JP3201562U - ドリルビット用アダプタ - Google Patents

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【課題】ドリルビットの確実な回り止め及び脱着の困難の回避が可能なドリルビット用アダプタを提供する。【解決手段】ドリルビット用アダプタDAは、ドリルビット10のシャンク部14を保持するドリルビット保持部21を有するアダプタ本体20と、シャンク部の抜け止め用被係止部16を係止する係止状態と解放する解放状態とに切換可能な抜け止め部30と、シャンク部のドリルビット保持部に対する相対回転を阻止するようにシャンク部の回り止め用被係止部18を係止する回り止め部40と、を備える。回り止め部40は、ドリルビットの中心軸に交差する方向に延びて回り止め用被係止部18の一対の被係止用平面に対して径方向外側から接触することによりドリルビット保持部に対するドリルビットの相対回転を規制する一対の回り止め部材42を含む。【選択図】図1

Description

本考案は、ドリルビットのシャンク部を保持しながら回転駆動装置に装着されるシャンクアダプタに関する。
従来、ドリルビットのシャンク部を保持しながら回転駆動装置に装着されるドリルビット用アダプタとして、特許文献1に記載されるものが知られている。このアダプタは、ドリルビットのシャンク部がその軸方向に挿入可能な軸孔をもつアダプタ本体と、当該軸孔に挿入されたシャンク部の軸方向の抜けを阻止する抜け止め部と、当該シャンク部の当該アダプタ本体に対する相対回転を規制する回り止め部と、を備える。前記シャンク部は、その軸方向の一部であって前記回り止め部により係止される被係止部を有し、この被係止部は、その周方向の一部が平面により構成される断面形状を有する。前記アダプタ本体には、前記被係止部を直径方向に横切る有底の回り止め用孔が設けられ、この回り止め用孔の底部に回り止め部材が挿入されている。当該回り止め部材は球状をなし、前記被係止部に含まれる平面部分に対して前記直径方向にほぼ点接触で圧接することにより、当該被係止部が当該アダプタ本体に対して相対回転することを規制する。
特開2000−198006号公報
前記アダプタでは、前記ドリルビットが穿孔対象物(例えば壁)から受ける回転反力であるトルクが当該ドリルビットのシャンク部に形成された平面とアダプタ側の球状の回り止め部材との接触(ほぼ点接触)の箇所に集中するため、当該回り止め部材が当該平面に食い込む圧力が非常に大きい。この食い込みは、施工後のアダプタからのドリルビットの脱着を困難にするおそれがある。
本考案は、このような事情に鑑み、ドリルビットに大きなトルクが作用する場合にもこれに十分な力で対抗して確実な回り止めをすることができ、かつ、当該トルクに起因して当該ドリルビットの脱着が困難となることが回避可能なドリルビット用アダプタを提供することを目的とする。
本考案は、先端側にドリル部を有しかつ後端側にシャンク部を有するドリルビットであって当該シャンク部に抜け止め用被係止部と回り止め用被係止部とが設けられかつ回り止め用被係止部はその直径方向について互いに反対の側を向く一対の被係止用平面を含むドリルビットを保持しながら回転駆動装置に装着されることにより当該回転駆動装置による前記ドリルビットの回転駆動を可能にするドリルビット用アダプタを提供する。このドリルビット用アダプタは、前記シャンク部を保持するドリルビット保持部と前記回転駆動装置に装着されて回転駆動される被駆動部とを一体に有するアダプタ本体であって前記ドリルビット保持部は前記ドリルビットの前記シャンク部がその中心軸に沿って挿入されることを許容するシャンク部挿入孔を画定するものと、前記ドリルビット保持部に設けられ、前記シャンク部挿入孔に挿入された前記シャンク部の前記抜け止め用被係止部を係止することにより前記シャンク部挿入孔からの前記シャンク部の離脱を阻止する係止状態と前記抜け止め用被係止部を解放して前記シャンク部挿入孔からの前記シャンク部の離脱を許容する解放状態とに切換可能な抜け止め部と、前記ドリルビット保持部に設けられ、前記シャンク部挿入孔に挿入された前記シャンク部の前記ドリルビット保持部に対する相対回転を阻止するように前記回り止め用被係止部を係止する回り止め部と、を備える。