JP3218655U - 立ち姿勢による草刈鋏 - Google Patents
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Abstract
【課題】車輪の取り外しが容易であり、鋏の開閉によっても安定した走行を可能にした車輪付き草刈鋏を提供する。【解決手段】立ち姿勢による草刈鋏であって、刃支持軸6で開閉自在に軸支する一対の刃体4、5の基端部を、所定の長さを有する一対の柄1の先端部に連結し、保持部材31により保持された車輪32を有する。保持部材は、車輪を回転可能に保持する車輪保持部と、刃支持軸6に取り付ける刃体取付部を有する。刃体取付部には、前後方向を長手方向とする差込溝が形成され、差込溝に刃支持軸を取り付けている。刃支持軸は刃体の開閉に応じて前後にスムーズに摺動する。また、刃支持軸を差込溝から抜き取ることで保持部材を容易に草刈鎌から着脱をすることができる。【選択図】図1
Description
この考案は、立った姿勢で雑草や芝などの草刈を行うことができる草刈鋏に関する。
手動式の草刈り鋏において屈みこんだ作業を軽減するために比較的長尺な柄の先端部分に連結部品を介して、開閉自在とする一対の刃体の基端部を軸支することによって、柄の開閉動作を刃体の開閉動作に伝える構造が開示されている。
また、比較的長尺な柄の先端に刃体を備える草刈鋏の場合に重量が重くなることから、車輪を設けて前進し易くして草刈りを容易にするものがあった。特許文献1には、第1、2の鋏刃体の上面もしくは下面側に着脱自在な支持杆を第1、2の鋏刃体の後方に延びるように取り付け、支持杆の後端側に接地用の車輪を設けた構造が開示されている。この構造では、第1、2の鋏刃体は開閉運動し、同時に車輪を接地させて前進することにより、草刈り作業を行うことができる。
特許文献1に記載の構成のように、従来から草刈鋏に車輪を取り付け、使用者が押し進めて草刈りを容易にする技術は存在した。しかし、地面に沿って生える草だけでなく、草刈鋏を持ち上げて木に生える葉も刈ることがあり、この場合には取り付けた車輪を外すことが好ましい。
しかし、車輪を取り付けた草刈鋏は、柄の先端と刃体とが連結している構成であるため、柄と刃体が開閉して動き、動かない位置に車輪を取り付けるためには刃体を支持する支持軸に取り付けるしかなかった。従来技術における車輪付き草刈鋏は刃体を支持する支持軸に直接取り付けるため、車輪を外そうとすると刃体も外れてしまい、容易に車輪を外すことができなかった。そこで、簡単に取り外すことができる車輪及びその保持部材が求められていた。
また、草刈鋏の車輪は、鋏の開閉によって刃体が前後する。支持軸に直接車輪が取り付けられた場合、この動きが直接車輪に影響を受け、不安定な状況となる。そこで、鋏の開閉によっても安定的に車輪による走行が可能な草刈鋏が求められていた。
そこで、車輪の取り外しが容易であり、鋏の開閉によっても安定した走行を可能にした車輪付き草刈鋏を提供するものである。
上記目的を達成する、請求項1記載の考案は、刃支持軸で開閉自在に軸支する一対の刃体の基端部を、所定の長さを有する一対の柄の先端に連結し、保持部材により保持された車輪を有する立刈り用の草刈鋏であって、前記保持部材は、車輪を回転可能に保持する車輪保持部と、刃支持軸に取り付ける刃体取付部を有するものであって、前記刃体取付部は、前後方向を長手方向とする差込溝が形成され、該差込溝に前記刃支持軸を取り付けたことを特徴とする。
また、保持部材の刃体取付部は、先端が開放された中央の差込溝と、該差込溝の両側で延長された取付本体とからなり、差込溝は、一対の刃体を閉じた状態における刃支持軸の位置から一対の刃体を開いた状態における刃支持軸の位置まで形成したことが好ましい。
また、刃支持軸は、刃体とともに、刃体の裏面側ですべり片を軸支するものであって、前記すべり片は、下面を半球状とした接地部と、該接地部の上面である水平面の幅方向中央付近で突出して前記刃体に接する突出部と、からなり、前記突出部により前記刃体と前記水平面の間に隙間を形成し、前記保持部材の取付本体を、前記隙間に挿入して着脱自在に取り付けたことが好ましい。
また、保持部材は、前方の刃体取付部と後方の車輪保持部との間に左右方向に開閉ガイド溝を有し、刃体の基端部を柄の先端に連結する連結支持軸の下端は、前記保持部材の前記開閉ガイド溝を介して左右方向に摺動可能にしたことが好ましい。
請求項1記載の考案によれば、車輪を保持した保持部材が差込溝により刃体に取り付けられることで、刃体の開閉に応じて摺動するのみならず、差込溝から抜き取ることで保持部材を草刈鎌から着脱を容易にすることができる。
