JP3200929U - 炭酸泉製造器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】炭酸ガスの浴湯内への溶解量が高く、ガスボンベ及び浴槽外から浴槽への炭酸ガス混合湯の循環ポンプ等の設備を不要とする炭酸泉製造器具を提供する。【解決手段】容器12は、有底筒状をなし、上端の開口部に、蓋体10がねじ部11により螺合される。蓋体10の孔4aを介して、水中撹拌ポンプ2により浴槽内の湯が容器12内に導入される。原料粉末30はこの湯に撹拌混合され、蓋体10に設けた孔13から浴槽内に吐出される。この孔4a及び孔13は、粉末は通過させないが、液体は通過させる材質からなるフィルタ部材9により塞がれている。そして、アルカリ炭酸塩物質及び酸成分物質からなる原料粉末が容器12内で撹拌混合し、両者が反応して、炭酸ガスが生成し、人工炭酸水が得られる。【選択図】図1
Description
本考案は、炭酸泉を人工的に作る炭酸泉製造器具に関し、特に、高圧ガスボンベを使用して製造した場合と同等の1000ppm以上の高濃度の炭酸泉を製造できる炭酸泉製造器具に関する。
一般家庭、銭湯、ホテル、温泉、エステサロン、スポーツ施設等の温浴施設において、浴槽又は足湯槽等の温水の中に、炭酸ガスを溶け込ませることにより、炭酸ガスによる血行促進効果が得られる。従来、温水の中に炭酸ガスを溶け込ませるためには、炭酸ガスの高圧ガスボンベから、炭酸ガスを温水中に吹き込む方法が多く採用されている。
特許文献1においては、炭酸ガスボンベから炭酸ガスをタンク内に供給し、タンク内で、プロペラの回転によりタンク内の温水と炭酸ガスとが撹拌混合される。特許文献2においては、浴槽からの温水を炭酸ガス溶解器内に供給すると共に、炭酸ガスボンベからの炭酸ガスを前記炭酸ガス溶解器内に送り込み、炭酸ガス溶解器内で、温水中に炭酸ガスを溶解させることにより、温水中に炭酸ガスを効率よく取り込む方法が開示されている。一方、特許文献3においては、有機酸と炭酸塩を含有する固形浴用剤組成物が開示されており、この固形物を湯中に投入することにより、炭酸ガスによる温浴効果を得ることが開示されている。
特許文献4には、操作片52をつまんで撹拌翼51を回転させる撹拌機構5を収容体1内に設け、この撹拌機構5により、収容体1内の入浴剤Bを湯中に拡散させる入浴剤拡散器が開示されている(符号はいずれも特許文献4)。特許文献5には、本体内に設けられた吸水ポンプ6により、外部の水を吸入口6aを介して吸入し、吐出口6bから吐出し、吐出口から吐出された水を、導水管7により、前記本体の上部に導き、本体上部に設けられたフィルタ13により、前記導水管から吐出された水をろ過するろ過器が開示されている(符号はいずれも特許文献5)。更に、特許文献6には、容器に、湯と、炭酸水素ナトリウムの粉末とクエン酸の粉末とを入れて、高濃度の炭酸温水を生成することが開示されている。
しかしながら、特許文献1及び2に記載の従来技術は、浴槽の外に、高圧炭酸ガスボンベを設置し、炭酸ガス溶解器内で温水に炭酸ガスを混合したり、タンク内でプロペラ撹拌して温水に炭酸ガスを混合させた後、この炭酸ガス添加湯を、循環ポンプで浴槽まで運搬する必要がある。このため、特許文献1及び2においては、設備が大がかりとなり、設置コストが高いという問題点がある。また、特許文献3に記載の従来技術においては、炭酸ガスを発生する固形物からなる浴用組成物が開示されているが、この従来技術においては、固形物を湯中に投入することにより、湯中で炭酸ガスを発生させるものであるので、炭酸ガスの湯への混合力が低いという問題点がある。また、特許文献3に記載された炭酸入浴剤の組成物は、フマル酸及びリンゴ酸の有機酸と、炭酸ナトリウムとを含有するものであるが、これらの配合剤は、ブリケット又は錠剤等の固形に成形するために、多くの化学物質(薬剤)及び接着剤を使用している。このため、固形浴用組成物を浴湯に投入した際に、不溶解物が発生しやすく、この不溶解物が浴湯内に残留し、浴湯に濁りを発生させ、浴槽にぬめりが付着する等の問題点がある。