JP3200322U - 床スリーブ - Google Patents

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JP3200322U
JP3200322U JP2015003779U JP2015003779U JP3200322U JP 3200322 U JP3200322 U JP 3200322U JP 2015003779 U JP2015003779 U JP 2015003779U JP 2015003779 U JP2015003779 U JP 2015003779U JP 3200322 U JP3200322 U JP 3200322U
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Abstract

【課題】配管の支持固定作業を簡単且つ容易に行うことができ、またスリーブ内に流れ込むことのないコンクリート打設を可能にする床スリーブを提供する。【解決手段】床スリーブ10は、建物の床を貫通し、床の上部に先端を所定長露出した設置構造とする。配管を挿通するスリーブ本体12に設けた支持基台15は取付台部16と床面固定台部18を一体に形成している。Uボルト28と配管固定部材22からなる配管固定機構20は、取付台部16に着脱自在に設け、スリーブ本体を高さ方向に挿通する配管を支持固定する。床面固定台部18にはアンカー部材として機能する全ねじボルト32を設け、コンクリート打設で形成される床の中に埋込み固定される。スリーブ本体の上部開口に着脱自在に蓋部材30を設け、配管固定機構により仮止め固定し、床を構築したら外す。【選択図】図1

Description

本考案は、建築物の床を貫通して設けられ、配管を高さ方向に挿通する床スリーブに関する。
従来、ビルやマンション等の建築構造物に設置される水回りの配管設備にあっては、鉄筋構造物に対し床を構築する仮枠を設置して鉄筋を配筋し、仮枠の所定位置に必要な数の床スリーブを固定し、この状態でコンクリートを打設し、コンクリートが固まった後に、床スリーブに配管を通し、床スリーブの床面開口部にアングル材を使用した配管固定部を現場作業により設けて配管を支持固定している。
図9乃至図13は従来の床スリーブの設置工事を示している。まず図9に示すように、例えば隣接する上下階の床工事を例にとると、鉄筋構造物(図示せず)に対し仮枠101を設置すると共に鉄筋102を配筋した後に、水回りとなる所定の位置の仮枠101に床スリーブ100の脚部を釘など固定して配置すると共に鉄筋102に結束線などで固定する。
この状態でコンクリートを打設することで、図10に示すように、床スリーブ100による貫通穴を持つコンクリート床104を構築する。ここで、床スリーブ100はコンクリート床104の上部に所定長だけ露出した露出部100aを持つ配置構造としている。
次に、図11に示すように、コンクリート床104における床面の床スリーブ100が開口した位置に、アングル材を利用して配管固定部108を現場作業で設置する。更に、床スリーブ100を高さ方向に挿通する配管106を、配管固定部108により固定支持し、床スリーブ100と配管106の間の隙間に不燃材やシール材を充填して隙間を塞ぐようにしている。
図12及び図13は従来の配管固定部を拡大して示しており、図12(A)は正面を示し、図12(B)は平面を示し、図13は側面を示す。図12及び図13に示すように、配管固定部108は、断面コ字型のアングル材を床面固定台110として床スリーブ100の開口を挟んで両側2箇所にアンカーボルト116等で固定し、床面固定台110の上に断面L字型のアングル材を配管固定部材112として溶接等により固定し、Uボルト114により配管106を配管固定部材112に押し当てた状態でナット118の螺合により締め付け固定し、配管106の中心が床スリーブ100の略中心を通るように位置決め固定している。
