JP3210332U - 囲い設置金具 - Google Patents

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哲郎 横山
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Abstract

【課題】狭幅乃至広幅の各種架台に兼用でき、各種架台に固定されたときの出張り寸法を可及的に小さくすることができる囲い設置金具を提供する。【解決手段】固定具10と可動具20とを有し、架台Aの上部に囲いを設置するための囲い設置金具100であって、固定具10の側に固定されるナットのねじ軸を可動具20のスライド方向に沿わせて設け、該ナットにはアジャストボルト30が螺着され、かつその頭部31が係合するボルト係合部を可動具20の側に設け、アジャストボルト30の螺動操作によって固定具10の固定側添設部12と可動具20の可動側添設部との対向間隔Gを調整可能にし、固定具10の固定側添設部12と可動具20の可動側添設部との間に架台を挟着可能にするもの。【選択図】図1

Description

本考案は、建築現場等に用いて好適な囲い設置金具に関する。
工事現場等では、敷地境界等にブロック積み等して構築した架台の上部に、仮囲い等の囲い(フェンス等)を設置するため、囲い設置金具が用いられる。
従来、特許文献1に記載のフェンス取付構造の如くが囲い設置金具Kとして利用されている。この囲い設置金具Kは、図1(B)に示す如く、コ字状板からなる固定具1を有し、固定具1の横板部1Aを架台Aの上面に載置し、固定具1の一端に連設されている第1縦板部1Bを架台Aの一側面に添設し、固定具1の他端に連設されている第2縦板部1Cにアジャストボルトを螺着し、横板部1Aの上部に囲い支持部3を立設して備える。アジャストボルト2は、頭部2Aに螺動操作力を付与可能にするとともに、頭部2Aの反対端の軸まわりに空転自由に取付けられる締結板2Bを架台Aの他側面に圧接可能にする。
即ち、囲い設置金具Kにあっては、アジャストボルト2の螺動操作によって、締結板2Bが固定具1の第1添設部1Bに対してなす対向間隔Gを、架台Aの一側面から他側面に渡る該架台Aの幅寸法Axに適合するように調整可能にする。これにより、アジャストボルト2の締結板2Bと固定具1の第1縦板部1Bとの間に架台Aを挟着し、架台Aの上部に囲い設置金具Kを固定し、その囲い支持部3に囲いの取付具を介して該囲いを取付け可能にするものである。
特開2001-90397号公報
特許文献1に記載の囲い設置金具Kは、幅寸法Axが異なる狭幅乃至広幅の各種架台Aに兼用できる必要があり、各種架台Aに固定したときの架台Aからの出張り寸法Bxが大きくなる。
即ち、固定具1自体を狭幅乃至広幅の各種架台Aに兼用できるようにするため、固定具1の第1縦板部1B乃至第2縦板部1Cの外側寸法Lが広幅の架台Aに対応できるように、常時固定化された大寸法にならざるを得ない。従って、囲い設置金具Kは、架台Aに固定されたとき、架台Aの幅寸法Axの広狭に関係なく、上述の出張り寸法Bxが常時大きなものになる。
更に、囲い設置金具Kが広幅の架台Aに固定されるときには、アジャストボルト2の頭部2Aがそのねじ軸に沿う方向で固定具1の第2縦板部1Cから突出する突出寸法Pも大寸法に変化し、上述の出張り寸法Bxは一層大きくなる。
このように架台Aからの出張り寸法Bxが大きい囲い設置金具Kにあっては、架台Aの周辺に囲い設置金具Kの設置のための広い空きスペースの確保が必要になるし、作業者が架台Aに固定された囲い設置金具Kの出張り部分との接触を回避する等のためにその作業性を損なうおそれもある。
本考案の課題は、狭幅乃至広幅の各種架台に兼用できる囲い設置金具において、各種架台に固定されたときの出張り寸法を可及的に小さくすることにある。
請求項1に係る考案は、固定具と可動具とを有し、架台の上部に囲いを設置するための囲い設置金具であって、固定具は、架台の上部に載置可能にされる載置部と、架台の一側面に添設可能にされる固定側添設部と、載置部に設けられる囲い支持部とを備えるとともに、架台の上部に沿って該架台の一側面から他側面に渡る該架台の幅方向に延在可能にされるスライドガイド部を形成してなり、可動具は、固定具が形成してなるスライドガイド部にガイドされて一定のスライド方向にスライド可能にされるスライド部と、架台の他側面に添設可能にされる可動側添設部とを備え、固定具の側に固定されるナットのねじ軸を可動具のスライド方向に沿わせて設け、該ナットにはアジャストボルトが螺着され、かつその頭部が係合するボルト係合部を可動具の側に設け、アジャストボルトの螺動操作によって固定具の固定側添設部と可動具の可動側添設部との対向間隔を調整可能にし、固定具の固定側添設部と可動具の可動側添設部との間に架台を挟着可能にするようにしたものである。
