JP3203522B2 - トランスファープレス - Google Patents

トランスファープレス

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JP3203522B2
JP3203522B2 JP26056891A JP26056891A JP3203522B2 JP 3203522 B2 JP3203522 B2 JP 3203522B2 JP 26056891 A JP26056891 A JP 26056891A JP 26056891 A JP26056891 A JP 26056891A JP 3203522 B2 JP3203522 B2 JP 3203522B2
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郁三 福井
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株式会社能率機械製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、連続した複数の工程
を経て所定の形状の製品をプレス加工する、トランスフ
ァープレスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトランスファープレスにおいて
は、連続した複数の加工工程に対応する数の上型及び下
型からなる金型が、材料の送り方向に沿って、所定の間
隔をおいて配置されている。当業者には周知の手段によ
り送られた最初の材料は、第1の加工位置に位置付けら
れる。次いで対応する第1の金型により、第1のプレス
加工が行われる。次に、この材料は、フィンガーにより
キャッチされて、次工程である第2の加工位置に送られ
て位置付けられる。第1の加工位置には、次の材料が位
置付けられる。第1の金型により第1のプレス加工が、
第2の金型により第2のプレス加工が、それぞれ同時に
行われる。このようにして、材料は、順次複数の加工工
程を経て所定の製品に仕上げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記した
従来のトランスファープレスは、次のような解決すべき
課題を有している。 (1)各加工工程への材料の送りは、フィンガー機構に
より行われる。したがって、当業者には周知のように、
材料の送り機構及びその制御がきわめて複雑なものとな
る。 (2)複数の加工工程に対応する数の上型及び下型から
なる金型が備えられているが、それらは、移動体或いは
固定体に対して個々にボルトにより装着されている。し
たがって、加工すべき製品の形態が相違する場合、ある
いはメンテナンス等において、金型の交換は、それぞれ
個々にボルトを操作して行わなければならない。その結
果、金型の交換作業が煩雑となり、作業者への負担が大
きく、交換に要する時間が著しく長くなる。金型の交換
に要する時間が著しく長くなることにより、特に、多種
少量の製品を加工する場合には長時間を要し、稼働効率
が著しく悪い。 (3)金型自体の構成が複雑であり、その加工が困難で
あるので、金型のコストが高価である。 (4)トランスファープレス全体が複雑化し、高価なも
のとなる。
【0004】したがってこの発明の主な目的は、材料の
送り機構及びその制御が著しく単純化されるとともに、
金型の交換作業をきわめて容易に行うことができ、その
結果、大幅なコストダウンを図り、しかも金型の交換に
要する時間を著しく短縮することができる、改良された
トランスファープレスを提供することである。
【0005】この発明のその他の目的は、この発明に従
って構成されたトランスファープレスの実施例につい
て、添付図面を参照して詳細に説明する後の記載から明
らかになるであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記主目的を達成するた
め、この発明によれば、材料を加工する上型と下型とを
備え、該下型は、該材料の移動方向に沿って配列された
複数個のダイスと、該ダイスの各々の上面に配置された
トランスファープレートに設けられた複数個の貫通孔
と、該ダイスの各々に設けられた加工孔内を、クランク
軸の回転に同期した所定のタイミングで上下動可能に設
けられたノックアウト部材とを含み、該上型は、該クラ
ンク軸により上下動されかつ該加工孔の各々に対応する
上方位置に位置付けられ、該トランスファープレート
は、加工位置と前工程位置との間を、該クランク軸の回
転に同期した所定のタイミングで往復移動可能に構成さ
れ、該トランスファープレートが該加工位置及び該前工
程位置に位置付けられたとき、該貫通孔の各々は、該ダ
イスの各々の、対応する該加工孔と同軸上に位置付けら
れ、該トランスファープレートが該前工程位置に位置付
けられた後、該ノックアウト部材の各々が上昇して、そ
の上面の各々が、該ダイスの各々の該上面と実質的に同
一面上に位置付けられ、次いで、該トランスファープレ
ートが該加工位置に移動することにより、該ノックアウ
ト部材の各々の該上面に位置する材料の各々が該加工位
置に移送されることを特徴とするトランスファープレ
ス、が提供される。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、この発明に
従って改良されたトランスファープレスを、実施例に基
づいて詳細に説明する。
【0008】図1ないし図4を参照して、この発明に従
って改良されたトランスファープレスは、材料2を加工
する上型と下型とを備えている。下型は、材料の送り方
向(図1の左から右方向)に沿って配列された複数個の
ダイス4と、ダイス4の各々の上面5に配置されたトラ
ンスファープレート6に設けられた複数個の貫通孔8