特開平6−306976号公報 実用新案登録第3186347号公報
しかしながら、このような従来の床スリーブにあっては、図12及び図13に示した配管固定部108を、溶接装置を使用した現場作業により組み付けて配管を支持固定しており、アーク溶接装置の場合は電源の確保が必要であり、またガス溶接装置の場合にはガスボンベの搬入を必要とし、スペース的に制約のある場所での作業となり、そのために手間と時間がかかるという問題がある。
また、コンクリート打設により床スリーブの中にコンクリートが入らないように、スリーブ本体の上部開口をダンボールや板切れ等の材料で一時的に塞ぐ現場作業を行う場合もあり、コンクリート打設の前に行う準備作業に手間と時間がかかり、また、有り合わせの材料を使用して床スリーブの開口を閉鎖しているが、閉鎖が不完全な場合には床スリーブの中にコンクリートが入って固まり、これを取り除く作業を必要とする問題がある。
本考案は、作業現場での配管の支持固定作業を簡単且つ容易に行うことを可能とし、また、スリーブ内にコンクリートが流れ込むことのないコンクリート打設を可能にする床スリーブを提供することを目的とする。
(床スリーブ)
本考案は、建物の床を貫通し、床の上部に先端を所定長露出して設けられる床スリーブに於いて、
配管を挿通する円筒状のスリーブ本体と、
スリーブ本体の上部外側の床から露出する位置に設けられ、スリーブ本体の上部開口と面一に取付台部を上側に形成すると共に床の上面に当接して固定する床面固定台部を下側に形成した支持基台と、
支持基台の取付台部に着脱自在に設けられ、スリーブ本体を高さ方向に挿通する配管を支持固定する配管固定機構と、
支持基台の床面固定台部に設けられ、コンクリートを打設して形成される床の中に埋込み固定されるアンカー部材と、
を設けたことを特徴とする。
(スリーブ開口に設けた蓋部材)
また、本考案の床スリーブは、スリーブ本体の上部開口に着脱自在に蓋部材を設け、蓋部材を配管固定機構により仮止め固定する。
(アンカー部材)
アンカー部材は所定長のボルト部材であり、取付基台の床面固定台部に設けた通し穴に挿通してナットにより固定する。
(長穴)
取付基台の床面固定台部に形成した通し穴は、ボルト部材をスリーブ本体側に近接して固定可能な長穴とする。
(抜け止めナット)
取付基台の床面固定台部に固定して下側に延在したボルト部材の埋設部位に抜け止め用のナットを設ける。
(配管固定機構)
配管固定機構は、
スリーブ本体を挿通する配管を固定するU字締結部材と、
L字断面を持つアングル材により構成し、支持基台の取付台部にボルト止めにより固定する水平固定片とU字締結部材を固定する垂直固定片を配置した配管固定部材と、
備える。
(配管固定機構による蓋部材の仮止め固定)
配管固定機構は、
スリーブ本体を挿通する配管を固定するU字締結部材と、
L字断面を持つアングル材により構成し、支持基台の取付台部にボルト止めにより固定する水平固定片とU字締結部材を固定する垂直固定片を配置した配管固定部材と、
を備え、
スリーブ本体の上部開口に設けた蓋部材を、支持基台の取付台部に対する配管固定部材のボルト止めにより挟み込んで仮止め固定する。
(基本的な効果)
本考案は、建物の床を貫通し、床の上部に先端を所定長露出して設けられる床スリーブに於いて、配管を挿通する円筒状のスリーブ本体と、スリーブ本体の上部外側の床から露出する位置に設けられ、スリーブ本体の上部開口と面一に取付台部を上側に形成すると共に床の上面に当接して固定する床面固定台部を下側に形成した支持基台と、支持基台の取付台部に着脱自在に設けられ、スリーブ本体を高さ方向に挿通する配管を支持固定する配管固定機構と、支持基台の床面固定台部に設けられ、コンクリートを打設して形成される床の中に埋込み固定されるアンカー部材とを設けるようにしたため、コンクリートを打設して床を構築した後に、床スリーブの開口部に配管固定部を設置する現場作業が不要となり、溶接装置を必要とすることなく、作業現場において床スリーブのスリーブ本体を高さ方向に挿通する配管を、スリーブ本体の上部に一体に設けた支持基台と配管固定機構により支持固定することができる。