前記回り止め部は、前記一対の被係止用平面に対して径方向外側から接触するように前記ドリルビット保持部内に前記被係止用平面と平行でかつ前記ドリルビットの中心軸に対して交差する交差方向に延びる一対の回り止め部材を含む。当該一対の回り止め部材は、前記一対の被係止用平面に対して前記交差方向に沿う姿勢で当該被係止用平面と接触することにより、前記ドリルビット保持部に対する前記ドリルビットの相対回転を規制する。
このドリルビット用アダプタでは、直径方向について互いに反対の側を向く一対の被係止用平面のそれぞれに前記回り止め部材が接触し、かつ、各回り止め部材はこれに対応する被係止用平面を前記ドリルビットの中心軸に対して交差する交差方向に横切りながら当該被係止用平面に沿うように接触するので、前記ドリルビットに大きなトルクが作用する場合にもこれに十分対抗し得る力で前記ドリルビット保持部に対する前記ドリルビットの相対回転を規制することができる。しかも、前記ドリルビットに作用するトルクは、従来のアダプタのように被係止用平面と球状の回り止め部材との点接触部分に集中することがなく、一対の被係止用平面のそれぞれに分散され、さらに、各被係止用平面に対して交差方向に沿うように接触する各回り止め部材の当該交差方向に分散されるため、当該被係止用平面に対する当該回り止め部材の食い込み度合いが少なく、よって、当該食い込みに起因してドリルビット保持部からのシャンク部の脱着が困難となることが防がれる。
また、前記各回り止め部材は、前記ドリルビット保持部に対して前記交差方向に沿う方向に圧入されることにより、当該ドリルビット保持部に固定されることが可能である。
前記交差方向は、例えば前記ドリルビットの中心軸に対して直交する方向であることが、好ましい。このことは、当該交差方向の回り止め部材の寸法を最小限に抑えながら大きな回り止め用の保持力を得ることを可能にする。
また、前記一対の回り止め部材のそれぞれは前記交差方向に延びる方向の中心軸をもつ円筒状の外周面を有し、当該外周面が前記被係止用平面に接触することが、好ましい。このような円筒状外周面をもつ回り止め部材では、当該円筒状外周面の周方向のどの位置においても当該円筒状外周面とその中心軸との距離が一定であるため、当該中心軸と前記被係止用平面との距離を管理するだけで確実に当該被係止用平面と前記円筒状外周面との良好な接触を実現することが可能である。
なお、本考案に係るドリルビット用アダプタに保持されるドリルビットの回り止め用被係止部は、少なくとも一対の被係止用平面を含んでいればよく、本考案は当該回り止め用被係止部が複数対の被係止用平面を含むことを除外しない。
以上のように、本考案によれば、ドリルビットに大きなトルクが作用する場合にもこれに十分な力で対抗して確実な回り止めをすることができ、かつ、当該トルクに起因して当該ドリルビットの脱着が困難となることが回避可能なドリルビット用アダプタが提供される。
本考案の実施の形態に係るドリルビット用アダプタ及びこれに保持されるドリルビットを示す一部断面正面図である。 図1の一部を拡大した断面図である。 図2のIII−III線に沿った断面を示す図である。
本考案の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1〜図3は、この実施の形態に係るドリルビット用アダプタDAと、当該ドリルビット用アダプタDAによって着脱可能に保持されるドリルビット10と、を示す。前記ドリルビット用アダプタDAは、前記ドリルビット10を保持しながら回転駆動装置RDに装着される、詳しくは当該回転駆動装置RDの回転出力軸に連結される、ことにより、前記ドリルビット10が前記回転駆動装置RDによって高速で回転駆動されることを可能にする。
