JP3207321B2 - アルミニウム材製熱交換器 - Google Patents
アルミニウム材製熱交換器Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明に係るアルミニウム材製熱
交換器は、自動車用エンジンの冷却水放熱用のラジエー
タ、或は自動車用空調機の冷媒放熱用のコンデンサとし
て利用できる。
交換器は、自動車用エンジンの冷却水放熱用のラジエー
タ、或は自動車用空調機の冷媒放熱用のコンデンサとし
て利用できる。
【0002】
【従来の技術】自動車用空調機のコンデンサとして、例
えば図4に示す様なアルミニウム材(アルミニウム及び
アルミニウム合金を総称する。本明細書全体で同じ。)
製の熱交換器が広く使用されている。この熱交換器は、
多数の伝熱管1、1及びフィン2、2から成るコア部3
の長さ方向(図4の左右方向)両端部にヘッダパイプ
4、4を設け、このヘッダパイプ4、4の内側に、各伝
熱管1、1の端部を連通させている。この様な熱交換器
により、例えば冷媒等の流体と空気との間で熱交換を行
なわせる場合には、上記流体を入口管12aを介して入
口側のヘッダパイプ4から送り込み、出口側のヘッダパ
イプ4の出口管12bから取り出す。この間に、上記流
体は、入口側のヘッダパイプ4から出口側のヘッダパイ
プ4に向けて、多数の伝熱管1、1を流れる。そして、
これら多数の伝熱管1、1を流れる間にコア部3の周囲
を流れる空気との間で熱交換を行なう。尚、上記ヘッダ
パイプ4、4のうち、一方のヘッダパイプ4の中間部に
隔壁を設け、このヘッダパイプ4の一半部に入口管12
aを、他半部に出口管12bを、それぞれ設けて成る熱
交換器もある。
えば図4に示す様なアルミニウム材(アルミニウム及び
アルミニウム合金を総称する。本明細書全体で同じ。)
製の熱交換器が広く使用されている。この熱交換器は、
多数の伝熱管1、1及びフィン2、2から成るコア部3
の長さ方向(図4の左右方向)両端部にヘッダパイプ
4、4を設け、このヘッダパイプ4、4の内側に、各伝
熱管1、1の端部を連通させている。この様な熱交換器
により、例えば冷媒等の流体と空気との間で熱交換を行
なわせる場合には、上記流体を入口管12aを介して入
口側のヘッダパイプ4から送り込み、出口側のヘッダパ
イプ4の出口管12bから取り出す。この間に、上記流
体は、入口側のヘッダパイプ4から出口側のヘッダパイ
プ4に向けて、多数の伝熱管1、1を流れる。そして、
これら多数の伝熱管1、1を流れる間にコア部3の周囲
を流れる空気との間で熱交換を行なう。尚、上記ヘッダ
パイプ4、4のうち、一方のヘッダパイプ4の中間部に
隔壁を設け、このヘッダパイプ4の一半部に入口管12
aを、他半部に出口管12bを、それぞれ設けて成る熱
交換器もある。
【0003】上記伝熱管1、1と1対のヘッダパイプ
4、4とは、後述する図6に示す様に、ヘッダパイプ4
に形成した透孔9、9に伝熱管1、1の端部を挿通し、
更にろう付けする事で、互いの内部同士を連通させる。
上記透孔9、9は、ヘッダパイプ4の軸方向(図4、6
の上下方向)に亙り、等間隔に形成している。又、上記
ヘッダパイプ4の両端にはパッチエンドと称される蓋部
材13を設け、ヘッダパイプ4の両端を液密に塞いでい
る。
4、4とは、後述する図6に示す様に、ヘッダパイプ4
に形成した透孔9、9に伝熱管1、1の端部を挿通し、
更にろう付けする事で、互いの内部同士を連通させる。
上記透孔9、9は、ヘッダパイプ4の軸方向(図4、6
の上下方向)に亙り、等間隔に形成している。又、上記
ヘッダパイプ4の両端にはパッチエンドと称される蓋部
材13を設け、ヘッダパイプ4の両端を液密に塞いでい
る。
【0004】上記コア部3の高さ方向(図4の上下方
向)両側には、それぞれコア部3の長さ方向に亙るサイ
ドプレート5、5を設ける。各サイドプレート5、5の
長さ方向(図4の左右方向)両端部はヘッダパイプ4、
4に接合して上記コア部3の強度を向上させる。
向)両側には、それぞれコア部3の長さ方向に亙るサイ
ドプレート5、5を設ける。各サイドプレート5、5の
長さ方向(図4の左右方向)両端部はヘッダパイプ4、
4に接合して上記コア部3の強度を向上させる。
【0005】上記サイドプレート5は、図5(A)に示
す様に、平板状の基板部6と、この基板部6の長さ方向