また、スリーブ本体に設けた支持基台の床面固定台部にアンカー部材を設けたことで、コンクリート打設による床面の構築でアンカー部材が床の中に埋込み固定されるため、コンクリートを打設して床を構築した後に、床面固定台部をアンカーボルト等の打ち込みにより床面に固定する現場作業も不要となる。
(スリーブ開口に設けた蓋部材による効果)
また、本考案の床スリーブは、スリーブ本体の上部開口に着脱自在に蓋部材を設け、蓋部材を配管固定機構により仮止め固定するようにしたため、床スリーブを鉄筋構造物の仮枠に固定してコンクリートを打設する場合、スリーブ本体の上部開口は蓋部材の仮止めにより完全に閉鎖されており、打設したコンクリートがスリーブ本体の中に入ることを確実に防止し、配管作業を行う場合に配管固定機構を利用して仮止めしている蓋部材を取り外すことで、コンクリートが中に入っていない状況で効率良く配管を通して支持固定することを可能とする。
また、蓋部材の仮止めは、スリーブ本体と一体に設けた配管固定機構を利用しているため、蓋部材を仮止めするために特別な構造を設ける必要がない。
(アンカー部材による効果)
また、アンカー部材は所定長のボルト部材であり、取付基台の床面固定台部に設けた通し穴に挿通してナットにより固定するようにしたため、ボルト部材として例えば全ねじボルトを使用することで、床に対する全ねじボルトの埋込み深さを適宜に設定でき、またボルト溝がコンクリート内に埋まることで、確実に抜止め固定できる。
(長穴による効果)
また、取付基台の床面固定台部に形成した通し穴は、ボルト部材をスリーブ本体側に近接して固定可能な長穴とするようにしたため、床構築のために配筋した鉄筋に対し床スリーブを結束線で仮止めする場合、スリーブ本体の両側に張り出した床面固定台部から下方に延在しているアンカー用のボルト部材が鉄筋に当る可能性があるが、床面固定台部のアンカー用のボルト部材の通し穴を長穴として、可能な限りアンカー用のボルト部材をスリーブ本体側に寄せて固定することで、鉄筋との干渉しないようにした鉄筋に対する床スリーブの組付けを可能とする。
(抜け止めナットによる効果)
また、取付基台の床面固定台部に固定して下側に延在したボルト部材の埋設部位に抜け止め用のナットを設けるようにしたため、コンクリート打設によりボルト部材のボルト溝に加え、ボルト部材に途中にねじ込んでいるナットもコンクリート内に埋め込まれ、アンカー用のボルト部材の抜止め固定を更に強固なものにできる。
(配管固定機構による効果)
また、配管固定機構は、スリーブ本体を挿通する配管を固定するU字締結部材と、L字断面を持つアングル材により構成し、支持基台の取付台部にボルト止めにより固定する水平固定片とU字締結部材を固定する垂直固定片を配置した配管固定部材とを設けるようにしたため、配管固定部材は市販のLアングル材を利用していることから、製造が容易でコストを必要最小限に抑えることを可能とする。
(配管固定機構による蓋部材の仮止め固定の効果)
また、配管固定機構は、スリーブ本体を挿通する配管を固定するU字締結部材と、L字断面を持つアングル材により構成し、支持基台の取付台部にボルト止めにより固定する水平固定片とU字締結部材を固定する垂直固定片を配置した配管固定部材とを備え、スリーブ本体の上部開口に設けた蓋部材を、支持基台の取付台部に対する配管固定部材のボルト止めにより挟み込んで仮止め固定するようにしたため、スリーブ本体の上部開口を蓋部材で閉鎖した状態で配管固定機構の取付台部による挟み込みで確実に仮止めし、また、コンクリート打設後に蓋部材を外してスリーブ本体を高さ方向に配管を挿通して支持固定する作業を簡単且つ容易に行うことを可能とする。更に、配管固定部材は、いずれも市販のLアングル材を利用していることから、製造が容易でコストを必要最小限に抑えることを可能とする。