そして、この固形物は、浴湯中へ溶けにくく、従って炭酸ガスの浴湯中への溶解量が低いと共に、炭酸ガスの発泡粒子も粗く、発泡効果の持続時間が比較的短い等の問題点がある。また、特許文献4に記載された入浴剤拡散器は、入浴剤を湯中に溶解させるものであり、炭酸ガスを発生させるものではない。特許文献5に記載されたろ過器は、風呂垢を取り除くろ過器であり、炭酸ガスを発生させるものではない。更に、特許文献6には、炭酸温水による美容方法が開示されているが、浴湯内への炭酸ガスの溶解量を増大させる技術を開示するものではない。
本考案はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、炭酸ガスの浴湯内への溶解量が高く、ガスボンベ及び浴槽外から浴槽への炭酸ガス混合湯の循環ポンプ等の設備を不要とする炭酸泉製造器具を提供することを目的とする。
本願第1考案に係る炭酸泉製造器具は、
筒状をなし、一方の端部に、原料を装入するための開口部が形成され、壁の一部に筒内に液体を流出入するための孔が開口された容器と、
前記開口部を、着脱自在に開閉する蓋体と、
前記容器又は前記蓋体に連結され、容器外部の液体を前記容器内に導入するか、又は容器内部の液体を外部に排出する水中撹拌ポンプと、
前記容器の内面に前記孔を塞ぐようにして設けられ、粉末は通過させないが、液体は通過させる材質からなるフィルタ部材と、
を有し、前記原料はアルカリ炭酸塩物質及び/又は酸成分物質の粉末であることを特徴とする。
筒状をなし、一方の端部に、原料を装入するための開口部が形成され、壁の一部に筒内に液体を流出入するための孔が開口された容器と、
前記開口部を、着脱自在に開閉する蓋体と、
前記容器又は前記蓋体に連結され、容器外部の液体を前記容器内に導入するか、又は容器内部の液体を外部に排出する水中撹拌ポンプと、
前記容器の内面に前記孔を塞ぐようにして設けられ、粉末は通過させないが、液体は通過させる材質からなるフィルタ部材と、
を有し、前記原料はアルカリ炭酸塩物質及び/又は酸成分物質の粉末であることを特徴とする。
本願第2考案に係る炭酸泉製造器具は、
筒状をなし、一方の端部に、原料を装入するための開口部が形成され、壁の一部に筒内に液体を流出入するための孔が開口された容器と、
前記開口部を、着脱自在に開閉する蓋体と、
前記容器又は前記蓋体に連結され、容器外部の液体を前記容器内に導入するか、又は容器内部の液体を外部に排出する水中撹拌ポンプと、
を有し、
前記原料はアルカリ炭酸塩物質及び/又は酸成分物質の粉末を、粉末は通過させないが、液体は通過させる材質の袋内に収納したものであることを特徴とする。
筒状をなし、一方の端部に、原料を装入するための開口部が形成され、壁の一部に筒内に液体を流出入するための孔が開口された容器と、
前記開口部を、着脱自在に開閉する蓋体と、
前記容器又は前記蓋体に連結され、容器外部の液体を前記容器内に導入するか、又は容器内部の液体を外部に排出する水中撹拌ポンプと、
を有し、
前記原料はアルカリ炭酸塩物質及び/又は酸成分物質の粉末を、粉末は通過させないが、液体は通過させる材質の袋内に収納したものであることを特徴とする。
本考案によれば、炭酸ガスボンベから炭酸ガスを吹き込んだ場合と同様以上の高濃度の炭酸ガス濃度が得られ、大がかりな設備が不要で、容易に高濃度の炭酸ガスを含む炭酸泉を得ることができという効果を奏する。