(同図の矢印a方向)両端から突出した接合片7と、上
記基板部6の幅方向(同図の矢印b方向)両端部を同一
方向に直角に折り曲げて成る1対の取付板部8、8とか
ら構成される。この接合片7の幅方向(同図の矢印b方
向)に亙る寸法は、この図5(A)に示す様に基板部6
の幅寸法lよりも小さい寸法とする他、上記基板部6の
幅寸法lと同一寸法としたものもある。又、図5(B)
に示す様に、上記取付板部8、8を形成しないサイドプ
レート5aも存在する。このサイドプレート5aは、上
記図4の上側に設けるサイドプレート5に代えて使用さ
れる。
す様に、平板状の基板部6と、この基板部6の長さ方向
(同図の矢印a方向)両端から突出した接合片7と、上
記基板部6の幅方向(同図の矢印b方向)両端部を同一
方向に直角に折り曲げて成る1対の取付板部8、8とか
ら構成される。この接合片7の幅方向(同図の矢印b方
向)に亙る寸法は、この図5(A)に示す様に基板部6
の幅寸法lよりも小さい寸法とする他、上記基板部6の
幅寸法lと同一寸法としたものもある。又、図5(B)
に示す様に、上記取付板部8、8を形成しないサイドプ
レート5aも存在する。このサイドプレート5aは、上
記図4の上側に設けるサイドプレート5に代えて使用さ
れる。
【0006】上記サイドプレート5、5aと1対のヘッ
ダパイプ4、4との接合部の構造は、例えば、特開平4
−34009号公報に記載されている。即ち、図6に示
す様に、上記透孔9、9のうち、最も外側に位置する、
両端の透孔9の外側(ヘッダパイプ4の軸方向端部側)
に、貫通孔10を形成する。この貫通孔10に、上記サ
イドプレート5(5a)端部の接合片7を挿入し、更に
かしめ(塑性変形させ)る。上記接合片7の先端部をか
しめるのは、この接合片が貫通孔10から抜け出るのを
防止する為である。この後、ろう付け固定し、コア部3
の強度を向上させる。
ダパイプ4、4との接合部の構造は、例えば、特開平4
−34009号公報に記載されている。即ち、図6に示
す様に、上記透孔9、9のうち、最も外側に位置する、
両端の透孔9の外側(ヘッダパイプ4の軸方向端部側)
に、貫通孔10を形成する。この貫通孔10に、上記サ
イドプレート5(5a)端部の接合片7を挿入し、更に
かしめ(塑性変形させ)る。上記接合片7の先端部をか
しめるのは、この接合片が貫通孔10から抜け出るのを
防止する為である。この後、ろう付け固定し、コア部3
の強度を向上させる。
【0007】又、特開平3−279798号公報には、
図7〜8に示す様に、ヘッダパイプ4、4に形成した嵌
合孔11内に、上記サイドプレート5(5a)端部の接
合片7を嵌合させる構造が記載されている。このうち、
図7に示したものは、図5に示したサイドプレート5、
5aと同様、接合片7を基板部6の幅寸法lよりも小さ
くしたものの嵌合状態を示している。又、図8に示した
ものは、上記接合片7を基板部6の幅寸法lと同一寸法
としたものの嵌合状態を示している。この様な構造に於
いても、サイドプレート5a(5)と上記嵌合孔11と
の嵌合部分をろう付けし、コア部3の強度向上を図る。
図7〜8に示す様に、ヘッダパイプ4、4に形成した嵌
合孔11内に、上記サイドプレート5(5a)端部の接
合片7を嵌合させる構造が記載されている。このうち、
図7に示したものは、図5に示したサイドプレート5、
5aと同様、接合片7を基板部6の幅寸法lよりも小さ
くしたものの嵌合状態を示している。又、図8に示した
ものは、上記接合片7を基板部6の幅寸法lと同一寸法
としたものの嵌合状態を示している。この様な構造に於
いても、サイドプレート5a(5)と上記嵌合孔11と
の嵌合部分をろう付けし、コア部3の強度向上を図る。
【0008】ところで、上述の様なアルミニウム材製熱
交換器を造る場合、以下の様に行なう。先ず、多数の伝
熱管1、1、フィン2、2、1対のヘッダパイプ4、
4、サイドプレート5(5a)を仮組み付けする。そし
て、この様に仮組み付けした状態で、この熱交換器を加
熱炉内で加熱する。上記構成各部品同士のうち、接合す
べく互いに当接する2部品のうちの少なくとも一方の部
品は、当接する表面にろう材を積層している。例えば、
上記ヘッダパイプ4、4の表面に上記ろう材を積層する
と共に、サイドプレート5、5aにろう材層を設けない
構造としたり、或はサイドプレート5、5aにろう材層
を設けると共に、上記ヘッダパイプ4、4にろう材層を
