JP3206255B2 - 作業船における作業ロープ速度制御方法及び装置 - Google Patents
作業船における作業ロープ速度制御方法及び装置Info
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- Control And Safety Of Cranes (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーン船やクラブ船
等の作業船において、作業ロープの速度を制御するため
の装置に関するものである。
等の作業船において、作業ロープの速度を制御するため
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、作業船の一例としてクレーン船
の一形態を示したものである。図示の台船(船本体)1
0には、鉛直方向の旋回中心軸12回りにクレーン部
(作業装置)14が旋回可能に設置され、このクレーン
部14は起伏可能なブーム16を備えている。ブーム1
6の先端にはシーブ18が装着される一方、上記クレー
ン部14の機械室にはウインチドラム20等を備えた巻
上げ装置、ブーム起伏装置、旋回駆動装置等の各駆動装
置が搭載されている。そして、上記ウインチドラム20
から繰り出された作業用ロープ22が上記ブーム先端シ
ーブ18とフック側シーブ24との間に一もしくは複数
回巻回されており、この作業用ロープ22によってフッ
ク26が吊り下げられた状態となっている。
の一形態を示したものである。図示の台船(船本体)1
0には、鉛直方向の旋回中心軸12回りにクレーン部
(作業装置)14が旋回可能に設置され、このクレーン
部14は起伏可能なブーム16を備えている。ブーム1
6の先端にはシーブ18が装着される一方、上記クレー
ン部14の機械室にはウインチドラム20等を備えた巻
上げ装置、ブーム起伏装置、旋回駆動装置等の各駆動装
置が搭載されている。そして、上記ウインチドラム20
から繰り出された作業用ロープ22が上記ブーム先端シ
ーブ18とフック側シーブ24との間に一もしくは複数
回巻回されており、この作業用ロープ22によってフッ
ク26が吊り下げられた状態となっている。
【0003】なお、クラブ船の場合は、上記フック26
に代えてバケットが吊り下げられることになる。
に代えてバケットが吊り下げられることになる。
【0004】このような作業船により海上で作業する場
合、その作業土台である台船10は波や旋回動作による
重心の移動で揺動し、また吊り荷の重量によっても傾斜
する。従って、クレーン作業時の吊り荷の位置合せや、
バケットによる掘削時の海底掘削面でのバケットの保持
等にあたっては、上記船本体の揺動や傾斜に起因する、
ブーム先端と吊り荷との位置関係の変化を十分考慮する
必要がある。ここで従来は、操作者が状況を判断しなが
ら操縦装置を操作して手動で調節を行うといったことが
なされているが、このような操縦は豊富な経験と高度の
判断が必要であり、決して容易な作業ではない。
合、その作業土台である台船10は波や旋回動作による
重心の移動で揺動し、また吊り荷の重量によっても傾斜
する。従って、クレーン作業時の吊り荷の位置合せや、
バケットによる掘削時の海底掘削面でのバケットの保持
等にあたっては、上記船本体の揺動や傾斜に起因する、
ブーム先端と吊り荷との位置関係の変化を十分考慮する
必要がある。ここで従来は、操作者が状況を判断しなが
ら操縦装置を操作して手動で調節を行うといったことが
なされているが、このような操縦は豊富な経験と高度の
判断が必要であり、決して容易な作業ではない。
【0005】そこで、このような操作の容易化を図る方
策として、特開平4−191296号公報には、作業船
の揺動によって生じるブームの鉛直方向の加速度を加速
度センサで検出し、この検出加速度を2回積分すること
によってブームの鉛直方向の変位量を求め、この変位量
を相殺するようにワイヤロープを繰り出しあるいは巻取
るようにしたものが開示されている。
策として、特開平4−191296号公報には、作業船
の揺動によって生じるブームの鉛直方向の加速度を加速
度センサで検出し、この検出加速度を2回積分すること
によってブームの鉛直方向の変位量を求め、この変位量
を相殺するようにワイヤロープを繰り出しあるいは巻取
るようにしたものが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に示される装
置には、次のような解決すべき課題がある。
置には、次のような解決すべき課題がある。
【0007】A)一般に、上記加速度センサは、作業船
が水平な状態でかつクレーンが基本姿勢にある状態で鉛
直方向の加速度を検出する向きにブームに取付けられる
ので、作業船が傾いたり、クレーンが上記基本姿勢から
作動したりすると、上記加速度センサが加速度を検出す
る方向が鉛直方向から外れ、これが検出誤差となって制
御精度に悪影響を及ぼす。
が水平な状態でかつクレーンが基本姿勢にある状態で鉛
直方向の加速度を検出する向きにブームに取付けられる
ので、作業船が傾いたり、クレーンが上記基本姿勢から
作動したりすると、上記加速度センサが加速度を検出す
る方向が鉛直方向から外れ、これが検出誤差となって制
御精度に悪影響を及ぼす。
【0008】B)上記方法では、センサの検出値(加速
度)を2回積分した値を用いているので、上記検出値に
誤差を含む場合、この誤差が2回の積分によって集積さ
れ、増幅されてしまう。すなわち、検出誤差が制御精度
に与える影響が大きく、正確な制御を行うには極めて高
精度の高価なセンサを要することになる。
度)を2回積分した値を用いているので、上記検出値に
誤差を含む場合、この誤差が2回の積分によって集積さ
れ、増幅されてしまう。すなわち、検出誤差が制御精度
に与える影響が大きく、正確な制御を行うには極めて高
精度の高価なセンサを要することになる。
【0009】本発明は、このような事情に鑑み、作業船
の傾斜やブームの作業姿勢を相殺して、作業ロープの速
度を精度良く制御することができる装置を提供すること
を目的とする。
の傾斜やブームの作業姿勢を相殺して、作業ロープの速
度を精度良く制御することができる装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、船本体と、この船本体に対し
て旋回可能でかつ起伏可能なブームをもつ作業装置と、
この作業装置に設けられ、上記ブーム先端から吊り下げ
られる作業ロープを駆動するロープ駆動装置とを備えた
作業船において、上記船本体における任意の基準点を含
む相異なる二つの鉛直面内での上記船本体の傾きを検出
する傾き検出手段と、上記ブームの起伏角度を検出する
ブーム角度検出手段と、船本体に対するブームの旋回角
度を検出する旋回角度検出手段と、上記傾き検出手段、
ブーム角度検出手段、及び旋回角度検出手段による検出
結果に基づいて上記基準点に対するブーム先端の鉛直方
向の相対位置を演算する位置演算手段と、この位置演算
手段で演算されるブーム先端位置の時間変化に基づいて
上記基準点に対するブーム先端の鉛直方向の相対速度を
