JP3200599U - 装飾体 - Google Patents
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Abstract
【課題】装飾体に装着される写真を、中央部が表面側に盛り上がるように立体的に表示することによって、よりリアルな表示として装飾効果を高めることが可能な装飾体を提供する。【解決手段】装飾体本体10と一体的に又は別体により構成され、中央部が表面側に盛り上がる湾曲状面を有するベース部材1を設け、該ベース部材1の湾曲状面の表面に写真2を添わせ、当該写真2の表面に透明な樹脂層3を施すと共に、前記ベース部材1及び写真2の周縁部における樹脂層3a上に飾り部材4を配置し、樹脂層3,3aの硬化によって、前記写真2をコーティングすると共に、飾り部材4を装飾体本体10に対して一体的に接着固定した構成により、装着された写真を全体として立体的に表示し、写真をよりリアルに表示してその装飾効果を高めることができる。【選択図】図1
Description
本考案は、ペンダントやブローチ等のような携帯用の装飾体において、特にその表面側に配置した写真の上から透明な樹脂層を施したものに関するものである。
従来、装飾体の表面側に配置した写真の上から透明な樹脂を施した例としては、キーホルダーの装飾体として、薄い鉄板またはプラスチック台座1に自分で映した写真2等を貼り、その上から太陽光で硬化する樹脂4を塗り、自分で好みの写真入りキーホルダーを作るというもの(特許文献1)がある。
また、プレート部1の面上に写真2又は絵柄を貼り付け、その上に透明なコーティング層3を設ける。そして、そのコーティング層3の上の適宜の位置に、適宜の形状に型抜きした透明フィルム4,5を貼り付け、該透明フィルム4,5の上に硬化性の透明樹脂6を滴下して山盛り状に形成したもの(特許文献2)がある。この例の装飾品は、透明樹脂6を任意の形に形成したレンズ部とし、プレート部に貼り付けた写真等の一部分を強調することやデコレーションを施すことができるというものである。
上記のような先行技術においては、好みの写真や絵柄等を装着したオリジナル装飾品を作成できるというものである。また、特許文献2においては、透明樹脂部をレンズ部として、写真や絵柄の一部を拡大して強調できるというものであった。
前記先行技術においては、両者とも、写真を貼付する台座又はプレート部は平面に形成されたものであり、従って、写真も単に平面上に貼付されて、その上から透明なコーティングが施されているに過ぎないものであった。そのために、特許文献2の場合は一部に施された透明樹脂によるレンズ部に対応する部分のみ拡大して表示されるものの、装飾体表面の全体としての写真等の表示は平面的に表示されているにすぎないものであった。
本考案の課題は、装飾体に装着される写真がペットや人の顔である場合等、中央部が表面側に盛り上がるように全体として立体的に表示することにより、よりリアルに表示してその装飾効果を高めることができ、且つ写真の周縁を装飾体本体に対してより確実に取り付けることができる装飾体を提供することである。
この課題を解決するために本考案装飾体は、装飾体本体と一体的に又は別体により構成され、中央部が表面側に盛り上がる湾曲状面を有するベース部材を設け、該ベース部材の湾曲状面の表面に写真を添わせ、当該写真の表面に透明な樹脂層を施すと共に、前記ベース部材及び写真の周縁部における樹脂層上に飾り部材を配置して成り、樹脂層の硬化によって、前記写真をコーティングすると共に、飾り部材を装飾体本体に対して一体的に接着固定した構成としたものである。
また、装飾体本体は、一定の幅の周縁部を残して中央部に凹部を形成し、当該凹部にベース部材及び写真とその周縁部の飾り部材を収納可能に構成したものである。
また、装飾体本体は、一定の幅の周縁部を残して中央部に貫通孔を形成し、当該貫通孔部にベース部材及び写真とその周縁部の飾り部材を収納可能に構成すると共に、装飾体本体の背面側に前記貫通孔を覆うシート材を設けたものである。
また、装飾体本体は、表面を平坦な面状の構成とし、当該平面上にベース部材を構成し、該ベース部材の湾曲状面の表面に、写真とその周縁部の飾り部材と共に樹脂層を構成したものである。