以下、本考案の実施の形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は、本考案の第1実施形態に係る炭酸泉製造器具を示す正面図である。器具1の容器12は、上端が開口し、下端が閉じて底部14を有する有底円筒状をなし、容器12の上端の開口部を着脱自在に閉塞するようにして蓋体10がねじ部11を介して取り付けられている。蓋体10の中央部には、孔4aが形成されており、この孔4aの周囲に連結口4が立設されている。そして、この連結口4を介して、水中撹拌ポンプ2が容器12に連結されている。この水中撹拌ポンプ2は、その上端及び下端に夫々液体(浴槽内の湯)の吸引口2b及び吐出口2aが設けられており、吐出口2aと連結口4とがパイプ3により連結されている。これにより、この水中撹拌ポンプ2により、容器12内に外部の液体(浴槽内の湯)を吸引して導入することができる。なお、水中撹拌ポンプ2の吐出口2aと吸引口2bとを逆にして、吸引口2bを連結口3に接続することにより、容器12内の液体を吸引して、外部に吐出することができる。
容器12は、金属又はプラスチック等の液体非透過性の材料で成形されており、蓋体10も同様の材料で形成されている。この蓋体10の孔4aを取り囲む周縁部には、複数個の孔13が形成されている。そして、この蓋体10の内面には、粉末は透過させないが、液体は透過させる材料からなる板状のフィルタ部材9が前記孔13及び孔4aを塞ぐようにして、設置されている。例えば、フィルタ部材9は、具体的には、不織布等を重ね合わせて作ることができる。なお、蓋体10における連結口4の周囲には、重り5が設置されており、この重り5により、容器12及び水中撹拌ポンプ2が、浮力に逆らって、浴槽内の湯中に十分に浸漬されるようになっている。但し、容器12及び水中撹拌ポンプ2が重い場合には、重り5を設ける必要はない。
容器12内には、粉末状のアルカリ炭酸塩物質及び/又は酸成分物質からなる原料が載置される。即ち、容器12内に、原料粉末を装入し、載置した後、蓋体10をねじ部11により容器12の上端開口部に取り付け、更に、連結口4を介して、水中撹拌ポンプ2を容器12に連結する。このように、水中撹拌ポンプ2をパイプ3により連結口4を介して蓋体10、ひいては容器12に連結することにより、水中撹拌ポンプ2を容易に容器12に連結し、離脱させることができる。このように、水中撹拌ポンプ2は、容器12に着脱自在に取り付けられているが、容器12に固定的に設置されていてもよい。しかし、容器12のメインテナンスのためには、水中撹拌ポンプ2は、容器12から取り外すことができるようになっていることが好ましい。この撹拌ポンプ2は、浴槽内の湯を流入口2bから吸入し、吐出口2aから排出して、水流を形成した状態で、孔4aを介して、容器12内に温水を供給する。このようにして、撹拌ポンプ2の流入口2bから取り入れた温水を容器12内に噴出し、更に孔13を介して、容器12内の温水を浴槽内に噴出することにより、容器12内の温水を撹拌混合する。この撹拌ポンプ2は、有線の電源コードを介して給電してもよいが、電池を内蔵して、電池により給電するようにした方が、浴槽内に設置する器具として好ましい。水中撹拌ポンプ2は、水中で安全に使用するために、つまり、感電及び火災等の発生の危険を防止するために、電気用品安全法による適合検査に合格し、PSEマークを取得している製品を使用することがある。この場合には、浴槽内の湯に入浴しながら、又は足湯につかりながら、本実施形態の器具を使用しても、感電等の危険性が全くなくなり、安全に水中撹拌ポンプ2を使用することができる。
次に、上述の如く構成された本実施形態の炭酸泉製造器具の動作について説明する。炭酸泉生成用の粉末は、アルカリ炭酸塩の粉末と、酸成分の粉末であり、これらの粉末は、個別に、例えば、小袋内に収納されて、分包状態で用意される。アルカリ炭酸塩粉末としては、炭酸水素ナトリウム(重曹)、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム等のアルカリ物質を粉末状にしたものを使用することができ、酸成分粉末としては、クエン酸、酒石酸、コハク酸、リンゴ酸、乳酸、フマル酸、ホウ酸等の酸物質を粉末状にしたものを使用することができる。このアルカリ炭酸塩粉末と酸成分粉末とは、単位使用量毎に計量され、個別に袋詰めされて、これらの2種の袋を更に1つの袋に詰めて供給することが望ましい。