演算するブーム速度演算手段と、このブーム速度演算手
段により演算されたブーム先端速度に基づき、このブー
ム先端速度を相殺して実際のロープ速度を基準速度に合
わせるための目標速度を演算する目標速度演算手段と、
この目標速度に基づいて上記ロープ駆動装置にロープ駆
動を行わせる指令手段と、上記基準点の対地高さを検出
する対地高さ検出手段とを備え、この対地高さ検出手段
で検出される対地高さの時間変化に基づいて上記基準点
の鉛直方向の速度を演算し、この基準点速度とこの基準
点に対するブーム先端の鉛直方向の対地速度とからブー
ム先端の対地速度を演算するように上記ブーム速度演算
手段を構成し、もしくはこのブーム速度演算手段で演算
されたブーム先端の対地速度を相殺して実際のロープ速
度を基準速度に合わせるための目標速度を演算するよう
に上記目標速度演算手段を構成した装置である(請求項
1)。
の手段として、本発明は、船本体と、この船本体に対し
て旋回可能でかつ起伏可能なブームをもつ作業装置と、
この作業装置に設けられ、上記ブーム先端から吊り下げ
られる作業ロープを駆動するロープ駆動装置とを備えた
作業船において、上記船本体における任意の基準点を含
む相異なる二つの鉛直面内での上記船本体の傾きを検出
する傾き検出手段と、上記ブームの起伏角度を検出する
ブーム角度検出手段と、船本体に対するブームの旋回角
度を検出する旋回角度検出手段と、上記傾き検出手段、
ブーム角度検出手段、及び旋回角度検出手段による検出
結果に基づいて上記基準点に対するブーム先端の鉛直方
向の相対位置を演算する位置演算手段と、この位置演算
手段で演算されるブーム先端位置の時間変化に基づいて
上記基準点に対するブーム先端の鉛直方向の相対速度を
演算するブーム速度演算手段と、このブーム速度演算手
段により演算されたブーム先端速度に基づき、このブー
ム先端速度を相殺して実際のロープ速度を基準速度に合
わせるための目標速度を演算する目標速度演算手段と、
この目標速度に基づいて上記ロープ駆動装置にロープ駆
動を行わせる指令手段と、上記基準点の対地高さを検出
する対地高さ検出手段とを備え、この対地高さ検出手段
で検出される対地高さの時間変化に基づいて上記基準点
の鉛直方向の速度を演算し、この基準点速度とこの基準
点に対するブーム先端の鉛直方向の対地速度とからブー
ム先端の対地速度を演算するように上記ブーム速度演算
手段を構成し、もしくはこのブーム速度演算手段で演算
されたブーム先端の対地速度を相殺して実際のロープ速
度を基準速度に合わせるための目標速度を演算するよう
に上記目標速度演算手段を構成した装置である(請求項
1)。
【0011】また本発明は、上記対地高さ検出手段に代
えて上記基準点の鉛直方向の加速度を検出する検出する
加速度検出手段を備え、この加速度検出手段で検出され
る加速度の時間積分に基づいて上記基準点の鉛直方向の
対地速度を演算し、この基準点速度とこの基準点に対す
るブーム先端の鉛直方向の速度とからブーム先端の対地
速度を演算するように上記ブーム速度演算手段を構成し
てもよい(請求項2)。
えて上記基準点の鉛直方向の加速度を検出する検出する
加速度検出手段を備え、この加速度検出手段で検出され
る加速度の時間積分に基づいて上記基準点の鉛直方向の
対地速度を演算し、この基準点速度とこの基準点に対す
るブーム先端の鉛直方向の速度とからブーム先端の対地
速度を演算するように上記ブーム速度演算手段を構成し
てもよい(請求項2)。
【0012】さらに、上記各装置において、上記ブーム
角度検出手段で検出されるブームの起伏角度の時間変化
に基づいてこのブームの起伏角度の変化に起因するブー
ム先端とロープ巻取り部との間のロープ長さの変化速度
を演算するロープ速度演算手段を備え、このロープ速度
演算手段により演算された変化速度と上記ブーム速度演
算手段により演算された速度とに基づき、これらの速度
を相殺して実際のロープ速度を基準速度に合わせるため
の目標速度を演算するように上記目標速度演算手段を構
成すれば、後述のようなより優れた効果が得られる(請
求項3)。
角度検出手段で検出されるブームの起伏角度の時間変化
に基づいてこのブームの起伏角度の変化に起因するブー
ム先端とロープ巻取り部との間のロープ長さの変化速度
を演算するロープ速度演算手段を備え、このロープ速度
演算手段により演算された変化速度と上記ブーム速度演
算手段により演算された速度とに基づき、これらの速度
を相殺して実際のロープ速度を基準速度に合わせるため
の目標速度を演算するように上記目標速度演算手段を構
成すれば、後述のようなより優れた効果が得られる(請
求項3)。
【0013】
【作用】請求項1,2記載の装置によれば、基準点での
船本体の傾き、ブーム起伏角度、及び旋回角度に基づい
て、上記基準点に対するブーム先端の相対位置が演算さ
れ、この位置の時間変化に基づいて(すなわち時間微分
によって)ブーム先端速度が求められ、このブーム先端
速度に基づいてロープ駆動が制御されるので、各検出結
果に誤差があってもこれが集積されることがなく、逆に
上記時間微分によって誤差が相殺され易い。従って、ブ
ーム先端の加速度を積分する場合よりも、検出誤差がロ
ープ駆動の制御精度に与える影響は非常に少ない。ま
た、ブーム先端に加速度センサを設ける場合と異なり、
作業船の傾きやブームの作業姿勢が変化しても常に安定
した検出及び制御を行うことができる。
船本体の傾き、ブーム起伏角度、及び旋回角度に基づい
て、上記基準点に対するブーム先端の相対位置が演算さ
れ、この位置の時間変化に基づいて(すなわち時間微分
によって)ブーム先端速度が求められ、このブーム先端
速度に基づいてロープ駆動が制御されるので、各検出結
果に誤差があってもこれが集積されることがなく、逆に
上記時間微分によって誤差が相殺され易い。従って、ブ
ーム先端の加速度を積分する場合よりも、検出誤差がロ
ープ駆動の制御精度に与える影響は非常に少ない。ま
た、ブーム先端に加速度センサを設ける場合と異なり、
作業船の傾きやブームの作業姿勢が変化しても常に安定
した検出及び制御を行うことができる。
【0014】さらに、上記基準点の対地高さの時間変化
もしくは基準点の対地加速度の時間積分によって基準点
の対地速度が求められ、この基準点速度も相殺するよう
にロープ駆動が制御されるので、大きな波等によって基
準点自体が上下動する場合でも、これを考慮したロープ
速度制御を行うことができる。特に、請求項1記載の装
置では、対地高さの検出値の時間微分に基づいて制御が
行われるので、検出値が制御精度に与える影響はより小
さくなる。
もしくは基準点の対地加速度の時間積分によって基準点
の対地速度が求められ、この基準点速度も相殺するよう
にロープ駆動が制御されるので、大きな波等によって基
準点自体が上下動する場合でも、これを考慮したロープ
速度制御を行うことができる。特に、請求項1記載の装
置では、対地高さの検出値の時間微分に基づいて制御が
行われるので、検出値が制御精度に与える影響はより小
さくなる。
【0015】ここで、ブーム起伏角度が変化すると、ブ
ーム先端とロープ巻取り部との間のロープ長さも変動す
るが、請求項3記載の装置によれば、上記ロープ長さの
