JP3200633B2 - ドアキープスタンド - Google Patents

ドアキープスタンド

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JP3200633B2
JP3200633B2 JP16379096A JP16379096A JP3200633B2 JP 3200633 B2 JP3200633 B2 JP 3200633B2 JP 16379096 A JP16379096 A JP 16379096A JP 16379096 A JP16379096 A JP 16379096A JP 3200633 B2 JP3200633 B2 JP 3200633B2
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盛聿 武久
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日産アルティア株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両などのドアを
脱着するためのドアキープスタンドに係り、特に、ワッ
ボックカーやワゴンのリアゲートドアの着脱を可能にし
たドアキープスタンドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】事故車両などの修理や整備などの際に
は、ドア(前後のサイドドアやワッボックカーやワゴン
の最後端面のリアゲートドア)を取り外して行う場合が
よくある。その理由は、ドアがあると、作業の邪魔にな
ったり、それほど邪魔にならない場合でも、作業中にド
アに傷を付けたりする恐れがあるからである。また、ド
ア自体の修理作業にあっても、取り外した方が作業性が
いいからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなドアの取り
外しの際、特別な装置を用いた場合は別として、人手に
よる場合、サイドドアにあっても、通常2人で行う必要
があった。つまり、1人が側面ドアを支え、この状態
で、もう1人がサイドドア取付け用のボルトなどの連結
具を取り外す必要があるからである。取り付ける場合も
同様である。これに対して、近年その普及が著しい、ワ
ッボックカーやワゴンのリアゲートドアにあっては、大
型のものが多く、その取り外しには、最低でも3人が必
要であった。つまり、大きく開口させたリアゲートドア
を下側から2人で支え、もう1人がリアゲートドア取付
け用のボルトなどの連結具を取り外す必要があるからで
ある。取り付ける場合も同様である。
【0004】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、最小限リアゲートドアの脱着に対応す
ることができるもの(専用型)とする一方、一部部材の
離脱や変更によって、サイドドアの脱着にも、対応する
ことができるようにした、多用途型(共用型)のドアキ
ープスタンドも提供可能としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の1つは(請求項
1記載の発明)は、移動自在なベース台と、当該ベース
台に植設された支柱部と、当該支柱部に対して当該支柱
部のほぼ軸線方向の上下に昇降自在に装着された昇降部
と、前記ベース台上に設置されて前記昇降部を上下方向
に昇降させる昇降機構と、前記昇降部の上端に固着され
ると共に、首振り自在のヒンジ部材を有する第1軸支部
と、当該第1軸支部のヒンジ部材上端にそのほぼ中間部
分が首振り自在に軸支された長尺体からなるドアキープ
フレームと、当該ドアキープフレーム側と前記第1軸支
部又は前記昇降部上端の間に着脱可能に取り付けられた
当該ドアキープフレームの首振り角度を調整するための
ドアキープフレーム角度調整手段と、前記ドアキープフ
レームの一方の先端寄りに高さ調整自在に取り付けられ
た1又は2以上のドア受け部材と、前記ドアキープフレ
ームのドア受け部材側とは反対側の他方に取り付けられ
た1又は2以上のドアホルダとからなるドアキープスタ
ンドにある。本発明のもう1つは(請求項2記載の
)は、移動自在なベース台と、当該ベース台に植設さ
れた支柱部と、当該支柱部に対して当該支柱部のほぼ軸
線方向の上下に昇降自在に装着された昇降部と、前記ベ
ース台上に設置されて前記昇降部を上下方向に昇降させ
る昇降機構と、前記昇降部の上端に固着されると共に、