(図5及び図6も参照)と、ダイス4の各々に設けられ
た加工孔10内を、クランク軸11(図7参照)の回転
に同期した所定のタイミングで上下動可能に設けられた
ノックアウト部材12とを含んでいる。
【0009】本体フレーム14には、ダイホルダ16
が、ダイホルダクランプ18を介して固着されている。
ダイホルダ16の下方位置には、ボルスタープレート2
0が固定配置されている。ダイス4の各々は、ダイホル
ダ16の上面に形成された環状支持凹部22内にその一
部が嵌合されることにより、ダイホルダ16の上面から
突出して支持されている。ダイス4の各々の外周面に
は、環状溝24が形成され、環状溝24の各々は、ダイ
ホルダ16の上面から突出した位置に位置付けられてい
る。図4で明らかなように、ダイホルダ16の上面に
は、複数個の支持キー26が、環状溝24の各々に対し
て抜き差し自在にその接線方向に貫通して延びるよう平
行に配置されている。支持キー26の各々の両端部は、
支持キー26の各々に直交して配置されたキーガイド2
8を介してダイホルダ16の上面に着脱自在にボルト3
0(図3参照)により固着されている。キーガイド28
の両端部における、支持キー26と直交する下面には、
支持キー26が嵌合するガイド溝32が形成されてい
る。
【0010】したがって、ボルト30を緩めれば、各支
持キー26は、ガイド溝32に沿って各環状溝24から
抜き出すことができる。これにより各ダイス4は、ダイ
ホルダ16の環状支持凹部22から容易に取り外すこと
ができる。なお、各支持キー26の抜き出し側の端部
は、指でつまめるようキーガイド28の側面から所定の
長さ突出している。各ダイス4をダイホルダ16の各環
状支持凹部22に装着する場合には、各支持キー26
を、各ガイド溝32の一方側から他方側へ差し込めば、
各支持キー26は各環状溝24に嵌合するので、キーガ
イド28をダイホルダ16にボルト30により締め付け
ればよい。以上の単純な操作により各ダイス4は、ダイ
ホルダ16上にしっかりと装着される。図示はしていな
いが、各支持キー26を、各ガイド溝32の一方側から
他方側へ差し込んだときのストップ手段(位置決め手
段)を設けておくことが好ましい。また、各支持キー2
6の一端側をそれに直交する連結部材(図示せず)によ
り固着しておけば、連結部材を利用して一度に全ての支
持キー26を抜き差しできる。なお、図1及び図4の番
号34は、近接センサ36(図1参照)のホルダであっ
て、複数の支持キー26の上方に所定の間隔を置いて配
置されているものである。
【0011】図1、図3及び図4を参照して、ダイス4
の内周部及び外周部は、図1及び図4の左端に位置する
ものを除き、円形に形成されている。左端に位置するダ
イス4の上部は平面から見て矩形をなしている。左端の
ダイス4の加工孔10は、その中央部に装着されたリン
グ部材40により形成されている。このダイス4の矩形
の上面5には、平面から見て同じ矩形の支持部材38が
取り付けられている。支持部材38はチャンネル状に形
成され、矩形の上面5との間に形成される矩形の空間部
には、前記トランスファープレート6が移動自在に位置
付けられる。支持部材38の中央部には、リング状のダ
イス42及び44が重ね合わされて取り付けられてい
る。ダイス42及び44には、加工孔10と同軸の加工
孔13がそれぞれ形成されている。またダイス42と4
4との間には、所定の幅を有する帯状の材料2が移動し
うる溝46(図1参照)が形成されている。
【0012】図1及び図2を参照して、ノックアウト部
材12の各々は、ノックアウト50、ノックアウトスペ
ーサ52及びノックアウトピン54を含んでおり、この
順に上から重なり合うように配置されている。最上部に
位置するノックアウト50は、ダイス4の加工孔10の
下方に形成されたガイド孔内に上下動自在に嵌合され、
その上端部は、ダイス4の加工孔10内を上下動するよ
う位置付けられている。中間部に位置するノックアウト
スペーサ52は、ダイホルダ16に形成されたガイド孔
内に上下動自在に嵌合されている。ノックアウト50及
びノックアウトスペーサ52の外周部は円形である。最
下部に位置するノックアウトピン54は、ボルスタープ
レート20に形成されたガイド孔内に上下動自在に嵌合
されている。これら各ガイド孔は同軸に形成され、した
がってノックアウト50、ノックアウトスペーサ52及
びノックアウトピン54の各々は、同軸上に位置付けら
れる。ノックアウトピン54の下方部分に相当する、ボ
ルスタープレート20の部分には、図2に示すように直
角な切り欠き部56が形成されている。したがってノッ
クアウトピン54の下方部分は、ボルスタープレート2
0のガイド孔から下方に突出している。ノックアウトピ
ン54の各々の下端部には、軸方向に沿って平行に延び
る一対の切欠き58が形成されている。ノックアウトピ
ン54の各々の外周部は、切欠き58の部分を除いて円
形である。
【0013】図9及び図10をも参照して、本体フレー
ム14には、軸60が回転自在に支持されている。軸6
0には、ノックアウト部材12と同数のノックアウトレ
バー62が支持されている。各ノックアウトレバー62
は実質的に同一の構成を有するので、その一つについて
説明する。ノックアウトレバー62は、軸60にキー6
4を介して嵌合され、その取り付け位置が規定されてい
る。ノックアウトレバー62の一端部は、図2及び図1
0に示すように分割されており、この分割部をボルトに
より締め付けることにより、ノックアウトレバー62は
軸60にしっかりと取り付けられる。ノックアウトレバ
ー62の他端部はフォーク状に形成されている。このフ
ォーク部が対応する前記ノックアウトピン54の一対の
切欠き58に係合されている。切欠き58の上端には段
