JP3212023B2 - 波形付長尺フレキシブル管の寸法計測装置及び製造システム - Google Patents

波形付長尺フレキシブル管の寸法計測装置及び製造システム

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JP3212023B2 JP08900797A JP8900797A JP3212023B2 JP 3212023 B2 JP3212023 B2 JP 3212023B2 JP 08900797 A JP08900797 A JP 08900797A JP 8900797 A JP8900797 A JP 8900797A JP 3212023 B2 JP3212023 B2 JP 3212023B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管軸方向に連続的
に移動する波形付長尺フレキシブル管の波形特徴量を非
接触、光学的に計測する装置、及び波形付長尺フレキシ
ブル管の製造システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】波形付長尺フレキシブル管(以降、波形
管と略す)は、鋼管の管軸方向に沿って一定間隔で波形
を形成させたもので、耐荷重に優れる一方で、薄肉、軽
量、しかも容易に、自由に曲げて使用することができる
ことから種々のものが製造されており、その用途にあわ
せて所定の波形特徴量の計測及び検査が行われている。
【0003】長尺物の外径測定装置として、特開平8−
136228(第一の方法)がある。これは、波形外周
面を有する長尺物(これも波形管と称する)の進行経路
の垂直方向側から、波形管に向けレーザ光を発する投光
器と、該進行経路を挟んで投光器と反対側に投光器から
の光を受ける受光器を備えた装置であって、受光器で受
けた該波形管の径方向の一方側の外縁の投影光の波形状
変化における基準値からの最大値及び最小値と、他方側
の外縁の投影光の波形状変化における基準値からの最大
値及び最小値から、該波形管の最大外径、及び最小外径
を求めるものである。また、本出願人は特公平8−33
356(第二の方法)に示すような波形付フレキシブル
管の波形形状検査方法を開示している。これは、波形管
の進行方向の垂直方向側の片側に該波形管に向けストロ
ボを配置し、もう一方の側にカメラを配置した装置構成
において、該ストロボより光を発し、該光のうち、波形
管に遮られることなく通過した光をカメラで撮像するこ
とで、静止画像を得、該静止画像を画像処理すること
で、該波形管のピッチや波ズレといった特徴量を得るも
のである。即ち、静止画像の適当な領域内を「輪郭追跡
法」によりエッジを求め、該エッジから、波形状の山、
及び谷の該領域内での座標を求め、該座標から波形状の
ピッチと隣接する山−谷、あるいは谷−山の距離を求め
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】水用の配管又は樹脂被
覆等を施すことでガス用の配管として用いられるもの
は、波形寸法が所定の精度を越えるような場合、継手を
介した該波形管どうしの接続に支障を来たし、つまり該
波形管の継ぎ目に隙間が生じ、水漏れ、ガス漏れといっ
た重大災害を引き起こす原因となりかねない。特に、近
年の波形管用継手の短小化という規格変更に伴い、波形
管の最小外径や最大外径は一層厳しい精度が要求されて
いる。そのため、波付け工程後、波形の山径、谷径及び
ピッチ等の形状寸法を正しく計測し、不良品が流出しな
いようにしなければならない。また、造管波付けライン
は、生産性を高めるためにより高速化しており、これに
対応する製造システムが求められている。
【0005】これに対して、第一の方法は、基本的には
レーザ寸法測定器を用いたもので、波形管の走行速度を
ピッチで除した一周期間での受光器の電圧出力の最大値
と最小値を、基準値に対して単に加減算し、山径及び谷
径として換算するものであり、実際の走行速度やピッチ
がズレた場合、実際の山部分又は谷部分を見逃す恐れが
ある。また当然ながらピッチの測定は行うことができな
い。また、本方式ではレーザ走査回数は最大でも400
回/秒程度であり、高速に走行している波形管に対して
は測定ピッチが粗くなり、その電圧出力は平均化される
ため、山部分又は谷部分を示すピーク値を捉えることが
できず、測定精度が低くなるという問題がある。また第
2の方法では、波形のピッチと波ズレ計測をするための
波形管の一方の外縁側の山及び谷の座標を求める方法が
説明されており、外径や谷径の計測については述べられ
ていない。本発明は、高速で走行する波形管の波形のピ
ッチ、山径、谷径等の寸法を、非接触、自動的に信頼性
高く計測検査する装置を提供するとともに、これを備え
