JP3201832U - 高周波増幅器 - Google Patents

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孝兵 新改
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Abstract

【課題】利得調整範囲の広い高周波増幅器を提供する。【解決手段】高周波増幅器は、UHF周波数帯の高周波信号を受ける入力端子110と、入力端子で受けた高周波信号を増幅する増幅部140と、切換部130と、調整部150と、出力端子170とを備える。増幅部は異なる3つの増幅率を有し、切換部によって当該3つの増幅率を切換えることが可能である。調整部は、増幅部によって増幅された信号の増幅率をさらに微調整することができる。出力端子は、調整部によって調整された信号を外部機器へと出力する。【選択図】図1

Description

本考案は、高周波信号を増幅するための高周波増幅器に関する。
レベルの異なる複数の入力信号に対して対応可能な高周波増幅器(以下、「ブースター」とも称する。)が知られている。たとえば、特開2013−58862号公報(特許文献1)には、光運用モード(たとえば70〜77MHz)と、CATVモード(たとえば下り信号70〜770MHz、上り信号10〜60MHz)と、UHFモード(たとえば470〜710MHzまたは470〜770MHz)とを切換スイッチで切換えて使用することが可能な高周波増幅器が開示されている。
特開2013−58862号公報
上記のようなブースターにおいては、従来は、入力信号の入力レベルに応じて、ある利得範囲で利得を調整できる低利得用ブースター(たとえば、利得が33dBタイプ)、および、上記の利得範囲よりも高い利得範囲で利得を調整できる高利得用ブースター(たとえば、利得が43dBタイプ)が個別にラインアップされていた。
このような場合において、ブースター設置時に、低利得用ブースターを使用しても末端のテレビ端子において十分な受信レベルが得られない場合、高利得用ブースターに交換しなければならなかった。また、もともと低利得用ブースターを使用していた場合に、入力信号のレベルが低下したり、使用する機器の増加により信号の分配数が増えることになって信号の減衰量が増加し、より高い増幅率が必要となると、高利得用ブースターを別途購入して取り換えることが必要であった。そのため、高利得用ブースターの購入費用、および取換えのための手間,費用が必要であった。
本考案は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、利得調整範囲の広い高周波増幅器を提供することである。
本実施の形態による高周波増幅器は、第1の入力端子と、第1の増幅部と、第1の切換部と、第1の調整部と、出力端子とを備える。第1の入力端子は、第1の周波数帯の高周波信号を受ける。第1の増幅部は、異なる3つの増幅率を有し、第1の入力端子で受けた第1の周波数帯の高周波信号を増幅する。第1の切換部は、第1の増幅部の3つの増幅率を切換えることが可能である。第1の調整部は、第1の増幅部で増幅された信号を連続的に調整することが可能に構成される。出力端子は、第1の調整部で調整された信号を出力する。
好ましくは、第1の増幅部は、異なる減衰率を有する第1〜第3の減衰器と、上記の減衰器で減衰された信号を増幅する増幅器とを含む。
好ましくは、高周波増幅器は、第2の入力端子と、第2の増幅部と、第2の切換部と、第2の調整部とをさらに備える。第2の入力端子は、第2の周波数帯の高周波信号を受ける。第2の増幅部は、異なる2つの増幅率を有し、第2の入力端子で受けた第2の周波数帯の高周波信号を増幅する。第2の切換部は、第2の増幅部の2つの増幅率を切換えることが可能である。第2の調整部は、第2の増幅部で増幅された信号を調整し、調整された信号を出力端子を介して出力する。
好ましくは、第1の周波数帯はUHF帯域であり、第2の周波数帯は衛星放送中間周波数帯域である。
本考案によれば、入力端子に入力された高周波信号(たとえばUHF帯信号)を、異なる3つの増幅率を切換えて増幅することができ、さらにはこの増幅された信号をさらに調整部によって利得を微調整可能な構成が実現される。これによって、高周波増幅器においてより広い利得調整範囲を実現することが可能となる。
実施の形態1に従うブースターの要部構成を示す機能ブロック図である。 図1の増幅部の第1の例を示す図である。 図1の増幅部の第2の例を示す図である。 実施の形態2に従うブースターの要部構成を示す機能ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