このとき、収納されている原料粉末の量が異なる原料袋を用意することにより、アルカリ炭酸塩粉末の量と、酸成分粉末の量との比率を変更することができ、これにより、得られる人工炭酸泉の炭酸濃度を調整できると共に、塩基度pHを弱酸性、中性、弱アルカリ性に適宜調整することができる。なお、アルカリ炭酸塩粉末と、酸成分粉末とは、夫々食品添加物として一般に市販されている安全な成分のものを使用することが好ましい。これらの安全な成分粉末を容器に詰めたものを用意し、この容器から計量カップ等にて所定量づつ取り出すことにより、単位使用量の粉末を用意することとしてもよい。また、これらの炭酸ガス生成用材料以外に、粉末状のヒアルロン酸、アロエエキス又は漢方薬等を適量計量した分包を用意して、これらを浴湯中に供給することも可能である。
本実施形態においては、先ず、アルカリ炭酸塩粉末が所定量入った原料袋と、酸成分粉末が所定量入った原料袋とを、用意し、先ず、アルカリ炭酸塩粉末又は酸成分粉末のいずれか一方を、先に、浴槽内の湯に供給して湯中に溶解させておく。そして、アルカリ炭酸塩粉末又は酸成分粉末の他方を、容器12内に投入する。即ち、図1に示すように、容器12内に投入された原料粉末30は、アルカリ炭酸塩粉末又は酸成分粉末のいずれかである。
先ず、どちらか一方、例えば、アルカリ炭酸塩原料粉末を湯中に溶解させておき、次に、酸成分原料粉末30を容器12内に投入した後、蓋体10を容器12の上部に螺合することにより、容器12内に原料粉末30を封入する。そして、水中撹拌ポンプ2を容器12の蓋体10に接続して、容器12及び水中撹拌ポンプ2を浴槽内の湯中に浸漬する。このとき、酸成分原料粉末30は、フィルタ部材9により阻止されて、孔13及び孔4aから容器12の外部に流出することが防止される。そして、水中撹拌ポンプ2を駆動して、流入口2bから浴槽内のアルカリ溶解液が高速回転水流となって連結口4を介して、容器12内に導入されると、容器12内の原料粉末30は酸成分溶解液となり、アルカリ溶解液と撹拌混合され、炭酸ガスとなり、フィルタ部材9を通過して、蓋体10に設けた孔13を介して浴槽内に吐出され、容器12内の酸成分原料粉末が完全に溶解混合するまで、水中撹拌ポンプで、循環させる。また、容器12内の酸成分原料粉末の溶解時間は、投入する原料粉末の量にもよるが、3分から5分が目安である。
容器12内での炭酸ガスの生成には、一方の原料粉末を予め浴槽内で溶解液とした液を、容器12内に導入し、他方の原料粉末の溶解液との接触反応による炭酸ガスの生成は緩く穏やかになり、また発泡ロスもなく、発生する炭酸ガス溶解濃度が1000ppm(浴湯1リットル中に炭酸ガスが1g溶けたもの)以上の高濃度の人工炭酸泉を、短時間に得ることができる。また、大がかりな装置及び炭酸ガスボンベが不要である。
これに対し、単に原料粉末を浴槽内の浴湯中に投入しただけでは、アルカリ炭酸塩粉末及び酸成分粉末は、浴槽の湯面近傍で接触して反応し、激しく発泡する。この発泡により、炭酸ガスが飛散してしまい、浴槽内の温水中に、炭酸ガスが溶け込む量が極めて少ないという問題点がある。一方、本考案のように、容器12内で、温水とアルカリ炭酸塩粉末と酸成分粉末との撹拌混合により発生する炭酸ガスは、温水中に高効率で溶け込むという利点がある。
なお、容器12内への原料粉末の供給方法を、上記方法に限らないが、時系列的に供給することが好ましい。即ち、先ず、例えば、アルカリ炭酸塩の粉末を、本考案の炭酸泉製造器具を使用して湯中に投入攪拌して溶解しておき、その後、本考案の炭酸泉製造器具を使用して、容器12内に酸成分粉末を載置し、器具を湯中に浸漬することにより、水中攪拌ポンプ2により、酸成分を湯中で溶解したアルカリ炭酸塩と反応させることができる。このように、先に、アルカリ炭酸塩を湯に溶解しておき、その後、本考案の製造器具を使用して、酸成分の粉末を容器12内で溶解させることにより、炭酸ガスの生成は、緩く、穏やかになり、炭酸ガスの湯中への溶解を効率化することができる。なお、上述のように、先にアルカリ炭酸塩物質の粉末を湯に溶解し、その後、酸成分の粉末を湯に溶解する場合に限らず、逆に、先に、酸成分の粉末を湯に溶解しておいても良い。また、後述するように、アルカリ炭酸塩の粉末と、酸成分粉末とを、混合しないように個別に袋詰めしておけば、両原料を、容器12内に同時に装入することができる。これにより、容器12内に導入される温水中で、両原料を同時に溶解・混合することができる。