た製造システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の波形付長尺フレ
キシブル管の寸法計測装置は、走行する波形付長尺フレ
キシブル管の波形の寸法を画像処理により自動的に計測
する寸法計測装置であって、波形付長尺フレキシブル管
の走行経路を挟んで設けた撮像手段と平行光を照射する
照明手段と、前記撮像手段が静止画像を得られるように
撮像手段又は照明手段のいずれかの遮光速度及びタイミ
ングを制御するシャッタ制御手段と、撮像手段から入力
される静止画像から波形部の外径及びピッチを計測する
画像処理装置とを有し、前記画像処理装置は、画像処理
で波形付長尺フレキシブル管の中心線である真管軸線と
山座標及び谷座標を求め、隣接する対辺の山又は谷から
真管軸線に引いた垂線の長さを加算して山径又は谷径と
して求め、隣接する同一辺の山あるいは谷間の真管軸線
に沿った距離をピッチとして求めることを特徴としてい
る。
【0007】また、本発明の波形付長尺フレキシブル管
の製造システムは、波付け調整手段を有した波付け装置
と、波付け装置で波付けされた波形付長尺フレキシブル
管の走行手段と、波形寸法計測装置とを備えた波形付長
尺フレキシブル管の製造システムにおいて、前記波形寸
法計測装置は、波形付長尺フレキシブル管の走行経路を
挟んで設けた撮像手段と平行光を照射する照明手段と、
撮像手段が静止画像を得られるように撮像手段又は照明
手段のいずれかの遮光速度及びタイミングを制御するシ
ャッタ制御手段と、撮像手段から入力される静止画像に
両側の波形を含むような検査領域を設定して波形部の外
径とピッチを計測する画像処理装置とを有し、前記計測
結果を波付け装置に出力することを特徴としている。本
発明の波形付長尺フレキシブル管の製造システムは、ま
た、前記計測値を予め設定した各々の基準値と比較し、
波形付長尺フレキシブル管の実質的な製品部全長に対し
外径とピッチ寸法の良否を判定するものである。また、
流体配管用波形付長尺フレキシブル管に適用したもので
ある。また、前記画像処理装置は、画像処理で波形付長
尺フレキシブル管の中心線である真管軸線と山座標及び
谷座標を求め、隣接する対辺の山又は谷から真管軸線に
引いた垂線の長さを加算して山径又は谷径として求め、
隣接する同一辺の山あるいは谷間の真管軸線に沿った距
離をピッチとして求めるようにする手段を有したもので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1から図
8を用いて説明する。図1は、本発明の波形付長尺フレ
キシブル管の寸法計測装置及び製造システムを説明する
ためのブロック図である。波形管の製造ラインにおい
て、測定系は波付け装置6の下流に配置される。管軸方
向7に連続的に製造され、進行している波形管1に対し
て、自動シャッタ付CCDカメラ3と平行光を発するこ
とのできる照明手段2を対向させ、撮像された静止画像
の画面内には、波形管1の管直径方向全体が、少なくと
も3ピッチ(波形状の山、及び谷がそれぞれ3つ)以上
含むように配置する。自動シャッタ付CCDカメラ3の
解像度は、前記で設定できる視野の大きさと、計測精度
等を考慮して決定する。波形管1の静止映像を得るため
に、自動シャッタ付CCDカメラ3のカメラ・コントロ
ール・ユニット(以下CCU)4は、該波形管1の製造
速度に応じた速度でシャッタを切れるよう予め調整す
る。該自動シャッタ付CCDカメラ3にて撮像された静
止映像は、即時画像処理装置5に転送され、必要に応じ
て画像改善処理を行った後、適当なスライスレベルを以
て2値化処理を施し、該画像処理装置5のメモリに格納
される。
【0009】図2は、映像入力から、該映像の処理の概
要を示したフローチャートである。該画像処理装置5の
出力信号のうち、処理可能であることを表すBUSY信
号11がOFF状態をであることをCCU4が識別して
シャッタを自動的に切り、シャッタを切った瞬間、CC
U4は露光信号12を該画像処理装置5に出力する。こ
れにより該画像処理装置5は、該露光信号12を検知す
ると直ぐに、該画像処理装置5内の画像処理領域と画像
格納領域を確保し、READY信号13を該CCU4に
返す。さらに該CCU4は、該READY信号13を検
知すると直ぐに該波形管1の静止映像を該画像処理装置
5に出力する。画像処理装置5は後述するようにして特
徴量を計測する。この一連の処理は、公知の技術を用い
て約0.1秒で行うことができる。該静止映像を得るた
めに、本説明では撮像手段として自動シャッタ付CCD
カメラ3、照明方法として平行光を発することのできる
照明手段2との組み合わせを用いたが、特に撮像手段、
及び照明方法は限定するものではない。例えば、撮像手
段は、映像を画像処理装置で処理できるかたちで取得で
