JP3216178U - 墜落防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】格納姿勢において上方に張り出す寸法を小さくし、上方の空間に制限がある場合においても適用することが可能な墜落防止装置を提供する。【解決手段】支柱部材61の基端側は、ベース部材62に対する支柱部材61の揺動の規制を解除した状態において、上下方向の所定範囲内を移動可能にベース部材62に連結されており、格納姿勢において作業姿勢よりも下方に位置している。これにより、格納姿勢において墜落防止装置60の全体の高さ寸法を小さくすることができるので、上方への張出寸法に制限がある箇所にも墜落防止装置60を設置することができ、支柱部材61を保管する場所を別途必要とせず、支柱部材61を作業可能な状態とするための作業効率の向上を図ることが可能となる。【選択図】図5

Description

本考案は、例えば、移動式クレーン等の作業車両の車体の上部に設けられ、車体の上部において高所作業を行う作業者が安全帯のフックを掛ける支柱部材を備えた墜落防止装置に関するものである。
従来の墜落防止装置では、設置個所に固定されるベース部材と、先端部に安全帯のフックまたは親綱を係止する係止部が設けられると共に基端側にベース部材に対して揺動自在に連結される連結部が設けられた支柱部材と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1)。
前記墜落防止装置では、支柱部材の先端部を上方に向けた作業姿勢と、支柱部材の先端部を側方に向けた格納姿勢と、の切り替えが可能となっている。
特開平11−139772号公報
前記墜落防止装置では、格納姿勢とした場合に、支柱部材の全体が上方に張り出した状態となる。このため、前記墜落防止装置は、例えば、クレーン装置のカウンタウエイト等、互いに積層されるウエイトに墜落防止装置を設置する場合など、上方の空間に制限がある場合に適用することが困難であり、支柱部材を着脱する着脱式の墜落防止装置を適用することになる。着脱式の墜落防止装置は、取り外した支柱部材の保管場所の確保が困難な場合や、支柱部材を設置するための作業時間が長時間となって高所作業の作業効率が低下する可能性がある。
本考案の目的とするところは、格納姿勢において上方に張り出す寸法を小さくし、上方の空間に制限がある場合においても適用することが可能な墜落防止装置を提供することにある。
本考案は、前記目的を達成するために、設置個所に固定されるベース部材と、先端部に安全帯のフックまたは親綱を係止する係止部が設けられ、基端側がベース部材に対して揺動自在に連結された支柱部材と、を備え、支柱部材は、先端部を上方に向けた状態でベース部材に対する揺動が規制された作業姿勢と、ベース部材に対する揺動の規制を解除して先端部を側方に向けた格納姿勢と、の切り替えが可能であり、支柱部材の基端側は、ベース部材に対する支柱部材の揺動の規制を解除した状態において、上下方向の所定範囲内を移動可能にベース部材に連結されており、格納姿勢において作業姿勢よりも下方に位置する。
これにより、格納姿勢において支柱部材の基端側の高さ寸法を小さくすることが可能となることから、格納姿勢において墜落防止装置の全体の高さ寸法を小さくすることが可能となる。
本考案によれば、格納姿勢において墜落防止装置の全体の高さ寸法を小さくすることができるので、上方への張出寸法に制限がある箇所にも設置することができ、支柱部材を保管する場所を別途必要とせず、支柱部材を作業可能な状態とするための作業効率の向上を図ることが可能となる。
本考案の一実施形態を示す移動式クレーンの側面図である。 移動式クレーンの背面図である。 墜落防止装置を備えたウエイトの全体斜視図である。 作業姿勢の墜落防止装置を示す図である。 格納姿勢の墜落防止装置を示す図である。 墜落防止装置の要部斜視図である。 墜落防止装置の姿勢の切り替え手順を説明する図である。 墜落防止装置の姿勢の切り替え手順を説明する図である。
図1乃至図8は、本考案の一実施形態を示すものである。
本考案の墜落防止装置を有する移動式クレーン1は、図1に示すように、一般の道路や作業エリア内を走行するための車体10と、クレーン作業を行うためのクレーン装置20と、車体10の走行及びクレーン装置20によるクレーン作業の操作を行うためのキャブ30と、を備えている。クレーン装置20及びキャブ30は、車体10に対して水平方向に旋回可能な旋回台40に支持され、旋回台40の幅方向一方にクレーン装置20が配置され、幅方向他方にキャブ30が配置されている。