また、装飾体本体は、ベース部材部を一体的に構成し、該ベース部材部の湾曲状面の表面に、写真とその周縁部の飾り部材と共に樹脂層を構成したものである。
また、樹脂層は、紫外線硬化型樹脂によって形成したものである。
このように、本考案では、装飾体に装着される写真がペットや人の顔である場合等、写真を添わせるベース部材により中央部が表面側に盛り上がるように全体として立体的に表示することにより、写真をよりリアルに表示してその装飾効果を高めることができる。また、写真の周縁に飾り部材を配置して装飾体本体に接着固定したため、写真自体の周縁を装飾体本体に対してより確実に取り付けることが可能である。
また、本考案では、写真と樹脂層によるコーティングを、湾曲状面を有するベース部材上に構成することにより、装飾体本体の形状は特に特定することなく、凹部や貫通孔部、更に平面状部においても構成することができる。このため、装飾体本体の材質については、コーティング樹脂層を構成する樹脂により飾り部材を接着固定できるものであれば、樹脂材、陶器、木材、紙材、金属、ゴム系材料等、特に限定されることなく、構成することができる。
また、本考案では、中央部が表面側に盛り上がる湾曲状面を有するベース部材部を、装飾体本体に直接一体的に構成できるものであれば、ベース部材部は当該装飾体本体に直接構成することができる。特に、樹脂材等成型により作成可能な材質のものでは、容易に同じ形状のものを多数作成できる。
また、本考案では、樹脂層を紫外線硬化型樹脂によって形成することにより、高温にすることなく、常温で処理できるため、ベース部材上に添わせた写真表面に塗布するのみでコーティングできるので、写真そのものを傷めることなく作成することができる。
以下、実施形態1から5の装飾体について、図面を参照して説明する。
本考案の実施形態1を示す図1において、10は装飾体本体であり、その表面側の中央部に凹部11を形成し、その外周に所定の幅よりなる周縁部12を形成している。そして、凹部11に、中央が盛り上がる湾曲状面を有するベース部材1を配置し、該ベース部材1の湾曲状面の表面に写真2を添わせ、当該写真2の表面に透明な樹脂層3を施した構成とすると共に、ベース部材1及び写真2の周縁部における樹脂層上に飾り部材4を配置している。
ここで、樹脂層3は、紫外線硬化型の樹脂であり、写真2の表面に塗布等の手段によって施すが、ベース部材1及び写真2の周縁部にはやや厚めの接着用樹脂層3aとし、その接着用樹脂層3a上にパール等の粒状飾り部材4を配置する。そして、樹脂層3,3aの硬化によって、写真2上に塗布された樹脂層3は透明なコーティング層として写真を視認でき、接着用樹脂層3aは飾り部材4を装飾体本体10に対して一体的に接着固定することとなる。
前記飾り部材4は、(c)図に示すように、ベース部材1及び写真2の周縁において、周縁部12との間に連続して配置される所謂数珠繋ぎ状に配置されており、実際には、その飾り部材4に形成された孔4aを貫通させた糸5により連結されている。また、飾り部材4は、装飾体本体10の凹部11と周縁部12の境界部分12aと、ベース部材1及び写真2の周縁部の立ち上がり部分とで形成される溝部分に、嵌めこまれた形で配置されている。このため、飾り部材4は、底面部分と側面部分すなわち球体の下半分相当が、接着用樹脂層3aと面する状態となる。したがって、飾り部材4は、装飾体本体10に対してより強固に接着されることとなる。
そして、(c)図に示すように、完成した装飾体Aにおいて、樹脂層3によりコーティングされ、表面から視認する際の写真2aは、中央が盛り上がる湾曲状面を有するので、疑似的であっても立体的に視認することができる。
以上説明したように、実施形態1の装飾体Aは、装飾体本体10とは別体により構成されて中央部が表面側に盛り上がる湾曲状面を有するベース部材1を設け、該ベース部材1の湾曲状面の表面に写真2を添わせ、当該写真2の表面に透明な樹脂層3を施すと共に、前記ベース部材1及び写真2の周縁部における樹脂層3a上に飾り部材4を配置して成り、樹脂層3,3aの硬化によって、前記写真2をコーティングすると共に、飾り部材4を装飾体本体10に対して一体的に接着固定した構成となっている。従って、この実施形態では、所期の目的・課題を解決することができることとなる。
