JP3209044U - 調理器 - Google Patents

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美紀 岡田
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Abstract

【課題】滴下孔部から加熱板に確実に水を落下させることができる調理器を提供する。【解決手段】調理に用いられる加熱板30の上に載置されて使用され、側面部11と、この側面部11の上部を覆う上面部12とを備えた調理器本体13を有し、上面部12には調理器本体13の内部へ滴下する水の注水を受け、この水を滴下孔部16から調理器本体13の内部へ水を滴下する注水部17が形成され、内部に蒸すための調理食材を収納する調理器10であって、注水部17は、滴下孔部16へ向かって収斂する周面部を有するようにした。【選択図】図1

Description

本考案は、加熱板に載置された具材を蒸し上げる調理器に関する。
従来、調理器としては、焼く・蒸すの調理を同時に行えるよう、具材を載せた鉄板などの加熱板を覆うようにしたものが提案されている(特許文献1)。
この調理器は、餃子の蒸し焼きなどに適しており、時間差の注文にスムーズで且つロスなく対応できるように小型化されたものである。特に、この調理器は、蒸し調理の利便性を図り、加熱板を覆うように置かれた状態を維持した状態で加熱板に水を供給できるように滴下孔部が設けられている。尚、加熱板とこれを覆う調理器で作られた調理スペースに充満する水蒸気によって調理器が持ち上がり、中の水蒸気或いは熱湯が噴出して調理者の火傷につながらないよう、水蒸気を逃すための排気孔部が設けられている。
特許第5761693号公報
従来、例えば客から小口(1、2人前)の餃子の注文を受けると、小口用の調理器を用いて必要な個数の餃子を加熱板上に並べて少し焦げ目が付くまで待ち、その後に調理器の蓋を開けて調理器の内部に適量の水(又は湯)を投入して蒸し上げていた。従って、調理者は、調理器の蓋を開けて水を投入し再びその蓋を閉めるという動作を小口の注文を受ける度に繰り返す必要があった。
そこで、そのような繰り返しの動作を無くすために調理器自体に注水部を設けたものが考案された。図4は従来の調理器を示す斜視図である。従来の調理器40は、複数の滴下孔部41が形成された注水部42が半円筒状に形成され、最下端部において軸方向に沿って複数の滴下孔部41が互いに所定間隔を置いて開設された。このように滴下孔部41を設けることで蒸し調理の利便性を高めることができた。
しかしながら、このような構成の従来の調理器40にあっては、蒸し調理の利便性は高いものとなったが、滴下孔部41から調理器40の内部に上手く注水できない場合があった。これは、注水部42の形状が原因となって、注水した水が各滴下孔部41の間の表面で分散して残ってしまうことと、滴下孔部41から落下しようとする水が、調理器40の内部で発生して滴下孔部41から噴き出そうとする水蒸気に阻まれることによるものであった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、注水部に注水した場合に、水を滴下孔部から加熱板に確実に落下させることができる調理器を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、請求項1に記載の考案にあっては、調理に用いられる加熱板の上に載置されて使用され、側面部と、前記側面部の上部を覆う上面部とを備えた調理器本体を有し、前記上面部には前記調理器本体の内部へ滴下する水の注水を受け、この水を滴下孔部から前記調理器本体の内部へ水を滴下する注水部が形成され、内部に蒸すための調理食材を収納する調理器であって、前記注水部は、前記滴下孔部へ向かって収斂する周面部を有することを特徴とする。
従って、請求項1に記載の考案にあっては、注水部に注水された水は分散して広がることなく、例えば、一箇所に集まるようになる。そして、この注水部に滴下孔部が形成されるので、注水部に注水された水は効率よく滴下孔部に集まるようになる。また、この注水部の形状によって、注水された水は注水部に一時的に蓄えられてから、調理器本体の内部に滴下していく。従って、その滴下孔部を通る水に対して、滴下孔部から加熱板に向って押し出すような水圧が作用する。
請求項2に記載の考案にあっては、前記調理器本体は、全体短円筒状に形成されると共に、前記注水部は前記上面部の中央に形成されていることを特徴とする。このように構成することで、注水部に注水された水は調理器本体内部の中央寄り(加熱板の中央寄り)に滴下される。
請求項3に記載の考案にあっては、前記注水部は、逆円錐形状に形成されていることを特徴とする。このように構成することで、請求項1に記載の考案と比較して、注水部に注水された水の分散がより良好に抑えられ、注水部上に溜まる水の量が少なくなる。