図1は、本考案の実施の形態1に従う高周波増幅器(ブースター)100の要部構成を示す機能ブロック図である。図1に示されるブースター100は、たとえば、UHF用アンテナ(図示せず)で受信されたUHF帯のテレビジョン信号のような高周波信号を増幅して、テレビジョン受信機(図示せず)に供給するために使用される。
図1を参照して、ブースター100は、入力端子110と、バンドパスフィルタ120と、切換部130と、増幅部140と、調整部150と、ハイパスフィルタ160と、出力端子170と、ローパスフィルタ180とを備える。
入力端子110は、アンテナ(図示せず)で受信した高周波信号を入力するための端子である。
バンドパスフィルタ120は、入力端子110に供給された高周波信号に対応した通過帯域を有するフィルタである。当該ブースター100がUHF帯のテレビジョン信号用に用いられる場合には、バンドパスフィルタ120は、たとえば470〜710MHzの周波数帯の信号を通過させることができる通過帯域を有する。
増幅部140は、異なる3つの増幅率(利得)を有しており、切換部130によって、これらの3つの増幅率のうちの1つを選択することができるように構成されている。切換部130は、たとえば、スライドスイッチであり、ユーザが手動で操作することによって、上記の3つの増幅率から、ユーザが所望する増幅率を選択することができる。なお、増幅部140の詳細については後述する。なお、図1には記載されていないが、たとえば、出力端子170から出力される信号のレベルに応じて、自動的に切換部130を切換える構成とすることも可能である。
調整部150は、増幅部140で増幅された信号の利得をさらに微調整する機能を有する。調整部150は、たとえば回転式の可変抵抗器であり、増幅部140からの信号を0〜−10dBの範囲で連続的に調整することができる。
この増幅部140と調整部150によって、たとえば電波の受信状態やアンテナからのケーブルによって減衰した受信信号のレベルを所定の範囲に調整(増幅)してテレビジョン受信機に伝送することができる。
ハイパスフィルタ160は、バンドパスフィルタ120の下限周波数以上の通過帯域を有しており、調整部150によって調整された信号のうち、当該通過帯域の信号のみを通過させて出力端子170へと出力する。出力端子170は、たとえば同軸ケーブル、分波器等(いずれも図示せず)を介してテレビジョン受信機(図示せず)のアンテナ入力端子に接続され、増幅されたUHFテレビジョン信号がテレビジョン受信機へ伝達される。
ローパスフィルタ180は、たとえばDC15Vの電源電圧のような低周波信号を通過させる通過帯域(たとえば10MHz以下)を有している。ローパスフィルタ180は、出力端子170の電源側端子に接続され、出力端子170に外部から供給される直流電源電圧を増幅部140へ供給する。増幅部140は、ローパスフィルタ180から供給される電源電圧を用いて増幅動作を行なう。なお、ローパスフィルタ180は、チョークコイルであってもよい。
ここで、従来のブースターにおいては、2段階で増幅率を切換えることができるものが知られていた。このようなブースターにおいては、2つの増幅率の切換えによっても、ある程度使用可能な増幅率の範囲に限界があり、たとえば、23〜33dBの範囲で利得を調整できる低利得用ブースター、および、31〜41dBの範囲で利得を調整できる高利得用ブースターがそれぞれ個別のブースターとしてラインアップされていた。
そして、当初23〜33dBの範囲で利得を調整可能なブースターが用いられていた場合において、信号の分配数が増加したり、ブースターまでのケーブルが長くなったりして信号の減衰量が増加したときには、さらに増幅率をアップさせることが必要になる。この場合、従来であると、増幅率がより高い31〜41dBの範囲で利得を調整可能な新たなブースターを準備することが必要となるため、ブースターの購入費用およびブースター交換のための手間/費用が必要となる。
上記のような実施の形態1においては、図1の切換部130によって増幅率を3段階に切換えることが可能であるため、たとえば、28〜43dBのより広い利得範囲で利得を調整可能とすることが可能となる。なお、実施の形態1においては、さらに調整部150によって、0〜−10dBの範囲で調整できるため、実質的には18〜43dBの範囲で利得を調整することが可能となる。
図2および図3は、図1における増幅部140の詳細な構成例を示したものである。図2を参照して、増幅部140は、異なる減衰率を有する3つの減衰器141〜143(ATT1〜ATT3)と、増幅器145とを含む。減衰器141〜143は、たとえば異なる値の抵抗である。なお、減衰器は減衰率が0dBの場合を含むものとする。たとえば、減衰器141〜143の減衰率は、それぞれ0dB/−10dB/−15dBとなるように設定される。各減衰器141〜143の一方端は、増幅器145の入力端子に接続される。各減衰器141〜143の他方端は、切換部130の切換用端子T1,T2,T3にそれぞれ接続される。