本考案による床スリーブの実施形態を示した斜視図 図1の床スリーブを正面及び平面から示した説明図 図1の床スリーブを側面から示した説明図 図1の床スリーブの組立分解状態を正面から示した説明図 図1の床スリーブの組立分解状態を平面から示した説明図 本考案による床スリーブの蓋部材を取り外した状態で示した斜視図 床工事における床スリーブの組付け配置を示した説明図 本考案の床スリーブによる配管の支持固定を示した説明図 床工事における従来の床スリーブの組付け配置を示した説明図 コンクリート打設により埋め込まれた従来の床スリーブを示した説明図 現場作業による床スリーブを挿通した配管の支持固定を示した説明図 図11の従来の配管固定部を拡大して正面及び平面で示した説明図 図11の従来の配管固定部を拡大して側面で示した説明図
[床スリーブの構成]
図1は本考案による床スリーブの実施形態を示した斜視図、図2は図1の床スリーブを正面及び平面から示した説明図、図3は図1の床スリーブを側面から示した説明図、図4は図1の床スリーブの組立分解状態を正面から示した説明図、図5は図1の床スリーブの組立分解状態を平面から示した説明図、図6は図1の床スリーブの組立分解状態を側面から示した説明図、図7は本考案による床スリーブの蓋部材を取り外した状態で示した斜視図である。
(床スリーブの概要)
図1乃至図6に示すように、本実施形態の床スリーブ10は、配管を挿通する円筒状のスリーブ本体12と、スリーブ本体の上部外側の床から露出する位置に設けられた支持基台15と、支持基台15の上部に着脱自在に設けられスリーブ本体12を高さ方向に挿通する配管を支持固定する配管固定機構20と、支持基台15の下側に設けられ、コンクリートを打設して形成される床の中に埋込み固定されるアンカー部材として機能する全ねじボルト32で構成し、スリーブ本体12の上部開口には蓋部材30を装着し、蓋部材30を配管固定機構20により仮止め固定している。
(スリーブ本体)
スリーブ本体12は例えばステンレス板を円筒形に加工して継ぎ目を溶接固定した管体であり、例えば肉厚は1.2mm、外形は100mm、高さは200mmであり、外形及び高さについては、様々な寸法を準備している。また、図1乃至図6に示すように、スリーブ本体12の下部外側の3箇所には、L字形の脚部14を放射状に配置し、脚部14には通し孔14aを設け、床工事の際に仮設する仮枠の所定位置に配置するスリーブ本体12を釘打ち等で仮止め可能としている。
(支持基台)
支持基台15は、図1乃至図6に示すように、外側に開いたコ字形の部材であり、スリーブ本体12の上部両側に溶接等により一体に固定しており、スリーブ本体12の上部開口と面一に取付台部16を形成すると共に、下側にコンクリート床の上面に当接して固定する床面固定台部18を一体に形成している。
スリーブ本体12のコンクリート床に対する配置構造は、図3に示すように、スリーブ本体12の長さをLとすると、スリーブ本体12の下側の長さL1の部分がコンクリート床に埋込設置され、上側の長さL2の部分がコンクリート床の上面から突出して露出する。このようなコンクリート床に対するスリーブ本体12の配置構造に対応して、支持基台15はスリーブ本体12の床面露出部分の長さL2に対応した高さとしている。
スリーブ本体12の上部に固定した支持基台15の取付台部16には、配管固定機構20の配管固定部材22をボルト34とナット36の締結により着脱自在に設けている。また、支持基台15の床面固定台部18には、アンカー用の全ねじボルト32を挿通し、上部を2個のナット36で床面固定台部18に固定し、下方に延在した埋込部分となる全ねじボルト32の途中にナット36を嵌めている。
(配管固定機構)
配管固定機構20は、図1乃至図6に示すように、配管固定部材22及びUボルト28を備える。
