JP3197635U - 防獣用フェンス - Google Patents
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Abstract
【課題】設置の施工効率が良く施工コストが安い防獣用フェンスを提供すること。【解決手段】本考案の防獣用フェンス1は、間隔を隔てて設置面に立設した複数の支柱10と、隣り合う支柱10の上部間に横架した吊下竿20と、吊下竿20に垂下させて展張した金網30と、を具備し、金網30は、その全高が支柱10の立設高さより大きく、金網30はその下端を設置面に沿って折り曲げて金網の前方に向けて敷設した帯状の敷設部32を有することを特徴とする。【選択図】図1
Description
本考案はフェンスに関し、特に、鹿や小動物等の侵入を防ぐ、防獣用のフェンスに関する。
近年、鹿や猪、うさぎ等の小動物が農地へ侵入し、農作物を食い荒らすいわゆる獣害の問題が深刻化している。この問題への対策として、各種の防獣用フェンスが利用されている。
引用文献1には、並設状の支柱に亘り、網面を形成している各列線が複数本の撚線または平行状の束線からなる複線である金網を架設し、網面における上縁が列線からなる起立状の侵入防止部で形成される、防獣用フェンスが開示されている。
この防獣用フェンスは、網面強度が高くて且つ柔軟性を有しているため、大型動物の侵入を阻止できると共に、衝突時に負傷させないため、野生動物の交通事故による被害対策、野生動物による食害対策等に有用であり、また、柔軟性があるため、設置される地形の変化に対応できて施工性も優れるとされている。
引用文献1には、並設状の支柱に亘り、網面を形成している各列線が複数本の撚線または平行状の束線からなる複線である金網を架設し、網面における上縁が列線からなる起立状の侵入防止部で形成される、防獣用フェンスが開示されている。
この防獣用フェンスは、網面強度が高くて且つ柔軟性を有しているため、大型動物の侵入を阻止できると共に、衝突時に負傷させないため、野生動物の交通事故による被害対策、野生動物による食害対策等に有用であり、また、柔軟性があるため、設置される地形の変化に対応できて施工性も優れるとされている。
従来の防獣用フェンスには、次のような欠点がある。
<1>菱形金網の網目を水平方向に広げながら胴縁へ連結するため、2名以上の作業員が必要であり、施工効率が悪い。
<2>構造が複雑なため作業工程が多く、施工コストが高い。
<3>部材数が多いため、材料コストが高い。
<4>動物が金網に衝突して防獣用フェンスを破損させることがある。
<5>動物が金網下方の設置面に穴を掘って潜り抜けることができるため、遮蔽効果が低い。
<6>設置面が傾斜している場合、設置面と下胴縁との間に隙間が生じ、遮蔽効果が低い。
<7>設置面に起伏がある場合、隣接する防獣用フェンスの間に隙間が生じ、これを塞ぐための追加作業が必要になる。
<1>菱形金網の網目を水平方向に広げながら胴縁へ連結するため、2名以上の作業員が必要であり、施工効率が悪い。
<2>構造が複雑なため作業工程が多く、施工コストが高い。
<3>部材数が多いため、材料コストが高い。
<4>動物が金網に衝突して防獣用フェンスを破損させることがある。
<5>動物が金網下方の設置面に穴を掘って潜り抜けることができるため、遮蔽効果が低い。
<6>設置面が傾斜している場合、設置面と下胴縁との間に隙間が生じ、遮蔽効果が低い。
<7>設置面に起伏がある場合、隣接する防獣用フェンスの間に隙間が生じ、これを塞ぐための追加作業が必要になる。
上記のような課題を解決するための本考案の防獣用フェンスは、間隔を隔てて設置面に立設した複数の支柱と、隣り合う支柱の上部間に横架した吊下竿と、吊下竿に垂下させて展張した金網と、を具備し、金網は、その全高が支柱の立設高さより大きく、金網はその下端を設置面に沿って折り曲げて金網の前方に向けて敷設した帯状の敷設部を有することを特徴とする。
本考案のフェンスは、金網が水平方向に連続した複数の列線を垂直方向に接続した菱形金網であることが望ましい。
本考案のフェンスは、アンカーピンを更に有し、アンカーピンを介して敷設部を設置面に固定することが望ましい。
本考案のフェンスは、支柱に吊下竿を載置する支持部材を設けることが望ましい。