増幅器145は所定の増幅率を有している。減衰器141〜143と増幅器145との組み合わせにより、異なる3つの増幅率を実現することができる。たとえば、増幅器145の利得が43dBである場合には、減衰器141(0dB)が選択されている場合には増幅部140のトータル利得は43dBとなり、減衰器142(−10dB)が選択されている場合には増幅部140のトータル利得は33dBとなり、減衰器143(−15dB)が選択されている場合には増幅部140のトータル利得は28dBとなる。さらに、調整部150を調整することによって、これらの中間的な利得を得ることが可能となる。
入力信号の入力レベルが低い場合には、減衰器141(0dB)を選択することによって高い増幅率を得ることができ、出力信号の所望の出力レベルを確保することができる。入力レベルが高くなると、減衰器142(−10dB)または減衰器143(−15dB)を選択することによって増幅率を低減し、上記の所望の出力レベルに出力信号を調整することができる。
図3は、異なる構成を有する増幅部140の別の構成例を示している。図3の増幅部140Aは、異なる増幅率を有する3つの増幅器146〜148(AMP1〜AMP3)を含む。たとえば、増幅器146の増幅率は43dBであり、増幅器147の増幅率は33dBであり、増幅器148の増幅率は28dBである。
各増幅器146〜148の入力端子は、切換部130の切換用端子T1,T2,T3にそれぞれ接続される。各増幅器146〜148の出力端子は、調整部150に接続される。
このような図3に示される増幅部140Aの構成においても、図2の増幅部140と同様の機能を実現することができる。
以上のように、UHF帯のテレビジョン信号のような高周波信号のブースターにおいて、異なる3つの増幅率を有する増幅部と、当該増幅部からの信号の利得を連続的に調整可能な調整部を設けることによって、より広い利得範囲を得ることができる。したがって、より広い入力信号レベルに対して所望の出力レベルを得ることが可能となる。
なお、上記の例において、各減衰器の減衰率、各増幅器の増幅率、および調整部での利得調整範囲は一例であり、他の値とすることも可能である。また、上記の例では、入力信号がUHF帯の高周波信号である場合を例として説明したが、他の周波数帯(たとえば、VHF帯や衛星放送中間周波数帯)であってもよい。
[実施の形態2]
実施の形態1においては、1つの周波数帯の高周波信号を増幅するブースターの場合について説明したが、本考案に係るブースターは、異なる周波数帯の高周波信号を増幅して共通の出力端子から出力するものであってもよい。
実施の形態2においては、実施の形態1のUHF帯の信号に加えて、CS(Communication Satellite),BS(Broadcasting Satellite)などの衛星放送中間周波数帯の信号(CS・BS−IF)を増幅するブースターについて説明する。
図4は、実施の形態2に従うブースター200の要部構成を示す機能ブロック図である。図4においては、実施の形態1におけるブースター100の構成におけるハイパスフィルタ160がローパスフィルタ160Aに置き換えられるとともに、さらに、ハイパスフィルタ165と、入力端子210と、ハイパスフィルタ220,260と、切換部230と、増幅部240と、調整部250とを備える。なお、実施の形態2において、実施の形態1のブースター100と重複する参照符号の要素の説明については繰り返さない。
図4を参照して、UHF信号側のブースターにおいて、調整部150で調整された信号は、ローパスフィルタ160Aに入力される。ローパスフィルタ160Aは、UHF帯の上限周波数である710MHzの上限周波数を有しており、調整部150からの信号のうち、710MHz以下の周波数帯の信号のみを通過させてハイパスフィルタ165へ出力する。
入力端子210は、CS・BS−IF信号用のアンテナ(図示せず)で受信した衛星放送中間周波数帯の高周波信号を入力するための端子である。
ハイパスフィルタ220は、入力端子210で受けた高周波信号に対応した通過帯域を有するフィルタである。本実施の形態2では、入力端子210で受ける信号は衛星放送中間周波数帯であるため、ハイパスフィルタ220は、たとえば1032MHz以上の周波数帯の信号を通過させることができる通過帯域を有する。
増幅部240は、異なる2つの増幅率を有しており、切換部230によって、これらの2つの増幅率のうちの1つを選択することができるように構成されている。切換部230は、たとえば、スライドスイッチであり、ユーザが手動で操作することによって、切換用端子T4,T5のいずれかが選択される。それによって、上記の2つの増幅率からユーザが所望する増幅率を選択することができる。