設けない構造とする。勿論、構成各部品にろう材層を設
けても良い。伝熱管1、1の表面には、ろう材層を持た
ないフィン2、2とのろう付けの必要上、必ずろう材層
を設ける。何れにしても、上記ろう材層を設けている
為、仮組み付けした熱交換器を加熱する事により上記ろ
う材を溶融させ、その後冷却固化すれば、上記構成各部
品同士を互いにろう付けできる。
交換器を造る場合、以下の様に行なう。先ず、多数の伝
熱管1、1、フィン2、2、1対のヘッダパイプ4、
4、サイドプレート5(5a)を仮組み付けする。そし
て、この様に仮組み付けした状態で、この熱交換器を加
熱炉内で加熱する。上記構成各部品同士のうち、接合す
べく互いに当接する2部品のうちの少なくとも一方の部
品は、当接する表面にろう材を積層している。例えば、
上記ヘッダパイプ4、4の表面に上記ろう材を積層する
と共に、サイドプレート5、5aにろう材層を設けない
構造としたり、或はサイドプレート5、5aにろう材層
を設けると共に、上記ヘッダパイプ4、4にろう材層を
設けない構造とする。勿論、構成各部品にろう材層を設
けても良い。伝熱管1、1の表面には、ろう材層を持た
ないフィン2、2とのろう付けの必要上、必ずろう材層
を設ける。何れにしても、上記ろう材層を設けている
為、仮組み付けした熱交換器を加熱する事により上記ろ
う材を溶融させ、その後冷却固化すれば、上記構成各部
品同士を互いにろう付けできる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の様に
構成され作用するアルミニウム材製熱交換器を製造する
場合、上記ヘッダパイプ4とサイドプレート5(5a)
との接合部に関して、次に述べる様な解決すべき課題が
存在する。即ち、上記従来の第一例の構造の場合、上記
サイドプレート5(5a)の接合片7をヘッダパイプ4
に形成した貫通孔10内に挿入し、ろう付けする。この
際、上記貫通孔10の内周縁と、この内周縁に対向する
接合片7の外周縁との間に形成される隙間を密に塞ぐ必
要がある。何となれば、上記隙間が形成されたままの場
合、各伝熱管1、1に送り込まれ、或は送り出される冷
媒等の液体が当該隙間から漏れてしまう。この為、この
様な熱交換器は、不良品として廃棄しなければならな
い。又、上記貫通孔10を形成する為に余分な工程、並
びに製造型が必要になり、製造に手間を要すると共に製
造コストが嵩んでしまう。上記従来の第二例の構造に於
いては、上述の様な貫通孔10形成に基づく気密、液密
不良が生じる事はないが、この第二例の構造の場合、嵌
合孔11を形成する為に、上記貫通孔10形成に増して
手間並びにコストが嵩む。
構成され作用するアルミニウム材製熱交換器を製造する
場合、上記ヘッダパイプ4とサイドプレート5(5a)
との接合部に関して、次に述べる様な解決すべき課題が
存在する。即ち、上記従来の第一例の構造の場合、上記
サイドプレート5(5a)の接合片7をヘッダパイプ4
に形成した貫通孔10内に挿入し、ろう付けする。この
際、上記貫通孔10の内周縁と、この内周縁に対向する
接合片7の外周縁との間に形成される隙間を密に塞ぐ必
要がある。何となれば、上記隙間が形成されたままの場
合、各伝熱管1、1に送り込まれ、或は送り出される冷
媒等の液体が当該隙間から漏れてしまう。この為、この
様な熱交換器は、不良品として廃棄しなければならな
い。又、上記貫通孔10を形成する為に余分な工程、並
びに製造型が必要になり、製造に手間を要すると共に製
造コストが嵩んでしまう。上記従来の第二例の構造に於
いては、上述の様な貫通孔10形成に基づく気密、液密
不良が生じる事はないが、この第二例の構造の場合、嵌
合孔11を形成する為に、上記貫通孔10形成に増して
手間並びにコストが嵩む。
【0010】更に、上記従来の第一例、第二例、何れの
構造に於いても、ヘッダパイプ4の両端部を蓋部材13
(図6参照)により塞いでいる。この蓋部材13は前記
図6に示す様に有底短筒状の凸部14の開口端外周部分
に外向フランジ状部15を形成して成る。この為、蓋部
材13をヘッダパイプ4の開口に装着した場合、上記凸
部14は、この凸部14の高さh分だけヘッダパイプ4
の内側に入り込む。従って、この凸部14と上記接合片
7(図6に示す第一例の構造の場合)、或は嵌合孔11
を形成する事で形成される、ヘッダパイプ4内部への突