変動量も相殺するようにロープ速度が制御される。
ーム先端とロープ巻取り部との間のロープ長さも変動す
るが、請求項3記載の装置によれば、上記ロープ長さの
変動量も相殺するようにロープ速度が制御される。
【0016】
【実施例】本発明の第1実施例を図1〜図7に基づいて
説明する。なお、この実施例において作業船の全体構造
は前記図2に示した通りであり、ここではその説明を省
略する。
説明する。なお、この実施例において作業船の全体構造
は前記図2に示した通りであり、ここではその説明を省
略する。
【0017】この実施例における制御装置は、図1に示
すように、操作レバー30、ブーム角度センサ32、旋
回角度センサ34、左右傾斜センサ36、前後傾斜セン
サ37、及びコントローラ40を備えている。
すように、操作レバー30、ブーム角度センサ32、旋
回角度センサ34、左右傾斜センサ36、前後傾斜セン
サ37、及びコントローラ40を備えている。
【0018】操作レバー30は、外部から操作を受け、
この操作量に応じた速度指令信号を出力する出力装置を
有している。この出力装置には、電気的なものではポテ
ンショメータ、油圧パイロット式のものでは圧力センサ
等が適用可能である。ブーム角度センサ32は、前記図
2に示したブーム16の水平面からの起伏角度θb を検
出するもので、旋回角度センサ34は、基準角度位置か
らのブーム16の旋回角度θs を検出するものであり、
これらにはポテンショメータやエンコーダ等が適用可能
である。
この操作量に応じた速度指令信号を出力する出力装置を
有している。この出力装置には、電気的なものではポテ
ンショメータ、油圧パイロット式のものでは圧力センサ
等が適用可能である。ブーム角度センサ32は、前記図
2に示したブーム16の水平面からの起伏角度θb を検
出するもので、旋回角度センサ34は、基準角度位置か
らのブーム16の旋回角度θs を検出するものであり、
これらにはポテンショメータやエンコーダ等が適用可能
である。
【0019】左右傾斜センサ36は、台船10の所定の
基準点に設けられ、この基準点を含む左右方向(推進方
向と直交する方向)の鉛直面内での台船10の傾きθx
を検出するものである。前後傾斜センサ37は、同じく
上記基準点に設けられ、この基準点を含む前後方向(推
進方向と平行な方向)の鉛直面内での台船10の傾きθ
y を検出するものである。なお、本発明における傾き検
出手段には、上記傾斜センサ36,37の他、ジャイロ
等を用いることも可能である。
基準点に設けられ、この基準点を含む左右方向(推進方
向と直交する方向)の鉛直面内での台船10の傾きθx
を検出するものである。前後傾斜センサ37は、同じく
上記基準点に設けられ、この基準点を含む前後方向(推
進方向と平行な方向)の鉛直面内での台船10の傾きθ
y を検出するものである。なお、本発明における傾き検
出手段には、上記傾斜センサ36,37の他、ジャイロ
等を用いることも可能である。
【0020】上記コントローラ40は、ロープ基準速度
演算部41、第1座標演算部(位置演算手段を構成)4
2、第2座標演算部(位置演算手段を構成)43、実速
度演算部(ブーム速度演算手段)44、目標速度演算部
(目標速度演算手段)45、及び動作指令演算部(指令
手段)46を備えている。
演算部41、第1座標演算部(位置演算手段を構成)4
2、第2座標演算部(位置演算手段を構成)43、実速
度演算部(ブーム速度演算手段)44、目標速度演算部
(目標速度演算手段)45、及び動作指令演算部(指令
手段)46を備えている。
【0021】上記ロープ基準速度演算部41は、上記操
作レバー30の出力装置から出力される速度指令信号を
受け、上記操作レバー30の操作量に見合ったロープ基
準速度Vo を演算するものである。
作レバー30の出力装置から出力される速度指令信号を
受け、上記操作レバー30の操作量に見合ったロープ基
準速度Vo を演算するものである。
【0022】第1座標演算部42は、ブーム角度センサ
32及び旋回角度センサ34で検出される角度θb ,θ
s に基づき、後述のようにブーム旋回中心軸12上に原
点を有して旋回中心軸12をz′軸とするx′−y′−
z′直交座標系でのブーム先端位置の座標(xp′,y
p′,zp′)を演算するものであり、第2座標演算部4
3は、第1座標演算部42で演算された座標(xp′,
yp′,zp′)を、後述のように上記基準点を原点とし
て鉛直方向にz軸が設定されるx−y−z直交座標系で
の座標(xp,yp,zp)に変換するものである。
32及び旋回角度センサ34で検出される角度θb ,θ
s に基づき、後述のようにブーム旋回中心軸12上に原
点を有して旋回中心軸12をz′軸とするx′−y′−
z′直交座標系でのブーム先端位置の座標(xp′,y
p′,zp′)を演算するものであり、第2座標演算部4
3は、第1座標演算部42で演算された座標(xp′,
yp′,zp′)を、後述のように上記基準点を原点とし
て鉛直方向にz軸が設定されるx−y−z直交座標系で
の座標(xp,yp,zp)に変換するものである。
【0023】実速度演算部44は、上記第2座標演算部
43で演算されるブーム先端位置の座標(xp,yp,z
p)の時間変化から、上記基準点に対するブーム先端の
鉛直方向の速度Vs を演算するとともに、ブーム起伏角
度θb の時間変化に基づいてウインチドラム20とブー
ム先端との間のロープ長さの変化速度Vr を演算するも
のである。
43で演算されるブーム先端位置の座標(xp,yp,z
p)の時間変化から、上記基準点に対するブーム先端の
鉛直方向の速度Vs を演算するとともに、ブーム起伏角
度θb の時間変化に基づいてウインチドラム20とブー
ム先端との間のロープ長さの変化速度Vr を演算するも
のである。
【0024】目標速度演算部45は、上記速度Vs ,V
r を相殺して上記基準速度Vo を得るために実際に必要
な作業用ロープ22の駆動の目標速度Vc を演算するも
のである。動作指令演算部46は、この目標速度Vc を
得るために必要な指令信号を演算し、これをクレーン部
14の機械室内の巻上げ装置28に出力し、実際に作業
用ロープ22の巻上げを行わせるものである。
r を相殺して上記基準速度Vo を得るために実際に必要
な作業用ロープ22の駆動の目標速度Vc を演算するも
のである。動作指令演算部46は、この目標速度Vc を
得るために必要な指令信号を演算し、これをクレーン部
14の機械室内の巻上げ装置28に出力し、実際に作業
用ロープ22の巻上げを行わせるものである。
【0025】次に、この装置において行われる演算の基
本原理を説明する。
本原理を説明する。
【0026】まず、図3に示すように、クレーン部14
の旋回中心軸12上に原点をとり、旋回中心軸をZ軸と
し、旋回径方向にY軸をとったY−Z直交座標系を考え
る。ブームの起伏回動中心B、ウインチドラム軸中心
D、及びブーム先端Pの座標をそれぞれB(Yb,Z
b)、D(Yd,Zd)、P(Yp,Zp)とし、ブーム長
さをLbm、Y軸に対するブーム中心軸の角度をθb とす
ると、Yp,Zp は次式の通り決定される。
の旋回中心軸12上に原点をとり、旋回中心軸をZ軸と