請求項2に係る考案は、請求項1に係る考案において更に、前記可動具が、スライド部の可動側添設部に近接する側に、架台の上部に当接し得る当接部を備えるようにしたものである。
請求項3に係る考案は、請求項1又は2に係る考案において更に、前記可動具の可動側添設部と架台の他側面との間に介装されるスペーサを有し、このスペーサを架台の側に押圧する押しボルトが可動具の可動側添設部に螺着されてなるようにしたものである。
請求項4に係る考案は、請求項1乃至3のいずれかに係る考案において更に、前記固定具がL字状板からなり、L字状板の横板部が載置部を構成し、L字状板の縦板部が固定側添設部を構成してなり、前記可動具がL字状板からなり、L字状板の横板部がスライド部を構成し、L字状板の縦板部が可動側添設部を構成してなるようにしたものである。
(請求項1)
(a)アジャストボルトの螺動操作によって固定具の固定側添設部と可動具の可動側添設部の対向間隔を、架台Aの幅寸法Axに応じて調整し、固定具と可動具の間に架台を強固に固定できる。このとき、固定具の固定側添設部と可動具の可動側添設部とがなす外側寸法Lxが広幅の架台Aに対しては大寸法になるものの、狭幅の架台Aに対しては小寸法になり、囲い設置金具の架台Aからの出張り寸法Bxが常時大なるものになることはない。
(b)アジャストボルトは固定具の側に固定されるナットに螺着されて螺動し、アジャストボルトの頭部が係合するボルト係合部は可動具の側に設けられる。従って、アジャストボルトの頭部が可動具から突出する突出寸法Pは、常時一定の小寸法となり、囲い設置金具の架台Aからの出張り寸法Bxを大きくするものにならない。
(c)従って、狭幅乃至広幅の各種架台に兼用できる囲い設置金具において、各種架台に固定されたときの出張り寸法を可及的に小さくできる。これにより、架台Aの周辺に囲い設置金具の設置のための広い空きスペースの確保が必要になることがないし、作業者が架台Aに固定された囲い設置金具の出張り部分との接触を回避する等のためにその作業性を損なうおそれもない。
(請求項2)
(d)可動具が、スライド部の可動側添設部に近接する側に、架台の上部に当接し得る当接部を備える。これにより、可動具のスライド部の下面が架台の上部との間に隙間を介して浮いている場合にも、アジャストボルトの螺動操作力に基づいて可動具に作用する回転モーメントは、上述の隙間を埋めるようにスライド部の下面に備えた当接部を介して架台の上部に直に受け止められ、可動具を上述の隙間相当分だけ傾動させることがない。可動具は傾くことなく、その可動側添設部を架台の他側面に向けて押圧され、架台を安定的に挟着可能にする。
(請求項3)
(e)可動具の可動側添設部と架台の他側面との間に介装されるスペーサを有し、このスペーサを架台の側に押圧する押しボルトが可動具の可動側添設部に螺着される。アジャストボルトの螺動操作によって、固定具の固定側添設部と可動具の可動側添設部との間に架台を設置した上で、上述の押しボルトによって上述のスペーサを架台の側に押圧するものになり、固定具と可動具の間に架台を一層強固に固定できる。
(請求項4)
(f)固定具がL字状板からなり、可動具がL字状板からなる。これにより、固定具と可動具を簡易に製作でき、コスト低減できる。
図1は囲い設置金具を示し、(A)は本発明例を示す側面図、(B)は従来例を示す側面図である。 図2は本発明の一実施形態に係る囲い設置金具を示し、(A)は側面図、(B)は正面図、(C)は背面図である。 図3は図2(A)の拡大図である。 図4は固定具を示し、(A)は側面図、(B)は正面図、(C)は背面図である。 図5は可動具を示し、(A)は側面図、(B)は正面図、(C)は平面図である。 図6はスペーサを示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。 図7は広幅用架台のための囲い設置金具を示し、(A)は側面図、(B)は正面図、(C)は背面図である。 図8は広幅用架台のための可動具を示し、(A)は側面図、(B)は正面図、(C)は平面図である。 図9は仮囲いの一例を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。 図10は仮囲いの他の例を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。 図11は可動具における当接部の効果を説明するための模式図である。
