JP3201750U - 排水処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】流し台の下に設置されるとともに処理剤を用いて排水を処理するための排水処理装置において、比較的簡易な構成で排水を処理する際の作業性を向上させることが可能な排水処理装置を提供する。【解決手段】流し台2の下に設置される排水処理装置1は、上面が開口するとともに流し台2から排出される排水が溜まる箱状の排水貯留槽7と、排水貯留槽7の中に溜まった排水の中の油分を除去するために排水貯留槽7の中に配置される袋状の濾過袋9と、排水貯留槽7の中に溜まった排水を攪拌する攪拌機構10と、排水貯留槽7の下面に取り付けられる車輪11とを備えており、排水貯留槽7の下面側には、排水口7aが形成されている。【選択図】図1
Description
本考案は、飲食店の厨房等に設置された流し台から排出される排水を処理するための排水処理装置に関する。
飲食店の厨房等に設置された流し台から排出される排水には油分が含まれている。従来、流し台から排出される油分を含む排水を処理するための排水処理装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の排水処理装置は、流し台の下に設置されている。この排水処理装置は、濾過部と濾過水分離部と暫時貯留部とから構成される油水分離槽を備えている。この排水処理装置では、流し台から排出される油分を含む排水が、濾過部、濾過水分離部および暫時貯留部をこの順番で通過すると、排水に含まれた油分が除去され、油分が除去された後の排水が排水処理装置から排出される。
本願考案者の検討によると、ラーメンの残り汁等の油分が溶け込んでいる液体を含む排水が流し台から排出される場合、特許文献1に記載の排水処理装置では、排水に含まれている油分を十分に除去することが困難であることが明らかになった。一方、本願考案者の検討によると、ラーメンの残り汁等の油分が溶け込んでいる液体を含む排水が流し台から排出される場合であっても、排水に含まれる油分をスラッジ状に凝固させる処理剤を用いて排水を処理すれば、排水に含まれている油分を十分に除去することが可能であることが明らかになった。そのため、本願考案者は、流し台の下に設置される排水処理装置において、処理剤を用いて排水を処理するための排水処理装置の具体的な構成を検討しているが、このような排水処理装置の具体的な構成は従来知られていない。
そこで、本考案の課題は、流し台の下に設置されるとともに処理剤を用いて排水を処理するための排水処理装置において、比較的簡易な構成で排水を処理する際の作業性を向上させることが可能な排水処理装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本考案の排水処理装置は、流し台の下に設置される排水処理装置において、上面が開口するとともに流し台から排出される排水が溜まる箱状の排水貯留槽と、排水貯留槽の中に溜まった排水の中の油分を除去するために排水貯留槽の中に配置される袋状の濾過袋と、排水貯留槽の中に溜まった排水を攪拌する攪拌機構と、排水貯留槽の下面に取り付けられる車輪とを備え、排水貯留槽の下面側には、排水口が形成されていることを特徴とする。
本考案の排水処理装置では、流し台から排出される排水が排水貯留槽に溜まるため、排水に含まれる油分をスラッジ状に凝固させる処理剤を流し台から排水貯留槽の中へ流し込むことが可能になる。また、本考案の排水処理装置は、排水貯留槽の中に溜まった排水を攪拌する攪拌機構を備えているため、流し台の下に排水貯留槽が配置された状態であっても、排水貯留槽に溜まった排水の中で処理剤を拡散させて排水に含まれる油分を効果的に凝固させることが可能になる。さらに、本考案の排水処理装置は、排水貯留槽の中に溜まった排水中の油分を除去するために排水貯留槽の中に配置される濾過袋を備えており、かつ、排水貯留槽の下面側に排水口が形成されているため、凝固した油分を濾過袋で濾した後の排水を排水口から排出することが可能になる。また、本考案の排水処理装置は、排水貯留槽の下面に取り付けられる車輪を備えているため、排水口から排水を行った後に流し台の下から排水貯留槽を引き出して、凝固した油分が付着する濾過袋を洗浄したり交換したりすることが可能になる。すなわち、本考案では、排水口から排水を行った後の軽い排水貯留槽を流し台の下から引き出して、凝固した油分が付着する濾過袋を洗浄したり交換したりすることが可能になる。本考案の排水処理装置では、以上のような手順で排水を処理することが可能になる。したがって、本考案では、比較的簡易な構成で排水を処理する際の作業性を向上させることが可能になる。