前記ドリルビット10は、先端側に螺旋状のドリル部11をもつ本体軸12と、この本体軸12の後ろ側に位置するシャンク部14と、を一体に有する。シャンク部14は、本体軸12の直径よりも小さい直径を有する。シャンク部14は、当該シャンク部14の軸方向の中間位置に形成された抜け止め用被係止部16と、当該シャンク部14の後端に形成された回り止め用被係止部18と、を有する。
前記抜け止め用被係止部16は、この実施の形態では全周に亘って延びる周溝からなる。当該周溝は径方向内向きに凸となる滑らかな曲線によって画定された断面を有する。
前記回り止め用被係止部18は、複数対の被係止用平面19を有する。互いに対をなす被係止用平面19は、ドリルビット10の直径方向について互いに反対の側を向く。この実施の形態では、前記回り止め用被係止部18に二対の被係止用平面19が与えられており、第1の対をなす被係止用平面19の法線方向と第2の対をなす被係止用平面19の法線方向とが直交している。換言すれば、この実施の形態に係る回り止め用被係止部18の外周面は、前記シャンク部14の円筒状外周面を互いに90°間隔で配置された計4つの被係止用平面19によって切欠いた形状を有する。つまり、当該回り止め用被係止部18は、図3に示すような断面形状であって、90°間隔で並ぶ4本の直線によって円を切欠いた断面形状を有する。
なお、本考案に係る回り止め用被係止部は、少なくとも一対の被係止用平面を含んでいればよい。あるいは、三対以上の被係止用平面を含んでいてもよい。例えば、60°間隔で並ぶ6個の被係止用平面を含んでいてもよい。
前記ドリルビット用アダプタDAは、ドリルビット保持部21と被駆動部22とを一体に有するアダプタ本体20と、前記ドリルビット保持部21に取付けられる抜け止め部30及び回り止め部40と、を備える。
前記アダプタ本体20のドリルビット保持部21は、前記ドリルビット10のシャンク部14を着脱可能に保持する部分である。この実施の形態に係るドリルビット保持部21は、略円柱状をなし、第1の外径をもつ前側部分21aと、第1の外径よりも大きな第2の外径をもつ後側部分21bと、を有しており、当該前側部分21aと当該後側部分21bとの間には段部21cが形成されている。
前記ドリルビット保持部21は、その中心軸に沿って延びるシャンク部挿入孔24を画定する。当該シャンク部挿入孔24は、前記前側部分21aの前端面から前記後側部分21bの後端面よりも僅かに前側の位置に至るまで延び、前記シャンク部14がその中心軸に沿って当該シャンク部挿入孔24内にほぼ隙間なく挿入されることを許容する形状を有する。
このドリルビット保持部21には、さらに、図3に示すような複数の抜け止め用孔26及び複数の回り止め用孔28が穿設されている。
前記複数の抜け止め用孔26は、前記ドリルビット保持部21の前側部分21aにおいて前記シャンク部挿入孔24に挿入された前記シャンク部14の前記抜け止め用被係止部16と軸方向に合致する位置に設けられ、周方向に等間隔で配列されている。各抜け止め用孔26は前記ドリルビット保持部21の外周面と前記シャンク部挿入孔24との間の部分を径方向に貫通する形状を有する。
前記複数の回り止め用孔28は、前記ドリルビット保持部21の後側部分21bにおいて前記シャンク部挿入孔24に挿入された前記シャンク部14の前記回り止め用被係止部18と軸方向に合致する位置に設けられている。前記シャンク部挿入孔24の後端部を所定の交差方向にかすめるように当該後端部の両側(シャンク部挿入孔24を挟んでその直径方向の両側)に形成されている。前記交差方向は、前記ドリルビット10の中心軸に対して直交する方向である。図2に示すように、前記各回り止め用孔28の一方の端は前記後側部分21bの外周面上で開口する圧入口28aを構成し、他方の端は前記シャンク部挿入孔24を挟んで前記圧入口28aと反対の側の位置で底部28bを構成している。
前記抜け止め部30は、前記ドリルビット保持部21の前側部分21aに設けられ、図1及び図3に示す係止状態すなわち前記シャンク部挿入孔24に挿入された前記シャンク部14の前記抜け止め用被係止部16を係止することにより前記シャンク部挿入孔24からの前記シャンク部14の離脱を阻止する状態と、前記抜け止め用被係止部16を解放して前記シャンク部挿入孔24からの前記シャンク部14の離脱を許容する解放状態とに切換可能である。具体的に、この実施の形態に係る抜け止め部30は、複数の抜け止め部材32と、スリーブ34と、圧縮コイルばね36と、を含む。