本考案のフェンスは、金網が複数の分割金網からなり、分割金網の側端部を重ね合わせて連結することが望ましい。
本考案のフェンスは、分割金網を支柱の立設位置で重ね合わせることが望ましい。
本考案の防獣用フェンスは、以上説明した構成であるため、次の効果を少なくともひとつ備えている。
<1>菱形金網を吊下竿から横向きに吊下げて展張するため、菱形金網が自重で下方へ広がる。また、金網を胴縁へ連結する作業がないため、1名で設置できる。よって、施工効率が非常に良い。
<2>構造が簡単なため作業工程が少なく、施工コストが安い。
<3>部材数が少ないため、材料コストが安い。
<4>動物が敷設部を忌避して防獣用フェンスに近寄らないため、衝突による破損が生じない。
<5>防獣用フェンス前面の設置面が敷設部で覆われるため、動物が穴を掘って潜り抜けることができない。
<6>吊り下ろした金網の下端部をそのまま設置面に敷き込むため、防獣用フェンスの下部と設置面との間に隙間が生じない。そのため、遮蔽効果が高い。
<7>設置面に起伏がある場合でも、金網の重ね張り部分を多くとることで、追加の作業を要さずに防獣用フェンス同士を連結することができる。
<1>菱形金網を吊下竿から横向きに吊下げて展張するため、菱形金網が自重で下方へ広がる。また、金網を胴縁へ連結する作業がないため、1名で設置できる。よって、施工効率が非常に良い。
<2>構造が簡単なため作業工程が少なく、施工コストが安い。
<3>部材数が少ないため、材料コストが安い。
<4>動物が敷設部を忌避して防獣用フェンスに近寄らないため、衝突による破損が生じない。
<5>防獣用フェンス前面の設置面が敷設部で覆われるため、動物が穴を掘って潜り抜けることができない。
<6>吊り下ろした金網の下端部をそのまま設置面に敷き込むため、防獣用フェンスの下部と設置面との間に隙間が生じない。そのため、遮蔽効果が高い。
<7>設置面に起伏がある場合でも、金網の重ね張り部分を多くとることで、追加の作業を要さずに防獣用フェンス同士を連結することができる。
以下、図面を参照しながら本考案の防獣用フェンスについて詳細に説明する。
尚、図2では説明の便宜のため、金網30を表示していない。
尚、図2では説明の便宜のため、金網30を表示していない。
<1>全体の構成(図1)。
本考案の防獣用フェンス1は、鹿や猪、うさぎ等の小動物の侵入を防ぐ防獣柵である。
防獣用フェンス1は、一定の間隔を空けて設置面に打設した複数の支柱10と、隣り合う支柱10、10の上部間に掛け渡した吊下竿20と、吊下竿20に網目を通して吊下げた金網30と、を具備する。
本例では、金網30を複数の分割金網30aを連続して構成する場合について説明する。
本考案の防獣用フェンス1は、鹿や猪、うさぎ等の小動物の侵入を防ぐ防獣柵である。
防獣用フェンス1は、一定の間隔を空けて設置面に打設した複数の支柱10と、隣り合う支柱10、10の上部間に掛け渡した吊下竿20と、吊下竿20に網目を通して吊下げた金網30と、を具備する。
本例では、金網30を複数の分割金網30aを連続して構成する場合について説明する。
<2>支柱。
支柱10は、吊下竿20を介して分割金網30aを支持する部材である。
本例では、支柱10に防錆処理を施した鋼管を採用する。但し素材はこれに限定されず、公知の各種支柱を採用することができる。
支柱10は一定距離離間させて、設置面に複数本打設する。
支柱10は、吊下竿20を介して分割金網30aを支持する部材である。
本例では、支柱10に防錆処理を施した鋼管を採用する。但し素材はこれに限定されず、公知の各種支柱を採用することができる。
支柱10は一定距離離間させて、設置面に複数本打設する。
<2.1>支持部材(図2)。
支持部材11は、支柱10の上部に設けた、吊下竿20を支持するための部材である。
本例では、支持部材11は、上方に開放した倒コの字状の受け部11aと、受け部11aの両端部と支柱10とを連続して挿通するボルト11bおよびナット11cと、からなる。
受け部11aの底面には、後述する吊下竿20を2本並べて載置する。よって、受け部11aの底面の幅は吊下竿20の径の2倍以上である。
支持部材11は、支柱10の上部に設けた、吊下竿20を支持するための部材である。
