JP3203236U - ショートフラップ包装箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】段ボール製のショートフラップ包装箱において、運搬時に手に痛みを感じにくくし、端面の開口部の上方に位置する天端フラップが破れにくくする。【解決手段】外フラップ7には、その先端縁から入れられた切目線9の間に、包装状態で端面の開口部19に臨む押込片10が形成され、押込片10の基部には折込線11が、押込片10の先端縁と折込線11の間には折返線12がそれぞれ幅方向に入れられたものとする。そして、押込片10を折込線11に沿った折り曲げに伴い内側へ押し込むと、開口部19に連通する手入凹所20が形成され、押込片10の折込線11と折返線12の間の部分がその基部側の外フラップ7の裏面に重なると共に、押込片10が折返線12に沿って谷折り方向へ折れ曲がり、押込片10の折返線12と先端縁の間の部分が壁板3の端部の裏面に重なるものとする。【選択図】図4
Description
この考案は、短いフラップを重ね合わせて端面が開口した状態で物品を包装する段ボール製の包装箱に関するものである。
下記特許文献1には、図8に示すような包装箱が記載されている。この包装箱は、底面及び天面をなす一対の壁板51,53及び両側面をなす他対の壁板52,52のうち、一方の対向する壁板52,52に内フラップ55が連設され、他方の対向する壁板51,53に外フラップ54,56が連設され、内フラップ55と外フラップ54,56とが端面で貼り合わされて包装状態となるラップラウンド式の段ボール箱である。
この包装箱は、ショートフラップ形式であり、包装状態では、内フラップ55,55と外フラップ54,56の先端縁に囲まれた開口部57が端面に形成され、包装した物品が開口部57から見えるようになっている。
そして、上方となる外フラップ56の先端縁は、開口部57に臨む部分で半円状に抉られて、その抉り部分の中間部が把持縁58とされ、天面の壁板53の両端寄りには、指入穴59が設けられている。把持縁58は、内フラップ55と外フラップ56の接着部60よりも上方に位置している。
上記のような包装箱では、外フラップ56の把持縁58から上端までの距離が短くなることから、運搬に際して、把持縁58に人差し指から小指までを掛け、指入穴59に親指を挿入して持ち上げたとき、内フラップ55と外フラップ56の接着部60を剥がそうとするモーメントが小さくなり、接着部60の剥がれが防止され、包装した物品の飛び出しが防止される。
しかしながら、上記のような包装箱では、運搬時に段ボールの切断縁である外フラップ56の把持縁58を直接持つことになるため、包装した物品が重い場合、手に段ボールの切断縁が食い込むような痛みを感じることがある。
また、把持縁58の付近は段ボール1枚分の厚みしかないため、把持縁58から外フラップ56が上方へ破れる恐れがあり、宅配等で受取人に届いた時、包装が破損した見苦しい状態となって、物品の破損が疑われる恐れもある。
そこで、この考案は、運搬時に手に痛みを感じにくくし、端面の開口部の上方に位置する天端フラップが破れにくくすることを課題とする。
上記課題を解決するため、この考案は、角筒をなす一対の壁板及び他対の壁板のうち、一方の対向する壁板に内フラップが連設され、他方の対向する壁板に外フラップが連設され、内フラップと外フラップとが貼り合わされて包装状態となり、包装状態では、内フラップと外フラップの先端縁に囲まれた開口部が形成される段ボール製のショートフラップ包装箱において、前記外フラップには、その先端縁から入れられた切目線の間に、包装状態で開口部に臨む押込片が形成され、押込片の基部には折込線が、押込片の先端縁と折込線の間には折返線がそれぞれ幅方向に入れられ、前記押込片を折込線に沿った折り曲げに伴い内側へ押し込むと、開口部に連通する手入凹所が形成され、押込片の折込線と折返線の間の部分が外フラップの裏面に重なると共に、押込片が折返線に沿って谷折り方向へ折れ曲がり、押込片の折返線と先端縁の間の部分が壁板の端部の裏面に重なるものとしたのである。
具体的には、前記押込片を有する壁板と外フラップの境界の稜線から押込片の先端までの長さの1/2よりも、当該稜線から押込片の折込線までの長さが小さく、当該稜線から押込片の折込線までの長さよりも、押込片の折込線から折返線までの長さが小さくなるようにしたのである。