車体10は、車輪11を有し、エンジンを動力源として走行する。また、車体10の前側及び後側の左右両側には、クレーン作業時に車体10を持ち上げて支持するためのアウトリガ12が設けられている。
クレーン装置20は、車体10に対して起伏自在に設けられると共に伸縮自在な伸縮ブーム21を有している。
移動式クレーン1では、伸縮ブーム21の先端から荷物を吊り下げた状態における車体の安定性を得るために、図1及び図2に示すように、旋回台40の後部にカウンタウエイト50が着脱自在に装着される。
カウンタウエイト50は、互いに積層される複数の板状のウエイト51と、積層したウエイト51の幅方向両側に連結されるブロック状のウエイト52と、を有している。旋回台40の後部に対してカウンタウエイト50を着脱する際には、油圧アクチュエータにホースを接続する作業やウエイト51にウエイト52を連結する作業等、旋回台40に取り付けられたウエイト51の上面において作業者が作業する高所作業の状態が発生する。
旋回台40の後部に取り付けられたウエイト51の上面で高所作業を行う作業者は、図3に示すように、ウエイト51の外周部に設けられた墜落防止装置60を使用する。
墜落防止装置60は、安全帯のフックを掛けるための支柱部材61と、ウエイト51に固定されたベース部材62と、支柱部材61とベース部材62とを連結する連結部材63と、格納姿勢において支柱部材61の先端側を下方から支持するための支持部材64と、を有している。
支柱部材61は、例えば約1メートルの軸方向寸法を有する円柱状の部材からなり、図3乃至図5に示すように、先端部に安全帯のフックを掛けるためのフック係止部61aが設けられ、図6に示すように、基端部にベース部材62の後述する支柱保持部に嵌合する嵌合部61bが設けられている。また、支柱部材61における嵌合部61bの近傍には、連結部材63の後述する支柱側連結部に対して所定範囲内で周方向及び軸方向に移動を規制する突起部61cが設けられている。
ベース部材62は、図6に示すように、支柱部材61の嵌合部61bが嵌合する円筒状の支柱保持部62aと、支柱保持部62aの外周側において連結部材63を上下方向且つ支柱保持部62aの径方向に案内する一対の案内部62bと、を有している。一対の案内部62bには、連結部材63の後述する連結軸63cが通される長孔62b1がそれぞれ形成されている。長孔62b1は、支柱保持部62aの径方向外側から内側に向かって斜め上方に延びる直線部62b2と、直線部62b2の上端部から屈曲して斜め下方に延びる作業位置保持部62b3と、からなる。
連結部材63は、図4乃至図6に示すように、支柱部材61に連結される支柱側連結部63aと、ベース部材62に連結されるベース側連結部63bと、を有している。
支柱側連結部63aは、円筒状に形成され、支柱部材61の基端側が連結される。支柱側連結部63aには、軸方向に延びると共に軸方向両端部から周方向に延びる長孔63a1が形成され、長孔63a1の範囲内で支柱部材61の突起部61cが移動可能である。
長孔63a1は、図6に示すように、支柱側連結部63aの軸方向に延びる直線部63a2と、直線部63a2の先端側の端部から周方向に屈曲する格納姿勢保持部63a3と、直線部63a2の基端側の端部から周方向に屈曲すると共に軸方向に屈曲して延びる作業姿勢保持部63a4と、からなる。
即ち、支柱部材61は、突起部61cを直線部63a2に位置させると、支柱側連結部63aに対して軸方向に直線部63a2の長さの範囲内で移動自在となる。また、支柱部材61は、突起部61cを格納姿勢保持部63a3に位置させると、軸方向の移動が規制され、嵌合部61bが支柱側連結部63a内周側に位置する状態が保持される。更に、支柱部材61は、突起部61cを作業姿勢保持部63a4に位置させると、軸方向の移動が規制され、嵌合部61bが支柱側連結部63aの基端部から突出した状態が保持される。
ベース側連結部63bは、支柱側連結部63aの基端側の外周部から径方向外側に延びる一対の板状に形成され、ベース部材62の一対の案内部62bの長孔62b1に連結軸63cを介して連結される。連結部材63は、ベース部材62に対して長孔62b1の範囲内で移動自在であると共にベース部材62に対して揺動自在である。
即ち、連結部材63は、図6に示すように、連結軸63cを長孔62b1の直線部62b2に位置させると、ベース部材62に対して支柱側連結部63aの径方向且つ上下方向に移動自在となる。また、連結部材63は、連結軸63cを長孔62b1の作業位置保持部62b3に位置させると、下方への移動が規制され、ベース部材62の上側に位置する状態が保持される。