きるものであれば、何ら問題はない。さらに、撮像手段
として自動シャッタ付でない一般的なCCDカメラと、
連続発光する照明手段、例えばストロボランプとの組み
合わせでも何ら問題なく静止映像を得ることができる。
また、照明手段2に平行光を出射できるものを採用する
ことにより、該波形管1から生じる乱反射光成分が極端
に少なくなるため、つまり測定精度に影響を与えるノイ
ズを押さえることが可能となる。
【0010】以下、静止2値化画像から波形管1の特徴
量を計測する方法について説明する。図3に、得られた
波形管1の静止映像を画像処理装置5にて2値化して出
力した画像の一例をしめす。外径を求めるために、波形
管1の軸線を求めなければならない。該波形管1は、必
ずしも自動シャッタ付CCDカメラ3と照明手段2の間
を厳密に一定方向に沿って進行しない。つまり図4に示
すように、ある角度θを以て進行する場合が多い。その
ため、該波形管1の軸線を求めるためには、該角度θを
考慮しなければならない。
【0011】図5は、図3の検査領域20における拡大
した静止2値化画像図である。ちなみに、検査領域20
はアイテム毎に定めた固有の領域である。図5におい
て、波形管1の波形状を求めるため、波の山部分と谷部
分を分離するための、仮分離線22、23が、仮管軸線
21に平行に描かれている。ここで、該仮管軸線21
は、画像処理装置が該静止2値化画像をメモリ内に格納
するために、便宜上定めた2次元領域におけるY軸に平
行な直線である。次に図6aをもとに、仮分離線22を
用いて仮山頂点と仮谷頂点を求める方法を説明する。仮
分離線22に対し該2次元領域のX軸の正方向、及び負
方向に最も離れた点を仮山頂点24a、24b、24
c、及び仮谷頂点25a、25b、25cとしてそれぞ
れ求める。それら、仮山頂点24a、24b、24cを
連ねた近似直線26a、仮谷頂点25a、25b、25
cを連ねた近似直線27aをそれぞれ求め、その近似直
線26a、27aの中間直線を真分離線28とする。同
様に、対辺についても仮分離線23を用いて、真分離線
29を求める。その真分離線28、29の中間直線を、
真管軸線30とする。
【0012】一方、波形管1のピッチ等を求めるため
に、波形状の真山頂点、及び真谷頂点を求める必要があ
る。以下図6bをもとに説明する。図6aにおいて、真
分離線28で分離された真山部分31a、31b、31
cと真谷部分32a、32b、32cのそれぞれにおい
て、2次、あるいは3次、円、楕円等の近似法を用いて
近似曲線を求め、その近似曲線の極値を求めることで、
真山頂点33a、33b、33c、及び真谷頂点34
a、34b、34cを求める。これらの結果を用いるこ
とで、ピッチや山の高さ、及び山−谷、あるいは谷−山
の間隔を求めることができる。同様に、反対側も求める
ことができる。また、真山頂点、及び真谷頂点を求める
にあたり、近似法を用いたが、この方法を用いたこと
で、波形管1に、通常許容できる糸ゴミ等が該波形管1
表面に付着していても、それを無視できるレベルで各頂
点を求めることができる。また、波形管1が図4に示す
ようにある角度θを以て、静止2値化画像を得たとして
も、図7a及び図7bに示すように何ら問題なく、該波
形管1の特徴量を求めることができる。
【0013】さらに、山径及び谷径については、各山及
び谷毎に求められる。しかし、図8のように、左右の山
または谷の位置がずれている場合には、波形管の左右の
真山頂点の位置関係からだけでは正確な外径は求められ
ない。そこで、前記求めた真管軸線30を用いる。図8
において、各々真山頂点から、例えばM1、及びM2か
ら真管軸線30に垂線を引き、垂線の長さを山の高さと
し、最も隣接する(この場合、M1とM2は、最も隣接
している。)垂線の長さL1とL2の和を真山頂点M1
とM2の外径即ち山径とする。同様にして、谷径を求め
ることができる。
【0014】以上、求めた波形管1の形状の特徴量であ
る波形状のピッチや山の高さ、及び山径や谷径の結果
を、予め設定しておいた基準値とを比較することで、該
波形管1の良否判定を行うことが可能である。前記計測
は、0.1秒程度の非常に短い時間で連続的に行うこと
が可能であり、しかも非接触であることから、高速走行
している波形管に対しても適用が可能となる。対応でき
る走行速度或いは検査率は、必要計測精度と、対象波形
管サイズとから決まる視野の大きさと、前記計測処理時
間とから求めることができるが、実質上製造される波形
管全長の検査を行うことができる。この判定結果は適切
にデータ処理を行い品質管理情報とすることができるほ
か、適宜表示器等に出力し現場管理に用いることができ
る。さらに、図1に示すよう前記の計測結果をフィード
バック信号14として波付け装置6に転送し、波付け調
整手段を制御することによって、常時安定した波形管1