部59が形成される。軸60の端部は、本体フレーム1
4に形成されたカムハウジング65内に突出し、同端部
には、レバー66が、ノックアウトレバー62と同様な
手段により取り付けられている。レバー66の一端部
は、クランク軸11の端部に設けられたカムにより往復
移動するよう関連付けられているが、詳細は後述する。
【0014】図2を参照して、ボルスタープレート20
には、一端がその側部に開口し、他端がノックアウトピ
ン54のガイド孔の各々に開口する孔68が形成されて
いる。各孔68には、ノックアウトブレーキ70、ばね
72及びリテイナー用のねじ74がそれぞれ挿入されて
いる。これによりノックアウトブレーキ70は、ばね7
2によりノックアウトピン54の側部に押圧されてい
る。ノックアウトブレーキ70は、カジリを防ぐため、
この例ではリン青銅が使用されている。ノックアウトレ
バー62のフォーク部が軸60の回転により上方に移動
すると、ノックアウトピン54、ノックアウトスペーサ
52及びノックアウト50が、同時に所定のストローク
だけ上方に移動する。ノックアウトレバー62のフォー
ク部が下方に移動すると、ノックアウトレバー62のフ
ォーク部が、ノックアウトピン54の切欠き58に沿っ
て下方に移動し、その段部59から所定の距離をおいて
離れる。なぜならば、ノックアウトピン54、ノックア
ウトスペーサ52及びノックアウト50は、外力が作用
しない状態では、前記ノックアウトブレーキ70のフリ
クションにより、上昇位置に保持されるからである。
【0015】図5及び図6を参照して、トランスファー
プレート6は平面から見て矩形をなしている。トランス
ファープレート6の貫通孔8の各々は、トランスファー
プレート6に形成された装着孔76に着脱自在に装着
(圧入)されたトランスファーリング78により構成さ
れている。トランスファーリング78は、軸方向の一端
部にフランジ部が形成され、その内周部及び外周部は円
形に形成されている。貫通孔8の数すなわちトランスフ
ァーリング78の数は、例えばダイス4の数が6個(加
工工程が6工程)で、最終加工された材料を送り出す搬
送孔が1個であるこの例の場合、7個設けられる。
【0016】トランスファープレート6の一端部には、
送りエンド80が設けられている。送りエンド80は、
トランスファープレート6の一端に取り付けられたブラ
ケット82と、ブラケット82に係合されたボルト84
とから構成されている。ボルト84の軸方向位置は調整
自在である。ボルト84の頭部は、カムハウジング65
内に設けられたレバーを介して、クランク軸11の端部
に設けられたカムに関連付けられているが、詳細は後述
する。図示はしないが、トランスファープレート6の他
端部には、戻りエンドが設けられている。戻りエンドも
軸方向に調整自在なボルトにより構成されている。トラ
ンスファープレート6の一端側の上面中央部には、シリ
ンダエンドブラケット86が取り付けられている。シリ
ンダエンドブラケット86の中央部は、トランスファー
プレート6の一端方向に向けて開放されたチャンネル状
をなし、チャンネル部には、上下方向に貫通孔が形成さ
れ、この貫通孔にピン88が挿入されている。頭付きピ
ン88の先端部には、環状溝90が形成されている。シ
リンダエンドブラケット86の底部には、一端がシリン
ダエンドブラケット86の一側面に開口し、他端が貫通
孔に開口するようなねじ孔が形成されている。ねじ孔に
はボールプランジャ92が係合されている。ピン88が
貫通孔に挿入されたとき、環状溝90にボールプランジ
ャ92が係合する。これによりピン88は、抜き出し自
在にシリンダエンドブラケット86に保持される。ピン
88は、カムハウジング64内に配置されたエアシリン
ダに連結されているが、これについては後述する。
【0017】再び図1ないし図3において、上型は、ク
ランク軸11により上下動されかつ前記加工孔10の各
々に対応する上方位置に位置付けられている。具体的に
説明すると、クランク軸11には、移動体であるアッパ
クロスヘッド手段94が連結されている。アッパクロス
ヘッド手段94は、この例ではアッパクロスヘッド96
とその下面に取り付けられたパンチプレートベース98
とを含んでいる。アッパクロスヘッド96とクランク軸
11との連結は周知であるので、ここでは図示しないで
簡単に説明する。すなわち本体フレーム14には、4個
のガイド孔が上下方向に設けられ(図9にその内の2個
が示されている)、これらのガイド孔にはガイドロッド
が上下動自在に嵌合されている。各ガイドロッドの上端
部にアッパクロスヘッド96が取り付けられ、下端部に
アンダクロスヘッドが取り付けられている。アンダクロ
スヘッドはコネクチングロッドを介してクランク軸11
と連結されている。したがって、クランク軸11が回転
すると、アッパクロスヘッド96が各ガイドロッドとと
もに各ガイド孔に沿って上下動させられるものである。
【0018】パンチプレートベース98の下面には、パ
ンチプレート100が取り付けられている。各上型は、
この例ではパンチシャンク102を含んでいる。パンチ
プレート100には、各パンチシャンク102を支持す
る支持孔104が形成されている。各支持孔104の形
成位置には、各支持孔104の接線方向であってパンチ
プレート100の一側部から他側部に向かって延びる、
互いに平行な2個のキー孔106がそれぞれ形成されて
いる。各キー孔106は、各支持孔104の内周面の一
部を切欠いて延びるよう形成されている。各パンチシャ
ンク102の上端部には、支持孔104に嵌合しうる支
持部108が形成されている。各支持部108の外周面
には、環状溝110が形成されている。各パンチシャン
ク102の支持部108が、支持孔104に嵌合された
状態において、各環状溝110の一部が各キー孔106