配管固定部材22は、図5(A)に示すように、断面L形のアングル材を3本準備し、平面から見て前方に開いたコ字形に配置して溶接等により固着し、左右に位置する2本のアングル材の水平部分を水平固定片24として長穴42を形成し、スリーブ本体12の上部に固定した支持基台15の取付台部16に設けた長穴44に位置合わせし、図4に示すように、ワッシャ35を介してボルト34を上から通し、下からワッシャ35を介してナット36を嵌め入れて固定している。
水平固定片24の長穴42は奥行方向に長くなるように形成し、一方、取付台部16の長穴44は横方向に長くなるように形成しており、これによりボルト34を通した状態でスリーブ本体12の上部開口に対する配管固定部材22の位置を長穴42,44の範囲内で位置調整可能としている。
配管固定部材22の垂直固定片26には、図4に示すように、Uボルト28のネジ部28aを通す一対の長穴31を形成しており、長穴31は横方向に長くなるように生成しており、これにより図2(B)に示すように、スリーブ本体12内に挿通する配管40の中心がスリーブ本体12の中心に一致するように、長穴31の範囲内で位置調整可能としている。
また、図5(B)に示すように、支持基台15の下側に形成した床面固定台部18にはアンカー用の全ねじボルト32を通す長穴46を形成している。長穴46は平面から見てスリーブ本体12側に近づけるように形成している。
このような長穴46の形成により、長穴46に挿通してナット36により固定するアンカー用の全ねじボルト32を、可能な限りスリーブ本体12側に寄せた状態で固定することを可能とし、コンクリート床を構築する際に配置した鉄筋に対して床スリーブ10を仮止めする際に、アンカー用の全ねじボルト32が鉄筋に当たらないように位置調整を可能としている。
Uボルト28はU字締結部材として機能し、図4の組立分解の正面に示すように、配管固定部材22における垂直固定片26に形成した一対の長穴31に、図2(B)及び図3に示すように、U字端部のネジ部28aを挿通し、ネジ部28aに対するナット36の螺合により配管40を垂直固定片26に締め付け固定可能としている。なお、Uボルト28の代わりに、U字端部にボルトを装着したUバンドをU字締結部材として使用しても良いし、配管の外側に分割ドーナツ形のスペーサを介在し、Uボルト28によりスペーサを介して垂直固定片26に配管を締め付け固定しても良い。
(蓋部材)
蓋部材30は、図1の斜視図及び図4の組立分解の正面に示すように、円盤状に窪み形成した蓋本体30aと、蓋本体30aの周囲に一体に形成した鍔部30bで構成しており、スリーブ本体12の上部開口に蓋本体30aを鍔部30bがスリーブ開口に当る位置まで押し込んで、スリーブ本体12の上部開口を閉鎖している。
また、スリーブ本体12の上部開口に装着した蓋部材30は、配管固定機構20を利用して仮止め固定している。即ち、スリーブ本体12の上部開口に蓋部材30を装着する場合には、配管固定部材22のボルト34を緩めることで、支持基台15の取付台部16に対し配管固定部材22を浮かせて十分な隙間を形成可能としておき、配管固定部材22の取付台部16との隙間に蓋部材30の一部を差し入れるようにしてスリーブ本体12の上部開口に嵌め入れて閉鎖する。
続いてボルト34に対するナット36の螺合により、取付台部16に配管固定部材22を固定することで、その間に蓋部材30の鍔部30aを部分的に挟み付けて仮止め固定する。
床スリーブ10を鉄筋の仮枠等に仮止め固定した状態でコンクリートを打設してコンクリート床を形成した場合には、図6に示すように、スリーブ本体12の上部開口に装着して仮止め固定していた蓋部材30を、ボルト34を緩めて配管固定部材22を取付台部16から浮かせることで取り外し、上下に開口した床スリーブ10に配管を通して固定支持する作業を行うことになる。
なお、配管固定部材22の垂直固定片26に対するUボルト28の組付けは、床スリーブ10をコンクリート打設により床面に埋込設置した後の配管固定作業の際に使用することから、コンクリート打設前には、Uボルト28は外しておいても良い。
[床スリーブを用いた床工事]