首振り自在のヒンジ部材を有する第1軸支部と、当該第
1軸支部のヒンジ部材の上端に取り付けられたフランジ
板を、そのレール部材のレール溝に嵌め込んで首振り自
在で、かつ、摺動自在に軸支された長尺体からなるドア
キープフレームと、当該ドアキープフレームの摺動を前
記第1軸支部との間で固定する摺動固定手段と、前記ド
アキープフレームの側と前記第1軸支部又は前記昇降部
上端の間に着脱可能に取り付けられた当該ドアキープフ
レームの首振り角度を調整するためのドアキープフレー
ム角度調整手段と、前記ドアキープフレームの一方の先
端寄りに高さ調整自在に取り付けられた1又は2以上の
ドア受け部材と、前記ドアキープフレームのドア受け部
材側とは反対側の他方に取り付けられた1又は2以上の
ドアホルダとからなるドアキープスタンドにある。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜図6は、リアゲートドアの
脱着はもちろんのこと、サイドドアの脱着にも対応する
ことができる、多用途型とした、本発明に係るドアキー
プスタンドの一つの実施の形態を示したものである。図
中、10は概略U字型のベース台で、U字中央の基部に
は、比較的大型のコロ(キャスタ)11aが回転自在に
装着されると共に、U字の先端部には比較的小型のコロ
(キャスタ)11b,11bが回転自在に装着され、そ
のベース部12には、2本の中空立設部材21a,21
aからなる支柱部20が植設されており、また、U字の
途中部分の2箇所には、ベース台10の上下方向に貫通
されたネジシャフト15aとその上端のノブ15bとそ
の下端の押圧部15cからなるスタンド固定用(位置決
め用)脚15,15が設けてある。したがって、当該ベ
ース台10は、各コロ11a,11b,11bによっ
て、自在に移動することができると共に、スタンド固定
用脚15,15によって、適宜位置に位置決めして固定
設置することができる。
【0007】上記支柱部20の途中部分には、箱型など
の工具入れ22が取り付けられる一方、両中空立設部材
21a,21a間には、棒状部材からなる昇降部30が
昇降自在に装着されている。この昇降部30の昇降機構
40としては、特に限定されないが、本例では、図7〜
図8から明らかなように、ベース台10上に設置したシ
リンダ41と、当該シリンダ41のピストンロット41
aの先端に軸着させたギヤー42と、当該ギヤー42に
張設されると共に、その一端がシリンダ41の外壁に固
着され、かつその他端が昇降部30の棒状部材の下端に
固着されたチェーンなどの伝達手段43とからなる。な
お、44は上記両中空立設部材21a,21a間に渡し
た昇降部用のガイド板、43aは伝達手段用カバーであ
る。また、この昇降機構40にあっては、シリンダ用の
作動油を、例えば中空立設部材21aの中空部分に充填
して、省スペース化を図ると共に、この中空部分から上
記シリンダ41間に配管し、その操作部45は、上記支
柱部20の途中部分に設けてある。この操作部45に
は、流体遮断弁46とエアー切換弁47を内蔵させ、そ
の外方には、流体遮断弁46のノブ46aとエアー切換
弁47のノブ47aを取り付け、かつ、その一部には、
整備工場などの既設のエアー供給源のエアーホース48
が接続されるエアー注入口47bが設けてある。
【0008】したがって、この昇降機構40では、エア
ー切換弁47を開成させて、圧縮空気を中空立設部材2
1aの中空部分に供給すれば、内部の充填油がシリンダ
41側に供給されて、ピストンロット41aが上昇し、
これに伴って、伝達手段43の他端が上昇し、昇降部3
0の棒状部材を押し上げる。そして、この状態で、上記
流体遮断弁46を閉じれば、その昇降高さがそのまま維
持される。一方、この昇降部30を下降させるには、流
体遮断弁46を開くと共に、エアー切換弁47のノブ4
7aを操作して、当該エアー切換弁47を切り換え、中
空立設部材21aの中空部分に充填されている圧縮空気
を、エアー切換弁47の排気口47cから大気に開放す
ればよい。これによって、シリンダ41側の充填油が中
空立設部材21aの中空部分に戻るため、ピストンロッ
ト41aが下降して、昇降部30が下がる。
【0009】50は上記昇降部30の上端に固着された
コ字型フレームからなる水平部材51の一方の端部寄り
に設けられた第1軸支部で、この部分には、枠部材など
で構成された長尺体からなるドアキープフレーム60が
首振り自在でかつ摺動可能に軸支されている。この部分
を、より具体的に示すと、図9の如くで、水平部材51