前記複数の抜け止め部材32は、それぞれ剛球からなり、前記複数の抜け止め用孔26内にそれぞれ装填される。各抜け止め用部材32は、前記抜け止め用孔26の深さ寸法すなわちシャンク径方向の寸法よりも僅かに大きい直径であって、当該抜け止め用部材32の外側端と前記ドリルビット保持部21の外周面とが径方向に合致する位置において当該抜け止め用部材32の内側端が前記シャンク部14の抜け止め用被係止部16に嵌まり込んで当該シャンク部14の軸方向への離脱を阻止するような直径を有する。
前記スリーブ34は、前記ドリルビット保持部21の前側部分21aを径方向の外側から覆う筒状をなす。このスリーブ34の内周面は、ばね収容部34aと、抜け止め保持部34bと、抜け止め解除部34cと、を含み、これらは軸方向の前側から順に並んでいる。前記ばね収容部34aは、前記前側部分21aの外径よりも大きな径を有し、当該ばね収容部34aと前記前側部分21aの外周面との間に前記圧縮コイルばね36の収容が可能な空間を形成する。前記抜け止め保持部34bは、前記前側部分21aの外径と略等しい径を有し、図1及び図2に示すように前記スリーブ34の後端が前記段部21cに当接する位置(係止位置)に当該スリーブ34がある状態で前記抜け止め部材32を径方向内側に押し込んで前記抜け止め用被係止部16に嵌合させる形状を有する。前記抜け止め解除部34cは、前記抜け止め保持部34bよりも大きな径を有し、前記スリーブ34が前記係止位置よりも前側の解除位置まで前進した状態で前記抜け止め部材32が前記抜け止め用被係止部16から径方向外側に退避することを可能にし、これにより前記シャンク部挿入孔24からの前記シャンク部14の離脱を可能にする形状を有する。
前記圧縮コイルばね36は、前記スリーブ34を前記係止位置側に付勢するように前記ばね収容部34aの内側の隙間内に収容されている。具体的には、前記前側部分21aの前端にその外周面から外向きに突出するように止めリング38が固定され、この止めリング38と前記スリーブ34における前記ばね収容部34aの後端を画定する段部34dとの間に挟まれるように圧縮状態で装填されている。当該圧縮コイルばね36は、その弾発力によって前記スリーブ34を前記係止位置に保持する一方、当該圧縮コイルばね36の圧縮弾性変形によって前記スリーブ34が前記係止位置からその前方の前記係止解除位置に移動することを許容する。
前記回り止め部40は、前記ドリルビット保持部21の後側部分21bに設けられ、前記シャンク部挿入孔24に挿入された前記シャンク部14の前記回り止め用被係止部18を係止することにより前記ドリルビット保持部21に対する前記シャンク部14の相対回転を阻止する。
具体的に、この実施の形態に係る回り止め部40は、一対の回り止め部材42を有する。この実施の形態に係る回り止め部材42は、円筒状外周面をもつ略円柱状をなし、前記ドリルビット保持部21の後側部分21bに設けられた前記各回り止め用孔28の内径よりも僅かに大きい外径を有する。各回り止め部材42は、図2に示される各回り止め用孔28の圧入口28aを通じて当該回り止め用孔28の底部28bに至るまで当該回り止め用孔28に圧入されることにより、前記後側部分21bの内部に固定される。
前記各回り止め部材42は、前記シャンク部挿入孔24内に挿入される前記シャンク部14の回り止め用被係止部18において互いに対をなす被係止用平面19に対して前記円筒状外周面が径方向外側から接触するように、前記交差方向すなわち前記被係止用平面19と平行でかつ前記ドリルビット10の中心軸に対して直交する方向(図1及び図2の奥行き方向;図3の左右方向)に延びる。当該回り止め部材42は、前記一対の被係止用平面19に対して前記交差方向に沿う姿勢で当該被係止用平面19と接触することにより、前記ドリルビット保持部21に対する前記ドリルビット10の相対回転を規制する。