出部分(図7〜8に示す第二例の構造の場合)とが干渉
しない様、貫通孔10、或は嵌合孔11形成位置を、ヘ
ッダパイプ4の端縁部から上記高さh(例えば、1cm)
以上、中央側に寄った位置に設定しなければならない。
この結果、上記ヘッダパイプ4の長さ方向両端部がコア
部3から突出した形状になってしまう。この様にヘッダ
パイプ4の長さ方向両端部がコア部3より突出している
と、この熱交換器を車体に取り付ける為の自由度が小さ
くなる。本発明のアルミニウム材製熱交換器は、前述の
様な不都合を何れも解消すべく、考えたものである。
構造に於いても、ヘッダパイプ4の両端部を蓋部材13
(図6参照)により塞いでいる。この蓋部材13は前記
図6に示す様に有底短筒状の凸部14の開口端外周部分
に外向フランジ状部15を形成して成る。この為、蓋部
材13をヘッダパイプ4の開口に装着した場合、上記凸
部14は、この凸部14の高さh分だけヘッダパイプ4
の内側に入り込む。従って、この凸部14と上記接合片
7(図6に示す第一例の構造の場合)、或は嵌合孔11
を形成する事で形成される、ヘッダパイプ4内部への突
出部分(図7〜8に示す第二例の構造の場合)とが干渉
しない様、貫通孔10、或は嵌合孔11形成位置を、ヘ
ッダパイプ4の端縁部から上記高さh(例えば、1cm)
以上、中央側に寄った位置に設定しなければならない。
この結果、上記ヘッダパイプ4の長さ方向両端部がコア
部3から突出した形状になってしまう。この様にヘッダ
パイプ4の長さ方向両端部がコア部3より突出している
と、この熱交換器を車体に取り付ける為の自由度が小さ
くなる。本発明のアルミニウム材製熱交換器は、前述の
様な不都合を何れも解消すべく、考えたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のアルミニウム材
製熱交換器は、前述した従来のアルミニウム材製熱交換
器と同様に、それぞれがアルミニウム材により造られ、
間隔をあけて互いに平行に設けられた断面円形の1対の
ヘッダパイプと、両端部をそれぞれ上記1対のヘッダパ
イプに接続すると共に、互いに間隔をあけて配設された
複数の伝熱管と、最も外側の伝熱管の外側に設けられ、
両端部をそれぞれ1対のヘッダパイプに接合した1対の
サイドプレートと、隣り合う伝熱管の間、並びに上記最
も外側の伝熱管とサイドプレートとの間に設けられたフ
ィンとを備える。
製熱交換器は、前述した従来のアルミニウム材製熱交換
器と同様に、それぞれがアルミニウム材により造られ、
間隔をあけて互いに平行に設けられた断面円形の1対の
ヘッダパイプと、両端部をそれぞれ上記1対のヘッダパ
イプに接続すると共に、互いに間隔をあけて配設された
複数の伝熱管と、最も外側の伝熱管の外側に設けられ、
両端部をそれぞれ1対のヘッダパイプに接合した1対の
サイドプレートと、隣り合う伝熱管の間、並びに上記最
も外側の伝熱管とサイドプレートとの間に設けられたフ
ィンとを備える。
【0012】特に、本発明のアルミニウム材製熱交換器
に於いては、サイドプレートの長さ方向両端部に、上記
ヘッダパイプの中間部に向けて上記サイドプレートの長
さ方向に対し90度よりも小さい角度に傾斜する状態で
折り曲げられ、且つ、その幅方向中間部に切り欠きを設
けた接合片を形成している。そして、この接合片を上記
ヘッダパイプの周面に当接させ、更にろう付け接合した
事を特徴としている。
に於いては、サイドプレートの長さ方向両端部に、上記
ヘッダパイプの中間部に向けて上記サイドプレートの長
さ方向に対し90度よりも小さい角度に傾斜する状態で
折り曲げられ、且つ、その幅方向中間部に切り欠きを設
けた接合片を形成している。そして、この接合片を上記
ヘッダパイプの周面に当接させ、更にろう付け接合した
事を特徴としている。
【0013】
【作用】上述の様に構成される本発明のアルミニウム材
製熱交換器を用いて、内部を流れる冷媒等の流体と外部
を流れる空気との間で熱交換を行わせる際の作用自体
は、前述した従来のアルミニウム材製熱交換器と同様で
ある。特に、本発明のアルミニウム材製熱交換器に於い
ては、ヘッダパイプに接合片を接合する為の貫通孔、或
は嵌合孔を設けない。この為、これら貫通孔或は嵌合孔
形成に係る工程、製造型を省略でき、製造コストを低減
できる。又、貫通孔を設ける場合の様に、この貫通孔部