のコ字内部に枢支ピン52によって、ヒンジ部材53が
回動自在(首振り自在)に軸支され、このヒンジ部材5
3の上端には、適宜感覚を持って、2枚のフランジ板5
4a,54bが取り付けられている。そして、最上端の
フランジ板54aの左右は、上記ドアキープフレーム6
0の底面側の中程で、その長手方向に沿設された2本の
レール部材61,61のレール溝61a,61aに嵌め
込まれ、また、下側のフランジ板54bの左右は、上記
2本のレール部材61,61の底面側に滑合されてい
る。したがって、2本のレール部材61,61、すなわ
ちドアキープフレーム60は、このフランジ板54a,
54bを介して、その長手方向に摺動することができる
と同時に、ヒンジ部材53を介して、首振りすることが
できる。なお、ここで、ドアキープフレーム60の摺動
機能は、省略することも可能である。つまり、ドアキー
プフレーム60の摺動は、車種によって異なるリヤバン
パーからリアゲートドアの蝶番などによる装着部分まで
の距離に対応するためのものであり、予め相当な量の突
出量を確保としてけば、殆どの車種に対応することが可
能となるからである。
【0010】70はドアキープフレーム60の摺動を上
記第1軸支部50との間で固定する摺動固定手段で、本
例では、上記最上端のフランジ板54aに穿設したネジ
穴55と、ノブ71を有するネジ部材72とからなる。
つまり、このネジ部材72のホジ部73を、上記下側の
フランジ板54bに開けた貫通穴(図示省略)を介し
て、フランジ板54aのネジ穴55に螺進退させると、
上記両フランジ板54a,54bの間隔が変動する。こ
れによって、両フランジ板54a,54bがレール部材
61,61に密着したり、離間したりするため、ノブ7
1の回動操作によって、簡単にドアキープフレーム60
の摺動固定が行われる。もちろん、上記のように、ドア
キープフレーム60の摺動機能を省略した場合には、こ
の摺動固定手段70も不要となる。
【0011】80は上記昇降部30の上端の水平部材5
1の左右の側面に、その両端が固着された概略環状のハ
ンドル部材81の外方寄りの2箇所に設けられたブラケ
ット片82,82からなる第2軸支部で、この部分に
は、上記ドアキープフレーム60の第1軸支部側とは反
対側の適宜部分間に着脱可能に取り付けられる、長尺ネ
ジ棒状体91,91からなるドアキープフレーム角度調
整手段90の一端が回動自在に軸支されている。より具
体的には、図10に示したように、長尺ネジ棒状体91
の端部に二又部92a,92aを設け、この部分を上記
ハンドル部材81のブラケット片82に嵌め込み、枢支
ピン83で軸支してある。一方、ドアキープフレーム角
度調整手段90の長尺ネジ棒状体91の他端のネジ部9
1aには、2個のノブ付きナット92,92が螺着され
ている。このノブ付きナット92,92間の長尺ネジ棒
状体91のネジ部91aは、図11〜12から明らかな
ように、ドアキープフレーム60の四角形状の外枠フレ
ーム体62の枠部材間に摺動自在に装着されたスライダ
ー取付け部材63の外側に枢支ピン64によって回動自
在に軸支された回動ブラケット片65の切欠凹部65a
に嵌め込まれるようになっている。したがって、スライ
ダー取付け部材63を外枠フレーム体62の適宜部分に
止め、この状態で、長尺ネジ棒状体91のネジ部91a
を上記回動ブラケット片65の切欠凹部65aに嵌め込
み、ノブ付きナット92,92で固定すれば、このノブ
付きナット92,92と長尺ネジ棒状体91のの第1軸
支80との間の距離(長さ)によって、ドアキープフレ
ーム60の傾斜角度が決定される。つまり、ノブ付きナ
ット92,92の螺進退を行えば、ドアキープフレーム
60の傾斜角度調整が簡単に行える。なお、スライダー
取付け部材63の固定は、図13に示したように、嵌合
部の内側に設けたノブ付き固定ネジ66の螺着で行われ
る。そして、また、ドアキープフレーム角度調整手段9
0は、その長尺ネジ棒状体91のネジ部91aを上記回
動ブラケット片65の切欠凹部65aから外せば、解除
することかできる。
【0012】100Aはドアキープフレーム60の第1
軸支部50側の先端寄りに高さ調整自在でかつ着脱可能
に取り付けられたドア受け部材である。これは、図14
から明らかなように、中空支柱部101と、この中空支
柱部101の下端開口から挿入され、その下端にノブ1
02aを有する長尺ネジ棒状体102と、中空支柱部1
01の下端開口部に固着されて長尺ネジ棒状体102の