図1(A)は本発明の一実施形態に係る囲い設置金具100を示す。囲い設置金具100は、図2、図3に示す如く、固定具10と可動具20を有し、建築現場等の敷地境界等にブロック積み等されて構築されている架台Aの上部に固定され、仮囲い等の囲いF(図9、図10)を設置するために用いられる。尚、本明細書において、「下」とは鉛直下方側をいい、「上」とは鉛直上方側をいうものとする。
固定具10は、図4に示す如く、架台Aの上部(上面)に載置可能にされる載置部11と、架台Aの一側面(敷地の外側に臨む側面)に添設可能にされる固定側添設部12と、載置部11に設けられる囲い支持部13とを備えるとともに、架台Aの上部に沿って該架台Aの一側面から他側面(敷地の内側に臨む側面)に渡る該架台Aの幅方向(図9、図10のX方向)に延在可能にされるスライドガイド部14を形成する。
本実施形態の固定具10は、L字状板L1を用いて製作され、L字状板L1の横板部L1aが載置部11を構成し、L字状板L1の縦板部L1bが固定側添設部12を構成する。固定側添設部12を構成する縦板部L1bの内側面には、架台Aの一側面に直に接するゴム板12Aが接着等により固定される。
ここで、本実施形態の固定具10は、載置部11を構成する横板部L1aの上面において、架台Aの幅方向に直交する該架台Aの延在方向(図9、図10のY方向)に沿う左右両端部に角棒状の横桟15A、15Aを溶接等して固定するとともに、両横桟15A、15Aの上部に平板状の上板15の両端部を溶接等して固定する。上板15の下面は、載置部11を構成する横板部L1aの上面との間に、架台Aの幅方向に貫通する扁平状空間を形成し、この空間をスライドガイド部14とする。
また、本実施形態の固定具10は、上板15の上面に逆U字状板16を溶接等して固定し、囲い支持部13を構成する例えば丸パイプ17の下端部が逆U字状板16の上面に溶接等されて固定される。
尚、逆U字状板16は、架台Aの幅方向に沿う両側に開口する空洞部16Aを形成する。逆U字状板16は、逆U字状板16の下面に溶接等されて固定されるナット18を、空洞部16Aにおける架台Aの他側面寄り端部に配置して備える。ナット18のねじ軸は固定具10におけるスライドガイド部14の貫通方向、ひいては可動具20のスライド方向に沿うように設けられる。このナット18には、アジャストボルト30が螺着される。
また、逆U字状板16は、逆U字状板16の下面に溶接等されて固定されるフェンス引っ掛け用フック19を、空洞部16Aにおける架台Aの一側面寄り端部に配置して備える。
可動具20は、図5に示す如く、固定具10が前述の如くに形成してなるスライドガイド部14に挿通され、このスライドガイド部14にガイドされて一定のスライド方向(架台Aの幅方向)にスライド可能にされるスライド部21と、架台Aの他側面に添設可能にされる可動側添設部22とを備える。
本実施形態の可動具20は、L字状板L2を用いて製作され、L字状板L2の横板部L2aがスライド部21を構成し、L字状板L2の縦板部L2bが可動側添設部22を構成する。
可動具20は、固定具10の側に前述の如くに固定したナット18に螺着されるアジャストボルト30が挿通されるとともに、その頭部31が係入するボルト係合部23を備える。ボルト係合部23は、可動具20のスライド部21を構成する横板部L2aの上面に溶接等されて固定されるL字状片24からなり、L字状片24はアジャストボルト30の頭部31が挿通し得るボルト挿通孔24Aを備える。
以上より、囲い設置金具100は、アジャストボルト30の螺動操作によって固定具10の固定側添設部12と可動具20の可動側添設部22との対向間隔Gを調整可能にし、固定具10の固定側添設部12と可動具20の可動側添設部22との間に架台Aを挟着する。これにより、囲い設置金具100は架台Aに固定されるものとなる。
尚、囲い設置金具100において、可動具20は、スライド部21の可動側添設部22に近接する側に、架台Aの上部(上面)に当接し得る当接部25を備える。本実施形態において、当接部25は、丸棒状のロッドからなり、スライド部21のスライド方向に直交する方向における該スライド部21の全長(もしくはその一部でも可)に渡る範囲に設けられる。
また、囲い設置金具100において、可動具20の可動側添設部22と架台Aの他側面との間にはスペーサ40が介装され得る。このスペーサ40を架台Aの側に押圧する押しボルト41が可動側添設部22(縦板部L2b)の外側面に溶接等して固定されたナット42に螺着される。