し、旋回径方向にY軸をとったY−Z直交座標系を考え
る。ブームの起伏回動中心B、ウインチドラム軸中心
D、及びブーム先端Pの座標をそれぞれB(Yb,Z
b)、D(Yd,Zd)、P(Yp,Zp)とし、ブーム長
さをLbm、Y軸に対するブーム中心軸の角度をθb とす
ると、Yp,Zp は次式の通り決定される。
【0027】
【数1】 Yp =Yb +Lbm・cosθb Zp =Zb +Lbm・sinθb 次に、クレーン部14が実際に台船10上で旋回した時
のブーム先端Pの座標を考える。まず、上記Y−Z座標
系と同じ位置に原点をもち、旋回中心軸12をz′軸と
し、船体の前後方向及び左右方向にそれぞれy′軸及び
x′軸にとったx′−y′−z′座標系を設定する。こ
の座標系において、図4に示すように、ブーム16が
y′軸から角度θs 旋回した状態は、Y−Z座標系のY
Z面がZ′軸とz軸とを同一にして上記角度θs だけ回
転した状態に匹敵する。従って、同図に示すように、
x′−y′−z′座標系でのブーム先端の座標P(x
p′,yp′,zp′)は次式で表すことができる。
のブーム先端Pの座標を考える。まず、上記Y−Z座標
系と同じ位置に原点をもち、旋回中心軸12をz′軸と
し、船体の前後方向及び左右方向にそれぞれy′軸及び
x′軸にとったx′−y′−z′座標系を設定する。こ
の座標系において、図4に示すように、ブーム16が
y′軸から角度θs 旋回した状態は、Y−Z座標系のY
Z面がZ′軸とz軸とを同一にして上記角度θs だけ回
転した状態に匹敵する。従って、同図に示すように、
x′−y′−z′座標系でのブーム先端の座標P(x
p′,yp′,zp′)は次式で表すことができる。
【0028】
【数2】 xp′=Yp・sinθs yp′=Yp・cosθs zp′=Zp この式に基づいて、上記第1座標演算部42はブーム先
端座標Pを演算する。
端座標Pを演算する。
【0029】次に、台船10が揺動した時のブーム先端
の位置変化を考える。今度は、台船10上の任意の位置
に基準点をとってこれを原点Oとし、鉛直方向にz軸を
とり、原点Oを通ってz軸に直交する平面内で台船10
の前後方向にy軸をとり、左右方向にx軸を取ったx−
y−z直交座標系を設定する。また、台船10に傾きが
ない時、x軸とx′軸、y軸とy′軸、z軸とz′軸と
はそれぞれ平行であるが、この状態でのx′−y′−
z′座標軸をx−y−z座標系においてx″−y″−
z″座標軸とする。
の位置変化を考える。今度は、台船10上の任意の位置
に基準点をとってこれを原点Oとし、鉛直方向にz軸を
とり、原点Oを通ってz軸に直交する平面内で台船10
の前後方向にy軸をとり、左右方向にx軸を取ったx−
y−z直交座標系を設定する。また、台船10に傾きが
ない時、x軸とx′軸、y軸とy′軸、z軸とz′軸と
はそれぞれ平行であるが、この状態でのx′−y′−
z′座標軸をx−y−z座標系においてx″−y″−
z″座標軸とする。
【0030】いま、台船10が左右方向に角度θx 、前
後方向に角度θy だけ傾いたとすると、図5に示すよう
に、上記x″−y″−z″座標軸は、x−y平面内で点
Oを通ってx軸と角度φで交わる直線A−A′軸の回り
に角度αだけ回転し、同図のx′−y′−z′座標軸の
位置に移ることになる。この図5から次の式を得ること
ができる。
後方向に角度θy だけ傾いたとすると、図5に示すよう
に、上記x″−y″−z″座標軸は、x−y平面内で点
Oを通ってx軸と角度φで交わる直線A−A′軸の回り
に角度αだけ回転し、同図のx′−y′−z′座標軸の
位置に移ることになる。この図5から次の式を得ること
ができる。
【0031】
【数3】 tanφ=tanθx /tanθy tan2α=tan2θx +tan2θy (ただし、θx<0かつθ
y<0のときα<0)この式に基づき、角度φ,αを求
めることができる。
y<0のときα<0)この式に基づき、角度φ,αを求
めることができる。
【0032】ところで、このx′−y′−z′座標系
は、x−y−z座標系をA−A′軸回りに角度αだけ回
転させ、その後原点Oを図中の点O′の位置まで平行移
動させたものと同等である。
は、x−y−z座標系をA−A′軸回りに角度αだけ回
転させ、その後原点Oを図中の点O′の位置まで平行移
動させたものと同等である。
【0033】そこでまず、図6に示すように原点Oと原
点O′とを合致させ、x−y−z座標系に対してx′−
y′−z′座標系をA−A′軸回りに角度αだけ回転さ
せた時の座標変換式を求めることとする。x軸、y軸、
z軸、x′軸、y′軸、z′軸の各方向の単位ベクトル
をそれぞれVex,Vey,Vez,Vex′Vey′Ve
z′とすると、各ベクトル間には次の関係式が成立す
る。
点O′とを合致させ、x−y−z座標系に対してx′−
y′−z′座標系をA−A′軸回りに角度αだけ回転さ
せた時の座標変換式を求めることとする。x軸、y軸、
z軸、x′軸、y′軸、z′軸の各方向の単位ベクトル
をそれぞれVex,Vey,Vez,Vex′Vey′Ve
z′とすると、各ベクトル間には次の関係式が成立す
る。
【0034】
【数4】 Vex′=(cos2φ+sin2φ・cosα)Vex−sinφ・cosφ(1−cosα)Vey −sinφ・sinα・Vez Vey′=−sinφ・cosφ(1−cosα)Vex+(sin2φ+cos2φ・cosα)Vey −cosφ・sinα・Vez Vez′= sinφ・sinα・Vex+ cosφ・sinα・Vey+cosα・Vez この関係式が成立するとき、次のような行列方程式が成
立する。
立する。
【0035】
【数5】
【0036】この式は、次式に置き換えることができ
る。
る。
【0037】
【数6】
【0038】この式において、右辺の3−3行列の中身
をMとおくと、次式が得られる。
をMとおくと、次式が得られる。
【0039】
【数7】
【0040】次に、回転したx′−y′−z′座標系の
原点を図5の点O′に平行移動したときの座標変換式を
求める。
原点を図5の点O′に平行移動したときの座標変換式を
求める。
【0041】点O′は、ベクトルOO″をA−A′軸の
回りに角度αだけ回転させた時の点O″の位置と合致す
る。従って、O″の座標を(A,B,C)、O′の座標
を(a,b,c)とすると、次式を得ることができる。
回りに角度αだけ回転させた時の点O″の位置と合致す
る。従って、O″の座標を(A,B,C)、O′の座標
を(a,b,c)とすると、次式を得ることができる。
【0042】
【数8】
【0043】A−A′軸の回りにα回転させて原点を
O′に平行移動したx′−y′−z′座標系での点は、
x−y−z座標系において上記数7、数8で合成したも
のと等しくなるので、次の数9を得ることができる。
O′に平行移動したx′−y′−z′座標系での点は、
x−y−z座標系において上記数7、数8で合成したも
のと等しくなるので、次の数9を得ることができる。
【0044】
【数9】
【0045】この式に基づき、第2座標演算部43は、
座標P(xp,yp,zp)の演算を行う。
座標P(xp,yp,zp)の演算を行う。