ネジ部と螺着されるナット部103と、その先端にゴ
ム、樹脂などの弾性受け部104aを有すると共に、上
記中空支柱部101の上端に装着されたドア受け部10
4と、上記中空支柱部101の外周の一部に固着された
チャンネル型の嵌合部105と、その先端が嵌合部10
5の内側に突出するように中空支柱部101の外周に螺
着されたノブ付き固定ネジ106とからなる。そして、
このドア受け部材100Aは、図15に示したように、
チャンネル型の嵌合部105を、ドアキープフレーム6
0の先端ベース部60aに左右方向に摺動自在に設けら
れた棒状部材67,67に嵌め込んで取り付けられる。
したがって、このドア受け部材100Aを2本用意し、
左右の棒状部材67,67の突出部分に嵌め込むように
すれば、後述するように、傾斜状態のドアキープフレー
ム60上に保持されるリアゲートドアDR (図2参照)
のドア幅の変動に十分対応することができる。このドア
受け部材100Aの固定は、ノブ付き固定ネジ106の
螺着によって行われる。また、上記左右の棒状部材6
7,67の摺動は、ドアキープフレーム60の先端ベー
ス部60aに設けた複数の環状のガイド67a(角パイ
プやチャンネル型部材などの代用も可)によって行わ
れ、その固定は、この先端ベース部60aにその底面側
から螺着されるノブ付き固定ネジ68によって行われ
る。
【0013】このドア受け部材100Aは、上記のよう
にリアゲートドア用のものであるが、ドアキープフレー
ム60の先端ベース部60aには、他の構造のもの、例
えば図16に示した如きドア受け部材100Bを取り付
けることも可能である。このドア受け部材100Bは、
その内側にゴム、樹脂などの弾性受け部107aを有す
るL型アングル部材107と、その外周の一部に設けた
凸型の取付け部108とからなる。これは、図5〜図6
に示したように、ドアキープフレーム60をほぼ鉛直に
した状態において、当該ドアキープフレーム60の先端
ベース部60aの最先端側に設けたチャンネル型の嵌合
部材69(図15参照)に、上記凸型の取付け部108
を嵌め込むことによって取り付けられる。このドア受け
部材100Bは、後述するように、鉛直状態のドアキー
プフレーム60の側面側に保持されるサイドドアD
S (図6参照)の下端を保持するものである。
【0014】120は上記ドアキープフレーム60の第
1軸支部50側とは反対側の適宜部分で、当該ドアキー
プフレーム60の長手方向に摺動可能に装着されたスラ
イダである。これは、図17〜図18に示したように、
ドアキープフレーム60の外枠フレーム体62の枠部材
間に架設される本体部材121と、当該本体部材121
の左右に固着されると共に上記外枠フレーム体62の枠
部材に嵌め込まれる摺動部122,122と、当該摺動
部122,122の内側に螺着されたノブ付き固定ネジ
123とからなる。このため、このスライダ120にあ
っては、外力を加えれば、摺動部122,122がドア
キープフレーム60の外枠フレーム体62の長さ方向に
容易に移動でき、また、ノブ付き固定ネジ123を螺着
すれば、任意の位置にスライダ120を固定することが
できる。
【0015】このスライダ120の本体部材121に
は、山形の中間プレート部材124を介して、その先端
で、上記リアゲートドアDR やるサイドドアDS を押圧
したり、吊ったりするなどして支持する、種々のドアホ
ルダ130A〜100Cが着脱可能に取り付けられるよ
うになってる。上記中間プレート部材124は、本体部
材121に固着される一方、図19〜図21に示したよ
うに、2個の山部124a,124aを有し、この部分
には、中央に凹み125aを有するゴム、樹脂などの弾
性受け部125が取り付けられている。また、この中間
プレート部材124の谷部部分下方の前後には、ドアホ
ルダ用の挿入穴などからなる係合部126a,126a
を有する支持部材126が貫通固着されている。この支
持部材126の各係合部126a,126aには、図2
1に示したように、フック131を有するドアホルダ1
30Aや、中央に形状の異なる凹み132a,133a
が形成されたゴム、樹脂などの弾性受け部132,13
3を備えたドアホルダ130B,100Cが、簡単な差
し込み方式によって、着脱できるようになっている。こ
れらのドアホルダ130A〜100Cの固定は、支持部
材126の係合部126aの側面に螺着させたノブ付き
固定ネジ127によって行うことができる。
【0016】なお、ここで、詳細は後述するものの、ド