本例では、支持部材11は、上方に開放した倒コの字状の受け部11aと、受け部11aの両端部と支柱10とを連続して挿通するボルト11bおよびナット11cと、からなる。
受け部11aの底面には、後述する吊下竿20を2本並べて載置する。よって、受け部11aの底面の幅は吊下竿20の径の2倍以上である。
<2.2>連結具。
連結具12は、分割金網30aの端部を支柱10の胴部に連結するための道具である。
本例では、連結具12として支柱10に巻き付けた番線を採用するが、これに限られず、各種の取付金具や結束帯等であってもよい。
連結具12は、分割金網30aの端部を支柱10の胴部に連結するための道具である。
本例では、連結具12として支柱10に巻き付けた番線を採用するが、これに限られず、各種の取付金具や結束帯等であってもよい。
<3>吊下竿。
吊下竿20は、分割金網30aを支柱10から吊下げるための棒材である。
本例では、吊下竿20に防錆処理を施した鋼管を採用する。
吊下竿20は、分割金網30aを支柱10から吊下げるための棒材である。
本例では、吊下竿20に防錆処理を施した鋼管を採用する。
<4>分割金網。
分割金網30aは、防獣用フェンス1の遮蔽面を形成する部材である。
分割金網30aは、波型の列線30bを接続してなる菱形金網である。各列線30bは、上段の列線30bの谷部に下段の列線30bの山部を通して接続する。
本例では、列線30bとして合成樹脂で被覆した亜鉛メッキ鉄線を採用する。ただし列線30bの素材はこれに限られない。
分割金網30aは垂直方向に展張した展張部31と、分割金網30aを設置面に沿ってフェンス前面方向に折り返して敷き込んだ敷設部32と、を有する。
分割金網30aは菱形金網の他、亀甲金網等の公知の折り曲げ可能な網体を採用することができる。
分割金網30aは、防獣用フェンス1の遮蔽面を形成する部材である。
分割金網30aは、波型の列線30bを接続してなる菱形金網である。各列線30bは、上段の列線30bの谷部に下段の列線30bの山部を通して接続する。
本例では、列線30bとして合成樹脂で被覆した亜鉛メッキ鉄線を採用する。ただし列線30bの素材はこれに限られない。
分割金網30aは垂直方向に展張した展張部31と、分割金網30aを設置面に沿ってフェンス前面方向に折り返して敷き込んだ敷設部32と、を有する。
分割金網30aは菱形金網の他、亀甲金網等の公知の折り曲げ可能な網体を採用することができる。
<4.1>金網の展張方向(図3)。
本考案の防獣用フェンス1は、従来の防獣用フェンスにおける金網の網目を90度回転させた向きで分割金網30aを展張する点に特徴を有する。
すなわち、従来の防獣用フェンスは、列線の長手方向(以下、連続方向Xという)を上下に、列線の短手方向(以下、接続方向Yという)を左右に配して金網を展張していた。
これに対し本考案の防獣用フェンス1は、連続方向Xを左右に、接続方向Yを上下に配して分割金網30aを展張する。
従来の防獣用フェンスは、上下方向に突出した列線の端部を胴縁に掛止するため、列線の端部に端部処理(ナックル加工)を施す必要があった。
一方、本考案の防獣用フェンス1は、列線30bの端部が分割金網30aの両側辺に位置し、分割金網30aの側辺は隣接する防獣用フェンス1‘の分割金網30aの側辺と重ね合わせて連結されるため、端部処理の必要がない。
本考案の防獣用フェンス1は、従来の防獣用フェンスにおける金網の網目を90度回転させた向きで分割金網30aを展張する点に特徴を有する。
すなわち、従来の防獣用フェンスは、列線の長手方向(以下、連続方向Xという)を上下に、列線の短手方向(以下、接続方向Yという)を左右に配して金網を展張していた。
これに対し本考案の防獣用フェンス1は、連続方向Xを左右に、接続方向Yを上下に配して分割金網30aを展張する。
従来の防獣用フェンスは、上下方向に突出した列線の端部を胴縁に掛止するため、列線の端部に端部処理(ナックル加工)を施す必要があった。
一方、本考案の防獣用フェンス1は、列線30bの端部が分割金網30aの両側辺に位置し、分割金網30aの側辺は隣接する防獣用フェンス1‘の分割金網30aの側辺と重ね合わせて連結されるため、端部処理の必要がない。
<4.2>展張部。
