JP3205545B2 - 箱型容器 - Google Patents

箱型容器

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JP3205545B2
JP3205545B2 JP18101999A JP18101999A JP3205545B2 JP 3205545 B2 JP3205545 B2 JP 3205545B2 JP 18101999 A JP18101999 A JP 18101999A JP 18101999 A JP18101999 A JP 18101999A JP 3205545 B2 JP3205545 B2 JP 3205545B2
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Inventor
中井幹治
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株式会社中井事務所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、様々な物を収容す
る箱型容器において、箱型を形成する面状の素材同士の
結合関係に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来カートンなどの箱型容器を製造・形
成するためには、大抵の場合、糊による接着(糊着)又
は溶剤を加熱溶融することによる接着(溶着)等による
結合方法が使用されているが、前者はその作業が煩雑で
あり、後者は所定の設備を必要とする。
【0003】他方、例えば、図1に示すような上部の一
部を側部2から略直角内側方向に折り返した下側面32
に切れ目5を設け、当該切れ目5に対し、他の側部2か
ら略直角内側方向に折り返し、かつ前記下側面32に重
畳される上側面31の一部を該切れ目5を介してその内
側(下側)に挿入して、直方体形状をなす箱型容器を構
成する方法が存在するが、このような箱型容器の形成方
法では、堅固な結合構造を得ることができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の如き
従来技術の状況に鑑み、糊着又は溶着等を不要とし、切
れ目を用いた結合構造でありながら、堅固な構成による
箱型容器を得ることを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明の構成は、折り曲げ弾性を有する素材による
略直方体形状を呈する箱型容器の上部において、両側側
部又は片側側部から略直角内側方向に折り曲げた下側面
の2ヶ所の両側隅部において、各隅部を形成する端辺の
双方と斜交し得る方向の切れ目をそれぞれ設け、他の側
部から略直角内側方向に折り曲げられ、かつ前記下側面
の上方向から重畳される上側面の2ヶ所の両側隅部にお
いて、前記の各切れ目と交叉する2本の切り取り線を設
け、該2本の切り取り線の内側を、前記各切れ目の下側
とし、該2本の切り取り線の外側を、前記各切れ目の上
側とするように、各隅部を前記各切れ目に挿入すると共
に、上側面において、それぞれ交叉する2本の切り取り
線を有する2ヶ所の両側隅部と反対側をなす2ヶ所の両
側隅部において、各隅部の両側の各端辺の双方と斜交す
る方向の切れ目をそれぞれ設け、該2本の切り取り線が
存在する側に近い側部から直角内側方向に折り曲げら
れ、かつ上側面の更に上部にて重畳する最上側面の隅部
を前記上側面に設けた2本の切れ目を介して上側面の下
側に挿入するために、最上側面の各隅部において、上側
面に設けた前記2本の斜方向の切れ目と交叉する2本の
切り取り線を設け、該2本の切り取り線の内側を、前記
各切れ目の下側とし、該2本の切り取り線の外側を前記
各切れ目の上側とするように各隅部を前記各切れ目に挿
入することによる箱型容器からなる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の箱型容器もまた、従来技
術の場合と同様、直方体形状からなり、かつ上部におい
て、下側面に切れ目を設け、当該切れ目に対し、これに
重畳される上側面の一部を該切れ目を介してその内側
(下側)に挿入する点では、従来技術の場合と同様であ
る。
【0007】但し、本願発明においては、図2(a)、
(b)又は図3(a)、(b)に示すように、上部にお
いて側部2から略直角内側に折り返した下側面32の2
ヶ所の両側隅部において、端辺の双方に対し斜交する方
向の2本の切れ目5を設け、他の側部2から直角内側方
向に折り曲げ、かつ該下側面32に重畳される上側面3
1の2ヶ所の両側隅部において、前記各切れ目5と交叉
する2本の切り取り線6を設け、各隅部の内、2本の切
り取り線6の内側部分を、該切れ目5を介して下側面3
2の下側とし、該2本の切り取り線6の両外側は、下側
面32の上側となるように各隅部を切れ目5に挿入する
点において、従来技術と相違している。
【0008】このように、2本の切れ目5において、上
側面31は、該2本の切り取り線6の内側と外側とは、
それぞれ下側面32の下側及び外側に位置し、かつ上側
面31自体が折り曲げ弾性を有しているため、前記下側
面32を、切れ目5が存在する各隅部において上下両側
から押圧し合うことになり、下側面32の2本の切れ目
5と上側面31の隅部との結合関係は、極めて強固なも
のとなる。
【0009】図2(a)、(b)では、上側面31にお
いては、それぞれ2本の切り取り線6を設けているだけ
であるが、図3(a)、(b)では、上側面31におい
て、2本の切り取り線6の内、端辺の双方の近傍の一部
の領域を切り取り除外しているが、これは、2本の切り
取り線6の外側部分の内、前記端辺の双方に近い部分の
外側領域を切れ目5の上側とするように挿入する際、挿
入し易くするための設計に該当する。
【0010】但し、本願発明は、このような除外部分を
設けることは、発明の必須の構成要件に該当する訳では
ない。
【0011】本願発明においては、図4(a)に示すよ
うに、略十字型の1枚の素材によって、底部4、両側側
部2、上部の2枚の下側面32に設けた2本の切れ目5
及び上側面31の隅部に近い側の一方の側部2からの直
角内側方向の折り返しによって上側面31を更に上側か
らカバーするために、最上側面33を設けており、当該
最上側面33は、上側面31の他方の2ヶ所の両側隅部
に設けられ、各隅部において交叉する端辺の双方に対し
斜交する方向の2本の切れ目5に対し、その隅部を内側
(下側)に挿入し、更に強固な結合関係を呈している。
【0012】しかも、最上側面33と上側面31との切
れ目5及び隅部による結合においても、最上側面33に
おいて上側面に設けた2本の斜方向の切れ目と交差する
2本の切取線を設け、該2本の切取線の内側を前記切れ
目の下側とし、該2本の切取線の外側を前記切れ目の上
側とするように、各隅部を前記各切れ目に挿入するよう
な構成を採用している。
【0013】このような最上側面33と上側面31との
間において、上側面31と下側面32との結合と同様の
結合が行われることによって、更に一層強固な結論関係
が得られる。
【0014】以下、本願発明の具体的な構成を実施例に
沿って説明する。
【0015】
【実施例1】実施例1においては、図3(b)に示すよ
うに、2本の切り取り線6の端部を下側面32の下方に
挿入される隅部の端部付近と設定することによって、下
側面32に設けられた2本の切れ目5が共に最も近い端
辺方向の力に対しては、上側面31が下側面32を摺動
しながら移動する余裕が殆ど存在しないことに帰し、更
に堅固な結合関係を形成することができる。
【0016】
【実施例2】実施例2においては、図2、図3に示すよ
うに、設計の便宜上、下側面の2個の斜方向の切れ目5
と交叉する上側面31の切り取り線6を、上側面31の
2個の隅部の双方に最も近い端部の辺と平行方向に設け
られている。
【0017】
【発明の効果】このように、本願発明は、下側面におけ
る2本の切れ目、上側面における該2本の切れ目にそれ
ぞれ交叉する2本の切り取り線を設けるという簡単な構
成によって、糊着及び溶着を経ずとも、強固な結合構造
による箱型容器を得ることができる。
【0018】そして、当該容器は、様々な用途に使用す
ることができ、本願発明の価値は絶大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の構成を示す斜視図である。
【図2】本願発明の作用を示しており、(a)は、上側
面と下側面とが結合しつつある上部の状態を示す斜視図
であり、(b)は、上側面と下側面とが結合した後の状
態を示す斜視図である。
【図3】本願発明の作用を示しており、(a)は、上側
面と下側面とが結合しつつある上部の状態を示す斜視図
であり、(b)は、上側面と下側面とが結合した後の状
態を示す斜視図である。
【図4】本願発明の構成を示しており、(a)は、1枚
の素材を展開した状態を示す平面図であり、(b)は、
下側面の2本の切れ目部分と、上側面の各2本の切り取
り線の内側及び外側とが結合した状態を示す平面図であ
り、(c)は、最上側面と、上側面との結合が行われた
最終段階の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 箱型容器を構成する素材 2 側部 31 上側面 32 下側面 33 最上側面 4 底部 5 切れ目 6 切り取り線
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 5/00 - 5/76 B31B 1/60