アホルダ130Aのフック131は、リアゲートドアD
R のロック部にロックされるためのものであり、中間プ
レート部材124のゴム、樹脂などの弾性受け部125
は、事故車などであって、リアゲートドアDR のロック
部が使用できないときに、ドア縁部などを押さえるため
のものである。一方、ドアホルダ130B〜130C
は、サイドドアDS に対応するためのもので、これらの
弾性受け部132〜133は、サイドドアDS の上端フ
レームを上方から押さえたり、或いはガラス窓を開いた
状態の上端フレームを下方から支えたり、さらには、開
いたガラス窓の基部(ドア中間部分)を上方から押さえ
たりするものである。
【0017】このように構成された本発明のドアキープ
スタンドによって、修理車両などのリアゲートドアDR
やサイドドアDS を、1人の作業者によって、脱着する
には、次のようにして行えばよい。先ず、外すためのリ
アゲートドアDR やサイドドアDS を十分に開き、この
付近に、本発明のドアキープスタンドを移動させる。こ
のとき、ベース台10の底面には、コロ(キャスタ)1
1a〜11bがあるため、例えば作業者が軽く環状のハ
ンドル部材81などを押すことによって、簡単に移動さ
せることができる。
【0018】先ず、ワゴンなどのリアゲートドアDR
場合について述べる。リアゲートドアDR の付近に本発
明のドアキープスタンドを移動させたら、スタンド固定
用脚15,15を下降させて、位置決めし、固定設置す
る。リアゲートドアDR は、全開させた場合、例えば図
2に示したように、上向きで大きく開くため、この状態
に合わせて、昇降部30の高さ調整、ドアキープフレー
ム60のオーバーハング長さ調整(車種によって、上記
のように、リヤバンパーからリアゲートドアの蝶番など
による装着部分までの距離が異なるため、ドアキープフ
レーム60の第1軸支部50側からの突出量をどの程度
にする必要があるか否かの調整)、及びその傾き調整を
行う必要がある。もちろん、ドアキープフレーム60の
先端ベース部60a側には、リアゲートドア用として、
左右2個のドア受け部材100A,100Aを取り付け
でおくと共に、ドアキープフレーム60のスタイダ12
0側には、やはりリアゲートドア用として、フック13
1のあるドアホルダ130Aを取り付けておく。
【0019】ここで、上記昇降部30の高さ調整は、操
作部45のエアー注入口47bにエアー供給源のエアー
ホース48を接続し、流体遮断弁46とエアー切換弁4
7を適宜操作して、行えばよい。オーバーハング長さ調
整は、ドアキープフレーム60をその長手方向に沿って
押圧したり、引けばよい。これによって、ドアキープフ
レーム60のレール部材61,61が、第1軸支部50
のフランジ板54a,54bに沿って摺動するため、簡
単に移動できる。また、ドアキープフレーム60の傾き
調整は、ドアキープフレーム角度調整手段90のノブ付
きナット92,92を螺進退させればよい。これらの各
調整は、車種によって、所定の値が予め定まっていた
め、取り扱い車種が分かったら、予め設定しておいても
よい。また、より進めて、ドアキープフレーム60の側
面などの部分に、車種に対応したオーバーハング長さ位
置や、傾きを表示するマークや数字などの表示部200
(図1〜図2、図5〜図6参照)を設け、これに合わせ
るようにするとよい。そうすれば、直ちに対応するオー
バーハング長さや、傾きが得られ、大幅な作業性の向上
が可能となる。
【0020】このようにして各調整が完了したら、図2
において、ドアホルダ130Aの立設されたスタイダ1
20を、リアゲートドアDR の縁部側に移動させ、ドア
ホルダ130Aのフック131をリアゲートドアDR
ロック部にロックさせる。一方、ドアキープフレーム6
0の先端ベース部60a側に立設された左右2個のドア
受け部材100A,100Aは、左右の棒状部材67,
67を適宜摺動させて、ドア幅に対応させると共に、ノ
ブ102aを回転操作して、その高さを調節し、弾性受
け部104a,104aをドア部分に当接される。これ
によって、リアゲートドアDR は、3点支持される。つ
まり、本発明のドアキープスタンドによって、固定保持
される。したがって、作業者は、この状態で、リアゲー
トドアDR の蝶番部分などの連結具を取り外せば、リア
ゲートドアDR は車両から取り外される。リアゲートド
アDR が取り外されたら、ドアキープスタンドを邪魔に
ならない箇所や、ドア自体の修理にあっては、その修理
エリアに移動させればよい。そして、車両に対する所定