【0046】なお、本発明では鉛直方向の位置すなわち
z方向の位置zpのみを演算すれば十分であり、このz
pは次式で与えられる。
z方向の位置zpのみを演算すれば十分であり、このz
pは次式で与えられる。
【0047】
【数10】 zp =c+(Yb+Lbm・cosθb )・cos(φ−θs)・sinα +(Zb+Lbm・sinθb )・cosα そして、実速度演算部44は、上記鉛直方向の位置zp
を時間微分することにより、ブーム先端の鉛直方向の速
度Vs を演算する。すなわち、この速度Vs は次式によ
って与えられる。
を時間微分することにより、ブーム先端の鉛直方向の速
度Vs を演算する。すなわち、この速度Vs は次式によ
って与えられる。
【0048】
【数11】Vs =d(zp)/dt 同時に、この実速度演算部44は、作業状況に応じて変
化するブーム起伏角度θb に基づき、ウインチドラム2
0とブーム先端との間のロープ長さの時間変化量すなわ
ち変化速度を演算する。
化するブーム起伏角度θb に基づき、ウインチドラム2
0とブーム先端との間のロープ長さの時間変化量すなわ
ち変化速度を演算する。
【0049】その原理を図7に基づいて説明する。同図
に示すように、ブーム起伏角度θbが変化した時、ロー
プ長さLrpはブーム先端Pとドラム軸中心Dとの間の距
離Lpd、及びブーム先端側シーブ18とロープ22との
接触領域の角度θv の変化の影響を受ける。
に示すように、ブーム起伏角度θbが変化した時、ロー
プ長さLrpはブーム先端Pとドラム軸中心Dとの間の距
離Lpd、及びブーム先端側シーブ18とロープ22との
接触領域の角度θv の変化の影響を受ける。
【0050】まず、図においては次式が成立する。
【0051】
【数12】 Lbd=BD=√[(Yb−Yd)2+(Zb−Zd)2] βpd=arctan[(Zd−Zb)/(Yb−Yd)] ∴θpd=π−θb−βpd Lpd2=(PD)2=Lbm2+Lbd2−2・Lbm・Lbd・co
sθpd 上記式により、Lpdが決定される。従って、ウインチド
ラム20のドラム径dbとシーブ径dsとの差に基づく
角度θdsは次式で表されることになる。
sθpd 上記式により、Lpdが決定される。従って、ウインチド
ラム20のドラム径dbとシーブ径dsとの差に基づく
角度θdsは次式で表されることになる。
【0052】
【数13】θds=arccos[(db/2−ds/2)/Lp
d] よって、ウインチドラム20とロープ22との接触点か
らシーブ18とロープ22との接触点までの距離Ldsが
次式により与えられる。
d] よって、ウインチドラム20とロープ22との接触点か
らシーブ18とロープ22との接触点までの距離Ldsが
次式により与えられる。
【0053】
【数14】Lds=Lpd・sinθds 一方、図7では次式が成立する。
【0054】
【数15】∠PDB=θdb=arcsin[(Lbm/Lpd)・sin
θpd] θv =θdb−βbd+θds−π/2 従って、ブーム起伏角度θbの変化に伴うドラム−シー
ブポイント間のロープ長さLrpは次式で与えられる。
θpd] θv =θdb−βbd+θds−π/2 従って、ブーム起伏角度θbの変化に伴うドラム−シー
ブポイント間のロープ長さLrpは次式で与えられる。
【0055】
【数16】Lrp=Lds+(θv/2π)・ds 実速度演算部44は、この式で与えられる長さLrpを
時間微分してロープ長さ変化速度Vr を求め、上記ブー
ム先端速度Vs とともに目標速度演算部45に出力す
る。すなわち、上記変化速度Vr は次式により求められ
る。
時間微分してロープ長さ変化速度Vr を求め、上記ブー
ム先端速度Vs とともに目標速度演算部45に出力す
る。すなわち、上記変化速度Vr は次式により求められ
る。
【0056】
【数17】Vr =d(Lrp)/dt 目標速度演算部45は、上記実速度演算部44で演算さ
れた両速度Vs,Vrを相殺して実際のロープ駆動速度を
ロープ基準速度演算部41で演算された基準速度Vo に
合わせるための目標速度Vc を演算する。この目標速度
Vc は、ブーム先端シーブ18とフック側シーブ24と
の間でのロープ巻数をn(≧1)とすると、次式で与え
られる。
れた両速度Vs,Vrを相殺して実際のロープ駆動速度を
ロープ基準速度演算部41で演算された基準速度Vo に
合わせるための目標速度Vc を演算する。この目標速度
Vc は、ブーム先端シーブ18とフック側シーブ24と
の間でのロープ巻数をn(≧1)とすると、次式で与え
られる。
【0057】
【数18】Vc =Vo −n・Vs +Vr そして、この演算された目標速度Vc が得られるように
動作指令演算部46から巻上げ装置28に指令信号が出
力され、巻上げ装置28が実際に作動してロープ22の
巻上げ駆動が行われる。
動作指令演算部46から巻上げ装置28に指令信号が出
力され、巻上げ装置28が実際に作動してロープ22の
巻上げ駆動が行われる。
【0058】以上のように、この実施例に示す制御方法
及び装置は、ブーム16の作業姿勢及び台船10の傾き
状態からブーム先端位置を演算し、このブーム先端位置
の時間変化からブーム先端速度を求めてこれを相殺する
ようにロープ駆動を制御するものであるので、従来のよ
うにブーム先端側に加速度センサを設けるものと異な
り、このブーム先端が台船10の揺動等で傾いても検出
結果に悪影響が与えられることがない。また、検出値で
ある加速度を積分してブーム先端の変位量を求める場合
には、検出誤差が積算され、増幅された状態で制御に取
り込まれるため、検出誤差が制御精度に与える影響が比
較的大きいが、上記方法及び装置では、検出結果である
ブーム先端位置を時間微分することによりブーム先端速
度を求めているので、逆に検出誤差が相殺され易く、制
御精度に与える影響を非常に小さくすることができる。
及び装置は、ブーム16の作業姿勢及び台船10の傾き
状態からブーム先端位置を演算し、このブーム先端位置
の時間変化からブーム先端速度を求めてこれを相殺する
ようにロープ駆動を制御するものであるので、従来のよ
うにブーム先端側に加速度センサを設けるものと異な
り、このブーム先端が台船10の揺動等で傾いても検出
結果に悪影響が与えられることがない。また、検出値で
ある加速度を積分してブーム先端の変位量を求める場合
には、検出誤差が積算され、増幅された状態で制御に取
り込まれるため、検出誤差が制御精度に与える影響が比
較的大きいが、上記方法及び装置では、検出結果である
ブーム先端位置を時間微分することによりブーム先端速
度を求めているので、逆に検出誤差が相殺され易く、制
御精度に与える影響を非常に小さくすることができる。
【0059】さらに、この実施例装置では、ブーム起伏
角度θb の変化に伴うドラム−シーブポイント間のロー
プ長さの変化速度Vr を考慮し、この変化速度Vr をも
相殺するような目標速度Vc を演算しているので、より
精度の高い制御を実行することができる。
角度θb の変化に伴うドラム−シーブポイント間のロー
プ長さの変化速度Vr を考慮し、この変化速度Vr をも
相殺するような目標速度Vc を演算しているので、より