図7は床工事における床スリーブの組付け配置を示した説明図である。図7に示すように、床工事に際しては、図示しない建物の鉄骨構造物に対し床面下部(下の階の天上裏面)に仮枠48を構築し、仮枠48における水回りとなる所定位置に、スリーブ本体12の上部開口に蓋部材30を装着して閉鎖した床スリーブ10を配置し、スリーブ本体12の下部の脚部14を釘打ちして仮止めする。続いて鉄筋50を配筋し、床スリーブ10に当接している鉄筋50に対し針金などの結束線を使用して固定する。
ここで、支持基台15の下側の床面固定台部18に対するアンカー用の全ねじボルト32の取付けは、床スリーブ10を配筋した鉄筋50に結束線による固定する際に、床面固定台部18の下側に飛び出した全ねじボルト32が鉄筋50に当って床スリーブ10を予定した位置に固定できない可能性があることから、全ねじボルト32を、図4(B)に示した床面固定台部18の長穴46の内側に寄せ、スリーブ本体12に近づけた状態で固定し、全ねじボルト32が鉄筋50に対し邪魔にならないようにする。
また、Uボルト28については、ナット36を螺合して脱落しないようにしておけばよい。なお、Uボルト28は配管固定を行うまでは使用しないことから、床スリーブ10から外しておき、配管固定作業の際に取り付けるようにしても良い。
このように床スリーブ10を仮枠48及び鉄筋50に固定した状態でコンクリートの打設作業を行うが、このとき床スリーブ10のスリーブ本体12の上部開口は蓋部材30の装着により閉鎖されているため、スリーブ本体12の中に打設したコンクリートは入ることはない。
図8は床スリーブに一体に設けた配管固定機構による配管の支持固定を示した説明図である。図8に示すように、コンクリート打設によりコンクリート床52が構築されると、床スリーブ10のスリーブ本体12の下側がコンクリート床52に埋設される。また、スリーブ本体12の上部に設けた支持基台15の下側の床面固定台部18がコンクリート床52の上面に位置し、床面固定台部18に上部を固定した全ねじボルト32の下側が途中に嵌め入れたナット36と共にコンクリート床52の中に埋設固定され、これによりスリーブ本体12をコンクリート床52に対し強固に支持固定することができる。
また、スリーブ本体12の上部開口を閉鎖している蓋部材30及び配管固定機構20はコンクリート床52の外側に位置しており、配管の固定支持作業に際し、ボルト34を緩めることで配管固定部材22を取付台部16から浮かせて蓋部材30を取り外す。
続いて、床スリーブ10のスリーブ本体12に対し配管40を通して固定支持する場合、Uボルト28のナット36を緩めて広げておき、Uボルト28及びスリーブ本体12を通して配管40を配置し、配管40の位置決め等が済んだ場合、配管40の固定位置に分割構造のスペーサを配置し、Uボルト28のネジ部28aに螺合しているナット36を締め込み、図2(B)に示したように、Uボルト28により配管40を配管固定部材22に締め付け固定する。
この場合、スリーブ本体12の上部に一体に設けている配管固定機構20については、スリーブ本体12に通す配管40の外径が予め決まっていることから、図2(B)に示すように、平面から見て、Uボルト28により配管固定部材22に配管40を支持固定した状態で、スリーブ本体12の中心軸線に配管40の中心軸線が一致するように、取付台部16に対し配管固定部材22を位置調整し、ボルト34とナット36により配管固定部材22をUボルト28で取付台部16に締め付け固定する。
このためUボルト28による配管固定部材22に対する締め付け固定で、配管40の中心軸線がスリーブ本体12の中心軸線に略一致するように支持固定され、スリーブ本体12と配管40との間に均一な隙間が形成される。続いて、スリーブ本体12と配管40との間の隙間に、不燃材やシール材を圧入して隙間を塞ぐ。
このようにコンクリートを打設して床を構築した後に、床スリーブ10の開口部に配管固定部を設置する現場作業が不要となり、溶接装置を必要とすることなく、作業現場において床スリーブ10のスリーブ本体を高さ方向に挿通する配管を、スリーブ本体の上部に一体に設けた配管固定機構22により支持固定することができ、工事作業の効率を大幅に高めることができる。
