JP3203532B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JP3203532B2 JP16349093A JP16349093A JP3203532B2 JP 3203532 B2 JP3203532 B2 JP 3203532B2 JP 16349093 A JP16349093 A JP 16349093A JP 16349093 A JP16349093 A JP 16349093A JP 3203532 B2 JP3203532 B2 JP 3203532B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗浄剤組成物に関し、さ
らに詳しくは、皮膚及び毛髪に対し低刺激であって、起
泡力が高く、使用感も良好で、かつ保湿効果の高い洗浄
剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】身体洗
浄剤組成物は、一般にアニオン界面活性剤を主成分とし
ており、皮膚洗浄剤用としては、石鹸、すなわち高級脂
肪酸塩が、また頭髪洗浄用としては、アルキル硫酸塩や
アルキルスルホン酸塩が主に用いられている。
【0003】しかし、皮膚洗浄用に用いられる石鹸は、
すすぎ時にきしみやつっぱりを生じるという欠点があ
り、頭髪洗浄用に用いられるアルキル硫酸塩やアルキル
スルホン酸塩は、洗浄力に優れているが刺激性の点で問
題があった。この対策のため、使用感に優れ、低刺激の
界面活性剤として、特定のN−アシル化アミノ酸型界面
活性剤を洗浄剤の主基剤として用いることが検討されて
いるが、これは単独では起泡性の点において実用レベル
で充分満足のいくものではなかった。
【0004】そこで、起泡力が高く、低刺激で、使用感
も良好であって、かつ保湿効果の高い洗浄剤組成物の開
発が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる実
情に鑑み鋭意検討した結果、特定の2級アミド型N−ア
シルアミノ酸塩とポリグリセリン脂肪酸エステルとを組
み合せて配合することにより、起泡性に優れ、皮膚、毛
髪等に対する刺激がなく、かつ洗浄後の泡切れ及び滑り
がよく、使用感も良好で、保湿効果の高い洗浄剤組成物
が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、下記成分(A)及び
(B); (A)次の一般式(1) R1CONH(CH2)mCOOM1 (1) (式中、R1CO−は炭素数10〜16のアシル基を示
し、mは1又は2の数を示し、M1 は、mが1のときナ
トリウム原子、カリウム原子又はアルカノールアンモニ
ウム基を、mが2のときカリウム原子又はアルカノール
アンモニウム基をそれぞれ示す。)で表わされる二級ア
ミド型N−アシルアミノ酸塩、 (B)次の一般式(2)
【0007】
【化2】
【0008】(式中、R1、R2、R3、R4、R5 は、同
一又は異なって、炭素数8〜20のアシル基を示し、こ
こに少なくとも1つは該アシル基であり、nは4〜30
の数を示す。)で表わされるポリグリセリン脂肪酸エス
テル、を含有する洗浄剤組成物を提供するものである。
【0009】本発明に用いられる成分(A)の2級アミ
ド型N−アシルアミノ酸塩は、水道水中に含まれるカル
シウムと反応して潤滑性の高い板状結晶を生成する性質
を有するため、これを配合した洗浄剤組成物に洗浄後の
滑り等の良好な使用感を付与する作用を示すものであ
る。ここで、2級アミド型N−アシルアミノ酸塩とカル
シウムとの反応により生成する板状結晶の潤滑性は、例
えば乾燥豚皮(アロアスク、抗体化成工業(株)製)を
生理食塩水で再生したものの上における板上結晶の静摩
擦係数を測定することにより求められ、該係数が含水時
から乾燥までブランクの場合より低いものを良好と評価
する。
【0010】上記2級アミド型N−アシルアミノ酸塩に
おいて、前記一般式(1)中、R1COで示されるアシ
ル基の炭素数は10〜16であり、特に12〜14であ
ることが望ましく、具体的にはカプリノイル基、ラウロ
イル基又はミリストイル基が好ましい。この範囲内では
特に生成する板上結晶の潤滑性及び洗浄時の泡立ちが良
好である。また、上記2級アミド型N−アシルアミノ酸
塩は、N−アシル基が上記直鎖アシル基で構成される2
級アミド型構造であることが特に好ましい。すなわち、
このような構造をとる場合、板状結晶の生成が抑制しや
すく生成した結晶の物性が潤滑性に優れ、べたつきの少
ないものであったり、特に好ましい感触が得られる。ア
ルカノールアンモニウムとしては、モノエタノールアン
モニウム、ジエタノールアンモニウム、トリエタノール
アンモニウムが挙げられる。また、一般式(1)中、m