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】折り曲げ弾性を有する素材による略直方体
    形状を呈する箱型容器の上部において、両側側部又は片
    側側部から略直角内側方向に折り曲げた下側面の2ヶ所
    の両側隅部において、各隅部を形成する端辺の双方と斜
    交し得る方向の切れ目をそれぞれ設け、他の側部から略
    直角内側方向に折り曲げられ、かつ前記下側面の上方向
    から重畳される上側面の2ヶ所の両側隅部において、前
    記の各切れ目と交叉する2本の切り取り線を設け、該2
    本の切り取り線の内側を、前記各切れ目の下側とし、該
    2本の切り取り線の外側を、前記各切れ目の上側とする
    ように、各隅部を前記各切れ目に挿入すると共に、上側
    面において、それぞれ交叉する2本の切り取り線を有す
    る2ヶ所の両側隅部と反対側をなす2ヶ所の両側隅部に
    おいて、各隅部の両側の各端辺の双方と斜交する方向の
    切れ目をそれぞれ設け、該2本の切り取り線が存在する
    側に近い側部から直角内側方向に折り曲げられ、かつ上
    側面の更に上部にて重畳する最上側面の隅部を前記上側
    面に設けた2本の切れ目を介して上側面の下側に挿入す
    るために、最上側面の各隅部において、上側面に設けた
    前記2本の斜方向の切れ目と交叉する2本の切り取り線
    を設け、該2本の切り取り線の内側を、前記各切れ目の
    下側とし、該2本の切り取り線の外側を前記各切れ目の
    上側とするように各隅部を前記各切れ目に挿入すること
    による箱型容器。
  2. 【請求項2】2本の切り取り線の方向が、上側面の2ヶ
    所の両側隅部に最も近い端辺と略平行であることを特徴
    とする請求項1記載の箱型容器。
  3. 【請求項3】上側面において、2本の切り取り線の端部
    が、下側面の切れ目に挿入される切り取り線の内側部分
    の端部の位置と概略一致していることを特徴とする請求
    項1記載の箱型容器。
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