分の気密、液密不良が生じる事がなく、不良品の発生が
減少する。
製熱交換器を用いて、内部を流れる冷媒等の流体と外部
を流れる空気との間で熱交換を行わせる際の作用自体
は、前述した従来のアルミニウム材製熱交換器と同様で
ある。特に、本発明のアルミニウム材製熱交換器に於い
ては、ヘッダパイプに接合片を接合する為の貫通孔、或
は嵌合孔を設けない。この為、これら貫通孔或は嵌合孔
形成に係る工程、製造型を省略でき、製造コストを低減
できる。又、貫通孔を設ける場合の様に、この貫通孔部
分の気密、液密不良が生じる事がなく、不良品の発生が
減少する。
【0014】更に、貫通孔に挿通した接合片、或は嵌合
孔を形成する事で形成される突出部分と、ヘッダパイプ
の両端に設けられる蓋部材とが干渉する事もない為、上
記貫通孔或は嵌合孔をヘッダパイプの端縁に近い位置に
設ける事ができる。従って、ヘッダパイプの長さ寸法を
従来と同一とした場合には、上記サイドプレートをヘッ
ダパイプの端縁に近い部分に接合する事で伝熱管の数を
増加でき、熱交換器全体を大型化する事なくコア部を大
型化でき、性能を向上させられる。或は、コア部の寸法
を従来と同一にした場合には、ヘッダパイプの長さ寸法
を短縮できる為、性能を同一としたまま熱交換器の小型
化を図れる。又、組み付け時の各構成部品の寸法誤差等
やコア収縮等に基づく変位を吸収できる。
孔を形成する事で形成される突出部分と、ヘッダパイプ
の両端に設けられる蓋部材とが干渉する事もない為、上
記貫通孔或は嵌合孔をヘッダパイプの端縁に近い位置に
設ける事ができる。従って、ヘッダパイプの長さ寸法を
従来と同一とした場合には、上記サイドプレートをヘッ
ダパイプの端縁に近い部分に接合する事で伝熱管の数を
増加でき、熱交換器全体を大型化する事なくコア部を大
型化でき、性能を向上させられる。或は、コア部の寸法
を従来と同一にした場合には、ヘッダパイプの長さ寸法
を短縮できる為、性能を同一としたまま熱交換器の小型
化を図れる。又、組み付け時の各構成部品の寸法誤差等
やコア収縮等に基づく変位を吸収できる。
【0015】
【実施例】次に、図示の実施例を説明しつつ、本発明を
更に詳しく説明する。尚、本発明のアルミニウム材製熱
交換器は、サイドプレートの接合片とヘッダパイプとの
接合部にその特徴がある。その他の構成、並びに作用に
就いては、前述した従来のアルミニウム材製熱交換器と
同様である為、重複する説明を省略し、以下、本発明の
特徴部分を中心に説明する。
更に詳しく説明する。尚、本発明のアルミニウム材製熱
交換器は、サイドプレートの接合片とヘッダパイプとの
接合部にその特徴がある。その他の構成、並びに作用に
就いては、前述した従来のアルミニウム材製熱交換器と
同様である為、重複する説明を省略し、以下、本発明の
特徴部分を中心に説明する。
【0016】本発明のアルミニウム材製熱交換器を構成
するサイドプレート5は、その長さ方向(図1の矢印a
方向)両端部に接合片17を設けている。この接合片1
7は、上記ヘッダパイプ4の中間部に向けて上記サイド
プレート5の長さ方向に対し90度よりも小さい角度に
傾斜する状態で折り曲げている。これと共に、この接合
片17は、その幅方向(図1の矢印b方向)中間部に、
台形状の切り欠き18を設けている。
するサイドプレート5は、その長さ方向(図1の矢印a
方向)両端部に接合片17を設けている。この接合片1
7は、上記ヘッダパイプ4の中間部に向けて上記サイド
プレート5の長さ方向に対し90度よりも小さい角度に
傾斜する状態で折り曲げている。これと共に、この接合
片17は、その幅方向(図1の矢印b方向)中間部に、
台形状の切り欠き18を設けている。
【0017】上述の様に、接合片17を折り曲げるの
は、組み付け時のばらつき、加熱ろう付け時のコア収縮
等の変位を総て吸収させる為である。図示の実施例の場
合、接合片17の折り曲げ角度θを、ほぼ50度にして
いるが、この角度θの値は任意である。但し、折り曲げ
角度θが小さ過ぎ(水平に近過ぎ)たり、或は大き過ぎ
(基板6に対して垂直に近過ぎ)たりした場合、サイド
プレート5とヘッダパイプ4との組み付けが面倒になっ
たり、上記変位吸収が十分に行なわれない。従って、こ
の折り曲げ角度θは、コア部3の寸法等を勘案して、ヘ
ッダパイプ4との仮組み付け、及び接合が円滑に行なわ
れる様、決定する。
は、組み付け時のばらつき、加熱ろう付け時のコア収縮