が2であり、M1がナトリウムであるものは、クラフト
点が高く、水溶性に劣るため、液体洗浄剤に用いる場合
には好ましくない。
【0011】成分(A)の本発明洗浄剤組成物への配合
量は、液状又はペースト状とする場合2〜40重量%
(以下、単に「%」という)が好ましく、特に5〜30
%が好ましい。
【0012】本発明に使用される成分(B)のポリグリ
セリン脂肪酸エステルは、前記一般式(2)中、脂肪酸
残基であるR1、R2、R3、R4 又はR5 が直鎖状若し
くは分岐鎖状の飽和若しくは不飽和のアシル基でありそ
の炭素数は12〜18であることが好ましい。好ましい
具体例としては、ラウロイル基、ミリストイル基、パル
ミトイル基、ステアロイル基、イソステアロイル基、オ
レオイル基等が挙げられる。一般式(2)中、nは好ま
しくは4〜13の整数である。
【0013】ポリグリセリン脂肪酸エステル(B)の好
ましい具体例としては、ジステアリン酸デカグリセリ
ン、トリイソステアリン酸デカグリセリン、ジイソステ
アリン酸デカグリセリン、ジオレイン酸デカグリセリ
ン、モノオレイン酸デカグリセリン、モノパルミチン酸
デカグリセン、モノステアリン酸ヘキサグリセリン等が
挙げられる。特に好ましい市販品としては、ジステアリ
ン酸デカグリセリン(サンソフトQ−182S;太陽化
学(株)製)、モノオレイン酸デカグリセリン(サンソ
フトQ−17S;同)、モノステアリン酸ヘキサグリセ
リン(サンソフトQ−18F;同)等が挙げられる。
【0014】ポリグリセリン脂肪酸エステル(B)のH
LBは、5以上16未満であることが好ましく、特に7
〜14が好ましい。ここでHLB値とは、曇数A(無水
の試料0.5gを98%エチルアルコール5mlに溶解
し、25℃に保ち、かき混ぜながら2%フェノール水溶
液で滴定したときの、フェノール水溶液の滴下ml数)を
用いて次式により求めた値をいう。 HLB=曇数A×0.89+1.11
【0015】成分(B)の本発明洗浄剤組成物への配合
量は、液状又はペースト状とする場合0.5〜20%が
好ましく、1〜10%が特に好ましい。
【0016】本発明の洗浄剤組成物には、その他の界面
活性剤、例えば高級脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキ
ルスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、
アルキルベンゼンスルホン酸塩、N−アシルサルコシン
塩、N−アシル−N−メチルタウリン塩、アルファオレ
フィンスルホン酸塩、アルキルエーテル酢酸塩、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル酢酸塩等のアニオン性界
面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、糖エ
ステル系、糖エーテル系、糖アミド系等のノニオン性界
面活性剤、イミダゾリン系、ベタイン系等の両性界面活
性剤を本発明の効果を損なわない範囲において任意に併
用することもできる。
【0017】さらに、その他の添加剤として、洗浄剤に
通常用いられる成分を本発明の効果を損なわない範囲で
任意に併用することができる。例えば、プロピレングリ
コール、ソルビトール、グリセリン等の保湿剤、カルボ
キシビニルポリマー、メチルセルロース、エタノール、
ポリオキシエチレングリコールジステアレート等の粘度
調整剤、パール化剤、香料、色素、紫外線吸収剤、酸化
防止剤、殺菌剤、抗炎症剤、防腐剤などを配合すること
ができる。
【0018】本発明の洗浄剤組成物は、常法により製造
され、ペースト状、ゲル状、液状、固形状等の剤型とす
ることができるが、水系が好ましく、水性媒体としては
30〜80%が好ましい。また、皮膚又は毛髪等の身体
用の洗浄剤として適するものであり、特に皮膚洗浄用と
するのが好ましい。
【0019】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、皮膚や毛髪に
対し刺激性が低いとともに起泡力が高く、洗浄後の泡切
れ及び滑りが良好であって、かつ保湿効果が高く、さら
に使用感に優れるものであり、特に皮膚洗浄用に好適で
ある。
【0020】
【実施例】以下に、本発明を実施例により具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0021】実施例1 下記表1に記載の配合組成よりなる洗浄剤組成物を調製
し、これらの洗浄剤組成物について、泡立ち量を下記方
法により測定し、使用感を下記方法及び基準により評価
し、また保湿効果を下記方法により評価した。結果を併
せて表1に示す。なお、No.7〜10の洗浄剤組成物
は比較品である。