精度の高い制御を実行することができる。
【0060】また、この実施例では、巻上げ装置28に
よるウインチドラム20の駆動回転数を検出する回転数
センサ35が設けられ、その検出結果に基づき、ロープ
実速度演算部47及びPID制御演算部48によりフィ
ードバック制御が実行されるようになっている。ロープ
実速度演算部47は、上記回転数センサ35の検出回転
数に基づき、ロープ22の実際の駆動速度を演算するも
のであり、PID制御演算部48は、ロープの実速度と
目標速度Vc との偏差に基づいてPID補正制御量を演
算するものである。そして、動作指令演算部46は、基
準速度Voに上記PID補正制御量を加えた補正後の速
度で巻上げ装置28を作動させるための指令信号を演
算、出力するように構成されている。
よるウインチドラム20の駆動回転数を検出する回転数
センサ35が設けられ、その検出結果に基づき、ロープ
実速度演算部47及びPID制御演算部48によりフィ
ードバック制御が実行されるようになっている。ロープ
実速度演算部47は、上記回転数センサ35の検出回転
数に基づき、ロープ22の実際の駆動速度を演算するも
のであり、PID制御演算部48は、ロープの実速度と
目標速度Vc との偏差に基づいてPID補正制御量を演
算するものである。そして、動作指令演算部46は、基
準速度Voに上記PID補正制御量を加えた補正後の速
度で巻上げ装置28を作動させるための指令信号を演
算、出力するように構成されている。
【0061】このような装置によれば、実際のロープ速
度を考慮することにより、さらに精度の高いロープ速度
制御を実現することができる。なお、上記回転数センサ
35は、ロータリエンコーダ等の公知のものが使用可能
であり、また、ドラム回転数を検出する代わりにシーブ
回転数を検出するようにしてもよい。
度を考慮することにより、さらに精度の高いロープ速度
制御を実現することができる。なお、上記回転数センサ
35は、ロータリエンコーダ等の公知のものが使用可能
であり、また、ドラム回転数を検出する代わりにシーブ
回転数を検出するようにしてもよい。
【0062】ところで、上記のように台船10上に設定
された基準点に対するブーム先端速度に基づいてロープ
駆動速度の制御が行われるものにおいて、海上の波が高
い場合など、上記基準点そのものの上下変位が大きく、
しかも海底の荷を吊り上げる場合等においては、基準点
の鉛直方向の速度も考慮に入れることが望ましい。
された基準点に対するブーム先端速度に基づいてロープ
駆動速度の制御が行われるものにおいて、海上の波が高
い場合など、上記基準点そのものの上下変位が大きく、
しかも海底の荷を吊り上げる場合等においては、基準点
の鉛直方向の速度も考慮に入れることが望ましい。
【0063】そこで、この第1実施例では、前記各種セ
ンサに加えてさらに、上記基準点の対地高さ(海底から
の高さ)Ho を検出する対地高さセンサ38が設けら
れ、この対地高さセンサ38の検出値に基づき、実速度
演算部44により、海底に対するブーム先端速度(すな
わち対地速度)Vs′が演算されるようになっている。
ンサに加えてさらに、上記基準点の対地高さ(海底から
の高さ)Ho を検出する対地高さセンサ38が設けら
れ、この対地高さセンサ38の検出値に基づき、実速度
演算部44により、海底に対するブーム先端速度(すな
わち対地速度)Vs′が演算されるようになっている。
【0064】その演算内容を説明すると、まず、ブーム
先端の対地高さHp は次式で与えられる。
先端の対地高さHp は次式で与えられる。
【0065】
【数19】Hp =Ho +zp この式から、ブーム先端速度Vs′を次のようにして求
めることができる。
めることができる。
【0066】Vs′=d(Hp)/dt=d(Ho)/dt
+d(zp)/dt 実速度演算部44は、この式に基づいて演算したVs′
を目標速度演算部45に出力し、目標速度演算部45は
このブーム先端対地速度Vs′を相殺するための目標速
度Vcを演算する。
+d(zp)/dt 実速度演算部44は、この式に基づいて演算したVs′
を目標速度演算部45に出力し、目標速度演算部45は
このブーム先端対地速度Vs′を相殺するための目標速
度Vcを演算する。
【0067】このような装置によれば、比較的基準点の
上下変動が大きい場合にも、正確なロープ速度制御を行
うことができる。
上下変動が大きい場合にも、正確なロープ速度制御を行
うことができる。
【0068】なお、上記基準点の対地高さHo を検出す
る手段としては、宇宙衛星を利用したGPSを用いた
り、超音波を海中に放射して海底からの反射波を測定し
たり、陸地の固定点からレーザや電波を放射したりする
ことが有効である。
る手段としては、宇宙衛星を利用したGPSを用いた
り、超音波を海中に放射して海底からの反射波を測定し
たり、陸地の固定点からレーザや電波を放射したりする
ことが有効である。
【0069】また、ブーム先端対地速度Vs′を求める
場合には、第2実施例として図8に示すように、上記対
地高さセンサ38に代えて基準点の鉛直方向の加速度を
検出する加速度センサ39を設け、その検出値である加
速度を積分して上記速度Vs′を求めるようにしてもよ
い。この場合、上記ブーム先端対地速度Vs′は次式で
表される。
場合には、第2実施例として図8に示すように、上記対
地高さセンサ38に代えて基準点の鉛直方向の加速度を
検出する加速度センサ39を設け、その検出値である加
速度を積分して上記速度Vs′を求めるようにしてもよ
い。この場合、上記ブーム先端対地速度Vs′は次式で
表される。
【0070】
【数20】
【0071】ただし、前記第1実施例のようにブーム対
地高さHo を時間微分するようにすれば、加速度の積分
によりブーム先端速度Vs′を求める場合よりも検出誤
差の集積が少なく、逆に相殺し易くなり、より精度の高
い制御を実行することが可能となる。
地高さHo を時間微分するようにすれば、加速度の積分
によりブーム先端速度Vs′を求める場合よりも検出誤
差の集積が少なく、逆に相殺し易くなり、より精度の高
い制御を実行することが可能となる。
【0072】また、本発明は以上の実施例に限定される
ものでなく、例として次のような態様をとることも可能
である。
ものでなく、例として次のような態様をとることも可能
である。
【0073】(1) 本発明において基準点は台船10上の
任意に設定すれば良い。ただし、この基準点を、台船1
0の傾きによる変位の少ない台船10の重心近傍に設定
すれば、より精度の高い制御を行うことが可能になる。
任意に設定すれば良い。ただし、この基準点を、台船1
0の傾きによる変位の少ない台船10の重心近傍に設定
すれば、より精度の高い制御を行うことが可能になる。
【0074】(2) 上記実施例では、ロープ22の巻上げ
駆動について説明したが、ロープ22の繰り出し制御を
行う場合にも同様に適用することができる。
駆動について説明したが、ロープ22の繰り出し制御を
行う場合にも同様に適用することができる。
【0075】
【発明の効果】以上のように本発明は、ブームの作業姿
勢及び船本体の傾き状態からブーム先端位置を演算し、