スペーサ40は、図6に示す如くの平板状をなし、2本のスペーサ吊り下げ用フック43を上端面の左右両端部に溶接されて備える。スペーサ40の一面には、架台Aの他側面に直に接するゴム板40Aが接着等により固定される。スペーサ40は、可動具20の可動側添設部22と架台Aの他側面との間に挟み込まれ、左右のフック43が可動具20のスライド部21(横板部L2a)の上面に支持されて吊り下げ保持される(図3等では、スペーサ40のフック43が可動具20のスライド部21の上面よりも上方に隙間を介しているように描かれているが、現実には、その隙間はない)。
尚、図1乃至図6に示した囲い設置金具100は標準幅寸法の架台Aに適用されるものであり、広幅用架台Aのための囲い設置金具100Aを図7に示した。囲い設置金具100Aが囲い設置金具100と異なる点は、可動具20におけるスライド部21のスライド方向に沿う長さを、架台Aの幅増大分だけ長くしたことにある。
従って、囲い設置金具100(100A)を用いた囲いFの設置手順は以下の如くになる。
(1)囲い設置金具100の固定具10に可動具20、アジャストボルト30及びスペーサ40を組付ける。即ち、スペーサ40がフック43を介して吊り下げ保持される可動具20のスライド部21を固定具10のスライドガイド部14に挿通するとともに、この可動具20のボルト係合部23を構成するL字状片24のボルト挿通孔24Aにアジャストボルト30を挿通し、このアジャストボルト30を固定具10のナット18に螺着する。
(2)上述(1)の囲い設置金具100を架台Aの上面及び両側面まわりに嵌め込む。そして、アジャストボルト30の螺動操作によって、固定具10の固定側添設部12と、可動具20の可動側添設部22及びスペーサ40との間に架台Aを挟着する。更に、押しボルト41を用いてスペーサ40を架台Aの側に押圧し、囲い設置金具100を架台Aに強固に固定する。
(3)上述(2)の囲い設置金具100における固定具10の囲い支持部13(丸パイプ17)に囲いFを支持する。
図9は、囲いFとして、板状フェンス110及び金網状フェンス120を適用したものである。この場合、架台Aの延在方向に沿う複数位置のそれぞれに囲い設置金具100を固定し、各囲い設置金具100において固定具10の囲い支持部13を構成する丸パイプ17の外径まわりに太径パイプからなる支柱130を被着する。そして、架台Aの延在方向で相隣る支柱130の上下方向複数位置に設けてある取付環131のそれぞれに、板状フェンス110の両側部に設けてある取付フック111と金網状フェンス120の両側部に設けてある取付フック121のそれぞれを係入する。これにより、板状フェンス110及び金網状フェンス120が相隣る支柱130の間に設置されるものとなる。
図10は、囲いFとして、ネット状フェンス210を適用したものである。この場合、架台Aの延在方向に沿う複数位置のそれぞれに囲い設置金具100を固定し、各囲い設置金具100において固定具10の囲い支持部13を構成する丸パイプ17の内径に細径パイプからなる支柱220を挿着する。そして、架台Aの延在方向で相隣る支柱220の上端部間に連結ビーム230を架け渡し、連結ビーム230の長手方向複数位置に設けてあるフック231、及び各支柱220の上下方向複数位置に設けてあるフック221、並びに各囲い設置金具100の固定具10に備えてあるフェンス引っ掛け用フック19のそれぞれに、ネット状フェンス210の上端部及び両側部に設けてある取付部のそれぞれを係着する。これにより、ネット状フェンス210が相隣る支柱220の間に設置されるものとなる。
しかるに、囲い設置金具100(100A)によれば以下の作用効果を奏する。
(a)アジャストボルト30の螺動操作によって固定具10の固定側添設部12と可動具20の可動側添設部22の対向間隔Gを、図1(A)に示す如く、架台Aの幅寸法Axに応じて調整し、固定具10と可動具20の間に架台を強固に固定できる。このとき、固定具10の固定側添設部12と可動具20の可動側添設部22とがなす外側寸法Lxが広幅の架台Aに対しては大寸法になるものの、狭幅の架台Aに対しては小寸法になり、囲い設置金具100の架台Aからの出張り寸法Bxが常時大なるものになることはない。
(b)アジャストボルト30は固定具10の側に固定されるナット18に螺着されて螺動し、アジャストボルト30の頭部31が係合するボルト係合部23は可動具20の側に設けられる。従って、アジャストボルト30の頭部31が可動具20から突出する突出寸法Pは、常時一定の小寸法となり、囲い設置金具100の架台Aからの出張り寸法Bxを大きくするものにならない。