請求項2記載の考案は、差込溝の先端が開放されていることから容易に着脱することができる。また、刃体の開閉によって生じる刃体の前後の動きが差込溝を通じて行われ、言わば刃体の前後の動きが差込溝により車輪に直接伝わらないことになるため、安定的な走行をすることが可能になる。
請求項3記載の考案によれば、すべり片により形成された刃体との間の隙間に保持部材を通すことにより、すべり片を軸支する刃支持軸を緩めることで保持部材を外すことができ、容易に車輪を草刈鎌から取り外すことが可能になる。
請求項4記載の考案によれば、柄の開閉に応じたガイド溝を有し、このガイド溝を通じて柄と刃体とを連結する部分でも保持部材を開閉自在に支持することで、2点支持により保持部材の安定的な支持が可能になる。
以下、本考案に係る立ち姿勢による草刈鋏の実施形態を添付の図面に基づいて説明する。本実施例に関し、図1に示す草刈鋏の形態を使用状態として説明し、刃先の先端側を前方、刃先から車輪32の方向を後方、刃体4、5の開く方向を側方、刃体4、5から接地面側を下方、その反対を上方として説明する。
本実施形態の立ち姿勢による草刈鋏の基本的な形態は、図1、2に示すように、交差部分を柄支持軸2によって回動自在に軸支した一対の柄1、1と、刃支持軸6で開閉自在に軸支する一対の刃体4、5で構成し、立ち姿勢で柄1、1の把持部3、3を持って左右に開閉することによって、刃体4、5を開閉して草刈り作業を行うものである。2本の柄1、1は略X字状で交差し、柄1、1の先端で連結具7、7を介して刃体4、5に連結している。
草刈鋏は、保持部材31により車輪32を安定的かつ着脱自在に保持したものである。車輪32は、刃体4、5の基端部や連結具7、7による柄1、1と刃体4、5との連結位置よりも後方に配置され、車輪32は保持部材31ごと刃体4、5から着脱することができる。
図3に示すように、保持部材31は、車輪32を回転自在に保持する車輪保持部33と、刃体側に差し込む刃体取付部34と、柄の先端側と連結する刃体ガイド部35、35とからなる。
車輪保持部33は、保持部材31の後端側へ略U字状に突出し、車輪32の両側方から車軸の両端を回転自在に保持している。この車輪保持部33の前端から両側方に延長した刃体ガイド部35、35が形成され、刃体ガイド部35、35には両側方に延長するガイド溝35a、35aが形成される。
刃体取付部34は、両側方に延長した刃体ガイド部35、35の中央付近から前方に向けて形成される。この刃体取付部34は、刃体ガイド部35、35から前方に向けて延長する取付本体34b、34bが形成され、その取付本体34b、34bの間に差込溝34aが形成される。この2つの取付本体34b、34bは各々平行に延長され、先端が結合せずに開放している。そのため、2つの取付本体34b、34bとの間に前後に長尺な差込溝34aが形成される。差込溝34aは、その左右方向中心線と車輪保持部33の左右方向中心線が一致し、底面視において一直線上に位置するように形成している。
2つの取付本体34b、34b間の長さとなる差込溝34aの溝幅は、後述するすべり片21の突出部22、23の左右の寸法及び刃支持軸6の直径とを略同じとする。このようにすることで、2つの取付本体34b、34bが突出部22、23と刃支持軸6を挟み込むようにし、すべり片21の突出部22、23により形成された刃体4、5とすべり片21との間の隙間Sに取付本体34b、34bを挿入することで、保持部材31を保持している。
次に、保持部材31の刃体取付部34を取り付ける部位について説明する。図2、3に示すように、刃体4、5の下方にすべり片21を取り付ける。このすべり片21は、取り付けた状態で下面側となる表面を半球状とした接地部25を有し、接地部25の中央を貫通するように刃体4、5の裏面側から刃体支持軸6を挿入する。この刃体支持軸6は、刃体4、5の交差位置を通じて刃体4、5を開閉自在に固定し、刃体4、5の表面側では先端のボルトに調整ネジ17を螺入し、この調整ネジ17を回転することで、軸支した刃体支持軸6が緩むようにしている。
この下面側に半球状となる接地部25により、接地した状態で刃体4、5が地面に直接当たらないようにし、なおかつ、前後方向に移動してもスムーズに草刈り作業を進めることができる。
図3、4に示すように、すべり片21は接地部25の上面側が円形の水平面24となり、前方側と後方側の中央位置に、水平面24から上方に突出する突出部22、23が形成される。具体的には、円形の水平面24の外縁に沿った扇型の突出部であり、前述のとおり刃体取付部34の差込溝34aの溝幅と略同一の幅を有する。この突出部22、23によってすべり片21の水平面24と、刃体4、5の裏面との間に隙間Sを形成し、この隙間Sに刃体取付部34を挿入して取り付けることができる。