本考案において、たとえば、排水処理装置は、排水貯留槽の上面を塞ぐ蓋を備え、蓋には、流し台から排出される排水が排水貯留槽に向かって通過する貫通孔が形成され、攪拌機構は、蓋に取り付けられている。また、本考案において、蓋は、蝶番を介して連結される第1蓋部および第2蓋部を備え、攪拌機構は、第1蓋部に取り付けられていることが好ましい。この場合には、たとえば、第2蓋部は、排水貯留槽に固定され、第1蓋部は、排水貯留槽に対して開閉する。このように構成すると、排水貯留槽の上面の一部を第2蓋部が塞いでいる状態であっても、第1蓋部を開ければ、排水貯留槽の中の濾過袋を取り出すことが可能になる。また、第1蓋部を開ければ、排水貯留槽の中の濾過袋を取り出すことが可能になるため、第1蓋部から攪拌機構を取り外す必要がなくなる。したがって、排水を処理する際の作業性をより向上させることが可能になる。
以上のように、本考案では、流し台の下に設置されるとともに処理剤を用いて排水を処理するための排水処理装置において、比較的簡易な構成で排水を処理する際の作業性を向上させることが可能になる。
以下、図面を参照しながら、本考案の実施の形態を説明する。
(排水処理装置の構成)
図1は、本考案の実施の形態にかかる排水処理装置1の構成を説明するための概略断面図である。図2は、図1に示す蓋8および攪拌機構10の平面図である。図3は、図1に示す排水処理装置1において第1蓋部14を開いた状態を示す概略断面図である。
図1は、本考案の実施の形態にかかる排水処理装置1の構成を説明するための概略断面図である。図2は、図1に示す蓋8および攪拌機構10の平面図である。図3は、図1に示す排水処理装置1において第1蓋部14を開いた状態を示す概略断面図である。
本形態の排水処理装置1は、飲食店の厨房等に設置された流し台(シンク)2から排出される排水を処理するための装置である。具体的には、排水処理装置1は、中華料理店やラーメン店等の厨房に設置された流し台2から排出される、多くの油分が溶け込んでいる液体を含む排水を処理するための装置である。流し台2は、複数本の脚3に支持されており、流し台2の下には、空間が形成されている。また、流し台2は、たとえば、隔壁2aによって分けられた2個の水槽2bを有する2槽式の流し台である。各水槽2bの底面部には、水槽2bの中の排水を下側へ排出するための排水管4が取り付けられている。
排水処理装置1は、流し台2の下に設置されている。この排水処理装置1は、上面が開口するとともに流し台2から排出される排水が溜まる箱状の排水貯留槽7と、排水貯留槽7の上面を塞ぐ蓋8と、排水貯留槽7の中に溜まった排水の中の油分を除去するために排水貯留槽7の中に配置される袋状の濾過袋9と、排水貯留槽7の中に溜まった排水を攪拌する攪拌機構10と、排水貯留槽7の下面に取り付けられる車輪11とを備えている。
排水貯留槽7は、直方体の箱状に形成されている。排水貯留槽7の下面側には、排水口7aが形成されている。排水口7aには、排水管13が取り付けられている。車輪11は、たとえば、排水貯留槽7の下面の四隅に取り付けられている。本形態では、排水貯留槽7の下面に車輪11が取り付けられているため、排水貯留槽7を流し台2の下から容易に引き出すことが可能となっている。以下の説明では、直方体をなす排水貯留槽7の、上下方向から見たときの長手方向(図1等のX方向)を左右方向とし、排水貯留槽7の、上下方向から見たときの短手方向(図1等のY方向)を前後方向とする。
濾過袋9は、たとえば、ミルオイルフィルターによって形成されている。あるいは、濾過袋9は、不織布によって形成されている。この濾過袋9は、広げられた状態で排水貯留槽7の中に配置されている。濾過袋9を広げたときの形状は、上面が開口する直方体の箱状となっており、濾過袋9は、排水貯留槽7の底面および側面に沿って排水貯留槽7の中に配置されている。排水貯留槽7の中には、濾過袋9の上端側部分を引っ掛けるための引掛け部(図示省略)が形成されている。
蓋8は、左右方向を長手方向とする長方形状に形成されている。この蓋8は、前後方向に分割される第1蓋部14と第2蓋部15とから構成されている。第1蓋部14および第2蓋部15は、左右方向を長手方向とする長方形状に形成されている。第1蓋部14と第2蓋部15とは、蝶番16によって連結されている。すなわち、第1蓋部14と第2蓋部15とは、蝶番16を介して連結されている。第1蓋部14の前後方向の幅は、第2蓋部15の前後方向の幅よりも広くなっている。本形態では、たとえば、図示を省略するネジ等によって第2蓋部15が排水貯留槽7の上端側部分に固定されており、第1蓋部14が排水貯留槽7に対して開閉する。