次に、このドリルビット用アダプタDAの使用要領について説明する。
1)ドリルビット保持部21へのドリルビット10の装着
前記ドリルビット10は、ドリルビット用アダプタDAを介して回転駆動装置RDの回転出力軸に連結されて回転駆動されることが可能であるが、その装着にあたり、まず当該ドリルビット用アダプタDAのドリルビット保持部21への前記ドリルビット10の装着が行われる。この装着は、i)作業者がスリーブ34を把持しながらこれを軸方向に操作することにより当該スリーブ34を圧縮コイルばね36の弾発力に抗して図1及び図2に示す係止位置からその前方の解除位置(スリーブ34の抜け止め解除部34cが抜け止め部材32の径方向外側への退避を受け入れる位置)まで前進させることと、ii)この状態で前記ドリルビット保持部21のシャンク部挿入孔24内に前記ドリルビット10のシャンク部14を挿入することと、iii)その挿入の完了後に作業者が前記スリーブ34を放して圧縮コイルばね36の弾発力により当該スリーブ34を前記係止位置(図2に示すように前記スリーブ34の抜け止め保持部34bが前記抜け止め部材32を径方向内側に押し込んで前記シャンク部14の抜け止め用被係止部16に嵌め込む位置)に戻すことと、により行われる。当該装着状態において、各回り止め部材42は回り止め用被係止部18の各被係止用平面19に接触することにより、ドリルビット保持部21に対するドリルビット10の相対回転を規制する。
2)回転駆動装置RDへのドリルビット用アダプタDAの装着
前記ドリルビット用アダプタDAのアダプタ本体20における被駆動部22が回転駆動装置RDに装着されてその回転出力軸に連結される。これにより、当該回転出力軸と一体に前記ドリルビット用アダプタDAさらにはこれに保持されるドリルビット10が高速で回転駆動されることが可能であり、当該ドリルビット10によって加工物(例えば壁)に穿孔を行うことが可能である。
ここで、前記ドリルビット保持部21においては、ドリルビット10の直径方向について互いに反対の側を向く一対の被係止用平面19のそれぞれに回り止め部材42が接触し、かつ、各回り止め部材42はこれに対応する被係止用平面19を前記ドリルビットの中心軸に対して直交する交差方向に横切りながら当該被係止用平面19に沿うように接触するので、前記ドリルビット10が前記加工物から大きな反力(トルク)を受ける場合にもこれに十分対抗し得る力で前記ドリルビット保持部21に対する前記ドリルビット10の相対回転を規制することができる。しかも、前記ドリルビット10に作用するトルクは、従来のアダプタのように被係止用平面と剛球との点接触部分に集中することがなく、一対の被係止用平面19のそれぞれに分散され、さらに、各被係止用平面19に対して前記交差方向に沿うように接触する前記各回り止め部材42の当該交差方向に分散されるため、当該被係止用平面19に対する当該回り止め部材42の食い込み度合いが少ない。
3)ドリルビット保持部21からのドリルビット10の脱着
ドリルビット用アダプタDAに保持されるドリルビット10を交換する場合等には、当該ドリルビット用アダプタDAからの当該ドリルビット10の脱着が行われる。この脱着は、前記ドリルビット用アダプタDAのスリーブ34を再び操作して前記係止位置から前記解放位置まで移動させ、この状態でシャンク部挿入孔24からシャンク部14を抜き取ることにより、行われるが、前記のように加工時にドリルビット10に大きなトルクが作用する場合でも各被係止用平面19に対する各回り止め部材42の食い込みが抑止されるので、作業者は比較的低い力で容易にシャンク部挿入孔24からシャンク部14を抜き取ることが可能である。
本考案は、以上説明した実施の形態に限定されない。本考案は、例えば次の実施の形態を含むことも可能である。
a)回り止め部材が延びる交差方向(前記実施の形態では抜け止め部材42が圧入される方向)は、ドリルビットの中心軸に対して直交する方向に限らず、当該中心軸に対して傾斜した方向であってもよい。しかし、当該交差方向が当該ドリルビットの中心軸に対して直交する方向であることは、抜け止め部材の当該交差方向の寸法を最小限に抑えながら大きな回り止め用の保持力を得ることを可能にする。
