下20を切り開いてできる2つの切断端縁22と、靴下20の上端にある履き口端縁21とに合わせることができるのであれば、図3の(b)及び(c)に示したような分割部14を備えたものとし、この分割部14を分割とじひも14aによって閉じることができるようにしてあれば、ギプス30の上から履き易いだけでなく、ギプス30上に対する留め強さもある程度調整できることになる。なお、この拡張部材10の表面に、図3の(a)や(c)に示したような飾り13を入れておくと、楽しい使い方ができる。
この拡張部材10は、靴下20を切り開いてできる2つの切断端縁22と、靴下20の上端にある履き口端縁21とに合わせて取り付けるものであるが、その取り付け方法は種々考えられる。最も一般的には「逢着」あるいは「縫製」であるが、図3の(a)に例示したように、当該拡張部材10の連結端縁11裏面に両面接着テープ15または接着テープを取り付けておくことである。これらの両面接着テープ15等によって、当該拡張部材10を靴下20側の核履き口端縁21上に接着すれば良いからである。また、単なる接着剤(布同士の接着に適した接着剤は種々提案されている)によって、拡張部材10を靴下20に取り付けるようにしてもよい。
10 拡張部材
11 連結端縁
12 履き口端縁
13 飾り
14 分割部
14a 分割とじひも
15 両面接着テープ
20 靴下
21 履き口端縁
22 切断端縁
23 切れ込み
30 ギプス
11 連結端縁
12 履き口端縁
13 飾り
14 分割部
14a 分割とじひも
15 両面接着テープ
20 靴下
21 履き口端縁
22 切断端縁
23 切れ込み
30 ギプス
Claims (1)
- 完成されている靴下を、腫脹があるかギプスを付けた足用のものとするための拡張部材であって、
前記靴下の、履き口端縁から前記足の甲の上となる部分までを切り開いてできる2つの切断端縁に、それぞれ連結される2つの連結端縁と、前記履き口端縁の切り開かれた部分を連結する上端縁と、を有するの拡張部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014002342U JP3191908U (ja) | 2014-05-08 | 2014-05-08 | 靴下の拡張部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014002342U JP3191908U (ja) | 2014-05-08 | 2014-05-08 | 靴下の拡張部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3191908U true JP3191908U (ja) | 2014-07-17 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2014002342U Expired - Fee Related JP3191908U (ja) | 2014-05-08 | 2014-05-08 | 靴下の拡張部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3191908U (ja) |
-
2014
- 2014-05-08 JP JP2014002342U patent/JP3191908U/ja not_active Expired - Fee Related
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