また、床スリーブ10を鉄筋構造物の仮枠48に固定してコンクリートを打設する場合、スリーブ本体12の上部開口は蓋部材30の仮止めにより完全に閉鎖されており、打設したコンクリートがスリーブ本体12の中に入ることを確実に防止し、配管作業を行う場合に配管固定機構20を利用して仮止めしている蓋部材30を取り外すことで、コンクリートが中に入っていない状況で効率良く配管を通して支持固定することを可能とする。
[本考案の変形例]
上記の実施形態は、建物の高さ方向に配管を挿通する床スリーブを例にとるものであったが、建物の横方向や斜め方向に配管を挿通するスリーブについて適用しても良い。
また、本考案は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:床スリーブ
12:スリーブ本体
14:脚部
15:支持基台
16:取付台部
18:床面固定台部
20:配管固定機構
22:配管固定部材
24:水平固定片
26:垂直固定片
28:Uボルト
30:蓋部材
32:全ねじボルト
34:ボルト
36:ナット
40:配管
52:コンクリート床

Claims (7)

  1. 建物の床を貫通し、前記床の上部に先端を所定長露出して設けられる床スリーブに於いて、
    配管を挿通する円筒状のスリーブ本体と、
    前記スリーブ本体の上部外側の床から露出する位置に設けられ、前記スリーブ本体の上部開口と面一に取付台部を上側に形成すると共に前記床の上面に当接して固定する床面固定台部を下側に形成した支持基台と、
    前記支持基台の取付台部に着脱自在に設けられ、前記スリーブ本体を高さ方向に挿通する配管を支持固定する配管固定機構と、
    前記支持基台の床面固定台部に設けられ、コンクリートを打設して形成される前記床の中に埋込み固定されるアンカー部材と、
    を設けたことを特徴とする床スリーブ。
  2. 請求項1記載の床スリーブに於いて、前記スリーブ本体の上部開口に着脱自在に蓋部材を設け、前記蓋部材を前記配管固定機構により仮止め固定したことを特徴とする床スリーブ。
  3. 請求項1記載の床スリーブに於いて、前記アンカー部材は所定長のボルト部材であり、前記取付基台の床面固定台部に設けた通し穴に挿通してナットにより固定したことを特徴とする床スリーブ。
  4. 請求項3記載の床スリーブに於いて、前記取付基台の床面固定台部に形成した通し穴は、前記ボルト部材を前記スリーブ本体側に近接して固定可能な長穴としたことを特徴とする床スリーブ。
  5. 請求項4記載の床スリーブに於いて、前記取付基台の床面固定台部に固定して下側に延在した前記ボルト部材の埋設部位に抜け止め用のナットを設けたことを特徴とする床スリーブ。
  6. 請求項1記載の床スリーブに於いて、前記配管固定機構は、
    前記スリーブ本体を挿通する配管を固定するU字締結部材と、
    L字断面を持つアングル材により構成し、前記支持基台の取付台部にボルト止めにより固定する水平固定片と前記U字締結部材を固定する垂直固定片を配置した配管固定部材と、
    を備えたことを特徴とする床スリーブ。
  7. 請求項2記載の床スリーブに於いて、前記配管固定機構は、
    前記スリーブ本体を挿通する配管を固定するU字締結部材と、
    L字断面を持つアングル材により構成し、前記支持基台の取付台部にボルト止めにより固定する水平固定片と前記U字締結部材を固定する垂直固定片を配置した配管固定部材と、
    を備え、
    前記スリーブ本体の上部開口に設けた前記蓋部材を、前記支持基台の取付台部に対する前記配管固定部材のボルト止めにより挟み込んで仮止め固定することを特徴とする床スリーブ。
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