の一部を構成するよう位置付けられている。頭付きの支
持ピン112が各キー孔106の各々に挿入され、保持
手段113によりその挿入位置が抜き出し自在に保持さ
れることにより、各パンチシャンク102がパンチプレ
ート100に着脱自在に取付けられる。
【0019】前記保持手段113は、一端がパンチプレ
ート100の一つの面に開口し、他端が各キー孔106
に開口するようパンチプレート100に形成されたねじ
孔と、各ねじ孔に係合されたボールプランジャ114
と、各支持ピン112の所定の位置に形成された環状溝
116とから構成されている。各支持ピン112が、各
キー孔106に挿入されたとき、各支持ピン112の環
状溝116にボールプランジャ114が係合するよう構
成されている。詳細には図示しないボールプランジャ1
14は、当業者には周知の部材であり、その軸心部には
一端が開口し他端が閉じた孔が形成されている。この孔
内にはばねが挿入され、開口された端部にはボールが抜
け出さないように、しかもその一部が軸方向に突出する
よう、ばねにより付勢されて保持されている。ボールプ
ランジャ114の他端部には、着脱用の六角孔(凹部)
が形成されている。したがって、支持ピン112の環状
溝116にボールプランジャ114のボールが係合する
ことにより、支持ピン112はキー孔106の所定の挿
入位置に自動的に保持される。また、支持ピン112を
軸方向に引き抜くことも容易である。
【0020】各パンチシャンク102の下端部には、パ
ンチが、パンチシャンク102と一体又は別体に設けら
れている。図1の例では、左端のパンチシャンク102
には、それと一体にパンチ118が設けられている。次
の3つのパンチシャンク102には、それと別体にパン
チ118が設けられている。別体のパンチ118は、加
工する形状によりそれぞれその形状が相違するが、いず
れもその中央部に形成された取り付け孔を介して、ボル
トによりパンチシャンク102の下端部に着脱自在に取
り付けられる。各パンチシャンク102の外周部は円形
に形成されている。またパンチ118の外周部及び内周
部は円形に形成されている。
【0021】パンチシャンク102の各々のうちの少な
くとも一部(図1では2個)には、ストリッパスリーブ
120がその軸方向に所定の範囲にわたって移動自在に
嵌合されている。ストリッパスリーブ120の下端部
は、パンチ118の外周部に嵌合されて、アッパクロス
ヘッド96に設けられた付勢手段により、常時下方に付
勢されている。
【0022】図2によりストリッパスリーブ120の取
り付けについて説明する。アッパクロスヘッド96には
支持ロッド122がねじ結合されている。支持ロッド1
22にはリテイナ124及び126が嵌合されている。
リテイナ124の上方位置は、支持ロッド122にねじ
結合されたナット123により規制され、リテイナ12
6の下方位置は、アッパクロスヘッド96の上面により
規制されている。リテイナ124及び126の間には、
ばね128が挿入されている。下方に位置するリテイナ
126には、複数個、例えば4個のロッド130が取り
付けられている。各ロッド130はアッパクロスヘッド
96に形成された貫通孔内に上下動自在に嵌合されてい
る。各ロッド130の下端には、他の頭付きロッド13
2の上端が当接されている。他のロッド132はそれぞ
れ、パンチプレートベース98及びパンチプレート10
0に形成された他の貫通孔内に上下動自在に嵌合され、
それらの下端はパンチプレート100から下方へ突出し
てストリッパスリーブ120の上面に当接されている。
パンチ118の外径はパンチシャンク102の下端部の
外径より大きく形成されているので、ストリッパスリー
ブ120はパンチ118の上端部によりその下方位置が
規制される。したがって、アッパクロスヘッド96が例
えば最上方へ移動すると、ストリッパスリーブ120
は、ばね128により、ロッド130及び他のロッド1
32を介して最下方位置に付勢される。ストリッパスリ
ーブ120の外周部及び内周部は、円形に形成されてい
る。なお後述する加工時には、ストリッパスリーブ12
0はトランスファープレート6の貫通孔8に移動自在に
嵌合するよう構成されている。
【0023】次に、トランスファープレート6及びノッ
クアウト部材12を作動させるカム機構について、図7
及び図8を参照して説明する。カムハウジング65内に
突出したクランク軸11の端部には、端面カム134が
取り付けられている。端面カム134の裏側には板カム
136が取り付けられている。カムハウジング65内に
は、軸138がその両側部に回転自在に支持されてい
る。軸138には、2本のレバー140及び142の一
端部が、それぞれキーにより一体的に取り付けられてい
る。レバー140は下向きに、レバー142は上向きに
取り付けられている。レバー140の他端部には、カム
フォロワであるローラ144が回転自在に設けられてい
る。レバー142の他端部には、ローラ146が回転自
在に設けられている。カムハウジング65内の上方位置
には、エアシリンダ148が取り付けられている。エア
シリンダ148のピストンロッド150の端部は、前記
トランスファープレート6に連結されている。すなわ
ち、ピストンロッド150の端部には、貫通孔を有する
連結部が設けられ、この貫通孔が、トランスファープレ
ート6のシリンダエンドブラケット86の中央部に位置
付けられ、ピン88が挿入されることにより、連結され
る。エアシリンダ148は図示しないエア源に連結さ
れ、プレスの作動時にはトランスファープレート6を図
7の矢印方向に引くように作用している。このため、ト
ランスファープレート6の送りエンド80に取り付けら
れたボルト84の頭部は、レバー142のローラ146
に当接され、レバー140のローラ144は、端面カム