展張部31は、防獣用フェンス1の遮蔽面を構成する部分である。
展張部31の上辺は網目に吊下竿20が挿通される。展張部31の下辺は分割金網30a直下の設置面にアンカーピン33で留められ、敷設部32と連続する。
展張部31は、防獣用フェンス1の遮蔽面を構成する部分である。
展張部31の上辺は網目に吊下竿20が挿通される。展張部31の下辺は分割金網30a直下の設置面にアンカーピン33で留められ、敷設部32と連続する。
<4.3>敷設部。
敷設部32は、分割金網30aの下端部であって、設置面に沿って防獣用フェンス1の前方に敷き込んだ部分である。
本考案の防獣用フェンス1は、折り曲げやすい分割金網30aの接続方向Yを上下に配した構造であるため、吊り下げた分割金網30aを設置面から前方に折り曲げ、展張部31と敷設部32とを連続して設けることができる。
敷設部32は、分割金網30aの下端部であって、設置面に沿って防獣用フェンス1の前方に敷き込んだ部分である。
本考案の防獣用フェンス1は、折り曲げやすい分割金網30aの接続方向Yを上下に配した構造であるため、吊り下げた分割金網30aを設置面から前方に折り曲げ、展張部31と敷設部32とを連続して設けることができる。
<4.3.1>敷設部の機能。
鹿や猪などの偶蹄類は、金属を格子状に敷設した構造物上の歩行を嫌がる習性がある。そのため、菱形金網を水平に敷設した敷設部32は、これらの動物が防獣用フェンス1へ接近するのを防ぐ機能を有する。
よって、動物の衝突によるフェンスの1の破損を防ぐことができる。
また、防獣用フェンス1直下の設置面を敷設部32で被覆することで、うさぎ等の小動物が地盤に穴を掘って防獣用フェンス1を潜り抜けることを防ぐことができる。
鹿や猪などの偶蹄類は、金属を格子状に敷設した構造物上の歩行を嫌がる習性がある。そのため、菱形金網を水平に敷設した敷設部32は、これらの動物が防獣用フェンス1へ接近するのを防ぐ機能を有する。
よって、動物の衝突によるフェンスの1の破損を防ぐことができる。
また、防獣用フェンス1直下の設置面を敷設部32で被覆することで、うさぎ等の小動物が地盤に穴を掘って防獣用フェンス1を潜り抜けることを防ぐことができる。
<4.4>アンカーピン。
アンカーピン33は、分割金網30aを設置面へ固定するための部材である。
アンカーピン33は、展張部31の下端部や敷設部32の前端部に、必要に応じて打設する。
アンカーピン33は、分割金網30aを設置面へ固定するための部材である。
アンカーピン33は、展張部31の下端部や敷設部32の前端部に、必要に応じて打設する。
[防獣用フェンスの設置方法]
次に、本願の防獣用フェンスの設置方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。
次に、本願の防獣用フェンスの設置方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<1>支柱の打設。
所定の間隔を隔てて、複数本の支柱10を設置面に打設する。
所定の間隔を隔てて、複数本の支柱10を設置面に打設する。
<2>金網の展張。
分割金網30aは、連続方向Xを幅方向としてロール状に巻いた菱形金網を使用する。
分割金網30a先端の列線30bの網目に吊下竿20を挿通し、吊下竿20を隣接する支柱10、10の支持部材11、11間に架け渡す。
続いて、分割金網30aを繰り出しながら設置面まで展張し、設置面で分割金網30aの網目にアンカーピン33を打設して展張部31を形成する。
菱形金網は接続方向Yに伸びやすい性質を有するところ、本考案の防獣用フェンス1は、接続方向Yを上下に配しているため、吊下竿20から分割金網30aを吊下げることで、分割金網30aの自重を利用して容易に網目を広げることができる。
そのため、従来の防獣用フェンスのように金網を水平方向に引っ張りながら展張する必要がなく、一人でも展張できる。また、分割金網30aの下端部を下胴縁に接続するのではなく、直接設置面に固定するため、施工が容易である。
分割金網30aは、連続方向Xを幅方向としてロール状に巻いた菱形金網を使用する。
分割金網30a先端の列線30bの網目に吊下竿20を挿通し、吊下竿20を隣接する支柱10、10の支持部材11、11間に架け渡す。