このブーム先端位置の時間変化からブーム先端速度を求
めてこれを相殺するようにロープ駆動を制御するもので
あるので、従来のようにブーム先端側に加速度センサを
設けるものと異なり、このブーム先端が船本体の揺動等
で傾いても検出結果に悪影響が与えられることがない。
また、検出である加速度を積分してブーム先端の変位量
を求める場合には、検出誤差が積算され、増幅された状
態で制御に取り込まれるため、検出誤差が制御精度に与
える影響が比較的大きいが、上記方法及び装置では、検
出結果であるブーム先端位置を時間微分することにより
ブーム先端速度を求めているので、逆に検出誤差が相殺
され易く、制御精度に与える影響を非常に小さくするこ
とができる。従って、従来と異なり、船本体の傾きやブ
ームの作業姿勢に関係なく常に精度の高いロープ駆動制
御を行うことができる効果がある。
勢及び船本体の傾き状態からブーム先端位置を演算し、
このブーム先端位置の時間変化からブーム先端速度を求
めてこれを相殺するようにロープ駆動を制御するもので
あるので、従来のようにブーム先端側に加速度センサを
設けるものと異なり、このブーム先端が船本体の揺動等
で傾いても検出結果に悪影響が与えられることがない。
また、検出である加速度を積分してブーム先端の変位量
を求める場合には、検出誤差が積算され、増幅された状
態で制御に取り込まれるため、検出誤差が制御精度に与
える影響が比較的大きいが、上記方法及び装置では、検
出結果であるブーム先端位置を時間微分することにより
ブーム先端速度を求めているので、逆に検出誤差が相殺
され易く、制御精度に与える影響を非常に小さくするこ
とができる。従って、従来と異なり、船本体の傾きやブ
ームの作業姿勢に関係なく常に精度の高いロープ駆動制
御を行うことができる効果がある。
【0076】さらに、上記基準点の対地高さの時間変化
もしくは基準点の対地加速度の時間積分によって基準点
の対地速度を求め、この基準点速度も相殺するようにロ
ープ駆動を制御するので、大きな波等によって基準点自
体が上下動する場合でも、これを考慮してロープ速度制
御の精度を高く維持することができる効果がある。特
に、請求項1記載の装置では、対地高さの検出値の時間
微分に基づいて制御が行われるので、検出値が制御精度
に与える影響をより小さくすることができる。
もしくは基準点の対地加速度の時間積分によって基準点
の対地速度を求め、この基準点速度も相殺するようにロ
ープ駆動を制御するので、大きな波等によって基準点自
体が上下動する場合でも、これを考慮してロープ速度制
御の精度を高く維持することができる効果がある。特
に、請求項1記載の装置では、対地高さの検出値の時間
微分に基づいて制御が行われるので、検出値が制御精度
に与える影響をより小さくすることができる。
【0077】さらに、請求項3記載の装置では、ブーム
起伏角度の変化に伴うブーム先端とロープ巻取り部との
間のロープ長さの変化速度を演算し、この変化速度も相
殺するようにロープ速度を制御するようにしているの
で、ブーム先端速度のみを考慮に入れた制御に比べ、さ
らに精度の高いロープ駆動制御を実行することができる
効果がある。
起伏角度の変化に伴うブーム先端とロープ巻取り部との
間のロープ長さの変化速度を演算し、この変化速度も相
殺するようにロープ速度を制御するようにしているの
で、ブーム先端速度のみを考慮に入れた制御に比べ、さ
らに精度の高いロープ駆動制御を実行することができる
効果がある。
【図1】本発明の第1実施例におけるロープ速度制御装
置の機能構成を示すブロック図である。
置の機能構成を示すブロック図である。
【図2】作業船であるクレーン船の一形態を示す側面図
である。
である。
【図3】上記ロープ速度制御装置における演算で導入さ
れるY−Z座標系を示す説明図である。
れるY−Z座標系を示す説明図である。
【図4】上記Y−Z座標系とx′−y′−z′座標系と
の関係を示す説明図である。
の関係を示す説明図である。
【図5】上記x′−y′−z′座標系とx−y−z座標
系との関係を示す説明図である。
系との関係を示す説明図である。
【図6】上記x′−y′−z′座標系の原点とx−y−
z座標系の原点とを合致させた状態を示す説明図であ
る。
z座標系の原点とを合致させた状態を示す説明図であ
る。
【図7】上記クレーン船におけるブーム起伏角度とドラ
ム−シーブポイント間でのロープ長さとの関係を示す説
明図である。
ム−シーブポイント間でのロープ長さとの関係を示す説
明図である。
【図8】本発明の第2実施例におけるロープ速度制御装
置の機能構成を示すブロック図である。
置の機能構成を示すブロック図である。
10 台船(船本体) 12 旋回中心軸 14 クレーン部(作業装置) 16 ブーム 18 ブーム先端側シーブ 20 ウインチドラム(ロープ巻取り部) 22 作業用ロープ 32 ブーム角度センサ(ブーム角度検出手段) 34 旋回角度センサ(旋回角度検出手段) 36 左右傾斜センサ(傾き検出手段) 37 前後傾斜センサ(傾き検出手段) 38 対地高さセンサ(対地高さ検出手段) 39 加速度センサ(加速度検出手段) 40 コントローラ 42 第1座標演算部(位置演算手段) 43 第2座標演算部(位置演算手段) 44 実速度演算部(ブーム速度演算手段) 45 目標速度演算部(目標速度演算手段) 46 動作指令演算部(指令手段) θb ブーム起伏角度 θs 旋回角度 θx 台船の左右方向の傾斜角度 θx,θy 台船の前後方向の傾斜角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−191296(JP,A) 特開 昭51−29159(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 13/32,23/00,23/52
Claims (3)
- 【請求項1】 船本体と、この船本体に対して旋回可能
でかつ起伏可能なブームをもつ作業装置と、この作業装
置に設けられ、上記ブーム先端から吊り下げられる作業
ロープを駆動するロープ駆動装置とを備えた作業船にお
いて、上記船本体における任意の基準点を含む相異なる
二つの鉛直面内での上記船本体の傾きを検出する傾き検
出手段と、上記ブームの起伏角度を検出するブーム角度
検出手段と、船本体に対するブームの旋回角度を検出す
る旋回角度検出手段と、上記傾き検出手段、ブーム角度
検出手段、及び旋回角度検出手段による検出結果に基づ
いて上記基準点に対するブーム先端の鉛直方向の相対位
置を演算する位置演算手段と、この位置演算手段で演算
されるブーム先端位置の時間変化に基づいて上記基準点
に対するブーム先端の鉛直方向の相対速度を演算するブ
ーム速度演算手段と、このブーム速度演算手段により演
算されたブーム先端速度に基づき、このブーム先端速度
を相殺して実際のロープ速度を基準速度に合わせるため
の目標速度を演算する目標速度演算手段と、この目標速
度に基づいて上記ロープ駆動装置にロープ駆動を行わせ
る指令手段と、上記基準点の対地高さを検出する対地高
さ検出手段とを備え、この対地高さ検出手段で検出され
る対地高さの時間変化に基づいて上記基準点の鉛直方向