134のカムフェース135に押圧される。
【0024】以上の構成により、クランク軸11が回転
すると、端面カム134の作用により、レバー142は
図の実線位置と2点鎖線位置との間を往復移動させられ
る。これによりトランスファープレート6は、加工位置
と前工程位置との間を、クランク軸11の回転に同期し
た所定のタイミングで往復移動させられる。なお、移動
の方向は、図7及び図1の左右方向であり、図7及び図
1は加工位置を示し、トランスファープレート6が左方
へ1工程移動すると前工程位置となる。
【0025】カムハウジング65内には、別の回転軸1
52にレバー154の一端部が一体的に取り付けられて
いる。レバー154の他端部は、連結ロッド156を介
して前記レバー60の一端部に連結されている。レバー
154には、カムフォロワであるローラ158が回転自
在に設けられている。カムハウジング65内には、別の
エアシリンダ160が取り付けられている。エアシリン
ダ160のピストンロッド162の端部は、レバー15
4の側部に当接するよう位置付けられている。エアシリ
ンダ160は図示しないエア源に連結され、プレスの作
動時にはピストンロッド162を介してレバー154を
図8の時計方向(矢印方向)に回転させるよう作用して
いる。このため、レバー154のローラ158が、板カ
ム136のカムフェース137に押圧される。以上の構
成により、クランク軸11が回転すると、板カム136
の作用により、レバー66は図の実線位置と2点鎖線位
置との間を往復移動するので、ノックアウト部材12
は、クランク軸11の回転に同期した所定のタイミング
で上下動させられる。
【0026】図9を参照して、トランスファープレート
6が加工位置及び前工程位置に位置付けられたとき、貫
通孔8の各々は、ダイス4の各々の、対応する加工孔8
と同軸上に位置付けられるよう、その移動ストロークが
規定されている。もちろん、図1の左端に位置する貫通
孔8が、前工程位置に位置付けられても対応する加工孔
8は存在しないので、この場合は除外される。
【0027】トランスファープレート6が前工程位置に
位置付けられた後、ノックアウト部材12の各々が上昇
して、その上面すなわちノックアウト50の上面の各々
が、ダイス4の各々の上面と実質的に同一面上に位置付
けられる。次いで、トランスファープレート6が加工位
置に移動することにより、ノックアウト部材12の各々
の上面に位置する材料の各々が、トランスファープレー
ト6の貫通孔8内に保持されつつ、加工位置に移送され
る。以上のように、トランスファープレート6及びノッ
クアウト部材12の各々の移動ストローク及び作動タイ
ミングが規定されている。
【0028】次に、図1ないし図3を参照して、トラン
スファープレスの作用について説明する。図1は、クラ
ンク軸11が下死点位置にあり(したがって上型が最下
降位置にあり)、各下降工程においてプレス加工が行わ
れた状態を示している。すなわち、図1では、左から第
1加工工程、以下第2、第3及び第4加工工程までが示
されている。
【0029】第1加工工程においては、帯状の材料2
が、ダイス42と44との間の溝46を通して、例えば
図3においては左から右へ、図1においては紙面の表か
ら裏へ、当業者には周知の間欠送り機構により送られ
る。材料2は、パンチシャンク102と一体に形成され
たパンチ118により、先ずダイス42と44において
打ち抜かれ、次いでダイス4により二次的に成形され
る。この第1加工工程では、材料2は円板状に打抜き加
工される。
【0030】図1における左から二番目の工程である第
2加工工程においては、第1加工工程で成形された円板
状の材料2が、ダイス4においてディッシュ状に絞られ
る。
【0031】図1における左から三番目の工程である第
3加工工程においては、第2加工工程で成形されたディ
ッシュ状の材料2の端部が、リング状にカットされる。
なお、リング状にカットされた部分は、パンチ118に
付着した状態でそれとともに上昇し、その上部に設けら
れた捕捉室119内に落とされると同時にエアにより強
制的に排出されるよう構成されている。
【0032】図1における左から四番目の工程である第
4加工工程においては、第3加工工程で端部がカットさ
れたディッシュ状の材料2が、浅いカップ状に絞られ
る。材料2は、以下2つの加工工程を経た後、図示しな
い搬送孔から送り出されるが説明は省略する。
【0033】以上の加工工程における成形加工は、クラ
ンク軸11の回転に同期して実質的に同時に行われる。
各加工工程において、成形された材料2の下面に位置す
るノックアウト部材12は、それぞれの加工ストローク
に応じて下方に移動され、前記したノックアウトブレー
キ70のフリクションにより、それぞれの位置に保持さ
れる。後述するように、ノックアウトレバー62のフォ
ーク部は、この時既に、ノックアウトピン54の切欠き
58の段部59から、所定の距離だけ下方に離れた位置
に位置付けられている。
【0034】クランク軸11が上死点に向かって上昇す
ると、アッパクロスヘッド96とともに各パンチ118
が上方に移動する。この間、パンチ118から材料2が
離れにくい加工工程においては、ストリッパスリーブ1
20が作用して材料2をパンチ118からストリップさ
せる。各パンチ118は、それぞれ成形した材料2を、
ダイス4の上面から突出しない、ノックアウト50の上
面に残して上方に移動する。各パンチ118がトランス
ファープレート6の貫通孔8から抜けた後、トランスフ
ァープレート6が、図1の加工位置から左方に移動さ
れ、前工程位置(図示せず)で停止し、その位置に保持
される。左から一番目の貫通孔8は第1加工工程の左方
位置に位置付けられる。左から二番目の貫通孔8は、第
1加工工程のダイス4の加工孔10と同軸上に位置付け
