JP3208104B2 - 上金型装置及び金型ホルダ並びに金型ユニット - Google Patents

上金型装置及び金型ホルダ並びに金型ユニット

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JP3208104B2
JP3208104B2 JP31997297A JP31997297A JP3208104B2 JP 3208104 B2 JP3208104 B2 JP 3208104B2 JP 31997297 A JP31997297 A JP 31997297A JP 31997297 A JP31997297 A JP 31997297A JP 3208104 B2 JP3208104 B2 JP 3208104B2
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忠良 柳沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばタレットパ
ンチプレスなどのごときパンチプレスに使用される上金
型装置及び上記上金型装置に使用する金型ホルダ、金型
ユニットに係り、さらに詳細には、金型ホルダ及び金型
ユニットの共通化を図り、各種組合せが容易な上金型装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】パンチプレスに使用される金型装置とし
て、図10に示すごとき構成のものがある。上記金型装
置は、例えばタレットパンチプレスにおける上部タレッ
トのごとき上型ホルダ101に上下動可能かつ着脱交換
可能に支持された上金型103と、下部タレットのごと
き下型ホルダ105に着脱交換可能に支持された下金型
107とよりなるものである。
【0003】上記上金型103は、上型ホルダ101に
上下動可能に支持されたパンチホルダ109を備えてお
り、このパンチホルダ109は中実の金属よりなるもの
であって、その上部には複数のボルトB1によってフラ
ンジ111が固定してある。さらに上記フランジ11
の上部には、上端部にパンチヘッド113を一体的に備
えたパンチドライバ115がボルトB2によって取付け
てあり、このパンチドライバ115の下部とフランジ1
11との間には調整用の適宜厚さのシム117が介在し
てある。
【0004】前記パンチホルダ109の下部にはボルト
B3によってキー119が取付けてあると共に、上記キ
ー119と係合するキー溝を備えたパンチ121が複数
のボルトB4によって取付けてある。このパンチ121
にはエジエクタ123が上下動可能に支持されており、
このエジエクタ123とパンチホルダ109の下面に形
成した凹部との間には、上記エジエクタ123を下方向
へ押圧付勢したスプリングなどのごとき弾性部材125
が弾装してある。
【0005】前記下金型107は、下型ホルダ105に
支持されたダイベース127を備えており、このダイベ
ース127上にはエジエクタプレート129が上下動可
能に設けられている。そして、上記エジエクタプレート
129とダイベース127との間には、エジエクタプレ
ート129を上方向へ付勢する弾性部材131が介在し
てあると共に、上記エジエクタプレート129の上方向
への移動を規制するストッパボルト133が設けられて
いる。
【0006】上記構成において、下金型107のエジエ
クタプレート129上に板状のワークWを載置位置決め
した後、パンチプレスに上下動可能に備えたストライカ
ー(図示省略)によってパンチヘッド113を下方向へ
押圧し、上金型103を上型ホルダ101に対して下降
せしめることにより、図10に示すように、ワークWに
成形加工が行われるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のごとき従来の構
成において、例えばワークWの板厚変化に対応してハイ
ト調整を行う場合、ボルトB2を暖めてフランジ111
からパンチドライバ115を一旦取り外し、その後に適
切な厚さのシム117を介在して、前記ボルトB2を再
び締付けるものである。
【0008】したがって、種々の厚さのシム117を予
め用意しておく必要があると共に、ハイト調整が中々厄
介であるという問題がある。
【0009】また、従来は、パンチホルダ109がムク
であるので重量が大きいという問題があると共に、パン
チホルダ109を筒状に形成する場合には中央部の切削