(c)従って、狭幅乃至広幅の各種架台に兼用できる囲い設置金具100において、各種架台に固定されたときの出張り寸法Bxを可及的に小さくできる。これにより、架台Aの周辺に囲い設置金具100の設置のための広い空きスペースの確保が必要になることがないし、作業者が架台Aに固定された囲い設置金具100の出張り部分との接触を回避する等のためにその作業性を損なうおそれもない。
(d)可動具20が、スライド部21の可動側添設部22に近接する側に、架台の上部に当接し得る当接部25を備える。これにより、可動具20のスライド部21の下面が架台の上部との間に隙間を介して浮いている場合にも、アジャストボルト30の螺動操作力Rに基づいて可動具20に作用する回転モーメントMは、図11(A)に示す如く、上述の隙間を埋めるようにスライド部21の下面に備えた当接部25を介して架台の上部に直に受け止められ、可動具20を上述の隙間相当分だけ傾動させることがない。可動具20は、回転モーメントMの回転力により、スペーサ40の角部を図11(B)に示す如くに架台Aの他側面に接する始点として回転して傾くことなく、その可動側添設部22を架台の他側面に向けて押圧され、架台を安定的に挟着可能にする。
(e)可動具20の可動側添設部22と架台Aの他側面との間に介装されるスペーサ40を有し、このスペーサ40を架台Aの側に押圧する押しボルト41が可動具20の可動側添設部22に螺着される。アジャストボルト30の螺動操作によって、固定具10の固定側添設部12と可動具20の可動側添設部22との間に架台Aを設置した上で、上述の押しボルト41によって上述のスペーサ40を架台Aの側に押圧するものになり、固定具10と可動具20の間に架台Aを一層強固に固定できる。
(f)固定具10がL字状板L1からなり、可動具20がL字状板L2からなる。これにより、固定具10と可動具20を簡易に係着でき、コスト低減できる。
以上、本考案の実施例を図面により詳述したが、本考案の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本考案に含まれる。
本考案によれば、狭幅乃至広幅の各種架台に兼用できる囲い設置金具において、各種架台に固定されたときの出張り寸法を可及的に小さくすることができる。
10 固定具
11 載置部
12 固定側添設部
13 囲い支持部
14 スライドガイド部
18 ナット
20 可動具
21 スライド部
22 可動側添設部
23 ボルト係合部
25 当接部
30 アジャストボルト
31 頭部
40 スペーサ
41 押しボルト
100、100A 囲い設置金具
F 囲い

Claims (4)

  1. 固定具と可動具とを有し、架台の上部に囲いを設置するための囲い設置金具であって、
    固定具は、架台の上部に載置可能にされる載置部と、架台の一側面に添設可能にされる固定側添設部と、載置部に設けられる囲い支持部とを備えるとともに、架台の上部に沿って該架台の一側面から他側面に渡る該架台の幅方向に延在可能にされるスライドガイド部を形成してなり、
    可動具は、固定具が形成してなるスライドガイド部にガイドされて一定のスライド方向にスライド可能にされるスライド部と、架台の他側面に添設可能にされる可動側添設部とを備え、
    固定具の側に固定されるナットのねじ軸を可動具のスライド方向に沿わせて設け、該ナットにはアジャストボルトが螺着され、かつその頭部が係合するボルト係合部を可動具の側に設け、アジャストボルトの螺動操作によって固定具の固定側添設部と可動具の可動側添設部との対向間隔を調整可能にし、固定具の固定側添設部と可動具の可動側添設部との間に架台を挟着可能にする囲い設置金具。
  2. 前記可動具が、スライド部の可動側添設部に近接する側に、架台の上部に当接し得る当接部を備える請求項1に記載の囲い設置金具。
  3. 前記可動具の可動側添設部と架台の他側面との間に介装されるスペーサを有し、このスペーサを架台の側に押圧する押しボルトが可動具の可動側添設部に螺着されてなる請求項1又は2に記載の囲い設置金具。
  4. 前記固定具がL字状板からなり、L字状板の横板部が載置部を構成し、L字状板の縦板部が固定側添設部を構成してなり、
    前記可動具がL字状板からなり、L字状板の横板部がスライド部を構成し、L字状板の縦板部が可動側添設部を構成してなる請求項1乃至3のいずれかに記載の囲い設置金具。
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