請求項4に記載の考案にあっては、前記側面部には、前記滴下孔部よりも大きく形成された排気孔部が開設されていることを特徴とする。このように構成することで、調理スペースに充満する過剰な水蒸気が調理器本体の外部に逃れていき、滴下孔部からの水蒸気の噴き出しが少なくなる。
請求項5に記載の考案にあっては、前記加熱板と接する部分に、シリコンゴムを用いて構成されたシール部を備えることを特徴とする。このように構成することで、例えば、調理器本体のうち加熱板と接触する部位の変形や、加熱板の細かな凹凸或いは食材の焦げ付きなどがあった場合でも、調理器本体と加熱板の互いの隙間が抑えられる。
請求項1に記載の考案にあっては、注水部上で分散することなく滴下孔部に集まり、加えて滴下孔部から加熱板に向って押し出すような水圧が作用する。従って、注水部に注水した場合に、水を滴下孔部から加熱板に確実に落下させることができる。
請求項2に記載の考案にあっては、注水した水は加熱板の中央寄りに滴下されるので、加熱板とこれを覆う調理器で作られた調理スペースの中で具材を均等に蒸すことが容易となる。
請求項3に記載の考案にあっては、請求項1に記載の考案が有する効果をより確実に得られる。
請求項4に記載の考案にあっては、滴下孔部からの水蒸気の噴き出しが少なくなるので、請求項1に記載の考案が有する効果を高めることができる。
請求項5に記載の考案にあっては、調理器本体と加熱板の互いの隙間が抑えられるので、調理器本体の外部への水漏れを抑えることができ、蒸し上げに必要な水蒸気を確保することができる。
本考案に係る調理器の第一実施形態を示す斜視図である。 本考案に係る調理器を示す図1のII‐II線断面図である。 本考案に係る調理器を示す図1のII‐II線相当断面図であって調理食材を蒸している状態を示す図である。 従来の調理器を示す斜視図である。
添付図面を参照して、本考案を実施形態に基づき詳細に説明する。
図1は本考案に係る調理器の実施形態を示す図である。本実施形態の調理器10は、図1に示すように、全体短円筒状に形成され内部に蒸すための調理食材(例えば餃子)を収納するものであり、調理に用いられる加熱板30の上に載置されて使用されるもので、ステンレス製である。
この調理器10は、図1及び図2に示すように、その側面部11とこの側面部11の上部を覆う上面部12とを備えた調理器本体13を有している。また、調理器10は、その加熱板30と接する部分の全体に亘ってシリコンゴムを用いて構成されたシール部14を有している。そして、この調理器10を加熱板30から持ち上げたり、加熱板30上でスライド移動させたりし易いように、上面部12に把持部15が取り付けられている。尚、この側面部11と上面部12は一体的に構成されている。
調理器10の上面部12には、調理器本体13の内部へ滴下する水の注水を受け、この水を調理器本体13の内部へ滴下誘導する注水部17が形成されている。この注水部17は、上面部12の基材を凹ませることで設けられており、図1に示すように、全体短円筒状の調理器本体13の上面部12の中央に形成されている。注水部17の下端部には、調理器本体13の内部に通じる滴下孔部16が形成され、注水部17の形状は滴下孔部16に向って収斂する周面部18を有する逆円錐形状である。
滴下孔部16の開口面は円形であり、直径3ミリメートルに設定されている。また、調理器10の側面部11には、図1に示すように滴下孔部16よりも大きく形成された幅1センチメートルの矩形の排気孔部19が開設されており、この排気孔部19は側面部11のやや上方寄りに配置されている。
次に、本実施形態に係る調理器10の作用を説明する。
図3は本考案に係る調理器を示す図1のII‐II線相当断面図であって調理食材を蒸している状態を示す図である。
調理者は、餃子の注文を受けたとき、加熱板30の上に餃子を置き焦げ目が付いたところで、図3に示すように注水部17に水を注ぐ。このとき、注水部17は逆円錐状に形成されており、その周面部18が滴下孔部16へ向かって収斂しているので、注水部17に注がれた水は分散することなく滴下孔部16に向かって流下していく。
そして、注水された水は、滴下孔部16を通って加熱板30に落ちて温められて水蒸気となり、加熱板30に置かれた餃子が蒸し上げられる。そして、この水蒸気は調理器本体13の内部に充満して、その一部は排気孔部19(図1及び図2)を通って外部に逃れるが、一部は滴下孔部16から外部に噴き出そうとする。この水蒸気は、滴下孔部16から滴下しようとする水の進路を阻むものとなる。
ところが、注水部17が逆円錐状に形成されて所定の深さを有しているので、一定量の水が一時的に貯留され、滴下孔部16に下方向の水圧が作用する。このため、注水部17に注がれた水は、滴下孔部16から噴き出そうとする水蒸気に対抗して、加熱板30に滴下されていく。