の作業やドア自体の修理などが終了したら、ドアキープ
スタンドを再度車両の最後端部部分に移動させて、リア
ゲートドアDR を取り付ければよい。なお、リアゲート
ドアDR のロック部が使用不能の場合には、ドアホルダ
130Aを立設させることなく、中間プレート部材12
4の山部124a,124aの弾性受け部125,12
5で直接受けるようにするとよい。また、ドア受け部材
100A,100Aの弾性受け部104a,104aは
単なる枕(ピロー)として、ドア下面を受けるようにし
てもよい。
【0021】次に、通常のサイドドアDS に対応する場
合について述べる。この場合は、図5〜図6に示したよ
うに、ドアキープフレーム角度調整手段90の長尺ネジ
棒状体91のネジ部91aを、ドアキープフレーム60
のスライダー取付け部材63の回動ブラケット片65の
切欠凹部65aから外して、当該ドアキープフレーム角
度調整手段90を解除する。そして、このフリーの状態
となったドアキープフレーム60を、第1軸支部50を
中心にして回転させ、ほぼ鉛直状態にする。この状態
で、ドアキープフレーム60の先端ベース部60a側に
取り付けてある、左右2個のドア受け部材100A,1
00Aを取り外し、サイドドア用として、1個又は2個
のドア受け部材100Bに取り替える。さらに、ドアキ
ープフレーム60のスタイダ120側に取り付けてあ
る、フック131のあるドアホルダ130Aも取り外
し、やはりサイドドア用として、ドアホルダ130Bや
ドアホルダ130Cに取り替える。
【0022】このセッテング状態で、本発明のドアキー
プスタンドを、開かれたサイドドアDS の外側側に進
め、ドア受け部材100BでサイドドアDS の下端を支
持すると共に、ドアホルダ130Bやドアホルダ130
Cで、窓ガラスの開かれたドアの上端フレームを下側か
ら支持したり、上側から押圧するなどすればよい。これ
によって、サイドドアDS は保持されるため、作業者
は、この状態で、サイドドアDS の蝶番部分などの連結
具を取り外せば、サイドドアDS は車両から取り外され
る。サイドドアDS が取り外されたら、ドアキープスタ
ンドを邪魔にならない箇所や、ドア自体の修理にあって
は、その修理エリアに移動させればよい。そして、車両
に対する所定の作業やドア自体の修理などが終了した
ら、ドアキープスタンドを再度車両の最後端部部分に移
動させて、サイドドアDS を取り付ければよい。
【0023】図22はドアキープフレーム60の摺動を
上記第1軸支部50との間で固定する摺動固定手段70
の他の実施の態様を示したもので、これは、レール部材
61,61の長手方向に適宜間隔で、固定用の貫通穴6
1b,61bを設けるト共に、これらの貫通穴61b,
61bに固定ピン75を貫通させて、この固定ピン75
がフランジ板54aの縁部に当接することによって、固
定するようにしたものである。この場合も、レール部材
61の長手方向のの貫通穴61bの付近に、車種に対応
したオーバーハング長さ位置を表示するマークや数字な
どの表示部200を設け、これに合わせれて固定するよ
うにすれば、直ちに対応するオーバーハング長さが得ら
れる。これにより、大幅な作業性の向上が可能となる。
【0024】図23はドアキープフレーム角度調整手段
90の他の実施の態様を示したもので、これは、長尺棒
状体95の一端を、ドアキープフレーム60の外枠フレ
ーム体62に枢支ピン96で軸着すると共に、その長手
方向には、適宜間隔で固定用の貫通穴95aを設け、さ
らに、ハンドル部材81のブラケット片82にも固定用
の貫通穴(図示省略)が設けてあって、上記貫通穴95
aとブラケット片82の貫通穴に固定ピン97を貫通さ
せて、固定するようにしたものである。この場合も、長
尺棒状体95の長手方向のの貫通穴95aの付近に、車
種に対応した傾きを表示するマークや数字などの表示部
200を設け、これに合わせれて固定するようにすれ
ば、直ちに対応する傾きが得られる。これにより、やは
り大幅な作業性の向上が可能となる。
【0025】図24は昇降部30の昇降機構40を手動
式とした他の実施の態様を示したもので、この場合、例
えば昇降部30の棒状部材の長手方向にラック401を
設ける一方、支柱部20の上端寄りなどの一部にギャボ
ック(図示省略)を設け、このギャボックに内臓された
ピニオン402を上記ラック401に噛み合わせると共
に、このピニオン402には、操作ハンドル403に連
結されたギヤー404を噛み合わせてなるものである。