等の変位を総て吸収させる為である。図示の実施例の場
合、接合片17の折り曲げ角度θを、ほぼ50度にして
いるが、この角度θの値は任意である。但し、折り曲げ
角度θが小さ過ぎ(水平に近過ぎ)たり、或は大き過ぎ
(基板6に対して垂直に近過ぎ)たりした場合、サイド
プレート5とヘッダパイプ4との組み付けが面倒になっ
たり、上記変位吸収が十分に行なわれない。従って、こ
の折り曲げ角度θは、コア部3の寸法等を勘案して、ヘ
ッダパイプ4との仮組み付け、及び接合が円滑に行なわ
れる様、決定する。
【0018】又、上記接合片17の幅方向中間部に切り
欠き18を設けるのは、上記ヘッダパイプ4とこの接合
片17との当接点を増加させる為である。即ち、本発明
に於いては、上記ヘッダパイプ4に貫通孔10、嵌合孔
11を設けない為、上記接合片17に切り欠き18を設
けない場合には、接合片17の先端縁の1箇所のみが断
面円形のヘッダパイプ4の周面と当接するだけである。
これに対し、上述の様に切り欠き18を設けた場合、上
記ヘッダパイプ4の周面に、接合片17の端縁部分及び
切り欠き18の端縁部分3個所で当接する。この為ろう
付け長さが長くなり、接合強度が向上する。上記切り欠
き18としては、図示の様な台形状の他、V字状、半円
状或は半楕円状等の曲線状とする事ができる。
欠き18を設けるのは、上記ヘッダパイプ4とこの接合
片17との当接点を増加させる為である。即ち、本発明
に於いては、上記ヘッダパイプ4に貫通孔10、嵌合孔
11を設けない為、上記接合片17に切り欠き18を設
けない場合には、接合片17の先端縁の1箇所のみが断
面円形のヘッダパイプ4の周面と当接するだけである。
これに対し、上述の様に切り欠き18を設けた場合、上
記ヘッダパイプ4の周面に、接合片17の端縁部分及び
切り欠き18の端縁部分3個所で当接する。この為ろう
付け長さが長くなり、接合強度が向上する。上記切り欠
き18としては、図示の様な台形状の他、V字状、半円
状或は半楕円状等の曲線状とする事ができる。
【0019】上述の様なサイドプレート5とヘッダパイ
プ4とを接合するには、次の様に行なう。即ち、従来の
熱交換器を製造する場合と同様に、1対のヘッダパイプ
4の間に多数の伝熱管1、1(図4)を挿通する。更
に、1対のサイドプレート5を、図2に示す様にヘッダ
パイプ4に近付け、1対のヘッダパイプ4同士の間に挟
み込む。この際、上記接合片17は図3に鎖線で示す様
に折り曲げられていたのが、組み付け時の構成各部品の
寸法誤差等を吸収しつつ、同図に実線で示す様に弾性変
形した状態で1対のヘッダパイプ4の間に挟持する。こ
の様にして、構成各部品を仮組み付けしたならば、前述
した従来例と同様、加熱ろう付けし、アルミニウム材製
熱交換器とする。加熱ろう付け時、上記コア部3には、
伝熱管1、1とフィン2、2(図4)との当接面間に存
在するろう材が当接面外に流出する事に伴うコア収縮が
生じ、コア部3の高さ寸法が減少する。また、ヘッダパ
イプ4は加熱時の熱膨張に伴ない、軸方向に伸長する。
これら各変位は、上記ヘッダパイプ4の中央部に向けて
折り曲げられた上記接合片17が、ヘッダパイプ4の外
周面に対し摺動して吸収する。
プ4とを接合するには、次の様に行なう。即ち、従来の
熱交換器を製造する場合と同様に、1対のヘッダパイプ
4の間に多数の伝熱管1、1(図4)を挿通する。更
に、1対のサイドプレート5を、図2に示す様にヘッダ
パイプ4に近付け、1対のヘッダパイプ4同士の間に挟
み込む。この際、上記接合片17は図3に鎖線で示す様
に折り曲げられていたのが、組み付け時の構成各部品の
寸法誤差等を吸収しつつ、同図に実線で示す様に弾性変
形した状態で1対のヘッダパイプ4の間に挟持する。こ
の様にして、構成各部品を仮組み付けしたならば、前述
した従来例と同様、加熱ろう付けし、アルミニウム材製
熱交換器とする。加熱ろう付け時、上記コア部3には、
伝熱管1、1とフィン2、2(図4)との当接面間に存
在するろう材が当接面外に流出する事に伴うコア収縮が
生じ、コア部3の高さ寸法が減少する。また、ヘッダパ
イプ4は加熱時の熱膨張に伴ない、軸方向に伸長する。
これら各変位は、上記ヘッダパイプ4の中央部に向けて
折り曲げられた上記接合片17が、ヘッダパイプ4の外
周面に対し摺動して吸収する。
【0020】上述の様に構成される本発明のアルミニウ