蓋8には、流し台2から排出される排水が排水貯留槽7に向かって通過する貫通孔8aが形成されている。本形態では、2個の水槽2bのそれぞれから排出される排水が通過する2個の貫通孔8aが蓋8に形成されている。流し台2の下に排水処理装置1が設置されているときには、2個の貫通孔8aのそれぞれは、2個の排水管4のそれぞれの直下に配置されている。なお、流し台2が使用されていないときには、排水貯留槽7の中へ虫等が入らないように、図示を省略する蓋によって貫通孔8aが上側から覆われていることが好ましい。
攪拌機構10は、回転軸18と、回転軸18の先端側に固定される羽根19と、回転軸18を回転させるモータ等を有する本体部20とを備えている。この攪拌機構10は、蓋8に取り付けられている。具体的には、攪拌機構10は、第1蓋部14に固定されている。より具体的には、本体部20が第1蓋部14に固定されている。第1蓋部14が閉じているとき(すなわち、排水貯留槽7の上面の一部を塞いでいるとき)には、図1に示すように、回転軸18および羽根19は、排水貯留槽7の中に配置されている。一方、閉じている第1蓋部14を、蝶番16を中心に回動させて開くと、図3に示すように、回転軸18および羽根19は、排水貯留槽7の外部に配置される。なお、本形態の排水処理装置1は、2個の攪拌機構10を備えているが、排水処理装置1が備える攪拌機構10の数は、排水貯留槽7の大きさ等に応じて、1個であっても良いし、3個以上であっても良い。
(排水処理装置での排水の処理手順)
排水処理装置1では、所定量の排水が排水貯留槽7の中に溜まると、排水に含まれる油分をスラッジ状に凝固(凝集)させる処理剤(凝集剤)を流し台2から排水貯留槽7の中へ流し込む。排水貯留槽7の中に処理剤を流し込む前から排水貯留槽7の中に処理剤を流し込んだ後、所定時間が経過するまでの間は、攪拌機構10を駆動して、排水貯留槽7の中の排水を攪拌する。処理剤が含まれた排水が攪拌されると、排水に含まれる油分がスラッジ状に凝固する。なお、排水貯留槽7の中に処理剤を流し込んだ後に攪拌機構10を起動しても良い。
排水処理装置1では、所定量の排水が排水貯留槽7の中に溜まると、排水に含まれる油分をスラッジ状に凝固(凝集)させる処理剤(凝集剤)を流し台2から排水貯留槽7の中へ流し込む。排水貯留槽7の中に処理剤を流し込む前から排水貯留槽7の中に処理剤を流し込んだ後、所定時間が経過するまでの間は、攪拌機構10を駆動して、排水貯留槽7の中の排水を攪拌する。処理剤が含まれた排水が攪拌されると、排水に含まれる油分がスラッジ状に凝固する。なお、排水貯留槽7の中に処理剤を流し込んだ後に攪拌機構10を起動しても良い。
その後、排水口7aから排水貯留槽7の中の排水を排出する。排水貯留槽7の中には、濾過袋9が配置されているため、排水口7aからは、凝固した油分が濾された後の排水が排出される。その後、流し台2の下から排水貯留槽7を引き出して、第1蓋部14を開く。その後、凝固した油分が付着している濾過袋9を排水貯留槽7の中から取り出して洗浄し、洗浄後の濾過袋9を再び排水貯留槽7の中に設置する。あるいは、凝固した油分が付着している濾過袋9を排水貯留槽7の中から取り出して新しい濾過袋9を排水貯留槽7の中に設置する。その後、第1蓋部14を閉じてから流し台2の下に排水貯留槽7を押し込むと、排水処理装置1での排水の処理が完了する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、排水口7aから排水が行われた後の軽くなった排水貯留槽7を流し台2の下から引き出して、濾過袋9を洗浄したり交換したりしている。そのため、本形態では、排水で満たされた状態の排水貯留槽7を流し台2の下から引き出す場合と比較して、流し台2の下から排水貯留槽7を容易に引き出すことが可能になり、その結果、排水を処理する際の作業性を向上させることが可能になる。
以上説明したように、本形態では、排水口7aから排水が行われた後の軽くなった排水貯留槽7を流し台2の下から引き出して、濾過袋9を洗浄したり交換したりしている。そのため、本形態では、排水で満たされた状態の排水貯留槽7を流し台2の下から引き出す場合と比較して、流し台2の下から排水貯留槽7を容易に引き出すことが可能になり、その結果、排水を処理する際の作業性を向上させることが可能になる。