この考案に係るショートフラップ包装箱では、運搬に際して、押込片の押し込みに伴い形成される手入凹所が開口部に連通するので、手入凹所に手を入れやすく、容易に把持することができる。そして、折込線における丸味を帯びた折曲部を把持するので、包装した物品が重い場合でも、手に痛みを感じにくくなる。
また、押込片がその基部側の外フラップ及び壁板の裏面に重なって、把持部分で段ボールが二重構造となるので、開口部に臨む外フラップが破れにくくなり、包装の品質を維持したまま、物品を届け先に配送することができる。
以下、この考案の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
このショートフラップ包装箱は、大容量の飲料入りPETボトルを集合包装するものであり、図1に示す段ボールのブランクから形成される。
このブランクでは、段ボールの中しんの段頂が延びる段目方向へ並ぶように、底面となる壁板1の一側に一方の側面となる壁板2及び天面となる壁板3が順次連設され、壁板1の他側に他方の側面となる壁板2及び継代片4が順次連設されている。両側面となる壁板2の両端には内フラップ6が連設され、底面及び天面となる壁板1,3の両端には、外フラップ5,7がそれぞれ連設されている。
各壁板2と内フラップ6の間には面取部8が介在し、壁板1,3は、四隅が面取部8に対応して斜辺となっている。一方の壁板2と継代片4の境界をなす第1罫線21と、他方の壁板2と壁板3の境界をなす第4罫線22とは、壁板2の積上荷重による座屈変形を防止するため、それぞれ中央が壁板2に入り込むように僅かにV字状に屈曲している。
外フラップ7には、先端縁から入れられた2本の切目線9の間に運搬用の押込片10が形成されている。押込片10の基部には、平行な2条の折込線11が幅方向に入れられ、また、押込片10の先端と折込線11の間には、先端寄りに折返線12が幅方向に入れられている。
切目線9は、外フラップ7の裂け止めのため、奥部が内側へ巻き込むように湾曲し、包装時における押込片10の捲れ上がりを防止するため、押込片10の先端側及び中間部に繋部が設けられたものとなっている。
折込線11は、把持時に山折りとなって押込片10を押し込みやすいように、段ボールを裏面から押圧した押罫とされ、折返線12は、把持時に谷折り方向へ折れ曲がりやすいように、押罫の中間部に切目が入れられたものとされている。
押込片10に関する寸法関係を詳述すると、図2に示すように、壁板3と外フラップ7の境界をなす稜線13から押込片10の先端までの長さaの1/2よりも、稜線13からこれに近い折込線11までの長さbが小さくなっており、この長さbよりも、他方の折込線11から折返線12までの長さcが段ボールの厚さ程度小さくなっている。
また、図1に示すように、内フラップ6には、包装状態で押込片10の裏側に重なる部分に、押込片10の端部に対応した形状の切欠部14が形成されている。
また、壁板3には、壁板2との境界寄りに弧状の切目線とその間に渡された折目線に囲まれた押込部15が設けられると共に、押込部15の両端から外フラップ7へ向けて斜めに延び、稜線13に沿って端部へ向かう切目線16が入れられている。切目線16の斜め部分は、Y字状の切目が断続して破断の逸れ止め機能を有するジッパ型とされ、稜線13に沿う部分は、通常のミシン目とされている。
そのほか、壁板2とその両端の面取部8及び内フラップ6には、開封用の引裂帯17としてカットテープが段ボールの裏面に貼着され、壁板2には、引裂帯17の切始部18がH字状の切目線を入れて形成されている。
上記のようなブランクを組み立ててPETボトルを集合包装するには、図3に示すように、壁板1に集積したPETボトルBを載せて、両側の壁板2を起立させ、継代片4を内側水平方向へ折り曲げ、壁板3をPETボトルBに被せるように折り曲げて、壁板3と継代片4とを貼り合わせる。
そして、面取部8をPETボトルBの外周に沿わせて斜め内側へ折り曲げ、対向する壁板2から内フラップ6を内側へ折り曲げた後、外フラップ5を上方へ折り曲げて、一対の内フラップ6の下部外面に貼り合わせ、外フラップ7を下方へ折り曲げて、一対の内フラップ6の上部外面に貼り合わせる。この包装状態では、一対の内フラップ6と外フラップ5及び外フラップ7の先端縁に囲まれた開口部19が端面に形成される。