を行う必要があり、加工工数が多くなるという問題があ
る。
【0010】さらに、パンチホルダ109にパンチ12
1を取付けるとき、例えば弾性部材125を圧縮した状
態に保持して複数のボルトB4を均等に締付けなければ
ならず、その取付けが厄介であるなどの問題がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
に鑑みて、請求項1に係る発明は、筒体により構成した
ガイドホルダの上部に一体的に備えたフランジの中央部
に、上端部にパンチヘッドを備えたパンチドライバを、
前記フランジに対して上下調節可能に螺着して設け、パ
ンチ又はエジエクタである可動部材を上下動自在かつ下
方向へ付勢して備えたユニットホルダを、前記ガイドホ
ルダの下部に着脱交換可能に装着して設けた構成であ
【0012】請求項2に係る発明は、筒体により構成し
たガイドホルダの上部に一体的に備えたフランジの中央
部に、上端部にパンチヘッドを備えたパンチドライバ
を、前記フランジに対して上下調節可能に螺着して設
け、パンチ又はエジエクタである可動部材を上下動自在
かつ下方向へ付勢して備えたユニットホルダの嵌合突出
部を、前記ガイドホルダに着脱交換可能に嵌合して設
け、上記嵌合突出部の外周面に形成した環状溝と前記ガ
イドホルダの内周面に形成した周溝とに、弾性変形によ
って外径が拡大縮小可能の係止部材を係合保持した構成
である
【0013】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
記載の上金型装置において、ガイドホルダの下面又はユ
ニットホルダの適宜一方に位置決め部材を設け、上記ユ
ニットホルダ又は上記ガイドホルダの下面の他方に、上
記位置決め部材と係合可能の係合部を形成した構成であ
【0014】請求項4に係る発明は、請求項1,2又は
3に記載の上金型装置において、ユニットホルダは、パ
ンチ又はエジエクタを押圧付勢する弾性部材の座部材を
備えた構成である
【0015】請求項5に係る発明は、金型ユニットの装
着部を下部に備えた筒状のガイドホルダの上部にフラン
ジを一体的に設け、このフランジの中央部に、上端部に
パンチヘッドを備えたパンチドライバを、当該フランジ
に対して上下調節可能に螺着して備えた構成である
【0016】請求項6に係る発明は、ガイドホルダの下
部に備えた装着部に対して着脱可能のユニットホルダを
設け、このユニットホルダは、上下動可能に備えたパン
チ又はエジエクタを押圧付勢する弾性部材の座部材を備
えた構成である
【0017】請求項7に係る発明は、請求項6に記載の
金型ユニットにおいて、ユニットホルダは、ガイドホル
ダ内へ嵌合可能の嵌合突出部を備え、この嵌合突出部内
を形成した中空部内にパンチ又はエジエクタを上下動自
在に備えた構成である
【0018】
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】図1を参照するに、金型装置は、
前述した従来の構成と同様に、パンチプレスの上型ホル
ダ1に上下動可能に支持された上金型(上金型装置)3
と、下型ホルダ5に支持された下金型7よりなるもので
ある。なお、上記下金型7の構成は、前述した従来の下
金型107と同様の構成であるから、同一機能を奏する
構成部分には同一符号を付することにして、下金型7の
構成についての詳細な説明は省略する。
【0021】前記上金型装置(上金型)3は、前記上型
ホルダ1の装着孔1Hに着脱可能かつ上下動可能に嵌合
支持されたガイドホルダ9(前述した従来のパンチホル
ダに相当)を備えている。上記ガイドホルダ9は、例え
ばパイプ材などのごとき筒体によって構成してあり、上
面には複数のボルト等のごとき固定ネジS1によってフ
ランジ11が一体的に固定してある。
【0022】ガイドホルダ9がパイプ材によって構成し
てあることにより、内周面や外周面の加工時における切
削や研削加工が容易であり、軽量化を図ることができる
と共に加工工程を少なくして製造価格の低減を図ること
ができるものである。
【0023】上記フランジ11は、前記上型ホルダ1に
おける装着孔1Hの周囲に配置した複数のリフタスプリ
ング機構13によって支持されている。このリフタスプ
リング機構13は、前記上金型3全体を上型ホルダ1か
ら所定高さ位置に持ち上げるように支持するものであ
り、パンチプレスにおいて上金型3を支持する構成とし