刃体取付部34は、閉鎖時に下方に位置する刃体5と、すべり片21の突出部22、23との間に形成された隙間Sに挿入することで、保持部材31を安定的に保持することが可能になり、保持部材31を取り外すときにも、刃体取付部34を隙間Sから抜けば、完全に刃体支持軸6を外さずに取り外すことができる。また、この構造は、後述のとおり、刃体4、5の開閉による前後運動に対応することができ、安定した開閉を実現することができる。
次に、草刈鋏の柄1、1と刃体4、5との連結構造と、刃体ガイド部35、35によるガイド及び取付について説明する。図2に示すように、柄1、1と刃体4、5とは連結具7、7により取り付けられる。
連結具7、7は、垂直片7a、7a及び水平片7b、7bからなる略L字形状であり、水平片7b、7bは垂直片7a、7aの下端部から柄1、1の内方、すなわち、一方の柄1から他方の柄1側に向けて突出している。
連結具7、7の垂直片7a、7aは柄1、1の先端部内側面に当接して、回動軸10により軸支され、水平片7b、7bは一対の刃体4、5をそれぞれ連結支持軸11、11により軸支している。前述のとおり、刃体4、5は長手方向中央付近において刃支持軸6により回動自在に軸支されている。
この連結具7、7の水平片7b、7bと刃体4、5との固定にあたり、連結支持軸11、11にバネ12、12を挿入し、刃体4、5の開閉にあたり生じる上下の歪みを解消する。つまり、図5に示すように、閉鎖時の刃体4、5では水平片7b、7bが略水平状に位置するが、開放時の刃体4、5では柄1、1が左右に開くため、水平片7b、7bも傾く。この傾いた状態でも水平片7b、7bを下方に押さえつけないとスムーズな開閉が困難となるため、バネ12、12による押圧が必要となる。なお、刃体4、5には複数のワッシャ13、13を配置して、刃体4、5との高さ方向の違いを解消しておくと好ましい。
連結支持軸11、11により連結具7、7を介して柄1、1と刃体4、5とを連結しているところ、連結支持軸11、11は刃体4、5の裏面側でナット14、14により固定している。この固定状態でナット14、14より突き出た連結支持軸11、11の先端が保持部材31の左右の刃体ガイド部35、35のガイド溝35a、35aを通っている。なお、他の実施形態により、ナット14、14による固定がガイド溝35a、35aの裏面側で固定されるものであってもよい。
図5に示すように、使用者が柄1、1を開閉することにより、刃体4、5が開閉する。このとき、連結具7、7により支持された連結支持軸11、11が開閉に応じて内向きに傾斜するが、上方からバネ12、12による押圧により維持している。図6に示すように、連結支持軸11、11の下端がガイド溝35a、35aを有する保持部材31によりガイドされていることにより、さらに安定しかつスムーズな開閉が実現される。また、刃体4、5の開閉により、刃支持軸6が保持部材31の差込溝34aに沿って後方向に後退することをガイドし、安定した開閉が実現されている。これらの刃体4、5を安定させるとともに、車輪32を保持して安定した走行が可能になる。
図6に示すように、刃体4、5の開閉によるすべり片21の前後運動について説明する。図6において、刃体4、5を閉じている状態を実線で示し、刃体4、5を開いた状態を破線で示している。刃体4、5を閉じている状態では、すべり片21及び刃体支持軸6は、刃体取付部34の差込溝34aの先端付近に位置し、先端側(刃先側)の突出部23は差込溝34aに挿入されていない状態となる。
一方、柄1、1を開いて刃体4、5を開いた状態では刃体4、5の基端部分が刃体ガイド部35、35によりガイドされて側方に開くため、刃体支持軸6及びすべり片21は差込溝34aに沿って後方へ移動する。刃体4、5の開閉により、刃体支持軸6及びすべり片21は前後方向に移動することとなるが、差込溝34aにより摺動可能にしていることからこの移動がスムーズになるだけでなく、この移動による衝撃を差込溝34aが吸収することから車輪32による前後方向への移動もスムーズになる。
また、本実施形態では、車輪32の半径を大きくし、刃体4、5を水平にして車輪32を接地するとすべり片21が接地しない構成としている。さらに、刃体5の刃先を通る車輪32の接線よりも下方にすべり片21の下端部が位置する構成としている。これにより、車輪32で走行する場合と、すべり片21を接地する場合とを使用者が柄1、1を傾けて選択することができるようにしている。