b)回り止め部材の外周面は円筒状のものに限られない。例えば、当該回り止め部材は角柱状であってその側面が被係止用平面と面接触し、あるいは稜線部分が被係止用平面と線接触するものであってもよい。ただし、前記回り止め部材42のように円筒状外周面を有するものは、当該円筒状外周面の周方向のどの位置においても当該円筒状外周面とその中心軸との距離が一定であるため、当該中心軸と前記被係止用平面との距離を管理するだけで確実に当該被係止用平面と前記円筒状外周面との良好な接触を実現することができる利点がある。
c)本考案において抜け止め部の具体的な構造は問わない。当該抜け止め部は、例えば、シャンク部に形成された係合部と係合するようにドリルビット保持部に対して着脱可能に装着される抜け止めピンを含むものであってもよい。
DA ドリルビット用アダプタ
RD 回転駆動装置
10 ドリルビット
11 ドリル部
12 本体軸
14 シャンク部
16 抜け止め用被係止部
18 回り止め用被係止部
19 被係止用平面
20 アダプタ本体
21 ドリルビット保持部
22 被駆動部
24 シャンク部挿入孔
30 抜け止め部
40 回り止め部
42 回り止め部材

Claims (4)

  1. 先端側にドリル部を有しかつ後端側にシャンク部を有するドリルビットであって当該シャンク部に抜け止め用被係止部と回り止め用被係止部とが設けられかつ回り止め用被係止部はその直径方向について互いに反対の側を向く一対の被係止用平面を含むドリルビットを保持しながら回転駆動装置に装着されることにより当該回転駆動装置による前記ドリルビットの回転駆動を可能にするドリルビット用アダプタであって、
    前記シャンク部を保持するドリルビット保持部と前記回転駆動装置に装着されて回転駆動される被駆動部とを一体に有するアダプタ本体であって、前記ドリルビット保持部は前記ドリルビットの前記シャンク部がその中心軸に沿って挿入されることを許容するシャンク部挿入孔を画定するものと、
    前記ドリルビット保持部に設けられ、前記シャンク部挿入孔に挿入された前記シャンク部の前記抜け止め用被係止部を係止することにより前記シャンク部挿入孔からの前記シャンク部の離脱を阻止する係止状態と前記抜け止め用被係止部を解放して前記シャンク部挿入孔からの前記シャンク部の離脱を許容する解放状態とに切換可能な抜け止め部と、
    前記ドリルビット保持部に設けられ、前記シャンク部挿入孔に挿入された前記シャンク部の前記ドリルビット保持部に対する相対回転を阻止するように前記回り止め用被係止部を係止する回り止め部と、を備え、
    前記回り止め部は、前記一対の被係止用平面に対して前記交差方向に沿う姿勢で径方向外側から接触するように前記ドリルビット保持部内に前記被係止用平面と平行でかつ前記ドリルビットの中心軸に対して交差する交差方向に延びる一対の回り止め部材を含み、当該一対の回り止め部材は前記被係止用平面との接触により前記ドリルビット保持部に対する前記ドリルビットの相対回転を規制する、ドリルビット用アダプタ。
  2. 請求項1記載のドリルビット用アダプタであって、前記各回り止め部材は、前記ドリルビット保持部に対して前記交差方向に沿う方向に圧入されて当該ドリルビット保持部に固定されている、ドリルビット用アダプタ。
  3. 請求項1または2記載のドリルビット用アダプタであって、前記交差方向は、例えば前記ドリルビットの中心軸に対して直交する方向である、ドリルビット用アダプタ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のドリルビット用アダプタであって、前記一対の回り止め部材のそれぞれは前記交差方向に延びる方向の中心軸をもつ円筒状の外周面を有し、当該外周面が前記被係止用平面に接触する、ドリルビット用アダプタ。
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