ては周知であるから、上記リフタスプリング機構13の
より詳細な説明は省略する。
【0024】前記フランジ11の中央部には、上端部に
パンチヘッド15を備えたパンチドライバ17が上下調
節可能(ハイト調節可能)に螺着してある。上記パンチ
ドライバ17の外周面又はフランジ11の螺子孔11H
の周囲の一方には、フランジ11に対するパンチドライ
バ17の回転量又は上記回転量を上下動量に換算した目
盛などのごとき適宜の目盛り19が設けてあり、他方に
は指針(図示省略)が設けてある。
【0025】したがって、指針と目盛り19とによって
フランジ11に対するパンチドライバ17の回転量を知
ることができ、延いてはフランジ11に対するパンチド
ライバ17の上下動量を知ることができる。
【0026】前記フランジ11に対するパンチドライバ
17の自由な回転を防止するために、ロック装置21が
設けてある。上記ロック装置21は、パンチドライバ1
7を回転不能に固定し、固定が解除されたときにパンチ
ドライバ17の回転が許容される構成であれば良いもの
である。
【0027】上記ロック装置21の構成として、本例に
おいては前記パンチドライバ17の下端外周面に、例え
ば歯車の山、谷のごとく凸部と凹部を一定間隔で交互に
形成した係止部23が形成してある。そして、上記係止
部23における凸部又は凹部の少なくとも一方と係合離
脱可能の係合部25Kを先端部に備えたロック部材25
が前記フランジ11の下面に設けられている。
【0028】上記ロック部材25は、前記フランジ11
に形成した径方向の長孔27を貫通したボルトのごとき
支持具29によって支持されており、このロック部材2
5と前記ガイドホルダ9の内周面との間には、ロック部
材25を前記係止部23の方向へ押圧付勢するスプリン
グ等のごとき押圧付勢部材31が設けてある。
【0029】したがって、常態においては、ロック部材
25の係合部25Kがパンチドライバ17における係止
部23に係合してパンチドライバ17の回転を阻止した
状態にある。すなわち、パンチドライバ17を回転不能
にロックした状態にある。そして、前記押圧付勢部材3
1の付勢力に抗して支持具29を介してロック部材25
を、パンチガイド17から離反する方向へ移動して、ロ
ック部材25の係合部25Kをパンチガイド17の係止
部23から離脱して係合を解除すると、フランジ11に
対してパンチガイド17は回転可能な状態になり、パン
チヘッド15の高さ位置を調節可能になるものである。
【0030】前記ガイドホルダ9の下部には、金型ユニ
ット33を着脱交換可能に装着する装着部が設けてあ
り、この装着部に上記金型ユニット33が装着してあ
る。
【0031】より詳細には、前記金型ユニット33は、
前記ガイドホルダ9の径より僅かに小径のユニットホル
ダ35を備えており、このユニットホルダ35には前記
ガイドホルダ9に対して下側から嵌合可能の嵌合突出部
37が形成してある。そして、上記嵌合突出部37の中
央に形成した中空部39内には、パンチ又はエジエクタ
のごとき可動部材41が内装してあり、前記嵌合突出部
37に複数のボルトによって一体的に固定した座部材4
3と前記可動部材41との間には、可動部材41を下方
向へ突出するように押圧付勢したスプリングあるいはウ
レタンゴム等のごとき適宜の弾性部材45が弾装してあ
る。
【0032】前記可動部材41がエジエクタの場合に
は、上金型は成形用の金型として機能するものであ
る。また、可動部材41がパンチの場合には、パンチの
下面をユニットホルダ35の下面より僅かに下方向へ突
出した構成となし、かつパンチの下面に例えば刻印部を
備えた構成とすることにより、刻印金型として機能する
ものである。なお、上金型の機能、構成に対応して下
金型7は着脱交換されるものである。
【0033】前記ガイドホルダ9に対してユニットホル
ダ35の位置決めを行うために、ガイドホルダ9の下面
には例えば位置決めピンのごとき位置決め部材47が設
けてあり、図より明確なように、ユニットホルダ35
上記下面に接合する接合面には上記位置決め部材47と
係合可能の係合部49が形成してある。なお、相対的な
ことであるから、上記位置決め部材47をユニットホル
ダ35に設けて係合部49をガイドホルダ9の下面に形
成しても良いものである。
【0034】前記ガイドホルダ9に対して金型ユニット
33を固定するために固定装置51が設けてある。上記
固定装置51の構成として、固定及び解除をワンタッチ