次に、実施形態2を示す図2に基づいて説明する。図2において、20は装飾体本体であり、この形態では、当該装飾体本体20は一定の幅の周縁部のみにより形成されるリング状の形状となっており、中央部に貫通孔21を形成している。そして、この貫通孔21部分に、実施形態1で構成した、ベース部材1及び写真2と、写真2上に塗布された樹脂層3、周縁部の飾り部材4を配置構成している。この構成自体は、実施形態1の場合と同様に行うことができる。
この実施形態2では、装飾体本体20の背面側に貫通孔21を覆うシート材22を設け、ベース部材1の背面側を実質的に覆っている。このシート材22と装飾体本体20との固定は、図示するように樹脂層3及び接着用樹脂層3aと同じ樹脂による接着用樹脂層3bによって接着固定される。ここで、シート材22と装飾体本体20との固定は、接着用樹脂層3bの部分において、予め接着剤により接着固定しておいてもよい。予め固定していた場合は、貫通孔21部分が、装飾体本体20とシート材22によって凹部となり、ベース部材1〜飾り部材4を配置構成する際には、実施形態1の場合と同様に取り扱うことができる。
以上説明したように、実施形態2における装飾体本体20は、一定の幅の周縁部を残して中央部に貫通孔21を形成し、当該貫通孔20部にベース部材1及び写真2とその周縁部の飾り部材4を収納可能に構成すると共に、装飾体本体20の背面側に前記貫通孔を覆うシート材22を設けた構成となっている。従って、この実施形態でも、所期の目的・課題を解決することができることとなる。
次に、実施形態3を示す図3に基づいて説明する。図3において、30は装飾体本体であり、この実施形態では、装飾体本体30の表面31を平坦な面状の構成とし、当該平面上にベース部材1以下を実施形態1の場合と同様に配置構成したものである。この実施形態の場合も、飾り部材4は、装飾体本体30に対して一体的に接着固定する部分の接着用樹脂層3aによって装飾体本体30に接着固定している。
以上説明したように、実施形態3における装飾体本体30は、表面31を平坦な面状の構成とし、当該平面31上にベース部材1を構成し、該ベース部材1の湾曲状面の表面に、写真2とその周縁部の飾り部材4と共に樹脂層3を構成したものとなっている。従って、この実施形態でも、所期の目的・課題を解決することができることとなる。
次に、実施形態4を示す図4に基づいて説明する。図4において、40は装飾体本体であり、この実施形態では、装飾体本体40の表面41を平坦な面状の構成としている点では、実施形態3の場合と同様である。異なる点は、ベース部材1以下を構成する位置を特定するために、環状の凸縁部42を設けたことである。これは、実施形態3の場合に対し、ベース部材1以下を構成する位置の特定を容易に行うことができる。更に、凸縁部42の構成により、接着用樹脂層3aのはみ出し防止と共に、接着面の拡大による接着強度の向上を図ることができる。
次に、実施形態5を示す図5に基づいて説明する。図5において、50は装飾体本体であり、この実施形態では、装飾体本体50の表面中央部に、中央部が表面側に盛り上がる湾曲状面を有するベース部材部51として、装飾体本体50そのものにより一体成型により形成している。このベース部材部51の形成と共に、装飾体本体50の表面には、ベース部材部51の外周に一定の幅の周縁部52を有して環状溝部53を形成している。そして、ベース部材部51の上面に写真2を添わせて、樹脂層3を構成し、更に、環状溝部53に飾り部材4を配置構成している。この実施形態5において、飾り部材4は、環状溝部53において、接着用樹脂層3aにより装飾体本体50に接着固定されることとなる。
以上説明したように、実施形態5における装飾体本体50は、ベース部材部51を一体的に構成し、該ベース部材部51の湾曲状面の表面に、写真2とその周縁部の飾り部材4と共に樹脂層3を構成したものとなっている。従って、この実施形態でも、所期の目的・課題を解決することができると共に、樹脂材等の成型により作成可能な材質のものでは、同じ形状のものを容易に多数作成できる。