また、本形態では、攪拌機構10が第1蓋部14に固定されており、閉じている第1蓋部14を開くと、回転軸18および羽根19が排水貯留槽7の外部に配置される。そのため、本形態では、排水貯留槽7の上面の一部を第2蓋部15が塞いでいる状態であっても、第1蓋部14を開ければ、排水貯留槽7の中の濾過袋9を取り出すことが可能になる。また、本形態では、第1蓋部14を開ければ、排水貯留槽7の中の濾過袋9を取り出すことが可能になるため、攪拌機構10を第1蓋部14から取り外す必要がない。したがって、本形態では、排水を処理する際の作業性をより向上させることが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態では、蓋8は、前後方向に分割される2枚の第1蓋部14と第2蓋部15とから構成されているが、蓋8は、1枚の板状部材によって構成されても良い。また、上述した形態では、攪拌機構10は、第1蓋部14に取り付けられているが、攪拌機構10は、第2蓋部15に取り付けられても良い。また、攪拌機構10は、排水貯留槽7に取り付けられても良い。この場合には、排水処理装置1は、蓋8を備えていなくても良い。また、上述した形態では、流し台2は、2個の水槽2bを備えているが、流し台2が備える水槽2bの数は、1個であっても良いし、3個以上であっても良い。この場合には、水槽2bの数に応じた数の貫通孔8aが蓋8に形成される。
上述した形態では、蓋8は、前後方向に分割される2枚の第1蓋部14と第2蓋部15とから構成されているが、蓋8は、1枚の板状部材によって構成されても良い。また、上述した形態では、攪拌機構10は、第1蓋部14に取り付けられているが、攪拌機構10は、第2蓋部15に取り付けられても良い。また、攪拌機構10は、排水貯留槽7に取り付けられても良い。この場合には、排水処理装置1は、蓋8を備えていなくても良い。また、上述した形態では、流し台2は、2個の水槽2bを備えているが、流し台2が備える水槽2bの数は、1個であっても良いし、3個以上であっても良い。この場合には、水槽2bの数に応じた数の貫通孔8aが蓋8に形成される。
1 排水処理装置
2 流し台
7 排水貯留槽
7a 排水口
8 蓋
8a 貫通孔
9 濾過袋
10 攪拌機構
11 車輪
14 第1蓋部
15 第2蓋部
16 蝶番
2 流し台
7 排水貯留槽
7a 排水口
8 蓋
8a 貫通孔
9 濾過袋
10 攪拌機構
11 車輪
14 第1蓋部
15 第2蓋部
16 蝶番
Claims (4)
- 流し台の下に設置される排水処理装置において、
上面が開口するとともに前記流し台から排出される排水が溜まる箱状の排水貯留槽と、前記排水貯留槽の中に溜まった前記排水の中の油分を除去するために前記排水貯留槽の中に配置される袋状の濾過袋と、前記排水貯留槽の中に溜まった前記排水を攪拌する攪拌機構と、前記排水貯留槽の下面に取り付けられる車輪とを備え、
前記排水貯留槽の下面側には、排水口が形成されていることを特徴とする排水処理装置。 - 前記排水貯留槽の上面を塞ぐ蓋を備え、
前記蓋には、前記流し台から排出される前記排水が前記排水貯留槽に向かって通過する貫通孔が形成され、
前記攪拌機構は、前記蓋に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の排水処理装置。 - 前記蓋は、蝶番を介して連結される第1蓋部および第2蓋部を備え、
前記攪拌機構は、前記第1蓋部に取り付けられていることを特徴とする請求項2記載の排水処理装置。 - 前記第2蓋部は、前記排水貯留槽に固定され、
前記第1蓋部は、前記排水貯留槽に対して開閉することを特徴とする請求項3記載の排水処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2015005196U JP3201750U (ja) | 2015-10-14 | 2015-10-14 | 排水処理装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109650470A (zh) * | 2019-01-21 | 2019-04-19 | 河南工学院 | 化工生产用节能环保型污水处理设备 |
| CN111616522A (zh) * | 2020-04-28 | 2020-09-04 | 张毅 | 一种新型厨房组合柜 |
| CN116477727A (zh) * | 2023-03-24 | 2023-07-25 | 山东蓝湾新材料有限公司 | 一种木质素基聚合物絮凝剂的生产废水处理装置 |
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