的に行い得るように、本例においては、ガイドホルダ9
にピン53を介して回動可能に枢着したレバー55の中
間部に、ユニットホルダ35に備えた係止凹部としての
フック35Fと係合可能の係止部としてのフックを先端
に備えた係止部材57の基部を枢着した構成としてあ
る。
【0035】したがって、本例においては、図1におい
てレバー55を時計回り方向に回動すると係止部材5
7が下降され、ユニットホルダ35のフック35Fから
係止部材57の先端部(下端部)のフックが外れ、ガイ
ドホルダ9に対する金型ユニット33の固定が解除され
る。逆に、ユニットホルダ35のフック35Fに係止部
材57の下端部のフックを係合した状態においてレバー
55を図1において時計回り方向に回動すると、ガイド
ホルダ9に対して金型ユニット33が固定される。
【0036】上記構成より理解されるように、ガイドホ
ルダ9に対しての金型ユニット33の着脱交換を容易に
行うことができるものである。換言すれば、パンチ又は
エジエクタのごとき可動部材41の形状、寸法が異なる
場合であっても、ガイドホルダ9に対して金型ユニット
33を着脱交換して使用することができるものである。
【0037】すなわち、ガイドホルダ9の共通化を図っ
て種々の形状、寸法の可動部材41を備えた金型ユニッ
ト33をガイドホルダ9に装着することができ、パン
チ、エジエクタなどの形状、寸法の異なる上金型装置を
容易に組立てることができるものである。
【0038】図2は、フランジ11に対してパンチヘッ
ド15の上下位置を調節するハイト調整部の第2例を示
すものである。この第2例においては、適数の固定ネジ
S2によってフランジ11の上面に一体的に固定した筒
状のパンチドライバホルダ59に、上部にパンチヘッド
15を備えたパンチドライバ17を上下動可能に螺合し
てある。すなわち、パンチドライバ17は、フランジ1
1の1部分としてのパンチドライバホルダ59に上下動
可能に螺着してあるものである。
【0039】上記パンチドライバ17を回転不能に固定
するロック装置を構成するために、上記パンチドライバ
17の下面中央に形成した凹部17Cの周囲の壁部に
は、下方向に開口した係合凹部17Kが一定間隔に形成
してある。そして、前記パンチドライバ17の前記凹部
17Cに対応して前記パンチドライバホルダ59の底部
の中央部には径方向(放射方向)のガイド溝61が形成
してあり、このガイド溝61には、前記係合凹部17K
に対して係合離脱可能の係合部63Kを上面に突出して
備えたロック部材63が摺動可能に係合してある。
【0040】さらに、前記ガイド溝61内には、前記ロ
ック部材63を放射外方向へ押圧付勢するスプリング等
のごとき弾性部材又は押圧付勢部材65が弾装してあ
る。そして、前記ロック部材63には、前期押圧付勢部
材65の付勢力に抗してロック部材63を前記凹部17
C内へ押圧移動するためのプッシュ部材67が取付けて
ある。このプッシュ部材67の頭部はパンチドライバホ
ルダ59の外周面に突出してある。
【0041】なお、前記パンチドライバホルダ59の周
面には目盛り59Mが設けてあり、パンチヘッド15に
は指針15Nが設けてある。この目盛59Mと指針15
Nは相対的な関係にあり、それぞれ逆側の部材に設けて
も良いものである。
【0042】上記構成により、第2例においては、プッ
シュ部材67を押圧して、押圧付勢部材65の付勢力に
抗してロック部材63をパンチドライバ17の凹部17
Cに位置せしめると、上記ロック部材63の係合部63
Kとパンチドライバ17の係合凹部17Kとの係合が解
除され、パンチドライバホルダ59に対してパンチドラ
イバ17が回動可能となり、パンチヘッド15の高さ位
置を調節することができる。
【0043】その後、プッシュ部材67の押圧を解除す
ると、押圧付勢部材65の付勢力によってロック部材6
3が外方向へ移動され、ロック部材63の係合部63K
がパンチドライバ17の係合凹部17Kに再び係合する
ので、パンチドライバ17は回転不能な状態に固定され
る。
【0044】すなわち、上記構成によれば、パンチヘッ
ド15の高さ位置調節(ハイト調節)を、工具などを用
いることなく容易に行うことができるものである。ま
た、上記構成においては、パンチドライバ17とパンチ
ドライバホルダ59等の組合せを1つのユニット(パン
チヘッドユニット)として取り扱うことができ、フラン
ジ11に対する取付けを容易に行うことができるもので