このような包装状態のショートフラップ包装箱を運搬する際には、図4及び図5に示すように、押込片10を折込線11に沿って内側へ押し込む。これに伴い、押込片10が抜け出した跡に端面の開口部19に連通する手入凹所20が形成される。
そして、押込片10の折込線11と折返線12の間の部分が折込線11より上方で外フラップ7の裏面に重なり、押込片10が折返線12沿いに谷折り方向へ折れ曲がって、押込片10の折返線12と先端縁の間の部分が壁板3の端部の裏面に重なる。
上記のようなショートフラップ包装箱では、押込片10の押し込みに伴い、押込片10が抜け出した跡に形成される手入凹所20が、内フラップ6と外フラップ5及び外フラップ7の先端縁に囲まれた端面の開口部19に連通するので、運搬に際して、手入凹所20に手を入れやすく、容易に把持することができる。
そして、押込片10が折込線11と折返線12とで折れ曲がり、折込線11における丸味を帯びた折曲部を把持するので、手に段ボールの切断縁が直接当たることがなくなり、包装した物品が重い場合でも、手に痛みを感じにくくなる。
また、押込片10が外フラップ7及び壁板3の裏面に重なって、把持部分で段ボールが二重構造となるので、運搬中に外フラップ7が破れにくくなり、包装の品質を維持したまま、PETボトルBを届け先に配送することができる。
その後、配送されたショートフラップ包装箱を開封する際には、図6に示すように、壁板3の押込部15を押し込んで引き上げ、押込部15から切目線16を切断して、壁板3の継代片4に繋がった部分を開き、天面を開口させることにより、PETボトルBを必要な本数だけ取り出すことができ、残存したPETボトルBを保管しておく場合には、壁板3を閉じておくことができる。
一方、店頭でPETボトルBを陳列して1本ずつ販売する場合においては、図7に示すように、引裂帯17を切始部18から引っ張って、壁板2、面取部8及び内フラップ6を切断し、引裂帯17から上方の部分を除去することにより、残存したトレイ部分からPETボトルBを自由に取り出せるように露出させることができる。
なお、上記実施形態では、ショートフラップ包装箱として、面取部8を有するものを例示したが、面取部8のない直方体状のショートフラップ包装箱においても、把持部分を同様の構成とすることができる。
また、上記実施形態では、端面に開口部が形成されるラップラウンド式のショートフラップ包装箱について例示したが、周方向に連なった壁板から内フラップ及び外フラップが延出され、天面に開口部が形成されるいわゆるA式のショートフラップ包装箱や、底面の壁板の周囲各辺に連なった各側面の壁板から内フラップ及び外フラップが延出され、天面に開口部が形成されるいわゆる奴式のショートフラップ包装箱においても、外フラップに形成される把持部分に上記構成を適用することができる。
1,2,3 壁板
4 継代片
5,7 外フラップ
6 内フラップ
8 面取部
9 切目線
10 押込片
11 折込線
12 折返線
13 稜線
14 切欠部
15 押込部
16 切目線
17 引裂帯
18 切始部
19 開口部
20 手入凹所
21 第1罫線
22 第4罫線
B PETボトル
4 継代片
5,7 外フラップ
6 内フラップ
8 面取部
9 切目線
10 押込片
11 折込線
12 折返線
13 稜線
14 切欠部
15 押込部
16 切目線
17 引裂帯
18 切始部
19 開口部
20 手入凹所
21 第1罫線
22 第4罫線
B PETボトル
Claims (2)
- 角筒をなす一対の壁板(1,3)及び他対の壁板(2,2)のうち、一方の対向する壁板(2,2)に内フラップ(6)が連設され、他方の対向する壁板(1,3)に外フラップ(5,7)が連設され、内フラップ(6)と外フラップ(5,7)とが貼り合わされて包装状態となり、包装状態では、内フラップ(6,6)と外フラップ(5,7)の先端縁に囲まれた開口部(19)が形成される段ボール製のショートフラップ包装箱において、
前記外フラップ(7)には、その先端縁から入れられた切目線(9)の間に、包装状態で開口部(19)に臨む押込片(10)が形成され、押込片(10)の基部には折込線(11)が、押込片(10)の先端縁と折込線(11)の間には折返線(12)がそれぞれ幅方向に入れられ、