られる。左から三番目の貫通孔8は、第2加工工程の加
工孔10と同軸上に位置付けられる。左から四番目の貫
通孔8は、第3加工工程の加工孔10と同軸上に位置付
けられる。以下途中は省略し、図示しない左から七番目
の貫通孔8は、図示しない第6加工工程の加工孔10と
同軸上に位置付けられる。
【0035】各ノックアウトレバー62により各ノック
アウト50が上昇して、その上面の各々が、ダイス4の
各々の上面と実質的に同一面上に位置付けられる。各材
料2は、それぞれのノックアウト50の上面に位置付け
られる。この状態において、各材料2は、前工程位置に
移動しているトランスファープレート6の各貫通孔8内
に位置付けられる。クランク軸が下降し始める。次いで
トランスファープレート6が、前工程位置から図示の加
工位置に移動される。トランスファープレート6が、前
工程位置から右方に移動され、図示の加工位置で停止
し、その位置に保持される。トランスファープレート6
の各貫通孔8は、それぞれ対応するダイス4の加工孔1
0と同軸上に位置付けられる。トランスファープレート
6が、前工程位置から図示の加工位置に移動する過程に
おいて、各ノックアウト50の上面に位置する材料2
が、トランスファープレート6の貫通孔8内に保持され
た状態で、それぞれ1工程下流側の加工位置に自動的に
移送される。なお、図示はしていないが右端位置には、
最終加工工程を経た材料2を落下・搬送するための搬送
孔が設けられている。この搬送孔はダイス4の上面と同
一の上面を有するダイス状の部材に形成されている。し
たがって、トランスファープレート6が前工程位置から
加工位置に移動すると、最終加工工程位置(第6加工工
程位置)にある材料2は、トランスファープレート6の
貫通孔8により搬送孔上に移動され、自動的に落下・搬
送される。
【0036】クランク軸11が更に下降し、最初に、第
1加工工程におけるパンチ118が、ダイス42とダイ
ス44との間の溝46に位置する材料2を打ち抜く。次
いで各パンチ118がトランスファープレート6の対応
する貫通孔8内に入ると略同時に各ノックアウトレバー
62が下降し始める。パンチ118とダイス4との間
で、各材料2の加工ストロークに応じた順に加工が開始
される。クランク軸11が下死点位置まで下降すると、
再び図1の状態となり、各材料2は1工程づつ進んだ状
態でそれぞれの加工が行われたことになる。クランク軸
11が下死点位置に達する前に、各ノックアウトレバー
62は最下方位置に下降し終わっている。各加工工程に
おいて、パンチ118の、ダイス4上面からの下方への
加工ストロークは図示のようにそれぞれ相違するので、
図1の状態で、各ノックアウトレバー62と各ノックア
ウトピン54の段部59との間には、それぞれの加工ス
トローク差に応じた隙間が形成されている。
【0037】以上の説明から明らかなように、クランク
軸11の1回転毎に、各加工工程の材料2が、トランス
ファープレート6の移動に付随して1工程下流側へそれ
ぞれ移動され、次工程の加工が同時に行われるのであ
る。プレス全体の作用は以上の通りであるが、次に、ク
ランク軸11、ノックアウト部材12及びトランスファ
ープレート6における作動タイミングの関係を、図1の
左から四番目の第4加工工程を例に、図1及び図11を
参照して詳細に説明する。図11において、符号11は
クランク軸、12はノックアウト部材、6はトランスフ
ァープレートの作動を示している。横軸はクランク角度
を表し、全てに共通である。縦軸は、クランク軸11に
おいては、下死点と上死点との間のストロークを表し、
xはその最大値を示す。ノックアウト部材12において
は、最下方位置と最上方位置との間のリフト量を表し、
yはその最大値を示す。トランスファープレート6にお
いては、加工位置と前工程位置との間のストロークを表
し、zはその最大値を示す。
【0038】クランク軸11が上死点から約20度過ぎ
たポイント12aにおいて、ノックアウト部材12はそ
の上昇(リフト作動)が停止して、最上方位置に位置付
けられる。ノックアウト部材12(ノックアウト50)
の上面はダイス4の上面と同一面に位置付けられる。ノ
ックアウト部材12の上面に位置する材料2は、トラン
スファープレート6の貫通孔8内において、同ダイスの
上面と同一面上に位置付けられる。これと同タイミング
であるポイント6aにおいて、トランスファープレート
6は、前工程位置から加工位置への移動を開始しする。
【0039】クランク軸11が上死点から約110度過
ぎたポイント6bにおいて、トランスファープレート6
は、前工程位置から加工位置への移動を終了する。第4
加工工程のダイス4上には、前工程である第3加工工程
を経た材料2が移送される。第4加工工程のダイス4上
に位置していた材料2は、次工程のダイス4上に移送さ
れる。これと同タイミングであるポイント12bにおい
て、ノックアウト部材12のノックアウトレバー62が
下降を開始し、クランク軸11が上死点から約150度
過ぎたポイント12cにおいて、最下方位置すなわちリ
フト量ゼロ位置に位置付けられる。ポイント12bにお
いて、ノックアウト部材12は、ノックアウトレバー6
2の下降にもかかわらず、ノックアウトブレーキ70の
作用で、最上方位置に保持されている。したがって、ポ
イント12cにおいては、ノックアウトレバー62とノ
ックアウトピン54の切欠き58の段部59との間に隙
間が形成されることになる。
【0040】クランク軸11が、トランスファープレー
ト6の、前工程位置から加工位置への移動を終了した後
のポイント11aにおいて、パンチ118がトランスフ
ァープレート6の貫通孔8内に入り始める。更に上死点
から約140度過ぎたポイント11bにおいて材料2の
絞りが開始され、下死点であるポイント11cにおいて