ある。
【0045】図3は図2に示した構成の変更態様を示す
もので、本例においてはロック部材63を上下動可能に
設け、このロック部材63の上部に設けた係合部63K
を、パンチドライバ17の係合凹部17Kに対して上下
方向に係合離脱する構成としたものである。
【0046】したがって、ロック部材63に設けたプッ
シュ部材67を長孔59Hに沿って上下に操作すること
によってロック部材63を上下動することができ、パン
チドライバ17を上下調節のために回動可能な状態にす
ることができると共に、回転不能な状態に固定すること
ができる。
【0047】図4は、ガイドホルダ9に対して金型ユニ
ット33をワンタッチ的に着脱交換可能に固定する固定
装置の第2例を示すものである。この例においては、ユ
ニットホルダ35における嵌合突出部37の外周面に形
成した環状溝37Gに、例えばOリング等のごとく弾性
変形によって外径が拡大縮小可能なリング部材69を係
止部材として係合保持し、このリング部材69の外周部
を、ガイドホルダ9の内周面に形成した係止部としての
周溝9Gに係合離脱可能に設けたものである。
【0048】上記構成においては、ユニットホルダ35
に形成した溝35Gにドライバ等を差し込んでガイドホ
ルダ9とユニットホルダ35との間隔を開くように操作
することにより、ガイドホルダ9から金型ユニット33
を容易に取り外すことができる。また、ガイドホルダ9
にユニットホルダ35の嵌合突出部37を嵌合して、係
止部材としてのリング部材69をガイドホルダ9の内周
面の係止部としての周溝9Gに係合することにより、ガ
イドホルダ9に対する金型ユニット33の装着を行うこ
とができる。
【0049】すなわち、上記構成においてもガイドホル
ダ9に対して金型ユニット33の着脱交換をワンタッチ
的に容易に行うことができるものである。
【0050】図5は、ガイドホルダ9に対して金型ユニ
ット33を固定する固定装置の第3例を示すものであ
る。この例においては、ユニットホルダ35に係合凹部
として外周面に開口したT溝35Tを設け、フランジ1
1及びガイドホルダ9を上下動可能に貫通したプルロッ
ド71の下端部に、逆T字形状の係止部材71Tを一体
的に設け、かつプルロッド71の上端部に固定したノブ
73とフランジ11との間に、プルロッド71を上方向
へ付勢するコイルスプリングのごとき弾性部材75を弾
装した構成である。
【0051】上記構成においては、ノブ73を保持して
プルロッド71を回動し、下端部の係止部材71Tの長
手方向とユニットホルダ35におけるT溝35Tの長手
方向とを一致せしめることにより、ユニットホルダ35
におけるT溝35Tとプルロッド71の下端部の上記係
止部材71Tとの係合を解除することができ、ガイドホ
ルダ9から金型ユニット33を取り外すことができる。
【0052】逆に、弾性部材75の付勢力に抗してノブ
73を下圧してユニットホルダ35のT溝35Tにプル
ロッド71の係止部材71Tを係合し、上記T溝35T
の長手方向と係止部材71Tの長手方向とが直交するよ
うにプルロッド71を回動した後にノブ73から手を離
すと、弾性部材75の作用によってプルロッド71が上
方向へ押圧付勢されるので、係止部材71Tでもってユ
ニットホルダ35をガイドホルダ9に固定することがで
きる。
【0053】すなわち、上記構成においては、ノブ73
を下圧しかつ回動操作することによって、金型ユニット
33をガイドホルダ9に対して容易に着脱交換可能なも
のである。
【0054】図6は固定装置の第4例を示すものであ
る。この第4例においては、ガイドホルダ9の下部内周
面に形成した環状のリング保持用の周溝9Gに係止部材
としてのスナップリング77を配置し、このスナップリ
ング77の一端部77Eはガイドホルダ9に固定してあ
る。そして、スナップリング77の他端部に設けたノブ
79は、ガイドホルダ9に貫通して設けた周方向の長孔
9H内に移動可能に配置してある。さらに前記ユニット
ホルダ35における嵌合突出部37の外周面には、前記
スナップリング77の内周縁が係合可能の係合凹部とし
ての環状溝37Gが形成してある。
【0055】なお、ガイドホルダ9の下端面とユニット
ホルダ35との間には、係止部材としてのスナップリン
グ77と係合部としての環状溝37G等との間の微少な
ガタツキを除去するためのOリングのごとき弾性リング
81が介在してある。
【0056】上記構成においては、スナップリング77