ム材製熱交換器により、内部を流通する冷媒等の液体
と、外部を流通する空気との間で熱交換する際の作用
は、前述した従来の熱交換器と同様である。特に、本発
明のアルミニウム材製熱交換器に於いては、上記ヘッダ
パイプ4に、前述した従来の第一、第二例の様な、貫通
孔10、或は嵌合孔11を形成しない。従って、これら
貫通孔10、或は嵌合孔11を形成する為に要する工
程、製造型を省略でき、製造時の手間並びにコスト低減
を図れる。又、上記貫通孔10を形成しない事に伴い、
貫通孔10内周縁と、この内周縁に対向する接合片7
(図5)の外周縁との間に形成される隙間が、当該部分
のろう付け不良等に起因して塞がれず、気密、液密不良
となる恐れがなくなる。従って、不良品の発生を低減で
きる。
ム材製熱交換器により、内部を流通する冷媒等の液体
と、外部を流通する空気との間で熱交換する際の作用
は、前述した従来の熱交換器と同様である。特に、本発
明のアルミニウム材製熱交換器に於いては、上記ヘッダ
パイプ4に、前述した従来の第一、第二例の様な、貫通
孔10、或は嵌合孔11を形成しない。従って、これら
貫通孔10、或は嵌合孔11を形成する為に要する工
程、製造型を省略でき、製造時の手間並びにコスト低減
を図れる。又、上記貫通孔10を形成しない事に伴い、
貫通孔10内周縁と、この内周縁に対向する接合片7
(図5)の外周縁との間に形成される隙間が、当該部分
のろう付け不良等に起因して塞がれず、気密、液密不良
となる恐れがなくなる。従って、不良品の発生を低減で
きる。
【0021】更に、貫通孔10に挿通した接合片7、或
はこの接合片7が嵌合する嵌合孔11形成部分と、ヘッ
ダパイプ4の両端に設けられる蓋部材13とが干渉する
事もない。この為、上記貫通孔10或は嵌合孔11をヘ
ッダパイプ4の端縁に近い位置に設ける事ができる。従
って、ヘッダパイプ4の長さ寸法を従来と同一とした場
合には、上記サイドプレート5(5a)をヘッダパイプ
4の端縁に近い部分に接合する事で伝熱管1、1の数を
増加でき、熱交換器全体を大型化する事なくコア部3を
大型化でき、性能を向上させられる。或は、コア部3の
寸法を従来と同一にした場合には、ヘッダパイプ4の長
さ寸法を短縮できる為、性能を同一としたまま熱交換器
の小型化を図れる。
はこの接合片7が嵌合する嵌合孔11形成部分と、ヘッ
ダパイプ4の両端に設けられる蓋部材13とが干渉する
事もない。この為、上記貫通孔10或は嵌合孔11をヘ
ッダパイプ4の端縁に近い位置に設ける事ができる。従
って、ヘッダパイプ4の長さ寸法を従来と同一とした場
合には、上記サイドプレート5(5a)をヘッダパイプ
4の端縁に近い部分に接合する事で伝熱管1、1の数を
増加でき、熱交換器全体を大型化する事なくコア部3を
大型化でき、性能を向上させられる。或は、コア部3の
寸法を従来と同一にした場合には、ヘッダパイプ4の長
さ寸法を短縮できる為、性能を同一としたまま熱交換器
の小型化を図れる。
【0022】
【発明の効果】本発明のアルミニウム材製熱交換器は上
述の様に構成され作用するが、貫通孔、或は嵌合孔を設
ける為の工程数、及び製造型を省略でき、労力並びにコ
ストが低減する。又、ヘッダパイプに貫通孔を設けない
為、この貫通孔の内周縁部分に隙間が形成される事もな
い。従って、上記部分が気密、液密不良となる事がな
い。しかも、ヘッダパイプ両端の蓋部材と、接合片或は
嵌合孔形成に伴って形成される突出部分とが干渉する事
がない。この為、サイドプレートをヘッダパイプの端縁
付近に接合でき、熱交換器の小型化、高性能化を図れ
る。しかも、組み付け時の各構成部品の寸法誤差等やコ
ア収縮等に基づく変位を吸収できる。
述の様に構成され作用するが、貫通孔、或は嵌合孔を設
ける為の工程数、及び製造型を省略でき、労力並びにコ
ストが低減する。又、ヘッダパイプに貫通孔を設けない
為、この貫通孔の内周縁部分に隙間が形成される事もな
い。従って、上記部分が気密、液密不良となる事がな
い。しかも、ヘッダパイプ両端の蓋部材と、接合片或は
嵌合孔形成に伴って形成される突出部分とが干渉する事
がない。この為、サイドプレートをヘッダパイプの端縁
付近に接合でき、熱交換器の小型化、高性能化を図れ
る。しかも、組み付け時の各構成部品の寸法誤差等やコ
ア収縮等に基づく変位を吸収できる。
【図1】本発明を構成するサイドプレートの接合片を示
す斜視図。