また、車輪32はその外周面に円周方向に所定の間隔を置いて複数の歯32aを有している。歯32aは円周方向に開口する凹みを左右に所定の間隔で並ぶよう設け、柄1、1を左右に動かして刃体4、5の開閉動作を行っても、刃体4、5の水平を安定して保つことができる。
また、草刈鋏は、柄1、1と連結具7、7とを回動軸10、10により軸支し、回動軸10に係合させた調整ネジ15を緩めることによって回動軸10、10を支点として刃体4、5を上下に回動させることができる。好みの回動位置で調整ネジ15を締付けることによって柄1、1と刃体4、5とが所望の角度を維持することができる。例えば、図1に示す柄1、1を斜め下方に向けて刃体4、5を水平方向に向けた立ち姿勢による使用状態から、調整ネジ15を緩めて刃体4、5を柄1、1側に回動することで、図7に示す刃体4、5を柄1、1と平行に並ぶよう折り返すことができる。
このように折り返すことで、柄1、1との接触を防止して刃体4、5を安全に収納し、保管や搬送時などにも安全に取り扱うことができる。さらに、この折り返した状態では柄1、1の先端部よりも下方に車輪32のみが位置して、車輪32を回転させながら引きずり搬送することができる。
1…柄、4、5…刃体、6…刃支持軸、11…連結支持軸、21…すべり片、22…突出部、23…突出部、24…水平面、25…接地部、31…保持部材、32…車輪、33…車輪保持部、34…刃体取付部、34a…差込溝、34b…取付本体、35a…ガイド溝、S…隙間
Claims (4)
- 刃支持軸で開閉自在に軸支する一対の刃体の基端部を、所定の長さを有する一対の柄の先端に連結し、保持部材により保持された車輪を有する立刈り用の草刈鋏であって、
前記保持部材は、車輪を回転可能に保持する車輪保持部と、刃支持軸に取り付ける刃体取付部を有するものであって、
前記刃体取付部は、前後方向を長手方向とする差込溝が形成され、該差込溝に前記刃支持軸を取り付けたことを特徴とする草刈鋏。 - 保持部材の刃体取付部は、先端が開放された中央の差込溝と、該差込溝の両側で延長された取付本体とからなり、
差込溝は、一対の刃体を閉じた状態における刃支持軸の位置から一対の刃体を開いた状態における刃支持軸の位置まで形成したことを特徴とする請求項1に記載の草刈鋏。 - 刃支持軸は、刃体とともに、刃体の裏面側ですべり片を軸支するものであって、
前記すべり片は、下面を半球状とした接地部と、該接地部の上面である水平面の幅方向中央付近で突出して前記刃体に接する突出部と、からなり、
前記突出部により前記刃体と前記水平面の間に隙間を形成し、
前記保持部材の取付本体を、前記隙間に挿入して着脱自在に取り付けたことを特徴とする請求項2に記載の草刈鋏。 - 保持部材は、前方の刃体取付部と後方の車輪保持部との間に左右方向に開閉ガイド溝を有し、
刃体の基端部を柄の先端に連結する連結支持軸の下端は、前記保持部材の前記開閉ガイド溝を介して左右方向に摺動可能にしたことを特徴とする請求項1、2または3のいずれかに記載の草刈鋏。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018003190U JP3218655U (ja) | 2018-08-20 | 2018-08-20 | 立ち姿勢による草刈鋏 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018003190U JP3218655U (ja) | 2018-08-20 | 2018-08-20 | 立ち姿勢による草刈鋏 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3218655U true JP3218655U (ja) | 2018-11-01 |
Family
ID=64012586
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2018003190U Active JP3218655U (ja) | 2018-08-20 | 2018-08-20 | 立ち姿勢による草刈鋏 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3218655U (ja) |
-
2018
- 2018-08-20 JP JP2018003190U patent/JP3218655U/ja active Active
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