また、連結部材63は、連結軸63cを長孔62b1の作業位置保持部62b3に位置させた状態で、支柱側連結部63aをベース部材62の支柱保持部62a側に回転させると、支柱保持部62aの上端開口に支柱側連結部63aの基端開口が接続された状態となる。
支持部材64は、板状のウエイト51の外周部におけるベース部材62と間隔をおいた位置に固定されている。支持部材64は、上面に断面V字状の溝が形成されており、V字状の溝に支柱部材61の先端側が係合した状態で支持される。
以上のように構成された墜落防止装置60は、図4に示すように、支柱部材61の先端部を上方に向けた状態でベース部材62に対して支柱部材61の揺動が規制された姿勢である作業姿勢と、図5に示すように、ベース部材62に対して支柱部材61の揺動の規制を解除して支柱部材61の先端部を側方に向けた姿勢である格納姿勢と、の切り替えが可能である。
墜落防止装置60の格納姿勢において、支柱部材61の突起部61cは、図7の上段に示すように、連結部材63の支柱側連結部63aに設けられた長孔63a1の格納姿勢保持部63a3に位置している。また、墜落防止装置60の格納姿勢において、連結部材63のベース側連結部63bの連結軸63cは、ベース部材62の案内部62bに設けられた長孔62b1の直線部62b2の下端に位置している。
墜落防止装置60を格納姿勢から作業姿勢に切り替える場合に、作業者は、まず、支柱部材61を把持し、支柱部材61の下端部を持ち上げるとともに、支柱部材61の先端部を上方に向けて回転させる。このとき、支柱部材61の基端側に連結されている連結部材63は、図7の中段に示すように、ベース部材62の一対の案内部62bの長孔62b1の直線部62b2に沿って斜め上方に移動し、図7の下段に示すように、連結軸63cが長孔62b1の作業位置保持部62b3に位置すると、ベース側連結部63bの上下方向の位置が決められる。また、連結部材63の支柱側連結部63aは、ベース部材62の支柱保持部62aの上方に位置した状態となる。
次に、作業者は、支柱部材61を把持しながら周方向一方に回転させる。このとき、支柱部材61は、突起部61cが長孔63a1の格納姿勢保持部63a3から直線部63a2に移動して下方への移動の規制が解除され、図8の上段に示すように、支柱部材61の自重によって下方に移動する。支柱部材61が下方に移動すると、支柱部材61の基端に位置する嵌合部61bがベース部材62の支柱保持部62aに嵌合し、支柱部材61の揺動が規制される。
最後に、作業者は、支柱部材61を把持しながら周方向他方に回転させる。このとき、支柱部材61は、図8の下段に示すように、突起部61cが長孔63a1の直線部63a2から作業姿勢保持部63a4に移動し、上方への移動が規制される。
即ち、作業者は、片手で支柱部材61を操作することによって、支柱部材61を格納姿勢から作業姿勢に切り替えることが可能となる。
一方、墜落防止装置60を作業姿勢から格納姿勢に切り替える場合に、作業者は、まず、支柱部材61を把持し、支柱部材61を持ち上げながら周方向他方に回転させる。このとき、支柱部材61は、突起部61cが長孔63a1の作業姿勢保持部63a4から直線部63a2に移動し、図8の上段に示すように、上方への移動の規制が解除される。
次に、作業者は、支柱部材61を把持しながら上方に持ち上げた後に周方向一方に回転させる。このとき、支柱部材61が上方に移動すると、支柱部材61は、支柱部材61の基端に位置する嵌合部61bがベース部材62の支柱保持部62aから外れて、支柱部材61の揺動の規制が解除される。また、支柱部材61は、図7の下段に示すように、突起部61cが直線部63a2から格納姿勢保持部63a3に移動し、下方への移動が規制される。
最後に、作業者は、支柱部材61を把持しながら、支柱部材61の先端を側方に向けて回転させるとともに、支柱部材61の基端側を側方に移動させる。このとき、連結部材63の連結軸63cは、図7の中段に示すように、長孔62b1に沿って移動し、図7の上段に示すように、作業位置保持部62b3から直線部62b2の下端部まで移動する。
即ち、作業者は、片手で支柱部材61を操作することによって、支柱部材61を作業姿勢から格納姿勢に切り替えることが可能となる。
また、墜落防止装置60は、作業姿勢から格納姿勢に切り替える場合に、連結部材63が下方に移動することになるので、格納姿勢において支柱部材61の上下方向の寸法を小さくすることができる。
このように、本実施形態の墜落防止装置によれば、支柱部材61の基端側は、ベース部材62に対する支柱部材61の揺動の規制を解除した状態において、上下方向の所定範囲内を移動可能にベース部材62に連結されており、格納姿勢において作業姿勢よりも下方に位置している。