続いて、分割金網30aを繰り出しながら設置面まで展張し、設置面で分割金網30aの網目にアンカーピン33を打設して展張部31を形成する。
菱形金網は接続方向Yに伸びやすい性質を有するところ、本考案の防獣用フェンス1は、接続方向Yを上下に配しているため、吊下竿20から分割金網30aを吊下げることで、分割金網30aの自重を利用して容易に網目を広げることができる。
そのため、従来の防獣用フェンスのように金網を水平方向に引っ張りながら展張する必要がなく、一人でも展張できる。また、分割金網30aの下端部を下胴縁に接続するのではなく、直接設置面に固定するため、施工が容易である。
<3>敷設部の形成。
分割金網30aを設置面からさらに防獣用フェンス1前方に繰り出して、敷設部32を形成する。
分割金網30aを敷設部32の奥行き分繰り出したら、列線30bを回転させながら横方向(連続方向X)に引き抜いて、分割金網30aをロール状体から切り離す。
切り離した敷設部32端部の網目に、幅方向にワイヤを挿通し、アンカーピン33で設置面に固定する。ワイヤを用いず、端部の網目に直接アンカーピン33を打設してもよい。
本考案の防獣用フェンス1は、折り曲げやすい連結方向Yを分割金網30aの上下に配した構造であるため、分割金網30aの下端部を設置面に沿って前方に折り返すことができる。
よって、展張部31と敷設部32とを連続して設置でき、施工が容易である。また、両者の間に隙間が生じないため、遮蔽効果が高い。
分割金網30aを設置面からさらに防獣用フェンス1前方に繰り出して、敷設部32を形成する。
分割金網30aを敷設部32の奥行き分繰り出したら、列線30bを回転させながら横方向(連続方向X)に引き抜いて、分割金網30aをロール状体から切り離す。
切り離した敷設部32端部の網目に、幅方向にワイヤを挿通し、アンカーピン33で設置面に固定する。ワイヤを用いず、端部の網目に直接アンカーピン33を打設してもよい。
本考案の防獣用フェンス1は、折り曲げやすい連結方向Yを分割金網30aの上下に配した構造であるため、分割金網30aの下端部を設置面に沿って前方に折り返すことができる。
よって、展張部31と敷設部32とを連続して設置でき、施工が容易である。また、両者の間に隙間が生じないため、遮蔽効果が高い。
<4>金網の支柱への固定。
分割金網30aを連結具12で支柱10に連結する。本例では、分割金網30aの網目に挿通した番線を支柱10に巻き付けて固定する。
従来の防獣用フェンスは、金網の弛みを防ぐため、金網を水平方向に強く引き、網目を広げた状態で横胴縁に連結していた。そのため、金網の両端部と横胴縁とを強固に連結する必要があった。
これに対し、本考案の防獣用フェンス1は、伸縮の少ない連続方向Xを幅方向に配した構造であるため、分割金網30aの側端と支柱10とを強固に連結する必要がない。よって、構造が単純で施工が容易である。
分割金網30aを連結具12で支柱10に連結する。本例では、分割金網30aの網目に挿通した番線を支柱10に巻き付けて固定する。
従来の防獣用フェンスは、金網の弛みを防ぐため、金網を水平方向に強く引き、網目を広げた状態で横胴縁に連結していた。そのため、金網の両端部と横胴縁とを強固に連結する必要があった。
これに対し、本考案の防獣用フェンス1は、伸縮の少ない連続方向Xを幅方向に配した構造であるため、分割金網30aの側端と支柱10とを強固に連結する必要がない。よって、構造が単純で施工が容易である。
<5>金網の連続。
分割金網30aを展張した支柱10の支持部材11と、未展張の支柱10の支持部材11との間に、分割金網30aを挿通した吊下竿20を架け渡す。
一本の支柱10の支持部材11には、連続する2本の吊下竿20、20が並置される(図2)。新設する分割金網30aの吊下竿20は、既設の分割金網30aの吊下竿20の前面側に設置する。
これら2本の吊下竿20、20の上部を塞ぐように、受け部11a両端部の挿通孔と支柱10とにボルト11bを挿通しナット11cで締結する。これによって、2本の吊下竿20、20が支持部材11に固定される。
つづいて上記<2><3>の手順に従って、分割金網30aに展張部31と敷設部32を形成する。
隣接する分割金網30a、30aとの端部同士を重ね合わせ、重なり部分の網目に番線等を挿通し、両者を連結する。