なお、増幅部240の詳細は、増幅部140における減衰器、増幅部140Aにおける増幅器が2つであるような構成とすることができる。また、増幅部240において、UHF信号側の増幅部140と同様に、異なる3つの増幅率を切換えることが可能な構成としてもよい。
調整部250は、増幅部240で増幅された信号の利得をさらに微調整する機能を有する。調整部250は、調整部150と同様の回転式の可変抵抗器であり、増幅部240からの信号を0〜−10dBの範囲で連続的に調整することができる。
ハイパスフィルタ260は、ハイパスフィルタ220と同様にCS・BS−IF信号を通過させることができる通過帯域を有しており、調整部250によって調整された信号のうち、当該通過帯域の信号を通過させてハイパスフィルタ165へと出力する。
ハイパスフィルタ165は、ローパスフィルタ160Aを通過したUHF信号と、ハイパスフィルタ260を通過したCS・BS−IF信号とを受ける。ハイパスフィルタ165は、下限周波数が470MHzであるハイパスフィルタであり、470〜710MHzのUHF信号と、1032〜2610MHzのCS・BS−IF信号とが混合された信号を通過させることが可能である。
ハイパスフィルタ165を通過した信号は、出力端子170から出力され、同軸ケーブル(図示せず)を介してテレビ受信機へと出力される。なお、UHF信号とCS・BS−IF信号との混合信号は、分波器(図示せず)によってUHF信号とCS・BS−IF信号とに分離され、テレビ受信機の各信号用の入力端子に入力される。
ローパスフィルタ180は、実施の形態1と同様に、出力端子170に外部から供給される直流電源電圧を増幅部140,240へ供給する。増幅部140,240は、ローパスフィルタ180から供給される電源電圧を用いて増幅動作を行なう。なお、ローパスフィルタ180は、チョークコイルであってもよい。
以上のように、実施の形態2においては、2つの異なる高周波信号を個別に増幅して、共通の出力端子から出力する構成を実現することができる。そして、この高周波信号の一方あるいは双方において、異なる3つの増幅率に切換可能な増幅部および当該増幅部で増幅された信号をさらに調整する調整部を設けることによって、従来に比べてより広い利得範囲を得ることができるブースターを実現することが可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本考案の範囲は上記した説明ではなくて実用新案登録請求の範囲によって示され、実用新案登録請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100,200 ブースター、110,210 入力端子、120 バンドパスフィルタ、130,230 切換部、140,140A,240 増幅部、141,142,143 減衰器、145,146,147,148 増幅器、150,250 調整部、160 ローパスフィルタ、160A,165,220,260 ハイパスフィルタ、170 出力端子、T1〜T5 切換用端子。

Claims (5)

  1. 第1の周波数帯の高周波信号を受ける第1の入力端子と、
    異なる3つの増幅率を有し、前記第1の入力端子で受けた前記第1の周波数帯の高周波信号を増幅するように構成された第1の増幅部と、
    前記3つの増幅率を切換えるように構成された第1の切換部と、
    前記第1の増幅部で増幅された信号を連続的に調整するように構成された第1の調整部と、
    前記第1の調整部で調整された信号を出力するための出力端子とを備える、高周波増幅器。
  2. 前記第1の増幅部は、
    異なる減衰率を有する第1〜第3の減衰器と、
    前記減衰器で減衰された信号を増幅する増幅器とを含む、請求項1に記載の高周波増幅器。
  3. 前記第1の周波数帯はUHF帯域である、請求項1または2に記載の高周波増幅器。
  4. 第2の周波数帯の高周波信号を受ける第2の入力端子と、
    異なる2つの増幅率を有し、前記第2の入力端子で受けた前記第2の周波数帯の高周波信号を増幅するように構成された第2の増幅部と、
    前記2つの増幅率を切換えるように構成された第2の切換部と、
    前記出力端子に接続され、前記第2の増幅部で増幅された信号を連続的に調整するように構成されたの第2の調整部とをさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の高周波増幅器。
  5. 前記第2の周波数帯は衛星放送中間周波数帯域である、請求項4に記載の高周波増幅器。
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