次に効果を説明する。
本実施形態に係る調理器10にあっては、逆円錐形状に形成されているので、注水部17に注水された水は分散して広がることなく、例えば、一箇所に集まるようになる。そして、この注水部17に滴下孔部16が形成されるので、注水部17に注水された水は効率よく滴下孔部16に集まるようになる。また、注水部17の形状によって、注水された水は注水部17に一時的に蓄えられてから、調理器本体13の内部に滴下していく。このため、この注水部17に形成された滴下孔部16を通る水に対し、滴下孔部16から加熱板に向って押し出すような水圧が作用する。従って、注水部17に注水した場合、水を滴下孔部16から加熱板30に確実に落下させることができる。
また、注水部17に注水された水は調理器本体13内部の中央寄り(加熱板の中央寄り)に滴下されるようになる。このため、調理スペースの中で具材を均等に蒸すことが容易となる。
また、側面部11には、滴下孔部16よりも大きく形成された排気孔部19が開設されているので、調理スペースに充満する過剰な水蒸気が調理器本体13の外部に逃れていき、滴下孔部16からの水蒸気の噴き出しが少なくなる。そのため、注水部17に注水した水を滴下孔部16から加熱板30に確実に落下させることができる。
また、加熱板30と接する部分には、シリコンゴムを用いて構成されたシール部14を備えるため、例えば、調理器本体13のうち加熱板30と接触する部位の変形、或いは、加熱板30の細かな凹凸、食材の焦げ付きなどがあったときでも、調理器本体13と加熱板30の互いの隙間が抑えられる。このため、調理器本体13の外部への水漏れを抑えることができ、蒸し上げに必要な水蒸気を良好に確保することができる。
以上、本考案に係る調理器を1つの実施形態に基づき説明してきたが、具体的な構成については、本実施形態に限られるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載の考案の要旨を逸脱しない限り変更や追加等は許容される。
例えば、本実施形態の調理器10は、全体的に短円筒状である例を示したが、この形状に限らず矩形状であってもよい。また、調理器10は、ステンレス製でなく、アルミニウム製や銅製であってもよい。
また、注水部17の形状を逆円錐状としたが、滴下孔部16へ向かって収斂する周面部18を有するものであればよく、例えば三角錘やその他の多角錘でもよい。
また、注水部17の数は1つだけの例を示したが、均等な蒸し上げに適した配置で複数設けても良い。更に、1つの注水部17に対して複数の滴下孔部16を形成して、広がりを持たせて滴下させるものでもよい。そして、滴下孔部16の位置は、注水部17の下端部に限らず、注水部17の中であればよい。
また、調理器10と加熱板30の接点であるシール部14をシリコンゴムで構成しているが、加熱温度に耐えられる耐熱性を有しており且つ可撓性を有するものであればよい。
本実施形態は、餃子の蒸し焼きに対して調理器10を適用したものであるが、肉、魚介、野菜、或いは加工品の調理器に対しても適用できる。
10 調理器
11 側面部
12 上面部
13 調理器本体
14 シール部
15 把持部
16 滴下孔部
17 注水部
18 周面部
19 排気孔部
30 加熱板

Claims (5)

  1. 調理に用いられる加熱板の上に載置されて使用され、側面部と、前記側面部の上部を覆う上面部とを備えた調理器本体を有し、前記上面部には前記調理器本体の内部へ滴下する水の注水を受け、この水を滴下孔部から前記調理器本体の内部へ水を滴下する注水部が形成され、内部に蒸すための調理食材を収納する調理器であって、
    前記注水部は、前記滴下孔部へ向かって収斂する周面部を有することを特徴とする調理器。
  2. 前記調理器本体は、全体短円筒状に形成されると共に、前記注水部は前記上面部の中央に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の調理器。
  3. 前記注水部は、逆円錐形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の調理器。
  4. 前記側面部には、前記滴下孔部よりも大きく形成された排気孔部が開設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の調理器。
  5. 前記加熱板と接する部分は、シリコンゴムを用いて構成されたシール部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の調理器。
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