の一端部からノブ79を離反せしめるように長孔9Hに
沿って移動すると、スナップリング77の弾性変形によ
り内径が拡大されて嵌合突出部37の環状溝37Gから
スナップリング77が外れるので、ガイドホルダ9に対
する金型ユニット33の固定が解除される態様となり、
ガイドホルダ9から金型ユニット33を取り外すことが
できる。
【0057】逆に、前述のごとくスナップリング77の
内径を拡大した状態において金型ユニット33の嵌合突
出部37をガイドホルダ9に嵌入し、スナップリング7
7のノブ79から手を離すと、弾性変形したスナップリ
ング77は径を縮小するように復帰して、嵌合突出部3
7の環状溝37Gにスナップリング77が嵌合するの
で、ガイドホルダ9に対する金型ユニット33の固定が
行われることになる。
【0058】すなわち、上記第4例の構成においては、
スナップリング77の端部に設けたノブ79を操作する
ことによって、ガイドホルダ9に対して金型ユニット3
3をワンタッチ的に着脱交換することができるものであ
る。
【0059】図7は固定装置の第5例を示すものであ
る。この第5例においては、ユニットホルダ35におけ
る嵌合突出部37の外周面に形成した環状溝37Gに係
止部材としてのスナップリング83を係合し、このスナ
ップリング83の外周縁を、係合部としてのガイドホル
ダ9の周溝9Gに係合してある。そして、前記スナップ
リング83の両端部に備えた屈曲部83Eを、ガイドホ
ルダ9の下端部に切欠き形成した開口部9N内に配置し
た構成である。
【0060】上記構成においては、スナップリング83
の両端部の屈曲部83Eを互に接近するように移動せし
めると、スナップリング83が弾性変形してその外形が
縮小し、ガイドホルダ9の周溝9Gから外れるので、そ
のまま金型ユニット33を下方向へ移動することによっ
てガイドホルダ9から金型ユニット33を取り外すこと
ができる。
【0061】逆に、金型ユニット33における嵌合突出
部37の環状溝37Gにスナップリング83を係合し、
かつ両端の屈曲部83Eを互に接近せしめて外径を縮小
した状態においてガイドホルダ9に嵌合し、その後に両
端の屈曲部83Eから手を離すと、弾性変形した状態の
スナップリング83は元の状態に復帰して径が拡大し、
ガイドホルダ9の周溝9Gに係合するので、金型ユニッ
ト33をガイドホルダ9に固定することができる。
【0062】すなわち上記構成においては、スナップリ
ング83の両端の屈曲部83Eを操作することによっ
て、ガイドホルダ9に対して金型ユニット33をワンタ
ッチ的に容易に着脱交換することができるものである。
【0063】図8は固定装置の第6例を示すものであ
る。この第6例においては、ユニットホルダ35におけ
る嵌合突出部37の外周面に形成した断面円弧状の周溝
からなる係合凹部85を設け、この係合凹部85に対し
て係合離脱可能の複数の係止部材87が、ガイドホルダ
9の先端部内側が低くなるように傾斜して設けた複数箇
所の傾斜孔89内に移動可能に内装してある。そして、
上記傾斜孔89には、前記係止部材87の抜け出しを防
止するストッパ91が螺合してある。
【0064】上記構成において、ガイドホルダ9の上下
を逆にすると、係止部材87が傾斜孔89内を自重によ
って移動しストッパ91に当接し、係合凹部85と係止
部材87との係合が解除される。したがって、上下逆に
したガイドホルダ9から金型ユニット33を上方向へ取
り外すことができる。
【0065】逆に、上下逆にしたガイドホルダ9に、金
型ユニット33におけるユニットホルダ35の嵌合突出
部37を嵌合した後、そのままの状態でガイドホルダ9
の上下を元の状態に戻すと、ストッパ91に当接してい
た係止部材87が自重によってガイドホルダ9内に突出
するように移動し、係合凹部85に係合するので、金型
ユニット33はガイドホルダ9に固定される。
【0066】なお、係止部材87が係合凹部85に係合
した後に、適数箇所のストッパ91を傾斜孔89に締め
込んで、係止部材87を固定することが望ましいが、必
ずしもその必要はないものである。
【0067】上記第6例においても、ガイドホルダ9に
対しての金型ユニット33の着脱交換を容易に行うこと
ができるものである。
【0068】図9は固定装置の第7例を示すものであ
る。この第7例においてはガイドホルダ9の下部の複数
箇所に、係合凹部85に係合離脱可能の係止部材として