【0022】(泡立ち量の測定)各洗浄剤組成物につい
て、10倍希釈水溶液を調製し、この溶液100ml(液
温40℃)を目盛付きシリンダーに注入する。次いで、
攪拌羽根を上記溶液中に設置し、攪拌開始から30秒後
に於いて生じた泡の体積(ml)を測定し、泡立ち量とし
た。なお、攪拌羽根の回転数は1000rpmであり、5
秒毎に反転させた。
【0023】(評価基準) ○;泡立ち量200ml以上。 △;泡立ち量200ml未満。
【0024】(使用感の評価)各洗浄剤組成物につい
て、男女各10名のパネリストに身体の洗浄をさせ、そ
の際の官能評価を行った。評価は次の基準による平均値
を算出し、平均値が4.5以上の場合を非常に良好
(◎)、3.5〜4.4の場合を良好(○)、2.5〜
3.4の場合をふつう(△)、2.4以下の場合を不良
(×)と判定した。
【0025】〔(1)すすぎ時の泡切れ〕 5;泡切れが良い。 4;泡切れがやや良い。 3;ふつう。 2;泡切れがやや悪い。 1;泡切れが悪い。
【0026】〔(2)すすぎ時の滑り、(3)すすぎ後
の滑り及び(4)の乾燥後の滑り〕 5;滑りが良い。 4;滑りがやや良い。 3;ふつう。 2;滑りがやや悪い。 1;滑りが悪い。
【0027】(保湿効果の測定)各パネリストの前腕内
側を水洗し、水気をタオルで軽くふき取り、20℃、4
0%RHの恒温恒湿室内で20分乾燥後、皮膚の電導度
をコンダクタンス測定装置(IBS(株)製:スキコン
200)を用いて測定した。その後、各洗浄剤組成物に
て同部位を1分間洗浄処理し、充分に水洗した後、20
分乾燥後のコンダクタンス値を測定した。次式により洗
浄前後のコンダクタンスの比率を算出し、表1に併せて
平均値を示した。数値が大きい程、保湿効果が高い。 保湿効果=洗浄後のコンダクタンス値/洗浄前のコンダ
クタンス値
【0028】
【表1】
【0029】実施例2 (配合組成) (%) (1)ラウロイル−β−アラニントリエタノール 25 アンモニウム塩 (2)「サンソフトQ−182S」 4 (3)ヤシ油脂肪酸トリエタノールアンモニウム塩 3 (4)香料 0.5 (5)ジブチルヒドロキシトルエン 0.2 (6)エタノール 3 (7)精製水 バランス
【0030】上記配合組成に従い、加熱水に上記(1)
〜(3)成分を溶解し、冷却後、上記(4)〜(6)成
分を添加し、液体状洗浄剤組成物を調製した。得られた
洗浄剤組成物で身体を洗浄したところ、泡立ち及び泡切
れが良く、かつすすぎ時から乾燥後まで滑りが良く、し
っとりして使用感に優れていた。
【0031】実施例3 (配合組成) (%) (1)ラウロイル−β−アラニンカリウム塩 15 (2)「サンソフトQ−182S」 3 (3)ラウロイルアマイドプロピルジメチル カルボキシベタイン 1 (4)グリセリン 5 (5)香料 0.5 (6)エタノール 3 (7)精製水 バランス
【0032】上記配合組成に従い、加熱水に上記(1)
〜(3)成分を溶解し、冷却後、上記(4)〜(6)成
分を添加し、液体状洗浄剤組成物を調製した。得られた
洗浄剤組成物で身体を洗浄したところ、泡立ち及び泡切
れが良く、かつすすぎ時から乾燥後まで滑りが良く、し
っとりして使用感に優れていた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−182899(JP,A) 特開 昭59−207998(JP,A) 特開 平5−140590(JP,A) 特開 平2−250819(JP,A) 特開 平1−308498(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 1/10 C11D 3/20 A61K 7/075 A61K 7/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記成分(A)及び(B); (A)次の一般式(1) R1CONH(CH2)mCOOM1 (1) (式中、R1CO−は炭素数10〜16のアシル基を示
    し、mは1又は2の数を示し、M1 は、mが1のときナ
    トリウム原子、カリウム原子又はアルカノールアンモニ
    ウム基を、mが2のときカリウム原子又はアルカノール
    アンモニウム基をそれぞれ示す。)で表わされる二級ア
    ミド型N−アシルアミノ酸塩、 (B)次の一般式(2) 【化1】 (式中、R1、R2、R3、R4、R5 は、同一又は異なっ
    て、水素原子又は炭素数8〜20のアシル基を示し、こ
    こに少なくとも1つは該アシル基であり、nは4〜30
    の数を示す。)で表わされるポリグリセリン脂肪酸エス
    テル、を含有することを特徴とする洗浄剤組成物。
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