前記押込片(10)を折込線(11)に沿った折り曲げに伴い内側へ押し込むと、開口部(19)に連通する手入凹所(20)が形成され、押込片(10)の折込線(11)と折返線(12)の間の部分が外フラップ(7)の裏面に重なると共に、押込片(10)が折返線(12)に沿って谷折り方向へ折れ曲がり、押込片(10)の折返線(12)と先端縁の間の部分が壁板(3)の端部の裏面に重なることを特徴とするショートフラップ包装箱。 - 請求項1に記載のショートフラップ包装箱において、前記押込片(10)を有する壁板(3)と外フラップ(7)の境界の稜線(13)から押込片(10)の先端までの長さ(a)の1/2よりも、当該稜線(13)から押込片(10)の折込線(11)までの長さ(b)が小さく、当該稜線(13)から押込片(10)の折込線(11)までの長さ(b)よりも、押込片(10)の折込線(11)から折返線(12)までの長さ(c)が小さくなっていることを特徴とするショートフラップ包装箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016000056U JP3203236U (ja) | 2016-01-07 | 2016-01-07 | ショートフラップ包装箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016000056U JP3203236U (ja) | 2016-01-07 | 2016-01-07 | ショートフラップ包装箱 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3203236U true JP3203236U (ja) | 2016-03-17 |
Family
ID=55523899
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016000056U Expired - Fee Related JP3203236U (ja) | 2016-01-07 | 2016-01-07 | ショートフラップ包装箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3203236U (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020059533A (ja) * | 2018-10-11 | 2020-04-16 | 王子ホールディングス株式会社 | 包装箱およびブランクシート |
| JP7052909B1 (ja) | 2020-12-16 | 2022-04-12 | 王子ホールディングス株式会社 | 包装箱 |
| JP2024021175A (ja) * | 2022-08-03 | 2024-02-16 | 王子ホールディングス株式会社 | 梱包箱および梱包体 |
-
2016
- 2016-01-07 JP JP2016000056U patent/JP3203236U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
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| JP2020059533A (ja) * | 2018-10-11 | 2020-04-16 | 王子ホールディングス株式会社 | 包装箱およびブランクシート |
| JP7052909B1 (ja) | 2020-12-16 | 2022-04-12 | 王子ホールディングス株式会社 | 包装箱 |
| JP2022095519A (ja) * | 2020-12-16 | 2022-06-28 | 王子ホールディングス株式会社 | 包装箱 |
| JP2024021175A (ja) * | 2022-08-03 | 2024-02-16 | 王子ホールディングス株式会社 | 梱包箱および梱包体 |
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