のボール91を設けたものである。ガイドホルダ9の内
周面に対する上記ボール91の出没を制御するために、
ガイドホルダ9の外周面に形成した複数箇所の凹部93
にガイドピン95を介してカム部材97を上下動可能に
設けると共に、上記カム部材97を下方向へ押圧付勢す
るスプリングのごとき弾性部材99が設けてある。
【0069】上記カム部材97には、ガイドホルダ9の
内方向へボール91を押圧するカム面97Fと上記ボー
ル91の外方向への移動を許容する凹部97Cとが上下
に形成してある。
【0070】上記構成においては、弾性部材99の付勢
力に抗してカム部材97を上昇せしめると、ボール91
の外方向への移動を許容することとなり、嵌合突出部3
7の係合凹部85からのボール91の離脱が可能となる
ので、ガイドホルダ9から金型ユニット33を取り外す
ことができる。
【0071】逆に、ガイドホルダ9に金型ユニット33
の嵌合突出部37を嵌合した後、カム部材97から手を
離すと、弾性部材99の付勢力によってカム部材97が
下方向へ移動され、ボール91がガイドホルダ9の内方
向へ移動して嵌合突出部37の係合凹部85に係合する
ので、ガイドホルダ9に対して金型ユニット33が固定
されることになる。
【0072】すなわち、上記構成によれば、ガイドホル
ダ9に対する金型ユニット33の着脱交換をワンタッチ
的に容易に行うことができるものである。
【0073】
【発明の効果】以上のごとき説明より理解されるよう
に、本発明によれば、パンチヘッドの上下位置の調節、
すなわちハイト調整を微小にかつ容易に行うことができ
るものである。
【0074】
【0075】
【0076】また、本発明によれば、パンチ又はエジエ
クタの形状、寸法が異なる場合であっても、ガイドホル
ダの共通化を図ることができ、上金型装置の製造組立て
が容易になるものである。
【0077】さらに、本発明によれば、ユニットホルダ
は、パンチ又はエジエクタを押圧付勢する弾性部材のた
めの座部を備えた構成であるから、全体をユニットとし
て取り扱うことができ、ガイドホルダに対する着脱交換
を容易に行うことができる。
【0078】また、本発明によれば、ガイドホルダに対
する金型ユニットの固定装置は、ガイドホルダ又は金型
ユニットの適宜一方に備えた係止部に対して他方に備え
た係止部材を係合離脱可能に備えた構成であるから、ガ
イドホルダに対する金型ユニットの固定が容易であり、
着脱交換をワンタッチ的に行うことができる。
【0079】またさらに、本発明によれば、金型ユニッ
トの装着部を下部に備えたガイドホルダを筒状に形成し
て設け、このガイドホルダの上部に備えたフランジの
央部に、上端部にパンチヘッドを備えたパンチドライバ
を上下調整可能に螺着して備えたものであるから、ガイ
ドホルダに対する金型ユニットの着脱交換を行うことが
できると共に、金型ユニットに対応してのパンチドライ
バの上下調節を容易に行うことができるものである。
【0080】また、本発明によれば、ガイドホルダの下
部に備えた装着部に対して着脱可能のユニットホルダを
設け、このユニットホルダにパンチ又はエジエクタを備
えた構成であるから、ガイドホルダに対してユニットホ
ルダを装着することが容易であり、上金型を容易に組立
てが可能になるものである。
【0081】さらに本発明によれば、ユニットホルダ
は、ガイドホルダ内へ嵌合可能の嵌合突出部を備えると
共に、パンチ又はエジエクタを押圧付勢する弾性部材の
ための座部を備えた構成であるから、全体としてユニッ
トとしての取り扱が容易に行い得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1例に係る上金型装置の全体的構成
を示す断面説明図である。
【図2】パンチヘッドの上下調整部の第2例を示す説明
図である。
【図3】パンチヘッドの上下調整部の第3例を示す説明
図である。
【図4】ガイドホルダに対する金型ユニットの固定装置
の第2例を示す説明図である。
【図5】ガイドホルダに対する金型ユニットの固定装置
の第3例を示す説明図である。
【図6】ガイドホルダに対する金型ユニットの固定装置
の第4例を示す説明図である。
【図7】ガイドホルダに対する金型ユニットの固定装置
の第5例を示す説明図である。
【図8】ガイドホルダに対する金型ユニットの固定装置
の第6例を示す説明図である。
【図9】ガイドホルダに対する金型ユニットの固定装置
の第7例を示す説明図である。