したがって、作業者が操作ハンドル403を適宜方向に
回せば、ラック401とピニオン402により、昇降部
30は昇降するようになる。この構造によれば、極めて
低コストの昇降機構40が得られる。
【0026】なお、上記本発明の実施の態様では、2種
類のドア受け部材100A,100Bと、3種類のドア
ホルダ130A,130B,130Cの例を示してある
が、本発明は、これに限定されず、同機能を有するもの
であれば、他の構造のものでも使用することができる。
また、これらの使用本数も特に限定されない。また、上
記本発明の実施の態様では、リアゲートドアとサイドド
アの両ドアの脱着にも対応することができる、多用途型
のものであったが、本発明は、これに限らず、上記請求
項1に記載したように、リアゲートドアのみに対応す
る、比較的簡略構造の専用型とすることも可能である。
この専用型では、ドアキープフレーム60を必ずしも鉛
直状態とする必要がないため、ドアキープフレーム角度
調整手段90の解除機構を不要とすることができ、ま
た、サイドドア用のドア受け部材100Bや、ドアホル
ダ130B〜Cなどを省略することができる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るドアキープスタンドによれば、次のような優れた
効果が得られる。 (1)先ず、本発明に係る請求項1記載のドアキープス
タンドでは、ベース台に植設された支柱部に対して、こ
の支柱部の軸線方向に、昇降部、ヒンジ部材を有する第
1軸支部、及び長尺体からなるドアキープフレームのほ
ぼ中間部分を揃える構造としてあるため、ワゴン車など
のリアゲートドアを支持した際の荷重が、あまり偏るこ
となく、支柱部側に伝達され、ワゴン車などのリアゲー
トドアのような大型で、重量の重いドアであっても支
することができる。つまり、ドアの荷重が支柱部の軸線
方向に作用して、大きく偏ることがないため、比較的小
型のベース台でも、リアゲートドアのような大型で、重
量の重いドアに十分対応することができる。これによっ
て、安全な作業性とコストダウンが可能となる。また、
ベース台の小型化によって、リアゲートドアの着脱にあ
たって、十分な作業スペースが確保できるため、作業性
の向上も得られる。もちろん、相当な大きさと重量を有
する、ワゴン車などのリアゲートドアの脱着にあたって
も、1人の作業者によって、対応することができる。こ
のため、大幅な作業性の向上が得られる。また、その構
造が極めて簡単であるため、優れた経済性も得られる。
さらに、ドアキープフレーム角度調整手段を着脱可能な
構成として、ドアキープフレームの鉛直な垂下を実現
し、サイドドア用とリアゲートドアの共用型としてある
ため、それぞれの専用型のスタンドを用意する場合に比
較して、大きな経済性のメリットがあることはもちろん
のこと、工場内で大きなスペースを取ることもなくなる
ため、大きな省スペース化が達成される。 (2)次に、本発明に係る請求項2記載のドアキープス
タンドでは、上記請求項1記載の効果の他に、第1軸支
部のヒンジ部材によるドアキープフレーム側の軸支点
を、適宜スライド(摺動)させて変更できる構成として
あるため、車種によって、リアゲートドアやサイドドア
の大きさが異なっても、このドアの大きさに対応して、
ドアキープフレームに対する第1軸支部のヒンジ部材に
よる軸支点を適宜変更して対応することができ、ほぼあ
らゆる車種のリアゲートドアやサイドドアに対応するこ
とができることとなり、高い汎用性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドアキープスタンドの一つの実施
の形態の全体を示した斜視図である。
【図2】図1のドアキープスタンドの側面図である。
【図3】図1のドアキープスタンドの正面図である。
【図4】図1のドアキープスタンドの平面図である。
【図5】図1のドアキープスタンドにおいて、ドアキー
プフレームを鉛直状態にした場合の斜視図である。
【図6】図1のドアキープスタンドにおいて、ドアキー
プフレームを鉛直状態にした場合の側面図である。
【図7】図1のドアキープスタンドにおける昇降機構を
示した概略斜視図である。
【図8】図1のドアキープスタンドにおける昇降機構を
示した概略説明図である。
【図9】図1のドアキープスタンドにおける摺動固定手
段を示した部分展開説明図である。
【図10】図1のドアキープスタンドにおけるドアキー
プフレーム角度調整手段の一部を示した説明図である。