の速度を演算し、この基準点速度とこの基準点に対する
ブーム先端の鉛直方向の対地速度とからブーム先端の対
地速度を演算するように上記ブーム速度演算手段を構成
し、このブーム速度演算手段で演算されたブーム先端の
対地速度を相殺して実際のロープ速度を基準速度に合わ
せるための目標速度を演算するように上記目標速度演算
手段を構成したことを特徴とする作業船における作業ロ
ープ速度制御装置。 - 【請求項2】 船本体と、この船本体に対して旋回可能
でかつ起伏可能なブームをもつ作業装置と、この作業装
置に設けられ、上記ブーム先端から吊り下げられる作業
ロープを駆動するロープ駆動装置とを備えた作業船にお
いて、上記船本体における任意の基準点を含む相異なる
二つの鉛直面内での上記船本体の傾きを検出する傾き検
出手段と、上記ブームの起伏角度を検出するブーム角度
検出手段と、船本体に対するブームの旋回角度を検出す
る旋回角度検出手段と、上記傾き検出手段、ブーム角度
検出手段、及び旋回角度検出手段による検出結果に基づ
いて上記基準点に対するブーム先端の鉛直方向の相対位
置を演算する位置演算手段と、この位置演算手段で演算
されるブーム先端位置の時間変化に基づいて上記基準点
に対するブーム先端の鉛直方向の相対速度を演算するブ
ーム速度演算手段と、このブーム速度演算手段により演
算されたブーム先端速度に基づき、このブーム先端速度
を相殺して実際のロープ速度を基準速度に合わせるため
の目標速度を演算する目標速度演算手段と、上記基準点
の鉛直方向の加速度を検出する検出する加速度検出手段
とを備え、この加速度検出手段で検出される加速度の時
間積分に基づいて上記基準点の鉛直方向の対地速度を演
算し、この基準点速度とこの基準点に対するブーム先端
の鉛直方向の速度とからブーム先端の対地速度を演算す
るように上記ブーム速度演算手段を構成し、このブーム
速度演算手段で演算されたブーム先端の対地速度を相殺
して実際のロープ速度を基準速度に合わせるための目標
速度を演算するように上記目標速度演算手段を構成した
ことを特徴とする作業船における作業ロープ速度制御装
置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の作業船における
作業ロープ速度制御装置において、上記ブーム角度検出
手段で検出されるブームの起伏角度の時間変化に基づい
てこのブームの起伏角度の変化に起因するブーム先端と
ロープ巻取り部との間のロープ長さの変化速度を演算す
るロープ速度演算手段を備え、このロープ速度演算手段
により演算された変化速度と上記ブーム速度演算手段に
より演算された速度とに基づき、これらの速度を相殺し
て実際のロープ速度を基準速度に合わせるための目標速
度を演算するように上記目標速度演算手段を構成したこ
とを特徴とする作業船における作業ロープ速度制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28243493A JP3206255B2 (ja) | 1993-11-11 | 1993-11-11 | 作業船における作業ロープ速度制御方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28243493A JP3206255B2 (ja) | 1993-11-11 | 1993-11-11 | 作業船における作業ロープ速度制御方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07133093A JPH07133093A (ja) | 1995-05-23 |
| JP3206255B2 true JP3206255B2 (ja) | 2001-09-10 |
Family
ID=17652369
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28243493A Expired - Fee Related JP3206255B2 (ja) | 1993-11-11 | 1993-11-11 | 作業船における作業ロープ速度制御方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3206255B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101780921B (zh) * | 2009-06-09 | 2012-03-28 | 上海海事大学 | 一种浮吊起重作业工作姿态安全监测方法 |
| CN105858478A (zh) * | 2016-04-22 | 2016-08-17 | 上海海事大学 | 基于交变电磁波测量的双起升双吊具桥吊的摆角检测装置 |
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|---|---|---|---|---|
| JP2004332890A (ja) | 2003-05-12 | 2004-11-25 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 上下動補償機能付巻上げ装置 |
| JP6034561B2 (ja) * | 2011-12-15 | 2016-11-30 | 川崎重工業株式会社 | 定点保持制御装置及びこれを備えた作業船 |
| CN102897650B (zh) * | 2012-10-15 | 2014-10-15 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 用于网架提升过程的柔性提升钢丝绳绳长控制方法 |
| JP6178907B2 (ja) * | 2016-08-10 | 2017-08-09 | 川崎重工業株式会社 | 定点保持制御装置及びこれを備えた作業船 |
| CN111618861A (zh) * | 2020-06-12 | 2020-09-04 | 重庆科技学院 | 一种基于四轴结构的双随动智能手臂控制方法 |
| CN114055448B (zh) * | 2021-11-18 | 2023-03-31 | 中国科学院自动化研究所 | 绳索驱动蛇形机械臂控制方法、装置和设备 |
-
1993
- 1993-11-11 JP JP28243493A patent/JP3206255B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101780921B (zh) * | 2009-06-09 | 2012-03-28 | 上海海事大学 | 一种浮吊起重作业工作姿态安全监测方法 |
| CN105858478A (zh) * | 2016-04-22 | 2016-08-17 | 上海海事大学 | 基于交变电磁波测量的双起升双吊具桥吊的摆角检测装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07133093A (ja) | 1995-05-23 |
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