絞りが終了する。この絞りが行われるポイント11bか
らポイント11cまでの間、材料2は、パンチ118に
よりダイス4の上面から所定の加工ストロークだけ下方
へ下げられる。これに付随してノックアウト部材12も
同じストロークだけ下方へ下げられる。ノックアウト部
材12のこのような動きは、図11のポイント12b、
12e、12fを通る点線で示される。したがって、ポ
イント12b、12cを通る実線は、ノックアウトレバ
ー62の動きを示す。点線と実線の差は、前記したノッ
クアウトレバー62とノックアウトピン54の段部59
との間の隙間を意味するものである。
【0041】クランク軸11が下死点11cを過ぎ、ポ
イント11d(上死点から約250度弱)に達すると、
パンチ118がトランスファープレート6の貫通孔8か
ら抜ける。その後であるポイント6cにおいて、トラン
スファープレート6は、加工位置から前工程位置への移
動を開始し、クランク軸11が上死点から約340度経
過したポイント6dにおいて、その移動を終了する。材
料2はダイス4の上面から所定のストローク分下方に下
がった位置のノックアウト部材12の上面上に支持され
ているので、トランスファープレート6の前記移動によ
って材料2は移動しない。同じタイミングであるポイン
ト12dにおいて、ノックアウトレバー62が上昇を開
始し、前記隙間分上昇すると前記段部59に当接する。
これがポイント12gである。ポイント12gから前記
ポイント12aまで、ノックアウト部材12は、実線で
示すようにノックアウトレバー62によりリフトアップ
され、最上方位置に保持される。クランク軸11が1回
転すると、前記の作動が繰り返される。
【0042】以上、この発明を、実施例に基づいて詳細
に説明したが、この発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内において、さまざまな変形
あるいは修正ができるものである。
【0043】
【発明の効果】以上、一実施に基づいて説明したこの発
明によれば、次のような効果が得られる。 (1)各加工工程への材料の送りは、トランスファープ
レートの移動により自動的に行われるよう構成されてい
るので、材料の送り機構及びその制御が著しく単純化さ
れる。したがって、材料の送り機構及びその制御に関し
て大幅なコストダウンを図ることができる。 (2)上型の着脱は、支持ピンをキー孔に抜き差しする
操作により行われるよう構成されている。一方、下型の
着脱は、キーガイドの着脱操作及び支持ピンを環状溝に
抜き差しする操作により行われるよう構成されている。
したがって、金型の交換作業が容易となり、作業者への
負担が大幅に軽減され、交換に要する時間が著しく短縮
される。金型の交換に要する時間が著しく短縮すること
により、特に、多種少量の製品を加工する場合の稼働効
率が著しく向上する。 (3)上型及び下型の外周部及び又は内周部は、円形に
形成されている。したがって、金型の構成が単純化さ
れ、旋盤での加工が可能となるので、加工が容易とな
り、金型のコストも著しく安くなる。 (4)上型におけるパンチ及びストリッパスリーブと、
下型におけるトランスファーリング、ダイス及びノック
アウト部材との、5点の構成部材を交換するのみで、製
品の変更が可能である。したがって、この面において
も、多種少量の製品を加工する場合の稼働効率が著しく
向上する。 (5)トランスファープレス全体が単純化され、低コス
トで製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従って改良されたトランスファープ
レスの一実施例の一部を示す縦断面図。
【図2】図1のA−A矢視断面図。
【図3】図1のB−B矢視断面図。
【図4】ダイス部分を上面から見た部分図。
【図5】トランスファープレートの一部を示す上面図。
【図6】図5のC−C矢視断面図。
【図7】カム及びカムフォロア部分の縦断面図。
【図8】図7のD−D矢視断面図。
【図9】図7のE−E矢視断面図。
【図10】図9のレバー部分を上面から見た図。
【図11】カムにより作動する部材の作動タイミングを
示す線図。
【符号の説明】
2 材料 4 ダイス 6 トランスファープレート 8 貫通孔 10 加工孔 11 クランク軸 12 ノックアウト部材 16 ダイホルダ 24 環状溝 26 支持キー 28 キーガイド 50 ノックアウト 52 ノックアウトスペーサ 54 ノックアウトピン 58 切欠き 59 段部 62 ノックアウトレバー 70 ノックアウトブレーキ 78 トランスファーリング 96 アッパクロスヘッド 100 パンチプレート 102 パンチシャンク 104 支持孔 106 キー孔 110 環状溝 112 支持ピン 114 ボールプランジャ 118 パンチ 120 ストリッパスリーブ 134 端面カム 136 板カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B30B 13/00 B21D 43/05 B30B 15/32

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 材料を加工する上型と下型とを備え、 該下型は、該材料の移動方向に沿って配列された複数個
    のダイスと、該ダイスの各々の上面に配置されたトラン
    スファープレートに設けられた複数個の貫通孔と、該ダ
    イスの各々に設けられた加工孔内を、クランク軸の回転
    に同期した所定のタイミングで上下動可能に設けられた
    ノックアウト部材とを含み、 該上型は、該クランク軸により上下動されかつ該加工孔
    の各々に対応する上方位置に位置付けられ、 該トランスファープレートは、加工位置と前工程位置と