【図11】図1のドアキープスタンドにおけるスライダ
ー取付け部材を示した斜視図である。
【図12】図1のドアキープスタンドにおけるドアキー
プフレーム角度調整手段とスライダー取付け部材との接
続状態を示した斜視図である。
【図13】図1のドアキープスタンドにおけるスライダ
ー取付け部材の固定部を示した斜視図である。
【図14】図1のドアキープスタンドにおけるドア受け
部材を示した側面図である。
【図15】図1のドアキープスタンドにおけるドア受け
部材の取付け状態を示した部分展開斜視図である。
【図16】図1のドアキープスタンドにおける他のドア
受け部材を示した側面図である。
【図17】図1のドアキープスタンドにおけるスライダ
を示した平面図である。
【図18】図1のドアキープスタンドにおけるスライダ
の一部を示した斜視図である。
【図19】図1のドアキープスタンドにおける中間プレ
ート部材を示した平面図である。
【図20】図1のドアキープスタンドにおける中間プレ
ート部材を示した正面図である。
【図21】図1のドアキープスタンドにおける中間プレ
ート部材とドアホルダの関係を示した一部欠截展開斜視
図である。
【図22】図1のドアキープスタンドにおける他の摺動
固定手段を示した部分展開説明図である。
【図23】図1のドアキープスタンドにおける他のドア
キープフレーム角度調整手段の一部を示した説明図であ
る。
【図24】図1のドアキープスタンドにおける他の昇降
機構を示した概略説明図である。
【符号の説明】
10 ベース台 20 支持部 30 昇降部 40 昇降機構 50 第1軸支部 60 ドアキープフレーム 70 摺動固定手段 80 第2軸支部 90 ドアキープフレーム角度調整手段 100A〜B ドア受け部材 120 スライダ 130A〜C ドアホルダ DR リアゲードドア DS サイドドア

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動自在なベース台と、当該ベース台に
    植設された支柱部と、当該支柱部に対して当該支柱部の
    ほぼ軸線方向の上下に昇降自在に装着された昇降部と、
    前記ベース台上に設置されて前記昇降部を上下方向に昇
    降させる昇降機構と、前記昇降部の上端に固着されると
    共に、首振り自在のヒンジ部材を有する第1軸支部と、
    当該第1軸支部のヒンジ部材上端にそのほぼ中間部分が
    首振り自在に軸支された長尺体からなるドアキープフレ
    ームと、当該ドアキープフレーム側と前記第1軸支部又
    は前記昇降部上端の間に着脱可能に取り付けられた当該
    ドアキープフレームの首振り角度を調整するためのドア
    キープフレーム角度調整手段と、前記ドアキープフレー
    ムの一方の先端寄りに高さ調整自在に取り付けられた1
    又は2以上のドア受け部材と、前記ドアキープフレーム
    のドア受け部材側とは反対側の他方に取り付けられた1
    又は2以上のドアホルダとからなることを特徴とするド
    アキープスタンド。
  2. 【請求項2】 移動自在なベース台と、当該ベース台に
    植設された支柱部と、当該支柱部に対して当該支柱部の
    ほぼ軸線方向の上下に昇降自在に装着された昇降部と、
    前記ベース台上に設置されて前記昇降部を上下方向に昇
    降させる昇降機構と、前記昇降部の上端に固着されると
    共に、首振り自在のヒンジ部材を有する第1軸支部と、
    当該第1軸支部のヒンジ部材の上端に取り付けられたフ
    ランジ板を、そのレール部材のレール溝に嵌め込んで首
    振り自在で、かつ、摺動自在に軸支された長尺体からな
    るドアキープフレームと、当該ドアキープフレームの摺
    動を前記第1軸支部との間で固定する摺動固定手段と、
    前記ドアキープフレームの側と前記第1軸支部又は前記
    昇降部上端の間に着脱可能に取り付けられた当該ドアキ
    ープフレームの首振り角度を調整するためのドアキープ
    フレーム角度調整手段と、前記ドアキープフレームの一
    方の先端寄りに高さ調整自在に取り付けられた1又は2
    以上のドア受け部材と、前記ドアキープフレームのドア
    受け部材側とは反対側の他方に取り付けられた1又は2
    以上のドアホルダとからなることを特徴とするドアキー
    プスタンド。
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