本考案の防獣用フェンス1は、分割金網30aの重合部分で金網の厚みが2倍になるため、強度を必要とする支柱10周りの分割金網30aが補強される。これによって、防獣用フェンス1全体の強度を高めることができる。
分割金網30aを展張した支柱10の支持部材11と、未展張の支柱10の支持部材11との間に、分割金網30aを挿通した吊下竿20を架け渡す。
一本の支柱10の支持部材11には、連続する2本の吊下竿20、20が並置される(図2)。新設する分割金網30aの吊下竿20は、既設の分割金網30aの吊下竿20の前面側に設置する。
これら2本の吊下竿20、20の上部を塞ぐように、受け部11a両端部の挿通孔と支柱10とにボルト11bを挿通しナット11cで締結する。これによって、2本の吊下竿20、20が支持部材11に固定される。
つづいて上記<2><3>の手順に従って、分割金網30aに展張部31と敷設部32を形成する。
隣接する分割金網30a、30aとの端部同士を重ね合わせ、重なり部分の網目に番線等を挿通し、両者を連結する。
本考案の防獣用フェンス1は、分割金網30aの重合部分で金網の厚みが2倍になるため、強度を必要とする支柱10周りの分割金網30aが補強される。これによって、防獣用フェンス1全体の強度を高めることができる。
<6>設置面に起伏がある場合。
防獣用フェンスの設置面に起伏がある場合、従来の防獣用フェンスでは、隣接する防獣用フェンスの間に隙間が生じ、これを塞ぐために金網を重ね張りする等の作業が必要であった。
これに対し、本考案の防獣用フェンス1は、支柱10間のピッチを狭めて、分割金網30aの端部同士の重ねを多くとる事で、防獣用フェンス1同士を隙間なく連結することができる(図4)。
防獣用フェンスの設置面に起伏がある場合、従来の防獣用フェンスでは、隣接する防獣用フェンスの間に隙間が生じ、これを塞ぐために金網を重ね張りする等の作業が必要であった。
これに対し、本考案の防獣用フェンス1は、支柱10間のピッチを狭めて、分割金網30aの端部同士の重ねを多くとる事で、防獣用フェンス1同士を隙間なく連結することができる(図4)。
1 防獣用フェンス
10 支柱
11 支持部材
11a 受け部
11b ボルト
11c ナット
12 連結具
20 吊下竿
30 金網
30 分割金網
30b 列線
31 展張部
32 敷設部
33 アンカーピン
X 連続方向
Y 接続方向
10 支柱
11 支持部材
11a 受け部
11b ボルト
11c ナット
12 連結具
20 吊下竿
30 金網
30 分割金網
30b 列線
31 展張部
32 敷設部
33 アンカーピン
X 連続方向
Y 接続方向
Claims (6)
- 間隔を隔てて設置面に立設した複数の支柱と、
隣り合う前記支柱の上部間に横架した吊下竿と、
前記吊下竿に垂下させて展張した金網と、を具備し、
前記金網は、その全高が前記支柱の立設高さより大きく、前記金網はその下端を設置面に沿って折り曲げて前記金網の前方に向けて敷設した帯状の敷設部を有することを特徴とする、
防獣用フェンス。 - 前記金網は、水平方向に連続した複数の列線を垂直方向に接続した菱形金網であることを特徴とする、請求項1に記載の防獣用フェンス。
- アンカーピンを更に有し、前記アンカーピンを介して前記敷設部を設置面に固定することを特徴とする、請求項1または2に記載の防獣用フェンス。
- 前記支柱に、前記吊下竿を載置する支持部材を設けたことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の防獣用フェンス。
- 前記金網は複数の分割金網からなり、前記分割金網の側端部を重ね合わせて連結したことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の防獣用フェンス。
- 前記分割金網を、前記支柱の立設位置で重ね合わせたことを特徴とする、請求項5に記載の防獣用フェンス。
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2015
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