これにより、格納姿勢において墜落防止装置60の全体の高さ寸法を小さくすることができるので、上方への張出寸法に制限がある箇所にも墜落防止装置60を設置することができ、支柱部材61を保管する場所を別途必要とせず、支柱部材61を作業可能な状態とするための作業効率の向上を図ることが可能となる。
また、支柱部材61は、先端部を上方に向けた状態で、支柱側連結部63aに対して上下方向に移動可能な範囲の上端側から下方に移動させることで揺動が規制され、下端側から上方に移動させることで揺動の規制が解除される。
これにより、作業者による簡単な操作で支柱部材61の揺動の規制と揺動の規制の解除とを切り替えることができるので、支柱部材61の格納姿勢と作業姿勢との切り替え作業の作業効率を向上させることが可能となる。
また、支柱部材61は、支柱側連結部63aに対して周方向に回転させることによって、移動可能な範囲の上端側から下方への移動、及び、移動可能な範囲の下端側から上方への移動が規制される。
これにより、支柱部材61を上下方向に移動させるのみで、支柱部材61の揺動の規制と揺動の規制の解除とが切り替えられることはないので、作業者が意図せず支柱部材の揺動の規制と揺動の規制の解除とが切り替わることなく、安全性の向上を図ることが可能となる。
尚、前記実施形態では、墜落防止装置60を移動式クレーン1のクレーン作業に用いられるカウンタウエイト50の板状のウエイト51に設けたものを示したが、これに限られるものではない。高所作業が発生する箇所であれば、例えば、移動式クレーンの車体の上部であってもよい。また、墜落防止装置は、移動式クレーンに限られるものではなく、例えば、荷台を有するトラック車両に適用してもよい。
また、前記実施形態では、墜落防止装置60として安全帯のフックを掛けるためのフック係止部61aを有する支柱部材61を示したが、これに限られるものではない。支柱部材には、例えば、安全帯のフックを掛ける親綱を係止するための親綱係止部を有するものでもよい。
また、前記実施形態では、ベース部材62の案内部62bに形成された長孔62b1に沿って連結部材63を移動させることで、支柱部材61の基端側をベース部材62に対して上下方向に移動させるようにしたものを示したが、これに限られるものではない。例えば、支柱部材61とベース部材62とをリンク状の部材で連結することによって、ベース部材62に対して支柱部材61の基端側を上下方向に移動させるようにしてもよい。
50…カウンタウエイト、51…ウエイト、60…墜落防止装置、61…支柱部材、61a…フック係止部、61b…嵌合部、61c…突起部、62…ベース部材、62a…支柱保持部、62b…案内部、62b1…長孔、62b2…直線部、62b3…作業位置保持部、63…連結部材、63a…支柱側連結部、63a1…長孔、63a2…直線部、63a3…格納姿勢保持部、63a4…作業姿勢保持部、63b…ベース側連結部、63c…連結軸。

Claims (3)

  1. 設置個所に固定されるベース部材と、
    先端部に安全帯のフックまたは親綱を係止する係止部が設けられ、基端側がベース部材に対して揺動自在に連結された支柱部材と、を備え、
    支柱部材は、先端部を上方に向けた状態でベース部材に対する揺動が規制された作業姿勢と、ベース部材に対する揺動の規制を解除して先端部を側方に向けた格納姿勢と、の切り替えが可能であり、
    支柱部材の基端側は、ベース部材に対する支柱部材の揺動の規制を解除した状態において、上下方向の所定範囲内を移動可能にベース部材に連結されており、格納姿勢において作業姿勢よりも下方に位置する
    墜落防止装置。
  2. 支柱部材は、連結部材を介してベース部材に連結されており、
    連結部材は、支柱部材に連結する支柱側連結部と、ベース部材に連結するベース側連結部と、を有し、
    ベース側連結部は、ベース部材に対して上下方向の所定範囲内を移動自在且つ揺動自在に連結され、
    支柱側連結部は、支柱部材の基端側において、支柱部材の軸方向の所定範囲内を移動可能に連結され、
    支柱部材は、先端部を上方に向けた状態で、支柱側連結部に対して上下方向に移動可能な範囲の上端側から下方に移動させることで揺動が規制され、下端側から上方に移動させることで揺動の規制が解除される
    請求項1に記載の墜落防止装置。
  3. 支柱部材は、支柱側連結部に対して周方向に回転させることによって、移動可能な範囲の上端側から下方への移動、及び、移動可能な範囲の下端側から上方への移動が規制される
    請求項2に記載の墜落防止装置。
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