す斜視図。
【図2】接合片とヘッダパイプとを組み付ける状態を示
す斜視図。
す斜視図。
【図3】組み付けた状態を示す正面図。
【図4】本発明の対象となるアルミニウム材製熱交換器
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図5】従来のサイドプレートの2例を示す、それぞれ
斜視図。
斜視図。
【図6】サイドプレートとヘッダパイプとの従来の接合
状態の第一例を示す縦断面図。
状態の第一例を示す縦断面図。
【図7】同第二例を示しており、(A)は横断平面図、
(B)は縦断側面図である。
(B)は縦断側面図である。
【図8】同第二例の別例を示す図7と同様の図。
1 伝熱管 2 フィン 3 コア部 4 ヘッダパイプ 5、5a サイドプレート 6 基板部 7 接合片 8 取付板部 9 透孔 10 貫通孔 11 嵌合孔 12a 入口管 12b 出口管 13 蓋部材 14 凸部 15 外向フランジ状部 17 接合片 18 切り欠き
Claims (1)
- 【請求項1】 それぞれがアルミニウム材により造ら
れ、間隔をあけて互いに平行に設けられた断面円形の1
対のヘッダパイプと、両端部をそれぞれ上記1対のヘッ
ダパイプに接続すると共に、互いに間隔をあけて配設さ
れた複数の伝熱管と、最も外側の伝熱管の外側に設けら
れ、両端部をそれぞれ1対のヘッダパイプに接合した1
対のサイドプレートと、隣り合う伝熱管の間、並びに上
記最も外側の伝熱管とサイドプレートとの間に設けられ
たフィンとを備えたアルミニウム材製熱交換器に於い
て、サイドプレートの長さ方向両端部に、上記ヘッダパ
イプの中間部に向けて上記サイドプレートの長さ方向に
対し90度よりも小さい角度に傾斜する状態で折り曲げ
られ、且つ、その幅方向中間部に切り欠きを設けた接合
片を形成し、この接合片を上記ヘッダパイプの周面に当
接させ、更にろう付け接合した事を特徴とするアルミニ
ウム材製熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12632194A JP3207321B2 (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | アルミニウム材製熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12632194A JP3207321B2 (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | アルミニウム材製熱交換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07329550A JPH07329550A (ja) | 1995-12-19 |
| JP3207321B2 true JP3207321B2 (ja) | 2001-09-10 |
Family
ID=14932297
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12632194A Expired - Fee Related JP3207321B2 (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | アルミニウム材製熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3207321B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000304490A (ja) * | 1998-12-15 | 2000-11-02 | Calsonic Kansei Corp | 熱交換器のコア部構造および熱交換器のコア部組付方法 |
-
1994
- 1994-06-08 JP JP12632194A patent/JP3207321B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07329550A (ja) | 1995-12-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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