    の間を、該クランク軸の回転に同期した所定のタイミン
    グで往復移動可能に構成され、 該トランスファープレートが該加工位置及び該前工程位
    置に位置付けられたとき、該貫通孔の各々は、該ダイス
    の各々の、対応する該加工孔と同軸上に位置付けられ、 該トランスファープレートが該前工程位置に位置付けら
    れた後、該ノックアウト部材の各々が上昇して、その上
    面の各々が、該ダイスの各々の該上面と実質的に同一面
    上に位置付けられ、次いで、該トランスファープレート
    が該加工位置に移動することにより、該ノックアウト部
    材の各々の該上面に位置する材料の各々が該加工位置に
    移送されることを特徴とするトランスファープレス。
  2. 【請求項2】 該クランク軸には移動体が上下動される
    よう連結され、 該移動体の下方位置には、パンチプレートが取り付けら
    れ、 該パンチプレートには、該上型の各々を支持する支持孔
    が形成されるとともに、該支持孔の各々の形成位置に
    は、該支持孔の各々の接線方向であって該パンチプレー
    トの一側部から他側部に向かって延びる、互いに平行な
    2個のキー孔がそれぞれ形成され、該キー孔の各々は、
    該支持孔の各々の内周面の一部を切欠いて延びるよう形
    成され、 該上型の各々の上端部には、該支持孔に嵌合しうる支持
    部が形成され、該支持部の各々の外周面には、環状溝が
    形成され、 該支持部の各々が対応する該支持孔の各々に嵌合された
    状態において、該環状溝の各々の一部が該キー孔の各々
    の一部を構成するよう位置付けられ、支持ピンが該キー
    孔の各々に挿入され、保持手段によりその挿入位置が抜
    き出し自在に保持されることにより、該上型の各々が該
    パンチプレートに着脱自在に取付けられたことを特徴と
    する請求項1記載のトランスファープレス。
  3. 【請求項3】 該クランク軸には、アッパクロスヘッド
    手段が上下動されるよう連結され、 該アッパクロスヘッド手段の下方位置には、パンチプレ
    ートが取り付けられ、 該パンチプレートには、該上型の各々に含まれるパンチ
    シャンクを各々支持する支持孔が形成されるとともに、
    該支持孔の各々の形成位置には、該支持孔の各々の接線
    方向であって該パンチプレートの一側部から他側部に向
    かって延びる、互いに平行な2個のキー孔がそれぞれ形
    成され、該キー孔の各々は、該支持孔の各々の内周面の
    一部を切欠いて延びるよう形成され、 該パンチシャンクの各々の上端部には、該支持孔に嵌合
    しうる支持部が形成され、該支持部の各々の外周面に
    は、環状溝が形成され、 該パンチシャンクの各々の該支持部が、該支持孔に嵌合
    された状態において、該環状溝の各々の一部が該キー孔
    の各々の一部を構成するよう位置付けられ、支持ピンが
    該キー孔の各々に挿入され、保持手段によりその挿入位
    置が抜き出し自在に保持されることにより、該パンチシ
    ャンクの各々が該パンチプレートに着脱自在に取付けら
    れたことを特徴とする請求項1記載のトランスファープ
    レス。
  4. 【請求項4】 該保持手段は、一端が該パンチプレート
    の一つの面に開口し、他端が該キー孔の各々に開口する
    よう該パンチプレートに形成されたねじ孔と、該ねじ孔
    の各々に係合されたボールプランジャと、該支持ピンの
    各々の所定の位置に形成された環状溝とから構成され、 該支持ピンの各々が、該キー孔の各々に挿入されたと
    き、該支持ピンの各々の該環状溝に該ボールプランジャ
    が係合するよう構成されたことを特徴とする請求項2又
    は請求項3記載のトランスファープレス。
  5. 【請求項5】 該ダイスの各々は、ダイホルダの上面に
    形成された環状支持凹部内にその一部が嵌合されること
    により、該ダイホルダの該上面から突出して支持され、 該ダイスの各々の外周面には、環状溝が形成され、該環
    状溝の各々は、該ダイホルダの該上面から突出した位置
    に位置付けられ、 該ダイホルダの該上面には、複数個の支持キーが、該環
    状溝の各々に対して抜き差し自在にその接線方向に貫通
    して延びるよう平行に配置され、 該支持キーの各々の両端部は、該支持キーの各々に直交
    して配置されたキーガイドを介して該ダイホルダの該上
    面に着脱自在に固着されたことを特徴とする請求項1記
    載のトランスファープレス。
  6. 【請求項6】 該トランスファープレートの該貫通孔の
    各々は、該トランスファープレートに形成された装着孔
    に着脱自在に装着されたトランスファーリングにより構
    成され、 該パンチシャンクの各々の下端部には、パンチが、該パ
    ンチシャンクと一体又は別体に設けられ、 該パンチシャンクの各々のうちの少なくとも一部には、
    ストリッパスリーブがその軸方向に所定の範囲にわたっ
    て移動自在に嵌合され、 該ストリッパスリーブの下端部は、該パンチの外周部に
    嵌合されて、該アッパクロスヘッドに設けられた付勢手
    段により、常時下方に付勢され、 該パンチシャンク、該パンチ、該ストリッパスリーブ、
    該トランスファーリング、該ノックアウト部材の各々及
    び該ダイスの各々のうちの少なくとも一部、の外周部、
    又は、外周部及び内周部が実質的に円形に形成されたこ
    とを特徴とする請求項3記載のトランスファープレス。
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