以上、本考案の実施形態1から5について説明したが、これらの構成に限定されることなく、装飾体本体とベース部材の一体構成の例としては、例えば、板状金属をプレス加工して構成することも、木彫によって構成することも、陶器によって構成することも可能であることは言うまでもない。
また、装飾体本体の材質については、コーティング樹脂層を構成する樹脂により飾り部材を接着固定できるものであれば、樹脂材、陶器、木材、紙材、金属、ゴム系材料等、特に限定されることなく、構成することができる。
次に、図6に基づいて、以上のように構成した装飾体の商品への実施例について説明する。図6において、Aは完成した装飾体であり、(a)図はペンダント用として鎖61に連結して使用した例を示し、(b)図は指輪用として指輪リング62に連結して使用した例を示すものである。ここで、装飾体Aには、鎖61又はリング62に連結するための連結用の手段が適宜施されている。
本考案は、装飾体の実施例で示した、ペンダントや指輪に限られることなく、ブローチ、メダル、イヤリング、ネクタイピン等の身の回り装飾品の装飾体として利用できる。
1 ベース部材
2 写真
3 樹脂層
3a 接着用樹脂層
4 飾り部材
5 糸
10,20,30,40,50 装飾体本体
11 凹部
12 周縁部
21 貫通孔
31,41 平坦な表面
51 ベース部材部
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Claims (6)
- 装飾体本体と一体的に又は別体により構成され、中央部が表面側に盛り上がる湾曲状面を有するベース部材を設け、該ベース部材の湾曲状面の表面に写真を添わせ、当該写真の表面に透明な樹脂層を施すと共に、前記ベース部材及び写真の周縁部における樹脂層上に飾り部材を配置して成り、
樹脂層の硬化によって、前記写真をコーティングすると共に、飾り部材を装飾体本体に対して一体的に接着固定した構成としたことを特徴とする装飾体。 - 装飾体本体は、一定の幅の周縁部を残して中央部に凹部を形成し、当該凹部にベース部材及び写真とその周縁部の飾り部材を収納可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の装飾体。
- 装飾体本体は、一定の幅の周縁部を残して中央部に貫通孔を形成し、当該貫通孔部にベース部材及び写真とその周縁部の飾り部材を収納可能に構成すると共に、装飾体本体の背面側に前記貫通孔を覆うシート材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の装飾体。
- 装飾体本体は、表面を平坦な面状の構成とし、当該平面上にベース部材を構成し、該ベース部材の湾曲状面の表面に、写真とその周縁部の飾り部材と共に樹脂層を構成したことを特徴とする請求項1に記載の装飾体。
- 装飾体本体は、ベース部材部を一体的に構成し、該ベース部材部の湾曲状面の表面に、写真とその周縁部の飾り部材と共に樹脂層を構成したことを特徴とする請求項1に記載の装飾体。
- 樹脂層は、紫外線硬化型樹脂によって形成したものであることを特徴とする請求項1〜5に記載の装飾体。
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| JP2015004096U JP3200599U (ja) | 2015-08-12 | 2015-08-12 | 装飾体 |
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Cited By (1)
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|---|---|---|---|---|
| JP2017042933A (ja) * | 2015-08-24 | 2017-03-02 | 株式会社コーユー | 立体写真構造 |
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2015
- 2015-08-12 JP JP2015004096U patent/JP3200599U/ja not_active Expired - Fee Related
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