次に、本考案の第2実施形態について、図2を参照して説明する。本実施形態は、図1に示す第1実施形態に対し、蓋部10に、2個の連結口17a、17bを設けた点と、各突部17a、17bに連結された2個の水中撹拌ポンプ16a、16bを設けた点とが異なる。そして、本実施形態においては、連結口17a、17bに対し、連結ホース18a、18bを介して、夫々水中撹拌ポンプ16a、16bの流出口7a、流入口7bが連結されており、更に、各水中撹拌ポンプ16a、16bの夫々流出口7b、注入口7aには、夫々ホース19a,19bが接続されている。水中撹拌ポンプ16aは浴槽内の湯を吸引して、容器12内に導入し、水中撹拌ポンプ16bは容器12内の湯を吸引して、外部に排出する。
本実施形態においては、連結ホース18a及びホース19aの全長と、連結ホース18b及びホース19bの全長とが、ほぼ同一寸法である。このため、ホース19aの先端の位置の湯を吸引して、容器12内に導入すると共に、ホース19bの先端から、同様の位置の浴槽内に炭酸ガス原料混合湯を排出することができる。よって、浴槽内の炭酸ガスの発泡が弱い位置から湯を吸引して、この位置に炭酸ガス混合湯を供給することができ、浴湯中の炭酸ガス濃度の均一化を図ることができる。しかし、本実施形態においては、連結ホース18a及びホース19aの全長と、連結ホース18b及びホース19bの全長とを異なったものとすることもできる。これにより、容器12を中心とする異なる距離の位置の湯を吸引し、また、容器12を中心とする異なる距離の位置に、炭酸ガス含有湯を供給することができる。これにより、原料が混合された液体(湯)を吐出する領域又は容器12内に吸引すべき浴槽内の湯の範囲を、夫々、異ならせることができ、広範囲の領域に原料混合湯を吐出し、又は広範囲の領域から湯を吸引することができる。なお、水中撹拌ポンプ16aのホース19aの先端からの距離(ホース19aの長さ)と、水中撹拌ポンプ16bの容器12からの距離(連結ホース18bの長さ)を夫々調整することにより、水中撹拌ポンプ16a、16bが十分な吸引駆動力を得ることができるようにすることができる。本実施形態においても、原料30は、フィルタ9により、容器12内に封入される。そして、浴槽内の湯中に先に供給された原料(アルカリ炭酸塩粉末又は酸成分粉末の一方)を溶解した湯は、水中撹拌ポンプ16aにより、フィルタ9を通過して容器12内に導入される。これにより、容器12内の原料30(アルカリ炭酸塩粉末又は酸成分粉末の他方)が撹拌混合され、容器12内で、アルカリ炭酸塩と酸成分との反応により、炭酸ガスが発生する。そして、水中撹拌ポンプ16bにより、浴槽内の湯中に供給される。
次に、図3を参照して、本考案の第3実施形態について説明する。本実施形態においては、容器12は、その開口部を下方に向けて配置されており、この下端の開口部には蓋部10がねじ部11を介して、螺合されている。この蓋体10の内面上には、足部21を介して台部20が設置されており、この台部20の上面の周縁部には、円筒状の支持部23が立設されている。この支持部23には、円筒状の原料供給部24が嵌合されて、その軸方向を垂直にして支持されている。台部20には、複数個の孔22が形成されており、台部20の上面には、板状のフィルタ部材9が載置されている。また、容器12の上壁14aには、その中央に孔14bが形成されており、この孔14bの周囲に連結口15が立設されている。この連結口15を介してパイプ3により、水中撹拌ポンプ2が連結されている。また、容器12の上壁14aの周縁部には、複数個の孔13が形成されている。そして、この容器12の上壁14aの下面には、フィルタ部材9が孔14b及び孔13を塞ぐようにして、上壁14aの下面に接して設置されている。このフィルタ部材9は、孔14b及び孔13を塞ぐようにして配置されていると共に、原料供給部24と上壁14aとの間に挟持されており、これにより、原料供給部24の内側空間と、容器12と原料供給部24との間の隙間空間との間が、フィルタ部材9により仕切られている。