【図10】従来の金型装置の全体的構成を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
3 上金型 9 ガイドホルダ 11 フランジ 15 パンチヘッド 17 パンチドライバ 19 目盛り 21 ロック装置 23 係止部 25 ロック部材 33 金型ユニット 35 ユニットホルダ 37 嵌合突出部 41 可動部材 43 座部材 45 弾性部材 51 固定装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 24/00 B21D 28/34 - 28/36 B21D 28/00 B21D 28/04 B21D 37/14

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒体により構成したガイドホルダ(9)
    の上部に一体的に備えたフランジ(11)の中央部に、
    上端部にパンチヘッド(15)を備えたパンチドライバ
    (17)を、前記フランジ(11)に対して上下調節可
    能に螺着して設け、パンチ又はエジエクタである可動部
    材(41)を上下動自在かつ下方向へ付勢して備えたユ
    ニットホルダ(35)を、前記ガイドホルダ(9)の下
    部に着脱交換可能に装着して設けたことを特徴とする上
    金型装置。
  2. 【請求項2】 筒体により構成したガイドホルダ(9)
    の上部に一体的に備えたフランジ(11)の中央部に、
    上端部にパンチヘッド(15)を備えたパンチドライバ
    (17)を、前記フランジ(11)に対して上下調節可
    能に螺着して設け、パンチ又はエジエクタである可動部
    材(41)を上下動自在かつ下方向へ付勢して備えたユ
    ニットホルダ(35)の嵌合突出部(37)を、前記ガ
    イドホルダ(9)に着脱交換可能に嵌合して設け、上記
    嵌合突出部(37)の外周面に形成した環状溝(37
    G)と前記ガイドホルダ(9)の内周面に形成した周溝
    (9G)とに、弾性変形によって外径が拡大縮小可能の
    係止部材を係合保持した構成であることを特徴とする上
    金型装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の上金型装置にお
    いて、ガイドホルダ(9)の下面又はユニットホルダ
    (35)の適宜一方に位置決め部材(47)を設け、上
    記ユニットホルダ(35)又は上記ガイドホルダ(9)
    の下面の他方に、上記位置決め部材(47)と係合可能
    の係合部(49)を形成したことを特徴とする上金型装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3に記載の上金型装置
    において、ユニットホルダ(35)は、パンチ又はエジ
    エクタを押圧付勢する弾性部材(45)の座部材(4
    3)を備えた構成であることを特徴とする上金型装置。
  5. 【請求項5】 金型ユニット(33)の装着部を下部に
    備えた筒状のガイドホルダ(9)の上部にフランジ(1
    1)を一体的に設け、このフランジ(11)の中央部
    に、上端部にパンチヘッド(15)を備えたパンチドラ
    イバ(17)を、当該フランジ(11)に対して上下調
    節可能に螺着して備えたことを特徴とする金型ホルダ。
  6. 【請求項6】 ガイドホルダ(9)の下部に備えた装着
    部に対して着脱可能のユニットホルダ(35)を設け、
    このユニットホルダ(35)は、上下動可能に備えたパ
    ンチ又はエジエクタを押圧付勢する弾性部材(45)の
    座部材(43)を備えた構成であることを特徴とする金
    型ユニット。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の金型ユニットにおい
    て、ユニットホルダ(35)は、ガイドホルダ(9)内
    へ嵌合可能の嵌合突出部(37)を備え、この嵌合突出
    部(37)内に形成した中空部(39)内にパンチ又は
    エジエクタを上下動自在に備えた構成であることを特徴
    とする金型ユニット。
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