の製造が可能となる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の波形付長
尺フレキシブル管の寸法計測装置は、連続的に製造され
る波形管を非接触で高速に、ピッチ、山の高さ、最大外
径、及び最小外径の全ての特徴量を計測できるので、波
形管の品質保証を信頼性高く行うことができる。また、
本発明の波形付長尺フレキシブル管の製造システムは、
波形付長尺フレキシブル管の寸法計測装置を有し、その
判定結果をもとに波付け装置を制御するので、効率よく
一定品質の波形管を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するブロック図
【図2】寸法計測のフローチャート
【図3】静止画像例
【図4】軸線が傾いた波形管の例を示す静止画像
【図5】寸法計測方法を説明するための図
【図6】寸法計測方法を説明するための図
【図7】寸法計測方法を説明するための図
【図8】寸法計測方法を説明するための図
【符号の説明】
1 波形管 2 照明手段 3 シャッタ付CCDカメラ 4 カメラコントロールユニット 5 画像処理装置 6 波付け装置 11 BUSY信号 12 露光信号 13 READY信号 14 結果のフィードバック信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−136228(JP,A) 特開 平5−187825(JP,A) 特開 平3−214046(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 102

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行する波形付長尺フレキシブル管の波
    形の寸法を画像処理により自動的に計測する寸法計測装
    置であって、 波形付長尺フレキシブル管の走行経路を挟んで設けた撮
    像手段と平行光を照射する照明手段と、前記撮像手段が
    静止画像を得られるように撮像手段又は照明手段のいず
    れかの遮光速度及びタイミングを制御するシャッタ制御
    手段と、撮像手段から入力される静止画像から波形部の
    外径及びピッチを計測する画像処理装置とを有し、 前記画像処理装置は、画像処理で波形付長尺フレキシブ
    ル管の中心線である真管軸線と山座標及び谷座標を求
    め、隣接する対辺の山又は谷から真管軸線に引いた垂線
    の長さを加算して山径又は谷径として求め、隣接する同
    一辺の山あるいは谷間の真管軸線に沿った距離をピッチ
    として求めることを特徴とする波形付長尺フレキシブル
    管の寸法計測装置。
  2. 【請求項2】 波付け調整手段を有した波付け装置と、
    波付け装置で波付けされた波形付長尺フレキシブル管の
    走行手段と、波形寸法計測装置とを備えた波形付長尺フ
    レキシブル管の製造システムにおいて、 前記波形寸法計測装置は、波形付長尺フレキシブル管の
    走行経路を挟んで設けた撮像手段と平行光を照射する照
    明手段と、撮像手段が静止画像を得られるように撮像手
    段又は照明手段のいずれかの遮光速度及びタイミングを
    制御するシャッタ制御手段と、撮像手段から入力される
    静止画像に両側の波形を含むような検査領域を設定して
    波形部の外径とピッチを計測する画像処理装置とを有
    し、前記計測結果を波付け装置に出力することを特徴と
    する波形付長尺フレキシブル管の製造システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の波形付長尺フレキシブル
    管の製造システムにおいて、前記計測値を予め設定した
    各々の基準値と比較し、波形付長尺フレキシブル管の実
    質的な製品部全長に対し外径とピッチ寸法の良否を判定
    することを特徴とする波形付長尺フレキシブル管の製造
    システム。
  4. 【請求項4】 前記波形付長尺フレキシブル管は流体配
    管用である請求項2又は3記載の波形付長尺フレキシブ
    ル管の製造システム。
  5. 【請求項5】 前記画像処理装置は、画像処理で波形付
    長尺フレキシブル管の中心線である真管軸線と山座標及
    び谷座標を求め、隣接する対辺の山又は谷から真管軸線
    に引いた垂線の長さを加算して山径又は谷径として求
    め、隣接する同一辺の山あるいは谷間の真管軸線に沿っ
    た距離をピッチとして求める請求項2又は3記載の波形
    付長尺フレキシブル管の製造システム。
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