次に、上述のごとく構成された本実施形態の動作について説明する。本実施形態においては、蓋体10上の台部20上の原料供給部24内に、原料粉30を装入する。そして、蓋体10を容器12に螺合する。また、連結部15に水中撹拌ポンプ2を連結する。このとき、原料供給部24内の原料粉は、上壁14a下面のフィルタ部材9と、台部20上のフィルタ部材9とにより挟まれているので、原料粉が孔14b、13,22を介して流出してしまうことがない。次いで、容器12と水中撹拌ポンプ2を浴槽の湯内に浸漬すると共に、水中撹拌ポンプ2を駆動して、湯を容器12内に導入する。これにより、湯と原料粉末とが混合されて炭酸ガスとなり、台部20上のフィルタ部材9を通過し、孔22を通過して、容器12と原料供給部24との間の隙間空間を上昇する。そして、前記隙間空間の上方のフィルタ部材9を通過し、この上方に配置された孔13を介して、浴槽内に排出される。このようにして、本実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。
次に、図4を参照して、本考案の第4実施形態について説明する。本実施形態においては、図3の第3実施形態において、台部20の孔22を省略したものである。それに伴い、台部20上のフィルタ9を省略する。また、上壁14aに設けた孔13の位置は、原料供給部24に囲まれた領域内に設けられている。
本実施形態においては、水中撹拌ポンプ2により容器12内に供給された浴槽内の湯は、フィルタ9を介して、原料供給部24内に導入される。そして、原料供給部24内で原料が撹拌混合されて炭酸ガスとなり、フィルタ9を介して、孔13から、浴槽内に吐出される。本実施形態も第3実施形態と同様の効果を奏する。
次に、図5を参照して、本考案の第5実施形態について説明する。本実施形態においては、図4の第4実施形態において、1個の水中撹拌ポンプ2の代わりに、図2に示す2個の水中撹拌ポンプ16a、16bを設置したものである。本実施形態は、容器12内の原料粉末の撹拌混合動作は、図2と同様であり、水中撹拌ポンプ16a、16bによる湯の容器12内への供給及び排出動作は、図2と同様である。よって,本実施形態は、図2及び図4と同様の効果を奏する。
次に、図6を参照して、本考案の第6実施形態について説明する。本実施形態は、図1に示す第1実施形態に対応するものであり、第1実施形態と異なる点は、フィルタ部材9が存在しないことである。このフィルタ部材9が存在しない代わりに、原料粉末30は、袋31内に、アルカリ炭酸塩物質又は酸成分物質のいずれかの粉末32が収納されたものであり、この原料粉末30を容器12内に装入する。この袋31は、粉末は通過させないが、液体は通過させる材料で作られており、例えば、不織布で作ることができる。
このように構成された本実施形態においては、粉末32は袋31内に封入されているので、容器12内に装入しても、容器12の開口部を閉塞する蓋部10の孔13から、容器12外に散逸してしまうことがない。そして、水中撹拌ポンプ2により、浴槽内のアルカリ溶解液が容器12内に導入されると、袋31は液体を透過するので、袋31内に入り、炭酸ガスが発生する。この炭酸ガスを含む湯が容器12内に出てくる。そして、この炭酸ガスを含む湯が、孔13を介して、容器12の外の浴槽内に排出される。よって、本実施形態においても、図1に示す第1実施形態と同様の効果を奏する。
本実施形態においても、先に、アルカリ炭酸塩物質又は酸成分物質のいずれか一方を浴槽の湯内に投入しておき、容器12内には、他方の物質の粉末32を袋31に封入したものを装入する。但し、アルカリ炭酸塩物質の粉末と、酸成分物質の粉末とを個別に袋31内に封入し、2つの袋31として、アルカリ炭酸塩粉末と酸成分粉末の原料を同時に容器12内に供給しても良い。
次に、図7を参照して、本考案の第7実施形態について説明する。本実施形態は、容器12の開口部を下方にして配置し、この容器12の上底に水中撹拌ポンプ2を直接設置したものである。そして、蓋体10の上面に、袋31内に粉末32を封入した原料粉末30を載置し、容器12の開口部のねじ部11を介して、蓋体10を容器12に螺合して、原料粉末30を容器12内に封入する。本実施形態においても、図6に示す第6実施形態と同様の効果を奏する。
次に、図8を参照して、本考案の第8実施形態について説明する。本実施形態は、図3に示す第3実施形態と,フィルタ部材9が存在しない点で異なる。また、フィルタ部材9が存在しないために、原料粉末30の混合粉末32は袋31内に収納されている。よって、本実施形態も図3に示す第3実施形態と同様の効果を奏する。
次に,図9を参照して、本考案の第9実施形態について説明する。本実施形態は、図7に示す第7実施形態に対して、台部22を設置した点が異なり、また、図8に示す第8実施形態に対して、原料供給部24を省略した点が異なる。図7に示す蓋部10の側縁部が浅い場合に、袋31が蓋部10上で不安定のときは、図9に示すように、台部22を設置して、その支持部23内に袋31を納めるようにすることにより、袋31を安定的に保持できる。
なお、原料粉末30として、袋31内に粉末32を封入したものを使用した場合においても、第1実施形態のように、フィルタ9を使用してもよい。
1:器具
2,16a、16b:水中撹拌ポンプ
4a、14a、14b:孔
9:フィルタ部材
10:蓋体
11:ねじ部
12:容器(液体非透過性)
13:孔
20:台部
22:孔
23:支持部
24:原料供給部
30:原料粉末
2,16a、16b:水中撹拌ポンプ
4a、14a、14b:孔
9:フィルタ部材
10:蓋体
11:ねじ部
12:容器(液体非透過性)
13:孔
20:台部
22:孔
23:支持部
24:原料供給部
30:原料粉末
Claims (2)
- 筒状をなし、一方の端部に、原料を装入するための開口部が形成され、壁の一部に筒内に液体を流出入するための孔が開口された容器と、
前記開口部を、着脱自在に開閉する蓋体と、
前記容器又は前記蓋体に連結され、容器外部の液体を前記容器内に導入するか、又は容器内部の液体を外部に排出する水中撹拌ポンプと、
前記容器の内面に前記孔を塞ぐようにして設けられ、粉末は通過させないが、液体は通過させる材質からなるフィルタ部材と、
を有し、前記原料はアルカリ炭酸塩物質及び/又は酸成分物質の粉末であることを特徴とする炭酸泉製造器具。 - 筒状をなし、一方の端部に、原料を装入するための開口部が形成され、壁の一部に筒内に液体を流出入するための孔が開口された容器と、
前記開口部を、着脱自在に開閉する蓋体と、
前記容器又は前記蓋体に連結され、容器外部の液体を前記容器内に導入するか、又は容器内部の液体を外部に排出する水中撹拌ポンプと、
を有し、
前記原料はアルカリ炭酸塩物質及び/又は酸成分物質の粉末を、粉末は通過させないが、液体は通過させる材質の袋内に収納したものであることを特徴とする炭酸泉製造器具。
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| JP2015004407U JP3200929U (ja) | 2015-08-31 | 2015-08-31 | 炭酸泉製造器具 |
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2015
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